JPH11347883A - テレスコカバー - Google Patents
テレスコカバーInfo
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- JPH11347883A JPH11347883A JP16040398A JP16040398A JPH11347883A JP H11347883 A JPH11347883 A JP H11347883A JP 16040398 A JP16040398 A JP 16040398A JP 16040398 A JP16040398 A JP 16040398A JP H11347883 A JPH11347883 A JP H11347883A
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- JP
- Japan
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- cover
- telescopic
- pieces
- piece
- stopper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カバー片同士の接触による破損防止及び接触
時の騒音発生を防止することができるテレスコカバーを
提供することにある。 【解決手段】 複数のカバー片A1,A2には、カバー
伸縮時に隣接するカバー片との間で発生する衝撃を緩和
するためのゴム製のストッパー9を設け、該ストッパー
9をカバー伸長時に隣接するカバー片を受ける第1部分
11と、カバー収縮時に隣接するカバー片を受ける第2
部分12とから構成し、前記第1部分11の衝突面に孔
13aを有する第1凸部13を、第2部分12に孔14
aを有する第2凸部14を設ける。
時の騒音発生を防止することができるテレスコカバーを
提供することにある。 【解決手段】 複数のカバー片A1,A2には、カバー
伸縮時に隣接するカバー片との間で発生する衝撃を緩和
するためのゴム製のストッパー9を設け、該ストッパー
9をカバー伸長時に隣接するカバー片を受ける第1部分
11と、カバー収縮時に隣接するカバー片を受ける第2
部分12とから構成し、前記第1部分11の衝突面に孔
13aを有する第1凸部13を、第2部分12に孔14
aを有する第2凸部14を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、工作機械のテ
ーブルの移動に伴って伸縮し、テーブルの摺動面を切
粉、塵埃等から保護するテレスコカバーに関するもので
ある。
ーブルの移動に伴って伸縮し、テーブルの摺動面を切
粉、塵埃等から保護するテレスコカバーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように、テレスコカ
バー71としては、金属製のカバー片72が複数積層さ
れている。そして、一端側のカバー片72がテーブル
(図示略)に、又、他端側のカバー片72が機械本体
(図示略)に固定されている。そして、テーブルが移動
されると、それに伴って各カバー片72が自身と接触す
るカバー片72上をスライドしながら左方向に移動し、
カバー71が図11に示すように伸長される。
バー71としては、金属製のカバー片72が複数積層さ
れている。そして、一端側のカバー片72がテーブル
(図示略)に、又、他端側のカバー片72が機械本体
(図示略)に固定されている。そして、テーブルが移動
されると、それに伴って各カバー片72が自身と接触す
るカバー片72上をスライドしながら左方向に移動し、
カバー71が図11に示すように伸長される。
【0003】テーブルが反対側に移動されると、それに
伴い各カバー片72が自身と接触するカバー片72上を
スライドしながら右方向に移動され、図10に示すよう
にカバー片71が収縮される。
伴い各カバー片72が自身と接触するカバー片72上を
スライドしながら右方向に移動され、図10に示すよう
にカバー片71が収縮される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記テ
レスコカバー71においては、次のような問題があっ
た。
レスコカバー71においては、次のような問題があっ
た。
【0005】(1)カバー片71の伸縮時においてカバ
ー片72同士が金属接触することから、カバー片72が
損傷し易いとともに、その接触音が大きい。 (2)上記(1)の問題を解決するために、カバー片7
2の接触部にゴム等の緩衝部材を設けることが考えられ
