JP3476531B2 - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JP3476531B2 JP05038894A JP5038894A JP3476531B2 JP 3476531 B2 JP3476531 B2 JP 3476531B2 JP 05038894 A JP05038894 A JP 05038894A JP 5038894 A JP5038894 A JP 5038894A JP 3476531 B2 JP3476531 B2 JP 3476531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現像、定着、水洗工程を
含む自動現像機によりハロゲン化銀写真感光材料を処理
する方法において、良好な写真性能が得られ、単位面積
当たりの感材処理に必要な処理液量と廃液量を削減し、
同時に自動現像機内の定着槽の汚れを改善し、作業環境
を快適に保つ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハロゲン化銀写真感光材料(以
下、感材と記す)の自動現像機による写真処理は、現
像、定着、水洗の各機能を有する処理液を用いた工程を
組み合わせ行われている。特に現像、定着の各工程は、
液の劣化や処理安定性を補償するためにある補充量を設
定しているが、補充量が多いとそれだけ補充液の交換サ
イクルが早くなり、ユーザーのメンテナンス負荷とな
る。また補充によって生ずる廃液の量も大きくなるため
それを溜めておくだけのスペースが必要である。一方、
一般的に写真処理液には環境上好ましくない成分が含ま
れており、時として揮発成分が強い臭気を放つこともあ
り、改善が求められていた。上述したように補充量の問
題、作業環境上の臭気の問題は今後の写真処理システム
を考えていく上で改善すべき重要な課題である。
【0003】ここで定着液の低補充化について考えてみ
ると、定着の補充量を極限まで低減していったときに問
題となるのは、感材一枚あたりに定着槽に持ち込まれる
現像液の量が、一枚あたりの定着の補充量に対して無視
できない量となることである。発明者らが実際に10×
12inchの感材1枚(以下、4ツ切サイズと記す)あた
り5〜15mlの補充量でランニング実験したところ、従
来の補充量(4ツ切サイズあたり)25〜50mlでは起
こり得なかった定着槽の銀汚れが起こり、深刻な場合に
は析出した銀が感材に付着し、定着ぬけ不良を引き起こ
した。これは感材によって定着槽へ現像液が持ち込まれ
たために、定着液のpHが上昇し残留現像主薬によって
溶解銀イオンが還元されたものと判明した。感材処理シ
ステムの補充液の低減化(無補充化を含めて)を実現す
る上で定着槽の銀汚れの防止は避けられない課題であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感材処理に
必要な処理液量と廃液量を削減し、同時に処理液の臭気
が少なく、自動現像機内の定着槽の汚れを防止する自動
現像機による感材処理方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の方法によって達成された。 A. 本発明の上記目的は、アスペクト比3以上20未
満の平板状乳剤を含有するハロゲン化銀感光材料を現像
液および定着液を補充しながら自動現像機で処理する方
法において、定着液の補充量が該感光材料775cm2
たり15ミリリットル以下であり、且つ定着液中に亜硫
酸イオンが、1リットルあたり0.3モル以上含有され
ている事を特徴とするハロゲン化銀感光材料の処理方
法。 B. 現像処理液の現像主薬が一般式(I)で表される
レダクトン類であることを特徴とするAの範囲のハロゲ
ン化銀感光材料の処理方法。一般式(I)
【0006】
【化2】
【0007】ここでRは水素原子または水酸基であり、
nは1から4の整数である。 C. 現像処理液中に炭酸イオンが1リットルあたり
0.2モル以上含有されていることを特徴とするBの範
囲のハロゲン化銀感光材料の処理方法。 D. 定着液のpHが5.0以上、6.5以下の範囲で
ハロゲン化銀感光材料が定着処理されることを特徴とす
るCの範囲のハロゲン化銀感光材料の処理方法。
【0008】本発明に使用される定着液に用いられる亜
硫酸イオンはリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、
などのアルカリ金属塩の形態で定着液に使用できる。特
に重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸水素ナトリウムの形態
で含有されることが好ましい。定着液中の亜硫酸塩濃度
は0.3モル/リットル以上が良いが、特に0.3モル
