JP3479149B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3479149B2
JP3479149B2 JP07283095A JP7283095A JP3479149B2 JP 3479149 B2 JP3479149 B2 JP 3479149B2 JP 07283095 A JP07283095 A JP 07283095A JP 7283095 A JP7283095 A JP 7283095A JP 3479149 B2 JP3479149 B2 JP 3479149B2
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03F1/303Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters using a switching device
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/12Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
    • G11B20/1217Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置に関
し、特に、リード復調回路に入力する再生信号の立ち上
がりで生ずるトランジェントをダイナミックに吸収して
急速に整定させる光ディスク装置に関する。光ディスク
は100MBを越える大容量と、ある光ディスクドライ
ブから他の光ディスクドライブに、ソフトウェア動作環
境やデータをそのまま持ち運べるという可搬性を特徴と
し、Windows環境下や近年の大規模ソフトウェア
利用環境下でその威力を発揮しつつある。
【0002】特に、90mm(3.5インチ)の光ディ
スクが低価格で登場したことによって、従来、130m
m(5.25インチ)で言われていた、高価、互換性の
悪さ、性能の低さ等の大部分が解消されている。例え
ば、90mm光ディスクの代表的なものでは、価格が1
0万前後、ISOフォーマットの統一やDOSでの正式
サポートによる互換性、アクセス時間30ms、転送速
300kB/s〜1MB/sと、一世代前の標準的な
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)と肩を並べるま
でになっている。
【0003】しかし、パーソナルコンピュータに内蔵す
るHDDの標準容量が、100MBクラスから200M
B、或いは300MBへと着実に増加している現状で
は、光ディスクをHDDのバックアップや補助的記憶媒
体として使用していくためには、容量及び性能を一段と
アップしていかなければならない。
【0004】
【従来の技術】図10は従来の光ディスク媒体の記録方
式を示す。この記録方式はピット位置変調記録方式(PP
M: Pit Position Modulation recording) と呼ばれてお
り、図10(A)(B)のように、記録符号のデータビ
ット“1”,“0”に記録媒体上のピットの有無が直接
対応している。PPM記録方式で記録された情報を再生
した信号は、図10(C)のように、記録媒体の種類如
何に関わらず、記録ピットでピーク点(或いはボトム
点)を持つ信号波形となる。従って、元データの復元
(復調)には、再生信号のピーク点を検出するピーク点
検出方法が用いられる。
【0005】これは、図10(C)の再生信号を図10
(D)のように微分し、微分信号のゼロクロス点を認識
して図10(E)の検出パルスをリードデータとして得
る方法である。このように再生信号の微分を行うこと
で、直流レベルを再生する必要がなく、再生系が直流帯
域を持たない場合、安定に信号検出を行えるという長所
がある。
【0006】もっとも、完全に微分のゼロクロスのみの
検出では、再生信号にピーク点のないベース部でも、雑
音の影響で誤ったデータパルスを発生するため、実際の
再生系では、正確に微分ゼロクロスを検出するため、検
出タイミングを決めるゲート信号を作成する機能を有し
ている。このようなPPM記録方式は、再生系に直流レ
ベルが必要ないことに加え、記録媒体の感度バラツキや
記録パワーのバラツキに対しマージンが大きいという長
所がある。
【0007】ところが、記録密度を考えた場合、PPM
記録方式は明らかに不利である。何故ならPPM方式
は、記録ピットの有無でデータを保存するため、再生信
号の一周期につき記録ビットを1つしか割り当てられな
いからである。これに対し記録ピットの両エッジ(前・
後エッジ)にデータを割り当てられれば、単純に記録密
度が倍になる。
【0008】特に近年、光ディスクでも容量の点でメリ
ットの多いピット幅変調記録方式(PWM: Pit Width Mod
ulation recording)を採用する方向で各種技術検討が
行われており、130mmでは標準化の検討が最終段階
に入っており、サンプルレベルではあるが、製品が市場
に投入されつつある。図11はPWM記録方式を示す。
図11(A)(B)のように、PPM記録方式に対する
PWM記録方式の最大の差は、記録ピットの有無に記録
符号のデータビット“1”を割り当てるのではなく、記
録ピットのエッジに記録符号のデータビット“1”を割
り当てた点である。従って、PWM記録方式の場合、記
録ピットの長さ(Pit Width) が再生時に意味を持ってく
る。
【0009】このPWM記録方式の再生は、直接スライ
ス検出法が用いられる。即ち、図11()の再生波形
にスライスレベルを設定して図11()の二値化波形
を作り、その立上がりエッジと立下がりエッジの各々に
同期して図11()のように検出パルスを生成してリ
ードデータとする。PWM記録方式の再生で、PPM記
録方式での再生のように微分とピーク検出を行わない理
由は、微分でPWM再生波形のエッジ点を検出するため
には二次微分をとらねばならず、従って40dB/de
cで高域強調をする必要があり、高域の雑音成分を過度
に強調することでS/N的に著しく不利になるからであ
る。ところが、再生波形を直接スライスレベルを決定す
るのも各種の問題がある。
【0010】ここでPWM記録方式による再生時のスラ
イスレベル決定時に関する主な問題点を列挙すると、 I .再生系がAC結合されているためのベースライン
変動、 II .同じくAC結合によるトランジェント、 III .基板複屈折によるエンベロープ変動、 IV .媒体感度・記録パワー変動による信号振幅及び分
解能変動、 等である。この内、PWM記録再生時のトランジェント
の問題について詳細に説明すると次のようになる。
