JP5429881B2 - 制御装置を使用する、簡略化されたメディア・サービスの検索 - Google Patents

Description

一般に、本発明は、コンピュータに関連する情報検索に関し、特に、通信ネットワークを介して利用できるメディア・サービスの検索を可能にする制御装置（ｃｏｎｔｒｏｌ ｄｅｖｉｃｅ）の使用に関する。

インターネットのような通信ネットワークは、通常の利用者（ユーザ）に利用できるマルチメディア・ファイルまたはストリーミング・プログラム（番組）のような、種々のメディア・サービスを有する。しかしながら、ネットワークを介して利用できる何百万という番組サービスの中から或る１つのメディア・サービスを利用者が検索して捜し出すのは難しい。ナローバンド（狭帯域通信）からブロードバンド（広帯域通信）の接続に移行する利用者およびコンテンツ・プロバイダが増加するにつれ、利用できるメディア・サービスの量と種類は増加し続けるものと思われる。この増大は、高度に分散されたインターネットの性質と相俟って、或る特定のメディア・サービスを捜し出すのに相当な困難を生じる。

通信ネットワークを介して利用できるメディア・サービスを捜し出すために検索エンジン（ｓｅａｒｃｈ ｅｎｇｉｎｅ：サーチ・エンジン）として知られるプログラムを利用できる。検索エンジンは、通信ネットワーク、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）内のサイトまたはインターネットのＷＷＷサイトでアクセスできる一組のプログラムから成る。１つのプログラム（「ロボット」または「スパイダ」）は、メディア・サービス（ｗｅｂページ、ＦＴＰサイトなどで捜し出される）を検索し、ネットワークをプレトラバース（ｐｒｅ−ｔｒａｖｅｒｓｅ）し、そのようなメディア・サービスに関連するメタデータ・ソース内に、キーワード索引ファイルを大規模に構成する。利用者は、１つまたは複数の検索語から成る「問合せ（ｑｕｅｒｙ：クエリー）」を形成し、この問合せをその検索エンジンの別のプログラムに提出する。それに応答して、検索エンジンは、それ自身の索引ファイルを調査し、検索の問合せにマッチするメディア・サービスのリストを（メディア・サービスへのハイパーリンクとして）表示する。次に、利用者はハイパーリンクを起動して、リストに記載のメディア・サービスを入手する。

しかしながら、検索エンジンには欠点がある。例えば、多くの検索エンジンでは、利用できるリソースを検索するためにテキストによる問合せ（クエリー）を入力する必要がある。このテキストによる問合せは、キーボードを介し、または利用者からの複雑な入力コマンドを入力する他の入力装置を介し、検索エンジンに入力される。このような状況は、テレビジョン受信機のようなディスプレイを中心とするホーム・ベース（ｈｏｍｅ‐ｂａｓｅｄ）のメディア・センタを利用するときのように、利用者がコンピュータのキーボードに容易にアクセスできない環境にあるとき、あまり望ましくない。利用者は、複数のメディア・サービスのうちから選択するためにリモコン（制限された入力手段）以上のものを持っていないかもしれない。従って、制御装置が複雑な１セットの入力機能を提供していないかぎり、利用者は検索エンジンのリソースを直接利用できない。

従って、検索の問合せのためにテキストを入力する必要なしに、メディア・センタの環境内で使用する制御装置により、通信ネットワークを介して利用できるメディア・サービスを検索できるようにするシステムと方法が必要である。

選択されたメディア・サービスに関連するメディア・コンテンツを検索する方法と装置を開示する。選択されたメディア・サービス（利用者が操作できる表示装置により選択される）は、選択されたメディア・サービスに関連するメタデータ（ｍｅｔａｄａｔａ）を有する。このメタデータは、検索の問合せ（ｓｅａｒｃｈ ｑｕｅｒｙ）の形式に自動的にフォーマットされる。この検索の問合せは検索エンジンに提出され、検索エンジンは、選択されたメディア・サービスに関する検索結果を送り返す。検索は、テキストの入力を必要とせずに、利用者の制御装置で検索機能をイネーブルする（ｅｎａｂｌｅ：動作可能にする）ことにより、開始される。

本発明は、添付されている図面に関連して読まれる以下の詳細な説明から最もよく理解される。図面における種々の要素は正確な縮尺率で示されていない。

通信ネットワーク・システムの概観図である。 本発明の実施例に従う、例示的メディア・センタ・システムのブロック図である。 本発明の実施例に従う、提供された２つのメディア・サービスを表示するユーザ・インタフェースを表す。 本発明の実施例に従う、提供された２つのメディア・サービス、そのうち１つが選択されている、を表示するユーザ・インタフェースを表す。 本発明の実施例に従う、提供された２つのメディア・サービス、およびマルチメディア検索から送り返された検索結果を表示するユーザ・インタフェースを表す。 本発明の実施例に従う、選択されたメディア・サービスに関連するメディア・コンテンツを検索する流れ図である。 本発明の実施例に従う、検索を動作させるユーザ制御装置を表す。 本発明の実施例に従う、検索の問合せから返送された検索結果を表す。 本発明の実施例に従う、セットトップ・ボックスを例示する。

本発明は、通信ネットワークを介して利用できるメディア・サービス、コンテンツ、およびメディア・サービスに関連するデータを検索する方法とシステムに関する。以下に詳細に述べるように、選択されたメディア・サービスに関連するメタデータを利用するメディア・センタの検索システムが記述される。本明細書中で使用される用語「メディア・サービス（ｍｅｄｉａ ｓｅｒｖｉｃｅ）」および「メディア・コンテンツ（ｍｅｄｉａ ｃｏｎｔｅｎｔ）」には、オーディオ、ビデオ、テキスト、放送される番組、マルチメディア・データ・ファイル、およびストリーミング・メディア・ファイルが含まれる。放送される番組は、ラジオ、テレビジョン受信機、または他の装置により提供できるサービスから成る。このような放送されるサービスは典型的に、放送電波でテレビ局またはラジオ局から放送され、ケーブル、衛星アンテナ、アンテナ、および放送を配信できる他の接続を介しデータ信号として受信される。プログラム（番組）はインターネットのような通信ネットワークでも送信され、ＲｅａｌＯｎｅ（米国における登録商標）或いはＭｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｍｅｄｉａ Ｐｌａｙｅｒのような、メディア・ブラウザまたはプレーヤとして知られるコンピュータ・プログラムにより提供される。