/リットル以上、1.0モル/リットル以下が好まし
く、0.4モル/リットル以上、0.8モル/リットル
以下が最も好ましい。定着液の補充量は無補充から15
ミリリットル/4ツサイズまでが好ましいが、さらに5
ミリリットル/4ツサイズから10ミリリットル/4ツ
サイズまでが本技術に最も好ましい態様である。本発明
に用いる定着液はチオ硫酸塩を含む水溶液であり、定着
液のpHは5.0〜6.5の範囲で感材が定着処理され
ることが好ましく、pH5.2〜6.2の範囲がより好
ましい。特にpH5.0以上では定着液の亜硫酸臭がな
く、作業環境に適している。
【0009】定着剤としてはチオ硫酸ナトリウムが環境
問題を考えたときに好ましい。定着剤の使用量は適宜変
えることができ、定着液には硬膜剤として作用する水溶
性アルミニウム塩を含まないほうが好ましい。定着液に
は酒石酸、クエン酸、グルコン酸、マレイン酸あるいは
それらの誘導体を単独であるいは2種以上用いることが
できる。本発明の処理方法として定着促進のために特開
平1−4739号、特開平3−101728号に記載の
方法を用いることができる。
【0010】本発明に用いられる現像液の主薬としては
ヒドロキシベンゼン類、アミノフェノール類、フェニレ
ンジアミン類が好ましく、レダクトン類はさらに好まし
い。ヒドロキシベンゼン類の中でも特にハイドロキノン
は好ましく用いられる。現像液の補充量は無補充から1
5ミリリットル/4ツサイズまでが好ましいが、さらに
5ミリリットル/4ツサイズから10ミリリットル/4
ツサイズまでが本技術に最も好ましい態様である。
【0011】本発明に使用する現像液に特に好ましく用
いられるレダクトン類は、エンジオール型(Endiol)、
エナミノール型(Enaminol)、エンジアミン型(Endiam
in)、チオールエノール型(Thiol-Enol)およびエナミ
ン−チオール型(Enamin-Thiol)が化合物として一般に
知られている。これらの化合物の例は米国特許第2,6
88,549号、特開昭62−237443号などに記
載されている。これらのレダクトン類の合成法もよく知
られており、例えば野村次男と大村浩久共著「レダクト
ンの化学」(内田老鶴圃新社1969年)に記載に述べ
られている。次に本発明に用いられるレダクトン類の特
に好ましい具体例をあげる。
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】
【化9】
【0019】
【化10】
【0020】本発明に用いられるレダクトン類はリチウ
ム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩
の形でも使用できる。これらのレダクトン類は、現像液
1リットル当り1〜100g、好ましくは5〜80g用
いるのが好ましい。
【0021】本発明の一般式(I)のレダクトン類を含
有する現像液は、一般式(II)であらわされる3−ピラ
ゾリドン系化合物を含有していることが望ましい。一般
式(II)
【0022】
【化11】
【0023】ここで、R、R1 、R2 、R3 、R4 、R
5 は互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素
原子、置換又は無置換の炭素数1〜4のアルキル基、ア
リール基、アラルキル基を表わす。
【0024】本発明に用いる3−ピラゾリドン系化合物
としては、1−フェニル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾ
リドン、1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−
3−ピラゾリドン、1−フェニル−5−メチル−3−ピ
ラゾリドン、1−p−アミノフェニル−4,4−ジメチ
ル−3−ピラゾリドン、1−p−トリル−4,4−ジメ
チル−3−ピラゾリドン、1−p−トリル−4−メチル
−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンなどがあ
る。3−ピラゾリドン系化合物は通常0.001モル/
リットル〜1.2モル/リットルの量で用いられるのが
好ましい。
【0025】本発明に用いられる特に好ましいレダクト
ン類の中では、アスコルビン酸またはその光学異性体で
あるエリソルビン酸が最も優れている。これらのレダク
トン類による現像液では、炭酸塩を0.2モル/リット
ル以上0.8モル/リットル未満含有していることが好
ましい。特に0.3モル/リットル以上0.6モル/リ
ットル未満の炭酸塩をアスコルビン酸またはエリソルビ
ン酸現像液に使用することが廃液削減のために好まし
い。
【0026】本発明では、現像液に銀汚れ防止剤として
一般式(III) または(IV)であらわされる化合物を使用
