JP3480498B2 - ガリウム(▲iii▼)錯体、その製造方法、及びそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

ガリウム(▲iii▼)錯体、その製造方法、及びそれを含有する医薬組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガリウム(III)錯体、それを製造するのに
有用な方法、及びその抗腫瘍剤及び抗ウイルス剤として
の用途に関する。
ガリウム(III)は以下の研究領域にて医薬として役
立っている。
第一に、低エネルギー−ガンマ放出放射性核種である
Ga−67は非常に有用な腫瘍診断薬であり、極めて多くの
ヒト悪性腫瘍の検出に(殆どがクエン酸ガリウム−67と
して)広く用いられている[M.F.Gielen編,Freund Publ
ishing House Ltd.,1988,1章;Ward,S.G.及びTaylor,R.
C.,金属−基礎抗腫瘍薬物(Methal−based Antitumour
Drugs)]。
第二に、ガリウム(III)塩(特に硝酸ガリウム)の
抗腫瘍活性が第1相及び第2相臨床試験にて評価された
[Eosterら,Cancer Treat.Rep.70,1311−1319(198
6)]。その後、硝酸ガリウムの実験動物腫瘍に対する
抗腫瘍活性が証明された[Adamsonら,Cancer.Chemothe
r.rep.59,599−610(1975)]。第2相臨床試験では、
硝酸ガリウムは難治性リンパ腫に罹患した患者に抗腫瘍
活性を示すことが証明された[Fosterら,Cancer Treat.
Rep.70,1311−1319(1986)]。
硝酸ガリウムが、HIV(ヒト免疫不全症ウイルス)と
同じウイルス属に属するRauscherネズミ白血病ウイルス
の逆転写酵素(レトロウイルスに見いだされる酵素)を
インビトロにて阻害するという事実は、論ずるに値する
硝酸ガリウムの別の特性である[Waalkes,T.P.ら,Cance
r Res.34,385−391(1971)]。
しかし、前臨床毒性試験では、硝酸ガリウムは腎及び
肝障害を引き起こし得ることが示唆されている。
他方、GaCl3の水性製剤の形態でその治療用量を経口
的に投与しても、ガリウム(III)は腎毒性を示さない
[EP−B1−0059 148]。
ここに、特定のガリウム(III)錯体は抗腫瘍及び抗
ウイルス活性を有していることが判明した。
本発明はN−複素環のガリウム(III)錯体からなる
ガリウム(III)錯体に関する。
より詳細には、本発明のガリウム(III)錯体は以下
の式で示される錯体の中から選択される: 1) N−複素環のガリウム(III)錯体 本発明はさらに、式(I)から(V)で示される錯体
の抗ウイルス及び抗腫瘍活性を有する医薬物質としての
用途に関する。
本発明はまた、以下の式(VI)で示される錯体の抗ウ
イルス及び抗腫瘍活性を有する医薬物質としての用途に
関する: [式中、R1は水素、ハロゲン又はスルホノ基:SO3M(こ
こに、Mはカリウム又はナトリウムなどの金属イオンで
ある)であり、R2は水素であるか、又は R1は塩素であり、R2はヨウ素である]。
この化合物はN−複素環、即ち8−ヒドロキシ−キノリ
ンのガリウム(III)錯体でもある。
R1がスルホノ基であり、R2が水素である式(VI)で示
される化合物は新規であり、これも本発明の目的物であ
る。
本発明の化合物(I)−(V)は水溶性の安定な固形
物であり、エナンチオマー(光学異性体)の形態で存在
することができる。これらのエナンチオマーも本発明の
範囲内に包含される。
一般に、式(I)−(V)で示される化合物はリガン
ドLを塩化ガリウム(III)と反応させることによって
製造することができる。リガンドLを要すれば還流下
に、不活性溶媒中にまず溶解させ、次いで塩化ガリウム
の溶液を加える。この反応混合物は還流させ、徐々に室
温にまで冷却させるのが良い。要すれば、このようにし
て得られた反応混合物を結晶化が終了するまで、例えば
0−5℃の低温に維持する。次いで、生成された結晶を
常法によって回収する。
式(VI)の化合物は、8−ヒドロキシキノリンの適当
な誘導体をガリウム(III)塩、好ましくは硝酸塩又は
硫酸塩と室温にて反応させ、水酸化カリウム又はアンモ
ニウムなどの塩基を要すれば加えた後に生成される結晶
を回収することによって製造される。