マルチメディア・ファイルは、テキスト、イメージ、ビデオ、およびオーディオ・データの任意の組合せから成る。ビデオまたはオーディオ・データのみから成るファイルもマルチメディア・ファイルと定義される。ストリーミング・メディアは、オーディオ、ビデオ、マルチメディア、テキスト、および双方向のデータ・ファイルから成り、ファイル全体の配信が完了する以前に、利用者のコンピュータで再生するインターネットまたは他の通信ネットワークを介して利用者の装置に配信される。ストリーミング・メディアの１つの利点は、ファイル全体がダウンロードされる前にストリーミング・メディア・ファイルは再生し始めるので、利用者はファイル全体をダウンロードするときのように長時間待たずに済むことである。

マルチメディア・ファイルおよびストリーミング・メディアのコンテンツとして、例えば、歌、政治演説、ニュース、映画の予告編、生放送、ラジオ放送、財政会議の召集、ライブ・コンサート、ウェブカメラ（ｗｅｂ‐ｃａｍ）、および他のスペシャル・イベントなどが含まれる。ストリーミング・メディアは、種々のフォーマット、例えば、ＲｅａｌＡｕｄｉｏ（登録商標）、ＲｅａｌＶｉｄｅｏ（登録商標）、ＲｅａｌＭｅｄｉａ（登録商標）、Ａｐｐｌｅ ＱｕｉｃｋＴｉｍｅ（登録商標）、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標） Ｍｅｄｉａ Ｆｏｒｍａｔ、ＱｕｉｃｋＴｉｍｅ（登録商標）、ＭＰＥＧ‐２ Ｌａｙｅｒ III ＡＵＤＩＯ、ＭＰ３（米国における登録商標）、でエンコード（符号化）される。典型的に、メディア・ファイルは特定のフォーマットとの互換性を示す拡張子（接尾辞）で表される。ファイル拡張子およびそれらと互換性のフォーマットの例は以下のテーブル（表）にリスト（掲載）される。メディアの形式、拡張子、互換性のフォーマットは、ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｂｏｗｅｒｓ．ｃｃ／ｅｘｔｅｎｓｉｏｎｓ２．ｈｔｍ．で見い出される。

説明的なデータとしてのメタデータ（ｍｅｔａｄａｔａ）は文字通り、「データに関するデータ」を意味する。メタデータは、他のデータ（例えば、メディア・サービス）のコンテンツ、或いは属性を記述する情報から成る。例えば、「Ｄｕｂｌｉｎ Ｃｏｒｅ Ｍｅｔａｄａｔａ ｆｏｒ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙ」（http://www.ietf.org/rfc/rfc2413.txt）という名称の文書は、メタデータを３つのグループに分離し、これはそれに含まれている情報のクラスまたは範囲を概略で表示する。これら３つのグループは、（１）主としてリソースのコンテンツに関連する要素、（２）知的財産として見られたとき、主としてリソースに関連する要素、および（３）主としてリソースの具体的例示に関連する要素である。これらのグループに入るメタデータの例を以下のテーブル（表２）に示す。

メタデータのソース（源）には、ｗｅｂページのコンテンツ、ユニフォーム・リソース・インジケータ（ＵＲＩ）、メディア・ファイル、およびメディア・ファイルの送信に使用されるトランスポート・ストリームが含まれる。ｗｅｂページのコンテンツには、ＨＴＭＬ、ＸＭＬ、メタタグ（ｍｅｔａｔａｇ）、その他、ｗｅｂページ上のテキストが含まれる。本明細書中で更に詳細に説明するが、メタデータは、ＵＲＩ、ＵＲＬ、ｗｅｂページ、メディア・サービス、および他のメタデータからも得られる。メディア・サービス内のメタデータには、マルチメディア／ストリーミング・ファイルのメディア・ファイル内（ヘッダ／トレーラ内）に収められる情報も含まれる。メタデータは、メディア／メタデータ・トランスポート・ストリーム、例えば、ＴＣＰ／ＩＰ（パケット）、ＡＴＭ、フレーム・リレー、セルラ・トランスポート・スキーム（例えば、セルラ電話スキーム）、ＭＰＥＧトランスポート、ＨＤＴＶ放送、放送番組に関連するパケット識別子（ＰＩＤ）、および無線をベースとするプロトコル・トランスポート・パケットからも得られる。メタデータは、ストリーム内に並列に、或いはメディア・ファイルの送信に使用されるストリームの一部として、送信される（高精細度テレビジョン放送は第１のストリームで送信され、メタデータは、電子番組ガイドの形式で、第２のストリームで送信される）。

各メディア・サービスは、関連するメタデータのセットをそれぞれ有する。メタデータは、検索エンジンの文脈内でメディア・サービスが検索できるようにするコア（核）として使用される。検索エンジンに関連するウェブ・クローラ（ｗｅｂ ｃｒａｗｌｅｒ）はメディア・サービスとメタデータを捜し出そうとして、通信ネットワークを介して利用できるリソースに進行する。ウェブ・クローラが或る特定のメディア・サービスを識別するとウェブ・クローラはコンポーネント使用して、メディア・サービスと関連のあるメタデータを確認する。例えば、ウェブ・クローラは、ＵＲＩhttp://www.trancemusic.com/acidjazz.mp3 （これは「ＡＣＩＤＪＡＺＺ」と呼ばれるＭＰＳファイルと関連がある）に在るメディア・サービスを識別する。ウェブ・クローラ（抽出モジュールとして）は、メディア・サービスの位置に関連するメタデータ、タイトル、およびメディア・サービスに関するデータ内に収められる追加的メタデータを見つけて抽出する。この場合、ＭＰ３サービスは、メディア・サービスの作曲者、著作権の日付、および音楽のジャンルを識別するメタデータおよびメタデータ・フィールドに関連するタグを有する。ウェブ・クローラは、関連するメタデータ・フィールドを有する抽出モジュールを介して全てのメタデータを取り入れ、そのメディア・サービスを、検索エンジンでアクセスできる検索可能な索引中にカタログする。本発明の原理に従い、メディア・サービスに関連するメタデータにアクセスするために別の方法を使用することもできる。