することが、低補充化を達成する上でより好ましい。一
般式(III)
【0027】
【化12】
【0028】一般式(IV)
【0029】
【化13】
【0030】ここで、R1 、R2 は各々、水素原子また
は炭素数1〜3のアルキル基またはフェニル基をあらわ
す。R3 、R4 は各々、水素原子または炭素数1〜3の
アルキル基をあらわす。mは0、1、または2である。
5 はヒドロキシル基、アミノ基、または炭素数1〜3
のアルキル基をあらわす。Mは水素原子、アルカリ金属
原子、またはアンモニウム基をあらわし、Xは水素原
子、炭素数1〜3のアルキル基、スルホニル基、アミノ
基、アシルアミノ基、ジメチルアミノ基、アルキルスル
ホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基をあらわ
す。一般式(III)の好ましい化合物例としては、以下の
ものがあげられる。
【0031】
【化14】
【0032】一般式(IV)の好ましい化合物例としては
以下のものがあげられる。
【0033】
【化15】
【0034】一般式(III)および(IV)の化合物の現像
液(使用液)における好ましい濃度は0.01ミリモル
〜50ミリモル/リットル、より好ましくは0.05ミ
リモル〜10ミリモル/リットル、特に0.1ミリモル
〜5ミリモル/リットルである。
【0035】本発明では、銀汚れ防止剤として、一般式
(V)および(VI)の化合物を使用することもできる。
一般式(V)
【0036】
【化16】
【0037】式中R1 、R2 は各々水素原子、アルキル
基、アリール基、アラルキル基、ヒドロキシ基、メルカ
プト基、カルボキシ基、スルホ基、ホスホノ基、ニトロ
基、シアノ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、ス
ルファモイル基又はアルコキシ基を表わし、R1 、R2
の炭素数の和は2〜20である。またR1 、R2 が連結
して飽和の環構造を形成しても良い。一般式(VI)
【0038】
【化17】
【0039】式中Xは水素原子又はスルホン酸基を表わ
す。M1 は水素原子又はアルカリ金属原子を表わし、M
2 は水素原子、アルカリ金属原子又はアンモニウム基を
表わす。一般式(V)で表わされる本発明の化合物の具
体例を示すが、本発明の範囲はこの化合物に限定される
ものではない。
【0040】
【化18】
【0041】
【化19】
【0042】一般式(VI)で表わされる化合物の具体例
を示すが、本発明の範囲はこの化合物に限定されるもの
ではない。
【0043】
【化20】
【0044】本発明の一般式(V)および一般式(VI)
の化合物の現像液(使用液)における好ましい濃度は
0.01ミリモル〜50ミリモル/リットル、より好ま
しくは0.05ミリモル〜10ミリモル/リットル、特
に好ましくは0.1ミリモル〜5ミリモル/リットルで
ある。
【0045】本発明の銀汚れ防止剤の使用方法として最
も有効な方法は一般式(III) または(IV)の化合物と一
般式(V)または(VI)の化合物を併用するのが好まし
い。一般式(III) または(IV)の化合物の現像液(使用
液)における添加量(モル/リットル)と、一般式
(V)または(VI)の化合物の添加量(モル/リット
ル)の比は、100:1〜1:1の範囲、好ましくは5
0:1〜2:1の範囲、特に30:1〜5:1の範囲で
あることが良い。一般式(III) 〜(VI)の化合物の現像
液(使用液)における好ましい濃度は、それらの総量と
して0.05〜10ミリモル/リットル、特に好ましく
は0.1ミリモル〜5ミリモル/リットルである。
【0046】本発明に用いる現像液には現像促進のため
にアミノ化合物を含有してもよい。特に特開昭50−1
06244号、特開昭61−267759号、特開平2
−208652号に記載のアミノ化合物を用いてもよ
い。
【0047】臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑
制剤;ジメチルホルムアミド、メチルセロソルブ、ヘキ
シレングリコール、エタノール、メタノールの如き有機
溶剤;ベンツトリアゾール誘導体としては5−メチルベ
ンツトリアゾル、5−ブロムベンツトリアゾール、5−
クロルベンツトリアゾール、5−ブチルベンツトリアゾ
ール、ベンツトリアゾール等があるが特に5−メチルベ
ンツトリアゾールが好ましい。ニトロインダゾールとし
ては5ニトロインダゾール、6−ニトロインダゾール、
4ニトロインダゾール、7ニトロインダゾール、3シア
ノ−5−ニトロインダゾール等があるが特に5−ニトロ
インダゾールが好ましい。更に必要に応じて色調剤、界
面活性剤、硬水軟化剤、硬膜剤などを含んでもよい。
【0048】現像液中のキレート剤としてはエチレンジ