【0011】まず、トランジェントの発生理由を図12
を用いて説明する。トランジェントは、光ディスク媒体
への記録が、凹凸等の形状変化として記録されている
か、光磁気的な非形状変化として記録されているかに
は、依存しないので、ここでは、一般的にとらえるた
め、記録ピットで反射率が減少する反射率変化として記
録されている場合を説明する。
【0012】光ディスク媒体上で情報は、図12(A)
のように、再生光スポット206が正確にトラックフォ
ローできるように、プリグルーブ(Groove) 200,2
02と呼ばれる案内溝に挟まれたランド(Land)2
04に、ピット208として記録されている。この光デ
ィスク媒体のトラックに記録されたピットは、反射光と
して図13のフォトダイオード210で受光され、DC
アンプ212から受光電圧として取り出すことにより、
図12(B)のような再生波形が得られる。
【0013】まず、ピットがない無信号区間を再生光ス
ポット206が走査しているときの再生波形のレベルは
0 であり、ピットにかかると光の回折現象のため反射
光量が減少し、(V0 −V2 )まで低下する。また、記
録密度が高い状態では、信号振幅としてV1 が得られ
る。このときの再生信号の分解能(Resolution) は、次
式で定義される。
【0014】分解能=V1/V2=30%〜50% ここで再生増幅器が図13のようにDCアンプ212で
あれば、図12(B)のような信号が得られ、スライス
レベルも固定スライスにより容易に決定することができ
る。ところが再生系は、図14のように、フォトダイオ
ード210の電流を電圧変換する低雑音の初段アンプ2
20、その後段で信号振幅を一定に整えるAGC増幅器
226、AGC増幅器226の出力から不必要な高域分
を除去するローパスフィルタと更に分解能を改善するた
めの波形等化器等、何段もの増幅器を経由する。
【0015】従って、再生系は、各段でのバイアス点や
DCドリフト、オフセット、更に高域特性などの問題を
解決するため、ACアンプ構成をとらざるを得ない。特
にコストを追及した場合、全体をDCアンプ化するのは
不可能に近い。そのため、無信号の区間から突然、信号
区間に光スポットを走査した時、スライスレベルを決定
する際の大きな問題であるトランジェントが発生する。
【0016】現在、最も市場に多く出荷されている光デ
ィスクは、光磁気ディスクと呼ばれる書替え可能タイプ
のものである。これは、ID領域(ヘッダともいう)に
トラック番号やセクタ番号が予め凹凸形状として記録さ
れており、ID領域の後に引き続く平坦部分がデータ領
域であり、光磁気的に書替え可能な領域となる。図16
は国際標準化機構(ISO)で決定の最終段階に入って
いる90mm(3.5ンチ)光ディスクのフォーマット
の概略である。まず1つのトラックは、最小構成単位で
あるセクタの集合により構成される。この場合、1トラ
ック論理は25セクタとなる。各セクタは725バイト
であり、先頭の55バイトがID領域216であり、こ
の部分にトラック番号やセクタ番号が予め凹凸として記
録されたID1、ID2、ID3の各領域がある。ID
1、ID2、ID3領域には、同じセクタ番号とトラッ
ク番号が記録され、ID誤検出対策を行っている。この
ID領域216の後方に680バイトからなる光磁気的
に記録再生が可能なデータ領域(書替え領域)218が
ある。尚、SMはセクタマークであり、セクタの開始を
見分けるものである。
【0017】図15に示したフォーマットの内、特に重
要なものに、ID領域216の先頭のVFO1と、デー
タ領域の先頭のVFO3がある。VFO1及びVFO3
には単一で且つ最高密度(最高周波数)パターンが記録
されており、データ開始に先立ち信号振幅を一定に整え
るAGCやリードデータからクロックを抽出するPLL
/VFOがロックするのに必要な期間を確保するための
領域である。
【0018】図15のトラックフォーマットをもつ光デ
ィスク媒体を、図14のAC結合された増幅系で再生し
た際のコンデンサ222,224の直後の再生信号E1
1,E12の再生波形を、図16(A)(B)に示す。
このとき発生するトランジェントの時定数τは、AC結
合を構成するコンデンサ222或いは224と負荷抵抗
(入力抵抗)Rとの積で表され、τ=R・Cとなる。そ
して、過度応答特性はよく知られているように V=exp{−(t/τ)} となる。
【0019】図14において、光ディスクからの反射光
の受光信号電流は、まず初段アンプ220により差動電
圧信号に変換される。次に、直流カット用のコンデンサ
222,224を経てAGC増幅部226、LPFとイ
コライザを備えた波形等化部228へ接続される。波形
等化部228LPFは高域雑音除去のためであり、イコ
ライザは、記録密度の高い領域(周波数軸上)で低下し
た信号振幅を持ち上げ分解能を改善するための働きをす
る。
【0020】初段アンプ220から差動信号として伝送
するのは、途中で混入したクロックノイズ等のコモン・
モード雑音を除去するためである。光ディスクの再生系
で使用されるLPFは、位相遅延特性の優れたベッセル
型(Bessel Type)や等化リップル型(Equalripple Typ
e) が使用されることが多い。図16(A)(B)の再
生波形は、結合コンデンサ222,224の直後の波形
であり、AGC増幅部226の入力インピーダンスをZ
とすると、このときの時定数は、τ=1/(C×Z/
2)となる。このようなトランジェントを含む波形から
スライスレベルを作成するのは非常に困難である。トラ
ンジェントを急速に整定させるため時定数τを極度に小
さくすることも考えられる。
【0021】しかし、時定数τを小さくしすぎると、デ
ータパターンの持っているデューティ変動分の影響を受
け再生信号のエンベロープ変動を引き起こすため、時定
数を下げることにも限界がある。本発明の目的は、トラ
ンジェントを時定数を落とすことなく急速に整定させ、
PWM記録された再生信号のスライスレベルを安定に検
出できるようにした光ディスク装置を提供する。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明の光ディスク装置は、屈折率変化、形
状変化あるいは磁化の向きとして情報を記録する光ディ
スク媒体を使用する。データ記録部は、記録データのビ
ット“1”に対応して記録ピットのエッジが形成される
ピット幅変調(PWM)により光ディスク媒体にデータ
を記録する。データ再生部は、ディスク媒体にピット幅
変調により記録されたデータを読み出して再生する。
【0023】 このような光ディスク装置のデータ再生
部として本発明は、光ディクス媒体からの再生光の受光
