JPS61296678A - 調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、高周波電波によるレンジ調理機能およびヒ
ータ発熱によるオーブン調理機能を備えた調理器に関す
る。

〔発明の技術的背景〕

一般に、調理器たとえば電子レンジにあっては、高周波
発生装置たとえばマグネトロンを有し、そのマグネトロ
ンから発せられる高周波電波に基づく誘電加熱調理いわ
ゆるレンジ調理は勿論、加熱室内に電気ヒータを設け、
この電気ヒータの発熱に基づくオーブン調理をも可能と
するものがある。

しかして、このような電子レンジにおいては、レンジ調
理とオーブン調理を同時に行ない、ひとつの調理の中で
レンジ調理の長所およびオーブン調理の長所をそれぞれ
活かせるようにしたものがある。

（背景技術の問題点〕 ただし、このレンジ調理とオーブン調理の同時実行に際
しては、定格入力の点でマグネトロンおよび電気ヒータ
に対する同時の通電が困難であった。このため、マグネ
トロンに対する通電と電気ヒータに対する通電とを交互
に行なっているのが実状であり、次のような問題を生じ
ていた。

すなわち、マグネトロンが間欠的に発振動作し、そのマ
グネトロンの出力が最大（フルパワー）の状態と零の状
態とを繰返すことになり、しかもマグネトロンは通電さ
れてから実際に発振動作を開始するまでにヒータの予熱
時間だけ遅れを生じるという特徴があり、このため加熱
効率が悪（、調理の出来具合の点で満足できるものでは
なかった。

〔発明の目的〕

この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、マグネトロンを連続動作させ
ながらそれと同時に電気ヒータを動作させることができ
、これにより良好な加熱効率を得ることができ、レンジ
調理とオーブン調理の長所をそれぞれ活かした良好な出
来具合の調理を可能とするすぐれた調理器を提供するこ
とにある。

〔発明の概要〕

この発明は、交流電源に接続される整流回路と、この整
流回路の出力端に一次巻線が接続されたトランスと、こ
のトランスの二次巻線にコンデンサおよびダイオードか
らなる倍電圧整流回路を介して接続されたマグネトロン
と、前記トランスと共に共振回路を形成する共振用コン
デンサと、この共振回路を励起する第１スイッチング素
子と、前記整流回路の出力端に第２スイッチング素子を
介して接続された電気ヒータと、この電気ヒータの出力
と前記マグネトロンの出力との総和が一定以上とならな
いように前記第１および第２スイッチング素子をそれぞ
れ所定のデユーティをもってオン、オフ駆動する制御手
段とから成るものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

第１図において、１は商用交流電源で、この電源１には
電源スィッチ２を介して整流回路３が接続される。整流
回路３の出力端には第１スイッチング素子たとえばＮＰ
Ｎ形トランジスタ４のコレクタ・エミッタ間を介して高
周波トランス５の一次巻線５ａが接続され、その−次巻
線５ａには共成用コンデンサ６が並列に接続される。す
なわち、−次巻線５ａと共振用コンデンサ６とで並列共
振回路が形成され、その共振回路がトランジスタ４のオ
ン、オフによって励起されるようになっている。なお、
トランジスタ４のコレクタ・エミッタ間には保護用ダイ
オード７が接続される。

しかして、高周波トランス５の二次巻線５ｂにはコンデ
ンサ８およびダイオード９からなる倍電圧整流回路を介
してマグネトロン１０のアノード・カソード間が接続さ
れる。そして、マグネトロン１０のアノードは接地され
るとともに、ヒータ（カソード）はヒータ用トランス９
を介してヒータ用電源（図示しない）に接続される。

また、整流回路３の出力端には第２スイッチング素子た
とえばＮＰＮ形トランジスタ１３のコレクタ・エミッタ
間を介して加熱室（図示しない）内の電気ヒータ１２が
接続される。そして、トランジスタ１３のコレクタ・エ
ミッタ間には保護用ダイオード１４が接続される。

ざらに、電源１には電源スィッチ２および降圧トランス
１５を介して制御部１６が接続される。

この制御部１６は、マイクロコンピュータおよびその周
辺回路からなるもので、操作部１７および出力調節用ボ
リウム１８の操作状態に応じて上記トランジスタ４，１
３のオン、オフ制御を行なうものである。

