JPH1151219A - 湯水の圧力バランサ - Google Patents

湯水の圧力バランサ

Info

Publication number
JPH1151219A
JPH1151219A JP21986797A JP21986797A JPH1151219A JP H1151219 A JPH1151219 A JP H1151219A JP 21986797 A JP21986797 A JP 21986797A JP 21986797 A JP21986797 A JP 21986797A JP H1151219 A JPH1151219 A JP H1151219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
hot
housing
valve portion
seal ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21986797A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Hashimoto
衛 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP21986797A priority Critical patent/JPH1151219A/ja
Publication of JPH1151219A publication Critical patent/JPH1151219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】湯水混合水栓における一次側の湯の圧力と水側
の圧力とをバランスさせる湯,水の圧力バランサにおい
て、バランス弁体がストローク一杯まで移動してもなお
圧力差を吸収できず、その差圧に基づいてバランス弁体
とハウジング内面との間のクリアランスにより水或いは
湯が反対側に回り込んで、後続の湯水混合水栓における
混合弁部での温度調節が良好に行えなくなる問題を解決
する。 【解決手段】圧力バランサ10において、仕切弁部26
の軸心方向中間部に環状溝32を形成してその内部に、
弾性変形によって拡径・縮径可能なシールリング36
を、その外周面40がハウジング12の内面13Aに滑
動可能に嵌合する状態で装着する。そして水側室28と
湯側室30との差圧によりシールリング36を環状溝3
2の側面34A又は34B及びハウジング内面13Aに
押し付けてシール作用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は湯水混合水栓にお
ける一次側の湯の圧力と水の圧力とをバランスさせる圧
力バランサに関する。
【0002】
【従来の技術】供給された湯と水とを所定比率で混合
し、求める温度の温水としてこれを吐水する湯水混合水
栓が広く用いられている。ところでこの湯水混合水栓に
おいては、供給される湯と水との圧力が不均等であった
り大きく変動したりすると、温度調節を円滑且つ正確に
行えなくなる問題がある。
【0003】そこで湯水混合水栓における一次側の湯及
び水の圧力を圧力バランサでバランスさせた上で、これ
を湯水混合水栓の混合弁部に供給するといったことが行
われている。
【0004】図8はこの種圧力バランサ200の従来の
一例を示したものである。同図において202は円筒形
状のハウジングであり、このハウジング202には、水
流入口204,湯流入口206,水出口208,湯出口
210がそれぞれ形成されている。このハウジング20
2の内部には、バランス弁体212が移動可能に収容さ
れている。
【0005】このバランス弁体212は、軸部(連結
部)214と、軸部214に一体的に且つ大径に設けら
れた仕切弁部216とを有している。仕切弁部216
は、ハウジング202の内面に軸心方向にスライド可能
に嵌合されており、この仕切弁部216によってハウジ
ング202の内部が、水流入口204及び水出口208
に連通する水側室218と、湯流入口206及び湯出口
210に連通する湯側室220とに区画されている。
【0006】軸部214の図中左右方向両端部には水側
弁部222と湯側弁部224とが、軸部214と一体的
に且つこれよりも大径に設けられており、これら水側弁
部222と湯側弁部224とがそれぞれハウジング20
2の内面にスライド可能に嵌合されている。
【0007】ここで水側弁部222は、水流入口204
の開度を広く又は狭く変化させて水の流入量を調節する
作用をなし、また同じく湯側弁部224は、湯流入口2
06の開度を狭く又は広く変化させて湯流入口206か
らの湯の流入量を調節する作用をなす。尚、軸部214
は内部中空構造とされていて、その中空内部と外部とが
連通口226にて連通状態とされている。
【0008】この圧力バランサにおいては、バランス弁
体212における水側室218及び湯側室220に対す
る軸心方向、つまりバランス弁体212の移動方向の受
圧面積が等しくされており、従って水流入圧力が強けれ
ばバランス弁体212は図中左向きに移動して水側弁部
222が水流入口204の開度を狭く変化させ、また同
時に湯側弁部224が湯流入口206の開度を広く変化
させる。
【0009】この結果水流入口204からの水流入量が
少なくなるとともに湯流入口206からの湯流入量が多
くなり、そして水流入圧力及び湯流入圧力が等しいとこ
ろでバランス弁体212がバランスしてそこに停止し、
水出口208からの水の流出圧力、湯出口210からの
湯の流出圧力をバランスさせるのである。
【0010】そしてその圧力バランスされた水と湯とが
湯水混合水栓における混合弁部232へと流入し、そし
