JP2003302983A - パーソナル携帯ブラウザ端末をカラオケ装置の選曲予約ツールとして利用する方法、この方法を実施するためのカラオケ利用者支援サーバー、カラオケ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 携帯電話機のパーソナル携帯ブラウザ端末を
選曲予約ツールとして利用して、カラオケ演奏時に出力
する映像作品を選択する技術を提供する。 【解決手段】 利用者がパーソナル端末ブラウザ端末
（以下携帯端末という）によってカラオケ利用者支援サ
ーバーにアクセスし、ある楽曲を特定してイベント操作
すると、カラオケ利用者支援サーバーは、その指定され
た楽曲に対応づけられている複数の映像作品を紹介する
作品リストを携帯端末に表示させる。携帯端末によって
特定楽曲に対応する作品リストの中から一つの映像作品
を特定してイベント操作をすると、携帯端末は、内蔵し
ている近距離無線通信手段によって特定楽曲と特定作品
とを識別する情報を含んだ演奏予約信号を近辺に無線送
信する。携帯端末の近辺に存在するカラオケ装置は、演
奏予約信号を受信すると、特定楽曲の演奏予約をすると
ともにその演奏時に出力する映像作品として特定作品の
予約をする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】この発明は、携帯電話機のよ
うなパーソナル携帯ブラウザ端末をカラオケ装置の選曲
予約ツールとして利用して、カラオケ演奏時に出力する
映像作品を選択する技術に関する。

【０００２】

【発明の背景】カラオケでは、歌うことだけでなく歌詞
の背景に表示される映像を見ることも楽しみの１つであ
る。そのためにカラオケ事業者は、音楽のジャンル毎に
映像を用意したり、原曲アーティストのライブビデオを
入手したり、いわゆるビデオクリップのようにその曲の
歌詞の内容や伴奏音楽の進行に合わせた映像作品を作っ
たりするなど、さまざまな工夫をこらして背景映像を供
給している。近年のＡＶ製品やパソコンのめざましい高
性能化・低価格化にともなって、アマチュアの映像作家
が制作する質の高い映像作品を募り、背景映像として利
用しているカラオケ事業者もある。

【０００３】一方、カラオケ事業者等が供給した複数の
映像選択肢の中から、利用者が自分で背景映像を選択で
きるカラオケ装置もある。たとえば、演奏予約された楽
曲の演奏の順番が来たときに、演奏開始の前後の所定期
間内に特定の選択操作を受け付けて、利用者が好みの映
像カテゴリーを選択できるようになっている。しかし、
このように演奏開始の時間帯にさまざまな操作を強いら
れると、これから歌唱しようとする利用者にとって歌唱
の準備に余念がない時間帯であるためにことのほか煩わ
しい。

【０００４】また、とくに大勢でカラオケ利用する場合
には、各々が演奏の度に背景映像の選択まで行っている
と、実際に歌う時間が減ってしまうことになる。カラオ
ケパブのような業態の店ではたがいに見知らぬ人々が集
うので、グループで利用されるカラオケボックスのよう
な業態とは異なって、各人が予約操作に手間取るのでは
とくに問題が多い。

【０００５】

【発明の開示】近頃では、インターネットのブラウザ機
能やＪＡＶＡ（登録商標）アプレット実行機能などを搭
載した高機能な携帯電話機が爆発的に普及している。カ
ラオケを利用する人の多くがこのような携帯電話機を所
有しており操作にも慣れている。そこで、さまざまに集
められた映像作品を背景映像に利用できるカラオケ装置
を利用するにあたって、各人があらかじめ自己所有の携
帯電話機を用いて歌いたい楽曲とともに好みの映像作品
を選択しておき、カラオケ利用時にはこれを用いて演奏
予約するだけで演奏時の映像作品まで予約できると大変
に便利である。

【０００６】本発明者らはこのように考えて本発明をな
したものである。すなわち、この発明は、パーソナル携
帯ブラウザ端末をカラオケ装置の選曲予約ツールとして
利用する方法を提供するものであって、次の（１）〜
（４）により特定される。

【０００７】（１）公衆ネットワーク上で運営されてい
るカラオケ利用者支援サーバーは、カラオケ楽曲用の映
像作品について、各作品の紹介情報を含む索引情報を楽
曲ＩＤをキーにして集約した映像索引データベースを管
理している。

