JP3481648B2 - 原子炉用燃料集合体および原子炉の初装荷炉心 - Google Patents
原子炉用燃料集合体および原子炉の初装荷炉心Info
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Description
ニウム元素を可燃性毒物として含有させた原子炉用燃料
集合体に係り、特に炉停止余裕および熱的余裕を悪化さ
せることなく、反応度を向上させて燃料の燃焼効率を高
めることができる原子炉用燃料集合体に関する。
の横断面図を図1に示す。燃料集合体1は、燃料棒2お
よびウォータロッド3を格子状に束ねて燃料棒束とし、
この燃料棒束をチャンネルボックス4で包囲して構成さ
れている。図2は燃料棒2の縦断面図である。燃料棒2
は、直径約1cm、全長約4mの棒状をしており、ウラ
ン(またはプルトニウム)の酸化物を焼結した燃料ペレ
ット5をジルコニウム合金製の被覆管6に充填し、スプ
リング7で固定し、上部端栓8および下部端栓9で密封
して構成されている。本例における燃料集合体の平均ウ
ラン濃縮度は4.0%である。
は、原子炉の初期反応度を制御するために、可燃性毒物
としてガドリニア(ガドリニウムの酸化物)がウランの
酸化物に混合されている。本例では、74本の燃料棒の
うち14本にガドリニアが含有されている。図3に、図
1の燃料集合体の無限増倍率11を示す。ガドリニウム
を含有する燃料棒10の本数は、原子炉の初期余剰反応
度を適切な範囲にするように決定され、またガドリニア
濃度は、運転サイクル末期にはガドリニアが燃焼し尽し
て反応度損失を来たさないように決定される。運転期間
を13ケ月とした本例では、ガドリニア濃度は4.0%
である。
中性子吸収断面積を示す。天然ガドリニウムには7種類
の同位体が含まれており、このうち断面積の大きいGd
−155とGd−157が中性子吸収材として反応度制
御の役割を果たしている。なお、表1に示した同位体以
外にGd−152が約0.2%含まれているが、その影
響は小さい。
の大きいGd−155およびGd−157は燃焼ととも
に急速に減少し、断面積の小さいGd−154およびG
d−160は緩やかに減少している。Gd−156およ
びGd−158も断面積が小さいが、これらは各々Gd
−155およびGd−157の中性子吸収によって生成
されるため、燃焼とともに増加しており、Gd−155
およびGd−157が変換してしまうと緩やかな減少へ
と転じる。なお通常、断面積の大きいGd−155とG
d−157が減少してほぼ一定値に達した時点をもっ
て、ガドリニアが燃え尽きたという。
に示す。燃焼に伴なう変化は概ね原子数密度に比例する
が、その大きさは原子数密度と断面積の積に依存する。
従って、ガドリニアが燃え尽きた後、Gd−156およ
びGd−158はGd−155やGd−157よりも原
子数密度は大きいが、断面積が小さいために同程度の中
性子吸収率となる。なお、Gd−155の中性子吸収率
が燃焼初期において一旦増加するのは、中性子束の変化
に起因している。すなわち、断面積の大きいGd−15
7が大量に存在する間は、その中性子吸収のために中性
子束が小さくなっており、燃焼に伴なってGd−157
が減少するとともに、中性子束が増加してくるからであ
る。
は、運転サイクル末期には燃え尽きて反応度損失を来た
さないように決定される。ここで、燃え尽きているガド
リニウム同位体は、断面積の大きいGd−155および
Gd−157であり、その他の同位体の含有量はわずか
に減少しているかまたは増加している。従って、Gd−
155およびGd−157が燃え尽きた後においても、
ガドリニウム全体としては中性子吸収を維持し、これが
反応度損失をもたらしている。
度として25GWd/stにおける各同位体の中性子吸
収率を表2に示す。Tb−159は、Gd−158の中
性子吸収によって生成されたGd−159がただちにベ