電流を電圧信号に変換して差動信号により出力する電流
/電圧変換回路部92と、電流/電圧変換回路部92か
らの差動信号をコンデンサ94,96を介して交流結合
し、入力再生電圧を増幅して同じく差動信号により出力
する交流増幅回路部104と、コンデンサ94,96の
各々を充放電制御するトランジェント吸収回路部98を
設けたことを特徴とする。
【0024】トランジェント吸収回路部98は、交流増
幅回路部104から出力された差動信号の各再生電圧を
比較し、ACグラントにおけるクロス状態に応じたデュ
ーティの比較信号を出力するコンパレータ106と、差
動信号のコンデンサ94,96に対し電流を流し込むソ
ース電流源と、差動信号の各コンデンサ94,96から
電流を吸い込むシンク電流源と、コンパレータ106の
出力する比較信号の一方の信号レベル状態で、一方のコ
ンデンサ94にソース電流源を接続し、比較信号の他方
の信号レベルの状態で他方のコンデンサ96にソース電
流源を接続する第1の電流スイッチ部と、コンパレータ
106の出力する反転比較信号の一方の信号レベル状態
で、一方のコンデンサ94にシンク電流源146を接続
し、反転比較信号の他方の信号レベルの状態で他方のコ
ンデンサ96にシンク電流源を接続する第2の電流スイ
ッチ部とを備える。
【0025】トランジェント吸収回路部98は、再生時
に有効となるゲート信号(一般的にはAGCゲート信
号)により動作が制御される。またトランジェント吸収
回路部98は、ソース電流源及びシンク電流源の電流値
がD/Aコンバータにより可変できる。またソース電流
源及びシンク電流源は、D/Aコンバータによって指示
電流値に比例する構成であり、かつ、全体を制御する信
号とは別の外部信号により選択的に動作可能とする。
【0026】またトランジェント吸収回路98は、光デ
ィスク媒体のセクタフォーマットの先頭部にある単一周
波数が記録されているVFOエリア内で動作が行われ
る。ソース電流源及びシンク電流源の電流値を設定する
D/Aコンバータは、光ディスク媒体の再生する半径位
置の増減に応じて電流源の電流値を増減させる。更に、
本発明のトランジェント吸収回路部98は、非再生時
に、交流増幅回路部104に設けた差動増幅回路の入力
バイアス電圧を基準としたトランジェントに対する反対
極性の固定電圧をコンデンサ94,96の各々に印加
し、再生時に固定電圧の印加を切り離す初期化電圧発生
回路100を設けたことを特徴とする。
【0027】ここで初期化電圧発生回路100は、光デ
ィスク媒体が磁化の向きを記録する光磁気記録媒体であ
る場合、トラックセクタ番号が凹凸形状により記録され
ているIDエリアでは鏡面部分からの再生信号レベルを
固定電圧として発生し、光磁気的に記録再生が可能なユ
ーザエリアでは光磁気再生信号の消去レベルに近い値を
固定電圧として発生する。
【0028】更に、初期化電圧発生回路は、非再生に印
加する固定電圧の値を可変設定するD/Aコンバータを
備える。D/Aコンバータは、例えば、装置に投入され
た光ディスク媒体の種別に応じて、非再生時に印加する
固定電圧の値を設定する。
【0029】
【作用】このような本発明の光ディスク装置によれば、
データ再生部に設けたトランジェント吸収回路によっ
て、PWM記録された再生信号で発生するAC的なトラ
ンジェントを自動的に補正できるため、書替え可能タイ
プやフルROM等の反射率の異なる記録媒体の種類や記
録条件によって信号振幅が異なった場合でも、安定なス
ライスレベルが作成でき、PWM記録による再生信号か
ら正確にリードデータを復調することができる。
【0030】この結果、従来のPPM方式に比べ格段に
記録密度増大を可能とするPWM記録方式が実用可能と
なる。
【0031】
【実施例】図2は本発明の光ディスク装置の全体的なブ
ロック図である。本発明の光ディスク装置は、コントロ
ーラ10と光ヘッド部12で構成される。光ヘッド部1
2には、レンズアクチュエータ14、フォーカスアクチ
ュエータ16、光検出器18およびレーザダイオード2
0が設けられる。光ヘッド部12は、固定光学系と可動
光学系に分けられている。
【0032】固定光学系には、光検出器18、レーザダ
イオード20が設けられる。これに対し可動光学系に
は、対物レンズを備えた2次元アクチュエータが設けら
れ、レンズアクチュエータ14により対物レンズをディ
スク媒体の半径方向に移動し、フォーカスアクチュエー
タ16により対物レンズを光軸方向に移動する。このヘ
ッド可動部は、VCM22によりディスク媒体の半径方
向に移動することができる。また光ヘッド部12側に
は、記録媒体が光磁気ディスクであった場合、イレーズ
と記録時に使用する電磁石24が設けられる。またディ
スク媒体を回転するスピンドルモータ25も設けられ
る。
【0033】コントローラ10には、全体制御部26、
インタフェース制御部28、位置サーボ部30、フォー
カスサーボ部32、発光パワー制御部34、バイアス磁
石制御部36およびモータ制御部38が設けられる。全
体制御部26は、インタフェース制御部28を介して上
位の光ディスク制御装置から受信したコマンドに基づ
き、ライト動作、リード動作、イレーズ動作などの全体
的な制御を行う。
【0034】インタフェース制御部28としては、例え
SCSIが用いられる。位置サーボ部30は、光ヘッ
ド部12の可動側のディスク媒体に対する位置決めを行
う。このため、光ヘッド部12に設けている光検出器1
8の検出信号からトラッキングエラー検出回路40にお
いてトラッキングエラー信号を検出し、ADコンバータ
42で読み込んでヘッド位置を検出している。
【0035】位置サーボ部30の出力は、DAコンバー
タ44、ドライバ46を介してVCM22を駆動し、ま
たDAコンバータ48、ドライバ50を介してレンズア
クチュエータ14を駆動する。通常のリード/ライト動
作にあっては、全体制御部26からのシーク指示を受け
て、位置サーボ部30は光ヘッド部12を目的とするト
ラック位置に移動させる。
【0036】このとき、現在位置から目標トラックまで
の移動トラック数が所定トラック数例えば50トラック
以上であった場合には、VCM22の駆動で光ヘッド部
12を移動し、目的トラックまでの残りトラック数が例
えば50トラックを切ったときレンズアクチュエータ1
4を駆動してビームの目標トラックへの位置決めを行
う。
【0037】これに対し、目標トラックまでのトラック
数が50トラック以下であった場合には、レンズアクチ
ュエータ14のみの駆動でビームを目標トラックに位置
決めし、位置決め終了後にVCM22を目標トラックに
位置決め制御する。フォーカスサーボ部32は、2次元
アクチュエータに設けているフォーカスアクチュエータ