メディア・サービスの提供は、メディア・サービスのプレーイング（再生）を表す。サービスの提供は、ビデオを基（ベース）とするメディア・サービスを表示し、且つオーディオをベースとするメディア・サービスの音声を発生する形体をとる。メディア・サービスの提供は、提供する環境内で行われる。ビデオ・サービスの場合、提供する環境は、ビデオ・サービスが表示されるディスプレイのウィンドウまたはエリア（表示装置のスクリーン全体または一部）である。オーディオをベースとするメディア・サービスは、スピーカまたは音声を発生できる他の形式の装置により提供される。

通信ネットワークを介して利用できるメディア・サービスを具えるシステム１００の概観を図１に示す。各コンピュータ・システム・ネットワーク１０２および１１２は少なくとも１つの対応するローカル・コンピュータ・プロセッサ・ユニット１０４（例えば、サーバ）を具えており、ユニット１０４は少なくとも１つの対応するローカル・データ記憶ユニット１０６（データベース）、およびローカル・ネットワーク・ユーザ１０８に結合される。コンピュータ・システム・ネットワークは、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）１０２、またはワイド・エリア・ネットワーク（ＷＡＮ）１１２である。ローカル・コンピュータ・プロセッサ１０４は、ネットワーク（例えば、インターネット）１１４を介して、メディア・センタ１１０に選択的に結合される。複数のローカル・コンピュータ・プロセッサ１０４の各々と、ネットワーク・ユーザ・プロセッサ１０８、および／またはメディア・センタ１１０は、コンピュータ・システム、テレビジョン受信機、ビデオ・テープ・レコーダ（ＶＴＲ）、パーソナル・ビデオ・レコーダ、ディジタル・ビデオディスク（ＤＶＤ）などに接続される種々の装置を有する。ローカル・コンピュータ・プロセッサ１０４、ネットワーク・ユーザ・プロセッサ１０８、およびメディア・センタ１１０は、コンピュータ・システム・ネットワーク１０２、１１２のローカル・データ記憶ユニット１０６内に在るメディア・サービスを捜し出して選択する（マウスでクリックして）ために、メディア・ブラウザでプログラムされる。メディア・サービスには、他のコンピュータ・システム、Ｗｅｂページ、その他のメディア・コンテンツへのリンクが具えられる。

ローカル・コンピュータ・プロセッサ１０４およびネットワーク・ユーザ・プロセッサ１０８は、コンピュータの端末、ＩＰを基として通信できるページャ、インターネットにアクセスするＫｉｏｓｋ、接続された電子プランナ（例えば、Ｐａｌｍ社製のＰＡＬＭ装置）、或いは、電子パーソナル・プランナのような、ネットワークを介して双方向の通信ができる他の装置である。ローカル・コンピュータ・プロセッサ１０４、ネットワーク・ユーザ・プロセッサ１０８、および／またはメディア・センタ１１０も、ハンドヘルド・ユニット（例えば、セルラ電話）のような無線装置であって、無線アクセス・プロトコル（ＷＡＰ）によりインターネットに接続して通信する。ネットワーク１０２および１１２は、モデム接続、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）、ケーブル・モデム、ディジタル加入者線（ＤＳＬ）、撚り対線（ｔｗｉｓｔｅｄ ｐａｉｒ）、無線をベースとするインタフェース（セルラ、赤外線、ラジオ波）、或いは、データ信号を利用する同等の接続により、ネットワーク１１４に接続される。データベース１０６は、当技術分野で知られる手段により、ローカル・コンピュータ・プロセッサ・ユニット１０４に接続される。データベース１０６は、任意の適正なメモリ（磁気、光学式など）の形体をとる。データベース１０６は外部メモリであるか、またはローカル・コンピュータ・プロセッサ１０４、ネットワーク・ユーザ・プロセッサ１０８、および／またはメディア・センタ１１０の内部に位置する。データベース１０６はメディア・サービスおよび関連するメタデータを有し、これはメディア・センタ１１０により検索できる。

本発明の実施例において、ネットワーク・ユーザ・プロセッサ１０８および／またはメディア・センタ１１０は、１つまたは複数のプログラム・モジュールを具え、前記モジュールは、ネットワーク１１４を介し、ユーザ・プロセッサ１０８とメディア・センタ１１０がローカル・プロセッサ１０４と（且つ互いに）通信できるようにする。プログラム・モジュールは、ＰＥＲＬ、ＸＭＬ（Ｅｘｔｅｎｓｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）、Ｊａｖａ（登録商標）、ＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｍａｒｋ‐ｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）、その他同等の言語で書かれたプログラム・コードを提供しており、それにより、ネットワーク・ユーザ・プロセッサ１０８に貯えられたブラウザ・プログラムを介して、またそれらを組み合わせて、ローカル・プロセッサ１０４のプログラム・モジュールにネットワーク・プロセッサ１０８がアクセスできるようにする。

