JP3478798B2 - 情報通信ネットワーク上で運営されている楽曲検索サイトを利用するカラオケ装置用の選曲予約システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】この発明は利用者が希望する
楽曲をカラオケ装置に指示するための選曲予約システム
に関し、とくに、カラオケ楽曲についての断片的な情報
から利用者が希望する楽曲を検索するために、外部の楽
曲検索サイトを利用する選曲予約システムに関する。 【０００２】 【従来の技術】利用者が希望する楽曲の演奏をカラオケ
装置にリクエストする場合、カラオケ装置に付属のリモ
コン送信器などで楽曲番号（楽曲ＩＤ）を入力する。リ
モコン送信器は、楽曲ＩＤを含んだ予約コマンドをカラ
オケ装置に向けて送信する。カラオケ装置は、予約コマ
ンド中の楽曲ＩＤを受け取ると、その入力順と楽曲ＩＤ
とを対応づけて演奏予約の待ち行列で管理する。そし
て、その楽曲の演奏順番になると、該当のカラオケ楽曲
を演奏する。 【０００３】楽曲ＩＤを検索するためのもっとも一般的
な方法は、カラオケ目次本を利用する方法である。目次
本は、目的とするカラオケ楽曲の楽曲番号を、曲名や歌
手あるいはジャンルなどを手がかりに検索できるように
複数の分類方法によって記載している。利用者は目次本
により直接曲名でリクエストすべき楽曲を探したり、歌
手名を頼りに曲名を探したりして、リクエストする楽曲
に対応付けされている楽曲ＩＤを確認する。 【０００４】最近では、リモコン送信器に目次本の機能
を搭載した選曲予約システムを採用しているカラオケ店
舗もある。このシステムは、多数のカラオケ楽曲につい
ての曲名・歌手名・曲ＩＤを管理し、曲名や歌手名の一
部を入力して該当のカラオケ楽曲を一覧表示する。その
一覧中に希望のカラオケ楽曲があれば、利用者はその一
覧中の楽曲を指示するだけで該当の楽曲ＩＤがカラオケ
装置に送出される。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】リクエストしたい楽曲
がＴＶ番組の主題歌やＣＭソングである場合、曲名より
も番組名やＣＭの商品名でその楽曲を覚えていることが
ある。フレーズやメロディだけで覚えている楽曲もあ
る。このような楽曲では、利用者がその楽曲の曲名や歌
手名を全く知らないこともある。ＴＶ番組名やＣＭの商
品名・メーカ名などを入力して該当するカラオケ楽曲の
曲名や歌手を表示するとともに、表示した曲名を指示す
るだけでカラオケ楽曲に楽曲ＩＤが送出されるように選
曲予約システムを構成することは容易であろう。また、
利用者が口遊んだメロディを音声入力し、そのメロディ
に該当するカラオケ楽曲を提示する楽曲検索システムも
実際にあり、この検索システムを選曲予約システムに組
み込むことも可能である。しかし、高度な楽曲検索機能
を搭載すれば選曲予約システムに掛かるコストが増大す
る。しかも検索システム自体も種々あり、採用した検索
システムにおける検索アルゴリズムによっては満足する
検索結果が得られない場合もある。また、楽曲検索アル
ゴリズムに係わる技術は日々進歩しており、その都度新
しい検索システムを導入していては、ランニングコスト
も嵩む。 【０００６】そこで本発明は、高度なカラオケ楽曲検索
システムを導入することなく、利用者が希望するカラオ
ケ楽曲を高い確度で検索できるカラオケ装置用の選曲予
約システムを提供することを目的としている。 【０００７】 【課題を解決するための手段】この発明は、以下の事項
（１）〜（１３）により特定されるものであり、情報通
信ネットワーク上で運営されている楽曲検索サイトを利
