JP3481503B2 - アドレス変換システム - Google Patents

アドレス変換システム

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JP3481503B2 JP15704199A JP15704199A JP3481503B2 JP 3481503 B2 JP3481503 B2 JP 3481503B2 JP 15704199 A JP15704199 A JP 15704199A JP 15704199 A JP15704199 A JP 15704199A JP 3481503 B2 JP3481503 B2 JP 3481503B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アドレス変換シス
テムに関し、特に、複数の入出力制御装置を有する情報
処理システムの入出力制御装置のアドレス変換システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の入出力制御装置のアドレス変換シ
ステムに関する技術としては、たとえば、「特開平4−
31945号公報」記載の技術がある。この技術は、中
央処理装置の論理アドレスに対応したアドレス変換機構
を入出力制御装置に備え、中央処理装置が設定した論理
アドレスを入出力制御装置で物理アドレスに変換する計
算機システムにおいて、入出力制御装置に、中央処理装
置の複数種の論理アドレス(たとえば、24ビット論理
アドレスおよび31ビット論理アドレス)に対応した複
数種のアドレス変換機構を備え、中央処理装置の論理ア
ドレスに応じていずれのアドレス変換機構を使うかを指
定可能とした入出力制御方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術の第
1の問題点は、1つの入出力制御装置に対して、中央処
理装置からのアクセスが複数発行された場合に、アドレ
ス変換の時間が大幅に延びることである。
【0004】その理由は、最初のアクセスによるアドレ
ス変換の処理において、アドレス変換機構に最初のアク
セスの論理アドレス−物理アドレス対が登録されていな
い場合に、物理アドレスに変換するための主記憶装置に
対するアクセスが必要であり、そのために多くの時間を
要し、次のアクセスのアドレス変換が待たされるからで
ある。
【0005】本発明の目的は、複数のアクセスが発行さ
れ、アドレス変換機構(=TLB)にアクセスの論理ア
ドレス−物理アドレス対が登録されていない場合にも、
高速なアドレス変換を実施できる入出力制御装置のアド
レス変換システムを実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のアドレス
変換システムは、第1の入出力制御装置と、前記第1の
入出力制御装置と同等機能を持つ第2の入出力制御装置
と、中央処理装置と、主記憶装置と、前記第1の入出力
制御装置、前記第2の入出力制御装置、前記中央処理装
置、および前記主記憶装置を接続するシステムバスと、
前記第1の入出力制御装置および前記第2の入出力制御
装置を接続する装置間バスとを有し、前記中央処理装置
から前記システムバスを介して第1の入出力要求を受信
し、前記第1の入出力要求の前記主記憶装置へのアクセ
スを含むアドレス変換の最中に、第2の入出力要求を受
信すると、前記装置間バスを介して前記第2の入出力要
求を前記第2の入出力制御装置に送信し、前記第2の入
出力制御装置から前記第2の入出力要求のアドレス変換
の結果を受信する前記第1の入出力制御装置と、前記中
央処理装置から前記システムバスを介して第1の入出力
要求を受信し、前記第1の入出力要求の前記主記憶装置
へのアクセスを含むアドレス変換の最中に、第2の入出
力要求を受信すると、前記装置間バスを介して前記第2
の入出力要求を前記第1の入出力制御装置に送信し、前
記第1の入出力制御装置から前記第2の入出力要求のア
ドレス変換の結果を受信する前記第2の入出力制御装置
と、を有する。
【0007】本発明の第2のアドレス変換システムは、
前記第1のアドレス変換システムであって、アドレス変
換制御回路と、仮想アドレスバッファと、アドレス変換
回路とを備え、前記第1の入出力要求、前記第2の入出
力要求を受け取る前記アドレス変換制御回路と、前記ア