るが、この場合には緩衝部材を固定するボルト等の部材
が増え、コストの増加につながる。
ー片72同士が金属接触することから、カバー片72が
損傷し易いとともに、その接触音が大きい。 (2)上記(1)の問題を解決するために、カバー片7
2の接触部にゴム等の緩衝部材を設けることが考えられ
るが、この場合には緩衝部材を固定するボルト等の部材
が増え、コストの増加につながる。
【0006】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたものであって、第1の目的はカバー片同士の接触
による破損防止及び接触時の騒音発生を防止することが
できるテレスコカバーを提供することにある。
されたものであって、第1の目的はカバー片同士の接触
による破損防止及び接触時の騒音発生を防止することが
できるテレスコカバーを提供することにある。
【0007】第2の目的は、第1の目的に加えて、別体
のボルト等を使用することなく、カバー片に緩衝部材を
取り付けることができるテレスコカバーを提供すること
にある。
のボルト等を使用することなく、カバー片に緩衝部材を
取り付けることができるテレスコカバーを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、複数のカバー片より
なるテレスコカバーにおいて、前記カバー片には、カバ
ー伸縮時に隣接するカバー片との間で発生する衝撃を緩
和するための緩衝部材を設け、該緩衝部材の衝突面に凸
部を設けている。
めに、請求項1に記載の発明では、複数のカバー片より
なるテレスコカバーにおいて、前記カバー片には、カバ
ー伸縮時に隣接するカバー片との間で発生する衝撃を緩
和するための緩衝部材を設け、該緩衝部材の衝突面に凸
部を設けている。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて前記緩衝部材はカバー伸長時に隣接するカバー片を
受ける第1部分と、カバー収縮時に隣接するカバー片を
受ける第2部分とを備え、前記第1部分の衝突面に第1
凸部を、第2部分に第2凸部を設けている。
いて前記緩衝部材はカバー伸長時に隣接するカバー片を
受ける第1部分と、カバー収縮時に隣接するカバー片を
受ける第2部分とを備え、前記第1部分の衝突面に第1
凸部を、第2部分に第2凸部を設けている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項2にお
いて、前記緩衝部材の第1部分と第2部分及び第1凸部
と第2凸部は一体に形成されている。請求項4に記載の
発明では、請求項1〜3のいずれか1項において、前記
カバー片と前記緩衝部材とは凹凸の関係により嵌合され
ている。
いて、前記緩衝部材の第1部分と第2部分及び第1凸部
と第2凸部は一体に形成されている。請求項4に記載の
発明では、請求項1〜3のいずれか1項において、前記
カバー片と前記緩衝部材とは凹凸の関係により嵌合され
ている。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれか1項において、前記緩衝部材及び凸部はゴム
材により形成されている。請求項6に記載の発明では、
請求項1〜5のいずれか1項において、前記凸部にはカ
バーの伸縮方向と交差する方向に孔が形成されている。
のいずれか1項において、前記緩衝部材及び凸部はゴム
材により形成されている。請求項6に記載の発明では、
請求項1〜5のいずれか1項において、前記凸部にはカ
バーの伸縮方向と交差する方向に孔が形成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1に示すよう
に、カバー1は複数(同図では2体)のカバー片A1,
A2をそれぞれ水平方向の相対移動可能に積層させて構
成されている。カバー片A1,A2を構成するスライド
体2は、金属板を折曲加工して形成されたスライドプレ
ート3と支持プレート4とを有している。図4に示すよ
うに、固定体5は逆U字型に形成されている。図1に示
すように、前記固定体5の前面(図1の左側)にはスラ
イド体2の支持プレート4が溶接により連結されてい
る。シール部材6を取着した連結片7はスライドプレー
ト3の先端に取付固定されている。シール部材6はスラ
イドプレート3に接触している。図4に示すように、二
溝で一組のアリ溝8は固定体5の上面に左右一対に設け
られている。緩衝部材としてのストッパー9はゴム材か
らなり、射出成形により形成されている。前記アリ溝8
に嵌合するアリとなる連結部10は第1部分としての伸