用するカラオケ装置用の選曲予約システムである。 （１）グローバル通信手段と、ローカル通信手段と、ユ
ーザインタフェースと、サイト情報テーブルと、制御手
段を備えるカラオケ装置用の選曲予約システムである。 （２）グローバル通信手段は、情報通信ネットワークを
介して外部の楽曲検索サイトとＴＣＰ／ＩＰ通信を行
う。 （３）ローカル通信手段は、カラオケ装置と通信を行
う。 （４）ユーザインタフェースは、利用者からの情報の入
力、利用者への情報の提示を行う。 （５）サイト情報テーブルは、楽曲検索サイトの所在と
利用方法に関するサイト情報を複数記憶する。 （６）制御手段は、検索予約処理と、実績記録処理と、
サイト削除処理を可能とする。 （７）検索予約処理は、第１〜第４処理を行う。 （８）第１処理は、サイト情報テーブルに登録されてい
る各楽曲検索サイトを利用者に提示する。 （９）第２処理は、提示された中から利用者が選択する
楽曲検索サイトのサイト情報を読み出す。 （１０）第３処理は、読み出したサイト情報に基づいて
楽曲検索サイトと通信し、利用者が入力したクエリーを
送信するとともにクエリーに対する検索レポートを受信
する。 （１１）第４処理は、受信した検索レポートを利用者に
提示し、その検索レポート中で利用者の選択する楽曲の
予約コマンドをカラオケ装置に発行する。 （１２）実績記録処理は、各楽曲検索サイトへのアクセ
ス実績と検索レポートからの予約コマンド発行実績に基
づき、各楽曲検索サイトごとのサイト活用データを作成
する。 （１３）サイト削除処理は、サイト活用データが基準以
下である楽曲検索サイトのサイト情報をサイト情報テー
ブルより削除する。 【０００８】 【０００９】 【００１０】 【００１１】 【発明の実施の形態】＝＝＝システム構成＝＝＝ 本発明の選曲予約システムは、高度な楽曲検索システム
を内包する形態を採用せず、インターネットなどのＴＣ
Ｐ／ＩＰ通信を基本とした通信ネットワークに接続され
ている外部のコンピュータに搭載されている楽曲検索機
能を利用することに特徴がある。そして、この外部のコ
ンピュータ（楽曲検索サイト）にクエリーを与えて検索
レポートを受け取ることとしている。 【００１２】図１は、本発明の実施例における選曲予約
システムを含むネットワーク構成図を示している。本実
施例の選曲予約システムは一般的なパーソナル・コンピ
ュータ（客室ＰＣ）１を主体に構成され、この客室ＰＣ
１に搭載されたソフトウエアによって選曲予約機能を実
現している。複数の客室ＰＣ１はそれぞれ１台のカラオ
ケ装置２とともに各客室５に設置されており、各客室Ｐ
Ｃ１は、ＬＡＮ６によってカラオケ装置２やカラオケ店
舗側が管理するコンピュータ（管理サーバー）３などの
カラオケ店舗内の他の情報処理機器と接続されている。 【００１３】また、ＬＡＮ６と、インターネットなどの
ＴＣＰ／ＩＰ通信を基本とした外部の通信ネットワーク
７とが管理サーバー３に結合されたルータ４を介して接
続されている。ルータ４（または管理サーバー３）には
グローバルＩＰアドレスが割り当てられ、各客室ＰＣ１
にはルータ４のＮＡＴ機能などによってローカルＩＰア
ドレスが割り当てられている。それによって、客室ＰＣ
１はＩＰアドレスで特定される外部の楽曲検索サイト８
とＴＣＰ／ＩＰ通信することができる。 【００１４】なお管理サーバー３は、カラオケ店舗の受
付などに設置されるパーソナル・コンピュータであっ
て、客室ＰＣ１やカラオケ装置２の稼働状態などを管理
したり、その稼働状態に基づいて客室毎の会計処理など
を行っている。また、客室ＰＣ１にて利用者が指定した
リクエスト楽曲の楽曲ＩＤを含んだ予約コマンドをＬＡ