ドレス変換制御回路からの前記第1の入出力要求内、お
よび前記第1の入出力要求内の仮想アドレスを格納する
前記仮想アドレスバッファと、仮想アドレス−物理アド
レス対を保持し、前記第1の入出力要求内の仮想アドレ
スに対応する前記仮想アドレス−物理アドレス対が保持
されていないと、前記主記憶装置へのアクセスを行い前
記第1の入出力要求の物理アドレスを生成する前記アド
レス変換回路と、前記アドレス変換回路において前記主
記憶装置へのアクセスを含む前記第1の入出力要求のア
ドレス変換を実施中であると、前記装置間バスを介して
前記第2の入出力制御装置に前記第2の入出力要求を送
信する前記アドレス変換制御回路とを有する前記第1の
入出力制御装置と、前記第1の入出力制御装置から前記
装置間バスを介して前記第2の入出力要求を受け取る
と、前記主記憶へのアクセスを含むアドレス変換実行中
でなければ、前記第2の入出力要求の仮想アドレスに対
する物理アドレスを生成して、前記第1の入出力装置に
生成した前記第2の入出力要求の仮想アドレスに対する
物理アドレスを前記装置間バスを介して送信する前記第
2の入出力制御装置とを有する。
【0008】本発明の第3のアドレス変換システムは、
前記第1または第2のアドレス変換システムであって、
前記第1の入出力制御装置と同等機能を持つ第N(Nは
3以上)の入出力制御装置までを備え、前記第1の入出
力制御装置〜前記第Nの入出力制御装置を含むN台を接
続する前記装置間バスを備える。
【0009】本発明の第4のアドレス変換システムは、
前記第3のアドレス変換システムであって、前記第2の
入出力制御装置〜前記第Nの入出力制御装置からの前記
第2の入出力要求の仮想アドレスに対する物理アドレス
を前記装置間バスを介して受け取ると、最も先に受け取
った前記第2の入出力要求の仮想アドレスに対する物理
アドレスを使用する前記第1の入出力制御装置を有す
る。
【0010】本発明の第5のアドレス変換システムは、
前記第2のアドレス変換システムであって、前記第1の
入出力制御装置内の前記仮想アドレスバッファ、前記ア
ドレス変換回路、または前記物理アドレスバッファが故
障した場合に、前記第2の入出力制御装置に、前記第1
の入出力要求を送信し、前記第1の入出力要求の物理ア
ドレスを生成させる前記第1の入出力制御装置と、前記
第2の入出力制御装置内の前記仮想アドレスバッファ、
前記アドレス変換回路、または前記物理アドレスバッフ
ァが故障した場合に、前記第1の入出力制御装置に、前
記第1の入出力要求を送信し、前記第1の入出力要求の
物理アドレスを生成させる前記第2の入出力制御装置と
を有する。
【0011】本発明の第6のアドレス変換システムは、
前記第3または第4のアドレス変換システムであって、
前記第1の入出力制御装置内の前記仮想アドレスバッフ
ァ、前記アドレス変換回路、または前記物理アドレスバ
ッファが故障した場合に、前記第2の入出力制御装置〜
第Nの入出力制御装置に、前記第1の入出力要求を送信
し、前記第1の入出力要求の物理アドレスを生成させる
前記第1の入出力制御装置を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図1を
参照すると、本発明の第1の実施の形態は、入出力制御
装置10と、入出力制御装置10と同一の機能を持つ入
出力制御装置20と、中央処理装置40と、主記憶装置
50と、入出力制御装置10、入出力制御装置20、中
央処理装置40、および主記憶装置50を接続するシス
テムバス30と、入出力制御装置10および入出力制御
装置20を接続する装置間バス60とから構成される。
【0013】また、入出力制御装置10は、仮想アドレ
スを格納する仮想アドレスバッファ101と、仮想アド
レス−物理アドレス対を複数格納し仮想アドレスを物理
アドレスに変換するアドレス変換回路103と、物理ア
ドレスを格納する物理アドレスバッファ104と、入出
力制御装置10を制御するアドレス変換制御回路102
とから構成される。
【0014】また、入出力制御装置20は、仮想アドレ
スを格納する仮想アドレスバッファ201と、仮想アド
レス−物理アドレス対を複数格納し仮想アドレスを物理
アドレスに変換するアドレス変換回路203と、物理ア
ドレスを格納する物理アドレスバッファ204と、入出