てそこで水と湯とが所定比率で混合された上、吐水され
る。
【0011】具体的には、圧力バランサ200から流出
した水と湯とは、混合弁部232(図7)の水流入口2
34と湯流入口236とから内部に流入し、そして混合
水の温度に感応して伸縮する感温エレメント238の伸
縮動作に伴う弁体240の位置移動によって、その水流
入口234及び湯流入口236からの水と湯の流入量が
自動調節され、これにより混合水が適温化された上で混
合弁部232における流出口242から流出する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの圧力バラ
ンサ200においては、一次側の水流入圧力及び湯流入
圧力の差に基づいてバランス弁体212がハウジング2
02内において応答性良く軽やかにバランス位置まで移
動できるように、仕切弁部216,水側弁部222及び
湯側弁部224の各外周面とハウジング202の内面と
の間に所定の嵌合クリアランスCが確保されている。
【0013】そしてこのクリアランスCに起因して以下
のような不都合が生じていた。即ち、例えば湯側の流入
圧力が水側の流入圧力に対して著しく大きいときに、図
8に示しているようにバランス弁体212がストローク
一杯まで図中右側に移動しても尚圧力差が解消せず、湯
流入口206から湯が上記クリアランスCを通じてハウ
ジング202内に流入し、更に湯側室220から仕切弁
部216とハウジング202との間のクリアランスCを
通じて水側室218に回り込んで水出口208から流出
してしまうといった問題を生じるのである。
【0014】そしてこのように湯側室220から水側室
218へと湯の漏れが生じると、後続の湯水混合水栓に
おける混合弁部232において良好に温度調節を行うこ
とができなくなってしまう。
【0015】例えば混合弁部232において湯流入口2
36から流入する湯の温度が80℃,水流入口234か
ら流入する水の温度が20℃で、これを混合して流出口
242から40℃の温水を流出する場合を考えた場合、
上記湯の回り込み(漏れ)に起因して水流入口234か
ら50℃のお湯が流入してしまうと、流出口242から
40℃の温水を流出することはできなくなってしまい、
混合弁部232から所望の温度の混合水を吐出し得なく
なってしまう。
【0016】尤も、上記嵌合クリアランスCによる湯又
は水の漏れを防止するため、仕切弁部216の外周面に
Oリングを装着し、そのOリングをハウジング202の
内面に弾性接触させるといったことも考えられる。
【0017】しかしながらこのようにした場合、Oリン
グの装着によってバランス弁体212が移動するときに
大きな摺動抵抗が発生し、これによりバランス弁体21
2が円滑且つ応答性良く速やかに移動できなくなって、
一次側の湯と水の圧力を応答性良くバランスし得なくな
ったり、或いはまた適正なバランス位置までバランス弁
体212が移動しなくなるといった問題を生ずる。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願の発明の湯,水の圧
力バランサはこのような課題を解決するためになされた
ものである。而して請求項1の湯水の圧力バランサは、
(a)ハウジングと、(b)該ハウジングに形成され
た、湯水混合水栓における一次側の水及び湯を該ハウジ
ング内に流入させる水流入口及び湯流入口と、(c)
(イ)該ハウジングの内面にスライド可能に嵌合され
て、該ハウジング内部を前記水流入口に連通する水側室
と前記湯流入口に連通する湯側室とに仕切る仕切弁部、
(ロ)該仕切弁部と一体に移動して前記水流入口の開度
を広く又は狭く変化させる水側弁部及び前記湯流入口の
開度を狭く又は広く変化させる湯側弁部、(ハ)それら
仕切弁部、水側弁部及び湯側弁部を連結する連結部を備
えたバランス弁体と、を有し、該バランス弁体が前記水
側室と湯側室との圧力差を解消する方向に移動すること
によって、湯水混合水栓における一次側の湯の圧力と水
の圧力とをバランスさせる形式の湯水の圧力バランサに
おいて、前記仕切弁部における前記ハウジング内面に対
する嵌合面又は該ハウジングの対応する内面に環状溝を
形成して該環状溝に拡径・縮径方向に弾性変形するシー
ルリングを配置し、前記水側室と湯側室との差圧により
該環状溝の側面に対して該シールリングの対応するシー
ル面を押圧してそれらの間の隙間をシールするととも
に、該差圧により該シールリングを前記仕切弁部の嵌合
面と前記ハウジング内面との嵌合隙間を遮断する方向に
拡径又は縮径変形させて、前記水側室と湯側室との間の
隙間をシール作用させるようになしたことを特徴とす
る。
【0019】請求項2の湯水の圧力バランサは、請求項
1において、前記シールリングには周方向所定個所に切
れ目が全幅に亘って形成されており、該切れ目に基づい
て該シールリングが拡径・縮径方向に弾性変形可能とさ
れていることを特徴とする。
【0020】請求項3の湯水の圧力バランサは、請求項
1,2の何れかにおいて、前記環状溝が前記仕切弁部の
外周側嵌合面に形成されていて該環状溝に前記シールリ
ングが配置されており、且つ該シールリングは、常時は
該ハウジング内面に対して滑動可能とされているととも
に、前記差圧により拡径変形して外周側のシール面が該
ハウジングの内面に押圧され、シール作用するようにな
されていることを特徴とする。
【0021】請求項4の湯水の圧力バランサは、請求項
1,2の何れかにおいて、前記環状溝が前記仕切弁部の
外周側嵌合面に対応する前記ハウジングの内面に形成さ
れていて該環状溝に前記シールリングが配置されてお
り、且つ該シールリングは、常時は該仕切弁部に対して
滑動可能とされているとともに、前記差圧により縮径変
