JP3018205B2 - 連結部材 - Google Patents
連結部材Info
- Publication number
- JP3018205B2 JP3018205B2 JP3091583A JP9158391A JP3018205B2 JP 3018205 B2 JP3018205 B2 JP 3018205B2 JP 3091583 A JP3091583 A JP 3091583A JP 9158391 A JP9158391 A JP 9158391A JP 3018205 B2 JP3018205 B2 JP 3018205B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection hole
- wall
- pipe
- connection
- hole
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物に配設される管と
連結孔とを連結するための連結部材に関する。
連結孔とを連結するための連結部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物に配設される排気用ダクトな
どの管を壁体に設けられた連結孔に連結する際には、管
の先端を連結孔に嵌挿させていた。
どの管を壁体に設けられた連結孔に連結する際には、管
の先端を連結孔に嵌挿させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、気密を保った
状態で管と連結孔とを連結させるために、管の外径と連
結孔の内径とは略等しくなるようにされているため、寸
法誤差などにより管の軸と連結孔の軸とが一致していな
い場合には、管の先端を連結孔に嵌挿させることができ
ない、即ち管と連結孔とを連結することができない、と
いう問題点があった。
状態で管と連結孔とを連結させるために、管の外径と連
結孔の内径とは略等しくなるようにされているため、寸
法誤差などにより管の軸と連結孔の軸とが一致していな
い場合には、管の先端を連結孔に嵌挿させることができ
ない、即ち管と連結孔とを連結することができない、と
いう問題点があった。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、寸法誤差などによって生じる管の軸と
連結孔の軸とのずれの影響を受けずに、管と連結孔とを
連結することができるような連結部材を提供することを
目的としている。
なされたもので、寸法誤差などによって生じる管の軸と
連結孔の軸とのずれの影響を受けずに、管と連結孔とを
連結することができるような連結部材を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る連結部材
は、管2と、壁体300に穿された連結孔3とを連結す
るための連結部材であって、前記壁体300側には、連
結孔3に連通され連結孔3よりも大きな開口面積を有す
る連結孔側開口部12が形成され、この連結孔側開口部
12に壁体表面と平行な接合面を有し壁体300に接続
されるフランジ部13が設けられると共に、反壁体30
0側には、前記管2が嵌挿される接続部11が設けら
れ、この接続部11と前記フランジ部13との間には、
連結孔側開口部12と接続部11とを連通し連結孔3よ
りも大きな開口面積を有する空間が形成されているもの
である。
は、管2と、壁体300に穿された連結孔3とを連結す
るための連結部材であって、前記壁体300側には、連
結孔3に連通され連結孔3よりも大きな開口面積を有す
る連結孔側開口部12が形成され、この連結孔側開口部
12に壁体表面と平行な接合面を有し壁体300に接続
されるフランジ部13が設けられると共に、反壁体30
0側には、前記管2が嵌挿される接続部11が設けら
れ、この接続部11と前記フランジ部13との間には、
連結孔側開口部12と接続部11とを連通し連結孔3よ
りも大きな開口面積を有する空間が形成されているもの
である。
【0006】
【作用】本発明に係る連結部材は、壁体の連結孔に対し
て、連結部材を相対的にずらしても、連結孔が連結孔側
開口部に対向している範囲内であれば、連結孔と接続部
とを連結孔よりも大きな開口面積を有する空間で連通す
ることができる。このため、壁体の連結孔の軸と管の軸
とが平行にずれるようなことがあっても、フランジ部の
取り付け位置を壁体に対してずらすことにより、連結孔
と管とがずれた状態で互いに接続することができる。
て、連結部材を相対的にずらしても、連結孔が連結孔側