この本発明化合物は安定な固形物であり、エナンチオ
マーの形態で存在することができる。このエナンチオマ
ーも本発明の範囲内に包含される。本発明の化合物は、
R1がH又はClであり、R2がHである式(VI)の化合物を
除き、水溶性である。R1がH又はClであり、R2がHであ
る式(VI)の化合物はアルコールに可溶性である。
本発明のガリウム(III)錯体の抗腫瘍及び抗ウイル
ス活性を以下の試験によって測定した。
抗腫瘍活性 P−388白血病又は180肉腫系を有する動物にガリウム
錯体を投与し、その試験動物の平均生存時間(T)を対
照動物の平均生存時間Cと比較した。高い値のT/Cは抗
腫瘍活性の特徴となる。
抗ウイルス活性 ナショナル・カンサー・インステチュートにおけるイ
ンビトロ抗AIDS薬物発見計画の一部としてガリウム(II
I)錯体を抗−HIV−1活性についてスクリーニングし
た。この検定は、ヒト免疫不全症ウイルス(HIV−1)
によるT4リンパ細胞の死滅(細胞死効果)を基礎として
おり、ウイルス再生サイクルのあらゆる段階での薬物作
用を評価するために設計されたものである。この系は自
動であり、生細胞によって代謝的に還元されて発色ホル
マゾン産物を与えるテトラゾリウム試薬を使用するもの
であり、この産物は比色法によって測定される。従っ
て、抗ウイルス活性を有する薬物は、テトラゾリウムを
6日後に加えてホルマゾンを生成させると測光学的に検
出される。3'−アジド−3'−デオキシチミジン(AZT)
を用い、同条件下に同じ時間で行った陽性対照の結果
と、得られたすべての試験結果とを比較した。
一般的な手法をNCI情報シートから以下に抜き出す: 1.候補物質をジメチルスルホキシドに溶解し、細胞培養
培地にて1:2000に希釈する。さらなる希釈物(半−log
10)を調製し、次いで96ウエルのマイクロタイター平板
に加える。
2.ウイルス対細胞比率約0.05にてT4リンパ細胞(CEMセ
ルライン)をHIVに暴露し、非感染の対照細胞と共に薬
物含有ウエル又は培地のみのウエル中に入れる。
3.培養物を5%二酸化炭素の雰囲気下に37℃にて6日間
インキュベートする。
4.テトラゾリウム塩、XTTをすべてのウエルに加え、得
られた培養物をインキュベートし、生存細胞によってホ
ルマゾンを発色させる。
5.個々のウエルを測光学的に分析し、ホルマゾン産生を
定量し、さらに顕微鏡によって観察し生存細胞の検出と
保護活性の確認を行った。
6.薬物処置したウイルス感染細胞を、薬物処置した非感
染細胞及び同じ平板上の他の適当な対照(非処置感染細
胞及び非処置非感染細胞、細胞の無い薬物含有ウエルな
ど)と比較した。
7.得られたデータを同じ時間で行った他の試験と比較し
て検討し、活性の測定値を得る。
本発明のガリウム(III)化合物は好ましくは、腸管
外投与のための滅菌溶液剤又は懸濁剤、又は経口投与
(?)のための錠剤、カプセル剤又はエリキシル剤など
の適当な医薬組成物に適当な製薬的に許容され得る適当
なビヒクルと共に製剤化される。
本発明の化合物は、抗腫瘍及び抗ウイルス処置を必要
とする患者に1−500mg/kg体重/日の用量範囲で、好ま
しくは腹腔内、静脈内及び/又は経口的に投与すること
ができる。
本発明をさらに詳細に説明するため、以下に実施例を
記載するが、これらは本発明の範囲を限定するものでな
い。
この実施例では、以下の略語を使用している: pyr=ピラゾール 5−mpyr=5−メチルピラゾール 4−mpyr=4−メチルピラゾール im=イミダゾール ind=インダゾール benz=1,2,3−ベンゾトリアゾール Bim=ベンゾイミダゾール HBB=2−α−ヒドロキシベンジルベンゾイミダゾー
ル M.p=融点 MW=分子量 実施例1−5 式(I):[(L14GaCl2]GaCl4で示されるN−複素
環のガリウム(III)錯体の合成 無水トルエン30−100mlをリガンド10mmolに加え、リ
ガンドが溶解するまで還流させた。得られた清澄な溶液
にGaCl35mmolをガリウム溶液の形態で10分かけて加え
た。この混合物を1時間還流させる。次いで、その溶液
を徐々に室温にまで冷却し、2日間5℃に維持させた。
得られた結晶を濾別し、トルエン及びエーテルで洗浄
し、減圧下に乾燥させた。収率は約55%であった。
実施例1:トランス−ジクロロテトラキス−(ピラゾー
ル)ガリウム(III)テトラクロロガレート(II) 標題化合物は、無水トルエン20ml中、ピラゾール0.5g
