JP3336717B2 - 電源一体型マグネトロン装置 - Google Patents

電源一体型マグネトロン装置

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JP3336717B2
JP3336717B2 JP01518594A JP1518594A JP3336717B2 JP 3336717 B2 JP3336717 B2 JP 3336717B2 JP 01518594 A JP01518594 A JP 01518594A JP 1518594 A JP1518594 A JP 1518594A JP 3336717 B2 JP3336717 B2 JP 3336717B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用電子レンジマイク
ロ波発振部や、産業用マイクロ波発振ユニット等に用い
られる電源一体型マグネトロン装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、マグネトロンの電源には鉄共振型
のものが用いられており、これは大きなトランスと大き
なコンデンサとを有しているため、重量が重くなるばか
りでなく、高圧による絶縁破壊を防ぐために、かなりの
実装空間が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、インバータ電源
が開発されて、小型軽量化できるようになってきたが、
インバータ電源からのノイズのレベルが高く、この対策
に苦慮している。また、マグネトロン装置にインバータ
電源を搭載すると、モーディングによる障害が発生しや
すい。さらに、インバータ電源では、ノイズ対策のため
に、各部品の配置やシールド、コードの引き回し方や、
フェライトコア、ノイズフィルタの採用等により複雑な
設計的配慮が必要であった。また、電子レンジ等の外装
ケースを開けると、高圧部が露出するために、生産およ
び点検補修時に感電事故が時折発生することがあった。
さらに、インバータ電源を搭載したマグネトロン装置
は、モーディング不良をおこしやすいという問題があっ
た。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、小型で安全かつ低ノイズで、しかも簡
単な構成を有する電源一体型マグネトロン装置を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電源一体型マグ
ネトロン装置は、マグネトロンとこのマグネトロンを駆
およびモーディングの検出により前記マグネトロンの
動作を停止させるインバータ電源部とを第1ないし第3
のシールド部からなるシールドケース内に収納し、前記
マグネトロンは励磁回路を形成する枠状継鉄を有し、か
つマグネトロンの外周面に前記枠状継鉄の内側に位置し
てラジエータが取り付けられ、さらに第1シールド部と
第2シールド部との間に設けられた冷却ダクトと接続さ
れ、この冷却ダクト内には前記インバータ電源部のパワ
ー素子に接触して設けられたパワースイッチ素子用放熱
体を備え、前記冷却ダクト側に送風ファンを配置し、
記シールドケースからアンテナを突出させるとともに、
前記シールドケースの外部に電源入力端子およびパワー
コントロール制御入力端子を設けた構成を有する。ま
た、インバータ電源部に高周波昇圧トランスを含み、
記高周波昇圧トランスの3次巻線にモーディング検出部
を設け、マグネトロンのアノード異常電圧を検出するこ
とにより前記マグネトロンの動作を停止させる制御回路
を接続した構成を有する。また、シールドケース内に貫
通コンデンサを収納し、電源入力端子を前記貫通コンデ
ンサの端子で構成している。
【0006】
【作用】本発明によると、マグネトロンとインバータ電
源部とがシールドケース内に収納されているので、高圧
部の引き回しや絶縁距離等の設計的配慮が必要なく、ま
たノイズを十分に抑制することができると共にマグネト
ロンとインバータ電源部のパワー素子を効率良く冷却す
ることができる。さらに、マグネトロンのモーディング
による障害を抑制することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。
【0008】図1および図2に示すように、本発明実施
例の電源一体型マグネトロン装置は、アンテナ1aを有
するマグネトロン1と、このマグネトロンをシールドす
る第1のシールド部2a、第2シールド部2bおよび第
3シールド部2cからなるシールドケース2と、シール
ドケース2内に収納され、回路基板3aにパワースイッ
チ素子4等が設けられたマグネトロン駆動用インバータ
電源部3と、第1のシールド部2aと第2シールド部2
bとの間に設けられた冷却ダクト5と、この冷却ダクト
内に設けられ、かつパワースイッチ素子4に接触して設
けられたパワースイッチ素子用放熱体6と、シールドケ
ース2内に収納され、かつ電源入力端子7aとなる端子
がシールドケース2の外部に突出して設けられた貫通コ
ンデンサ7と、シールドケース2の外部に設けられたパ
ワーコントロール制御入力端子8とを有している。
【0009】マグネトロン1はその励磁回路を形成する
枠状継鉄9を有し、かつマグネトロン1の外周面に、枠
状継鉄9の内側に位置してラジエータ10が取り付けら
れている。そして、冷却ダクト5側に配置した送風ファ
ン11によって、放熱体6とラジエータ10とを共通に
冷却するようにしている。また、アンテナ1aはシール
ドケース2から突出して設けられている。
【0010】図3はインバータ電源部3の回路構成を示
す。図3において、100V,50Hz/60Hzの商
用交流電源Sは、整流回路D1により整流され、コンデ
ンサC1,C2と平滑チョークコイルLとからなる平滑回
路により平滑される。コンデンサC1,C2には、力率の
低下を防ぐために、数μFの容量のものを用いることに
より、スイッチング回路SWにほとんど脈流波形のまま
供給される。
【0011】スイッチング回路SWは、1次巻線W1
2次巻線W2、3次巻線W3およびマグネトロン1のカソ
