JP3477085B2 - 高周波加熱装置用インバータ電源 - Google Patents

高周波加熱装置用インバータ電源

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JP3477085B2 JP28294498A JP28294498A JP3477085B2 JP 3477085 B2 JP3477085 B2 JP 3477085B2 JP 28294498 A JP28294498 A JP 28294498A JP 28294498 A JP28294498 A JP 28294498A JP 3477085 B2 JP3477085 B2 JP 3477085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子レンジ
のマグネトロン等を駆動する高周波加熱装置用インバー
タ電源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子レンジのインバータ電源に
は、商用電源を整流ブリッジで整流した上で、昇圧用ト
ランスの1次巻線と共振コンデンサを並列に接続し、こ
の並列回路に対して直列にスイッチング素子を接続した
電圧共振型インバータが実用化されている。また、ハー
フブリッジ型のインバータ電源もAC200V電源を対
象として実用化されている。
【0003】図15は、ハーフブリッジ型の従来のイン
バータ電源を示している(特開平5−242962号公
報、特開平7−45361号公報)。図16は、その動
作波形図である。商用電源101に対して整流ブリッジ
102、チョークコイル103、平滑コンデンサ104
で直流電源が構成されている。直流電源の正・負出力端
の間に、第1、第2の共振コンデンサ105,106の
直列接続体と第1、第2のスイッチング素子111,1
12の直列接続体とが並列に接続されている。第1、第
2のスイッチング素子111,112には、それぞれ第
3の共振コンデンサ107、第4の共振コンデンサ10
8が並列に接続されている。そして第1、第2の共振コ
ンデンサ105,106の接続点と第1、第2のスイッ
チング素子111,112の接続点との間に、昇圧トラ
ンス113の1次巻線が接続されている。109,11
0はフリーホイールダイオードである。昇圧トランス1
13の2次巻線には全波倍電圧整流回路114が接続さ
れマグネトロン115に直流高電圧を供給している。1
16は制御部である。このインバータ電源の動作を説明
すると、制御部116により昇圧トランス113の1次
巻線入力インピーダンスと第1、第2の共振コンデンサ
105,106の共振周波数よりも高い周波数で駆動さ
れている。即ち、図16中に示すように、スイッチング
素子109の電流は、マグネトロン115が通電されて
いるときにスイッチング素子109が電流を遮断するこ
とになる。そして、入力制御は、この周波数を高くする
ことにより電流と電圧の位相を変えて制御する方式にな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ電源
は、マグネトロンが通電されているときにスイッチング
素子が大きな電流を遮断するので、スイッチング素子の
スイッチング損失が大きくなり、スイッチング素子(ト
ランジスタ)も大型化するとともに放熱板等冷却構造も
大きなものとなる。また、冷却構造は、電子レンジ機械
室内に設けられた冷却用ファンによりマグネトロンとイ
ンバータを同時に冷却する構造となっており、機械室内
部での風の循環が行われるなど大型で効率の悪い冷却構
造となっていた。ところで、現在、一般に使用されてい
る電子レンジの容積率(オーブンの有効容積/外形容
積)は30〜35%程度である。しかしながら、近年で
はこの容積率の向上化が非常に望まれてきている。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
第1にスイッチング素子の損失を小さくして小型のもの
を使用することができ、第2に高周波加熱装置の有効容
積を向上させて小型で大容量とすることができ、第3に
高周波加熱装置の調理時間等を安定化させることがで
き、第4に安全で高信頼性とすることができ、第5に低
騒音化を図ることができる高周波加熱装置用インバータ
電源を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、商用電源からの交流電圧を
整流して得た直流電源の正・負出力端子間に少なくとも
1対のスイッチング素子を直列に接続し、この1対のス
イッチング素子の接続点と前記直流電源における何れか
一方の出力端子間にマグネトロン駆動用電圧を発生する
昇圧トランスの1次巻線と共振コンデンサを直列に接続
したハーフブリッジ型のインバータを備えてなり、前記
1対のスイッチング素子の、導通比は同一であって、オ
ン時間は可変であり、スイッチング周波数が前記マグネ
トロン通電時の前記昇圧トランスの1次巻線入力インピ
ーダンスと前記共振コンデンサの共振周波数よりも低
く、前記マグネトロン非通電時の前記昇圧トランスの1
次巻線入力インピーダンスと前記共振コンデンサの共振
周波数よりも高い周波数となるように前記昇圧トラン
の1次巻線入力インピーダンスと前記共振コンデンサを
構成し、前記インバータは前記マグネトロンが非通電時
の前記昇圧トランスの1次巻線入力インピーダンスと前
記共振コンデンサに基づく共振状態のときに前記1対の
スイッチング素子をそれぞれスイッチングオフすること
を要旨とする。この構成により、1対のスイッチング素
子の導通比を同一とすることで、昇圧トランスの1次巻
線電流は正負対象で且つ、ピーク電流が小さくなる。ま
た、昇圧トランスの1次巻線電流は、マグネトロン通電
時と非通電時のインバータの共振周波数の変化に伴い、
マグネトロン通電時にはマグネトロン非通電時よりもピ
ーク電流値が大きく且つ、周期が短くなる。即ち周波数
が高くなる。1対のスイッチング素子のスイッチング周
波数を、マグネトロン通電時のインバータの共振周波数
よりも低く、マグネトロン非通電時のインバータの共振
周波数よりも高くすることで、小さな1次巻線電流の時
にスイッチング素子をオフすることができて、スイッチ
ング素子の損失が小さくなる。
【0007】 さらに、インバータの発振周波数を、マ
グネトロンが非通電時に1対のスイッチング素子がスイ
ッチングオフするような周波数とすることで、小さな1
次巻線電流の時にスイッチング素子をスイッチングオフ
することができて、スイッチング素子の損失が小さくな
る。
【0008】 請求項記載の発明は、上記請求項1記
載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記昇
圧トランスの2次側には倍電圧整流回路を設けてなるこ
とを要旨とする。この構成により、マグネトロンに直流