ータ崩壊して生成されたものであり、その熱中性子吸収
断面積は23バーンである。これらによる中性子吸収率
の合計は0.81%でり、これが反応度損失となって燃
料の燃焼効率を悪化させている。
合すると、熱伝導度が低下するために、燃料の温度が上
昇しやすくなる。熱伝導度の低下はガドリニア濃度に比
例するため、ガドリニア濃度はあまり極端に濃くするこ
とができない。さらに、ガドリニアを含有する燃料棒で
は、ガドリニアを含有しない場合に比べてウラン濃縮度
を低くすることによってその出力を低くし、燃料の温度
が過度に上昇しないように配慮している。
を減少させ燃料の燃焼効率を高めるための技術が、特開
昭58−140673号公報に開示されており、Gd−
157の含有率を高めることによって反応度損失を減少
させている。同技術を適用した例として、図1の燃料集
合体において、Gd−157だけからなるガドリニウム
元素を用いた場合の25GWd/stにおける反応度損
失を表3に示す。ガドリニア濃度は1.2%であり、断
面積の大きいGd−155とGd−157の総量が保存
されるように調整されている。Gd−157の中性子吸
収によって生成されたGd−158による中性子吸収が
わずかにあるだけで、全体としての反応度損失は大幅に
低減されている。
ガドリニウムの場合4.0%から1.2%にまで低減で
きた。熱伝導度は同位体の種類によらないから、ガドリ
ニアによる熱伝導度の低下が大幅に改善される。これを
利用すれば、ガドリニアが混入されている燃料棒のウラ
ン濃縮度を従来よりも高めることができるので、高燃焼
度化が可能となり燃料経済性が向上するとともに、燃料
集合体断面内の局所出力ピーキングが低減される。一
方、天然ガドリニウムを用いた場合と同程度の熱伝導度
でよいとすれば、可燃性毒物として実質的に機能するG
d−157の濃度を高めることができ、ガドリニアによ
る反応度制御期間を3倍以上に長く持続させることが可
能となる。この場合、長期運転が可能となるので、原子
炉の稼動率を高めることができる。
のような課題が生じる。
である。原子炉の停止時には全ての制御棒が炉心に挿入
されて未臨界状態にあるが、いづれか1本の制御棒が炉
心から引き抜かれた場合でも炉心は未臨界でなければな
らない。このときの未臨界度が炉停止余裕である。Gd
−157のみからなるガドリニウム元素を用いた燃料集
合体の無限増倍率12を、天然ガドリニウムを用いた燃
料集合体の無限増倍率11と比較して図3に示す。断面
積の大きいGd−155とGd−157とを含む天然ガ
ドリニウムを用いた場合には、二つの同位体の燃焼速度
が異なるため、無限増倍率は比較的緩やかなピークを迎
えているが、Gd−157のみが含まれる場合には鋭利
で大きなピーク値を示している。炉停止余裕は無限増倍
率がピークを迎えるときに厳しくなるので、Gd−15
7の含有率が高いガドリニウムを用いた場合には、炉停
止余裕が悪化することになる。
大することである。原子炉の炉心には燃焼度が異なる燃
料集合体が装荷されており、燃料集合体出力は無限増倍
率に依存する。従って、Gd−157の含有率を高めた
ガドリニウム元素を用いた燃料集合体において無限増倍
率のピーク値が過大になると、燃料集合体出力の最大値
を表すチャンネルピーキングも増大することになる。そ
の結果、最小限界出力比や最大線出力密度などの熱的余
裕が悪化することになる。
を高める同位体分離方法としては、ガドリニウム元素は
同位体数が多いので、レーザ法が有効である。レーザ法
では、特定の波長をもったレーザ光を天然ガドリニウム
に照射して特定の同位体のみを電離し、これを回収する
ことによってその同位体の含有率を高める。ところが、
Gd−157のように質量数が奇数の同位体では、ある
電子のエネルギー順位は、原子核との相互作用によりい
くつかの順位に分離されている。光吸収スペクトルの例
を図6に示す。このような同位体を電離する場合、分離