力制御装置20を制御するアドレス変換制御回路202
とから構成される。
【0015】仮想アドレスバッファ101および仮想ア
ドレスバッファ201、アドレス変換制御回路102お
よびアドレス変換制御回路202、アドレス変換回路1
03およびアドレス変換回路203、物理アドレスバッ
ファ104および物理アドレスバッファ204は、それ
ぞれ同一の機能を持つ。
【0016】また、入出力制御装置10は、仮想アドレ
ス登録信号10A、物理アドレス信号10B、物理アド
レス登録信号10C、およびアドレス変換実行信号10
Dを備え、入出力制御装置20は、仮想アドレス登録信
号20A、物理アドレス信号20B、物理アドレス登録
信号20C、およびアドレス変換実行信号20Dを備え
る。
【0017】中央処理装置40から、システムバス30
を介して複数の仮想アドレスを含む入出力要求が複数発
行されると、入出力制御装置10のアドレス変換制御回
路102は、最初に受信した入出力要求の仮想アドレス
を仮想アドレス登録信号10Aにより仮想アドレスバッ
ファ101に登録する。
【0018】仮想アドレスが仮想アドレスバッファ10
1に格納されると、その仮想アドレスはアドレス変換実
行信号10Dによりアドレス変換回路103に転送さ
れ、アドレス変換回路103は受信した仮想アドレスを
物理アドレスにアドレス変換する。
【0019】このとき、アドレス変換回路103内の仮
想アドレス−物理アドレス対が検索され、受信した仮想
アドレスに対応した仮想アドレス−物理アドレス対が存
在すると、その物理アドレスを物理アドレス登録信号1
0Cにより物理アドレスバッファ104に格納する。受
信した仮想アドレスに対応した仮想アドレス−物理アド
レス対が存在しないと、アドレス変換回路103は、主
記憶装置50にアクセスを行い、受信した仮想アドレス
を物理アドレスに変換し物理アドレス登録信号10Cに
より物理アドレスバッファ104に格納する。
【0020】ここで、主記憶装置50のアクセスを含む
アドレス変換について説明する。図2は、アドレス変換
の過程を示す説明図である。図2を参照すると、仮想ア
ドレスは、セグメントテーブルエントリであるSTE
(ビット8〜12)、ページテーブルエントリであるP
TE(ビット13〜19)、ページ内アドレスであるP
RA(ビット20〜31)で構成される。
【0021】アドレス変換回路103は、内部にセグメ
ントディスクリプタテーブルの先頭を指し示すSDテー
ブルポインタ(ビット0〜31)を保持しており、SD
テーブルポインタ+STEのアドレスから主記憶装置5
0のセグメントディスクリプタであるSD(ビット0〜
31)を読み出す。次に、SD+PTEのアドレスから
主記憶装置50内のページディスクリプタテーブルのペ
ージディスクリプタであるPD(ビット0〜19)を読
み出す。そして、PDとPRAとを結合して、物理アド
レスとし、物理アドレスバッファ104に格納する。ま
た、アドレス変換回路103は、この場合の仮想アドレ
ス−物理アドレス対を内部に保持する。
【0022】アドレス変換制御回路102は、物理アド
レスバッファ104に登録された物理アドレスを物理ア
ドレス信号10Bにより読み出して入出力制御に使用す
る。
【0023】また、仮想アドレスバッファ101、アド
レス変換回路103が、主記憶装置50へのアクセスを
使用するアドレス変換中であり、仮想アドレスバッファ
101に仮想アドレスが登録されなかった入出力要求
は、アドレス変換制御回路102により装置間バス60
を介して入出力制御装置20内のアドレス変換制御回路
202に送信される。
【0024】入出力制御装置10からの入出力要求を受
信したアドレス変換制御回路202は、仮想アドレスバ
ッファ201にアドレス変換中の仮想アドレスが格納さ
れていなければ、仮想アドレス登録信号20Aにより、
その入出力要求の仮想アドレスを仮想アドレスバッファ
201に格納する。
【0025】格納された仮想アドレスは、アドレス変換
実行信号20Dにより、アドレス変換回路203に転送
され、物理アドレスにアドレス変換される。アドレス変
換された物理アドレスは物理アドレス登録信号20Cに
より、物理アドレスバッファ204に転送され、アドレ
ス変換制御回路202は物理アドレスバッファ204に
格納された物理アドレスを物理アドレス信号20Bによ
り読み出す。