高電圧が供給される。このとき、昇圧トランスの1次巻
線は正負での通電率が等しいので、2次側の倍電圧整流
回路の電圧、電流のバランスがよくなる。これにより、
2次側倍整流用コンデンサを共通に出来、且つ、小型化
ができる。
【0009】 請求項記載の発明は、上記請求項1記
載の高周波加熱装置用インバータ電源において、高周波
加熱装置の始動時に、マグネトロンが最大出力電力で動
作している時の前記昇圧トランスの1次巻線入力インピ
ーダンスと前記共振コンデンサの共振周波数よりも高い
周波数で前記インバータを駆動することにより前記マグ
ネトロンのヒータを加熱することを要旨とする。この構
成により、マグネトロンの始動時にマグネトロンに高電
圧が加わることがなく、また、マグネトロンがヒートア
ップして導通した際にマグネトロンの最大出力を超える
ことがない。
【0010】 請求項記載の発明は、上記請求項1記
載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記イ
ンバータを駆動する制御回路に電圧制御発振器を設け、
高周波加熱装置の出力を制御するマイクロコンピュータ
により出力されたPWM出力を平滑して前記電圧制御発
振器の発振周波数決定用電圧を得る構成としてなること
を要旨とする。この構成により、インバータをマイクロ
コンピュータからのPWM信号で制御することが可能と
なる。
【0011】 請求項記載の発明は、上記請求項
載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記電
圧制御発振器の特性は、発振周波数が低いときには、発
振周波数が高いときに比べて発振周波数の変化が緩やか
であることを要旨とする。この構成により、インバータ
の入力電力−発振周波数特性と逆の特性を持つ電圧制御
発振器を用いることで、入力電力−発振周波数特性が入
力調整範囲に亘り平準化される。
【0012】 請求項記載の発明は、上記請求項
載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記マ
グネトロンの陽極電流を検出する陽極電流検出手段を有
し、この陽極電流検出手段の検出値を基に前記陽極電流
が一定になるように前記電圧制御発振器の発振周波数を
制御することを要旨とする。この構成により、マグネト
ロンの陽極電流を一定値に制御することで、高周波加熱
装置の入力電力が一定に制御される。
【0013】 請求項記載の発明は、上記請求項
載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記商
用電源からの交流電流を検出する交流電流検出手段を有
し、この交流電流検出手段の検出値を基に前記交流電流
が所定値を超えないように前記電圧制御発振器の発振周
波数を制御することを要旨とする。この構成により、商
用電源からの過電流入力が検出されて最大入力電力が制
御される。
【0014】 請求項記載の発明は、上記請求項
載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記商
用電源からの交流電流を検出する交流電流検出手段を有
し、この交流電流検出手段の検出値を基に前記交流電流
が所定値となるように前記電圧制御発振器の発振周波数
を制御することを要旨とする。この構成により、高周波
加熱装置の入力電力が一定に制御される。
【0015】 請求項記載の発明は、上記請求項1記
載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記マ
グネトロンの冷却フィンに冷却風を通すためのダクトを
設け、このダクト内に前記昇圧トランス、スイッチング
素子、整流用の素子を含む機器及び電子部品を実装した
基板を収納し、前記ダクトにおける前記マグネトロン取
付け部の反対側に冷却用ファンを設けてなることを要旨
とする。この構成により、マグネトロンとインバータ等
を構成する機器及び電子部品とが効率よく冷却される。
また、マグネトロンとインバータ等を構成する電子回路
間を接続する配線が不要となる。
【0016】 請求項10記載の発明は、上記請求項
記載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記
ダクトは、金属又は導電性樹脂を含む電波シールド効果
を有する材質の何れかで形成してなることを要旨とす
る。この構成により、インバータ等を構成する電子回路
がシールドされて不要な輻射ノイズが低減する。
【0017】 請求項11記載の発明は、上記請求項
記載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記
冷却用ファンの吸入口は、高周波加熱装置の筐体外部に
連通するダクトを有することを要旨とする。この構成に
より、冷却用ファンへの流入風が高周波加熱装置外部の
空気となって冷却効率が大きくなる。
【0018】 請求項12記載の発明は、上記請求項
記載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記
冷却用ファンからの冷却風は前記マグネトロンに要求さ
れる前にその冷却風の一部を機械室を含む高周波加熱装
置の筐体内部に分流する構造としてなることを要旨とす
る。この構成により、冷却用ファンからの冷却風で機械
室の電装品等も冷却される。
【0019】 請求項13記載の発明は、上記請求項
記載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記
冷却用ファンの駆動には直流モータを用い、前記昇圧ト
ランスの2次側に所定巻数のファンモータ用巻線を施
し、このファンモータ用巻線の出力を整流した直流電源
を前記直流モータの電源としてなることを要旨とする。
この構成により、ファンモータ駆動用の別電源が不要と
なる。また、高周波加熱装置の出力が小さいときにはフ
ァンモータ用直流電源の出力電圧も低くなり不要な冷却
をすることがなくなり、幅広い出力制御範囲が得られる
とともに出力が小さいときには低騒音化が可能となる。
【0020】 請求項14記載の発明は、上記請求項
記載の高周波加熱装置用インバータ電源において、機械
室を含む高周波加熱装置の筐体内部に冷却風を送る冷却
用ファンを別途に設けてなることを要旨とする。この構
成により、マグネトロンの冷却用ファンと機械室の冷却
用ファンを分離することで、オーブンレンジでの使用を
する際でも機械室の冷却が可能となる。
【0021】 請求項15記載の発明は、上記請求項
記載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記
基板上に前記商用電源からの入力部に接続したノイズフ
ィルタを設け、前記昇圧トランスから漏れる磁束に対し
前記ノイズフィルタをシールドする遮蔽板を前記ダクト