形して内周側のシール面を該仕切弁部の外周側嵌合面に
押圧し、シール作用するようになされていることを特徴
とする。
【0022】請求項5の湯水の圧力バランサは、請求項
1〜4の何れかにおいて、前記仕切弁部が環状をなして
いて内周側嵌合面が前記ハウジングの対応する内面にス
ライド可能に嵌合されており、前記環状溝が該仕切弁部
の内周側嵌合面に対応するハウジング内面に形成されて
いて、該環状溝に前記シールリングが配置されており、
且つ該シールリングは、常時は該仕切弁部に対して滑動
可能とされているとともに、前記差圧により拡径変形し
て外周側のシール面を該仕切弁部の内周側嵌合面に押圧
し、シール作用するようになされていることを特徴とす
る。
【0023】請求項6の湯水の圧力バランサは、請求項
1〜4の何れかにおいて、前記仕切弁部が環状を成して
いて内周側嵌合面が前記ハウジングの対応する内面にス
ライド可能に嵌合されており前記環状溝が該仕切弁部の
内周側嵌合面に形成されていて、該環状溝に前記シール
リングが配置されており、且つ該シールリングは、常時
は該ハウジングの内面に対して滑動可能とされていると
ともに、前記差圧により縮径変形して内周側のシール面
を前記ハウジング内面に押圧し、シール作用するように
なされていることを特徴とする。
【0024】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の圧力バ
ランサは、仕切弁部におけるハウジング内面に対する嵌
合面又はハウジングの対応する内面に環状溝を形成し
て、そこに拡径・縮径方向に弾性変形するシールリング
を配置し、水側室と湯側室との差圧によりその環状溝の
側面に対してシールリングの対応するシール面を押圧す
るとともに、その差圧により仕切弁部の嵌合面とハウジ
ング内面との嵌合隙間を遮断する方向にそのシールリン
グを拡径又は縮径変形させ、以て水側室と湯側室との間
の隙間をシール作用させるようになしたもので、この請
求項1の圧力バランサにあっては、バランス弁体がスト
ローク一杯まで移動してもなお解消できないような差圧
が水側室と湯側室との間に生じているとき、その差圧に
基づいてシールリングが水側室と湯側室との隙間をシー
ルする状態となり、従って圧力の高い側の水又は湯が反
対側に回り込んで(漏れて)、後続の湯水混合水栓にお
ける混合弁部での温度調節作用が良好に行えなくなると
いった問題を解決することができる。
【0025】一方においてこの圧力バランサは、上記差
圧が発生したときにその差圧によって初めてシールリン
グが仕切弁部の嵌合面とハウジング内面との嵌合隙間を
遮断する方向に拡径又は縮径変形するものであって、通
常時は変形前の元形状に復帰した状態にあり、従ってそ
の復帰形状での外径寸法又は内径寸法を適当に設定して
おくことによって、通常時即ちバランス弁体の移動時に
はそのシールリングによる摺動抵抗が発生しないように
することができる。従ってバランス弁体を軽やかに移動
させ得て、一次側の水の圧力と湯の圧力とを良好にバラ
ンス作用させることができる。
【0026】請求項2の圧力バランサは、上記シールリ
ングの周方向所定個所に全幅に亘って切れ目を設け、そ
の切れ目に基づいてシールリングを拡径・縮径方向に弾
性変形させるようになしたもので、このようにすればシ
ールリングを容易に且つ比較的大きく弾性変形させるこ
とができ、隙間を効果的にシールすることができる。
尚、このシールリングはスパイラル状に形成されている
ものを用いることも可能である。またその切れ目は周方
向に対して斜めの切れ目とすることができる。
【0027】本発明においては、上記仕切弁部の外周側
嵌合面に環状溝を形成してそこにシールリングを配置
し、上記差圧発生時にその差圧によりシールリングを拡
径変形させて、外周側のシール面をハウジング内面に押
圧し、仕切弁部の外周側嵌合面とハウジング内面との間
の嵌合クリアランスを遮断しシール作用させるようにな
すことができる(請求項3)。
【0028】この場合においてシールリングの縮径時の
外径を、そのシールリングの外周側のシール面がハウジ
ング内面に対して微かに触れる程度か又は微小な隙間を
形成するような外径としておくことで、通常時における
バランス弁体の円滑なスライド移動を確保することがで
きる。
【0029】本発明においては、また、上記環状溝をハ
ウジングの内面に形成してそこにシールリングを配置
し、上記差圧が発生したときにおいてその差圧によりシ
ールリングを縮径変形させ、以て内周側のシール面を仕
切弁部の外周側嵌合面に押圧してそれら仕切弁部とハウ
ジング内面との間の嵌合クリアランスを遮断しシールさ
せるようになすことができる(請求項4)。
【0030】この場合において、シールリングの拡径時
の内径を、そのシールリングの内周側のシール面が仕切
弁部の外周側嵌合面に対して微かに接触する程度か又は
微小な隙間を形成する内径と定めておくことで、通常時
におけるバランス弁体の円滑なスライド移動を確保で
き、一次側の水及び湯の圧力を良好にバランス作用させ
ることができる。
【0031】本発明においては、また、上記仕切弁部を
環状となして、内周側嵌合面をハウジングの対応する内
面にスライド可能に嵌合し、そしてそのハウジング内面
側に環状溝を形成してそこにシールリングを配置した
上、上記差圧の発生時にそのシールリングを差圧により
拡径変形させて外周側のシール面を仕切弁部の内周側嵌
合面に押圧し、以て仕切弁部と対応するハウジング内面
との間の嵌合クリアランスを遮断し、シール作用させる
ようになすことができる(請求項5)。
【0032】この場合においては、シールリングの縮径
時の外径寸法を、仕切弁部の内周側嵌合面に対して微か