開口部に対向している範囲内であれば、連結孔と接続部
とを連結孔よりも大きな開口面積を有する空間で連通す
ることができる。このため、壁体の連結孔の軸と管の軸
とが平行にずれるようなことがあっても、フランジ部の
取り付け位置を壁体に対してずらすことにより、連結孔
と管とがずれた状態で互いに接続することができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本実施例における連結部材1を用いて管2と
連結孔3とが連結される状態を説明する部分分解斜視
図、図2は本実施例における連結部材1を用いて管2と
連結孔3とが連結された状態の一部切欠き側面図、図3
は本実施例における連結部材1を用いて管2,2同士が
連結孔3を介して連結される状態を説明する部分分解斜
視図、図4は本実施例における連結部材1を用いて管
2,2同士が連結孔3を介して連結された状態の一部切
欠き側面図、図5は本実施例における連結部材1を用い
て管2と連結孔3とが連結された状態の変形例の一部切
欠き側面図である。
る。図1は本実施例における連結部材1を用いて管2と
連結孔3とが連結される状態を説明する部分分解斜視
図、図2は本実施例における連結部材1を用いて管2と
連結孔3とが連結された状態の一部切欠き側面図、図3
は本実施例における連結部材1を用いて管2,2同士が
連結孔3を介して連結される状態を説明する部分分解斜
視図、図4は本実施例における連結部材1を用いて管
2,2同士が連結孔3を介して連結された状態の一部切
欠き側面図、図5は本実施例における連結部材1を用い
て管2と連結孔3とが連結された状態の変形例の一部切
欠き側面図である。
【0008】本実施例における連結部材1を用いた、空
調用ダクトなどの管2とコンクリートなどの不燃性の壁
体300(肉厚の余りない板材なども含む)に穿設され
た連結孔3との連結構造は、図1および図2に示すよう
に、管2に接続された連結部材1が壁体300にねじ4
(図1にはねじ4の数を省略して1個だけ示した)によ
って、図1の二点鎖線で示す位置に取り付けられている
ものである。
調用ダクトなどの管2とコンクリートなどの不燃性の壁
体300(肉厚の余りない板材なども含む)に穿設され
た連結孔3との連結構造は、図1および図2に示すよう
に、管2に接続された連結部材1が壁体300にねじ4
(図1にはねじ4の数を省略して1個だけ示した)によ
って、図1の二点鎖線で示す位置に取り付けられている
ものである。
【0009】前記連結部材1は、例えば筒状体に成形さ
れた金属製のもので、管2に接続される接続部11と、
連結孔3に接続される連結孔側開口部12と、壁体30
0への取付代となるフランジ部13とを具えている。
れた金属製のもので、管2に接続される接続部11と、
連結孔3に接続される連結孔側開口部12と、壁体30
0への取付代となるフランジ部13とを具えている。
【0010】前記接続部11は管2の先端部2aが嵌挿
されるためのもので、該接続部11の内径と前記先端部
2aの外径とは略等しくされている。そのため、管2と
連結部材1とは気密を保った状態で接続されることにな
る。ここで、接続部11と先端部2aとの間に隙間が生
じる場合には、その隙間を塞ぐようにシーリング材を介
装させれば良い。
されるためのもので、該接続部11の内径と前記先端部
2aの外径とは略等しくされている。そのため、管2と
連結部材1とは気密を保った状態で接続されることにな
る。ここで、接続部11と先端部2aとの間に隙間が生
じる場合には、その隙間を塞ぐようにシーリング材を介
装させれば良い。
【0011】前記連結孔側開口部12の開口面積は前記
連結孔3の開口面積よりも大きくなるようにされてい
る。そして、この連結孔側開口部12は、連結部材1が
壁体300に取り付けられた状態では、連結孔3を除い
て壁体300によって閉塞される。そのため、管2の先
端部2aから流出する空気は、一旦壁体300によって
閉塞された空間に流入した後に、連結孔3より壁体30
0の裏側に流出して行くことになる。換言すれば、連結
部材1の内部であって、接続部11とフランジ部13と
の間には、連結孔3よりも大きな開口面積を有する空間
が形成され、この空間を介して連結孔側開口部12と接
続部11とが連通されている。この連結孔3に壁体30
0の裏側から別の管を嵌挿させるか、または、図3およ
び図4に示すように、壁体300の裏側にも連結部材1
を用いて別の管2を連結孔3に連結すれば、壁体300
を介して軸の一致しない管2,2同士をつなぐことがで
きる。
連結孔3の開口面積よりも大きくなるようにされてい