した一つのエネルギー順位のみに波長を合わせた単一の
レーザ光では、電離効率が低下してしまう。一方、電離
を効率的に行なうためには、分離したエネルギー順位の
数に応じてレーザ光の種類を増やせばよいが、レーザ装
置が複雑になりコストアップに繋がってしまう。
たもので、炉停止余裕および熱的余裕を悪化させること
なく、反応度を向上させて燃料の燃焼効率を高めること
ができる原子炉用燃料集合体を提供することを目的とす
る。
成する手段として、格子状に束ねた複数の燃料棒のうち
の一部に、ガドリニウム元素を可燃性毒物として含有さ
せた原子炉用燃料集合体において、燃料集合体の最外周
以外に配置された可燃性毒物を含有させた燃料棒の少な
くとも一部は天然ガドリニウムを含有し、燃料集合体の
最外周に配置された可燃性毒物を含有させた燃料棒はガ
ドリニウム−156またはガドリニウム−158の少な
くとも一方の同位体の含有率が天然存在比よりも低いガ
ドリニウム元素またはガドリニウム−157の含有率が
天然存在比よりも高いガドリニウム元素を含有している
ことを特徴とする。
料棒のうちの一部に、ガドリニウム元素を可燃性毒物と
して含有させた原子炉用燃料集合体において、上下端を
除いた少なくとも上部の一部に天然ガドリニウムを含有
し、ガドリニウム−156またはガドリニウム−158
の少なくとも一方の同位体の含有率が天然存在比よりも
低いガドリニウム元素またはガドリニウム−157の含
有率が天然存在比よりも高いガドリニウム元素が、少な
くとも上下端を除いて燃料集合体上部よりも下部におい
て多く含有されていることを特徴とする。
料棒のうちの一部に、ガドリニウム元素を可燃性毒物と
して含有させた原子炉用燃料集合体において、ガドリニ
ウム−156またはガドリニウム−158の少なくとも
一方の同位体の含有率が天然存在比よりも低いガドリニ
ウム元素またはガドリニウム−157の含有率が天然存
在比よりも高いガドリニウム元素が、少なくとも上下端
を除いて燃料集合体下部よりも上部において多く含有
し、上下端を除いた少なくとも下部の一部に天然ガドリ
ニウムを含有し、下部の単位長さ当たりのガドリニウム
−155とガドリニウム−157とを合わせた含有量
は、上部の単位長さ当たりのガドリニウム−155とガ
ドリニウム−157とを合わせた含有量以上であること
を特徴としている。
棒のうちの一部に、ガドリニウム元素を可燃性毒物とし
て含有させた原子炉用燃料集合体において、第1の可燃
性毒物として質量数が偶数である少なくとも一部の同位
体の含有率が天然存在比よりも低いガドリニウム元素ま
たはガドリニウム−157の含有率が天然存在比よりも
高いガドリニウム元素が用いられ、第2の可燃性毒物と
して天然ガドリニウムが用いられ、さらに第1の可燃性
毒物の濃度が第2の可燃性毒物の濃度に等しいかまたは
第2の可燃性毒物の濃度よりも低いことを特徴とする。
て燃料集合体上部よりも下部において、核分裂性物質濃
度が低いか、または可燃性毒物を含有する燃料棒本数が
多いか、またはガドリニウム−155とガドリニウム−
157とを合わせた濃度が高いことを特徴とする。
て、ガドリニウム−157の含有率が天然存在比よりも
高いガドリニウム元素を可燃性毒物として含有する原子
炉用燃料集合体が装荷されたことを特徴とする。
においては、ガドリニウム元素として、質量数が偶数で
ある少なくとも一部の同位体の含有率が天然存在比より
も低いものが用いられている。
応度損失に対しては、天然ガドリニウムを用いた場合、
表2から、Gd−156、Gd−157およびGd−1
58が同程度に寄与していることがわかる。Gd−15
6は、Gd−155の中性子吸収によって生成されたも
のと天然に存在するものとが約15:20の割合で含ま
れており、Gd−158は、Gd−157の中性子吸収
によって生成されたものと天然に存在するものとが約1