と一体に設けてなることを要旨とする。この構成によ
り、昇圧トランスとノイズフィルタの磁気的結合がなく
なり且つ、昇圧トランスとノイズフィルタを同一基板上
に配置することができ、小型化が可能となる。
【0022】 請求項16記載の発明は、上記請求項
記載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記
マグネトロンと前記基板の接続部は、前記基板上に設け
られたコネクタに前記マグネトロンの接続端子を挿入固
着する構造としてなることを要旨とする。この構成によ
り、高圧部が空間に浮くことがなくなるので、基板部分
の小型化が可能となる。
【0023】 請求項17記載の発明は、上記請求項
記載の高周波加熱装置用インバータ電源において、前記
マグネトロン及び前記基板を配置したダクトと、前記冷
却用ファンとは縦方向に配置し、前記冷却風を高周波加
熱装置の筐体底面側から吸気するように構成してなるこ
とを要旨とする。この構成により、冷却用ファンの吸入
口が筐体底面に配置されて、筐体背面側には冷却用ファ
ンの吸入口が無くなるので、電子レンジをテーブルに置
いた場合でも異和感がなくなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図14に基づいて説明する。本実施の形態は電子レ
ンジに適用されている。
【0025】まず、図1を用いてインバータ電源の回路
構成を説明する。商用電源1がノイズフィルタ22を介
してダイオードブリッジ整流回路2に接続されている。
商用電源1からの交流電圧がダイオードブリッジ整流回
路2により全波整流されたのち、チョークコイル3と平
滑コンデンサ4で形成された平滑回路で平滑化され、直
流電圧が得られるようになっている。即ち、商用電源
1、ダイオードブリッジ整流回路2及び平滑回路で直流
電源が構成されている。直流電源からの直流電圧はハー
フブリッジ型のインバータに供給されている。ハーフブ
リッジ型のインバータは、直流電源の正負両出力端の間
に接続された第1、第2のスイッチング素子6a,6b
の直列回路と、この第1、第2のスイッチング素子6
a,6bの接続点と直流電源の負側出力端の間に接続さ
れた高周波トランス(昇圧トランス)9の1次巻線9a
及び共振コンデンサ8の直列回路により構成されてい
る。図の例では、第1、第2のスイッチング素子6a,
6bとしてIGBTが用いられ、第2のスイッチング素
子6bのコレクタ・エミッタ間には、コンデンサ48と
抵抗49の直列回路からなるスナバ回路が接続されてい
る。7a,7bはフリーホイールダイオードである。高
周波トランス9の2次巻線9bには、マグネトロン12
に直流高電圧を供給するための高圧コンデンサ10a,
10b及びダイオード11a,11bからなる全波倍電
圧整流回路が接続されている。20はマグネトロン12
の陽極電流を検出する陽極電流検出手段としての抵抗で
あり、その検出信号はマイクロコンピュータ13に入力
されている。この陽極電流の検出値を基に陽極電流が一
定になるように後述する電圧制御発振器の発振周波数が
制御されて、インバータ電源の入力電力が一定に制御さ
れる。また、高周波トランス9の2次側には、マグネト
ロン12のフィラメントに接続されたヒータ巻線9cが
設けられている。高周波トランス9の1次巻線9aに接
続されている共振コンデンサ8には、インバータにかわ
る電圧を基準値と比較して一定電力に制御する電力安定
回路14、そして電源投入時にマグネトロン12のアノ
ード・カソード間が導通するまで、マグネトロン12が
最大出力で動作しているときの高周波トランス9の1次
巻線9a入力インピーダンスと共振コンデンサ8の共振
周波数よりも高い周波数でインバータを駆動してフィラ
メントのみを加熱し、高周波トランス9の1次巻線9a
に加わる電圧を一定値以下にして2次側高圧回路の電圧
がマグネトロン12の耐圧を超えない範囲で運転を行う
ためのウォームアップ回路15が接続されている。この
各回路14,15の出力から出力設定回路16によりイ
ンバータ出力を設定できる構成となっている。出力設定
回路16は、マイクロコンピュータ13から出力設定信
号を受けるようになっている。17は電圧制御発振器
(VCO)であり、出力設定回路16からの出力電圧に
比例してスイッチング素子6a,6bにスイッチング周
波数信号を出力する。波形整形回路18は、電圧制御発
振器17の出力をスイッチングが正しく行われる的確な
波形に整形する。波形整形回路18の出力端子は駆動回
路5に接続されている。駆動回路5から、波形整形回路
18からの周波数信号にしたがって両スイッチング素子
6a,6bを同一の導通比で交互にオンオフさせる信号
が両スイッチング素子6a,6bの各ゲートに出力され
る。商用電源1とノイズフィルタ22との間には、商用
電源1からの交流電流を検出するための交流電流検出手
段としてのカレントトランス21が設けられている。検
出された交流電流は整流平滑回路19で整流平滑された
後、マイクロコンピュータ13に入力されている。この
交流電流の検出値を基に入力交流電流が所定値を超えな
いように電圧制御発振器17の発振周波数が制御され
て、商用電源1からの最大入力電力が制御される。ま
た、交流電流の検出値を基に入力交流電流が所定値とな
るように電圧制御発振器17の発振周波数が制御された
ときには、インバータ電源の入力電力が一定に制御され
る。
【0026】図2は、前記ノイズフィルタ22の構成の
詳細を示している。トロイダルコアにコイル巻線50を
施し、その両端にコンデンサ51a,51bを接続した
構成となっている。コンデンサ51aの両端に商用電源
1が接続される。
【0027】次に、上述のように構成された高周波加熱
装置用インバータ電源の定常時の回路動作を、電圧制御
発振器17の回路構成の詳細とともに説明する。図1に
示したように、高周波トランス9の2次側が全波倍電圧
整流回路になっている。各サイクル内において後述する
ようにマグネトロン12は導通時と非導通時が存在し、
この両状態により高周波トランス9の1次側からの入力
インピーダンスは大きく異なることとなる。即ち、高周
波トランス9の1次巻線入力インピーダンスと共振コン
デンサ8の共振周波数は、マグネトロン12の導通時と
非導通時の2つの共振周波数を持つこととなる。図4
は、マグネトロン12の導通時と非導通時の高周波トラ
ンスの1次巻線電流(同図(a))、マグネトロン電流
(同図(b))及び第1、第2のスイッチング素子6
a,6bのオン・オフ(同図(c),(d))のタイミ
ングチャートを示している。スイッチング素子6a,6
bがオンすると、マグネトロンに電流が流れ始める。そ
して、マグネトロンが導通している時の1次巻線9aの
インダクタンスと共振コンデンサ8の直列共振回路によ
り、1次巻線の電流が増加して、ピークに達した後、減
少する。1次巻線の電流の減少に伴い、(図示しない