【０００８】（２）利用者が、パーソナル携帯ブラウザ
端末によって前記カラオケ利用者支援サーバーにアクセ
スし、ある楽曲を特定してイベント操作すると、前記カ
ラオケ利用者支援サーバーは、前記映像索引データベー
スに基づいてその指定された楽曲に対応づけられている
複数の映像作品を紹介する作品リストを前記パーソナル
携帯ブラウザ端末に表示させる。

【０００９】（３）利用者が、前記パーソナル携帯ブラ
ウザ端末によって特定楽曲に対応する作品リストの中か
ら一つの映像作品を特定してイベント操作をすると、パ
ーソナル携帯ブラウザ端末は、内蔵している近距離無線
通信手段によって特定楽曲と特定作品とを識別する情報
を含んだ演奏予約信号を近辺に無線送信する。

【００１０】（４）パーソナル携帯ブラウザ端末の近辺
に存在するカラオケ装置は、前記演奏予約信号を受信す
ると、特定楽曲の演奏予約をするとともにその演奏時に
出力する映像作品として前記特定作品の予約をする。

【００１１】また、この方法に用いられるカラオケ利用
者支援サーバーとして、カラオケ楽曲用の映像作品につ
いて、各作品の紹介情報を含む索引情報を楽曲ＩＤをキ
ーにして集約した映像索引データベースを管理する手段
と、前記パーソナル携帯ブラウザ端末と公衆ネットワー
クを介してデータ通信する手段と、前記映像索引データ
ベースに基づいてパーソナル携帯ブラウザ端末から要求
された楽曲に対応づけられている複数の映像作品を紹介
する作品リストを作成して送信する手段とを備えたカラ
オケ利用者支援サーバーを提供するものである。

【００１２】さらに、この方法に用いられるカラオケ装
置として、前記パーソナル携帯情報端末から近距離無線
通信手段による演奏予約信号を受信すると、この信号に
含まれている特定楽曲を識別する情報と特定作品を識別
する情報とを対応づけて演奏予約の待ち行列に登録する
手段と、登録したデータを利用する手段とを備えたカラ
オケ装置を提供するものである。

【００１３】

【発明の実施の形態】＝＝＝システム概要＝＝＝ 図１はこの発明の一実施例にかかる方法が適用されるネ
ットワーク構成を示した図である。カラオケ装置１はパ
ソコン相当のコンピュータ応用機器である。ハードディ
スク装置などの適宜な記憶部に多数曲分のカラオケデー
タ（伴奏音楽を生成する伴奏音楽データと、歌詞を表示
するための歌詞描出データとを含む）を保存し、カラオ
ケデータベースとして管理している。また、歌詞の背景
映像として表示するためにカラオケ事業者や映像作家が
供給した映像データ（映像作品）を構成する動画データ
や各種データを楽曲ＩＤ（識別情報）をキーにして集約
し、映像作品データベースとして管理している。利用者
からリクエスト楽曲を受け付けると、この楽曲を適宜な
記憶部に待ち行列として管理する。そして、待ち行列の
登録順に従ってリクエスト楽曲のカラオケデータをカラ
オケデータベースから取りだすとともに歌詞の背景映像
となる映像データを映像作品データベースから取り出し
て、伴奏音楽と歌詞映像と背景映像とを同期して音響映
像出力するものである。

【００１４】カラオケ利用者支援サーバー２はカラオケ
事業者により運営されるコンピュータである。このサー
バー２は、ウェブサーバーの機能も備えており、ＩＳＰ
などを介してインターネット３に接続されている。

【００１５】カラオケ利用者支援サーバー２には、楽曲
索引データベース４と映像索引データベース５が備わっ
ている。楽曲索引データベース４には、楽曲名やアーテ
ィスト名などのカラオケ装置１で利用できる楽曲の関連
データが楽曲ＩＤをキーにして集約され管理されてい
る。カラオケ利用者支援サーバー２は、インターネット
３に接続された携帯電話機６からインターネット３を介
して送られてくるアクセス要求に応じて、楽曲索引デー
タベース４に蓄積されているカラオケ楽曲関連データを
閲覧させたり選曲させたりするウェブコンテンツが稼働
している。この楽曲索引データベース４は、カラオケ装
置１のカラオケデータベースの更新にともなって更新さ
れるようになっている。たとえば通信カラオケ装置にお
いては、カラオケホスト装置との適宜な通信によって最
新のカラオケ楽曲の内容を反映したデータが蓄積管理さ
れている。