16による対物レンズの光軸方向への移動でディスク媒
体面上に規定半径のビームスポットが結像されるように
自動焦点制御を行う。この自動焦点制御のため、光検出
器18の受光信号からフォーカスエラー検出回路52で
フォーカスエラー信号を検出し、ADコンバータ54で
取り込み、フォーカスエラーを常に零とするようにDA
コンバータ55及びドライバ57によりフォーカスアク
チュエータ16を駆動している。
【0038】発光パワー制御部34は、全体制御部26
からのライト指示、リード指示またはイレーズ指示に応
じ、予め定めたレーザダイオード20の発光パワーが得
られるように、レーザ駆動回路56によってレーザダイ
オード20を発光制御する。バイアス磁石制御部36
は、イレーズ動作の際にドライバ62を介して電磁石2
4を駆動し、媒体上の情報の消去動作を行う。
【0039】更にコントローラ10に対しては、データ
記録回路58とデータ再生回路60が設けられている。
データ記録回路58は、ライト動作の際に全体制御部2
6よりNRZの書込データを受け、発光パワー制御部3
4によりライトパワーに制御された状態にあるレーザ駆
動回路56を書込データにより駆動して、レーザダイオ
ード20の発光制御により変調した情報を光ディスク媒
体に書き込む。
【0040】データ再生回路60は、光ヘッド部12の
光検出器18による再生信号を入力し、増幅、波形等化
および二値化処理を行ってリードデータおよびリードク
ロックを再生して、コントローラ10に出力する。この
データ再生回路60に、本発明にあってはトランジェン
ト吸収回路を設けている。図3は、図2のデータ再生回
路60の実施例を示したブロック図である。図3におい
て、データ再生回路は電流電圧変換回路部92、トラン
ジェント吸収回路部98、AGC増幅回路部104、波
形等化回路部108及び二値化回路部110を備える。
電流電圧変換回路部92は差動増幅器で構成される。
【0041】電流電圧変換回路部92から二値化回路部
110までの信号は、差動信号である。電流電圧変換回
路部92からの信号線116−1,118−1は、AC
結合用のコンデンサ94,96及び本発明により新たに
設けたトランジェント吸収回路部98を介して信号線1
16−2,118−2によってAGC増幅回路部104
に入力される。
【0042】AGC増幅回路部104は、入力する再生
信号のレベル変動に対し、常に規定の信号レベルが得ら
れるようにAGC増幅を行う。波形等化回路部108
は、ローパスフィルタ及びイコライザ回路を備える。ロ
ーパスフィルタは、AGC増幅回路部104からの再生
信号に含まれる不必要な高域成分を除去する。このため
のローパスフィルタとしては、位相遅延特性の優れたベ
ッセルタイプやイコールリップルタイプが使用される。
イコライザ回路は、波形分解能の改善を行う。
【0043】二値化回路部110は、波形等化回路部1
08から出力された再生信号にスライスレベルを設定
し、スライス回路で二値化信号に変換し、更に二値化信
号の立上がりと立下がりのそれぞれの点でデータパルス
を作成し、これをデータパルスとして出力する。またデ
ータパルスはPLLに入力され、データパルスからクロ
ックを抽出し、これをリードクロックとして出力し、デ
ータセパレータを経てクロック、データを作成する。
【0044】二値化回路部110における再生信号の二
値化及びリードデータの生成を更に詳細に説明すると次
のようになる。図11(A)(B)に示したように、デ
ィスク媒体の記録ピットをリードビームで走査したとき
の再生波形は、図11(C)のように、記録ピットの存
在する部分でピークをもつ波形となる。そこで、再生波
形にスライスレベルを設定して、図11(D)の二値化
波形に変換する。図11(E)の検出パルスは、二値化
波形を微分した後に、所定レベルを越える微分信号を検
出してゲート信号を作成し、同時に微分信号のゼロクロ
ス検出信号を作成し、両者の論理積が得られたときから
一定時間幅のパルス信号として検出パルスを作り出し、
これがリードデータとなる。
【0045】再び図3を参照するに、二値化回路部11
0からのリードデータ及びリードクロックは、図示しな
いデコーダに送られ、例えば記録時にRLL2−7符号
への変換を行っていた場合には、RLL2−7符号への
逆変換を行ってNRZデータを生成し、SCSIバスな
どを経由して上位の光ディスク制御装置に再生データを
転送する。
【0046】このような図2のデータ再生回路60につ
いて本発明にあっては、図3に示すように、電流電圧変
換回路部92に対しAC結合を行っているコンデンサ9
4,96とAGC増幅回路部104の間に、トランジェ
ント吸収回路部98を設けている。トランジェント吸収
回路部98は、前段の初期電圧発生回路100と後段の
チャージ電流制御回路102で構成される。
【0047】初期電圧発生回路100は、非再生時にコ
ンデンサ94,96にトランジェントと逆極性の初期電
圧をチャージしている。即ち、再生系に発生するトラン
ジェントの発生方向は常に一定方向であり、且つトラン
ジェントの量もほぼ推測できることから、非再生時に初
期電圧発生回路100でAGC増幅回路部104を切り
離すか高抵抗で接続した状態で、コンデンサ94,96
にトランジェントと逆極性の初期電圧をチャージしてお
く。
【0048】そして、再生状態に切り替わってトランジ
ェントが発生した瞬間、コンデンサ94,96に対する
初期電圧の印加を切り離すと同時にAGC増幅回路部1
04に対する接続を行うことで、トランジェントを小さ
くすることができる。このため、初期電圧発生回路10
0に対しては外部より制御ライン114によってゲート
信号E5が与えられている。
【0049】ゲート信号E5は非再生時にデセーブル状
態にあり、再生時にはイネーブル状態となる。したがっ
て、ゲート信号E5のデセーブル状態で初期電圧発生回
路100がAGC増幅回路部104に対する接続を切り
離すと同時に、コンデンサ94,96に、予想されるト
ランジェントと逆極性の初期電圧をチャージしている。
そして再生に切り替わってゲート信号E5がイネーブル
になると、コンデンサ94,96に対する初期電圧の印
加を切り離すと同時に、AGC増幅回路部104に対す
る接続を行う。
【0050】更に初期電圧発生回路100に対しては、
制御データバス112が接続されている。制御データバ
ス112は、外部的にコンデンサ94,96にチャージ
する初期電圧を設定することができる。このため、初期
電圧発生回路100にはD/Aコンバータが内蔵されて
おり、制御データバス112から与えられた初期電圧設
定データに基づいた初期電圧を発生する。
【0051】例えば、光ディスク媒体として書替え可能