アミンジオルトヒドロキシフェニル酢酸、ジアミノプロ
パン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレ
ンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、エチ
レンジアミン二酢酸、エチレンジアミン二プロピオン
酸、イミノ二酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒド
ロキシエチルイミノ二酢酸、1,3−ジアミノプロパノ
ール四酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、トランス
シクロヘキサンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢
酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジア
ミンテトラキスメチレンホスホン酸、ジエチレントリア
ミンペンタメチレンホスホン酸、ニトリロトリメチレン
ホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸、1,1−ジホスホノエタン−2−カルボン
酸、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン
酸、1−ヒドロキシ−1−ホスホノプロパン−1,3,
3−トリカルボン酸、カテコール−3,4−ジスルホン
酸、ピロリン酸ナトリウム、テトラポリリン酸ナトリウ
ム、ヘキサメタリン酸ナトリウムが挙げられ、特に好ま
しくは例えばジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレ
ンテトラミン六酢酸、1,3−ジアミノプロパノール四
酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシ
エチルエチレンジアミン三酢酸、2−ホスホノブタン−
1,2,4−トリカルボン酸、1,1−ジホスホノエタ
ン−2−カルボン酸、ニトリロトリメチレンホスホン
酸、エチレンジアミンテトラホスホン酸、ジエチレント
リアミンペンタホスホン酸、1−ヒドロキシプロピリデ
ン−1,1−ジホスホン酸、1−アミノエチリデン−
1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−
1,1−ジホスホン酸やこれらの塩がある。
【0049】本発明の現像液のpHは8.5から11ま
での範囲のものが好ましい。さらに好ましくはpH9か
ら10.5までの範囲である。pHの設定のために用い
るアルカリ剤には水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、第三リン酸ナトリウ
ム、第三リン酸カリウムのようなpH調節剤を含む。そ
れ以外に特開昭60−93433号に記載のpH緩衝剤
を用いることができる。米国特許第5236816に記
載の炭酸塩によるpH緩衝作用は特に有効であり、本発
明でも0.2モル/リットル以上0.8モル/リットル
未満、特に0.3モル/リットル以上0.5モル/リッ
トル未満添加することが好ましい。本発明の現像液に用
いる亜硫酸塩の保恒剤としては亜硫酸ナトリウム、亜硫
酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモニウム、重
亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウムなどがある。
亜硫酸塩は0.01モル/リットル以上、特に0.02
モル/リットル以上が好ましい。また、上限は2.5モ
ル/リットルまでとするのが好ましい。この他 L.F.A.
メイソン著「フォトグラフィック・プロセシング・ケミ
ストリー」、フォーカル・プレス刊(1966年)の2
26〜229頁、米国特許第2,193,015号、同
2,592,364号、特開昭48−64933号など
に記載のものを用いてもよい。
【0050】一般に、現像液中には、pH緩衝剤等とし
て、ホウ酸化合物(例えばホウ酸、ホウ砂)を用いる事
が多いが、本発明のレダクトン類含有現像液中には、ホ
ウ酸化合物を実質的に含有しない事が好ましい。
【0051】次に、本発明に好ましく用いられるハロゲ
ン化銀写真感光材料について説明する。本発明の写真感
光材料の感度については、前述の通りであるが、写真感
光材料に含有される銀量は、支持体の両側の合計として
3.0g/m2以下である必要がある。感材中の銀量が
3.0g/m2より多いと、本発明の目的である環境負荷
の低減が達成されなくなる。支持体の両側に含有される
銀量の合計は、好ましくは2.6g/m2以下、特に2.