に接触するか又は微小な隙間を形成する寸法としておく
ことで、通常時においてバランス弁体の円滑なスライド
移動を確保でき、一次側の水及び湯の圧力を良好にバラ
ンス作用させることができる。
【0033】本発明においては、更に、仕切弁部を環状
となして内周側嵌合面に上記嵌合溝を形成し、そこにシ
ールリングを配置して上記差圧発生時にそのシールリン
グを縮径変形させて内周側のシール面を対応するハウジ
ング内面に押圧し、シール作用させるようになすことが
できる(請求項6)。
【0034】この場合においては、シールリングにおけ
る拡径時の内径寸法をハウジングの内面に対して微かに
接触するか微小な隙間を形成する内径寸法としておくこ
とで、通常時におけるバランス弁体の円滑なスライド移
動を確保することができる。
【0035】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は本例の圧力バランサで
あって、円筒形状のハウジング12内にバランス弁体1
4が左右方向(軸心方向)に移動可能な状態で収容され
ている。このハウジング12には、水流入口16,湯流
入口18,水出口20,湯出口22がそれぞれ形成され
ている。
【0036】このバランス弁体14は、軸部(連結部)
24とこの軸部24と一体的に且つ大径に設けられた仕
切弁部26とを有している。仕切弁部26は、外周面
(外周側嵌合面)がハウジング12の内面13Aに軸心
方向にスライド移動可能に嵌合されており、この仕切弁
部26によってハウジング12内部が、水流入口16及
び水出口20に連通する水側室28と、湯流入口18及
び湯出口22に連通する湯側室30とに区画されてい
る。
【0037】この仕切弁部26には、軸心方向中間位置
に環状溝32が設けられている。この環状溝32は、一
対の溝側面34A,34Bがそれぞれ軸心と直角方向の
面とされ且つ面形状が平坦面形状とされている。この環
状溝32の内部には、シールリング36が装着されてい
る。
【0038】シールリング36は、一対の両側面(シー
ル面)38A,38Bがそれぞれバランス弁体14に対
して軸心と直角方向に配向した面とされ、且つその面形
状が平坦面形状とされている。更にまたその外周面(外
周側シール面)40は、軸心方向に平行且つ平坦面形状
とされている。尚、このシールリング36の内周面42
と環状溝32の溝底面との間には所定の隙間が確保され
ている。そのようにシールリング36の内径が選ばれて
いる。
【0039】尚シールリング36の外径寸法、詳しくは
自由状態(縮径時)の外径寸法は、シールリング36が
ハウジング12の内面13Aに対して抵抗なく軽やかに
移動できるように定められている。具体的にはその外径
寸法が、内面13Aに軽く接触するか若しくは微小な隙
間を形成するように予め定められている。
【0040】このシールリング36には、図1(B)に
示しているように周方向所定個所に全幅に亘って切れ目
44が設けられており、この切れ目44に基づいて、シ
ールリング36全体が拡径・縮径方向に容易に弾性変形
できるようになっている。
【0041】そしてこのようにシールリング36全体が
容易に拡径・縮径方向に弾性変形できることから、後に
詳述するようにシールリング36の外周面40がハウジ
ング12の内面13Aに接触した状態にあっても、シー
ルリング36が、つまりはバランス弁体14が軽やかに
軸心方向に移動することができる。尚本例において、切
れ目44は斜めの切れ目とされている。また上記環状溝
32は、このシールリング36の幅に対して軸心方向の
溝幅が大きくされている。
【0042】バランス弁体14の軸部24の左右方向両
端部には、軸部24と一体的且つ大径の水側弁部46と
湯側弁部48とが設けられており、これら水側弁部46
と湯側弁部48とがそれぞれハウジング12の内面13
Aにスライド移動可能に嵌合されている。軸部24は内
部中空構造とされていて、その中空内部と外部とを連通
させる連通口50が設けられている。
【0043】水側弁部46,湯側弁部48及び仕切弁部
26は、それぞれハウジング12の内面13Aに対して
クリアランスCをもって嵌合されており、バランス弁体
14はハウジング12内を軽やかにスライド移動可能と
されている。
【0044】ここで水側弁部46は、水流入口16の開
度を広く又は狭く変化させて水の流入量を調節し、また
同じく湯側弁部48は湯流入口18の開度を狭く又は広
く変化させて、湯流入口18からの湯の流入量を調節す
る作用をなす。
【0045】次に本例の圧力バランサ10の作用を説明
する。本例の圧力バランサ10においては、湯水混合水
栓における一次側の水と湯とがそれぞれハウジング12
の水流入口16と湯流入口18とからハウジング12内
部の水側室28及び湯側室30内部に流入する。
【0046】ここで本例においては、バランス弁体14
における水側室28に対する軸心方向の受圧面積と、湯
側室30に対する同方向の受圧面積とが等しくされてお
り、従って図2(I)に示すような水流入圧力(Pc)
が湯流入圧力(Ph)より大の場合(Pc>Ph)に
は、バランス弁体14が図中左向きに移動し(II)、そ
して水側弁部46が水流入口16の開度を狭く変化させ
るのと同時に湯側弁部48が湯流入口の開度を広く変化
させる。
【0047】その結果水流入口16からの水の流入量が
減少するとともに湯流入口18からの湯の流入量が増加
し、最終的に水及び湯の流入圧力がバランスした位置に
バランス弁体14が停止し(III)、水出口20及び湯
出口22からの水と湯の圧力がバランスされる。
【0048】上記のようにしてバランス弁体36が軸心
方向に移動するとき、シールリング36はバランス弁体