が、マグネトロンの電圧が下がる)マグネトロンは非導
通状態となる。マグネトロンが非導通状態となると、高
周波トランスの1次巻線側から見たインダクタンスは、
導通時に比べて、大きくなり、第4図中Mg非導通時共
振周波数の線になる。この間は、1次側電流は、Mg導
通時に比べて小さな電流であり、このマグネトロン12
の非導通状態のときにスイッチングオフとする。即ち、
マグネトロン12が非導通時の1次巻線入力インピーダ
ンスと共振コンデンサ8の共振周波数のときにスイッチ
ング素子6a,6bをオフするような発振周波数でイン
バータを発振させることで、スイッチング素子6a,6
bは1次巻線電流が非常に小さくなったときにスイッチ
ングオフとなる。これをさらにスイッチング素子6a,
6bのスイッチング周波数でみると、図4(a)に示す
ように、スイッチング周波数をマグネトロン導通時の1
次巻線入力インピーダンスと共振コンデンサ8の共振周
波数よりも低く、マグネトロン非導通時の1次巻線入力
インピーダンスと共振コンデンサ8の共振周波数よりも
高い周波数とすることで(図4(a)で、マグネトロン
導通時の共振周波数の周期は、マグネトロン非導通時の
共振周波数の周期よりも短く、マグネトロン導通時の共
振周波数の方が周波数が高い)、スイッチング素子6
a,6bは1次巻線電流が非常に小さくなったときにス
イッチングオフとなる。このように、スイッチング素子
6a,6bは高周波トランス9の1次巻線電流が非常に
小さくなったマグネトロン12の非導通状態でスイッチ
ング動作を行うために小さな電流の遮断で済み、従来の
ものと比べてスイッチング損失の低減を達成することが
可能となる。
【0028】次に、電源投入時の立上げ動作について説
明する。マグネトロンは電子管のため、始動時にフィラ
メントが必要温度に達しないと、電子放出が起こらず、
発振動作をしない。したがって、この時マグネトロンの
フィラメント(アノード・カソード間)には定電圧特性
が現れず、ほぼ開放となる。このため、フィラメントが
必要温度に達するまでは、高周波トランスの1次巻線に
加わる電圧を一定値以下にして高圧回路の電圧が回路耐
圧を超えないようにする。ウォームアップ回路15は、
1次巻線電流とインバータ出力電圧の位相差を検出する
ことで、マグネトロン12のヒートアップを検知し、マ
グネトロン12が加熱されておらず、マグネトロン12
が導通できないときにフィラメントのみを加熱できる。
ウォームアップ回路15を設けることで、高周波トラン
ス9の1次側に大きな電圧が発生することによるスイッ
チング素子6a,6bの破壊を防ぐことが可能となる。
【0029】図3は、電圧制御発振器17の回路構成の
詳細である。マイクロコンピュータ13からPWM信号
がフォトダイオード23を介して流れるとフォトカプラ
のフォトトランジスタ24が導通し、電源25から電流
が流れる。この電流は抵抗28とコンデンサ29により
平滑されて、安定した直流電圧がコンパレータ32の反
転入力端子に供給される。PWM信号はマイクロコンピ
ュータ13から発信されるが、この波形は周期t1 に対
してt2 時間の間、フォトトランジスタ24を通電させ
るようになっている。コンデンサ29の電圧を変化する
には、この時間を変えることにより可能となる。一方、
電源25からの電流は、抵抗34、トランジスタ37を
介してコンデンサ45に充電される。コンデンサ45の
電荷が無いときにはトランジスタ42のベース電流は抵
抗36を介して流れるが、コンデンサ45の電荷が多い
とき(電圧が高いとき)には、トランジスタ42のベー
ス電流は小さくなる。トランジスタ42のベース電流に
したがいコレクタ電流も流れるが、コレクタ電流が多い
ときには、NPNトランジスタ39のベース電流は少な
く、即ち、PNPトランジスタ37のベース電流も小さ
くなり、PNPトランジスタ37のコレクタ電流は小さ
くなる。これはコンデンサ45への充電時定数が大きい
ことを意味している。コンデンサ45が充電されるにし
たがいPNPトランジスタ42のベース電流は小さくな
る。これにしたがい、NPNトランジスタ39のベース
電流が大きくなり、その結果、PNPトランジスタ37
のベース電流、コレクタ電流も大きくなる。即ち、コン
デンサ45に対する充電時定数が小さくなったことを意
味する。図5(a)は、このコンデンサ45の充電電圧
波形を示している。充電電圧は、単にCRの時定数では
なく、最初は充電時定数が大きく、徐々に充電時定数が
小さくなっていくような波形を示す。コンパレータ31
は、抵抗41に生じる電圧0.8Vとコンデンサ45の
充電電圧Aの比較を行い、コンパレータ32は、反転入
力端子に与えられるC点電圧と充電電圧Aの比較を行
う。図5(c)は、コンパレータ31とコンパレータ3
2の出力に接続されたフリップフロップ33の真理値表
である。コンデンサ45はトランジスタ39を流れる電
流を介して充電される。充電電圧Aが抵抗電圧0.8V
より低いときは、コンパレータ31の出力はH、コンパ
レータ32の出力はLとなり、真理値表よりフリップフ
ロップ33のQ端子出力(B点)はLとなるのでトラン
ジスタ47はオフのままとなり、コンデンサ45は充電
されている。充電電圧Aが抵抗電圧0.8Vを超える
と、コンパレータ31の出力はL、コンパレータ32の
出力はLとなり、フリップフロップ33のQ端子出力は
そのままでLとなり、コンデンサ45は引き続き充電さ
れ続ける。しかし、充電され続けた結果、充電電圧Aの
電位がC点の電位を超えてしまうと、コンパレータ31
の出力はLのままであるが、コンパレータ32の出力が
Hとなるため、Q端子出力(B点)はHとなり、トラン
ジスタ47がオンしてコンデンサ45の充電電荷は抵抗
44からトランジスタ47を介して放電されていくこと
になる。図5(a)は、これらを示したコンデンサ45
の充放電波形(図5(a)中、破線は従来例)、図5
(b)は、フリップフロップ33のQ端子(B点)の出
力波形である。電圧制御発振器17は、このように発振
を行う。発振周波数はコンデンサ45の充電電圧波形と
コンデンサ29の電圧が決定するC点電圧により決定さ
れる。そこで、この発振周波数とVCO電圧(C点電
圧)の関係は、図6(b)に示すような波形となる(図
6(b)中、破線は従来例)。一方、インバータの入力
電力と発振周波数の関係は図6(a)のような関係にあ
る。即ち、発振周波数が高いときには変化量が少ない
が、発振周波数が低いとき(出力が大きいとき)僅かの
周波数変動で出力が大きく振れることになる。
【0030】前述のように、発振周波数を制御する電圧
制御発振器17の特性は、発振周波数が高いときに変化
が大きく、発振周波数が低いときに変化が緩慢であるの
で、インバータの特性を補正することになる。マイクロ
コンピュータ13は、マグネトロン12に流れる陽極電
流を抵抗20で検出してPWM信号を出力するが、電圧