4g/m2以下であることがより好ましい。
【0052】本発明の感材には、必要に応じてハロゲン
化銀乳剤層以外に親水性コロイド層を有することがで
き、公知の方法に準じて表面保護層を設けることが好ま
しい。乳剤層を含む親水性コロイド層を有する側のゼラ
チン量は2.0g/m2以上3.2g/m2未満の範囲にあ
ることが好ましく、特に2.2g/m2以上3.0g/m2
未満の範囲に設定されることが望ましい。本発明の感材
のメルティング・タイムは20分以上100分以下に設
定されていることが好ましい。本発明書でいうメルティ
ング・タイムの測定方法は特開昭63−221341号
に記載の方法に従う。また、本発明の写真感光材料の親
水性コロイド層は、公知の硬膜剤により水中での膨潤率
が100%以上300%未満、特に150%以上250
%以下に設定されていることが好ましい。本発明でいう
膨潤率とは特開昭58−111933号に記載されてい
るのと同一の定義によるものである。
【0053】次に本発明で用いる乳剤粒子について説明
する。乳剤中のハロゲン化銀粒子は立方体、八面体のよ
うな規則的な結晶形を有するものでもよく、球状、板
状、じゃがいも状のような不規則な結晶形を有するもの
でもよく、種々の結晶形の粒子の混合からなりたってい
てもよい。本発明のハロゲン化銀粒子の組成としては、
沃臭化銀、臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀、沃塩化銀、
塩化銀のいずれであってもよいが、高感度で迅速処理性
にすぐれるという観点から沃化銀含量が0.6モル%以
下の沃臭化銀、塩化銀含量が20モル%以上100モル
%未満、特に50モル%以上99モル%未満の沃臭塩化
銀、塩臭化銀であることが望ましい。
【0054】本発明にとって単分散乳剤の利用は好まし
い態様である。単分散乳剤の製法は公知であり例えば
J. Photo. Sci.12,242〜251(1963)、
特公昭48−36890号、特公昭52−16364
号、特開昭55−142329号、特開昭57−179
835号などに記載されている技術を適宜利用しうる。
本発明の乳剤はコア・シェル型乳剤であってもよい。コ
ア・シェル型乳剤に関しては特開昭54−48521号
などにより公知である。
【0055】平板状粒子は本発明に対し好ましく用いら
れる。平板粒子に関しては、RESEARCH DISCLOSURE 22
5巻 Item 22534、20〜58、1月号(198
3)および特開昭58−127921号、特開昭58−
113926号、特開昭58−113927号、特開昭
58−113928号、米国特許第4439520号を
参照することができる。
【0056】本発明の平板状乳剤の投影面積直径は0.
3〜2.0μm、特に0.5〜1.2μmであることが
好ましい。粒子の厚みは0.05〜0.3μm、特に
0.1〜0.25μmの粒子が好ましく、アスペクト比
としては3以上20未満、特に5以上12未満のものが
好ましい。平板状粒子の中でも単分散平板粒子はとりわ
け有用な粒子である。本発明でいう単分散平板粒子の構
造および製造方法の詳細は特開昭63−151618
号、特開平1−158426号の記載に従う。
【0057】本発明の感材に用いられるハロゲン化銀乳
剤として、最も好ましいのは塩臭化銀および/または塩
化銀平板乳剤である。塩臭化銀および/または塩化銀平
板乳剤には、晶壁として主に(111)面を有する乳剤
と、主に(100)面を有する乳剤とが知られている。
(111)塩臭化銀平板乳剤としては、特公昭64−8
325、同64−8326、特開昭62−11193
6、特開昭62−163046などが公知である。一
方、(100)塩臭化銀平板としては、特開昭51−8
8017、特公昭64−8323、EP特許05343
95A1などに記載されている。しかし、粒子サイズ分
布が狭く高感度であるという理由で特願平5−2872
26および特願平5−271057に記載の技術が特に
望ましく、特願平5−316677にあるような(10
0)塩化銀平板粒子とアスコルビン酸現像処理の組み合
わせも好ましい態様である。
【0058】本発明の感材に用いられる各種添加剤に関
しては、特に制限はなく例えば以下の該当箇所に記載の
ものを用いることができる。 項 目 該 当 箇 所 1)化学増感方法 特開平2−68539号公報第10頁右上欄13行目か ら同左上欄16行目、特願平3−105035号。 2)カブリ防止剤 特開平2−68539号公報第10頁左下欄17行目か および安定剤 ら同第11頁左上欄7行目および同第3頁左下欄2行目 から同第4頁左下欄。 3)色調改良剤 特開昭62−276539号公報第2頁左下欄7行目か ら同第10頁左下欄20行目、特開平3−94249号 公報第6頁左下欄15行目から第11頁右上欄19行目 。 4)分光増感色素 特開平2−68539号公報第4頁右下欄4行目から同 第8頁右下欄。 5)界面活性剤 特開平2−68539号公報第11頁左上欄14行目か 帯電防止剤 ら同第12頁左上欄9行目。 6)マット剤、滑り剤 特開平2−68539号公報第12頁左上欄10行目か 可塑剤 ら同右上欄10行目、同第14頁左下欄10行目から同 右下欄1行目。 7)親水性コロイド 特開平2−68539号公報第12頁右上欄11行目か ら同左下欄16行目。 8)硬膜剤 特開平2−68539号公報第12頁左下欄17行目か ら同第13頁右上欄6行目。 9)クロスオーバー 特開平2−264944号公報第4頁右上欄20行目か カット法 ら同第14頁右上欄。 10)染料、媒染剤 特開平2−68539号公報第13頁左下欄1行目から 同第14頁左下欄9行目。同3−24537号公報第1 4頁左下欄から同第16頁右下欄。 11)ポリヒドロキシ 特開平3−39948号公報第11頁左上欄から同第1 ベンゼン類 2頁左下欄、EP特許第452772A号公報。