長側規制部11と第2部分としての収縮側規制部12と
の間を連結している。
形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1に示すよう
に、カバー1は複数(同図では2体)のカバー片A1,
A2をそれぞれ水平方向の相対移動可能に積層させて構
成されている。カバー片A1,A2を構成するスライド
体2は、金属板を折曲加工して形成されたスライドプレ
ート3と支持プレート4とを有している。図4に示すよ
うに、固定体5は逆U字型に形成されている。図1に示
すように、前記固定体5の前面(図1の左側)にはスラ
イド体2の支持プレート4が溶接により連結されてい
る。シール部材6を取着した連結片7はスライドプレー
ト3の先端に取付固定されている。シール部材6はスラ
イドプレート3に接触している。図4に示すように、二
溝で一組のアリ溝8は固定体5の上面に左右一対に設け
られている。緩衝部材としてのストッパー9はゴム材か
らなり、射出成形により形成されている。前記アリ溝8
に嵌合するアリとなる連結部10は第1部分としての伸
長側規制部11と第2部分としての収縮側規制部12と
の間を連結している。
【0013】前記伸長側規制部11の前面には複数の
(この実施形態では6個)の緩衝用の第1凸部13〜1
3が一体に形成されている。前記各凸部13〜13には
それぞれ孔13a〜13aが縦方向に形成されている。
又、前記第2部分としての収縮側規制部12の前面には
複数(この実施形態では2個)の第2凸部14,14が
一体に形成され、両凸部14,14にはそれぞれ孔14
a,14aが縦方向に形成されている。
(この実施形態では6個)の緩衝用の第1凸部13〜1
3が一体に形成されている。前記各凸部13〜13には
それぞれ孔13a〜13aが縦方向に形成されている。
又、前記第2部分としての収縮側規制部12の前面には
複数(この実施形態では2個)の第2凸部14,14が
一体に形成され、両凸部14,14にはそれぞれ孔14
a,14aが縦方向に形成されている。
【0014】次に、前記のように構成したテレスコカバ
ーの動作について説明する。図1に示すカバー1の収縮
状態からカバー1が伸長されると、その伸長動作は連結
片(カバー片A2の連結片7)がカバー片A1のストッ
パー9の伸長側規制部11に設けた第1凸部13に接触
することで規制される。伸長側規制部11及び第1凸部
13はゴム材であることから、連結片7が第1凸部13
に強く接触しても、そのときの衝撃は第1凸部13によ
り吸収され、衝突音の抑制及び各カバー片A1,A2の
変形、損傷を確実に防止することができる。
ーの動作について説明する。図1に示すカバー1の収縮
状態からカバー1が伸長されると、その伸長動作は連結
片(カバー片A2の連結片7)がカバー片A1のストッ
パー9の伸長側規制部11に設けた第1凸部13に接触
することで規制される。伸長側規制部11及び第1凸部
13はゴム材であることから、連結片7が第1凸部13
に強く接触しても、そのときの衝撃は第1凸部13によ
り吸収され、衝突音の抑制及び各カバー片A1,A2の
変形、損傷を確実に防止することができる。
【0015】図2に示すカバー1の伸長状態から、カバ
ー1が収縮される際には、カバー片A1,A2の収縮移
動に伴い、シール部材6がスライドプレート3の上面を
摺動する。これにより、カバー片A1,A2のスライド
プレート3に付着した塵埃等がふき取られ、各カバー片
A1,A2のスライドプレート3の間に塵埃等が進入す
るのが防止される。カバー片A1,A2の収縮移動は、
スライド体2の支持プレート(例えば、カバー片A2の
支持プレート4)がカバー片A1に連結されたストッパ
ー9の収縮側規制部12に設けた第2凸部14に接触す
ることで規制される。この時、支持プレート4が収縮側
規制部12の第2凸部14に強く接触しても、収縮側規
制部12及び第2凸部14はゴム材であることから、接
触時の衝撃は収縮側規制部12及び第2凸部14によっ
て吸収される。その結果、接触音の抑制及び各カバー片
A1,A2の変形、損傷を確実に防止することができ
る。
ー1が収縮される際には、カバー片A1,A2の収縮移
動に伴い、シール部材6がスライドプレート3の上面を
摺動する。これにより、カバー片A1,A2のスライド
プレート3に付着した塵埃等がふき取られ、各カバー片
A1,A2のスライドプレート3の間に塵埃等が進入す
るのが防止される。カバー片A1,A2の収縮移動は、
スライド体2の支持プレート(例えば、カバー片A2の
支持プレート4)がカバー片A1に連結されたストッパ