制御発振器17がインバータの特性を補正しているの
で、特に、ディジタル信号であるPWM信号波形を用い
ている場合に動作が安定する。
【0031】なお、上述のインバータ電源の回路構成に
おいて、マグネトロン12の陽極電流を検出する陽極電
流検出手段は、抵抗20に限らず、電流トランスを用い
てもよい。スイッチング素子6a,6bはIGBTを用
いて説明したが、これに限らずバイポーラトランジスタ
等の他のスイッチング素子でもよい。第2のスイッチン
グ素子6bのコレクタ・エミッタ間にスナバ回路を接続
したが、これは無くてもよい。また、図3の電圧制御発
振器17の回路は、この構成に限らずインバータの制御
特性を補正できる回路であれば、他の回路構成でもよ
い。
【0032】次に、冷却系統等を含む電子レンジ構造を
説明する。図7は、電子レンジを後部機械室後方から見
た部分斜視図、図8は、機械室の側から見た側面図、図
9は、図8を下面側から見た図である。これらの図にお
いて、60は電子レンジ本体、61は前面パネルであ
る。63は電子レンジのオーブンであり、その側面の機
械室側には、気流循環式オーブンの際にオーブン63内
の気流を循環するために設けられた熱風循環装置64、
マグネトロン12及びマグネトロン12のアンテナ12
aが挿入される導波管65が設けられている。導波管6
5にはオーブン63の側面に設けられた励振口68があ
り、この励振口68からマイクロ波がオーブン63内に
放射される。励振口68は、図示しないが絶縁物により
覆われ、オーブン63内から励振口68に触れることが
できない構造となっている。マグネトロン12の筐体後
部側に金属で成型されたダクト62が、マグネトロン1
2の放熱フィン12fに対して冷却風が流れる方向に取
り付けられている。ダクト62は、一方の側壁がオーブ
ン63の外壁で塞がれており、フランジ62aが設けら
れてネジ73によりオーブンキャビティに固定されてい
る。ダクト62の電子レンジ筐体の後部側には、冷却用
ファン54用のベルマウス62cが形成され、ベルマウ
ス62cのフランジ部62dによりダクト62と溶接さ
れて一体化されている。このベルマウス62c部に、図
示しないファンアームにより冷却用ファン54を固定し
ている。ダクト62の内部には、基板69がスペーサ7
4とネジ75により、その基板69の半田面側が金属で
形成されたダクト62に固定されている。このとき、基
板69の半田面とダクト62の間には絶縁シートを配置
してもよい。ダクト62の先端は全ての冷却風がマグネ
トロン12の冷却風として使用される構造でなく、通風
孔62eの部分から機械室内部に若干流れ出す構造とな
っている。基板69上には、高周波トランス9、スイッ
チング素子6及びダイオードブリッジ整流回路2が固定
された放熱板70、その他の電子部品が配置されてい
る。ダクト62を電波シールド効果を持つ金属製とする
ことにより、ダクト62内に配置されたインバータ回路
がシールドされて不要な輻射ノイズが低減する。マグネ
トロン12の真空管部12bからは、チョークコイル1
2cと貫通コンデンサ12dを介して外部接続端子が固
定されている。この外部接続端子と基板69とはコネク
タで接続されている。このコネクタ接続部の様子を図1
0に示す。基板69にL字型をした雌タイプ端子71が
半田付けされている。ダクト62の下部には透視口62
fが設けられており、まず基板69をダクト62に固定
して、ダクト62と一体にされた基板69の上に設けら
れた雌タイプ端子71とマグネトロンの外部接続端子1
2gとを合わせて挿入することにより嵌合する構成とな
っている。このコネクタ接続部の組立て手順をさらに説
明すると、まずダクト62内にスペーサ74とネジ75
により基板69を取り付け、ベルマウス62c部にはフ
ァンアームにより冷却用ファン54を取り付ける。この
後、雌タイプ端子71にマグネトロンの外部接続端子1
2gを合わせて挿入する。このようにして、マグネトロ
ン12と基板69上の電子回路を接続した後、ダクト6
2のフランジ62aをネジ73によりオーブン63の外
壁に固定する。なお、透視口62fはダクト62の側面
に設けても何等不都合はない。図11には、コネクタ接
続部の他の構成例を示す。雌タイプ接続端子76がリー
ド線72により基板69に接続されている。マグネトロ
ンの外部接続端子12gは雌タイプ接続端子76に挿入
嵌合される。
【0033】図12は、基板部上面図である。基板69
上には、高周波トランス9、放熱板70等の部品が配置
されている。コイル巻線50、コンデンサ51は商用電
源入力部に設けられたノイズフィルタ22の構成部品で
ある。ノイズフィルタ22の周辺には基板69上にスリ
ット69aが設けられ、このスリット69aに対応して
ダクト62からの切起こし62fが配置されている。こ
れにより、高周波トランス9の磁束の漏れがノイズフィ
ルタ22のコイル巻線50と結合することが防止され、
電源部から外部にノイズが出ていくことが防止される。
【0034】電子レンジが駆動されると、前述のように
インバータが動作する。これと同時にファンモータ54
aが駆動される。冷却用ファン54により、冷却風は矢
線Aのように流れ、インバータを構成する機器、電子部
品及びマグネトロン12が効率よく冷却される。そし
て、マグネトロン12等を冷却するとともに通風口67
を通してオーブン63内に送り込まれる。一方、冷却風
は矢線Bのように通風孔62eを通して機械室内に若干
の風量が漏れる。そして、機械室内に配置された他の電
装品を冷却する構造となっている。
【0035】図13は、高周波トランス9の2次側の他
の接続例を示している。2次側の巻線として、9b,9
cの他に、ファンモータ用巻線9dを持っている。ファ
ンモータ用巻線9dにはダイオードブリッジ52が接続
された後、平滑コンデンサ53が接続され、直流モータ
であるファンモータ54aの直流電源となっている。フ
ァンモータ用巻線9dは、巻線電圧が出力電力に影響し
て大きく変わるように1次巻線9aとの結合が密に巻か
れている(具体的には、1次巻線9aの近傍に巻かれ
る)。そのため、電子レンジの出力が変わればファンモ
ータ54aへの供給電圧が変わる。即ち、出力電力が大
きいときには、十分な冷却能力を得るために高い電圧が
供給され、出力電力が小さいときには、マグネトロン1
2の発熱が小さいので冷却能力が小さくてよく、低い電
圧が供給されることになる。これにより、騒音の原因と
なる冷却用ファン54の音を最小限にすることが可能と
なる。
【0036】図14は、マグネトロン12、インバータ
回路及び冷却ファン54の組合わせを縦に配置したもの
である。このように縦に配置することにより、冷却用フ
ァン54の冷却口を底面に配置できるので、後部に冷却
用孔が無い。電子レンジは対面キッチンなど後部が見え
る所に置くと非常に見苦しかったが、このように配置す
ることにより、後部を外見上綺麗に仕上げることができ