(7.34mmol)及びGaCl3溶液6.46ml(3.67mmol)を用
い、上記の一般的手法によって製造した。
収量:0.6g(52.4%)−白色結晶 Mp :150−52℃ 元素分析([(pyr)4GaCl2]GaCl4として) 計算値:C23.08 H 2.58 N 17.94 Cl 34.06 Ga 22.33 実測値:C23.18 H 2.57 N 17.74 Cl 34.10 Ga 22.38 電気伝導度:λ=89,5ohm-1 cm2 mol-1 実施例2:トランス−ジクロロテトラキス−(5−メチル
ピラゾール)ガリウム(III)テトラクロロガレート(I
II) 標題化合物は、無水トルエン20ml中、5−メチルピラ
ゾール0.5g(6.09mmol)及びGaCl3溶液5.4mlから製造し
た。
収量:0.31g(31%)−白色結晶 Mp :150℃ 元素分析([(5−mpyr)4GaCl2]GaCl4として) 計算値:C28.24 H 3.55 N 16.46 Cl 31.26 Ga 20.49 実測値:C28.22 H 3.62 N 16.42 Cl 29.98 Ga 19.86 電気伝導度:λ=93,3ohm-1 cm2 mol-1 実施例3:トランス−ジクロロテトラキス−(4−メチル
ピラゾール)ガリウム(II)テトラクロロガレート(II
I) 標題化合物は、無水トルエン20ml中、4−メチルピラ
ゾール0.5g(6.09mmol)及びGaCl3溶液5.4ml(3.05mmo
l)から製造した。
収量:0.35g(33.9%)−白色結晶 Mp :154−157℃ 元素分析([(4−mpyr)4GaCl2]GaCl4として) 計算値:C28.24 H 3.55 N 16.46 Cl 31.26 Ga 20.49 実測値:C28.14 H 3.67 N 16.47 Cl 31.23 Ga 19.56 電気伝導度:λ=84,4ohm-1 cm2 mol-1 mol-1 実施例4:トランス−ジクロロテトラキス−(インダゾー
ル)ガリウム(III)テトラクロロガレート(III) 標題化合物は、インダゾール0.5g(4.23mmol)及びGa
Cl33.72ml(2.12mmol)から製造した。
収量:0.35g(51.6%)−褐色結晶 Mp :166−168℃ 元素分析([(ind)4GaCl2]GaCl4として) C28.24 H 3.55 N 16.46 Cl 31.26 Ga 20.49 C28.14 H 3.67 N 16.47 Cl 31.23 Ga 19.56 電気伝導度:λ=84.6ohm-1 cm2 mol-1 実施例5:トランス−ジクロロテトラキス−(1,2,3−ベ
ンゾトリアゾール)ガリウム(III)テトラクロロガレ
ート(III) 出発物質 :1,2,3−ベンゾトリアゾール0.5g(4.20mmo
l) GaCl3溶液3.5ml(2.10mmol) 無水トルエン20ml 収量:0.41g(47%)−白色結晶 M.p :139℃ 元素分析([(benz)4GaCl2]GaCl4として) 計算値:C 34.79 H 2.43 N 20.28 Cl 25.67 Ga 16.83 実測値:C 35.06 H 2.54 N 20.58 Cl 25.19 Ga 16.06 電気伝導度:λ=83.0ohm-1 cm2 mol-1 実施例1−5に記載の錯体のIR及び1H NMRデータを以
下の第1表及び第2表に示す。
実施例6−7 式(II):[(L24GaCl2]Clで示されるN−複素環の
ガリウム(III)錯体の合成 無水トルエン50−100mlをリガンド10mmolに加え、そ
のリガンドが溶解するまで還流させた。得られた清澄な
溶液にGaCl32.5mmolをガリウム溶液の形態で10分かけて
加えた。この混合物を1時間還流させる。次いで、その
溶液を徐々に室温にまで冷却し、2日間5℃に維持させ
た。得られた沈澱物を濾別し、トルエン及びエーテルで
洗浄し、減圧下に乾燥させた。収率は約55%であった。
実施例6:トランス−ジクロロテトラキス−(イミダゾー
ル)ガリウム(II)クロリド 出発物質 :イミダゾール0.5g(7.35mmol) GaCl3溶液3.24ml(1.84mmol) 無水トルエン20ml 収量:0.35g(42.5%)−白色の吸湿性粉末 M.p :190−195℃ 元素分析([(im)4GaCl2]Clとして) 計算値:C 32.14 H 3.59 N 24.99 Cl 23.72 Ga 15.55 実測値:C 32.75 H 3.66 N 24.69 Cl 22.35 Ga 15.32 電気伝導度:λ=54.5ohm-1 cm2 mol-1 実施例7:トランス−ジクロロテトラキス−(ベンゾイミ