ードに接続されるヒータ巻線Hを有する高周波昇圧トラ
ンスT、その1次巻線W1と並列に接続された共振コン
デンサC3、パワースイッチ素子Q、フライホイルダイ
オードD2を有し、電圧共振型スイッチング回路構成と
なっている。高周波昇圧トランスTの2次巻線W2
は、コンデンサC4とダイオードD3とからなる半波倍電
圧整流回路が接続されている。この半波倍電圧整流回路
の出力は、マグネトロン1のアノードに供給される。こ
の時に流れるマグネトロンアノード電流信号や1次巻線
側電源電圧信号や電源電流信号、そして3次巻線電圧等
の信号は制御回路Nに送られる。制御回路Nでは、上記
信号と、外部入力から発振ON−OFF信号やパワーコ
ントロール信号とを比較(演算)することにより、マグ
ネトロン1の発振を安定に制御する。
【0012】このような電源一体型マグネトロン装置に
おいては、シールドケース2に設けられた電源入力端子
7aに商用交流電源Sを接続し、シールドケース2に設
けられたパワーコントロール制御入力端子8に所定の信
号を加えることにより、マグネトロン1の発振動作およ
びパワーコントロールが行われ、マグネトロン1からマ
イクロ波が発振する。
【0013】また、モーディングが生じると、マグネト
ロン1にアノード異常電圧(スパイク電圧)が発生する
ので、これを、図4に示すように高周波昇圧トランスT
の3次巻線W3で検出し、比較器により検出電圧V1と基
準電圧V2とを比較判定し、スパイク電圧が異常の場合
は、マグネトロン1の動作を停止させる。
【0014】なお、モーディング検出部としては、図4
に示すほかに、図5に示すものでもよい。図5におい
て、R51,R52、R53,R54は抵抗、C51,C52はコン
デンサを示し、抵抗R51とコンデンサC51との積で示さ
れる時定数をτ1とし、抵抗R5 3とコンデンサC52との
積で示される時定数をτ2としたとき、τ1<τ2の関係
にあり、また定常動作電圧ではV1<V2の関係にある
が、モーディング時、3次巻線W3にスパイク電圧が発
生すると、V1>V2の関係に変化する。
【0015】本発明実施例の電源一体型マグネトロン装
置によれば、従来のものとは異なり、高圧部の引き回し
や絶縁距離等の設計的配慮が必要なくなった。また、本
発明実施例の電源一体型マグネトロンを使用した製品で
は、製造時およびメンテナンス、サービス時、高圧部の
露出がないために、感電事故を完全に防止することがで
きる。さらに、ノイズの発生源であるインバータ電源部
3がシールドケース2でシールドされ(図3)、電源入
力端子7aが貫通コンデンサ構造になっているため、放
射ノイズおよび伝導性ノイズのいずれも十分に抑制する
ことができる。
【0016】また、本発明実施例の電源一体型マグネト
ロン装置によれば、パワースイッチ素子Qの空冷とマグ
ネトロン1の空冷を共通の送風ファン11によって行う
ことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インバータ電源部をマグネトロンと一体化した構成を有
するので、小型にでき、またインバータ電源部をシール
ドケース内に収納しているので、安全で、かつ外部への
ノイズの放射を防止することができ、しかも簡単な構成
を有する電源一体型マグネトロン装置を提供することが
できる。本発明は、電子レンジのみならず、マイクロ波
発振器応用分野にも使用することが可能であり、その利
用分野は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電源一体型マグネトロ
ン装置の斜視図
【図2】同じく分解斜視図
【図3】同じくインバータ電源部の一例の回路構成図
【図4】同じくマグネトロンモーディング検出部の一例
の回路構成図
【図5】同じくマグネトロンモーディング検出部の他の
例の回路構成図
【符号の説明】
1 マグネトロン 1a アンテナ 2 シールドケース 3 インバータ電源部 4 パワースイッチ素子 5 冷却ダクト 6 パワースイッチ素子用放熱体 7 貫通コンデンサ 7a 電源入力端子 8 パワーコントロール制御入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 23/34 H05B 6/64 - 6/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネトロンとこのマグネトロンを駆動
    およびモーディングの検出により前記マグネトロンの動
    作を停止させるインバータ電源部とを第1ないし第3の
    シールド部からなるシールドケース内に収納し、前記マ
    グネトロンは励磁回路を形成する枠状継鉄を有し、かつ
    マグネトロンの外周面に前記枠状継鉄の内側に位置して
    ラジエータが取り付けられ、さらに第1シールド部と第
    2シールド部との間に設けられた冷却ダクトと接続さ
    れ、この冷却ダクト内には前記インバータ電源部のパワ
    ー素子に接触して設けられたパワースイッチ素子用放熱
    体を備え、前記冷却ダクト側に送風ファンを配置し、
    記シールドケースからアンテナを突出させるとともに、
    前記シールドケースの外部に電源入力端子およびパワー
    コントロール制御入力端子を設けたことを特徴とする電
    源一体型マグネトロン装置。
  2. 【請求項2】 インバータ電源部に高周波昇圧トランス
    を含み、前記高周波昇圧トランスの3次巻線にモーディ
    ング検出部を設け、マグネトロンのアノード異常電圧
    検出することにより前記マグネトロンの動作を停止させ
    る制御回路を接続したことを特徴とする請求項1記載の
    電源一体型マグネトロン装置。
  3. 【請求項3】 シールドケース内に貫通コンデンサを収
    納し、電源入力端子を前記貫通コンデンサの端子で構成
    したことを特徴とする請求項1記載の電源一体型マグネ
    トロン装置。
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