る。さらに、熱風循環装置64を縦に配置できるので吸
気口64a及び排気口64bが図示のように縦に長く配
置できる。そこで、オーブン調理を行う際に、図示しな
いが棚板が2段の場合でも十分に均一な温度分布を保つ
ことが可能となる。
【0037】上述のような構成において、電源が投入さ
れると、インバータの駆動が始まる。同時に冷却用ファ
ン54が回転を開始する。冷却用ファン54は電子レン
ジの外部の空気を吸気して基板69部に送風する。ま
ず、基板69上の発熱部品であるスイッチング素子6の
取り付けられた放熱板70、高周波トランス9を冷却し
た後、マグネトロン12に投入される(矢印A)。同時
に若干の冷却風がダクト62下部に設けられた通風孔6
2eを通して機械室内部に導かれる(矢印B)。矢印A
の冷却風はマグネトロン12を冷却した後、通風口67
からオーブン63に導かれ、オーブン63内部の蒸気を
排気する。一方、矢印Bの冷却風は前面パネル61等に
設けられた他の部品を冷却する。図12の磁気回路の遮
蔽はダクト62を切起こして切起こし62fを形成して
いる。高周波トランス9のコアは若干ではあるが磁束の
漏れが発生する。基板69の小型化をすればするほど高
周波トランス9とノイズフィルタ22が近傍に配置され
ることになる。しかし、高周波トランス9からの漏れ磁
束は金属の切起こし(遮蔽板)62fによりシールドさ
れるのでノイズフィルタ22のトロイダルコアに高周波
トランス9の磁束が結合することがなくなり、外部に高
周波電流が漏れるのを防止することができる。
【0038】なお、上述の電子レンジ構造において、基
板69上の電子部品は、チップ部品を用いることによ
り、一層の小型化ができ、さらに大きな効果を得ること
ができるので、チップ部品等を用いてもよい。1個の冷
却用ファン54でマグネトロン12及び機械室内を冷却
する構造としたが、機械室を含む電子レンジの筐体内部
に冷却風を送る冷却用ファンを別途に設け、2個の冷却
用ファンを使用した構成としてもよい。このような構成
とすると、オーブンレンジでの使用の際にも機械室の冷
却が可能となる。冷却用ファン54からの冷風の流れは
全て直線状としたが、機械室内部のスペースによって
は、基板69の側面、上面等から流す構造としてもよ
い。図13では、ダイオードブリッジ52と平滑コンデ
ンサ53のみで直流電源回路を構成したが、低電圧電
源、又は電圧リミッタ等を設けてもよい。ダクト62は
金属製としたが、導電性樹脂を含む電波シールド効果を
持つ材質で形成してもよい。また、ノイズフィルタ22
を同一基板69上に配置する構成としたが、ノイズフィ
ルタ22は別に配置するなど部品の配置は、これに限ら
ない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、インバータを構成する1対のスイッチング
素子は、導通比は同一であり、スイッチング周波数がマ
グネトロン通電時の昇圧トランスの1次巻線入力インピ
ーダンスと共振コンデンサの共振周波数よりも低く、前
記マグネトロン非通電時の前記昇圧トランスの1次巻線
入力インピーダンスと前記共振コンデンサの共振周波数
よりも高い周波数としたため、昇圧トランスの1次巻線
電流は正負対象で且つ、ピーク電流が小さくなってコア
を小型化することができ、巻線数も少なくなって巻線収
納の窓面積を小さくすることができる。また、小さな1
次巻線電流の時にスイッチング素子をターンオフするこ
とができて、スイッチング素子の損失が小さくなり、ス
イッチング素子に小型のものを使用することができ、そ
の放熱板等も小型にすることができる。したがって、イ
ンバータ電源を小型化することができて、高周波加熱装
置の有効容積を向上させることができる。
【0040】 一方、インバータは、1対のスイッチン
グ素子の導通比が同一であり、マグネトロンが非通電時
の昇圧トランスの1次巻線入力インピーダンスと共振コ
ンデンサの共振周波数のときに前記1対のスイッチング
素子をそれぞれスイッチングオフするような発振周波数
で発振させるようにしたため、前記と同様に、昇圧トラ
ンスの1次巻線電流は正負対象で且つ、ピーク電流が小
さくなってコアを小型化することができ、巻線数も少な
くなって巻線収納の窓面積を小さくすることができる。
また、小さな1次巻線電流の時にスイッチング素子をタ
ーンオフすることができて、スイッチング素子の損失が
小さくなり、スイッチング素子に小型のものを使用する
ことができ、その放熱板等も小型にすることができる。
したがって、インバータ電源を小型化することができ
て、高周波加熱装置の有効容積を向上させることができ
る。
【0041】 請求項記載の発明によれば、前記昇圧
トランスの2次側には倍電圧整流回路を設けたため、昇
圧トランスの1次巻線は正負での通電率が等しくなるの
で、マグネトロンに直流高電圧を供給するための倍電圧
整流回路の電圧、電流のバランスがよくなり、倍電圧整
流回路を構成する高圧コンデンサの電圧耐量が小さくな
って小型化することができる。
【0042】 請求項記載の発明によれば、高周波加
熱装置の始動時に、マグネトロンが最大出力電力で動作
している時の前記昇圧トランスの1次巻線入力インピー
ダンスと前記共振コンデンサの共振周波数よりも高い周
波数で前記インバータを駆動することにより前記マグネ
トロンのヒータを加熱するようにしたため、マグネトロ
ンの始動時にマグネトロンに高電圧が加わることがな
く、また、マグネトロンがヒートアップして導通した際
にマグネトロンの最大出力を超えることがなく、安全を
図ることができる。
【0043】 請求項記載の発明によれば、前記イン
バータを駆動する制御回路に電圧制御発振器を設け、高
周波加熱装置の出力を制御するマイクロコンピュータに
より出力されたPWM出力を平滑して前記電圧制御発振
器の発振周波数決定用電圧を得る構成としたため、イン
バータをマイクロコンピュータからのPWM信号で制御
することができるので、マイクロコンパレータとインバ
ータ間の接続線本数が少なくなり、基板の小型化ととも
に信頼性を向上させることができる。
【0044】 請求項記載の発明によれば、前記電圧
制御発振器の特性は、発振周波数が低いときには、発振
周波数が高いときに比べて発振周波数の変化が緩やかに
なるようにしたため、インバータの入力電力−発振周波
数特性と逆の特性を持つ電圧制御発振器を用いること
で、入力電力−発振周波数特性が入力調整範囲に亘り平
準化されて、安定した入力制御を行うことができる。
【0045】 請求項記載の発明によれば、前記マグ
ネトロンの陽極電流を検出する陽極電流検出手段を有
し、この陽極電流検出手段の検出値を基に前記陽極電流
が一定になるように前記電圧制御発振器の発振周波数を
制御するようにしたため、高周波加熱装置の入力電力が
一定に制御されて、調理時間の安定化を図ることができ
る。
【0046】 請求項記載の発明によれば、前記商用