ー9の収縮側規制部12に設けた第2凸部14に接触す
ることで規制される。この時、支持プレート4が収縮側
規制部12の第2凸部14に強く接触しても、収縮側規
制部12及び第2凸部14はゴム材であることから、接
触時の衝撃は収縮側規制部12及び第2凸部14によっ
て吸収される。その結果、接触音の抑制及び各カバー片
A1,A2の変形、損傷を確実に防止することができ
る。
【0016】特に、前記実施形態では、第1凸部13及
び第2凸部14にそれぞれ孔13a,14aを縦方向に
設けたので、カバー片A1,A2の衝突時のクッション
作用が大きくなり、接触音の低減効果が高い。
び第2凸部14にそれぞれ孔13a,14aを縦方向に
設けたので、カバー片A1,A2の衝突時のクッション
作用が大きくなり、接触音の低減効果が高い。
【0017】又、前記実施形態では、カバー片A1,A
2の固定体5にアリ溝8を形成し、ストッパー9にはア
リ溝8に嵌合する連結部10を形成した。このため、カ
バー片A1,A2へのストッパー9の取り付けはボルト
等の別部材を使用することなく容易かつ確実に行うこと
ができる。
2の固定体5にアリ溝8を形成し、ストッパー9にはア
リ溝8に嵌合する連結部10を形成した。このため、カ
バー片A1,A2へのストッパー9の取り付けはボルト
等の別部材を使用することなく容易かつ確実に行うこと
ができる。
【0018】さらに、伸長側規制部11と収縮側規制部
12とは連結部10を介して一体形成されているので、
部品点数を低減し、組付工程を少なくすることができ
る。なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化
することもできる。
12とは連結部10を介して一体形成されているので、
部品点数を低減し、組付工程を少なくすることができ
る。なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化
することもできる。
【0019】・固定体5の背面に対し図5に示すように
上下方向に延びるアリ溝21を形成し、ストッパー9の
収縮側規制部12に、そのアリ溝21と嵌合する連結部
22を形成する。又、固定体5の上面には伸長側規制部
11の厚み分の溝15を形成する。さらに、伸長側規制
部11には複数の第1凸部13を形成し、収縮側規制部
12には一対の第2の凸部14,14を形成している。
上下方向に延びるアリ溝21を形成し、ストッパー9の
収縮側規制部12に、そのアリ溝21と嵌合する連結部
22を形成する。又、固定体5の上面には伸長側規制部
11の厚み分の溝15を形成する。さらに、伸長側規制
部11には複数の第1凸部13を形成し、収縮側規制部
12には一対の第2の凸部14,14を形成している。
【0020】このように構成した別の実施形態において
も上記実施形態と同様の効果を得ることができる。 ・図6(a)〜(d)に示すように、第1及び第2の凸
部13,13,14,14を山形状に形成してもよい。
も上記実施形態と同様の効果を得ることができる。 ・図6(a)〜(d)に示すように、第1及び第2の凸
部13,13,14,14を山形状に形成してもよい。
【0021】・前記実施形態では水平方向にスライドす
るベッドカバー1として具体化したが、このベッドカバ
ー1のスライドプレート3〜3が縦向きとなるように、
かつ支持プレート4〜4が横向きとなるように配置して
スライドプレート3〜3を上下方向にスライドするよう
にしたカバー1として具体化してもよい。
るベッドカバー1として具体化したが、このベッドカバ
ー1のスライドプレート3〜3が縦向きとなるように、
かつ支持プレート4〜4が横向きとなるように配置して
スライドプレート3〜3を上下方向にスライドするよう
にしたカバー1として具体化してもよい。
【0022】又、ベッドカバー1のスライドプレート3
〜3及び支持プレート4〜4が共に縦向きとなるように
配置してスライドプレート3〜3を左右方向にスライド
するようにしたカバー1として具体化してもよい。
〜3及び支持プレート4〜4が共に縦向きとなるように
配置してスライドプレート3〜3を左右方向にスライド
するようにしたカバー1として具体化してもよい。
【0023】・図7に示すような上下方向にスライドす
るY軸スライドカバーに適用してもよい。この場合に
は、カバー片A1,A2の支持プレート4,4に対し、
図8に示すようにストッパー9の伸長側規制部11の全
長よりも短く、かつ伸長側規制部11の肉厚とほぼ同じ
幅(図7参照)の係合孔4aを形成する。そして、該係
合孔4aに対し前記伸長側規制部11の両端部を弾性変