【００１６】映像索引データベース５には、カラオケ装
置１で歌詞の背景映像として利用できるようにカラオケ
事業者や映像作家等が供給した映像作品について、作品
ＩＤ（識別情報）や作品内容の紹介などの索引データが
楽曲ＩＤをキーにして集約され管理されている。この映
像索引データベース５は、映像作品データベースの更新
にともなって更新されるようになっている。

【００１７】携帯電話機６にはＩｒＤＡインタフェース
が備わっている。また、ＪＡＶＡアプレット実行機能が
備わっており、必要に応じてカラオケ利用者支援サーバ
ー２またはカラオケ装置１からプログラムを受け取って
実行することが可能である。

【００１８】なお、携帯電話機６に備える無線インタフ
ェースはＩｒＤＡインタフェースに限定するものではな
い。すなわち、携帯電話機６からカラオケ装置１へ送信
する無線信号は、ＩｒＤＡ信号に限定するものではな
く、ブルートゥース信号やリモコン信号（送信のみの赤
外線信号）など、他の形式の無線信号であってもよい。

【００１９】また、カラオケ利用者支援サーバー２は、
インターネット３を介さずに移動通信網７に直接接続さ
れ、携帯電話機６と移動通信網７を介してデータ通信す
る構成であってもよい。

【００２０】この例では、カラオケ装置１が管理する映
像作品データベースの記憶資源は、主にカラオケ装置の
ハードディスク装置やＣＤ−ＲＯＭ装置やＤＶＤ−ＲＯ
Ｍ装置であるが、これらに限定されるものではない。通
信カラオケネットワークに接続された複数のカラオケ装
置１の記憶装置に分散させて管理する方式であってもよ
い。また、インターネット３上に映像サーバーを設け
て、カラオケ事業者や一般の映像作家などからインター
ネット３を介して投稿された各カラオケ楽曲に専用の映
像作品を受け付けて管理するようにしてもよい。さら
に、このような映像サーバーをカラオケ利用者支援サー
バー２と同一のハードウェアで実現してもよい。

【００２１】＝＝＝カラオケ利用者支援メニュー＝＝＝ 利用者は、カラオケで歌いたい楽曲や歌う時に表示させ
たい映像作品を登録しておくために、所有の携帯電話機
６でインターネット３を介してカラオケ利用者支援サー
バー２にアクセスする。このサーバー２を利用するため
のカラオケ支援プログラムはサーバー２上に用意されて
おり、アクセスした携帯電話機６はここからダウンロー
ドして利用することが可能である。このカラオケ支援プ
ログラムにより、携帯電話機６のディスプレイに利用者
との対話インタフェースが提供される。

【００２２】カラオケ利用者支援サーバー２にアクセス
した携帯電話機６のディスプレイには、歌いたい楽曲を
選曲しておくためのメニューが表示される。この例で
は、「曲名検索」「アーティスト名検索」「Ｍｙ目次
本」の３つの楽曲検索メニューによって歌いたい楽曲を
選曲し、演奏予約する。もちろんその他に、目次本冊子
などで調べておいた楽曲ＩＤをテンキー等で入力して演
奏予約をすることができるようになっていてもよい。楽
曲検索メニューの各々の内容について以下に述べる。

【００２３】＝＝＝楽曲検索と映像作品選択＝＝＝ 利用者が、前述の楽曲検索メニューから「曲名検索」を
選択してクリックすると、楽曲名による楽曲検索メニュ
ーが表示される。そして、目的の楽曲名の最初の１文字
をひらがな入力すると、楽曲索引データベース４に含ま
れる楽曲名のうち、その文字で始まるものが５０音順で
一覧的に表示される。同様に、最初の２文字を入力すれ
ば、その２文字で始まる楽曲名が一覧的に表示される。