Ｎ６を介してその客室ＰＣ１と同じ客室にあるカラオケ
装置２に宛てて転送し、リクエスト楽曲を対応するカラ
オケ装置２に演奏予約登録するための処理も実行する。
さらに、外部の通信ネットワーク７とＬＡＮ６内の情報
処理機器とのＴＣＰ／ＩＰ通信を中継する、ファイアウ
ォールおよびプロキシサーバーとして機能する。なお上
記構成に限らず、客室ＰＣ１とカラオケ装置２とが１対
１に接続されている形態も考えられる。また、汎用のパ
ーソナルコンピュータを使用せず、選曲予約システムと
してのみ機能する専用の情報処理機器の形態であっても
よい。 【００１５】＝＝＝楽曲検索機能の概略＝＝＝ 本発明の選曲予約システムによれば、利用者がカラオケ
楽曲の曲名や歌手名を知らなくてもリクエストしたいカ
ラオケ楽曲を選曲して演奏予約することができる。本実
施例にて利用可能な楽曲検索サイト８は複数有り、それ
ぞれが独自の楽曲検索サービスを提供している。例え
ば、利用者が口遊んだメロディをクエリーとして受け取
り、このクエリーを独自のアルゴリズムで解析してカラ
オケ楽曲を特定し、そのカラオケ楽曲を検索レポートに
して返送する「ハミング検索サービス」や、「○×が出
演していたＴＶドラマの主題歌」など曖昧に表現された
文字列から目的とする楽曲を検索する「曖昧検索サービ
ス」などがある。また、サービス内容が同じでも検索ア
ルゴリズムやユーザインタフェース環境（クエリーの入
力環境、検索レポートの体裁など）が異なる場合もあ
る。したがって、同じサービスを提供する複数の楽曲検
索サイトが利用可能になっていてもよい。 【００１６】各楽曲検索サイト８はＩＰアドレスによっ
てその所在が特定され、選曲予約システムとはＴＣＰ／
ＩＰ通信を基本として、より上位のレイヤでは専用のプ
ロトコルで通信する。また、検索サイト８毎に通信手順
・クエリーの入力環境・検索レポートの処理方法が異な
るため、アクセスする楽曲検索サイト８毎に専用のプロ
グラム（サイト利用プログラム）を使用する。 【００１７】＝＝＝選曲予約システムの構成＝＝＝ 図２は本実施例の客室ＰＣが選曲予約システムとして動
作するときの機能ブロック図を示している。上述したよ
うに選曲予約システムは汎用のＰＣであり、ＰＣ本体１
０は、ＣＰＵ・ＲＡＭ・ＲＯＭなどによって構成される
中央制御部１１をコンピュータ本体とし、ハードディス
ク装置１２、１０ＢＡＳＥ−Ｔ規格などのＬＡＮインタ
フェース１３、音声信号を処理するオーディオインタフ
ェース１４などを主要構成要素として内蔵している。オ
ーディオインタフェース１４は、音声信号用の入出力端
子を備え、音声入力端子からの音声信号をサンプリング
してＰＣＭデータに変換し、中央制御部１１に転送す
る。また、中央制御部１１より転送されたＰＣＭデータ
をＤ／Ａ変換してアナログの音声信号を音声出力端子よ
り出力する。この例では、マイクロホンとスピーカとを
音声入出力端子にそれぞれ接続する構成としており、マ
イクロホンとスピーカとは受話器１５の形態で客室ＰＣ
１に付属している。 【００１８】入力装置としては、キーボード２１やマウ
ス２２に加え、ディスプレイ２０の画面上に配設された
タッチパネル２３を付帯し、これら入力装置からの操作
入力情報は、それぞれに適合する規格のインタフェース
１６〜１８を介して中央制御部１１に転送される。グラ
フィック制御部１９は、内蔵するビデオＲＡＭに展開さ
れたビットマップ画像をビデオ信号に変換してディスプ
レイ２０に出力する。 【００１９】ハードディスク装置１２には、客室ＰＣ１
を選曲予約システムとして機能させるためのプログラム
や、このプログラムによって管理される多数のカラオケ