な光磁気ディスク以外に、ディスク全面が凹凸ピットと
して既に記録済みの光ディスク所謂フルROMがあり、
フルROMでは反射率が光磁気ディスクに比べ数倍ある
ため、トランジェントもその分だけ大きくなる。光ディ
スクがフルROMであることの識別はISOで規定され
ているコントロールトラックにて識別する。
【0052】したがって光ディスクのローディングによ
りディスクの種別が区別できた段階で、ディスクの種別
に応じて制御データバス112にトランジェント吸収用
の初期電圧の設定データを供給することで、どのような
媒体に対しても最適な初期電圧の発生ができる。初期電
圧発生回路100に続いて設けられたチャージ電流制御
回路102は、再生中において発生するトランジェント
をダイナミックに吸収するように、コンデンサ94,9
6のチャージ電流を制御する。チャージ電流制御回路1
02のフィードバック制御は、AGC増幅回路部104
から出力される再生信号を信号線116−3,118−
3毎にコンパレータ106に入力し、コンパレータ10
6の比較出力に基づいて、コンデンサ94,96のチャ
ージ電流を制御する。
【0053】即ち、トランジェントが発生していない状
態では、信号線116−3と118−3の差動信号はA
Cグラントを中心とした、位相が180°異なった振幅
変化となっており、このときコンパレータ106の出力
は再生信号の1サイクルについてデューティが50%と
なった比較出力を生じている。このデューティ50%の
コンパレータ106からの比較出力により、チャージ電
流制御回路102はコンデンサ94,96の電圧が信号
線116−2,118−2のACグラントのレベルとな
るように制御している。これに対し、トランジェントが
発生すると、信号線116−2側の再生信号はトランジ
ェントに応じて+側にオフセットし、同時に信号線11
8−2の再生信号はトランジェントに応じて−側にオフ
セットし、同様にAGC増幅回路部104の出力の信号
線116−3,118−3もオフセットすることから、
比較器106の比較出力のデューティ比が異なるように
なる。
【0054】そこで、トランジェントに応じたデューテ
ィ比の変化に応じてコンデンサ94,96に対するチャ
ージ電流の期間を変化させることで、トランジェントと
逆極性のチャージをコンデンサ94,96に注入してダ
イナミックにトランジェントを吸収する。このコンパレ
ータ106によるチャージ電流制御回路102に対する
比較出力は制御信号E3とE4であり、制御信号E3に
対し制御信号E4は極性を反転した信号となる。
【0055】更にチャージ電流制御回路102に対して
は、制御データバス112によりチャージ電流の大きさ
を決める電流設定データが与えられ、内蔵したD/Aコ
ンバータにより電流源による供給電流を可変することが
できる。また制御ライン114によってイネーブル信号
E6とゲインアップ信号E7が与えられている。イネー
ブル信号E6は、チャージ電流制御回路102が動作す
る期間を設定する。
【0056】具体的には、図15のトラックフォーマッ
トにおいて、ID領域216内のVFO1及びデータ領
域218のVFO3の各々でチャージ電流制御回路10
2を駆動するため、イネーブル信号E6を供給する。ゲ
インアップ信号E7は、イネーブル信号E6によるトラ
ンジェント吸収動作の期間の初期段階のタイミングでコ
ンデンサ94,96に対するチャージ電流をアップし
て、トランジェントに対する逆極性のコンデンサチャー
ジを急速に行わせる応答性向上のために使用される。
【0057】特に、図15のトラックフォーマットにお
けるID領域216のVFO1およびデータ領域218
のVFO3については、最高周波数の細密パターンが記
録されており、この記録パターンの再生時に生ずるトラ
ンジェントの吸収特性を向上させるために、ゲインアッ
プ信号E7によりチャージ電流をアップして追従性を高
めている。
【0058】図4は、図3のトランジェント吸収回路部
98の回路構成の実施例である。図4において、まず初
期化電圧発生回路100にはAGC増幅回路104に対
する信号線116−2,118−2を切り離すアナログ
スイッチ120,122が挿入接続されている。アナロ
グスイッチ120,122は、制御ライン114におけ
るゲート信号線114−2からのゲート信号E5をイン
バータ128で反転した信号により駆動される。
【0059】即ち、図5のように、非再生時にゲート信
号E5はデセーブル状態でHレベルにあり、インバータ
128による反転でLレベルとなることで、アナログス
イッチ120,122は図示のようにオフし、AGC増
幅回路部104のトランジスタ152,154を備えた
差動増幅部に対する接続を切り離している。再生時に
は、ゲート信号E5がアサートされてLレベルとなり、
インバータ128で反転されてHレベルとなることで、
アナログスイッチ120,122がオンし、AGC増幅
回路部104に対する信号線116−2,118−2
接続を行う。
【0060】また初期電圧発生回路100にはD/Aコ
ンバータ134が設けられ、D/Aコンバータ134に
は制御データバス112が接続されている。D/Aコン
バータ134は、制御データバス112により設定され
た初期電圧設定データに応じた初期電圧E7を出力す
る。DAコンバータ134からの初期電圧E7は、交流
カット用のインダクタンス130及びアナログスイッチ
124を介して、コンデンサ94を接続した信号線11
6−2側に接続される。
【0061】またDAコンバータ134の初期電圧E7
は、定電圧源135によりACグラントを基準電圧とし
て設定したオペアンプ136で反転されて反転初期電圧
E8となり、交流カット用のインダクタンス132及び
アナログスイッチ126を介して、コンデンサ96を接
続した信号線118側に接続される。ここでオペアンプ
136が出力する反転初期電圧E8は、E8=−E7と
なる。
【0062】アナログスイッチ124,126は、制御
ライン114に設けているゲート信号線114−2から
のリード検出信号E5でオンオフ制御される。即ち、図
5のように、非再生時、ゲート信号E5はHレベルにな
ることから、アナログスイッチ124,126がオン
し、コンデンサ94をDAコンバータ134による初期
電圧E7にチャージし、同時にコンデンサ96をオペア
ンプ136からの反転初期電圧E8にチャージしてい
る。
【0063】初期化電圧発生回路100の動作は、非再
生時にあってはゲート信号E5がネゲート状態にあるこ
とから、アナログスイッチ120,122がオフとなっ
て、AGC増幅回路部104に対する信号線116−
2,118−2の接続を切り離している。同時に、アナ
ログスイッチ124,126がオンとなっている。この