【0026】アドレス変換制御回路202に読み出され
た物理アドレスは、装置間バス60を介し入出力制御装
置10内のアドレス変換制御回路102に転送される。
【0027】アドレス変換制御回路102は、発行した
入出力要求に対する物理アドレスを入出力制御装置20
から受信すると、その物理アドレスを入出力制御の処理
に使用する。
【0028】また、アドレス変換制御回路102が、ア
ドレス変換要求を入出力制御装置20内のアドレス変換
制御回路202に発行したとき、仮想アドレスバッファ
201にアドレス変換中の仮想アドレスがすでに登録さ
れていれば、アドレス変換制御回路202は、装置間バ
ス60を介してアドレス変換制御回路102にアドレス
変換ができないことを通知する。これによりアドレス変
換制御回路102は、入出力制御装置20でアドレス変
換ができないことを知り、その入出力要求の仮想アドレ
スを仮想アドレス登録信号10Aにより仮想アドレスバ
ッファ101に格納し、アドレス変換の実行を待つ。
【0029】このとき、すでに前の入出力要求の仮想ア
ドレスのアドレス変換が完了していれば、ただちに、新
たに仮想アドレスバッファ101に格納された仮想アド
レスのアドレス変換がアドレス変換回路103で実行さ
れ、物理アドレスバッファ104に格納される。
【0030】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて図面を参照して説明する。図3は、本発明の第1
の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
まず、中央処理装置40が、システムバス30を介して
入出力要求を発行すると(図3ステップS1)、入出力
制御装置10のアドレス変換制御回路102がこの複数
の入出力要求を受信する(図3ステップS2)。
【0031】アドレス変換要求を受け取ったアドレス変
換制御回路102は、仮想アドレス登録信号10Aによ
り仮想アドレスバッファ101に仮想アドレスが格納さ
れているかどうか(主記憶装置50へのアクセスを含む
アドレス変換の最中かどうか)を調べ、アドレス変換が
実行可能かどうかをチェックする(図3ステップS
3)。
【0032】このとき、アドレス変換が可能(アドレス
変換の最中でない)ならば(図3ステップS3Ye
s)、仮想アドレス登録信号10Aにより、仮想アドレ
スバッファ101に仮想アドレスを設定する(図3ステ
ップS4)。
【0033】仮想アドレスが仮想アドレスバッファ10
1に設定されると、アドレス変換実行信号10Dによ
り、アドレス変換回路103に仮想アドレスが通知さ
れ、その仮想アドレスに対応する仮想アドレス−物理ア
ドレス対がアドレス変換回路103に登録されているか
どうかがチェックされる(図3ステップS5)。
【0034】仮想アドレス−物理アドレス対が登録され
ていると(図3ステップS5Yes)、その仮想アドレ
ス−物理アドレス対の物理アドレスを物理アドレス登録
信号10Cにより、物理アドレスバッファ104に格納
する(図3ステップS6)。
【0035】仮想アドレス−物理アドレス対が登録され
ていないと(図3ステップS5No)、図2に示すよう
な過程で、主記憶装置50に2回アクセスを実施し、セ
グメントディスクリプタ、ページディスクリプタを読み
出し、物理アドレスを生成し物理アドレス登録信号10
Cにより、物理アドレスバッファ104に格納する(図
3ステップS7)。
【0036】次に、アドレス変換制御回路102が、物
理アドレスバッファ104に格納された物理アドレスを
物理アドレス信号10Bにより読み出し、物理アドレス
を使用した入出力処理を実施する(図3ステップS
8)。
【0037】また、アドレス変換が実行可能かどうかの
チェックにおいてアドレス変換が不可能ならば(図3ス
テップS3Yes)、アドレス変換制御回路102は、
装置間バス60により、入出力要求を入出力制御装置2
0内のアドレス変換制御回路202に通知する(図3ス
テップS9)。
【0038】アドレス変換制御回路202は、入出力要
求を受信すると、仮想アドレス登録信号20Aにより、
仮想アドレスバッファ201に仮想アドレスが格納され
ているかどうかをチェックすることで、アドレス変換が
実行可能かどうかを判定する(図3ステップS10)。
【0039】このとき、仮想アドレスバッファ201に
