JPH0825169A - テレスコカバー - Google Patents

テレスコカバー

Info

Publication number
JPH0825169A
JPH0825169A JP16562394A JP16562394A JPH0825169A JP H0825169 A JPH0825169 A JP H0825169A JP 16562394 A JP16562394 A JP 16562394A JP 16562394 A JP16562394 A JP 16562394A JP H0825169 A JPH0825169 A JP H0825169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
contact
piece
cover piece
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16562394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3476545B2 (ja
Inventor
Yukio Enomoto
行雄 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enomoto Industry Co Ltd
Original Assignee
Enomoto Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enomoto Industry Co Ltd filed Critical Enomoto Industry Co Ltd
Priority to JP16562394A priority Critical patent/JP3476545B2/ja
Publication of JPH0825169A publication Critical patent/JPH0825169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3476545B2 publication Critical patent/JP3476545B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバー片同士の接触による破損防止及び接触
時の騒音発生を防止すること。また、別体のボルト等を
使用することなく、カバー片に緩衝部材を取り付けるこ
と。 【構成】 カバー片を構成する固定体5にアリ溝8を形
成し、そのアリ溝8にゴム材からなるストッパ9を螺合
した。これにより、カバー片へのストッパ9の取付け
は、ボルト等の別部材を使用することなく容易かつ確実
に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、工作機械のテ
ーブルの移動に伴って伸縮し、テーブルの摺動面を切
粉、塵埃等から保護するテレスコカバーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、テレスコカバ
ー71としては、金属製のカバー片72が複数積層され
ている。そして、一端側のカバー片72がテーブル(図
示せず)に、また、他端側のカバー片72が機械本体
(図示せず)に固定されている。そして、テーブルが移
動されると、それにともない各カバー片72が自身と接
触するカバー片72上をスライドしながら左方向に移動
し、カバー71が伸長される(図7参照)。
【0003】テーブルが反対側に移動されると、それに
伴い各カバー片72が自身と接触するカバー片72上を
スライドしながら右方向に移動し、カバー71が収縮さ
れる(図6参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記テ
レスコカバー71においては、次のような問題がある。 (1)カバー71の伸縮時において、カバー片72同士
が金属接触することから、カバー片72が損傷しやすい
とともに、その接触音が不快である。
【0005】(2)上記(1)の問題を解決するため
に、カバー片72の接触部にゴム等の緩衝部材を設ける
ことが考えるが、この場合には緩衝部材を固定するボル
ト等の部材が増え、コストの増加につながる。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、第1の目的はカバー片同士の接触に
よる破損防止及び接触時の騒音発生を防止することが可
能なテレスコカバーを提供することにある。
【0007】第2の目的は、別体のボルト等を使用する
ことなく、カバー片に緩衝部材を取り付けることが可能
なテレスコカバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、複数のカバー片よりなるテレ
スコカバーにおいて、前記カバー片には、カバー伸縮時
に隣接するカバー片との間で発生する衝撃を緩和するた
めの緩衝部材を設けたことをその要旨とする。
【0009】請求項2の発明では、緩衝部材はゴム材よ
りなることをその要旨とする。請求項3の発明では、緩
衝部材はカバー伸長時に隣接するカバー片を受ける第1
部分と、カバー収縮時に隣接するカバー片を受ける第2
部分とを有することをその要旨とする。
【0010】請求項4の発明では、前記緩衝部材の第1
部分と第2部分とは一体形成されていることをその要旨
とする。請求項5の発明では、前記カバー片と前記緩衝
部材とはアリとアリ溝との関係により嵌合していること
をその要旨とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、緩衝部材によりカバ
ー片同士の接触時の衝撃が緩和される。これにより、カ
バー片同士の接触時における接触音の発生及び衝撃が抑
制される。
【0012】請求項2の発明によれば、緩衝部材はゴム
材からなることから、カバー片同士の接触時の衝撃を吸
収して緩和する。これにより、確実にカバー片同士の接
触時における接触音の発生及び衝撃が抑制される。
【0013】請求項3の発明によれば、カバー伸長時に
は緩衝部材の第1部分にてカバー片同士の接触時におけ
る衝撃が緩和される。また、カバー収縮時には緩衝部材
の第2部分にてカバー片同士の接触時における衝撃が緩
和される。
【0014】請求項4の発明によれば、緩衝部材の第1
部分と第2部分とは一体形成されていることから、部品
点数及び組付工程が減少され、コストの低減が図られ
る。請求項5の発明によれば、カバー片と緩衝部材とは
アリとアリ溝との関係により嵌合していることから、別
体のボルト等を使用してことなく、カバー片と緩衝部材
とを連結する必要がない。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、カバー1は複数
(同図では2体)のカバー片A1,A2をそれぞれ相対
移動可能に積層させて構成されている。カバー片A1,
A2を構成するスライド体2は、金属板を折曲加工して
形成されたスライド面3と支持面4とを有している。図
1及び図4に示すように、固定体5は逆凹字形に形成さ
れている。前記固定体5の前面にはスライド体2の支持
面4が溶接により連結されている。シール部材6を取着
した連結片7はスライド面3の先端に取付固定されてい
る。シール部材6はスライド面3に接触している。二溝
一組のアリ溝8は固定体5の上面に左右一対に設けられ
ている。図1〜図4に示すように、緩衝部材としてのス
トッパ9はゴム材からなり、射出成形により形成されて
いる。前記アリ溝8に嵌合するアリとなる連結部10は
第1部分としての伸長側規制部11と第2部分としての
収縮側規制部12との間を連結している。
【0016】カバー1の収縮状態(図1参照)からカバ
ー1が伸長されると、その伸長動作は連結片(カバー片
A2の連結片7)がカバー片A1のストッパ9の伸長側
規制部11に接触することで規制される。伸長側規制部
11はゴム材であることから、連結片7が伸長側規制部
11に強く接触しても、そのときの衝撃はストッパ9に
より吸収され、接触音の抑制及び各カバー片A1,A2
の変形、損傷を確実に防止することができる。
【0017】カバー1の伸長状態(図2参照)から、カ
バー1が収縮される際には、カバー片A1,A2の収縮