ときD/Aコンバータ134には、制御データバス11
2により、現在、装置にローディングされているディス
ク媒体、例えば光磁気ディスク媒体に対応した初期化電
圧設定データが与えられている。これに基づきアナログ
スイッチ124を介して初期化電圧E7がコンデンサ9
4にチャージされて、同時にオペアンプ136による反
転で反転初期化電圧信号E8がアナログスイッチ126
を介してコンデンサ96に対し印加されている。
【0064】この状態で、光ディスク媒体に対するリー
ドビームの走査が非再生領域から再生領域、即ち図15
に示したのトラックフォーマットのセクタ先頭領域に入
ると、まず最高周波数で記録ピットがPWM記録方式で
記録されているVFO1の再生で、図16(A)(B)
に示したようなトランジェントが発生する。このときゲ
ート信号E5がアサートされることで、アナログスイッ
チ124,126がオフして初期化電圧E7,E8の印
加を切り離し、同時にアナログスイッチ120,122
がオンしてAGC増幅回路部104に対する接続を行
い、トランジェントを持った入力再生信号はコンデンサ
94,96を通過する際に逆極性の初期化電圧によりト
ランジェント分が除去され、トランジェントの発生が抑
圧される。
【0065】次に、図5のチャージ電流制御回路102
を説明する。チャージ電流制御回路102には、アナロ
グ切替スイッチ138と144が設けられる。アナログ
切替スイッチ138に対しては、コンデンサ94,96
に対し電流を吐き出す(流し込む)ソース電流源140
が接続される。これに対しアナログスイッチ144に
は、コンデンサ94,96から電流を吸い込む(吐き出
す)シンク電流源146が接続される。ソース電流源1
40及びシンク電流源146は、DAコンバータ150
により各電流値を設定することができる。ソース電流源
140と並列には、ゲインアップ用のソース電流源14
2が並列接続される。またシンク電流源146にもゲイ
ンアップ用のシンク電流源148が接続される。アクス
ル用のソース電流源142とシンク電流源148は、制
御ライン114のゲインアップ信号線114−1からの
ゲインアップ信号E7によりオンオフ制御される。
【0066】ゲインアップ信号E7は、例えば図5のよ
うに、チャージ電流制御回路102がイネーブル状態と
なるID領域のVFO1の最初の所定期間及びデータ領
域のVFO3の最初の所定期間、Hレベルとなってオン
し、ソース電流源140及びシンク電流源146の各々
に、予め定めた一定の電流を加えた電流供給を行う。ア
ナログ切替スイッチ138,144は、コンパレータ1
06からの制御信号E3,E4により切り替えられる。
アナログ切替スイッチ138の切替端子aは、コンデン
サ94側の信号線116−2に接続される。また切替端
子bは、コンデンサ96側の信号線118−2に接続さ
れる。またアナログスイッチ144の切替端子cは、コ
ンデンサ94の信号線116−1側に接続され、切替端
子dはコンデンサ96の信号線118−1側に接続され
る。
【0067】コンパレータ106からの制御信号E3,
E4により、アナログスイッチ138,144は次のよ
うに連動して切り替えられる。アナログスイッチ13
8が切替端子aに閉じたとき、アナログスイッチ144
は切替端子に閉じる。アナログスイッチ138が切
替端子bに閉じたとき、アナログスイッチ144は切替
端子cに閉じる。
【0068】即ち、アナログスイッチ138が切替端子
a側に切り替わり、ソース電流源140よりコンデンサ
94に電流を供給しているとき、同時にアナログスイッ
チ144は切替端子d側に切り替わり、シンク電流源1
46によりコンデンサ96から同じ電流を吸い込んでい
る。またアナログスイッチ138が切替端子b側に切り
替わると、ソース電流源140からコンデンサ96に電
流を吐き出し、同時にアナログスイッチ144が切替端
子c側に切り替わり、コンデンサ94から同じ電流をシ
ンク電流源146に吸い込んでいる。
【0069】コンパレータ106は、制御ライン114
のイネーブル信号線114−3からのイネーブル信号E
6により動作状態となる。このイネーブル信号E6は、
図5のように、ディスク媒体におけるID領域のVFO
1及びデータ領域のVFO3の各期間でHレベルとな
り、このとき制御信号E3,E4が有効にあることか
ら、チャージ電流制御回路102がトランジェント吸収
動作を行うことになる。尚、AGC増幅回路部104
は、AGC制御線114−0によりゲインコントロール
される。
【0070】次に図4のチャージ電流制御回路102の
動作を説明する。まず非再生時にあっては、初期化電圧
発生回路100に設けているアナログスイッチ120,
122がオフであり、またイネーブル信号E6もLレベ
ルとなって、コンパレータ106からの制御信号E3,
E4は得られず、アナログスイッチ138,144は図
示の切り離し状態にある。
【0071】ディスク媒体の再生領域にリードビームが
入ると、初期化電圧発生回路100の動作に伴ってアナ
ログスイッチ120,122がオンし、同時にイネーブ
ル信号E6がHレベルとなってコンパレータ106が動
作状態となる。図6(A)はトランジェント発生時のA
GC増幅回路部104の出力の信号線116−3,11
−3の再生信号E1,E2を示し、ACグラントに対
しトランジェント分だけ+側にオフセットした再生信号
E1と、逆に−側にオフセットした再生信号E2が、コ
ンパレータ106に入力する。このためコンパレータ1
−6からの制御信号E3は、図6(B)のように、再生
信号E1が再生信号E2を上回っている間Hレベル、下
回っている間Lレベルとなる。
【0072】これに対し、図6(C)のように、制御信
号E4は制御信号E3を反転した信号となる。アナログ
切替スイッチ138は制御信号E3がHレベルのとき切
替端子a側に切り替わり、シンク電流源140からの電
流をコンデンサ94に吐き出す。同時に、制御信号E4
によるアナログスイッチ144がd側に切り替わってお
り、コンデンサ96をシンク電流源146に接続し、ソ
ース電流源140と同じ電流の吸込みを行う。
【0073】このコンデンサ94,96に対する電流吐
出しと電流吸込みは、制御信号E3のHレベル期間及び
制御信号E4のLレベル期間に亘って行われ、この期間
はACグラントに対する再生信号E1,E2のオフセッ
ト量に応じた時間となることで、トランジェントで生じ
たオフセットに対し逆電圧のチャージをコンデンサ9
4,96に行って、トランジェントの吸収を行う。
【0074】続いて制御信号E3がLレベルとなると、
アナログ切替スイッチ138はb側に切り替わり、ソー
ス電流源140からコンデンサ96に電流吐出しを行