電源からの交流電流を検出する交流電流検出手段を有
し、この交流電流検出手段の検出値を基に前記交流電流
が所定値を超えないように前記電圧制御発振器の発振周
波数を制御するようにしたため、商用電源からの過電流
入力が検出されて最大入力電力が制御されるので、電源
電圧の変動があっても、電源の家庭内ブレーカが落ちる
こともなく、安全で高信頼性とすることができる。
【0047】 請求項記載の発明によれば、前記商用
電源からの交流電流を検出する交流電流検出手段を有
し、この交流電流検出手段の検出値を基に前記交流電流
が所定値となるように前記電圧制御発振器の発振周波数
を制御するようにしたため、高周波加熱装置の入力電力
が一定に制御されて、調理時間の一層の安定化を図るこ
とができる。
【0048】 請求項記載の発明によれば、前記マグ
ネトロンの冷却フィンに冷却風を通すためのダクトを設
け、このダクト内に前記昇圧トランス、スイッチング素
子、整流用の素子を含む機器及び電子部品を実装した基
板を収納し、前記ダクトにおける前記マグネトロン取付
け部の反対側に冷却用ファンを設けたため、マグネトロ
ンとインバータ等を構成する機器及び電子部品とを効率
よく冷却することができ、また、マグネトロンとインバ
ータ等を構成する電子回路間を接続する配線が不要とな
って、一層小型化することができる。
【0049】 請求項10記載の発明によれば、前記ダ
クトは、金属又は導電性樹脂を含む電波シールド効果を
有する材質の何れかで形成したため、インバータ等を構
成する電子回路がシールドされて不要な輻射ノイズが低
減し、安全に動作させることができる。
【0050】 請求項11記載の発明によれば、前記冷
却用ファンの吸入口は、高周波加熱装置の筐体外部に連
通するダクトを有するようにしたため、冷却用ファンへ
の流入風が高周波加熱装置外部の空気となって冷却効率
が大きくなり、一層の動作の安定化を図ることができ
る。
【0051】 請求項12記載の発明によれば、前記冷
却用ファンからの冷却風は前記マグネトロンに要求され
る前にその冷却風の一部を機械室を含む高周波加熱装置
の筐体内部に分流する構造としたため、冷却用ファンか
らの冷却風で機械室の電装品等も冷却することができ、
構造が簡単になって小型化することができる。
【0052】 請求項13記載の発明によれば、前記冷
却用ファンの駆動には直流モータを用い、前記昇圧トラ
ンスの2次側に所定巻数のファンモータ用巻線を施し、
このファンモータ用巻線の出力を整流した直流電源を前
記直流モータの電源としたため、ファンモータ駆動用の
別電源が不要となって小型化することができる。また、
高周波加熱装置の出力が小さいときにはファンモータ用
直流電源の出力電圧も低くなって不要な冷却をすること
がなくなり、幅広い出力制御範囲が得られるとともに出
力が小さいときには低騒音化を図ることができる。
【0053】 請求項14記載の発明によれば、機械室
を含む高周波加熱装置の筐体内部に冷却風を送る冷却用
ファンを別途の設けたため、マグネトロンの冷却用ファ
ンと機械室の冷却用ファンを分離することで、オーブン
レンジでの使用をする際でも機械室の冷却が可能とな
り、広い用途に亘って動作の安定化を図ることができ
る。
【0054】 請求項15記載の発明によれば、前記基
板上に前記商用電源からの入力部に接続したノイズフィ
ルタを設け、前記昇圧トランスから漏れる磁束に対し前
記ノイズフィルタをシールドする遮蔽板を前記ダクトと
一体に設けたため、昇圧トランスとノイズフィルタの磁
気的結合がなくなり且つ、昇圧トランスとノイズフィル
タを同一基板上に配置することができて、一層小型化す
ることができる。
【0055】 請求項16記載の発明によれば、前記マ
グネトロンと前記基板の接続部は、前記基板上に設けら
れたコネクタに前記マグネトロンの接続端子を挿入固着
する構造としたため、高圧部が空間に浮くことがなく安
全性を高めることができる。
【0056】 請求項17記載の発明によれば、前記マ
グネトロン及び前記基板を配置したダクトと、前記冷却
用ファンとは縦方向に配置し、前記冷却風を高周波加熱
装置の筐体底面側から吸気するように構成したため、冷
却用ファンの吸入口が筐体底面に配置されて、筐体背面
側には冷却用ファンの吸入口が無く、外見上綺麗に仕上
げることができる。また、熱風循環装置等も縦に長く配
置されるのでオーブン調理を行う際にも十分に均一な温
度分布を保つことができて安定した調理を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である高周波加熱装置用イ
ンバータ電源のブロック図である。
【図2】図1におけるノイズフィルタの詳細を示す回路
図である。
【図3】図1における電圧制御発振器の詳細を示す回路
図である。
【図4】上記実施の形態の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図5】上記実施の形態における電圧制御発振器の動作
を説明するための各波形等を示す図である。
【図6】上記実施の形態の入力電力特性及び電圧制御発
振器の発振周波数特性を示す図である。
【図7】上記実施の形態を適用した電子レンジを後部機
械室後方から見た部分斜視図である。
【図8】上記実施の形態を適用した電子レンジを機械室
の側から見た側面図である。
【図9】図8の底面図である。
【図10】上記実施の形態においてマグネトロンの外部
接続端子と基板側端子とのコネクタ接続部を示す側面図
である。
【図11】上記実施の形態においてコネクタ接続部の他
の構成例を示す側面図である。
【図12】上記実施の形態を適用した電子レンジにおけ
る基板部の平面図である。
【図13】上記実施の形態において高周波トランスの2
次側の接続例を示す回路図である。
【図14】上記実施の形態を適用した電子レンジにおい
てマグネトロン、インバータ回路及び冷却用ファン等の
組合わせを縦に配置した変形例を示す側面図である。
【図15】従来のインバータ電源の回路図である。
【図16】上記従来例の動作波形を示す図である。
【符号の説明】
1 商用電源 2 ダイオードブリッジ整流回路 6a,6b スイッチング素子 8 共振コンデンサ 9 高周波トランス(昇圧トランス) 9d ファンモータ用巻線 10a,10b 高圧コンデンサ 11a,11b 高圧コンデンサとともに全波倍電圧整
流回路を構成するダイオード 12 マグネトロン 12g 外部接続端子 13 マイクロコンピュータ 15 ウォームアップ回路 17 電圧制御発振器 20 抵抗(陽極電流検出手段) 21 カレントトランス(交流電流検出手段) 22 ノイズフィルタ 54 冷却用ファン 54a ファンモータ 62 ダクト 62f 金属の切起し(遮蔽板) 69 基板