【0059】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明の実施態様はこれに限定されるものではな
い。 実施例1 乳剤Aの調製 反応容器にゼラチン水溶液1200ml(メチオニン含率
が約40μモル/gの脱イオン化アルカリ処理骨ゼラチ
ン18gを含み、pH4.3)を入れ、温度を38℃に
保ちながらAg−1液(100ml中にAgNO3 20
g、該ゼラチン0.8g、HNO3 lN液0.2mlを含
む)とX−1液(100ml中にNaCl6.9g、該ゼ
ラチン0.8g、NaOHlN液0.3mlを含む)を2
4ml/分で12mlだけ同時混合添加した。2分間攪拌し
た後、Ag−2液(100ml中にAgNO3 を2g、該
ゼラチン0.8g、HNO3 lN液0.2mlを含む)と
X−2液(100ml中にKBr 1.4g、該ゼラチン
0.8g、NaOHlN液0.2mlを含む)を31ml/
分で20mlだけ同時混合添加した。2分間攪拌した後、
Ag−1液とX−1液を48ml/分で36mlだけ同時混
合添加した。NaCl−1液(100ml中にNaCl
10gを含む)を20ml加え、pHを4.8とし、温度
を75℃に昇温した。20分間熟成した後、温度を60
℃に下げ、pHを5.0とした後、銀電位130mVでA
g−3液(100ml中にAgNO3 10gを含む)とX
−3液(100ml中にNaCl 3.6gを含む)をC.
D.J.(controlled double jet)添加した。添加開始時の
流量は7ml/分で1分間に0.1ml/分ずつ流量を加速
添加し、Ag−3液を400ml添加した。引き続いて平
均粒子サイズ0.04μmのAgBr微粒子0.059
モルを5分間かけて添加した。その後、2Nのチオシア
ン酸カリウム溶液を8.5cc添加して粒子形成を終了し
た。得られた粒子は(100)面を主表面とする長方形
〜正方形の形をした平板状粒子で、臭化銀含有量が1
7.3モル%の高塩化銀粒子であった。
【0060】沈降剤を添加し、温度を30℃に下げ、沈
降水洗し、ゼラチン水溶液を加え、38℃でpH6.
2、pCl 3.0に調節した。該乳剤の一部を採取
し、該粒子の電子顕微鏡写真像を観察した。該粒子の形
状特性値は次の通りであった。(アスペクト比2以上の
(100)平板状粒子の全投影面積/全AgX粒子の投
影面積和)=0.91、アスペクト比2以上の(10
0)平板状粒子の平均アスペクト比(平均直径/平均厚
さ)=3.7、アスペクト比2以上の(100)平板状
粒子の平均直径=0.75μm、(アスペクト比2以上
でエッジ比1〜1.4の(100)平板状粒子の全投影
面積和/全AgX粒子の投影面積の和)=0.86、
(アスペクト比2以上の(100)平板状粒子を大きい
方から全投影面積の70%までを取り出した時、その粒
子の直径分布の変動係数)=0.055、平均厚さ=
0.21μm。
【0061】この後、凝集沈降法により可溶性塩類を除
去した。再び40℃に昇温してゼラチン7.5g、フェ
ノキシエタノール0.6gおよび増粘剤としてポリスチ
レンスルフォン酸ナトリウム0.2gを添加し、苛性ソ
ーダにてpH6.2、pAg7.8に調節した。この様
にして作成した乳剤を、攪拌しながら58℃に保った状
態でチオスルフォン酸化合物−Iを1×10-5モル/モ
ルAg添加し、次に引き続き増感色素−Iを8×10-4
モル/モルAg添加した。
【0062】
【化21】
【0063】
【化22】
【0064】チオ硫酸ナトリウムとセレン化合物−Iと
塩化金酸およびチオシアン酸カリウムを添加し、最適に
化学増感を行なったあと35℃に冷却し、本発明の乳剤
Aを作製した。
【0065】
【化23】
【0066】支持体Xの調製 下塗層染料分散物Aの調製 下記の染料−Iを特開昭63−197943号に記載の
方法でボールミル処理した。
【0067】
【化24】
【0068】水434mlおよび Triton X−200界面
活性剤(TX−200)の6.7%水溶液791mlとを
2リットルのボールミルに入れた。染料20gをこの溶
液に添加した。酸化ジルコニウム(ZrO2)のビーズ4
00ml(2mm径)を添加し、内容物を4日間粉砕した。
この後、12.5%ゼラチン160gを添加した。脱泡
したのち、濾過によりZrO2 ビーズを除去した。得ら
れた染料分散物を観察したところ、粉砕された染料の粒
径は直径0.05〜1.15μmにかけての広い分野を
有していて、平均粒径は0.37μmであった。さら
に、遠心分離操作をおこなうことで0.9μm以上の大
きさの染料粒子を除去した。こうして染料分散物Aを得
た。
【0069】支持体の調製 二軸延伸された厚さ175μmの青色に着色したポリエ
チレンテレフタレートフィルム上にコロナ放電処理をお
こない、下記の組成より成る第1下塗液を塗布量が4.