6:25の割合で含まれている。従って、Gd−156
およびGd−158の含有率を低くすることによって、
これらの同位体による反応度損失を大幅に低減すること
ができる。
ってさらに、Gd−157による反応度損失をも低減す
ることができる。天然に存在したGd−157が全てG
d−158に変換した後のGd−157の原子数密度の
時間変化は下式によって表される。
の原子数密度、σ6 ,σ7 は各々の断面積、φは中性子
束である。σ6 はσ7 に比べて非常に小さいので、時間
が十分に経過するとdN7 /dt=0となる。このとき
N6 σ6 φ=N7 σ7 φとなり、Gd−156とGd−
157の中性子吸収率が等しい平衡状態にあり、Gd−
157の原子数密度はGd−156の原子数密度に比例
する。Gd−156の原子数密度は、図4に示されるよ
うにGd−155がGd−156に変換してしまった後
でほぼ一定であり、これはGd−155とGd−156
の初期装荷量によって決まるので、Gd−156の含有
率を低くすることによってGd−157による反応度損
失をも低減することができる。
Gd−155およびGd−157の含有量を維持してい
れば、必要な期間の反応度制御が可能であるから、これ
ら以外の同位体を取り除くことができ、その分だけガド
リニア濃度を低くできる。その結果、燃料の熱伝導度が
向上するので、高燃焼度化や局所出力ピーキングの低減
の効果があるとともに、ガドリニア濃度を高めることに
よって長期運転による稼動率の向上が可能となる。
天然ガドリニウムと同じ割合で含まれているので、無限
増倍率のピーク値は過大にならない。従って、炉停止余
裕の悪化およびチャンネルピーキングの増大といった問
題も解決することが可能となる。
燃料集合体においては、ガドリニウム−157の含有率
が天然存在比よりも高いガドリニウム元素が可燃性毒物
として用いられ、かつ複数の群に分けられた燃料棒の可
燃性毒物濃度が相互に異なっている。このため、図4に
示すGd−157とGd−155の原子数密度変化を模
擬することができる。その結果、無限増倍率のピーク値
を小さくすることができるので、炉停止余裕の悪化およ
びチャンネルピーキングの増大といった問題を解決する
ことが可能となる。
て説明する。
する。
体において、表4に示すGd−156を全く含まないガ
ドリニウム元素を可燃性毒物として用いた場合について
説明する。ガドリニウム濃度は3.2%であり、Gd−
155とGd−157の総含有量は、ガドリニウム濃度
が4.0%の天然ガドリニウムを用いた場合と等しい。
本実施例の25GWd/stにおける中性子吸収率は
0.60%であり、表2に示した天然ガドリニウムを用
いた場合の0.81%に比べて0.21%の反応度利得
が得られている。従って、天然ガドリニウムを用いた従
来例と比較すると、同一のウラン濃縮度で燃焼度を約1
%伸長することができる。あるいは、従来例と同一の燃
焼度を達成するためには、ウラン濃縮度を約0.03%
低くすることができる。
3に示す。図から明らかのように、天然ガドリニウムを
用いた従来例の無限増倍率11とよく似た燃焼変化を示
しており、無限増倍率のピークは過大にならないので炉
停止余裕ならびにチャンネルピーキングの悪化を招くこ
とはない。
造するためのレーザ装置の一例を示す図である。まず高
真空に保たれた分離セル14の内部において、金属蒸気
発生装置15によってガドリニウム金属を溶融して蒸発
させる。ここで発生した中性の蒸気流16を光反応部1
7に導入し、レーザシステム18から導かれたレーザ光
19を照射してGd−156のみを電離させる。通常
は、基底状態から直接電離するのではなく、選択励起用
レーザ光20により一旦特定の励起状態に選択的に励起
し、この励起されたGd−156にさらに電離用レーザ
光21を照射することによって電離させる。レーザ装置
22,23は、ポンピングレーザ、波長可変レーザ、周