仮想アドレスが登録されていなければ(主記憶装置50
へのアクセスを含むアドレス変換の最中でなければ)、
アドレス変換を実行することができ(図3ステップS1
0Yes)、アドレス変換制御回路202は仮想アドレ
ス登録信号20Aにより、仮想アドレスバッファ201
に仮想アドレスを設定する(図3ステップS11)。
【0040】仮想アドレスバッファ201に設定された
仮想アドレスは、アドレス変換実行信号20Dにより、
アドレス変換回路203に転送され、入出力制御装置1
0と同様な過程で物理アドレスに変換される。すなわ
ち、その仮想アドレスに対応する仮想アドレス−物理ア
ドレス対がアドレス変換回路203に登録されているか
どうかがチェックされる(図3ステップS12)。
【0041】仮想アドレス−物理アドレス対が登録され
ていると(図3ステップS12Yes)、その仮想アド
レス−物理アドレス対の物理アドレスを物理アドレス登
録信号20Cにより、物理アドレスバッファ204に格
納する(図3ステップS13)。
【0042】仮想アドレス−物理アドレス対が登録され
ていないと(図3ステップS12No)、図2に示すよ
うな過程で、主記憶装置50に2回アクセスを実施し、
セグメントディスクリプタ、ページディスクリプタを読
み出し、物理アドレスを生成し物理アドレス登録信号2
0Cにより、物理アドレスバッファ204に格納する
(図3ステップS14)。
【0043】次に、物理アドレスバッファ204に格納
された物理アドレスを、物理アドレス信号20Bによ
り、アドレス変換制御回路202が読み出し、装置間バ
ス60を介して、入出力制御装置10内のアドレス変換
制御回路102に通知する(図3ステップS15)。
【0044】入出力制御装置20から物理アドレスを受
信したアドレス変換制御回路102は、その物理アドレ
スを使用した入出力処理を実施する(図3ステップS
8)。
【0045】もし、仮想アドレスバッファ201に仮想
アドレスが登録されていれば、アドレス変換を実行する
ことができず(図3ステップS10No)、アドレス変
換制御回路202は、装置間バス60を介し、入出力制
御装置10内のアドレス変換制御回路102にアドレス
変換ができないことを通知する(図3ステップS1
6)。
【0046】アドレス変換制御回路102は、アドレス
変換ができないことの通知を受信すると、仮想アドレス
登録信号10Aにより、仮想アドレスバッファ101に
仮想アドレスを設定する。そして、すでに設定されてい
る仮想アドレスのアドレス変換が終了すると、新規に設
定した仮想アドレスのアドレス変換が実行され、入出力
処理が実施される(図3ステップS4〜ステップS
8)。
【0047】次に、従来技術と比較して、アドレス変換
が高速に実施できることを説明する。図4(a)は、従
来の技術の動作を示すタイムチャートである。図4
(b)は、本発明の第1の実施の形態の動作を示すタイ
ムチャートである。ここで、アドレス変換のための主記
憶装置50のアクセスに、約100サイクル(110
T)、また、装置間バス60を介した転送に約10サイ
クル(10T)を要するものとする。
【0048】従来の技術においては、たとえば、中央処
理装置40から入出力制御装置10に入出力要求A、入
出力要求Bがシステムバス30を介して発行されると
(図4(a)T1、T2)、入出力要求A、入出力要求
Bをアドレス変換制御回路102で受信する(図4
(a)T2、T3)。
【0049】次に、入出力要求Aの仮想アドレス、入出
力要求Bの仮想アドレスが、仮想アドレスバッファ10
1に格納され(図4(a)T3、T4)。
【0050】次に、入出力要求Aの仮想アドレスは、ア
ドレス変換回路103に設定され(図4(a)T4)、
入出力要求Aの対応する仮想アドレス−物理アドレス対
が存在しないと、主記憶装置50をアクセスし、物理ア
ドレスを生成する(T5〜T105)。
【0051】次に、入出力要求Aの生成された物理アド
レスが物理アドレスバッファ104に格納され(図4
(a)T106)、さらに、アドレス変換制御回路10
2に格納され(図4(a)T107)、入出力処理に使
用される。
【0052】また、入出力要求Bの仮想アドレスがアド
レス変換回路103に設定され(図4(a)T10
6)、入出力要求Bの対応する仮想アドレス−物理アド