【００２４】なお、電子目次本と同様に、曲名による検
索の他にも作詞家、作曲家、歌い出しなどの検索メニュ
ーがあってもよい。これらのメニューからいずれかを選
択して最初に1文字をひらがな入力すると、選択された
メニューのうちその文字で始まるものが楽曲索引データ
ベース４から検索され、携帯電話機６のディスプレイに
一覧的に表示される。そのようにして目的の楽曲を絞り
込んでいく。

【００２５】利用者が探していた楽曲にたどり着いてこ
れを選択してクリックすると、この楽曲ＩＤがカラオケ
利用者支援サーバー２に送達され、これを契機に背景映
像として表示する映像作品の選択手順が開始される。す
なわち、まず、カラオケ利用者支援サーバー２では、受
信した楽曲ＩＤに基づいて映像索引データベース５を検
索する。この実施例では、一楽曲について、カラオケ事
業者が供給した専用の映像作品や、楽曲の内容やイメー
ジに合わせて他楽曲との共用映像を編集したものや、一
般の人が投稿した映像作品など、様々な映像作品が供給
されている。そのため、映像索引データベース５に含ま
れている各楽曲には、複数の映像作品の索引情報が対応
づけられている。

【００２６】カラオケ利用者支援サーバー２は、受信し
た楽曲ＩＤに対応づけられている索引情報（すなわち、
映像作品の作品ＩＤや、その制作者のプロフィールや作
品へのコメントといった作品内容の紹介情報）を映像索
引データベース５から取り出すと、それらの作品ＩＤを
ハイパーリンク形式で含んだ作品リスト文書を作成して
携帯電話機６に返送する。

【００２７】この作品リスト文書により、図２に例示し
たように、携帯電話機６のディスプレイには映像作品の
内容の紹介情報が一覧的に表示される。すなわち、画面
のタイトル欄には選曲された楽曲の曲名や選曲番号が表
示され、作品ごとに制作者のニックネームや性別や年
齢、作品の特徴や制作者のコメントなどが表示されるよ
うになっている。各作品にはハイパーリンク形式で作品
ＩＤが含まれている。利用者がカーソルの上下などによ
りその中から一つの作品を選んで「選択」ボタンをクリ
ックすると、この作品のＩＤと楽曲ＩＤとを対応づけて
携帯電話機６のメモリに一時記録する。

【００２８】なお、例えば上述の一覧表示の中から一つ
の作品を選んで「みる」ボタンをクリックすると、映像
作品の一部または全部を動画や静止画で表示可能にして
おいてもよい。この場合、例えば映像索引データベース
５に映像作品のダイジェスト版等を用意しておいて、所
定の操作をした携帯電話機６にダウンロードして表示す
るようにすればよい。

【００２９】その後、携帯電話機６の画面上で、カラオ
ケ演奏予約を行うのか、あるいは好みの楽曲として登録
する（「ＭｙＳｏｎｇ登録」を行う）のかを利用者に選
択させるようになっている。ここで利用者がカラオケ演
奏予約を行うことを選択してクリックすると、この楽曲
の楽曲ＩＤと作品ＩＤ等を含んだＩｒＤＡ信号がカラオ
ケ装置１に向けて発信される。カラオケ装置１では、こ
れらの楽曲ＩＤと作品ＩＤとが対応づけられてリクエス
ト楽曲の待ち行列に登録される。なお、このときに利用
者ＩＤとして携帯電話機６のＩＤもこれらと対応づけて
待ち行列に登録するようにしておいてもよい。

【００３０】＝＝＝「Ｍｙ目次本」の登録＝＝＝ 携帯電話機６では、カラオケ利用者支援サーバー２が以
下の手順に従って作成するマイソング文書とマイアーテ
ィスト文書を記録しておくことによって、「Mｙ目次
本」メニューに利用者の好みの楽曲やアーティスト名を
登録しておくことができる。

【００３１】前述の手順において、利用者が「ＭｙＳｏ
ｎｇ登録」を選択してクリックすると、カラオケ利用者
支援サーバー２では、好みの楽曲としてその楽曲ＩＤと
作品ＩＤとをハイパーリンク形式で含むマイソング文書
を作成（または更新）する。このときに利用者に優先順
位も入力させるようにして、優先順位に従った楽曲リス
トになるようにマイソング文書を作成してもよい。携帯
電話機６は、このマイソング文書を受信すると不揮発性
のメモリに記録する。