波数変調装置およびパルスレーザ増幅器とから構成され
ている。このようにして電離されたGd−156の蒸気
流24がイオン回収電極板25に吸着される。一方、電
離されなかった他のガドリニウム同位体の蒸気流26は
中性原子回収板27に回収される。従って、中性原子回
収板27のガドリニウムを回収すれば、Gd−156の
含有率が天然存在比よりも低いガドリニウム元素が得ら
れる。
体において、表5に示すGd−156およびGd−15
8を全く含まないガドリニウム元素を可燃性毒物として
用いた場合について説明する。ガドリニア濃度は2.2
%であり、Gd−155とGd−157の総含有量は、
ガドリニア濃度が4.0%の天然ガドリニウムを用いた
場合と等しい。本実施例の25GWd/stにおける中
性子吸収率は、第1の実施例よりもさらに低減されて
0.45%であり、表1に示した天然ガドリニウムを用
いた場合の0.81%に比べて0.36%の反応度利得
が得られている。従って、天然ガドリニウムを用いた従
来例と比較すると、同一のウラン濃縮度で燃焼度を約2
%伸長することができる。あるいは、従来例と同一の燃
焼度を達成するためには、ウラン濃縮度を約0.04%
低くすることができる。本実施例においても、無限増倍
率のピークは過大にならないので炉停止余裕ならびにチ
ャンネルキーピングの悪化を招くことはない。
8を取り除くことによる反応度損失の低減は0.15%
である。従って、反応度損失を低減するためには、まず
Gd−156を取り除くことが第1に重要であり、次い
でGd−158が重要である。質量数が偶数であるガド
リニウム同位体としては他に、Gd−152、Gd−1
54およびGd−160が存在する。Gd−152およ
びGd−154は、もともと含有量が少ないので、これ
を取り除いたとしても反応度損失を低減する効果は小さ
い。一方、Gd−160は天然存在比が22%と大きい
が、表1に示すようにその断面積は小さいので、これを
取り除いたとしても反応度損失を低減する効果はやはり
小さい。しかしながら、含有量の多いGd−160を取
り除くことは熱伝導度を向上させる効果があるので、高
燃焼度化や原子炉の長期運転に対して有効である。
る。
横断面図を図8に示す。本実施例ではGd−157の含
有率を天然存在比よりも高めた例として、Gd−157
のみからなるガドリニウム元素を可燃性毒物として用い
ている。ガドリニア濃度は、8本の燃料棒G1では1.
2%、5本の燃料棒G2では1.5%である。すなわ
ち、G1のガドリニアにより図4に示したGd−157
の燃焼変化を模擬し、G2のガドリニアにより燃焼速度
の遅いGd−155の燃焼変化を模擬している。さら
に、G2では実質的にガドリニア含有量が多くなってい
るので、ガドリニア入り燃料棒の本数を1本減らして1
3本としている。また、本実施例のウラン濃縮度は、従
来例の4.0%よりも0.1%低く3.9%である。
3に示す。本実施例では、天然ガドリニウムを用いた従
来燃料の無限増倍率11をよく模擬しており、特に、無
限増倍率のピーク値を小さくすることができた。従っ
て、炉停止余裕やチャンネルピーキングを悪化させるこ
となく、ガドリニアによる反応度損失を低減することが
でき、より低いウラン濃縮度で従来例と同じ燃焼度を達
成することができた。
施例のように1.2ないし1.3程度に設定するのが好
ましい。これにより、図4に示したGd−155とGd
−157の原子数密度の燃焼変化をおよそ模擬すること
ができる。また、本実施例では2種類のガドリニア濃度
を用いたが、3種類以上のガドリニア濃度を用いてもよ
い。
する。
は、横断面図は図1の従来例と同一であるが、ガドリニ
ア入り燃料棒10におけるガドリニアが軸方向上下で異
なっている。すなわち、Gd−157のみからなるガド
リニウム元素を下部に用い、天然ガドリニウムを上部に
用いている。ガドリニア濃度は下部では1.2%、上部
では4.0%である。