い、前回のチャージとは逆方向にチャージして、コンデ
ンサ96の電圧を減らす。同時に、アナログ切替スイッ
チ144は切替端子c側に切り替わり、シンク電流源1
46をコンデンサ94に接続し、前回とは逆に電流吸込
みを行ってコンデンサのトランジェント吸収電圧を減少
させる。
【0075】これによって、トランジェントの減少分だ
けコンデンサ94,96の逆極性の電圧が減少する。以
下同様に、再生信号E1,E2のトランジェントによる
オフセットに応じたデューティ信号によるアナログ切替
スイッチ138,144のオンオフが行われる。図7
(A)はトランジェント吸収により再生信号E1,E2
が整定した状態である。このとき再生信号E1,E2は
ACグラントを中心に上下に同一の振幅をもち且つ極性
が反転していることから、コンパレータ106からの制
御信号E3は図7(B)のようにデューティ50%とな
り、制御信号E4も図7(C)のように制御信号E3を
反転した信号となる。このため、制御信号E3,E4に
より同じ周期でコンデンサ94,96の電流吐出し、吸
込みが交互に行われ、コンデンサ94,96の電圧はA
Cグラントの電圧に維持される。
【0076】更に、図5に示したように、例えばID領
域の最初のVFO1の開始区間については、ゲインアッ
プ信号E7がHレベルとなるため、ゲインアップ用のソ
ース電流源142,シンク電流源148が共にオンし、
A/Dコンバータ150で決まる電流を流す電流源14
0,146に、電流源142,148による電流を加え
たソース電流の吐出しとシンク電流の吸込みがコンデン
サ94,96に対し行われる。これによってVFO1の
開始時に生じているトランジェントの吸収を高速に行っ
て、短時間で整定状態に引き込むことができる。
【0077】ここでチャージ電流制御回路100に設け
たD/Aコンバータ150によるソース電流源140及
びシンク電流源146による電流値の設定としては、初
期化電圧発生回路100の場合と同様、光ディスク媒体
の種類、即ち書き替え可能な光ディスク媒体か、書き替
えできない光ディスク媒体かに応じて適切な電流値を設
定する。書き替え可能な光ディスク媒体としては、例え
ば、光磁気ディスク、相変化型光ディスクがある。また
書き替えできない光ディスク媒体には、フルROM光デ
ィスク(CD−ROM光ディスク)がある。更に、部分
的に書き替え可能なP−ROM光ディクスについては、
書き替え可能部分と書き替えできない部分に分けて適切
な電流値を設定する。
【0078】また光ディスク媒体の再生ディスク半径の
位置に応じてD/Aコンバータ150による電流値を増
減させることもできる。即ち、ディスク半径に対し一定
の記録周波数でピットを記録している場合、ディスク半
径が大きくなるほどトランジェントの変化も大きくな
る。そこでディスク半径の増加に応じてD/Aコンバー
タ150で設定する電流値を増加させることで、ディス
ク半径に応じた最適なトランジェント吸収ができる。
【0079】図8は本発明の光ディスク装置におけるデ
ータ再生回路の他の実施例であり、トランジェント吸収
回路部98に初期化電圧発生回路を設けず、チャージ電
流制御回路102のみとしたことを特徴とする。図9は
図8のトランジェント吸収回路98の回路実施例であ
り、図4の実施例と対比すると、初期化電圧発生回路1
00が除かれ、チャージ電流制御回路102には新たに
ゲート信号E5のインバータ128による反転信号でオ
ンオフされるアナログスイッチ120,122が設けら
れている。それ以外の構成は図5の実施例と同じであ
る。
【0080】このような初期化電圧発生回路100をも
たないチャージ電流制御回路102のみで構成されたト
ランジェント吸収回路部98であっても、初期化電圧発
生回路を設けた場合に比べ若干、トランジェント吸収に
よる整定時間が長くはなるものの十分実用に耐えるトラ
ンジェント吸収を行うことができる。尚、本発明は上記
の実施例に示した数値による限定は受けない。
【0081】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、PWM記録方式による光ディスク媒体からの再生信
号で発生する交流的なトランジェントを自動的に吸収し
て補正できるため、書替え可能な光磁気ディスク媒体や
固定記録を行っているフルROMなどの反射率が異なる
ことによる記録条件に依存して再生信号のトランジェン
トや振幅が異なっていても、再生直後から速やかに交流
的に安定した再生信号を生成し、再生信号の二値化処理
におけるスライスレベルの設定が適切にできることで、
安定した再生動作によってエラーレートを保証すること
ができる。
【0082】このため、従来のPPM記録方式に比べて
格段に記録密度を増大することのできるPWM記録方式
による光ディスク装置の実用化に大きく寄与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の全体的なブロック図
【図3】図2のデータ再生回路部のブロック図
【図4】図2のトランジェント吸収回路の実施例回路図
【図5】図4のトランジェント吸収回路の動作タイミン
グチャート
【図6】図4のコンパレータ比較出力に基づくトランジ
ェント発生時のフィードバック動作の説明図
【図7】図4のコンパレータ比較出力に基づくトランジ
ェント整定時のフィードバック動作の説明図
【図8】本発明のデータ再生回路部の他の実施例を示し
たブロック図
【図9】図8のトランジェント吸収回路の実施例回路図
【図10】PPM記録方式の説明図
【図11】PWM記録方式の説明図
【図12】PPM記録方式のピット記録状態と再生波形
の説明図
【図13】反射光の受光とDC増幅系の説明図
【図14】反射光の受光とAC増幅系の説明図
【図15】光ディスクのトラックフォーマットの説明図
【図16】図14のAC結合で生ずるトランジェントの
波形図
【符号の説明】