ダゾール)ガリウム(III)クロリド 出発物質 :ベンゾイミダゾール0.5g(4.23mmol) GaCl3溶液1.86ml(1.06mmol) 無水トルエン30ml 収量:0.39g(56.9%)−白色の吸湿性粉末 元素分析([(bim)4GaCl2]Clとして) 計算値:C 51.85 H 3.73 N 17.28 Cl 16.40 Ga 10.75 実測値:C 51.61 H 4.35 N 17.07 Cl 14.60 Ga 8.77 電気伝導度:λ=49.6ohm-1 cm2 mol-1 実施例6及び7の錯体のIR及び1H NMRデータを以下の
第3表及び第4表に示す。
実施例8:ジクロロ−(2−α−オキシベンゾイミダゾレ
ート−N,O)ガリウム(III) 式:LGaCl2/L=2−α−ヒドロキシベンジルベンゾイミ
ダゾール(HBB)、D(−)−2α−ヒドロキシベンジ
ルベンゾイミダゾール(D(−)−HBB、L(+)−2
−α−ヒドロキシベンジルベンゾイミダゾール(L
(+)−HBB/で示されるガリウム(III)錯体の合成の
ための一般的手法 リガンド2mmolを還流下に無水エーテル450mlに溶解す
る。この清澄な溶液にGaCl32mmolをガリウム溶液形態で
2分かけて加えた。最初のガリウム溶液の滴加によって
濁りが生じたが、これはより多くのガリウム溶液を加え
ると消失する。すべてのガリウム溶液を加えた後、得ら
れた溶液を室温にまで冷却し、0℃に2日間維持させ
た。得られた結晶を濾別し、エーテルで洗浄し、減圧下
に乾燥した。収率は約45%であった。
HBB及びエナンチオマーD(−)−HBB及びL(+)−HB
Bの合成 2−α−ヒドロキシベンジルベンゾイミダゾール(HB
B)はPhilips.M.A.,J.Chem.Soc.2393,1928に従って合成
することができた。しかし、エナンチオマー(−)−HB
B及び(+)−HBBの製造は困難であることが判明した。
特に、文献の操作(8b)を行った後にエナンチオマーを
分離するのは長時間かかって退屈であり、ラセミ体を与
える不満足な結果となった。
従って、エナンチオマーの合成には以下に記載する操
作を行った。
D(−)−又はL(+)−マンデル酸(共にFlukaか
ら入手)4.56g(0.03mol)及び1,2−フェニレンジアミ
ン2.16g(0.02mol)を4N塩酸20mlに溶解し、アルゴン雰
囲気下に8時間還流した。次いで、この溶液を室温にま
で冷却し、1時間冷蔵庫(5℃)に入れた。白色沈澱物
が生成するが、これは4N塩酸を数滴加えることで加速す
ることができる。得られた沈澱物を濾別し、水30mlに溶
解した。この清澄な溶液を20%K2CO3で中和し、それに
より白色沈澱物が生成され、それを濾別し、水洗した。
この沈澱物をエタノール/水=1:1から再結晶し、それ
ぞれのエナンチオマーを白色結晶として入手した。
D(−)−HBB:C14H12N2O実測値(%):C 74.45 H 5.45 N 12.34 計算値(%):C 74.98 H 5.40 N 12.50 L(+)−HBB:C14H12N2O実測値(%):C 74.93 H 5.43 N 12.34 計算値(%):C 74.98 H 5.40 N 12.45 無水エタノール中で測定したエナンチオマーの旋光度
[α]は非常に低かった。
D(−)−HBB:[α]=−2.41゜−T=20℃ L(+)−HBB:[α]=+2.05゜−T=20℃ しかし、無水アセトン中で測定すると、非常に高い値と
なった。
D(−)−HBB:[α]=−30.2゜=20℃ L(+)−HBB:[α]=+29.1゜−T=20℃ 得られた化合物が確かにエナンチオマーであることを
確認するため、無水エーテル200mlにその100mgを溶解
し、得られた溶液を乾燥塩酸の蒸気によって飽和させ、
塩酸塩を合成した(この[α]の文献値は既知である
(8b))。白色の物質が沈澱し、それを濾別して、イソ
プロピルアルコール/エーテル=1:1から1回再結晶
し、以下の旋光度をT=20℃で入手した。
D(−)−HBBHCl:[α]=−83.6゜(水)Lit.:[α]=−82.7゜(水) L(+)−HBBHCl:[α]=+84.5゜(水)Lit.:[α]=+83.2゜(水) この観察によって、単離した遊離のリガンドD(−)