移動に伴い、シール部材6がスライド面3の上面を摺動
する。これにより、カバー片A1,A2のスライド面3
に付着した塵埃等が拭き取られ、各カバー片A1,A2
のスライド面3の間に塵埃等が侵入するのが防止され
る。カバー片A1,A2の収縮移動は、スライド体2の
支持面(例えば、カバー片A1の支持面4)がカバー片
A2に連結されたストッパ9の収縮側規制部12に接触
することで規制される。このとき、支持面4が収縮側規
制部12に強く接触しても、収縮側規制部12はゴム材
であることから、接触時の衝撃は収縮側規制部12によ
り吸収される。その結果、接触音の抑制及び各カバー片
A1,A2の変形、損傷を確実に防止することができ
る。
【0018】また、本実施例では、カバー片A1,A2
の固定体5にアリ溝8を形成し、ストッパ9にはアリ溝
8に嵌合する連結部10を形成した。これにより、カバ
ー片A1,A2へのストッパ9の取付けは、ボルト等の
別部材を使用することなく容易かつ確実に行うことがで
きる。
【0019】さらに、伸長側規制部11と収縮側規制部
12とは連結部10を介して一体形成されていることか
ら、部品点数及び組付工程が増加することがない。な
お、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発
明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のように構成する
こともできる。
【0020】(1)上記実施例では、カバー片A1,A
2を構成する固定体5にアリ溝8を、また、ストッパ9
にアリ溝8に嵌合するアリとなる連結部10を形成した
が、この構成を逆として具体化してもよい。すなわち、
ストッパ9にアリ溝を、固定体5にアリを形成してもよ
い。
【0021】(2)図5に示すように、固定体5の背面
に同図において上下方向に延びるアリ溝21を形成し、
ストッパ9の収縮側規制部12に、そのアリ溝21と嵌
合する連結部22を形成する。また、固定体5の上面に
は伸長側規制部11の厚み分の溝15を形成する。この
ように構成しても上記実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0022】以上の各実施例によって把握されるその他
の技術的思想について、その効果とともに以下に記載す
る。 (1)請求項4において、緩衝部材の第1部分と第2部
分とは連結部を介して一体形成され、その連結部はアリ
形状をなし、カバー片には連結部を嵌合するためのアリ
溝が形成されているテレスコカバー。
【0023】このように構成しても上記各請求項と同様
の効果を得ることができる。 (2)請求項5において、緩衝部材の第1部分または第
2部分の一方に、カバー片に形成されたアリ溝と嵌合す
るアリを設けたテレスコカバー。
【0024】このように構成しても、上記各請求項と同
様の効果を得ることができる。 定義 ゴム・・・この明細書においては、ゴム、合成ゴム等を
含むエラストマ材をゴムとする。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、緩衝部材によりカバー片同士の接触時の衝撃を
緩和できる。これにより、カバー片同士の接触時におけ
る接触音の発生及び衝撃を抑制でき、延いてはカバーの
耐久性を向上できる。
【0026】請求項2の発明によれば、緩衝部材はゴム
材からなることから、カバー片同士の接触時の衝撃を吸
収して緩和する。これにより、確実にカバー片同士の接
触時における接触音の発生及び衝撃を抑制できる。
【0027】請求項3の発明によれば、カバー伸長時に
は緩衝部材の第1部分にてカバー片同士の接触時におけ
る衝撃が緩和される。また、カバー収縮時には緩衝部材
の第2部分にてカバー片同士の接触時における衝撃が緩
和される。
【0028】請求項4の発明によれば、緩衝部材の第1
部分と第2部分とは一体形成されていることから、部品
点数及び組付工程を減少でき、コストの低減を図ること
ができる。
【0029】請求項5の発明によれば、カバー片と緩衝
部材とはアリとアリ溝との関係により嵌合していること
から、別体のボルト等を使用してことなく、カバー片と
緩衝部材とを連結する必要がない。その結果、部品点数
及び組付工程を減少でき、コストの低減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例を示す、テレスコ
カバーの伸長時における断面図である。
【図2】テレスコカバーの収縮時における断面図であ
る。
【図3】ストッパとカバー片の構造を示し分解斜視図で
ある。
【図4】(a)はストッパの正面図である。(b)はス
トッパの側面図である。(c)はストッパの平面図であ
る。(d)ストッパの底面図である。
【図5】別例のストッパとカバー片の構造を示す分解斜
視図である。
【図6】従来のテレスコカバーの伸長時における断面図
である。
【図7】テレスコカバーの収縮時における断面図であ
る。
【符号の説明】
1…テレスコカバー、2…カバー片を構成するスライド
体、5…カバー片を構成する固定体、8…アリ溝、9…
緩衝部材としてのストッパ、10…アリとしての連結
部、11…第1部分としての伸長側規制部、12…第2
部分としての収縮側規制部、A1,A2…カバー片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカバー片よりなるテレスコカバー
    において、 前記カバー片には、カバー伸縮時に隣接するカバー片と
    の間で発生する衝撃を緩和するための緩衝部材を設けた
    テレスコカバー。
  2. 【請求項2】 緩衝部材はゴム材よりなる請求項1に記
    載のテレスコカバー。
  3. 【請求項3】 緩衝部材はカバー伸長時に隣接するカバ
    ー片を受ける第1部分と、カバー収縮時に隣接するカバ
    ー片を受ける第2部分とを有する請求項1または請求項
    2に記載のテレスコカバー。
  4. 【請求項4】 前記緩衝部材の第1部分と第2部分とは
    一体形成されている請求項3に記載のテレスコカバー。
  5. 【請求項5】 前記カバー片と前記緩衝部材とはアリと
    アリ溝との関係により嵌合している請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載の伸縮カバー。
JP16562394A 1994-07-18 1994-07-18 テレスコカバー Expired - Lifetime JP3476545B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16562394A JP3476545B2 (ja) 1994-07-18 1994-07-18 テレスコカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16562394A JP3476545B2 (ja) 1994-07-18 1994-07-18 テレスコカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0825169A true JPH0825169A (ja) 1996-01-30
JP3476545B2 JP3476545B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=15815886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16562394A Expired - Lifetime JP3476545B2 (ja) 1994-07-18 1994-07-18 テレスコカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3476545B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0832715A2 (en) * 1996-09-30 1998-04-01 P.E.I. Protezioni Elaborazioni Industriali S.r.l. Shock absorber device for telescopic protection devices