ｗｅｂサイト、ｗｅｂページおよびデータ・ストア（ＦＴＰ、サーバ、など）は、インターネットのようなネットワークを介して利用できるメディア・サービスが存在するロケーションである。ｗｅｂサイト／データ・ストアは、単一または複数のｗｅｂページ、メディア・サービス、メディア・コンテンツ、メディア・ファイルなどから成る。ｗｅｂページは、ＵＲＩの一例として、ネットワーク上のｗｅｂページのロケーション（アドレス）から成るＵＲＬにより識別される。ｗｅｂサイト、ｗｅｂページ、およびデータ・ストアは、ローカル・エリア・ネットワーク１０２、ワイド・エリア・ネットワーク１１２、ネットワーク１１４、プロセッサ（サーバ）１０４、およびユーザ・プロセッサ１０８に配置される。メディア・サービスおよび関連するメタデータは、例えば、ハード・ドライブ、コンパクト・ディスク、メインフレーム装置のような、記憶装置内に貯えられる。コンテンツはｗｅｂサイトにより、データ・ストアにより異なる、そして１つのｗｅｂページ内でも異なる、種々のフォーマットで貯えられる。

図２に、接続された複数のマルチメディア装置から成るメディア・センタ２００（図１のメディア・センタ１１０）のオーディオ／ビデオ・マルチメディア装置を、本発明の動作環境の一例として示す。娯楽システム２００を形成するこれらのマルチメディア装置は装置間の双方向通信を行う有線をベースとするインタフェース（例えば、ＲＣＡケーブル、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）、同軸ケーブル、電話線、ＩＥＥＥ‐１３９４に準拠するケーブル、銅線、シリアル・ケーブル、光ケーブル、ＵＳＢ）で接続されるのが好ましい。オプション（任意選択）で、娯楽システム２００を構成するマルチメディア装置は無線インタフェース（例えば、無線周波、赤外線、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、８０２．１１Ｂ、８０２．１１Ａ）を介して通信する。或いは、１つのマルチメディア装置が制御器（マスタ）であって、他のマルチメディア装置（スレーブ）が制御器に結合される関係を利用する一方向の通信である。

マルチメディア装置間の通信は、２レベルの情報から成る。即ち、接続された複数のマルチメディア装置から得られる選択されたオーディオ／ビデオ出力状態で発生され処理されるマルチメディア信号（メディア・サービス）、および接続されたマルチメディア装置の管理に使用される制御情報である。送信される情報は、ディジタル、アナログ、またはその組合せのデータ・フォーマットである。例えば、ＤＶＤ（メディア・サービス）を再生しながら、ＤＶＤプレーヤで発生されるマルチメディア信号は、ステレオをベースとする選択された音声出力状態に対し出力されるステレオ音声信号、およびＨＤをベースとする選択されたビデオ出力状態に対し出力される２０８０ｘ１９２０画素６０Ｈｚインターレスト・ビデオ信号である。制御コマンドは、Ｊａｖａ（登録商標）またはＸＭＬに準拠する（パケットをベースとする構造ＴＣＰ／ＩＰに従う）通信信号であって、接続されたマルチメディア装置の制御に使用されるか、または内在するデータ・インタフェース／コントローラにより処理される。オプションで、制御情報は、電気回路（例えば、電圧、抵抗、電流、インダクタンス、静電容量）のパラメータ（値）および／または電気信号のパラメータの変化（抵抗または電圧の変化）として伝送される。別の実施例として、２つのレベルで送信される情報は、専有標準（ＨＡＶＩ、ＭＰＥＧ‐７など）に従うメタデータの形体をとる。

セットトップ・ボックス（ＳＴＢ）２１８は、ネットワーク１１４（図１）を介して、メディア・センタ２００と遠隔ソースから受信されるメディア・サービスとの間のゲートウェイとして機能する。メディア・サービスは、選択されたオーディオ／ビデオ出力状態においてセットトップ・ボックス２１８より提供される。サービス・プロバイダとして、遠隔ソース（例えば、衛星、インターネット、ケーブル、放送アンテナ、公衆交換電話網ＰＳＴＮ、セルラ・ネットワーク、赤外線送信機）は、ディジタル衛星システム２３４、モデム２２０、アンテナ１４０のような受信機で受信される信号としてメディア・サービスを伝送する。受信されたメディア・サービスは、メディア・センタ２００を介して配信され、オーディオ／ビデオ受信機２０６に接続され／セットトップ・ボックス２１８に結合される他のマルチメディア装置により使用される。ディジタル衛星システム２３４およびモデム２２０のような装置は遠隔ソースと双方向に通信し、メディア・サービス（例えば、ケーブル・サービス・プロバイダからのビデオ・オン・デマンド）をリクエストすると共に、娯楽システム２００の保守を行う（例えば、新しいオーディオ出力状態をダウンロードし、電子番組ガイド情報を受信し、ソフトウェア・ドライバとコーデックをアップグレードする）。

図７はメディア・センタ２００を制御するセットトップ・ボックス２１８の実施例を示す。ビデオ・プロセッサ７３０とオーディオ・プロセッサ７４０は、メディア・サービスを提供するためセットトップ・ボックス２１８で使用される。また、ビデオ・プロセッサ７３０は、ＯＳＤ（オンスクリーン表示）機能により、リモコンのようなユーザ制御装置で選択されるキャラクタ（文字）を表示する。ガイドされるユーザ・インタフェース７２４（ＧＵＩ）は制御システムであって、セットトップ・ボックス２１８の機能（メディア・サービス、音声／グラフィックの提供、などに関する）は、ユーザが操作する指標（矢印、カーソル）でグラフィカルに制御される。メモリ７３６は、プログラミング・モジュール、保守ルーチン、メディア・サービスから抽出されるメタデータ、検索の結果、およびメディア・センタ２００の運営に必要な他のデータを貯える。マイクロプロセッサ７２６は、セットトップ・ボックス２１８の動作を制御し、ＧＵＩ７２４、ビデオ・プロセッサ７３０、メモリ７３６、およびオーディオ・プロセッサ７４０に結合される。データ・インタフェース／コントローラ７２８は、マイクロプロセッサ７２６を、ケーブル・モデム７５０（ブロードバンド・メディア・サービスを受信する）またはアンテナ７６０（放送番組を受信する）のような通信インタフェースに結合させる。本発明の原理に従い、他のコンポーネントまたはモジュールも、セットトップ・ボックス２１８と共に使用される。