レス対が存在しないと、主記憶装置50をアクセスし、
物理アドレスを生成する(図4(a)T107〜T20
7)。
【0053】次に、入出力要求Bの生成された物理アド
レスが物理アドレスバッファ104に格納され(図4
(a)T208)、さらに、アドレス変換制御回路10
2に格納され(図4(a)T209)、入出力処理に使
用される。
【0054】一方、本発明の第1の実施の形態において
は、中央処理装置40から入出力制御装置10に入出力
要求A、入出力要求Bがシステムバス30を介して発行
されると(図4(b)T1、T2)、入出力要求A、入
出力要求Bをアドレス変換制御回路102で受信する
(図4(b)T2、T3)。
【0055】次に、入出力要求Aの仮想アドレスが仮想
アドレスバッファ101に格納され(図4(b)T3、
T4)。
【0056】次に、入出力要求Aの仮想アドレスは、ア
ドレス変換回路103に設定され(図4(b)T4)、
入出力要求Aの対応する仮想アドレス−物理アドレス対
が存在しないと、図4(a)の場合と同様に主記憶装置
50をアクセスし、物理アドレスを生成し(図4(b)
T5〜T105)、物理アドレスバッファ104に格納
し(図4(b)T106)、アドレス変換制御回路10
2に格納する(図4(b)T107)。
【0057】入出力要求Aの対応する仮想アドレス−物
理アドレス対が存在しないと、アドレス変換制御回路1
02は、装置間バス60を介し、入出力要求Bを入出力
制御装置20のアドレス変換制御回路202に送信する
(図4(b)T5)。
【0058】アドレス変換制御回路202は、入出力要
求Bを受信し(図4(b)T15)、アドレス変換を開
始する。
【0059】次に、入出力制御装置20では、入出力制
御装置10と同様にして主記憶装置50をアクセスし入
出力要求Bの物理アドレスを生成し、物理アドレスバッ
ファ204に格納し(図4(b)T118)、アドレス
変換制御回路202に格納する(図4(b)T11
9)。
【0060】次に、アドレス変換制御回路202は、入
出力要求Bの物理アドレスを、装置間バス60を介して
入出力制御装置10のアドレス変換制御回路102に送
信する(図4(b)T120)。
【0061】次に、アドレス変換制御回路102は、入
出力要求Bの物理アドレスを受信し(図4(b)T13
0)、入出力処理を実施する。
【0062】以上のように、従来技術の場合には、20
9サイクルを要するが、本発明の第1の実施の形態にお
いては、130サイクルを要するのみである。
【0063】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施
の形態を示すブロック図である。図5を参照すると、本
発明の第2の実施の形態は、入出力制御装置10と、入
出力制御装置20と、入出力制御装置70と、中央処理
装置40と、主記憶装置50と、入出力制御装置10、
入出力制御装置10、入出力制御装置20、入出力制御
装置70、中央処理装置40、および主記憶装置50を
接続するシステムバス30と、入出力制御装置10、入
出力制御装置20、および入出力制御装置70を接続す
る装置間バス60とから構成される。
【0064】この構成において、たとえば、入出力制御
装置10は、中央処置装置40からの複数の入出力要求
に対して、アドレス変換が実行可能かどうかのチェック
においてアドレス変換が不可能ならば、アドレス変換制
御回路102により、装置間バス60を介して、入出力
要求を入出力制御装置20、および入出力制御装置70
に送信する。そして、入出力制御装置10は、入出力制
御装置20、および入出力制御装置70から先に受信し
た物理アドレスを使用する。
【0065】以上は、入出力制御装置10を中心に説明
したが、入出力制御装置20も、入出力制御装置10と
同等の機能を持つ。
【0066】また、入出力制御装置が3台の場合につい
て説明したが、4台以上の入出力制御装置が装置間バス
60に接続されている場合にも適用可能である。
【0067】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。本発明の第3の実施の形態は、本発明の第
1、または第2の実施の形態の構成であって、たとえ
ば、入出力制御装置10内の仮想アドレスバッファ10
1、アドレス変換回路103、または物理アドレスバッ
