JP3476545B2 - テレスコカバー - Google Patents

テレスコカバー

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JP3476545B2
JP3476545B2 JP16562394A JP16562394A JP3476545B2 JP 3476545 B2 JP3476545 B2 JP 3476545B2 JP 16562394 A JP16562394 A JP 16562394A JP 16562394 A JP16562394 A JP 16562394A JP 3476545 B2 JP3476545 B2 JP 3476545B2
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Inventor
行雄 榎本
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榎本工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば、工作機械のテ
ーブルの移動に伴って伸縮し、テーブルの摺動面を切
粉、塵埃等から保護するテレスコカバーに関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来、図6に示すように、テレスコカバ
ー71としては、金属製のカバー片72が複数積層され
ている。そして、一端側のカバー片72がテーブル(図
示せず)に、また、他端側のカバー片72が機械本体
(図示せず)に固定されている。そして、テーブルが移
動されると、それにともない各カバー片72が自身と接
触するカバー片72上をスライドしながら左方向に移動
し、カバー71が伸長される(図参照)。 【0003】テーブルが反対側に移動されると、それに
伴い各カバー片72が自身と接触するカバー片72上を
スライドしながら右方向に移動し、カバー71が収縮さ
れる(図6参照)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記テ
レスコカバー71においては、次のような問題がある。 (1)カバー71の伸縮時において、カバー片72同士
が金属接触することから、カバー片72が損傷しやすい
とともに、その接触音が不快である。 【0005】(2)上記(1)の問題を解決するため
に、カバー片72の接触部にゴム等の緩衝部材を設ける
ことが考えるが、この場合には緩衝部材を固定するボル
ト等の部材が増え、コストの増加につながる。 【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、第1の目的はカバー片同士の接触に
よる破損防止及び接触時の騒音発生を防止することが可
能なテレスコカバーを提供することにある。 【0007】第2の目的は、別体のボルト等を使用する
ことなく、カバー片に緩衝部材を取り付けることが可能
なテレスコカバーを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、複数のカバー片よりなるテレ
スコカバーにおいて、前記カバー片には、カバー伸縮時
に隣接するカバー片との間で発生する衝撃を緩和するた
めのゴム材よりなる緩衝部材を設け、前記緩衝部材はカ
バー伸長時に隣接するカバー片を受ける第1部分と、カ
バー収縮時に隣接するカバー片を受ける第2部分とを有
し、該第1部分と第2部分とは連結部を介して一体形成
され、その連結部はアリ形状をなし、前記カバー片には
連結部を嵌合するためのアリ溝が形成されたことをその
要旨とする。 【0009】 【0010】 【0011】 【作用】請求項1の発明によれば、緩衝部材によりカバ
ー片同士の接触時の衝撃が緩和される。これにより、カ
バー片同士の接触時における接触音の発生及び衝撃が抑
制される。また、カバー伸長時には緩衝部材の第1部分
にてカバー片同士の接触時における衝撃が緩和される。
また、カバー収縮時には緩衝部材の第2部分にてカバー
片同士の接触時における衝撃が緩和される。さらに、緩
衝部材の第1部分と第2部分とは一体形成されているこ
とから、部品点数及び組付工程が減少され、コストの低
減が図られる。 【0012】 また、緩衝部材はゴム材からなることか
ら、カバー片同士の接触時の衝撃を吸収して緩和する。
これにより、確実にカバー片同士の接触時における接触
音の発生及び衝撃が抑制される。 【0013】 【0014】 【0015】 【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、カバー1は複数
(同図では2体)のカバー片A1,A2をそれぞれ相対
移動可能に積層させて構成されている。カバー片A1,
A2を構成するスライド体2は、金属板を折曲加工して
形成されたスライド面3と支持面4とを有している。図
1及び図4に示すように、固定体5は逆凹字形に形成さ
れている。前記固定体5の前面にはスライド体2の支持
面4が溶接により連結されている。シール部材6を取着
した連結片7はスライド面3の先端に取付固定されてい
る。シール部材6はスライド面3に接触している。二溝
一組のアリ溝8は固定体5の上面に左右一対に設けられ
ている。図1〜図4に示すように、緩衝部材としてのス
トッパ9はゴム材からなり、射出成形により形成されて
いる。前記アリ溝8に嵌合するアリとなる連結部10は
第1部分としての伸長側規制部11と第2部分としての
収縮側規制部12との間を連結している。 【0016】カバー1の収縮状態(図1参照)からカバ