また、メディア・センタ２００は、ローカル・ソースから得られるメディア・サービスを収容し配信する。ＤＶＤプレーヤ２０８、ＶＴＲ２１０、パーソナル・ビデオ・レコーダ２３０は、オーディオ／ビデオ受信機２０６に結合され、取外しできるメディア（ビデオ・テープ、ＤＶＤ、コンピュータ・ディスク、フラッシュ・メモリ、コンパクト・ディスク）を使用し、メディア・サービスをローカルに提供するマルチメディア装置である（例えば、ＶＴＲ２１０は映画を記憶するビデオ・テープを再生する）。メディア・サーバ２３４およびストリーミング・メディア・プレーヤ２１２のような、他のマルチメディア装置は、オーディオ／ビデオ受信機２０６に結合され、ローカル記憶装置（ハード・ディスク・ドライブ、光学ディスク、フラッシュまたはスタティックＲＡＭ）からのローカル・ソースのメディア・サービスを提供する。ローカル記憶装置内に貯えられたメディア・サービスは、リモート・ソースから、またはメディア・サーバ２３４に接続された他のマルチメディア装置から、受信され保管される。他のメディア・ソースはマイクロコンピュータ２１４またはビデオ・ゲーム・システム２１６上で走るソフトウェアによりローカルに発生され、メディア・センタ２００の他の接続されたマルチメディア装置に接続され配信される。

メディア・センタ２００は、マルチメディア装置を使用し、選択されたオーディオ／ビデオ出力の状態に従って、メディア・サービスを処理し出力する。オーディオ／ビデオ受信機２０６はマルチメディア装置であって、選択されたオーディオ／ビデオ出力の状態でメディア・サービスを処理し出力するマルチメディア装置にメディア・サービス源をマッチさせる。例えば、ＤＶＤプレーヤ２０８は、オーディオ／ビデオ受信機２０６を介し、ＨＤ（高精細度）ビデオをベースとするメディア・サービス（ローカルまたはリモート・ソースからの）をＨＤテレビジョン２０２に配信する。オーディオ／ビデオ受信機２０６は制御コマンドによりソースとマルチメディア装置を選択する。オーディオ／ビデオ受信機２０６はビデオをベースとするメディア・サービスのために、標準精細度（ＳＤ）のテレビジョン２０４を選択して、ＳＤの状態をサポートするメディア・サービスを表示し、高精細度（ＨＤ）テレビジョン２０２を選択して、ＨＤ状態をサポートするメディア・サービスを表示する。コンピュータ・モニタ２３２は、マイクロコンピュータ２１４より発生されるローカル・ベースのメディア・サービスを表示する。

音声（オーディオ）をベースとするメディア・サービスは、メディア・センタ２００を介して利用できる音声をベースとするマルチメディア装置を介してサポートされる。音声をベースとするメディア・サービス（ローカルまたはリモート・ソースからの）は、ステレオ・スピーカ２２２、ステレオ・スピーカ２２４、センタ・チャンネル・スピーカ２２６、およびサブ‐ウーファ・スピーカ２２８のうち少なくとも１つを含むスピーカの群からなるオーディオ・システムにより出力される。オプションで、標準精細度テレビジョン２０４、高精細度テレビジョン２０２、或いはコンピュータ・モニタ２３２が使用されて、マルチメディア装置内のオーディオ・コンポーネント（スピーカ）を介し、音声をベースとするメディア・サービスを出力する。オーディオ／ビデオ受信機２０６は、選択された音声出力の状態に従ってオーディオ・システムから１群のスピーカを選択することができ、選択された音声出力の状態が変化すると、第２の群のスピーカが選択される。

図３Ａは、ディスプレイ（表示装置）上で提供されているメディア・サービスの一例を示す。本発明のこの実施例で、高精細度テレビジョン２０２（図２）のようなディスプレイは、セットトップ・ボックス２１８を介して、メディア・サービスを含んでいるデータ信号を受信する。データ信号は、提供する環境（ウィンドウ）内で高精度テレビジョン２０２により提供される。この場合、高精細度テレビジョン２０２は、ピクチャ・イン・ピクチャ（ＰＩＰ）のウィンドウに２つのメディア・サービスを表示する（３０５、３１０）。メディア・サービス３０５は、テレビジョン放送として送信されるショー「ＡＬＩＡＳ（エイリアス）」の高精細度テレビジョン放送（１０８０ｉビデオ）である。メディア・サービス３１０は、メディア・ブラウザまたはプレーヤを介し提供されるインターネットを介して得られるＤａｖｅ Ｍａｔｔｈｅｗｓ（デイブ・マシューズ）コンサートのストリーミング・メディア放送（解像度：３２０ｘ２４０）である。また、セットトップ・ボックス２１８は、他のメディア・サービスの装置による配信および提供を制御する。更に、メディア装置は、利用できるメディア・サービスの数およびメディア・サービスを提供する装置の処理能力に依り、一度に１つまたは複数のメディア・サービスを提供する。

メディア・サービスは、ユーザ制御装置（リモコン、またはユーザの入力を受け取る他の装置）を操作して選択される。ユーザは、或る特定のメディア・サービスを識別する参照データを使用して、メディア・サービスを選択する。参照データはユーザにより入力されるか、または（リストにより）選択されて、メディア・サービスを選択する。メディア・サービスが放送されているチャンネルの番号は、メディア・サービスを得るために入力される参照データの一例である。これに代り、メディア・サービスは、電子番組ガイド（ＥＰＧ）、ＵＲＩのリスト、およびしばしば選択されるメディア・サービスのリストなどに掲載される。掲載されたメディア・サービスはユーザ制御装置により選択される。選択されたメディア・サービスは、新しいウィンドウ（環境）を開き、或いは現在の環境内で現在提供されているメディア・サービスと入れ替わる。或いは、第１のメディア・サービスが第１の環境内で現在提供されているとき、選択されたメディア・サービスのために第２の環境が創り出されるが、本発明の原理に従い、他の提供技術も使用される。

