JP2514468Y2 - ダクトの連結構造 - Google Patents

ダクトの連結構造

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JP2514468Y2
JP2514468Y2 JP1992030558U JP3055892U JP2514468Y2 JP 2514468 Y2 JP2514468 Y2 JP 2514468Y2 JP 1992030558 U JP1992030558 U JP 1992030558U JP 3055892 U JP3055892 U JP 3055892U JP 2514468 Y2 JP2514468 Y2 JP 2514468Y2
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JP
Japan
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duct
box
pipe
movable
movable plate
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JP1992030558U
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JPH0622447U (ja
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浩二 吉田
成康 村田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ダクトの連結構造に係
り、建物内に空気調和や換気、排気用として設けられる
角ダクトやスパイラルダクトに用いられる。
【0002】
【背景技術】従来より、建物内には、空気調和や換気、
排気のためにダクトが設けられており、このダクトは例
えば図7に示すように、ステンレス製の直管71および
屈曲された異形管72によって構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、異形管72
はその屈曲角度や長さが所定の大きさに規格化されてい
るため、例えば異形管72の両端に連結される直管71
の配置位置等も所定の位置に決められてしまい、ダクト
配置の設計自由度が低いという問題があった。また、ス
テンレス等で成形される直管71や異形管72は柔軟性
が無く固いため、各管71,72の配置位置がずれてい
た場合には、管71,72の端部を折り曲げて位置合わ
せすることができず、各管71,72を配置し直した
り、管71,72を取り替えたりしなければならず、ダ
クトの連結作業が極めて煩雑となって作業効率が低下す
るという問題があった。
【0004】本考案の目的は、ダクト配置の設計自由度
を向上できるとともに、ダクトの連結作業を簡単に行え
て作業効率を向上できるダクトの連結構造を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、建物内に設け
られるダクトの連結構造であって、中空箱状に形成され
かつ一面側に開口が形成された箱部と、この箱部の開口
を塞いで箱部内部を密閉状態に保ったまま移動可能に配
置された可動板、およびこの可動板に立設されて外側に
向かって突出されかつ可動板に形成された穴を介して箱
内部に連通されて可動板の移動に伴い開口面に沿った方
向に位置調整可能に設けられた連結パイプを備えて構成
された可動連結部とを有するダクト連結手段を設け、
このダクト連結手段の可動連結部の連結パイプにダクト
が連結されていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このような本考案においては、連結される2つ
のダクト間にダクト連結手段を設け、少なくとも一方の
ダクトをダクト連結手段の可動連結部の連結パイプに連
結し、箱部内部の空間に連通する。一方、他方のダクト
は、ダクト連結手段にもう1つ可動連結部を設けて連結
したり、直接箱部に連結することで箱部内部の空間に連
通する。これにより、各ダクトはダクト連結手段の箱部
を介して連通される。この際、動連結部は、箱部の開
口を塞いで箱部内部を密閉状態に保ったまま移動可能に
配置された可動板と、この可動板に立設されて外側に向
かって突出されかつ可動板に形成された穴を介して箱内
部に連通されて可動板の移動に伴い開口面に沿った方向
に位置調整可能に設けられた連結パイプとを備えて構成
され、ダクトが連結される連結パイプは箱部の開口面に
沿った方向に位置調整可能であってダクトに合わせて位
置調整可能なため、種々の納まりに対応できてダクト配
置の設計自由度も向上する。また、ダクトの配置位置が
ずれていても可動連結部の位置を調整することで簡単に
かつ確実に連結でき、ダクトの連結作業が簡単になって
作業効率も向上する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本考案を適用した排気ダクト1の配
管構造が示されている。排気ダクト1は、室内2の天井
裏部分に設けられた躯体であるH型鋼3を貫通して設け
られる直管4と、この直管4に連結される異形管5と、
耐火性の内壁6に固定されて異形管5に連結されるダク
ト連結手段7と、このダクト連結手段7と外壁8に固定
されたベントキャップ9とを連結する異形管10とを備
えて構成されている。各管4,5,10はステンレス製
のスパイラルダクト等の規格化された管によって構成さ
れて所定の位置に配置されている。
【0008】ダクト連結手段7は、図2,3にも示すよ
うに、四角箱状に形成されて内壁6に固定された箱部1
1と、この箱部11の一面側に箱部11に対して位置調
整可能に設けられた可動連結部12と、箱部11の他面
側に固定された固定連結部13とで構成されている。
【0009】箱部11の一面側には略正方形の開口14
が設けられている。また、可動連結部12は箱部11内
に配置された可動板15と、この可動板15の略中央に
形成された穴を囲むように立設されて前記開口14から
外側に突出する連結パイプ16とで構成されている。こ
の可動連結部12は、連結パイプ16が開口14の範囲
内で移動可能に設けられるとともに、前記可動板15が
開口14が形成された面に密着されて開口14を箱部1
1内部と遮断するように構成されている。このため、連
結パイプ16に連結される異形管5から連結パイプ16
及び可動板15の穴を介して箱部11内に送られた煙が
開口14から逆流することがないようにされている。
【0010】箱部11の他面側に設けられた固定連結部
13には、異形管10を介してベントキャップ9が連結
され、箱部11内に送られた煙が固定連結部13、異形
管10およびベントキャップ9を介して室外側に排気さ
れるように構成されている。
【0011】このような本実施例においては、内壁6の
貫通孔6Aに固定連結部13を挿入し、箱部11を内壁