10:コントローラ 12:光ヘッド部 14:レンズアクチュエータ 16:フォーカスアクチュエータ 18:光検出器 20:レーザダイオード 22:VCM 24:電磁石 25:スピンドルモータ 26:全体制御部 28:インタフェース制御部 30:位置サーボ部 32:フォーカスサーボ部 34:発光パワー制御部 36:バイアス磁石制御部 38:モータ制御部 40:トラッキングエラー検出回路 42,54:ADコンバータ 44,48,55,134,150:DAコンバータ 46,50,57,62,64:ドライバ 66:レーザダイオード 92:電流電圧変換回路部 94,96:コンデンサ 98:トランジェント吸収回路部 100:初期化電圧発生回路 102:チャージ電流制御回路 104:AGC増幅回路部 106:コンパレータ 108:波形等化回路部 110:二値化回路部 112:制御データバス 114:制御ライン 114−0:AGC制御線 114−1:ゲインアップ信号線 114−2:ゲート信号線 114−3:イネーブル信号線 120,122,124,126:アナログスイッチ 128:インバータ 130,132:インダクタンス 134,150:D/Aコンバータ 136,186:オペアンプ 138,144:アナログ切替スイッチ 140:ソース電流源 142:ゲインアップ用ソース電流源 146:シンク電流源 148:ゲインアップ用シンク電流源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−262642(JP,A) 特開 平7−210995(JP,A) 特開 平6−180925(JP,A) 特開 平5−159306(JP,A) 特開 平5−120693(JP,A) 特開 平4−167228(JP,A) 特開 平3−102677(JP,A) 特開 平3−100902(JP,A) 特開 昭62−204433(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00- 7/0013 G11B 20/10 321

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク媒体にピット変調により記録さ
    れたデータを読み出して再生するデータ再生部を備え、 前記データ再生部に、 前記ディスク媒体から再生した再生電流を、電圧信号に
    変換して第1および第2電圧信号を差動形式で出力する
    電流/電圧変換回路部と、 前記第1および第2電圧信号毎にコンデンサを介して入
    力した電圧を増幅して第1および第2増幅信号を差動形
    式で出力する交流増幅回路部と、 記コンデンサの各々を充放電するトランジェント吸収
    回路部とを備え、 該トランジェント吸収回路部は、 前記第1および第2増幅信号中心レベルが前記ACグラ
    ントから乖離するオフセットに 応じたデューティ比を有
    する第1および第2比較信号を差動形式で出力するコン
    パレータと、前記各コンデンサに対し電流を流し込むソース電流源
    と、 前記各コンデンサから電流を吸い込むシンク電流源と、 前記第1増幅信号が前記第2増幅信号より高いレベルに
    あるとき前記第1増幅信号側に 対応する側のコンデンサ
    に前記ソース電流源を接続し、前記第2増幅信号が前記
    第1増幅信号より高いレベルにあるとき前記第2増幅信
    号側に対応する側のコンデンサに前記ソース電流源を接
    続する第1の電流スイッチ部と、前記第1増幅信号が前記第2増幅信号より低いレベルに
    あるとき前記第1増幅信号に対 応する側のコンデンサに
    前記シンク電流源を接続し、前記第2増幅信号が前記第
    1増幅信号より低いレベルにあるとき前記第2増幅信号
    に対応する側のコンデンサに前記シンク電流源を接続す
    る第2の電流スイッチ部と、 を備えたことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスク装置に於いて、前
    記トランジェント吸収回路部は、 再生時に有効となるゲート信号により動作状態が制御さ
    れることを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項記載のディスク装置に於いて、前
    記トランジェント吸収回路部は、 前記ソース電流源及びシンク電流源の電流値がD/Aコ
    ンバータにより可変できることを特徴とするディスク装
    置。
  4. 【請求項4】請求項記載のディスク装置に於いて、前
    記トランジェント吸収回路部は、前記ソース電流源及び
    シンク電流源として、各々第1の電流源と第2の電流源
    からなる2つの電流源を持ち、該2つの電流源が並列接
    続されており、ソース電流源及びシンク電流源のうち第
    1の電流源は前記D/Aコンバータによって指示される
    電流値に比例する構成であり、ソース電流源及びシンク
    電流源のうち第2の電流源は前記D/Aコンバータによ
    って指示される電流値とは別系統の信号によって制御さ
    れることを特徴とするディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項乃至4に記載の何れかのディスク
    装置に於いて、前記トランジェント吸収回路部は、前
    ィスク媒体のセクタフォーマットの先頭部にある単一
    周波数で記録されているVFOエリア内で、動作が行わ
    れることを特徴とするディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項又は記載のディスク装置に於い
    て、前記D/Aコンバータは、前記ディスク媒体の再生
    する半径位置の増減に応じて電流源の電流値を増減させ
    ることを特徴とするディスク装置。
  7. 【請求項7】請求項記載のディスク装置に於いて、前
    記トランジェント吸収回路部は、更に、非再生時に、前
    記交流増幅回路部に設けた差動増幅回路の入力バイアス
    電圧を基準とした反対極性の固定電圧を前記コンデンサ
    の各々に印加し、再生時に前記固定電圧の印加を切り離
    す初期化電圧発生回路を設けたことを特徴とするディス
    ク装置。
  8. 【請求項8】請求項記載のディスク装置に於いて、前
    記初期化電圧発生回路は、前記ディスク媒体が磁化の向
    きを記録する光磁気記録媒体である場合、トラックセク
    タ番号が凹凸形状により記録されているIDエリアでは
    鏡面部分からの再生信号レベルを前記固定電圧とし、光
    磁気的に記録再生が可能なデータエリアでは光磁気再生
    信号の消去レベルに近い値を前記固定電圧としたことを
    特徴とするディスク装置。
  9. 【請求項9】請求項記載のディスク装置に於いて、前
    記初期化電圧発生回路は、前記非再生に印加する前記固
    定電圧の値を可変設定するD/Aコンバータを備えたこ
    とを特徴とするディスク装置。
  10. 【請求項10】請求項記載のディスク装置に於いて、
    前記D/Aコンバータは、装置に投入されたディスク媒
    体の種別に応じて、非再生時に印加する前記固定電圧の
    値を設定することを特徴とするディスク装置。
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