メディア・サービス３０５は、提供されるコンテンツの属性を識別するメタデータを有する。セットトップ・ボックス２１８は、メディア・サービスに関連するメタデータ・フィールドとメタデータを識別するソフトウェア・コードとして、メタデータ抽出モジュールを有する。このようなメタデータ・フィールドは、俳優、タイトル、著者、最初の放送日、メディア・サービス３０５の今後の放送日、およびコンテンツに関連する他の属性である。抽出モジュールはｗｅｂクローラまたは他のメタデータ抽出プログラムと同様に動作する。メディア・サービス３０５に関連するメタデータの大部分はメディア・サービス３０５を掲載するＥＰＧ（電子番組ガイド）から抽出される。メディア・サービス３０５のセグメントを識別するＰＩＤ（パケット識別子）またはデータ・パケットのような、メディア・サービス３０５がその一部であるプログラミング・ストリームは追加的メタデータを供給する。同様に、メディア・サービス３１０は、メディア・サービスのコンテンツの属性（楽団員、歌のリスト、最初の公演日、ゲスト出演者など）を識別するメタデータ・フィールドとメタデータを有する。メディア・サービス３１０のビット・ストリーム内のメタデータは抽出モジュールにより抽出される。データ抽出モジュールはこの情報を、更なる処理のためにメモリ７３６（図７）のようなキャシュ・メモリ内に記憶する。

メタデータを捕捉する別の方法として、抽出モジュールは外部ソースから、メディア・サービスに関連するメタデータをリクエストする。例えば、抽出モジュールは、メタデータ・リソース（ＭＵＳＥ、ＳｉｎｇｉｎｇＦｉｓｈから得られるメタデータ索引など）を使用し、リクエストに応答して、メディア・サービスに関連するメタデータを提供する。この場合、抽出モジュールはメディア・サービスを識別し、コードを発する。コードは、メディア・サービスの物理的属性を利用する技術（歌の数およびトラックの長さに基づいてＣＤＤＢがＣＤを識別する方法に類似する）から捕捉され（コードはメディア・サービス内で提供されるＩＤコード）、或いは識別データを使用する他の技術から捕捉される。コードは検索モジュールによりメタデータ・リソースに送信され、メタデータ・リソースはメタデータを、収集するために抽出モジュールを送り返す。

指標３１５は、ユーザ制御装置（リモコン）で操作されるカーソル／アイコン／矢印であって、ジョイスティック、タッチパッド、トラックボール、スクロール・ダイアル、矢印キーなどのような、指標を動かす手段を具える。指標３１５を使用し、提供されたメディア・サービス（３０５、３１０）が選択され、メディア・センタ２００の運営に関る付加的機能が得られる。例えば、利用者は指標３１５を操作し、メディア・サービス３１０を表示する環境をリサイズ（大きさを調整）する。指標３１５を使用してイネーブルされる付加的機能には、メディア・サービスを選択する、ディスプレイまたはサウンド・オプションを操作する、メディア・サービスを記憶する、が含まれる。

指標（ｉｎｄｉｃａｔｏｒ：インジケータ）３１５は、選択されたメディア・サービスに関連するコンテンツのマルチメディア検索をイネーブルするのにも使用される。利用者は、メディア・サービス３１０を表示するウィンドウ（提供する環境）上で指標３１５を移動させる。指標３１５がウィンドウ上にあるとき、図Ｂのように、環境の縁がハイライト（明るく）される。メディア・サービスが選択されていることを表示する他の方法、例えば、シェーディング、ハッシング、提供されたメディア・サービスの色を変更する、環境の形状を変更する、或いはメディア・サービスが現在選択されていることを表示するテキスト情報を表示する、も使用される。

図４は、本発明の原理に従う、簡略化されたユーザ・インタフェースを介してメディア・コンテンツの検索をイネーブルする方法を示す。ステップ４０５で、利用者はメディア・サービスに関する情報の検索をイネーブル（動作可能に）する。メディア・サービスを表示するウィンドウ３１０に標識３１５を移動させる（図３Ｂ）と、提供する環境の縁がハイライトされる。ユーザ制御装置の１つであるリモコンの「ＳＥＡＲＣＨ（サーチ、検索）」ボタン（図５）を起動させる。ＳＥＡＲＣＨ（検索）ボタン（利用者が起動するスイッチ）を押すと、リモコンは無線周波信号をセットトップ・ボックス２１８（図２）送信する。セットトップ・ボックス２１８は、受信信号に応答し、メディア・サービス３１０に関するメディア・コンテンツについて検索モジュールが検索を開始できるようにする。

ステップ４１０で、検索モジュールは、メタデータ抽出モジュールによりメモリ７３６内に貯えられたメタデータを集める。メタデータとメタデータ・フィールドはメディア・サービス３１０に関連している。検索モジュールは、予め選択された検索規準に基づいて、メタデータ・フィールドをランク付けすることもできる。メディア・サービス（３０５、３１０）についてメタデータ・フィールドとそれに対応する記入事項を表３に掲載する。

ステップ４１５で、集められたメタデータは検索モジュールによる検索の問合せのためにフォーマットされる。アーティスト／音楽のジャンル（検索モジュールのプログラミングにおいて、または利用者の好みにより、指定される）のような一般に使用されるメタデータ・フィールドからのメタデータを使用して、検索モジュールは問合せをフォーマット化するが、他のメタデータ・フィールドも使用される。これに代る実施例として、利用者は重要性の順にメタデータ・フィールドをランク付けすることにより、検索の問合せの作成に使用されるフィールドを指定する。例えば、利用者は、アーティストおよびゲスト出演者のメタデータ・フィールド（高いランクを割り当てられる）が音楽のジャンルのメタデータ・フィールド（低いランクを割り当てられる）に優先して使用されることを望むかもしれない。このランキング情報は、ユーザ制御装置およびメニュー・インタフェース、或いは他の入力手段、により入力される。