14、具体的には仕切弁部26と一体に軸心方向に軽快
に移動する。シールリング36は、その外周面40がハ
ウジング12の内面13Aに軽く接触するか又は微小な
隙間形成する状態で仕切弁部26の環状溝32内に装着
されているため、大きな抵抗力を発生させることなくシ
ールリング36が仕切弁部26と一体に軽やかに軸心方
向に移動するのである。
【0049】一方、図3に示すように湯流入圧力(P
h)に対して水流入圧力(Pc)が著しく高い場合(P
h<<Pc)において、バランス弁体14が同図(A)
に示しているようにストローク一杯まで左向きに移動し
ても尚、水の流入圧力と湯の流入圧力とがバランスしな
い場合が生じ得る。
【0050】そのとき、仕切弁部26の環状溝32内に
装着されたシールリング36は、水流入圧力と湯流入圧
力との差圧によって同図(B)に示しているように一方
の側面38Bが環状溝32の対向する一方の溝側面34
Bに強く押し付けられ、環状溝32とシールリング36
との隙間をシールした状態となる。
【0051】また併せてシールリング36は、拡開方向
の弾性変形能に基づいてその差圧により外周面40がハ
ウジング12の内面13Aに対して強く押しつけられ、
ハウジング12とシールリング36との間の隙間、つま
りは仕切弁部26の外周面とハウジング12の内面13
Aとの間の嵌合クリアランス(嵌合隙間)を遮断し、シ
ールする。この結果、仕切弁部26の右側の水側室28
と左側の湯側室30とは、そのシールリング36によっ
て漏れのない状態に遮断され、水側室28の水が上記嵌
合クリアランスCに基づいて湯側室30に回り込むのが
防止される。
【0052】以上水流入圧力が湯流入圧力に対して著し
く大きい場合を例としたが、湯流入圧力が水流入圧力に
対して著しく大きい場合にも同様にしてシールリング3
6がシール作用をなし、湯側室30から水側室28への
湯の漏れを防止する。
【0053】以上のように本例の圧力バランサ10は、
通常時には上記シールリング36の外周面40をハウジ
ング12の内面13Aに対して円滑に移動させながらバ
ランス弁体14がハウジング12内部を軸心方向に移動
して、水流入圧力と湯流入圧力との差を吸収しバランス
させる。
【0054】一方においてバランス弁体14がストロー
ク一杯まで移動しても尚、水流入圧力と湯流入圧力との
差圧を解消できないとき、その差圧に基づいてシールリ
ング36が環状溝32の溝側面に押し付けられて、その
シールリング36と溝側面との間の隙間をシールする。
また併せてその差圧に基づいてシールリング36が拡径
方向に弾性変形して、その外周面40がハウジング12
の内面13Aに押し付けられ、そのシールリング36の
外周面40とハウジング12の内面13との間の隙間を
水密にシールする。
【0055】この結果圧力の高い側の水又は湯が反対側
に回り込んで、後続の湯水混合水栓における混合弁部で
の温度調節作用が良好に行えなくなるといった問題を解
決することができる。
【0056】従って本例によれば、湯水混合水栓におけ
る混合弁部から目的とする所望の温度の混合水を吐水す
ることができる。
【0057】次に本発明の他の実施例を図4に基づいて
詳しく説明する。同図に示しているように本例において
は、ハウジング12が外筒部60と内筒部62及びそれ
らの間の空間を軸心方向両端部で閉鎖する閉鎖部64と
からなる二重筒構造をなしており、そしてその外筒部6
0に水流入口16と湯流入口18とが、また内筒部62
に水出口20と湯出口22とがそれぞれ形成されてい
る。
【0058】一方バランス弁体14は全体形状が概略筒
形状をなしている。このバランス弁体14は、軸心方向
中間部の仕切弁部26と両端部の水側弁部46及び湯側
弁部48とを有する点で上記実施例と同様であるが、本
例では仕切弁部26が環状をなしており、またその仕切
弁部26と水側弁部46及び湯側弁部48とが、それら
水側弁部46及び湯側弁部48と同じ外径及び同じ内径
の連結部66で軸心方向に連結されている点で上記実施
例とは異なっている。尚、この連結部66は全周に亘っ
て設けられておらず、周方向所定個所に部分的に設けら
れている(図4(C)参照)。
【0059】内筒部62には、水出口20及び湯出口2
2からの水及び湯の流出量を制御して水と湯との混合量
を制御する弁体68が軸心方向に移動可能に嵌合されて
いる。尚、弁体68は手動操作により若しくは混合水の
温度を感知して伸縮する感温エレメントの伸縮動作に伴
って伝達部70を介し軸心方向に移動操作される。尚、
混合水は通路72を通じて外部に流出する。ここで弁体
68は、図4に示しているように内部中空の円筒状に形
成しても良いし或いは中実構造としても良い。
【0060】本例においは、環状をなす仕切弁部26の
外周面が外筒部60の内面に対して軸心方向に移動可能
に嵌合しているとともに、その内周面(内周側嵌合面)
が内筒部62の上記水側室28及び湯側室30の側の
面、つまり外筒部60及び閉鎖部64とともにハウジン
グ内空間を囲い込む内筒部62の内面13Bに対して軸
心方向にスライド移動可能に嵌合されている。
【0061】而して仕切弁部26の外周面には環状溝3
2が形成されており、そこにシールリング36が配置さ
れている点で上記実施例と同様であるが、本例では内筒
部62の上記内面13Bにおいても環状溝32が形成さ
れていて、そこにシールリング36が装着されている。
外周側の環状溝32及びシールリング36は上記実施例
と同様の構成であるが、内周側の環状溝32とそこに装
着された内周側のシールリング36、つまり内筒部62
の環状溝32に装着されたシールリング36は、通常時
は縮径状態にあり且つ縮径時の外径寸法が、仕切弁部2