【００３２】一方、利用者が前述の楽曲検索メニューか
ら「アーティスト名検索」を選択してクリックすると、
アーティスト名による楽曲検索メニューが表示される。
「曲名検索」の場合と同様にして利用者が探していたア
ーティスト名にたどり着き、それを選択してクリックす
ると、カラオケ利用者支援サーバー２は、そのアーティ
スト名を含んだ楽曲の検索クエリーを作成し、その検索
クエリーの文字列を一時記憶しておくとともに、管理す
る楽曲索引データベース４を検索する。

【００３３】カラオケ利用者支援サーバー２は、楽曲索
引データベース４から検索された楽曲について、それぞ
れの楽曲ＩＤをハイパーリンク形式で含んだ楽曲リスト
文書を作成して携帯電話機６に返送し、検索されたその
アーティストの楽曲名のリストと、マイアーティスト文
書に登録するための操作ボタン（「Ｍｙアーティスト登
録」ボタン）を表示させる。

【００３４】ここで利用者が「Ｍｙアーティスト登録」
を選択してクリックすると、サーバー２は記憶しておい
た楽曲検索クエリー文字列をハイパーリンク形式で含ん
だマイアーティスト文書を作成（または更新）し、携帯
電話機６に送達する。携帯電話機６では、このマイアー
ティスト文書を受信すると不揮発性のメモリに記録す
る。

【００３５】このようにして作成されたマイソング文書
とマイアーティスト文書をもとに、後述の「Ｍｙ目次
本」メニューが携帯電話機６に表示される。

【００３６】＝＝＝「Ｍｙ目次本」による選曲＝＝＝ カラオケ装置１の近くにいる利用者が、前述の手順によ
りマイソング文書やマイアーティスト文書を記録した携
帯電話機６において目次本プログラムを起動すると、前
述のとおり楽曲検索のためのメニューが表示される。こ
こで「Ｍｙ目次本」を選択すると、ディスプレイには、
前述のマイソング文書とマイアーティスト文書に基づい
て、登録した楽曲名（「ＭｙＳｏｎｇ」）と登録したア
ーティスト名（「Ｍｙアーティスト」）とが一覧的に表
示される。

【００３７】利用者が、カーソル移動などによって「Ｍ
ｙＳｏｎｇ」に表示されている楽曲の中からある楽曲名
を選択してクリックすると、この楽曲の楽曲ＩＤと前述
した背景映像の作品ＩＤ等を含んだＩｒＤＡ信号がカラ
オケ装置１に向けて発信される。カラオケ装置１では、
これらの楽曲ＩＤや作品ＩＤ等をリクエスト楽曲の待ち
行列に登録する。

【００３８】一方、利用者が「Ｍｙアーティスト」に表
示されているアーティスト名の中からあるアーティスト
名を選択してクリックすると、カラオケ利用者支援サー
バー２に向けてこのアーティスト名を含んだ楽曲の検索
クエリーが発行される。携帯電話機６がサーバー２から
楽曲索引データベース４の検索結果を受け取ると、ディ
スプレイにこのアーティストの楽曲名が一覧的に表示さ
れる。さらに、利用者がこの楽曲リストからある楽曲名
を選択してクリックすると、先述の映像作品選択手順が
開始され、この楽曲ＩＤに対応づけられた映像作品のリ
ストが表示される。利用者がこの作品リストからある映
像作品を選択してクリックすると、携帯電話機６からこ
の楽曲の楽曲ＩＤと作品ＩＤ等を含んだＩｒＤＡ信号が
カラオケ装置１に向けて発信される。カラオケ装置１で
は、これらの楽曲ＩＤや作品ＩＤ等をリクエスト楽曲の
待ち行列に登録する。

【００３９】＝＝＝演奏処理＝＝＝ カラオケ装置１では、演奏予約の待ち行列に登録されて
いる順に楽曲の演奏準備を行う。すなわち、まず、演奏
準備の対象の楽曲ＩＤに対応づけて登録されている作品
ＩＤを取り出して、映像作品データベースの該当の映像
作品（映像データ）の再生準備をする。それとともに、
この楽曲ＩＤに対応するカラオケデータをカラオケデー
タベースから取り出す。そして、演奏処理を行う際に
は、カラオケデータに含まれる伴奏音楽データや歌詞描
出データの出力に同期して、映像作品を映像出力する。