9cc/m2となるようにワイヤーバーコーターにより塗布
し、185℃にて1分間乾燥した。次に反対面にも同様
にして第1下塗層を設けた。 ・ブタジエン−スチレン共重合体ラテックス溶液 (固形分40%ブタジエン/スチレン重量比=31〜69) 158cc ・2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウム 塩4%溶液 41cc ・蒸留水 300cc 上記の両面の第1下塗層上に下記の組成からなる第2の
下塗層を塗布量が下記に記載の量となるように片側ず
つ、両面にワイヤー・バーコーター方式により165℃
で塗布、乾燥した。 ・ゼラチン 160mg/m2 ・染料分散物A(染料固形分として) 8mg/m2 ・C12H25O(CH2CH2O)10H 1.8mg/m2 ・プロキセル 0.27mg/m2 ・マット剤 平均粒径2.5μmのポリメチルメタクリレート2.5mg/m2 このようにして、クロスオーバーカット層を含む支持体
を調製した。
【0070】乳剤塗布液の調製 乳剤Aのハロゲン化銀1モルあたり下記の薬品を添加し
て塗布液とした。 ・2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ −1,3,5−トリアジン 72mg ・デキストラン(平均分子量3.9万) 18.5g ・ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(平均分子量60万) 1.8g ・ゼラチン 各塗布試料について、乳剤層のゼラチン塗布量 が1.6g/m2となるように添加量を調整した。 ・硬膜剤 1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン 3.2g
【0071】
【化25】
【0072】表面保護層は各成分が下記の量となるよう
に調製準備した。 保護層塗布液 ・ゼラチン 800g ・デキストラン(平均分子量3.9万) 200g ・C1633O(CH2 CH2 O)10H 39g ・C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)SO3Na 1.6g ・C8 17SO3 K 7g ・ポリメチルメタクリレート粒子(平均粒径3.7μm) 91g ・プロキセル 0.7g ・ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量4.1万) 45g ・ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(平均分子量60万) 3g ・NaOH 1.6g ・C8H17C6H4(OCH2CH2)3SO3Na 24g
【0073】
【化26】
【0074】・蒸留水を加えて14リットルにして完成
【0075】写真材料の調製 先に調製した乳剤、および表面保護層の塗布液を同時押
し出し法により前述の支持体Xの両面に同一条件で逐次
塗布した。なお保護層のゼラチン量は0.75g/m2
した。塗布銀量は、支持体の片側あたり1.2g/m
2(両面2.4g/m2)となるように調整した。こうし
て写真材料を調製完了した。得られた写真材料に関し
て、特開昭58−11193号記載の手段と定義にした
がって膨潤率を測定したところ、180%であった。
【0076】自動現像機によるランニングおよび処理剤 自動現像機として富士写真フイルム(株)製のFPM−
800Aを用いて、処理時間210秒で処理した。ラン
ニング条件は前述した写真材料を1日あたり4ツ切サイ
ズ40枚処理し、週5日運転で4週間ランニングを行っ
た。現像温度、定着温度は共に35℃で1日8時間運転
した。該写真材料の露光は黒化率40%に設定した。現
像液は下記の組成とした。使用にあたっては、この組成
を希釈することなくそのまま補充した。補充量は4ツ2
0枚に対して100mlとした。
【0077】 現像液(1リットル処方) ジエチレントリアミン5酢酸 4g K2 CO3 (表−1中に炭酸イオン濃度で記載) 亜硫酸ナトリウム 30g ハイドロキノン(表−1中、HQで記載) 0.3mol またはL−アスコルビン酸(表−1中、L−AAで記載) KBr 0.5g 5−メチルベンツトリアゾール 60mg 4−メチル−4−ヒドロキシメチル−1−フェニル−3− ピラゾリドン 4g
【0078】
【化27】
【0079】液のpHは酢酸と苛性ソーダにて9.50
に調整した。定着液は下記の組成とした。使用にあたっ
ては、この組成を希釈することなくそのまま補充した。