6の内周面に対し微かに接触するか又は微小な隙間を形
成する外径寸法に定められている。即ち通常時において
は仕切弁部26の内周面がシールリング36に対して軽
やかに軸心方向に移動できるようになっている。
【0062】本例の圧力バランサ10にあっては、通常
時にはバランス弁体14が図中左右方向、即ち軸心方向
に軽やかに移動して一次側の水と湯の圧力を等しい圧力
にバランスさせる。
【0063】一方バランス弁体14の移動によっても
尚、一次側の水の圧力と湯の圧力とをバランスできず、
水側室28と湯側室30とに差圧が発生したとき、その
差圧に基づいて外周側のシールリング36及び内周側の
シールリング36が何れも拡径方向に弾性変形して水側
室28と湯側室30とを水密にシールする。
【0064】具体的には、外周側のシールリング36に
ついては上記差圧により拡径変形して外周面40を外筒
部60の内面13Aに押圧し、また内周側のシールリン
グ36については同じく差圧により拡径変形して外周面
40を仕切弁部26の内周面に押圧し、以て仕切弁部2
6と外筒部60及び内筒部62との間の嵌合クリアラン
スによる隙間をシールする。これにより水側室28と湯
側室30との間での水或いは湯の漏れを良好に防止す
る。
【0065】尚、図4Aにおいて(ア)で示す部分を、
図5(ア)に示す構造となすことも可能である。即ち環
状溝32を外筒部60の側に形成して、そこにシールリ
ング36を装着するようにしても良い。但しこの場合に
は、シールリング36は通常時には拡径状態にあり、従
ってその拡径時の内径寸法は、仕切弁部26の外周面に
対して微かに接触するかまた微小隙間を形成する寸法と
されている。またシールリング36は容易に縮径・拡径
方向に弾性変形できるものとされている。
【0066】このようにした場合、通常時には仕切弁部
26はシールリング36による摺動抵抗を受けることな
く、軽やかに軸心方向に移動する。一方において水側室
28と湯側室30との間に差圧が発生したとき、その差
圧によりシールリング36が環状溝32の側面34A又
は34Bに強制的に接触させられるとともに、その差圧
により縮径変形させられて、その内周面が仕切弁部26
の外周面に押し付けられ、以て仕切弁部26と外筒部6
0との嵌合クリアランスに基づく隙間をシールする。
【0067】図5(イ)は、図4(A)中(イ)の部分
の変形例を示したものである。同図に示しているように
この例は、内周側の環状溝32を仕切弁部26の内周面
に形成してそこにシールリング36を装着した例であ
る。ここでシールリング36は通常時には拡径状態にあ
り、従ってその拡径状態での内径寸法は、内筒部62の
内面13Bに対してシールリング36が微かに接触する
か又は微小な隙間を形成する寸法としておく。
【0068】この図5(イ)の構造の場合、通常時には
シールリング36は仕切弁部26と一体に内筒部62の
内面13Bに対して軽やかに軸心方向に移動する。
【0069】一方において水側室28と湯側室30との
間に差圧が発生したとき、その差圧によって側面38A
又は38Bが環状溝32の溝側面34A又は34Bに押
圧されるとともに、同じくその差圧に基づいて縮径方向
に変形し、その内周面が内筒部62の内面13Bに対し
て強く押圧される。これにより仕切弁部26と内筒部6
2との嵌合クリアランスに基づく隙間が良好にシールさ
れ、水側室28と湯側室30とが水密に遮断される。
【0070】ところで、一般には給水源からの給水圧力
の方が給湯源からの給湯圧力よりも高く、このような場
合においては水側の圧力減少を効果的に行うようにする
ことが望ましい。図6はそのような場合の例を示したも
ので、この例の場合、水側弁部46を相対的に大径とな
してこれをハウジング12の段付部74に当接させ得る
ようになしている。
【0071】この例の場合P位置の流速が大で圧力が下
がっており、水側弁部46が段付部74への当接方向
(閉弁方向)に移動して、水側の減圧が効果的且つ十分
に行われる。
【0072】尚本例の場合、図示のように軸心方向両端
の閉鎖部64のうちの一方(水側弁部46側のもの)を
ハウジング12の他の部分と別体としておくことでバラ
ンス弁体14の組付けを容易に行うことができる。
【0073】また図4の実施例では弁体68を内筒部6
2に対して移動可能に嵌合するようにしているが、図6
に示しているように内筒部62に、バランス弁体14の
仕切弁部26の軸心方向長よりも大きな開口を形成して
その開口内に弁体68を位置させ、その弁体68が直接
水出口20及び湯出口22を形成するようにしても良
い。
【0074】この場合弁体68はハウジング12の一部
を成し、ハウジング本体12Aとともに水側室28及び
湯側室30を囲い込んでいる。そしてその外周面が水側
室28及び湯側室30側の内面をなしていて、そこに環
状の仕切弁部26の内周面が軸心方向にスライド移動可
能に嵌合されている。
【0075】尚、図6の例では仕切弁部26の外周面と
弁体68の外周面、つまり仕切弁部26の内周側の嵌合
面に対応するハウジング12の内面とに環状溝32が形
成されて、そこにシールリング36が装着されている
が、これら環状溝32及びシールリング36を図4及び
図5に示す形態で設けることも勿論可能である。
【0076】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である圧力バランサの断面図
である。
【図2】図1の圧力バランサの要部の作用説明図であ
る。
【図3】図1の圧力バランサの図2とは異なる作用状態
を示した図である。
【図4】本発明の他の実施例である圧力バランサの図で
ある。
【図5】本発明の更に他の実施例の圧力バランサの要部