−HBB及びL(+)−HBBはエタノール中での旋光度は低
いが、実際に純粋なエナンチオマーであることが判明し
た。
A.ジクロロ−(2−α−オキシベンジルベンゾイミダゾ
レート−N,O)ガリウム(III) 出発物質 :HBB250mg(1.12mmol) GaCl3のエーテル溶液1.96ml(1.12mmol) 無水エーテル10mlで希釈 無水エーテル230ml 収量:150mg(60%) M.p :223−226℃ 元素分析((HBB)GaCl2として) 計算値:C 46.21 H 3.05 N 7.70 Cl 19.49 Ga 19.16 実測値:C 46.34 H 3.54 N 7.61 Cl 18.80 Ga 18.67 電気伝導度:λ=23.75ohm-1 cm2 mol-1 B.ジクロロ−(D(−)−2−α−オキシベンジルベン
ゾイミダゾレート−N,O)ガリウム(III) 収量:141g(56%) M.p :227−230℃ 元素分析((D(−)−HBB)GaCl2として) 計算値:C 46.21 H 3.05 N 7.70 Cl 19.49 Ga 19.16 実測値:C 45.78 H 3.38 N 7.31 Cl 18.38 Ga 18.59 電気伝導度:λ=28.75ohm-1 cm2 mol-1 C.ジクロロ−(L(+)−2−α−オキシベンジルベン
ゾイミダゾレート−N,O)ガリウム(III) 収量:172g(69%) M.p :224−228℃ 元素分析((L(+)−HBB)GaCl2として) 計算値:C 46.21 H 3.05 N 7.70 Cl 19.49 Ga 19.16 実測値:C 46.00 H 3.27 N 7.79 Cl 19.29 Ga 18.24 電気伝導度:λ=25.0ohm-1 cm2 mol-1 (D(−)−HBB)GaCl2及び(L(+)−HBB)GaCl2
の旋光度 エナンチオマーD(−)−HBB及びL(+)−HBBのガ
リウム(III)錯体の旋光度を蒸留水中にて測定した。
(D(−)−HBB)GaCl2:[α]=−6.2゜−T=20℃ (L(+)−HBB)GaCl2:[α]=+5.9゜−T=20℃ これらの値はそれ程高くないが、エタノール中で光学
測定を行うと非常に増大し、このことはこれらの錯体の
旋光度が高度に溶媒依存性であることを示している。
[α](エタノール中): (D(-)−HBB)GaCl2:[α]=+126.0゜−T=20℃ (L(+)−HBB)GaCl2:[α]=+126.0゜−T=20℃ 上記の(HBB)GaCl2錯体のIR及びNMRデータを以下の
第5表及び第6表に示す。
実施例9−11 8−ヒドロキシキノリンのガリウム(III)錯体の合成 実施例9:トリス−(8−ヒドロキシキノリン)ガリウ
ム: 合成:8−ヒドロキシキノリン(10%酢酸500gに溶解)
14.0g(96.4mmol)を硝酸ガリウム(III)/Ga(NO3
*H2O/(27.6mmol)7.54に室温にて加えた。次いで、こ
の溶液を撹拌し、還流下にT=80℃にまで加熱した。pH
値が7になるまで、濃アンモニア水を加え、白色沈澱物
を生成させた。次いで、得られた懸濁液を1時間還流し
た。黄色沈澱物を濾別し、温水及び冷水で洗浄し、乾燥
装置中にてT=100℃で乾燥した。収率は90%であっ
た。
実施例10:トリス−(5−クロロ−7−ヨード−8−ヒ
ドロキシキノリン)ガリウム(III):文献から既知で
ある 合成:硫酸ガリウム(III)0.46g(1.1mmol)を撹拌
によって蒸留水200mlに溶解し、そのpH値を濃硫酸によ
り1に調節し、得られた溶液をT=90℃に加熱した。こ
の溶液に5−クロロ−7−ヨード−8−ヒドロキシキノ
リン(アセトン100ml中に溶解)2.0g(6.5mmol)を加え
ると、黄色沈澱物が即座に析出した。得られた懸濁液を
T=50℃に冷却し、次いで黄色沈澱物を濾別し、温水/
アセトン=1:1で洗浄し、乾燥機内にてT=120℃で乾燥
した。収率は91%であった。
実施例11:トリス−(5−スルホノ−8−ヒドロキシキ
ノリン)ガリウム(III)−カリウム塩の合成 8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸925.4mg
(3.8mmol)及び硝酸ガリウム(III)/Ga(NO33,nH2O
/(1.2mmol)300mgを室温にて懸濁した。この懸濁液に