フロントページの続き (72)発明者 柿澤 俊夫 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (56)参考文献 特開 平5−242962(JP,A) 特開 平4−359890(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/5387 H05B 6/66 H05B 6/68

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源からの交流電圧を整流して得た
    直流電源の正・負出力端子間に少なくとも1対のスイッ
    チング素子を直列に接続し、この1対のスイッチング素
    子の接続点と前記直流電源における何れか一方の出力端
    子間にマグネトロン駆動用電圧を発生する昇圧トランス
    の1次巻線と共振コンデンサを直列に接続したハーフブ
    リッジ型のインバータを備えてなり、前記1対のスイッ
    チング素子の、導通比は同一であって、オン時間は可変
    であり、スイッチング周波数が前記マグネトロン通電時
    の前記昇圧トランスの1次巻線入力インピーダンスと前
    記共振コンデンサの共振周波数よりも低く、前記マグネ
    トロン非通電時の前記昇圧トランスの1次巻線入力イン
    ピーダンスと前記共振コンデンサの共振周波数よりも高
    い周波数となるように前記昇圧トランスの1次巻線入力
    インピーダンスと前記共振コンデンサを構成し、前記イ
    ンバータは前記マグネトロンが非通電時の前記昇圧トラ
    ンスの1次巻線入力インピーダンスと前記共振コンデン
    サに基づく共振状態のときに前記1対のスイッチング素
    子をそれぞれスイッチングオフすることを特徴とする高
    周波加熱装置用インバータ電源。
  2. 【請求項2】 前記昇圧トランスの2次側には倍電圧整
    流回路を設けてなることを特徴とする請求項1記載の高
    周波加熱装置用インバータ電源。
  3. 【請求項3】 高周波加熱装置の始動時に、マグネトロ
    ンが最大出力電力で動作している時の前記昇圧トランス
    の1次巻線入力インピーダンスと前記共振コンデンサの
    共振周波数よりも高い周波数で前記インバータを駆動す
    ることにより前記マグネトロンのヒータを加熱すること
    を特徴とする請求項1記載の高周波加熱装置用インバー
    タ電源。
  4. 【請求項4】 前記インバータを駆動する制御回路に電
    圧制御発振器を設け、高周波加熱装置の出力を制御する
    マイクロコンピュータにより出力されたPWM出力を平
    滑して前記電圧制御発振器の発振周波数決定用電圧を得
    る構成としてなることを特徴とする請求項1記載の高周
    波加熱装置用インバータ電源。
  5. 【請求項5】 前記電圧制御発振器の特性は、発振周波
    数が低いときには、発振周波数が高いときに比べて発振
    周波数の変化が緩やかであることを特徴とする請求項
    記載の高周波加熱装置用インバータ電源。
  6. 【請求項6】 前記マグネトロンの陽極電流を検出する
    陽極電流検出手段を有し、この陽極電流検出手段の検出
    値を基に前記陽極電流が一定になるように前記電圧制御
    発振器の発振周波数を制御することを特徴とする請求項
    記載の高周波加熱装置用インバータ電源。
  7. 【請求項7】 前記商用電源からの交流電流を検出する
    交流電流検出手段を有し、この交流電流検出手段の検出
    値を基に前記交流電流が所定値を超えないように前記電
    圧制御発振器の発振周波数を制御することを特徴とする
    請求項記載の高周波加熱装置用インバータ電源。
  8. 【請求項8】 前記商用電源からの交流電流を検出する
    交流電流検出手段を有し、この交流電流検出手段の検出
    値を基に前記交流電流が所定値となるように前記電圧制
    御発振器の発振周波数を制御することを特徴とする請求
    記載の高周波加熱装置用インバータ電源。
  9. 【請求項9】 前記マグネトロンの冷却フィンに冷却風
    を通すためのダクトを設け、このダクト内に前記昇圧ト
    ランス、スイッチング素子、整流用の素子を含む機器及
    び電子部品を実装した基板を収納し、前記ダクトにおけ
    る前記マグネトロン取付け部の反対側に冷却用ファンを
    設けてなることを特徴とする請求項1記載の高周波加熱
    装置用インバータ電源。
  10. 【請求項10】 前記ダクトは、金属又は導電性樹脂を
    含む電波シールド効果を有する材質の何れかで形成して
    なることを特徴とする請求項記載の高周波加熱装置用
    インバータ電源。
  11. 【請求項11】 前記冷却用ファンの吸入口は、高周波
    加熱装置の筐体外部に連通するダクトを有することを特
    徴とする請求項記載の高周波加熱装置用インバータ電
    源。
  12. 【請求項12】 前記冷却用ファンからの冷却風は前記
    マグネトロンに要求される前にその冷却風の一部を機械
    室を含む高周波加熱装置の筐体内部に分流する構造とし
    てなることを特徴とする請求項記載の高周波加熱装置
    用インバータ電源。
  13. 【請求項13】 前記冷却用ファンの駆動には直流モー
    タを用い、前記昇圧トランスの2次側に所定巻数のファ
    ンモータ用巻線を施し、このファンモータ用巻線の出力
    を整流した直流電源を前記直流モータの電源としてなる
    ことを特徴とする請求項記載の高周波加熱装置用イン
    バータ電源。
  14. 【請求項14】 機械室を含む高周波加熱装置の筐体内
    部に冷却風を送る冷却用ファンを別途の設けてなること
    を特徴とする請求項記載の高周波加熱装置用インバー
    タ電源。
  15. 【請求項15】 前記基板上に前記商用電源からの入力
    部に接続したノイズフィルタを設け、前記昇圧トランス
    から漏れる磁束に対し前記ノイズフィルタをシールドす
    る遮蔽板を前記ダクトと一体に設けてなることを特徴と
    する請求項記載の高周波加熱装置用インバータ電源。
  16. 【請求項16】 前記マグネトロンと前記基板の接続部
    は、前記基板上に設けられたコネクタに前記マグネトロ
    ンの接続端子を挿入固着する構造としてなることを特徴
    とする請求項記載の高周波加熱装置用インバータ電
    源。
  17. 【請求項17】 前記マグネトロン及び前記基板を配置
    したダクトと、前記冷却用ファンとは縦方向に配置し、
    前記冷却風を高周波加熱装置の筐体底面側から吸気する
    ように構成してなることを特徴とする請求項記載の高
    周波加熱装置用インバータ電源。
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