炉心の上端からその全長の1/4ないし1/3下がった
部位において最大となるので、炉心下部の無限増倍率は
原子炉停止時の炉心の実効増倍率にはほとんど影響しな
い。本実施例によれば、Gd−157の含有率が高いガ
ドリニウム元素は燃料集合体下部のみに含有されている
ので、無限増倍率のピークが過大になるのは燃料集合体
下部だけである。従って、炉停止余裕を悪化させること
無く、燃料集合体下部の反応度損失を低減することがで
きる。
方向出力ピーキングが生じやすい。従って、本実施例に
おいて燃料集合体上下でウラン濃縮度が等しい場合、ガ
ドリニアによる反応度損失が小さい下部の方が無限増倍
率が大きくなり、その結果、炉心下部の軸方向出力ピー
キングが増大する可能性がある。このような場合には、
燃料集合体下部のウラン濃縮度を上部よりも低くする、
燃料集合体下部のガドリニア入り燃料棒本数を上部より
も多くする、あるいは燃料集合体下部のガドリニア濃度
を本実施例よりも濃くする、などの手段を適用すればよ
い。
する。
軸方向出力ピーキングを低減するために、燃料集合体下
部に含有されるガドリニア濃度を上部よりも濃くする技
術が、特開昭54−13899号公報に開示されてい
る。図9(A),(B)に示す同技術を適用した燃料集
合体では、全燃料棒において上下端の一部が天然ウラ
ン、中央部が濃縮ウランである。ガドリニア入り燃料棒
10は2種類あり、ガドリニア濃度は、燃料棒G3では
上下とも4.0%、燃料棒G4では上部は4.0%、下
部は5.0%である。本例では、燃料棒G4の下部のガ
ドリニア濃度が高く熱伝導度が低下するため、燃料棒G
4の中央部全体のウラン濃縮度を燃料棒G3の中央部の
ウラン濃縮度よりも低くしている。その結果、燃料集合
体断面内の局所出力ピーキングが悪化している。
下部に表4に示したGd−156を含まないガドリニウ
ム元素を用い、天然ガドリニウムを上部に用いている。
ガドリニア濃度は上下とも4.0%であり、このような
ガドリニア分布により従来例と同等の反応度制御が実現
できる。本実施例では、ウラン濃縮度は燃料棒G3と燃
料棒G4で等しく、その結果、燃料集合体断面内の局所
出力ピーキングが従来例よりも改善されている。もちろ
ん、Gd−156を含まないガドリニウム元素を燃料棒
G3およびG4の上下ともに含有させてもよいが、天然
ガドリニウムに比べて製造コストがアップするので、コ
スト低減のためには本実施例のように燃料集合体下部の
みに含有させるのがよい。なお、Gd−156を含まな
いガドリニウム元素の代わりに、Gd−157の含有率
を天然存在比よりも高めたガドリニウム元素を用いて
も、同様の効果が得られることは明らかである。
料では、第2サイクル以降に装荷される取替燃料よりも
ガドリニア濃度が高く、7〜8%の濃度のガドリニアが
使用されている。これは、起動試験のために第1サイク
ルの運転期間が第2サイクル以降の運転期間よりも長い
こと、また、燃料経済性向上のために初装荷燃料を高濃
縮度化すると、第1回取替体数が減少し、第2サイクル
の余剰反応度を初装荷燃料に含有されたガドリニアが分
担する必要があるからである。
ガドリニア濃度を高めようとすると、下部に含有される
ガドリニア濃度を上部よりも濃くした初装荷燃料の場合
には、燃料集合体下部に含有されるガドリニア濃度によ
って制限されることになる。このような場合にも本実施
例のように、Gd−156の含有率が天然存在比よりも
低いガドリニウム元素またはGd−157の含有率を天
然存在比よりも高めたガドリニウム元素を、燃料集合体
上部よりも下部により多く含有させればよい。
する。
は、横断面図は図1の従来例と同一であるが、ガドリニ
ア入り燃料棒10におけるガドリニア濃度が軸方向上下
で異なっている。すなわち、第2の実施例で用いた表5
に示すGd−156およびGd−158を全く含まない
ガドリニウム元素を上部に含有させ、天然ガドリニウム