補充量は表−1に記載したとうりである。補充は4ツ2
0枚あたり1回とした。 定着液(1リットル処方) エチレンジアミン4酢酸 25mg チオ硫酸ナトリウム 290g 重亜硫酸ナトリウム (表−1中に亜硫酸イオン濃度として記載) NaOH 2.4g 液のpH、補充量は表−1に記載した。
【0080】
【表1】
【0081】銀汚れの程度の評価は、○が『汚れが全く
無い』、△が『汚れはあるが銀が沈殿していない』、×
は『銀が沈殿している』、と分類した。○〜△が処理シ
ステムとして許容されるレベルである。
【0082】写真性能の評価。 該写真材料を富士写真フイルム(株)社製のXレイオル
ソスクリーンHG−Mを使用して両側から0.05秒の
露光を与え、感度の評価を行った。感度評価用の写真材
料の処理は、各処理液ごとにランニング前とランニング
終了後の2回にわたり行われ、処理実験1でのランニン
グ前の処理によって得られた感度を100として、濃度
1.0を与える露光量の比の逆数で示した。上記定着銀
汚れと写真性能の評価結果を表−2にまとめた。
【0083】
【表2】
【0084】結果 比較例1〜3から判るように4ツ切サイズ1枚15ml以
下に低補充化していくと、感材が定着槽に持ち込む現像
液の混入のために銀汚れが生じた。本発明例5〜6は亜
硫酸イオン濃度が0.35モル/リットルであるため、
10mlまで低補充化しても銀汚れは許容される程度であ
った。また5mlまで低補充化した場合、本発明8のよう
に現像液の現像主薬をハイドロキノンからL−アスコル
ビン酸に置換すると定着槽の銀汚れが非常に良いレベル
に保たれ、ランニング前後の写真性能が著しく向上し
た。本発明9、10のように現像液の炭酸塩濃度を低減
すると、写真性能の優位性が失われるものの満足できる
写真性と銀汚れのレベルであった。本発明7〜10の定
着液は初期pHが5.2であり、定着液の亜硫酸臭がほ
ぼなくなった。なお、ランニングの結果、本発明例5〜
10のランニング後の定着液pHは5.5〜6.5の範
囲であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 5/38 G03C 5/395 G03C 5/29

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アスペクト比3以上20未満の平板状乳剤
    を含有する層を支持体の両面に有するハロゲン化銀感光
    材料を、現像液および定着液を補充しながら自動現像機
    で処理する方法において、定着液の補充量が、775c
    m2の前記感光材料あたり15ミリリットル以下であ
    り、前記定着液中に亜硫酸イオンが、1リットルあたり
    0.3モル以上含有されており、かつ、前記現像液の現
    像主薬がレダクトン類であることを特徴とするハロゲン
    化銀感光材料の処理方法。
  2. 【請求項2】現像液の現像主薬が、下記一般式(I)で
    表されるレダクトン類であることを特徴とする請求項1
    に記載のハロゲン化銀感光材料の処理方法。 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子または水酸基であり、nは1から
    4の整数である。
  3. 【請求項3】アスペクト比3以上20未満の平板状乳剤
    を含有する層を支持体の両面に有するハロゲン化銀感光
    材料を現像液および定着液を補充しながら自動現像機で
    処理する方法において、定着液の補充量が、775cm
    2の前記感光材料あたり15ミリリットル以下であり、
    定着液中に亜硫酸イオンが、1リットルあたり0.3モ
    ル以上含有されており、かつ、前記支持体の両面の銀量
    の合計が、3.0g/m2以下であることを特徴とする
    ハロゲン化銀感光材料の処理方法。
  4. 【請求項4】現像液中に炭酸イオンが1リットルあたり
    0.2モル以上含有されていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のハロゲン化銀感光材料の
    処理方法。
  5. 【請求項5】定着液のpHが5.0以上、6.5以下の
    範囲でハロゲン化銀感光材料が定着処理されることを特
    徴とする請求項4に記載のハロゲン化銀感光材料の処理
    方法。
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