6にビス止めしてダクト連結手段7を内壁6に固定す
る。次に、H型鋼3を貫通して配置された直管4に異形
管5の一端を連結するとともに、異形管5の他端に合わ
せて可動連結部12を移動して位置調整をした後、異形
管5とダクト連結手段7の可動連結部12とを連結す
る。一方、ダクト連結手段7の固定連結部13には、異
形管10を介してベントキャップ9を連結する。これに
より、異形管5,10はダクト連結手段7を介して連結
され、煙等を室外に排気できるようになる。
【0012】このような構成の本実施例によれば、ダク
ト連結手段7の箱部11に対して連結パイプ16を箱部
11の開口14が形成された面に沿った方向に位置調整
可能に構成しているので、異形管5に合わせて連結パイ
プ16を位置調整して連結することができる。このた
め、ダクト連結手段7の固定連結部13に連結される異
形管10の位置に関係なく異形管5と連結パイプ16と
を自由な位置で連結でき、ダクト1の配置設計を自由に
行えて種々の納まりに対応できる。
【0013】また、連結パイプ16を異形管5に合わせ
て位置調整できるので、異形管5の設置位置がずれてい
ても異形管5を連結パイプ16に確実にかつ簡単に連結
することができる。このため、排気ダクト1の設置作業
を簡単に行えて作業能率を向上できる。
【0014】さらに、ダクト連結手段7の連結パイプ1
6は箱部11の開口14の範囲内であればどの位置にも
移動できるので、連結パイプ16を微妙に位置調整する
ことができて異形管5に対して極めて正確に位置合わせ
することができる。このため、僅かにずれている異形管
5および連結パイプ16を無理に接合することによって
生じる変形等も防止することができる。
【0015】また、ダクト連結手段7を内壁6に固定し
た後でも可動連結部12により連結パイプ16を位置調
整することができるので、ダクト連結手段7を固定する
際には位置精度があまり要求されず、このためダクト連
結手段7の取付作業も簡単に行えて作業能率をより向上
できる。
【0016】なお、本考案は前述の実施例に限定される
ものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施例では、異形管5に連結される連結パイプ16の
みを位置調整可能としていたが、異形管10に連結され
る側も位置調整可能に構成してもよい。この場合、図4
に示すように、内壁6を挟んで両側に箱部11を配置
し、各箱部11間をパイプ21で連結するとともに、各
箱部11に可動連結部12を設けてもよいし、図5に示
すように、内壁6を貫通するように箱部11を設け、こ
の箱部11の両側面にそれぞれ可動連結部12を設けて
もよい。このように箱部11の両側に可動連結部12を
設ければ、異形管5だけでなく異形管10に対しても位
置調整でき、ダクトの連結作業をより簡単にできて作業
性を向上できるという利点がある。
【0017】また、ダクト連結手段7の可動連結部12
の構成も前記実施例のものに限らず、他の構成でもよ
い。例えば、図6に示すように、箱部11の一側面に円
形の開口22を設け、この開口22に円板状の可動板2
3を回転可能に嵌合し、この可動板23にクランク状に
折曲された連結パイプ24を回転可能に立設して構成さ
れるダクト連結手段25を用いてもよい。このような構
成のダクト連結手段25によれば前記実施例と同様の効
果を奏するほか、連結パイプ24がクランク状に折曲さ
れているため、開口22の外側まで連結パイプ24の端
部を移動することも可能となって調整範囲が広いという
利点もある。なお、図6において連結パイプ24の代わ
りに折曲されていない直線状の連結パイプを用いてもよ
いが、この際は位置調整範囲が可動板23の中心から連
結パイプが配置された位置を半径とする円周上に限られ
ることになるため、図6に示すもののほうが調整範囲が
広い点で有利である。
【0018】さらに、箱部11の可動連結部12を前記
実施例の固定連結部13のように内壁6の貫通孔6A内
に配置することで、箱部11の内壁6に対する取付位置
を調整して異形管5に対する連結位置を調整してもよ
い。この際、異形管5が連結される側も可動連結部12
とすれば、箱部11自体の位置調整に加えて可動連結部
12の位置調整も行えるので、調整範囲が広がるという
利点もある。
【0019】また、本考案は、前記実施例のような排気
ダクト1に用いられる場合に限らず、冷暖房等の空気調
和用や換気用等のダクトにも利用できる。
【0020】
【考案の効果】このような本考案によれば、ダクト配置
の設計自由度を向上できるとともに、ダクトの連結作業
を簡単に行えて作業効率を向上できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】本実施例のダクト連結手段を示す斜視図であ
る。
【図3】本実施例のダクト連結手段を示す正面図であ
る。
【図4】本考案の変形例を示す概略構成図である。
【図5】本考案の他の変形例を示す概略構成図である。
【図6】本考案のその他の変形例を示す斜視図である。
【図7】本考案の従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 排気ダクト 4 直管 5,10 異形管 6 内壁 7,25 ダクト連結手段 11 箱部 12 可動連結部 14,22 開口 15,23 可動板 16,24 連結パイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に設けられるダクトの連結構造で
    あって、 中空箱状に形成されかつ一面側に開口が形成された箱部
    と、 この箱部の開口を塞いで箱部内部を密閉状態に保ったま
    ま移動可能に配置された可動板、およびこの可動板に立
    設されて外側に向かって突出されかつ可動板に形成され
    た穴を介して箱内部に連通されて可動板の移動に伴い開
    口面に沿った方向に位置調整可能に設けられた連結パイ
    プを備えて構成された可動連結部と を有するダクト連結手段を設け、 このダクト連結手段の前記可動連結部の連結パイプにダ
    クトが連結されていることを特徴とするダクトの連結構
    造。
JP1992030558U 1992-05-11 1992-05-11 ダクトの連結構造 Expired - Lifetime JP2514468Y2 (ja)

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JPH0622447U JPH0622447U (ja) 1994-03-25
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JP2590786Y2 (ja) * 1991-04-12 1999-02-17 鐘淵化学工業株式会社 太陽熱利用建築物

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