形して挿入係止するようにしている。
るY軸スライドカバーに適用してもよい。この場合に
は、カバー片A1,A2の支持プレート4,4に対し、
図8に示すようにストッパー9の伸長側規制部11の全
長よりも短く、かつ伸長側規制部11の肉厚とほぼ同じ
幅(図7参照)の係合孔4aを形成する。そして、該係
合孔4aに対し前記伸長側規制部11の両端部を弾性変
形して挿入係止するようにしている。
【0024】この実施形態ではストッパー9の支持プレ
ート4への取り付けを確実に行うことができる。 ・図9に示すように固定支持軸31と水平方向に移動す
るワークテーブル等の可動取付体32に設けた可動支持
軸33との間に斜状に装設されたカバー1を構成する複
数のスライド体2〜2に対し、ストッパー9を取り付け
ている。
ート4への取り付けを確実に行うことができる。 ・図9に示すように固定支持軸31と水平方向に移動す
るワークテーブル等の可動取付体32に設けた可動支持
軸33との間に斜状に装設されたカバー1を構成する複
数のスライド体2〜2に対し、ストッパー9を取り付け
ている。
【0025】・前記実施形態では、カバー片A1,A2
を構成する固定体5にアリ溝8を、ストッパー9にアリ
溝8に嵌合するアリとなる連結部10を形成したが、こ
の構成を逆として具体化しても良い。即ち、ストッパー
9にアリ溝を、固定体5にアリを形成しても良い。
を構成する固定体5にアリ溝8を、ストッパー9にアリ
溝8に嵌合するアリとなる連結部10を形成したが、こ
の構成を逆として具体化しても良い。即ち、ストッパー
9にアリ溝を、固定体5にアリを形成しても良い。
【0026】・前記実施形態では、アリとアリ溝との関
係によりストッパー9を固定体5に取り付けるようにし
たが、これに代えて、凹部と凸部の係合構造とし、スト
ッパー9を固定体5に接着剤により接着するようにして
もよい。
係によりストッパー9を固定体5に取り付けるようにし
たが、これに代えて、凹部と凸部の係合構造とし、スト
ッパー9を固定体5に接着剤により接着するようにして
もよい。
【0027】・前記実施形態では固定体5の上部にスト
ッパー9を装着したが、これを固定体5の左右両側に取
り付けたり、上部と左右両側に取り付けたりしてもよ
い。 ・前記固定体5として逆U字形以外に、横長四角形状あ
るいはU字状のものを使用してもよい。
ッパー9を装着したが、これを固定体5の左右両側に取
り付けたり、上部と左右両側に取り付けたりしてもよ
い。 ・前記固定体5として逆U字形以外に、横長四角形状あ
るいはU字状のものを使用してもよい。
【0028】・ゴムとして、例えばEPDMゴム、ポリ
プロピレンゴム等を含むエラストマ材を用いることがで
きる。以上の各実施形態によって把握されるその他の技
術的思想について、以下に記載する。
プロピレンゴム等を含むエラストマ材を用いることがで
きる。以上の各実施形態によって把握されるその他の技
術的思想について、以下に記載する。
【0029】(1)請求項3において、緩衝部材の第1
部分と第2部分とは連結部を介して一体形成され、その
連結部はアリ型状をなし、カバー片には連結部を嵌合す
るためのアリ溝が形成されているテレスコカバー。
部分と第2部分とは連結部を介して一体形成され、その
連結部はアリ型状をなし、カバー片には連結部を嵌合す
るためのアリ溝が形成されているテレスコカバー。
【0030】このように構成しても各請求項3と同様の
効果を得ることができる。 (2)請求項4において、緩衝部材の第1部分又は第2
部分の一方に、カバー片に形成されたアリ溝と嵌合する
アリを設けたテレスコカバー。
効果を得ることができる。 (2)請求項4において、緩衝部材の第1部分又は第2
部分の一方に、カバー片に形成されたアリ溝と嵌合する
アリを設けたテレスコカバー。
【0031】このように構成しても、請求項4と同様の
効果を得ることができる。 (3)請求項4において、前記カバー片には緩衝部材と
してのストッパー9の伸長側規制部11の全長よりも短
く、かつ伸長側規制部11の肉厚とほぼ同じ幅の係合孔
4aを形成し、該係合孔4aに対し前記伸長側規制部1
1の両端部を弾性変形して挿入係止するように構成した
テレスコカバー。
効果を得ることができる。 (3)請求項4において、前記カバー片には緩衝部材と
してのストッパー9の伸長側規制部11の全長よりも短
く、かつ伸長側規制部11の肉厚とほぼ同じ幅の係合孔
4aを形成し、該係合孔4aに対し前記伸長側規制部1
1の両端部を弾性変形して挿入係止するように構成した
テレスコカバー。