を下部に含有させている。ガドリニア濃度は上部では
2.2%、下部では4.0%である。
は、上部の方が下部よりも0.49%大きいので、沸騰
水型原子炉において炉心下部に生じる軸方向出力ピーキ
ングが低減され、熱的余裕が向上する。なお、Gd−1
56を含まないガドリニウム元素の代わりに、Gd−1
57の含有率を天然存在比より高めたガドリニウム元素
を用いても、同様の効果が得られることは明らかであ
る。
する。
いられる燃料集合体では通常、ガドリニアは最外周以外
の燃料棒に含有される。これに対して、特開昭58−2
16989号公報には、ガドリニアを最外周燃料棒に含
有させることによって炉停止余裕を改善し、燃料の高燃
焼度化を達成する発明が開示されている。ただし、最外
周燃料棒では中性子束が大きくガドリニウムの燃焼が早
いので、ガドリニア入り燃料棒の本数を減らして、ガド
リニア濃度を高くする必要がある。しかしながら、熱伝
導度が低下するために、ガドリニア濃度を十分に高める
ことができないという問題があった。
横断面図を図10に示す。本実施例では、中央の2本の
燃料棒G5の他に、8本の最外周燃料棒G6にガドリニ
アが含有されている。中央燃料棒G5には天然ガドリニ
ウムがガドリニア濃度として4.0%、最外周燃料棒G
6にはGd−156、Gd−158およびGd−160
を含まないガドリニウム元素がガドリニア濃度として
2.0%含有されている。このようなガドリニア濃度に
より、図1に示した従来例の無限増倍率11と同等の無
限増倍率を実現することができた。
然ガドリニウムを用いた場合にはガドリニア濃度を6.
0%にしなければならない。その場合、熱伝導度の低下
を招くかまたは、ウラン濃縮度を低くして燃料棒の出力
を低くした場合には高燃焼度化の妨げとなる。
にGd−157の含有率を高めたガドリニウム元素を用
いても同様の効果が得られることは明らかである。ま
た、中央燃料棒G5に、Gd−156、Gd−158お
よびGd−160を含まないガドリニウム元素、または
Gd−157の含有率を高めたガドリニウム元素を用い
てもよい。さらに、本実施例は、第3、第4、第5また
は第6の実施例にも適用できることは明白であり、これ
らの組合せによって得られる実施例は各々の効果が同時
に達成される好ましいものである。
いては、質量数が偶数である特定のガドリニウム同位体
が完全に取り除かれたガドリニウム元素やGd−157
のみからなるガドリニウム元素を用いる場合について説
明したが、図7に示すような分離装置を用いてGd−1
56を取り除く場合、これを完全に電離することはでき
ないので、中性原子回収板27から回収されるガドリニ
ウム元素には電離されなかったGd−156の一部も含
有されている。また、Gd−157を電離する場合に
は、電離されない中性原子の一部がイオン回収電極板2
5に吸着されるので、イオン回収電極板25から回収さ
れたガドリニウム元素にはGd−157以外の同位体も
含有されることになる。しかしながら、現実に得られる
このようなガドリニウム元素を用いた場合においても、
本発明が適用でき、相応の効果が達成されることは明ら
かである。
ドリニウムからガドリニウム−156またはガドリニウ
ム−158の一方の同位体を選択的に除去するという具
体的な手段によってガドリニウム元素を製造する濃縮方
法およびこのようにして得られた元素を用いた燃料集合
体である。これによりガドリニウム−157を濃縮した
ガドリニウム元素を使用した燃料集合体の課題である炉
停止余裕およびチャンネルピーキングの悪化を改善する
ことができるという効果を奏する。
た原子炉用燃料集合体において、可燃性毒物を含有する
燃料棒を複数の群に分けるとともに、これら各群の可燃
性毒物として、ガドリニウム−157の含有率が天然存
在比よりも高いガドリニウム元素を用い、かつ各群の可
燃性毒物濃度を相互に異ならしめ、低濃度の可燃性毒物