ー1が伸長されると、その伸長動作は連結片(カバー片
A2の連結片7)がカバー片A1のストッパ9の伸長側
規制部11に接触することで規制される。伸長側規制部
11はゴム材であることから、連結片7が伸長側規制部
11に強く接触しても、そのときの衝撃はストッパ9に
より吸収され、接触音の抑制及び各カバー片A1,A2
の変形、損傷を確実に防止することができる。 【0017】カバー1の伸長状態(図2参照)から、カ
バー1が収縮される際には、カバー片A1,A2の収縮
移動に伴い、シール部材6がスライド面3の上面を摺動
する。これにより、カバー片A1,A2のスライド面3
に付着した塵埃等が拭き取られ、各カバー片A1,A2
のスライド面3の間に塵埃等が侵入するのが防止され
る。カバー片A1,A2の収縮移動は、スライド体2の
支持面(例えば、カバー片A1の支持面4)がカバー片
A2に連結されたストッパ9の収縮側規制部12に接触
することで規制される。このとき、支持面4が収縮側規
制部12に強く接触しても、収縮側規制部12はゴム材
であることから、接触時の衝撃は収縮側規制部12によ
り吸収される。その結果、接触音の抑制及び各カバー片
A1,A2の変形、損傷を確実に防止することができ
る。 【0018】また、本実施例では、カバー片A1,A2
の固定体5にアリ溝8を形成し、ストッパ9にはアリ溝
8に嵌合する連結部10を形成した。これにより、カバ
ー片A1,A2へのストッパ9の取付けは、ボルト等の
別部材を使用することなく容易かつ確実に行うことがで
きる。 【0019】さらに、伸長側規制部11と収縮側規制部
12とは連結部10を介して一体形成されていることか
ら、部品点数及び組付工程が増加することがない 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】義 ゴム・・・この明細書においては、ゴム、合成ゴム等を
含むエラストマ材をゴムとする。 【0025】 【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、緩衝部材によりカバー片同士の接触時の衝撃を
緩和できる。これにより、カバー片同士の接触時におけ
る接触音の発生及び衝撃を抑制でき、延いてはカバーの
耐久性を向上できる。また、カバー伸長時には緩衝部材
の第1部分にてカバー片同士の接触時における衝撃が緩
和される。また、カバー収縮時には緩衝部材の第2部分
にてカバー片同士の接触時における衝撃が緩和される。
さらに、緩衝部材の第1部分と第2部分とは一体形成さ
れていることから、部品点数及び組付工程を減少でき、
コストの低減を図ることができる。 【0026】 また、緩衝部材はゴム材からなることか
ら、カバー片同士の接触時の衝撃を吸収して緩和する。
これにより、確実にカバー片同士の接触時における接触
音の発生及び衝撃を抑制できる。 【0027】 【0028】 【0029】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を具体化した一実施例を示す、テレスコ
カバーの収縮時における断面図である。 【図2】テレスコカバーの伸長時における断面図であ
る。 【図3】ストッパとカバー片の構造を示分解斜視図で
ある。 【図4】(a)はストッパの正面図である。(b)はス
トッパの側面図である。(c)はストッパの平面図であ
る。(d)ストッパの底面図である。 【図5】従来のテレスコカバーの伸長時における断面図
である。 【図6】従来のテレスコカバーの収縮時における断面図
である。 【符号の説明】 1…テレスコカバー、2…カバー片を構成するスライド
体、5…カバー片を構成する固定体、8…アリ溝、9…
緩衝部材としてのストッパ、10…アリとしての連結
部、11…第1部分としての伸長側規制部、12…第2
部分としての収縮側規制部、A1,A2…カバー片

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のカバー片よりなるテレスコカバー
    において、 前記カバー片には、カバー伸縮時に隣接するカバー片と
    の間で発生する衝撃を緩和するためのゴム材よりなる
    衝部材を設け、 前記緩衝部材はカバー伸長時に隣接するカバー片を受け
    る第1部分と、カバー収縮時に隣接するカバー片を受け
    る第2部分とを有し、該第1部分と第2部分とは連結部
    を介して一体形成され、その連結部はアリ形状をなし、
    前記カバー片には連結部を嵌合するためのアリ溝が形成
    されたテレスコカバー。
JP16562394A 1994-07-18 1994-07-18 テレスコカバー Expired - Lifetime JP3476545B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI783688B (zh) * 2021-09-17 2022-11-11 添鼎興業股份有限公司 防塵護蓋之補強結構

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IT1286248B1 (it) * 1996-09-30 1998-07-08 Pei Protezioni Elaborazioni Dispositivo ammortizzatore per protezioni telescopiche

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