【0032】このように構成した場合には、ストッパー
9の取付状態を確実にすることができる。
9の取付状態を確実にすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、緩衝部材によりカバー片同士の接触時の衝
撃を緩和できる。これにより、カバー片同士の接触時に
おける接触音の発生及び衝撃を抑制でき、ひいてはカバ
ーの耐久性を向上できる。特にカバー片同士が高速でス
ライドされる場合において凸部によりその衝撃吸収能力
が発現できる。
明によれば、緩衝部材によりカバー片同士の接触時の衝
撃を緩和できる。これにより、カバー片同士の接触時に
おける接触音の発生及び衝撃を抑制でき、ひいてはカバ
ーの耐久性を向上できる。特にカバー片同士が高速でス
ライドされる場合において凸部によりその衝撃吸収能力
が発現できる。
【0034】請求項2の発明によれば、緩衝部材はゴム
からなることから、カバー片同士の接触時の衝撃を吸収
して緩和する。これにより、カバー片同士の接触時にお
ける接触音の発生及び衝撃を抑制できる。
からなることから、カバー片同士の接触時の衝撃を吸収
して緩和する。これにより、カバー片同士の接触時にお
ける接触音の発生及び衝撃を抑制できる。
【0035】請求項3の発明によれば、カバーの伸長時
には緩衝部材の第1部分にてカバー片同士の接触時にお
ける衝撃が緩和される。又、カバー収縮時には緩衝部材
の第2部分に設けた第2凸部にてカバー片同士の接触時
における衝撃が緩和される。
には緩衝部材の第1部分にてカバー片同士の接触時にお
ける衝撃が緩和される。又、カバー収縮時には緩衝部材
の第2部分に設けた第2凸部にてカバー片同士の接触時
における衝撃が緩和される。
【0036】請求項4の発明によれば、緩衝部材の第1
部分と第2部分及び第1凸部と第2凸部とはそれぞれ一
体成形されているので、部品点数及び組付工程を減少で
き、コストの低減を図ることができる。
部分と第2部分及び第1凸部と第2凸部とはそれぞれ一
体成形されているので、部品点数及び組付工程を減少で
き、コストの低減を図ることができる。
【0037】請求項5の発明によればカバー片と緩衝部
材とはアリとアリ溝との関係により嵌合しているので、
別体のボルト等を使用して取り付けることなく、カバー
片と緩衝部材とを連結する必要がなく、その結果、部品
点数及び組付工程を減少できコストの低減を図ることが
できる。
材とはアリとアリ溝との関係により嵌合しているので、
別体のボルト等を使用して取り付けることなく、カバー
片と緩衝部材とを連結する必要がなく、その結果、部品
点数及び組付工程を減少できコストの低減を図ることが
できる。
【0038】請求項6の発明によれば、前記凸部に対し
カバーの伸縮方向と交差する方向に孔が形成されている
ので、カバー片同士の接触時における衝撃をさらに緩和
することができる。
カバーの伸縮方向と交差する方向に孔が形成されている
ので、カバー片同士の接触時における衝撃をさらに緩和
することができる。
【図1】 この発明を具体化した一実施形態を示すテレ
スコカバーの収縮時における断面図。
スコカバーの収縮時における断面図。
【図2】 テレスコカバーの伸長時における断面図。
【図3】 ストッパを示し、(a)は正面図、(b)は
側面図、(c)は平面図、(d)は底面図。
側面図、(c)は平面図、(d)は底面図。
【図4】 ストッパと固定体の分解斜視図。
【図5】 別のストッパと固定体の構造を示す分解斜視
図。
図。
【図6】 別のストッパを示し、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は底面図。
(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は底面図。
【図7】 別のストッパとスライド体の構造を示す分解
斜視図。
斜視図。
【図8】 図7のストッパの取付構造を示す断面図。
【図9】 テレスコカバーの別の実施形態を示す断面
図。
図。
【図10】 従来のテレスコカバーの収縮時における断
面図。
面図。
【図11】 テレスコカバーの伸長時における断面図。
1…テレスコカバー、2…カバー片を構成するスライド
体、5…カバー片を構成する固定体、8…アリ溝、9…
緩衝部材としてのストッパ、10…アリとしての連結
部、11…第1部分としての伸長側規制部、12…第2
部分としての収縮側規制部、13…第1凸部、14…第
2凸部、13a,14a…孔、A1,A2…カバー片。
体、5…カバー片を構成する固定体、8…アリ溝、9…
緩衝部材としてのストッパ、10…アリとしての連結