の図である。
【図6】本発明の更に他の実施例の圧力バランサの断面
図である。
【図7】従来の圧力バランサを湯水混合水栓における混
合弁部とともに示す断面図である。
【図8】図7の圧力バランサを示した図である。
【符号の説明】
10 圧力バランサ 12 ハウジング 13A,13B 内面 14 バランス弁体 16 水流入口 18 湯流入口 20 水出口 22 湯出口 24 軸部 26 仕切弁部 28 水側室 30 湯側室 32 環状溝 34A,34B 溝側面 36 シールリング 40 外周面 44 切れ目 46 水側弁部 48 湯側弁部 60 外筒部 62 内筒部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ハウジングと、(b)該ハウジング
    に形成された、湯水混合水栓における一次側の水及び湯
    を該ハウジング内に流入させる水流入口及び湯流入口
    と、(c)(イ)該ハウジングの内面にスライド可能に
    嵌合されて、該ハウジング内部を前記水流入口に連通す
    る水側室と前記湯流入口に連通する湯側室とに仕切る仕
    切弁部、(ロ)該仕切弁部と一体に移動して前記水流入
    口の開度を広く又は狭く変化させる水側弁部及び前記湯
    流入口の開度を狭く又は広く変化させる湯側弁部、
    (ハ)それら仕切弁部、水側弁部及び湯側弁部を連結す
    る連結部を備えたバランス弁体と、 を有し、該バランス弁体が前記水側室と湯側室との圧力
    差を解消する方向に移動することによって、湯水混合水
    栓における一次側の湯の圧力と水の圧力とをバランスさ
    せる形式の湯水の圧力バランサにおいて前記仕切弁部に
    おける前記ハウジング内面に対する嵌合面又は該ハウジ
    ングの対応する内面に環状溝を形成して該環状溝に拡径
    ・縮径方向に弾性変形するシールリングを配置し、前記
    水側室と湯側室との差圧により該環状溝の側面に対して
    該シールリングの対応するシール面を押圧してそれらの
    間の隙間をシールするとともに、該差圧により該シール
    リングを前記仕切弁部の嵌合面と前記ハウジング内面と
    の嵌合隙間を遮断する方向に拡径又は縮径変形させて、
    前記水側室と湯側室との間の隙間をシール作用させるよ
    うになしたことを特徴とする湯水の圧力バランサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シールリングに
    は周方向所定個所に切れ目が全幅に亘って形成されてお
    り、該切れ目に基づいて該シールリングが拡径・縮径方
    向に弾性変形可能とされていることを特徴とする湯水の
    圧力バランサ。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記環
    状溝が前記仕切弁部の外周側嵌合面に形成されていて該
    環状溝に前記シールリングが配置されており、且つ該シ
    ールリングは、常時は該ハウジング内面に対して滑動可
    能とされているとともに、前記差圧により拡径変形して
    外周側のシール面が該ハウジングの内面に押圧され、シ
    ール作用するようになされていることを特徴とする湯水
    の圧力バランサ。
  4. 【請求項4】 請求項1,2の何れかにおいて、前記環
    状溝が前記仕切弁部の外周側嵌合面に対応する前記ハウ
    ジングの内面に形成されていて該環状溝に前記シールリ
    ングが配置されており、且つ該シールリングは、常時は
    該仕切弁部に対して滑動可能とされているとともに、前
    記差圧により縮径変形して内周側のシール面を該仕切弁
    部の外周側嵌合面に押圧し、シール作用するようになさ
    れていることを特徴とする湯水の圧力バランサ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記仕
    切弁部が環状をなしていて内周側嵌合面が前記ハウジン
    グの対応する内面にスライド可能に嵌合されており、前
    記環状溝が該仕切弁部の内周側嵌合面に対応するハウジ
    ング内面に形成されていて、該環状溝に前記シールリン
    グが配置されており、且つ該シールリングは、常時は該
    仕切弁部に対して滑動可能とされているとともに、前記
    差圧により拡径変形して外周側のシール面を該仕切弁部
    の内周側嵌合面に押圧し、シール作用するようになされ
    ていることを特徴とする湯水の圧力バランサ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記仕
    切弁部が環状を成していて内周側嵌合面が前記ハウジン
    グの対応する内面にスライド可能に嵌合されており前記
    環状溝が該仕切弁部の内周側嵌合面に形成されていて、
    該環状溝に前記シールリングが配置されており、且つ該
    シールリングは、常時は該ハウジングの内面に対して滑
    動可能とされているとともに、前記差圧により縮径変形
    して内周側のシール面を前記ハウジング内面に押圧し、
    シール作用するようになされていることを特徴とする湯
    水の圧力バランサ。