楽曲についての楽曲ＩＤ・曲名・歌手名などのカラオケ
楽曲情報を格納している。また、複数の楽曲検索サイト
について、所在（ＩＰアドレス）や利用方法（使用すべ
き利用プログラムなど）をそれぞれ対応付けした検索サ
イト情報テーブルも格納されている。 【００２０】なお本実施例において、カラオケ利用者か
らの操作入力はタッチパネル２３から受け付けるように
なっている。そして客室ＰＣ１は、タッチパネル２３か
らの利用者入力に応答してディスプレイ２０の表示画面
を適宜に切り替えるＧＵＩ環境を備え、利用者はＧＵＩ
による対話形式のユーザインタフェースを通してこの選
曲予約システムを操作する。 【００２１】＝＝＝カラオケ楽曲検索手順＝＝＝ 図３（Ａ）〜（Ｃ）は客室ＰＣにおける選曲予約システ
ム用プログラム（選曲プログラム）の動作状態をディス
プレイに表示される画面の遷移図として示している。客
室ＰＣが選曲予約システムとして起動すると、複数のア
イコン３１ａ〜３１ｃが配設された初期画面が表示され
る（Ａ）。選曲プログラムは、各アイコン３１ａ〜３１
ｃの表示位置に所定のプログラムの起動命令とを対応付
けして管理している。初期画面中の各アイコン３１ａ〜
３１ｃには、曲名や歌手名の一部を文字入力して選曲し
たり、ジャンルを選んで選曲したりするなど、通常の目
次本と同様にしてカラオケ楽曲を指定するための各プロ
グラムが対応付けされているアイコン３１ａと、利用可
能な複数の楽曲検索サイトに対応したアイコン３１ｂ、
３１ｃとが配設されており、各サイトに対応したアイコ
ン３１ｂ、３１ｃにはそれぞれに専用のサイト利用プロ
グラムが対応付けされている。ここでは、ハミング検索
サービスを提供しているある楽曲検索サイトＡのアイコ
ン３１ｂが指示されたものとする。 【００２２】選曲プログラムはこのアイコン３１ｂの指
示操作に応答して、対応するサイト利用プログラムを起
動する。この利用プログラムは、まず、利用者が口遊む
ハミングのテンポを設定するとともに、そのテンポに合
わせたハミングを受話器に向かって口遊むように促す画
面（Ｂ）を表示するプロセスを実行する。次に、受話器
のマイクロホンより入力されたハミングの音声信号をＰ
ＣＭデータとしてオーディオインタフェースより受け取
り、そのＰＣＭデータを解析してＭＩＤＩ形式のデータ
に変換するプロセスを実行する。このとき、音声信号の
入力状況が先のＢ画面のグラフ３２にリアルタイム表示
される。利用者が変換されたＭＩＤＩデータを検索サイ
トにクエリーとして送付する旨の指示ボタン３３を指示
するのに応答して、検索サイト情報テーブルより該当の
検索サイト情報に基づいて所定のＩＰアドレスを指定し
てインターネットにアクセスする。そして、楽曲検索サ
イトとのセッションが確立したことを認知すると、先の
ＭＩＤＩデータをクエリーとして送付する。楽曲検索サ
イトよりクエリーに対する処理結果として、検索レポー
トが返送されてくると、このレポートを定型の検索結果
画面として表示する（Ｃ）。 【００２３】なお、この実施例では、楽曲検索サイトが
返送する検索レポートは、クエリーとして送付したＭＩ
ＤＩデータに近似したフレーズを含むカラオケ楽曲を選
曲候補として、その近似度に応じて複数の選曲候補をラ
ンク付けしたデータであり、選曲候補となる各カラオケ
楽曲の曲名と楽曲ＩＤとが記載されている。検索結果画
面は選曲候補のカラオケ楽曲の曲名と歌手名とを一覧表
示したものであり、楽曲名を表示する各行３４には予約
コマンドの発行プログラムが対応付けされている。した
がって、検索結果画面中の任意の楽曲名が記載されてい
る行３４を選択する旨の利用者入力を行うと、その楽曲