部、11…第1部分としての伸長側規制部、12…第2
部分としての収縮側規制部、13…第1凸部、14…第
2凸部、13a,14a…孔、A1,A2…カバー片。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のカバー片よりなるテレスコカバー
において、前記カバー片には、カバー伸縮時に隣接する
カバー片との間で発生する衝撃を緩和するための緩衝部
材を設け、該緩衝部材の衝突面に凸部を設けたテレスコ
カバー。 - 【請求項2】 請求項1において前記緩衝部材はカバー
伸長時に隣接するカバー片を受ける第1部分と、カバー
収縮時に隣接するカバー片を受ける第2部分とを備え、
前記第1部分の衝突面に第1凸部を、第2部分に第2凸
部を設けたテレスコカバー。 - 【請求項3】 請求項2において、前記緩衝部材の第1
部分と第2部分及び第1凸部と第2凸部は一体に形成さ
れているテレスコカバー。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
前記カバー片と前記緩衝部材とは凹凸の関係により嵌合
連結されているテレスコカバー。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
前記緩衝部材及び凸部はゴム材により形成されているテ
レスコカバー。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、
前記凸部にはカバーの伸縮方向と交差する方向に孔が形
成されているテレスコカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16040398A JPH11347883A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | テレスコカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16040398A JPH11347883A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | テレスコカバー |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002145151A Division JP2002346878A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | テレスコカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11347883A true JPH11347883A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15714194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16040398A Pending JPH11347883A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | テレスコカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11347883A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007296591A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | テレスコカバー |
JP2016030497A (ja) * | 2014-07-28 | 2016-03-07 | 株式会社東海理化電機製作所 | シートベルト装置 |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP16040398A patent/JPH11347883A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007296591A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | テレスコカバー |
JP2016030497A (ja) * | 2014-07-28 | 2016-03-07 | 株式会社東海理化電機製作所 | シートベルト装置 |
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