【００４０】なお、映像作品は歌詞の背景映像になるよ
うに歌詞をスーパーインポーズして表示してもよいし、
歌詞映像を表示するものとは別のディスプレイを設けて
映像作品を出力するようにしてもよい。

【００４１】

【発明の効果】この発明にかかるカラオケ装置によれ
ば、カラオケ利用者の多くが所持する携帯電話機がカラ
オケ装置専用のリモコン送信器と同様に利用できる。し
かも、歌うときに見たい映像を選択して登録しておくこ
とができる。このため利用者は、自分の携帯電話機を用
いて、自宅にいるときや待ち合わせの時間などを利用し
て十八番や新しい曲や、そのときに見たい映像をあらか
じめ調べて携帯電話機に記憶しておいて、カラオケへ行
ったら歌いたい楽曲と見たい映像をすぐに効率よく予約
することができる。いつでも思いついたときに変更や追
加や削除も可能なので、カラオケを利用しようとする意
欲を持続しやすく、カラオケ利用者が増大する効果も期
待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るシステムの構成例を示
した図である。

【図２】本発明の一実施例に係る作品リストの画面表示
例を示した図である。

【符号の説明】

１ カラオケ装置 ２ カラオケ利用者支援サーバー ３ インターネット ４ 楽曲索引データベース ５ 映像索引データベース ６ 携帯電話機

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5D108 BC01 BC09 BC11 BC12 BD12 BG07 5K067 AA21 BB04 BB21 DD51 EE02 EE10 EE12 EE16 EE32 EE35 FF02 HH22 HH24

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パーソナル携帯ブラウザ端末をカラオケ
   装置の選曲予約ツールとして利用する方法であって、次
   の（１）〜（４）により特定される。 （１）公衆ネットワーク上で運営されているカラオケ利
   用者支援サーバーは、カラオケ楽曲用の映像作品につい
   て、各作品の紹介情報を含む索引情報を楽曲ＩＤをキー
   にして集約した映像索引データベースを管理している。 （２）利用者が、パーソナル携帯ブラウザ端末によって
   前記カラオケ利用者支援サーバーにアクセスし、ある楽
   曲を特定してイベント操作すると、前記カラオケ利用者
   支援サーバーは、前記映像索引データベースに基づいて
   その指定された楽曲に対応づけられている複数の映像作
   品を紹介する作品リストを前記パーソナル携帯ブラウザ
   端末に表示させる。 （３）利用者が、前記パーソナル携帯ブラウザ端末によ
   って特定楽曲に対応する作品リストの中から一つの映像
   作品を特定してイベント操作をすると、パーソナル携帯
   ブラウザ端末は、内蔵している近距離無線通信手段によ
   って特定楽曲と特定作品とを識別する情報を含んだ演奏
   予約信号を近辺に無線送信する。 （４）パーソナル携帯ブラウザ端末の近辺に存在するカ
   ラオケ装置は、前記演奏予約信号を受信すると、特定楽
   曲の演奏予約をするとともにその演奏時に出力する映像
   作品として前記特定作品の予約をする。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の方法に用いられるカラ
   オケ利用者支援サーバーであって、 カラオケ楽曲用の映像作品について、各作品の紹介情報
   を含む索引情報を楽曲ＩＤをキーにして集約した映像索
   引データベースを管理する手段と、 前記パーソナル携帯ブラウザ端末と公衆ネットワークを
   介してデータ通信する手段と、 前記映像索引データベースに基づいてパーソナル携帯ブ
   ラウザ端末から要求された楽曲に対応づけられている複
   数の映像作品を紹介する作品リストを作成して送信する
   手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ利用者支援サーバ
   ー。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の方法に用いられるカラ
   オケ装置であって、前記パーソナル携帯情報端末から近
   距離無線通信手段による演奏予約信号を受信すると、こ
   の信号に含まれている楽曲識別情報と映像作品識別情報
   とを対応づけて演奏予約の待ち行列に登録する手段と、
   待ち行列に登録されている楽曲を順番に演奏するととも
   に、各楽曲の演奏時に対応する映像作品を出力する手段
   と、を備えたことを特徴とするカラオケ装置。