のＩＤを含んだ予約コマンドが対応のカラオケ装置に宛
ててＬＡＮ上に送出される。 【００２４】＝＝＝検索サイト活用データの記録とサイ
ト情報テーブル更新＝＝＝ 選曲予約システム用の楽曲検索サービスは、カラオケ店
舗の運営者とは異なる事業者によって提供されることも
想定される。そのような場合、検索サービスの利用回数
や実際に予約コマンドの発行に結びついた検索レポート
については相応のサービス提供料金がサービス提供者側
に支払われると考えるのが普通であろう。したがって、
検索サービス事業者へのサービス料金をその利用実績に
応じて算出することが必要となる。そこで本実施例で
は、楽曲検索サイト毎に実際にアクセスした回数（アク
セス実績）や、アクセス機会において送付された検索レ
ポートを起源とした予約コマンドの発行回数（予約コマ
ンド発行実績）などを検索サイト活用データとして記録
する動作も行っている。 【００２５】さらに、検索性能が劣っている楽曲検索サ
イトについては利用を停止することも必要となる。本実
施例では、楽曲検索サイト毎の検索サイト活用データを
所定の基準活用データと照らし合わせて利用の停止／継
続を判断することとしている。具体的には、管理サーバ
ーが各客室ＰＣにおいて発生した楽曲検索サイトへのア
クセス回数と、そのアクセスを起源とした予約コマンド
の発行回数とを集計し、一定期間中のアクセス回数が基
準回数に満たなかった楽曲検索サイトや、アクセス回数
に対する予約コマンドの発行回数が基準の割合以下とな
る楽曲検索サイトについては、該当の検索サイト情報を
削除するように各客室ＰＣに指示するのである。各客室
ＰＣはこの指示に従ってサイト情報テーブルを更新す
る。 【００２６】また、技術の進歩によってより高性能の楽
曲検索サイトが出現したときにはそのサイトを利用可能
にしたいという要求もある。本実施例では、新規の検索
サイト情報を登録する機能も備えており、カラオケ店舗
側で管理サーバーに新規の楽曲検索サイトについての所
在や利用方法を登録するともに、管理サーバーがその登
録情報を適時に各客室ＰＣに配信することで実現してい
る。もちろん、新規の楽曲検索サイトの利用に当たって
別途サイト利用プログラムが必要な場合は、そのプログ
ラムも配信すればよい。 【００２７】＝＝＝補足・変更例・応用例＝＝＝ 上記実施例ではルータを介して通信ネットワークに接続
していたが、１台のカラオケ装置しか設置していない店
舗などでは、客室ＰＣにモデムやＴＡなどの通信インタ
フェースが直結されている形態となる。また、客室ＰＣ
とカラオケ装置とはＲＳ２３２Ｃなど適宜な規格のイン
タフェースによって直接接続されることになろう。 【００２８】客室ＰＣと楽曲検索サイトとは専用のプロ
グラムによって専用のプロトコルで通信していた。した
がって、楽曲検索サイトはインターネット上に接続され
てはいるが、そのＩＰアドレスなどは非公開であること
を前提としている。あるいは、専用のサイト利用プログ
ラムによるアクセス以外は受け付けないような構成とな
っている。もちろん、この形態に限らず、インターネッ
ト上に公開されＨＴＴＰなどの周知のプロトコルやブラ
ウザなどの汎用プログラムを使用してのアクセス形態も
考えられる。この場合、検索レポートはＨＴＭＬによっ
て記述されたＷｅｂページとして返送されることになる
が、このＷｅｂページのどの記載部分が楽曲名を示して
いるのかなど、ページの体裁があらかじめわかっていれ
ば、サイト利用プログラム側で検索結果画面を生成する
ことができる。また、ＸＭＬによってＷｅｂページを記
述することとすれば、曲名や楽曲ＩＤを自在に定義で