る。そして、この連結孔側開口部12は、連結部材1が
壁体300に取り付けられた状態では、連結孔3を除い
て壁体300によって閉塞される。そのため、管2の先
端部2aから流出する空気は、一旦壁体300によって
閉塞された空間に流入した後に、連結孔3より壁体30
0の裏側に流出して行くことになる。換言すれば、連結
部材1の内部であって、接続部11とフランジ部13と
の間には、連結孔3よりも大きな開口面積を有する空間
が形成され、この空間を介して連結孔側開口部12と接
続部11とが連通されている。この連結孔3に壁体30
0の裏側から別の管を嵌挿させるか、または、図3およ
び図4に示すように、壁体300の裏側にも連結部材1
を用いて別の管2を連結孔3に連結すれば、壁体300
を介して軸の一致しない管2,2同士をつなぐことがで
きる。
【0012】前記フランジ部13は前記連結孔側開口部
12の周縁に設けられており、該フランジ部13には前
記ねじ4を通すねじ孔13a,13a,…が設けられて
いる。このフランジ部13が前記壁体300に当接され
ることによって、連結部材1と壁体300との間には気
密性が保たれることになるが、壁体300の表面に凹凸
があって隙間が生じる場合にはパッキンなどを介装させ
れば良い。
12の周縁に設けられており、該フランジ部13には前
記ねじ4を通すねじ孔13a,13a,…が設けられて
いる。このフランジ部13が前記壁体300に当接され
ることによって、連結部材1と壁体300との間には気
密性が保たれることになるが、壁体300の表面に凹凸
があって隙間が生じる場合にはパッキンなどを介装させ
れば良い。
【0013】なお、図2中符号5で示したものは、雨水
等の吹込みを防ぐために、壁体300の屋外側に取り付
けられるウェザーカバーである。
等の吹込みを防ぐために、壁体300の屋外側に取り付
けられるウェザーカバーである。
【0014】上記実施例によれば、連結部材1の連結孔
側開口部12の開口面積を連結孔3の開口面積よりも大
きくなるようにしたため、該連結部材1を用いて管2と
連結孔3とを連結すれば、前記連結孔側開口部12の内
側に連結孔3が位置している限り如何に管2の軸と連結
孔3の軸とがずれていようが、管2と連結孔3とを連結
することができる。
側開口部12の開口面積を連結孔3の開口面積よりも大
きくなるようにしたため、該連結部材1を用いて管2と
連結孔3とを連結すれば、前記連結孔側開口部12の内
側に連結孔3が位置している限り如何に管2の軸と連結
孔3の軸とがずれていようが、管2と連結孔3とを連結
することができる。
【0015】なお、連結部材1は上記実施例のものに限
らず、連結孔側開口部12の開口面積が連結孔3の開口
面積よりも大きくなっていれば、形状等を如何ように設
計変更しても良い。
らず、連結孔側開口部12の開口面積が連結孔3の開口
面積よりも大きくなっていれば、形状等を如何ように設
計変更しても良い。
【0016】また、上記実施例においては、ねじ4によ
って連結部材1を壁体300に取り付けるとしたが、壁
体300に確実に取り付けることができれば、如何なる
手段によって取り付けても良い。
って連結部材1を壁体300に取り付けるとしたが、壁
体300に確実に取り付けることができれば、如何なる
手段によって取り付けても良い。
【0017】さらに、上記実施例においては、壁体30
0はコンクリートなどの不燃性のものであるとしたが、
木造家屋のように壁体300が木材などの可燃性のもの
の場合には、図5に示すように、連結部材1と壁体30
0との間に鉄板などの不燃板6を介装させれば良い。こ
の際、不燃板6は壁体300の連結孔3の周縁部分と連
結孔3の内面部分とを被覆すようにすれば良い。
0はコンクリートなどの不燃性のものであるとしたが、
木造家屋のように壁体300が木材などの可燃性のもの
の場合には、図5に示すように、連結部材1と壁体30
0との間に鉄板などの不燃板6を介装させれば良い。こ
の際、不燃板6は壁体300の連結孔3の周縁部分と連
結孔3の内面部分とを被覆すようにすれば良い。
【0018】さらにまた、上記実施例においては、円形
の管2を用いているが、角形の管を用いても良いのは言
うまでもない。
の管2を用いているが、角形の管を用いても良いのは言
うまでもない。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る連結部材によれば、この連
結部材の壁体への取り付け位置をフランジ部が連結孔を
覆うことがない範囲で変更しても、連結孔よりも大きな
空間により連結孔と接続部とを連通することができる。