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI783688B (zh) * 2021-09-17 2022-11-11 添鼎興業股份有限公司 防塵護蓋之補強結構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0832715A2 (en) * 1996-09-30 1998-04-01 P.E.I. Protezioni Elaborazioni Industriali S.r.l. Shock absorber device for telescopic protection devices
EP0832715A3 (en) * 1996-09-30 1998-12-23 P.E.I. Protezioni Elaborazioni Industriali S.r.l. Shock absorber device for telescopic protection devices

Also Published As

Publication number Publication date
JP3476545B2 (ja) 2003-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6773001B2 (en) Vibration isolation mount
JPH04212648A (ja) 車両におけるパーソナルコンピュータ支持装置
JP5684844B2 (ja) スプリング式衝撃吸収装置
JP4104875B2 (ja) テレスコカバー
JPH0825169A (ja) テレスコカバー
KR940011757A (ko) 차음장치
JP3326104B2 (ja) 摺動面保護装置
JPH0762520B2 (ja) 伸縮自在なカバーのためのスクレイパ装置
US20050168933A1 (en) Damping device for hard disk drive
JPH0857741A (ja) テレスコピックカバー
JP2002346878A (ja) テレスコカバー
JP3097411U (ja) 伸縮防塵カバーの消音緩衝パッド
JP5641524B2 (ja) エンジンマウント
JPH11347883A (ja) テレスコカバー
KR101283090B1 (ko) 충격 흡수용 에어클리너
JPH11226841A (ja) 工作機械における伸縮ジャバラ装置
JP4376567B2 (ja) 外部記憶装置用緩衝部材
JPH1034489A (ja) テレスコカバー
JPS6115322Y2 (ja)
JP7032841B1 (ja) テレスコピックカバー
JP3078393U (ja) 保護カバーの往復動摺動用クッション体。
JPH1034490A (ja) テレスコカバー
JP2915881B2 (ja) 電子機器内部の支持構造
JPH05196078A (ja) 重ね板ばね用ラバーサイレンサ
JP6969833B1 (ja) テレスコピックカバー

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140926

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term