き、サイト利用プログラム側ではＷｅｂページの体裁に
依存することなくその定義に従って検索結果画面を生成
することができる。 【００２９】 【発明の効果】本発明の楽曲予約システムによれば、複
数の楽曲検索サイトを利用して断片的な情報から利用者
がリクエストしたいカラオケ楽曲を選曲することができ
る。したがって、高価な検索システムを導入することな
く高度な選曲予約システムを構築することが可能とな
る。 【００３０】さらに検索サイト活用データを記録するこ
とで、検索サービスに対する利用料金の算出根拠にする
など適宜に利用できる。また、検索サイト活用データと
基準活用データとの比較に基づいて利用価値の低い検索
サイトの利用を停止することも可能であり、より性能の
高い楽曲検索サイトのみを利用することができる。 【００３１】複数のカラオケ装置のそれぞれに選曲予約
システムを対応させて設置する形態のカラオケ店舗など
に対応して、検索サイト情報を一括管理する管理コンピ
ュータとローカル通信制御手段により通信する構成とす
ることもできる。それによって、複数の選曲予約システ
ムが共通のサイト情報テーブルに基づいて楽曲検索サイ
トにアクセスし、各選曲予約システム間における楽曲検
索性能を均一にすることができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の実施例における選曲予約システムを含
むネットワーク構成図を示している。 【図２】上記実施例における機能ブロック図を示してい
る。 【図３】上記実施例の動作状態をディスプレイに表示さ
れる画面を（Ａ）〜（Ｃ）の遷移図によって示してい
る。 【符号の説明】 １ 選曲予約システム（客室ＰＣ） ２ カラオケ装置 ３ 管理サーバー ４ ルータ ６ ＬＡＮ ７ インターネット ８ 楽曲検索サイト １１ 中央制御部 ２０ ディスプレイ ２３ タッチパネル

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 グローバル通信手段と、ローカル通信手
   段と、ユーザインタフェースと、サイト情報テーブル
   と、制御手段を備えるカラオケ装置用の選曲予約システ
   ムであって、 グローバル通信手段は、情報通信ネットワークを介して
   外部の楽曲検索サイトとＴＣＰ／ＩＰ通信を行い、 ローカル通信手段は、カラオケ装置と通信を行い、 ユーザインタフェースは、利用者からの情報の入力、利
   用者への情報の提示を行い、 サイト情報テーブルは、楽曲検索サイトの所在と利用方
   法に関するサイト情報を複数記憶し、 制御手段は、検索予約処理と、実績記録処理と、サイト
   削除処理を可能とし、 検索予約処理は、第１〜第４処理を行い、 第１処理は、サイト情報テーブルに登録されている各楽
   曲検索サイトを利用者に提示し、 第２処理は、提示された中から利用者が選択する楽曲検
   索サイトのサイト情報を読み出し、 第３処理は、読み出したサイト情報に基づいて楽曲検索
   サイトと通信し、利用者が入力したクエリーを送信する
   とともにクエリーに対する検索レポートを受信し、 第４処理は、受信した検索レポートを利用者に提示し、
   その検索レポート中で利用者の選択する楽曲の予約コマ
   ンドをカラオケ装置に発行し、 実績記録処理は、各楽曲検索サイトへのアクセス実績と
   検索レポートからの予約コマンド発行実績に基づき、各
   楽曲検索サイトごとのサイト活用データを作成し、 サイト削除処理は、サイト活用データが基準以下である
   楽曲検索サイトのサイト情報をサイト情報テーブルより
   削除するカラオケ装置用の選曲予約システム。