ファ104が故障した場合には、装置間バス60に接続
された他の入出力制御装置に入出力要求を転送し、物理
アドレスを生成させる制御を実施するものである。
【0068】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、複数の入出力制
御装置が存在するシステムにおいて、複数の入出力要求
の処理が発行された場合、入出力制御装置に対応する仮
想アドレス−物理アドレス対が存在しない場合に、仮想
アドレスから物理アドレスへの変換の性能が向上するこ
とである。
【0069】その理由は、入出力制御装置が前の入出力
要求の処理において、アドレス変換の最中である場合
に、特別に設けられた装置間バスを介して他の入出力制
御装置にその入出力要求を転送し、他の入出力制御装置
で生成された物理アドレスを使用するからである。
【0070】本発明の第2の効果は、システムの信頼性
が向上することである。
【0071】その理由は、本発明の第3の実施の形態の
ように、入出力制御装置のアドレス変換を行う部分が故
障した場合に、他の入出力制御装置により、アドレス変
換を実施するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】アドレス変換の過程を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態の動作を示すタイム
チャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態のを示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 入出力制御装置 20 入出力制御装置 30 システムバス 40 中央処理装置 50 主記憶装置 60 装置間バス 70 入出力制御装置 101 仮想アドレスバッファ 102 アドレス変換制御回路 103 アドレス変換回路 104 物理アドレスバッファ 10A 仮想アドレス登録信号 10B 物理アドレス信号 10C 物理アドレス登録信号 10D アドレス変換実行信号 201 仮想アドレスバッファ 202 アドレス変換制御回路 203 アドレス変換回路 204 物理アドレスバッファ 20A 仮想アドレス登録信号 20B 物理アドレス信号 20C 物理アドレス登録信号 20D アドレス変換実行信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−3328(JP,A) 特開 平5−204821(JP,A) 特開 平5−250251(JP,A) 特開 平4−31945(JP,A) 特開 平5−224825(JP,A) 特開 昭59−79330(JP,A) 特開 昭52−40932(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/10 - 13/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入出力制御装置と、前記第1の入
    出力制御装置と同等機能を持つ第2の入出力制御装置
    と、中央処理装置と、主記憶装置と、前記第1の入出力
    制御装置、前記第2の入出力制御装置、前記中央処理装
    置、および前記主記憶装置を接続するシステムバスと、
    前記第1の入出力制御装置および前記第2の入出力制御
    装置を接続する装置間バスとを有し、前記中央処理装置
    から前記システムバスを介して第1の入出力要求を受信
    し、前記第1の入出力要求の前記主記憶装置へのアクセ
    スを含むアドレス変換の最中に、第2の入出力要求を受
    信すると、前記装置間バスを介して前記第2の入出力要
    求を前記第2の入出力制御装置に送信し、前記第2の入
    出力制御装置から前記第2の入出力要求のアドレス変換
    の結果を受信する前記第1の入出力制御装置と、前記中
    央処理装置から前記システムバスを介して第1の入出力
    要求を受信し、前記第1の入出力要求の前記主記憶装置
    へのアクセスを含むアドレス変換の最中に、第2の入出
    力要求を受信すると、前記装置間バスを介して前記第2
    の入出力要求を前記第1の入出力制御装置に送信し、前
    記第1の入出力制御装置から前記第2の入出力要求のア