水酸化カリウム(KOH)374mg(6.7mmol)を加え、清澄
な溶液を得た。溶媒の半分を留去し、得られた清澄な溶
液をT=5℃の冷蔵庫に入れた。2日後、白色結晶が生
成し、それを濾別し、少量のエタノールで洗浄し、減圧
下に乾燥した。収率は40%であった。
薬理試験結果 1.抗腫瘍活性 文献(C.Normanら,J.Am.Chem.Soc,77,5225(1955))
にて既知の化合物である式(III)及び(IV)で示され
る1,10フェナントロリンのガリウム(III)錯体は、P38
8系にて126−128%のT/C値を示した。同様に、(HBB)G
aCl2錯体は130%のT/C値を有している。
他方、8−ヒドロキシキノリンのガリウム(III)錯
体は高い血漿取り込みを示し、180系肉腫にて抗腫瘍活
性T/C=138%であった。
5−スルホノ−8−ヒドロキシキノリンのガリウム
(III)錯体は肉腫180系にて抗腫瘍活性T/C=153%であ
った。
2.抗ウイルス活性 上記のプロトコールに従って、本発明の特定化合物に
ついての抗ウイルス活性を測定した。得られた結果を以
下の第7表に示す。
フロントページの続き (72)発明者 コルリ,フィリップ フランス国エフ−51100ランス、リュ・ アンクマール29番 (72)発明者 ケップラー,ベルンハルト ドイツ連邦共和国デー−6830シュヴェッ ツィンゲン、リヒャルト・ヴァーグナ ー・シュトラッセ9アー番 (56)参考文献 特開 平3−384734(JP,A) ADAMSON,R.H.,et a l.,Antitumor activ ity of gallium nit rate(NSC−15200)and o ther Group IIIa me tal salts,Chemical Abstracts,83(9),p. 569, Abstract No.71906 z(1975),(Cancer Chem other.Rep.,Part 1, 59(3),pp.599−610(1975)) ADAMSON,R.H.,et a l.,Antitumor activ ity of gallium nit rate(NSC−15200)and o ther Group IIIa me tal salts,Chemical Abstracts,83(9),p. 569, Abstract No.91092 j(1975),(Cancer Chem other.Rep.,Part 1, 59(3),pp.599−610(1975)) WAALKES,T.P.,et a l.,DNA Polymerases of Walker 256 carc inosarcoma,Cancer Res.,34(2),pp.385−391 (1974) YANO,Y.,et al.,Ga llium−68 Lipophilic Complexes for Lab eling Platelets,J. Nucl.Med.,26(12),pp. 1429−1437(1985) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 1/00 - 5/00 A61K 31/47 - 31/555 A61P 1/00 - 43/00 C07D 215/00 - 215/30 BIOSIS(DIALOG) BIOTECHABS(STN) CA(STN) JICSTファイル(JOIS) MEDLINE(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式VI: [式中、R1は水素、ハロゲン又はスルホノ基:SO3M(こ
    こに、Mはカリウム又はナトリウムなどの金属イオンで
    ある)であり、R2は水素であるか、又はR1は塩素であ
    り、R2はヨウ素である] で示されるガリウム錯体を含有する、腫瘍を処置するた
    めの医薬組成物。
  2. 【請求項2】式VI: [式中、R1がスルホノ基:SO3M(ここに、Mはカリウム
    又はナトリウムなどの金属イオンである)であり、R2
    水素である] で示される化合物。
JP50260693A 1991-07-25 1992-07-23 ガリウム(▲iii▼)錯体、その製造方法、及びそれを含有する医薬組成物 Expired - Fee Related JP3480498B2 (ja)

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