つぎに、上記のような構成において動作を説明する。

ｉＩ源スイッチ２をオンし、操作部１７でレンジとオー
ブンの同時調理を設定し、かつ調理の開始操作を行なう
。すると、制御部１６は、トランジスタ４．１３をそれ
ぞれ所定のデユーティをもってオン、オフ駆動する。

トランジスタ４がオン、オフすると、−次巻線５ａと共
振用コンデンサ６とからなる共振回路が励起され、二次
巻線５ｂに所定周波数の高周波電流が流れる。これによ
り、マグネトロン１０が発振動作し、そのマグネトロン
１０から発せられる高周波電波によって加熱室内の食品
が誘電加熱される。この場合、出力調節用ボリウム１８
の操作に応じてトランジスタ４のオン、オフデユーティ
が変化し、これにより第２図に一点鎖線で示すようにマ
グネトロン１０の出力つまり高周波出力が零から最大ま
で連続的（無段階）に変化する。

一方、トランジスタ１３がオン、オフすると、そのオン
期間だけ電気ヒータ１２が動作し、電気ヒータ１２の発
熱によって同じく加熱室内の食品が加熱される。この場
合、出力調節用ボリウム１８の操作に応じてトランジス
タ１３のオン、オフデユーティが変化し、これにより第
２図に実線で示すように電気ヒータ１２の出力つまりヒ
ータ出力が零から最大まで連続的（無段階）に変化する
。

なお、制御部１６は、高周波出力とヒータ出力との総和
が一定値以上とならないようにトランジスタ４．１３の
オン、オフデユーティを相対的に変化させ、第２図に示
すように高周波出力とヒータ出力とを相対的に増減させ
る。つまり、高周波出力１００％に対してはヒータ出力
を０％とし、高周波出力５０％に対してはヒータ出力を
５０％とし、これにより電子レンジ全体と、しての消費
電力を定格入力内に収めるようにしている。

このように、マグネトロン１０の出力を連続的に変化し
得る構成とし、レンジ調理とオーブン調理の同時実行に
際してはマグネトロン１０の出力と電気ヒータ１２の出
力との総和が一定値以上とならないよう出力制御を行な
うことにより、マグネトロン１２を連続動作させながら
それと同時に電気ヒータ１２を動作させることができる
。したがって、良好な加熱効率を得ることができ、レン
ジ調理の長所とオーブン調理の長所をそれぞれ活かした
良好な出来具合の調理が可能である。

なお、上記実施例ではレンジ調理とオーブン調理の同時
実行についてのみ述べたが、レンジ調理およびオーブン
調理のそれぞれ単独実行が可能であることは勿論であり
、それぞれの調理において出力の調節が可能であること
も勿論である。その他、この発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施
可能である。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明によれば、マグネトロンを連
続動作させながらそれと同時に電気ヒータを動作させる
ことができ、これにより良好な加熱効率を得ることがで
き、レンジ調理とオーブン調理の長所をそれぞれ活かし
た良好な出来具合の調理を可能とするすぐれた調理器を
提供できる。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の一実施例における制御回路の構成を
示す図、第２図は同実施例の動作を説明するための図で
ある。 ３・・・整流回路、４・・・ＮＰＮ形トランジスタ（第
１スイッチング素子）、５・・・高周波トランス、８・
・・コンデンサ、９・・・ダイオード、１０・・・マグ
ネトロン、１２・・・電気ヒータ、１３・・・ＮＰＮ形
トランジスタ（第２スイッチング素子）、１６・・・制
御部１８・・・出力調節用ボリウム。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 θ ↑ 第１１１ □と力調節□ 第２＠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 交流電源に接続される整流回路と、この整流回路の出力
   端に一次巻線が接続されたトランスと、このトランスの
   二次巻線にコンデンサおよびダイオードからなる倍電圧
   整流回路を介して接続されたマグネトロンと、前記トラ
   ンスと共に共振回路を形成する共振用コンデンサと、こ
   の共振回路を励起する第１スイッチング素子と、前記整
   流回路の出力端に第２スイッチング素子を介して接続さ
   れた電気ヒータと、この電気ヒータの出力と前記マグネ
   トロンの出力との総和が一定以上とならないように前記
   第１および第２スイッチング素子をそれぞれ所定のデュ
   ーティをもってオン、オフ駆動する制御手段とを具備し
   たことを特徴とする調理器。