    ドレス変換の結果を受信する前記第2の入出力制御装置
    と、を有することを特徴とするアドレス変換システム。
  2. 【請求項2】 アドレス変換制御回路と、仮想アドレス
    バッファと、アドレス変換回路とを備え、前記第1の入
    出力要求、前記第2の入出力要求を受け取る前記アドレ
    ス変換制御回路と、前記アドレス変換制御回路からの前
    記第1の入出力要求内、および前記第1の入出力要求内
    の仮想アドレスを格納する前記仮想アドレスバッファ
    と、仮想アドレス−物理アドレス対を保持し、前記第1
    の入出力要求内の仮想アドレスに対応する前記仮想アド
    レス−物理アドレス対が保持されていないと、前記主記
    憶装置へのアクセスを行い前記第1の入出力要求の物理
    アドレスを生成する前記アドレス変換回路と、前記アド
    レス変換回路において前記主記憶装置へのアクセスを含
    む前記第1の入出力要求のアドレス変換を実施中である
    と、前記装置間バスを介して前記第2の入出力制御装置
    に前記第2の入出力要求を送信する前記アドレス変換制
    御回路とを有する前記第1の入出力制御装置と、前記第
    1の入出力制御装置から前記装置間バスを介して前記第
    2の入出力要求を受け取ると、前記主記憶へのアクセス
    を含むアドレス変換実行中でなければ、前記第2の入出
    力要求の仮想アドレスに対する物理アドレスを生成し
    て、前記第1の入出力装置に生成した前記第2の入出力
    要求の仮想アドレスに対する物理アドレスを前記装置間
    バスを介して送信する前記第2の入出力制御装置とを有
    することを特徴とする請求項1記載のアドレス変換シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記第1の入出力制御装置と同等機能を
    持つ第N(Nは3以上)の入出力制御装置までを備え、
    前記第1の入出力制御装置〜前記第Nの入出力制御装置
    を含むN台を接続する前記装置間バスを備えることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のアドレス変換シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記第2の入出力制御装置〜前記第Nの
    入出力制御装置からの前記第2の入出力要求の仮想アド
    レスに対する物理アドレスを前記装置間バスを介して受
    け取ると、最も先に受け取った前記第2の入出力要求の
    仮想アドレスに対する物理アドレスを使用する前記第1
    の入出力制御装置を有することを特徴とする請求項3記
    載のアドレス変換システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の入出力制御装置内の前記仮想
    アドレスバッファ、前記アドレス変換回路、または前記
    物理アドレスバッファが故障した場合に、前記第2の入
    出力制御装置に、前記第1の入出力要求を送信し、前記
    第1の入出力要求の物理アドレスを生成させる前記第1
    の入出力制御装置と、前記第2の入出力制御装置内の前
    記仮想アドレスバッファ、前記アドレス変換回路、また
    は前記物理アドレスバッファが故障した場合に、前記第
    1の入出力制御装置に、前記第1の入出力要求を送信
    し、前記第1の入出力要求の物理アドレスを生成させる
    前記第2の入出力制御装置とを有することを特徴とする
    請求項2記載のアドレス変換システム。
  6. 【請求項6】 前記第1の入出力制御装置内の前記仮想
    アドレスバッファ、前記アドレス変換回路、または前記
    物理アドレスバッファが故障した場合に、前記第2の入
    出力制御装置〜第Nの入出力制御装置に、前記第1の入
    出力要求を送信し、前記第1の入出力要求の物理アドレ
    スを生成させる前記第1の入出力制御装置を有すること
    を特徴とする請求項3または請求項4記載のアドレス変
    換システム。
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