検索に使用されるメタデータ・フィールドは、メディア・サービスの形式（映画、テレビ・ショー、音楽、インターネット、ｗｅｂページなど）と提供されているメディア・サービスに基づいてランク付けされる。例えば、映画について、タイトルとゲスト出演者が、検索の問合せを促進するメタデータを供給するために使用される２つのメタデータ・フィールドであることを指定できる。音楽ビデオについて、アーティストとジャンルは、検索の問合せにメタデータを供給するために使用されるメタデータ・フィールドである。表３のサンプル・データを使用し、（メディア・サービスの形式、メタデータ・フィールドから）メディア・サービスが映画であることが識別（確認）されると、映画のタイトルである「Ｓｐｉｃｅｗｏｒｌｄ：スパイスワールド」、およびゲスト出演者である「Ａｌａｎ Ｃｕｍｍｉｎｇｓ：アラン・カミングス」が検索問合せのベースとして使用される。音楽ビデオについては、アーティストの名称「デイブ・マシューズ楽団」と音楽のジャンル「カレッジ・ラジオ」が、関連するメディア・コンテンツを検索するための検索問合せの基として使用される。

検索の問合せを形成する追加的実施例で、コンピュータ・プログラムを使用し、特定のメタデータ・フィールドの使用頻度を決定できる。この決定から、頻繁に使用されるメタデータ・フィールドのランキングが設定される。利用者は次に、ランキング・リストから、検索問合せに使用すべきメタデータのターム（用語）の数を指定する。例えば、検索に上位３つのメタデータ・フィールドを使用すべきであることが決定されると、検索の問合せは最も頻繁に識別されるメタデータ・フィールドを使用し、メタデータを使用して、検索の問合せを促進させる。もし、選択されたメディア・サービスのメタデータから、頻繁に使用されるメタデータ・フィールドが失われていれば、その次に頻繁に使用されるメタデータ・フィールドが検索の問合せに使用される。従って、検索の問合せに使用されるタームの数が多ければ、それだけ、関連するメディア・サービスについて実行される検索が特定的となる。

ステップ４２０で、アーティストと音楽のジャンルからのメタデータ「デイブ・マシューズ楽団」と「カレッジ・ラジオ」を使用して、検索モジュールは検索の問合せを提出する。この検索問合わせは、インターネットを介し、検索エンジン（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｓｉｎｇｉｎｇｆｉｓｈ．ｃｏｍ のような）に提出される。問合せは、「デイブ・マシューズ楽団」と「カレッジ・ラジオ」であり、問合せは検索エンジンと互換性のあるＸＭＬをベースとするストリング（ｓｔｒｉｎｇ）として提出されるが、利用者の選択および利用できるメタデータ・フィールドに依り、他の形式の問い合わせも形成できる。

ステップ４２５で、検索エンジンは、ＸＭＬストリングの形体で検索結果のリストを検索エンジン・モジュールに送り返す。ステップ４３０で、検索エンジン・モジュールは受信した結果をフォーマットし、その結果を検索結果のリストの形式で表示する（図３Ｃの検索ウィンドウ３２０）。検索ウィンドウ３２０内に表示されるコンテンツの一例として検索の結果６００を図６に示す。この結果には、インターネットで利用できる他のリソースへのハイパーリンク（ＵＲＩ）、特に、検索の問合せに関連する他のメディア・コンテンツ、が含まれる。提供される情報は、検索されるメディア・サービスの形式に依存する。例えば、ロック・コンサートのメディア・サービスは音楽関連の情報を掲載し、映画のメディア・サービスは、俳優の伝記、受賞のノミネーション、関連する他の映画、などのような情報を提供するであろう。

検索結果は、送り返されたメディア・サービスの形式に基づいて、或いは特定のメタデータ・フィールドにより、優先順位を付けられる。利用者は、メディア・サービス（映画のような）について実行される検索について、関連するメディア・サービスの検索結果のリストに、特定のメディア・サービス（例えば、映画およびテレビ・ショー）のみを入れることを指定できる。同様に利用者は、検索結果として特定のメタデータ・フィールド（アーティストまたはゲスト出演者のような）が返送されることを望むかもしれない。検索結果の優先順位付けは上記のメタデータ・フィールドのランク付けと同様に制御される。

ステップ４３５で、ユーザ制御装置を使用して、関連するメディア・コンテンツおよび／または検索結果にリストされた情報を選択できる。利用者は指標３１５を移動させて、メディア・コンテンツに対応するリストされたＵＲＩを選択する。利用者が起動するスイッチをイネーブルすることにより、メディア・センタ２００は、リクエストのコマンド（例えば、ＧＥＴ ＨＴＴＰ）をメディア・コンテンツのロケーションに送る。リクエストされたメディア・コンテンツはデータ信号として送り返され、メディア・センタ２００で受信されると、適正なメディア装置で表示される。

図５は、本発明の実施例と共に使用されるリモコン５００を示す。リモコン５００は、無線周波インタフェースを介し、制御信号をセットトップ・ボックス２１８（図２）に送信し、メディア・センタ２００（図２）を制御する。リモコン５００は、利用者が制御コマンドを入力する入力手段を幾つか具える。例えば、ボタン５１２は、数字で選択するために使用される番号を表し、方向制御器５４０は方向性入力を受け入れて、指標３１５（図３Ａ〜図３Ｃ参照）を、提供される他の形式のオブジェクト（例えば、ｗｅｂページ上のオブジェクト）と同様に、制御する、方向制御器５４０は、ジョイスティック、コントロール・パッド、トラックボール、ダイアルなどである。方向性矢印のボタン５８２、５８４、５８６、５８８はそれぞれ、上、下、右、左を表す。これらのキーも指標３１５（図３Ａ〜図３Ｃ）の制御に使用される。