このため、壁体の連結孔の軸と管の軸とが平行にずれる
ようなことがあっても、フランジ部の取り付け位置を壁
体に対してずらすことにより、連結孔と管とがずれた状
態で互いに接続することができる。従って、管の軸と連
結孔の軸とのずれの影響を受けずに、管と連結孔を連結
することができる。また、壁体の連結孔を大きくする必
要がないから、壁体の施工に際し、特別な施工が必要と
されるようなことがない。
結部材の壁体への取り付け位置をフランジ部が連結孔を
覆うことがない範囲で変更しても、連結孔よりも大きな
空間により連結孔と接続部とを連通することができる。
このため、壁体の連結孔の軸と管の軸とが平行にずれる
ようなことがあっても、フランジ部の取り付け位置を壁
体に対してずらすことにより、連結孔と管とがずれた状
態で互いに接続することができる。従って、管の軸と連
結孔の軸とのずれの影響を受けずに、管と連結孔を連結
することができる。また、壁体の連結孔を大きくする必
要がないから、壁体の施工に際し、特別な施工が必要と
されるようなことがない。
【図1】本実施例における連結部材を用いた管と連結孔
との連結構造の部分分解斜視図である。
との連結構造の部分分解斜視図である。
【図2】本実施例における連結部材を用いた管と連結孔
との連結構造の一部切欠き側面図である。
との連結構造の一部切欠き側面図である。
【図3】本実施例における連結部材を用いた管と連結孔
と管との連結構造の部分分解斜視図である。
と管との連結構造の部分分解斜視図である。
【図4】本実施例における連結部材を用いた管と連結孔
と管との連結構造の一部切欠き側面図である。
と管との連結構造の一部切欠き側面図である。
【図5】本実施例における連結部材を用いた連結構造の
変形例の一部切欠き側面図である。
変形例の一部切欠き側面図である。
1 連結部材 2 管 3 連結孔 12 連結孔側開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 管2と、壁体300に穿された連結孔3
とを連結するための連結部材であって、前記壁体300側には、連結孔3に連通され連結孔3よ
りも大きな開口面積を有する連結孔側開口部12が形成
され、この連結孔側開口部12に壁体表面と平行な接合
面を有し壁体300に接続されるフランジ部13が設け
られると共に、反壁体300側には、前記管2が嵌挿さ
れる接続部11が設けられ、この接続部11と前記フラ
ンジ部13との間には、連結孔側開口部12と接続部1
1とを連通し連結孔3よりも大きな開口面積を有する空
間が形成されて いることを特徴とする連結部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3091583A JP3018205B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 連結部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3091583A JP3018205B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 連結部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04302793A JPH04302793A (ja) | 1992-10-26 |
JP3018205B2 true JP3018205B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=14030572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3091583A Expired - Lifetime JP3018205B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 連結部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018205B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3091583A patent/JP3018205B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04302793A (ja) | 1992-10-26 |
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