を含有する燃料棒を、高濃度の可燃性毒物を含有する燃
料棒よりも燃料集合体横断面内の最外側に近い位置に配
置したことを特徴としている。
悪化させることなく、反応度を向上させて燃料の燃焼効
率を高めることができる。
面図。
棒の縦断面図。
限増倍率の燃焼変化を表すグラフ。
おけるガドリニウム同位体の原子数密度の燃焼変化を表
すグラフ。
おけるガドリニウム同位体の中性子吸収率の燃焼変化を
表すグラフ。
ガドリニウム元素を製造するためのレーザ装置の例。
図。
燃料集合体のガドリニア濃度分布図であって、(A)は
燃料集合体の横断面図、(B)はガドリニア入り各燃料
棒のガドリニア濃度分布を示す図。
図。
Claims (6)
- 【請求項1】格子状に束ねた複数の燃料棒のうちの一部
に、ガドリニウム元素を可燃性毒物として含有させた原
子炉用燃料集合体において、燃料集合体の最外周以外に
配置された可燃性毒物を含有させた燃料棒の少なくとも
一部は天然ガドリニウムを含有し、燃料集合体の最外周
に配置された可燃性毒物を含有させた燃料棒はガドリニ
ウム−156またはガドリニウム−158の少なくとも
一方の同位体の含有率が天然存在比よりも低いガドリニ
ウム元素またはガドリニウム−157の含有率が天然存
在比よりも高いガドリニウム元素を含有していることを
特徴とする原子炉用燃料集合体。 - 【請求項2】格子状に束ねた複数の燃料棒のうちの一部
に、ガドリニウム元素を可燃性毒物として含有させた原
子炉用燃料集合体において、上下端を除いた少なくとも
上部の一部に天然ガドリニウムを含有し、ガドリニウム
−156またはガドリニウム−158の少なくとも一方
の同位体の含有率が天然存在比よりも低いガドリニウム
元素またはガドリニウム−157の含有率が天然存在比
よりも高いガドリニウム元素が、少なくとも上下端を除
いて燃料集合体上部よりも下部において多く含有されて
いることを特徴とする原子炉用燃料集合体。 - 【請求項3】格子状に束ねた複数の燃料棒のうちの一部
に、ガドリニウム元素を可燃性毒物として含有させた原
子炉用燃料集合体において、ガドリニウム−156また
はガドリニウム−158の少なくとも一方の同位体の含
有率が天然存在比よりも低いガドリニウム元素またはガ
ドリニウム−157の含有率が天然存在比よりも高いガ
ドリニウム元素が、少なくとも上下端を除いて燃料集合
体下部よりも上部において多く含有し、上下端を除いた
少なくとも下部の一部に天然ガドリニウムを含有し、下
部の単位長さ当たりのガドリニウム−155とガドリニ
ウム−157とを合わせた含有量は、上部の単位長さ当
たりのガドリニウム−155とガドリニウム−157と
を合わせた含有量以上であることを特徴とする原子炉用
燃料集合体。 - 【請求項4】格子状に束ねた複数の燃料棒のうちの一部
に、ガドリニウム元素を可燃性毒物として含有させた原
子炉用燃料集合体において、第1の可燃性毒物として質
量数が偶数である少なくとも一部の同位体の含有率が天
然存在比よりも低いガドリニウム元素またはガドリニウ
ム−157の含有率が天然存在比よりも高いガドリニウ
ム元素が用いられ、第2の可燃性毒物として天然ガドリ
ニウムが用いられ、さらに第1の可燃性毒物の濃度が第
2の可燃性毒物の濃度に等しいかまたは第2の可燃性毒
物の濃度よりも低いことを特徴とする原子炉用燃料集合
体。 - 【請求項5】少なくとも上下端を除いて燃料集合体上部
よりも下部において、核分裂性物質濃度が低いか、また
は可燃性毒物を含有する燃料棒本数が多いか、またはガ
ドリニウム−155とガドリニウム−157とを合わせ
た濃度が高いことを特徴とする請求項1,2または4に
記載の原子炉用燃料集合体。 - 【請求項6】請求項1ないし請求項5に記載の原子炉用
燃料集合体が装荷されたことを特徴とする原子炉の初装
荷炉心。
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