JP21986797A 1997-07-30 1997-07-30 湯水の圧力バランサ Pending JPH1151219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21986797A JPH1151219A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 湯水の圧力バランサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21986797A JPH1151219A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 湯水の圧力バランサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1151219A true JPH1151219A (ja) 1999-02-26

Family

ID=16742306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21986797A Pending JPH1151219A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 湯水の圧力バランサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1151219A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2806328A1 (fr) * 2000-03-15 2001-09-21 Lindal France Melangeur de securite pour pulverisateur a deux sources de fluides sous pression
WO2011065548A1 (ja) * 2009-11-30 2011-06-03 株式会社Inax 流量制御弁のシール構造
US8118148B2 (en) 2003-04-21 2012-02-21 Usui Kokusai Sangyo Kaisha Limited Control method of external control type fan clutch
JP2017223312A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 大電株式会社 スプール弁機構

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2806328A1 (fr) * 2000-03-15 2001-09-21 Lindal France Melangeur de securite pour pulverisateur a deux sources de fluides sous pression
US8118148B2 (en) 2003-04-21 2012-02-21 Usui Kokusai Sangyo Kaisha Limited Control method of external control type fan clutch
WO2011065548A1 (ja) * 2009-11-30 2011-06-03 株式会社Inax 流量制御弁のシール構造
JP2017223312A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 大電株式会社 スプール弁機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6315210B1 (en) Thermostatic mixing valve
US7845574B2 (en) Cartridge for a mixer faucet, faucet comprising a cartridge of this type, and thermostatic assembly to be fitted together with this cartridge
RU2657640C2 (ru) Регулирующий клапан
US5148976A (en) Thermostatic mixing valve
US5988514A (en) Apparatus for controlling fluid temperature
JPH1151219A (ja) 湯水の圧力バランサ
JPH10292872A (ja) 湯水混合弁装置
US5971285A (en) Thermostatically controlled mixing valve
JPH0942493A (ja) 湯水混合装置
JP3882192B2 (ja) 湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓
JPH11108217A (ja) 湯水圧力バランサ
JP4979347B2 (ja) 湯水混合弁
JP3584973B2 (ja) 湯水混合弁
JPH09296871A (ja) シール構造およびそれを用いた湯水混合装置
JP4591860B2 (ja) 湯水混合栓
JP4566657B2 (ja) 湯水混合弁
RU2147377C1 (ru) Термостатически регулируемый смесительный клапан
JP2001254868A (ja) 湯水混合水装置
JP3166881B2 (ja) 湯水混合装置
JP3009469B2 (ja) サーモスタット制御装置を備えた衛生混合栓
JPH0720464Y2 (ja) サーモスタットミキシングバルブ
WO2011065548A1 (ja) 流量制御弁のシール構造
JP2006057761A5 (ja)
GB2267939A (en) Fluid seals particularly for valves
JP3131686B2 (ja) 切換弁のシール構造