ＴＶ（テレビジョン）５０２、ＣＡＢＬＥ（ケーブル）５０４、ＰＶＲ５０６は、制御される装置を動作可能（イネーブル）／動作不可能とするリモコン５００のボタンを表す。ボタンＴＶ５０２、ＣＡＢＬＥ５０４、およびＰＶＲ５０６は、高精細度テレビジョン２０２、セットトップ・ボックス２１８、ＰＶＲ２３０（図２）をそれぞれイネーブルし／ターン・オフする。

利用者がリモコン５００によりコマンドを入力すると、高精細度テレビジョン２０２のような表示装置は、入力されたコマンドを表す文字を表示する。ビデオ・プロセッサ７３０（図７）のようなＯＳＤ（オンスクリーン表示）装置は、文字として表示される信号を発生する。表示された文字は、リモコン５００上のＤＥＬ（削除）ボタン５２２を起動させることにより、削除される。この削除ステップは、誤って入力されたニューザ入力を排除する。同様に、入力されたデータは、ＥＮＴＥＲ（エンター、入力）ボタン５２４により確認される。

上述した検索機能は、ＳＥＡＲＣＨ（検索）ボタン５５０によりイネーブルされる。ＣＯＮＮＥＣＴボタン５６０を使用し、実行された検索の結果（ＵＲＩで識別される）に記載されたメディア・サービスまたは情報を受信する。ＣＯＮＮＥＣＴ（コネクト、接続）ボタン（ステップ４３５で使用）は、選択されたメディア・サービスを新しい環境内で提供し、或いは現在使用中の環境内にあるメディア・サービスを入れ替える。ＳＥＬＥＣＴ（セレクト、選択）ボタン５７０は、リストされたＵＲＩと検索結果に示されるメディア・コンテンツに関連する識別子との間をジャンプする。例えば、利用者が押すＳＥＬＥＣＴボタン５７０は、最初に表示されたＵＲＩから第２の表示されたＵＲＩに進む。次に、ＣＯＮＮＥＣＴボタン５６０を押すことにより、ＵＲＩにより識別されたメディア・コンテンツが提供される。メディア・コンテンツは、データ信号として受信されると、新しいウィンドウ内に表示される。セットトップ・ボックス２８（図２）は、ｈｔｔｐ：／／．．．”接頭辞を、メディア・サービスが得られるアドレスとして認識することにより、ジャンピング機能を収容できるが、他の形式のリソースも、関連するメタデータと識別子に基づいて、認識される。

メディア・センタ２００の動作に影響を及ぼすユーザ制御装置用に、音声／ビデオ制御のオプション、或いはメディア・センタ２００を構成する他の装置をイネーブルする追加ボタンのような、本発明の原理に一致する他の実施例も使用される。オプションで、リモコン５００は、メディア・センタ２００の装置を作動させる英数字の入力を収容する。

実施例は添付されている図面に関して説明されているが、本発明は、これらの実施例に限定されず、本発明の範囲或いは技術思想から離脱することなく、他の種々の変更および改変が当業者によりもたらされることが理解されるべきである。このような変更および改変は、特許請求の範囲で規定される本発明の範囲内に含められる意図のものである。

Claims (1)

1. ユーザ制御装置の入力に応答して表示されたメディア・サービスに関連するメディア・サービスについて検索を行う方法であって、
   ａ．指標の操作に応答してメディア装置上で表示された第１のメディア・サービスを選択するステップであって、第１のメタデータは前記第１の表示されたメディア・サービスに関連していて、前記第１の表示されたメディア・サービスがテレビジョン放送のメディア・サービスであり、前記第１の表示されたメディア・サービスが表示領域の第１のウィンドウに表示され、前記指標が前記第１の表示されるメディア・サービスの選択に使用されるときに前記第１のウィンドウの縁がハイライトされる、前記ステップと、
   ｂ．利用者によりスイッチの操作に応答して検索機能をイネーブルするステップであって、前記スイッチが前記ユーザ制御装置上に在る、前記ステップと、
   ｃ．前記表示された第１のメディア・サービスに関連する第１のメタデータから検索のためのクエリーを自動的にフォーマット化するステップであって、検索のための前記クエリーが提出され、前記クエリーが利用者からのテキスト入力なしにフォーマット化される、前記ステップと、
   ｄ．前記関連するメディア・サービスを記載する検索結果を表示するために準備するステップと、
   ｅ．前記指標の操作に応答して前記メディア装置上で表示された第２のメディア・サービスを選択するステップであって、前記第１と第２のメディア・サービスは同時に同じ表示装置上に表示され、第２のメタデータは前記第２の表示されたメディア・サービスに関連していて、前記第２のメディア・サービスがストリーミング・ビデオのメディア・サービスであり、
   前記第２のメディア・サービスが前記表示領域の第２のウィンドウに表示され、利用者の入力に応答して前記指標が前記第２のメディア・サービスを選択するとき前記第２のウィンドウの縁がハイライトされる、前記ステップと、
   ｆ．第２の関連するメディア・サービスを決定するために前記第２のメディア・サービスに対して（１）利用者によりスイッチの操作に応答して検索機能をイネーブルするステップであって、前記スイッチが前記ユーザ制御装置上に在る、前記ステップと、（２）前記表示された第２のメディア・サービスに関連する第２のメタデータから検索のためのクエリーを自動的にフォーマット化するステップであって、検索のための前記クエリーが提出され、前記クエリーが利用者からのテキスト入力なしにフォーマット化される、前記ステップと、（３）前記関連するメディア・サービスを記載する検索結果を表示するために準備するステップとを繰り返すステップと、
   を含む、前記表示されたメディア・サービスに関連するメディア・サービスについてユーザ制御装置の入力に応答して検索を行う方法。

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