JP3475035B2 - 天井断熱材の施工方法 - Google Patents

天井断熱材の施工方法

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JP3475035B2
JP3475035B2 JP04349697A JP4349697A JP3475035B2 JP 3475035 B2 JP3475035 B2 JP 3475035B2 JP 04349697 A JP04349697 A JP 04349697A JP 4349697 A JP4349697 A JP 4349697A JP 3475035 B2 JP3475035 B2 JP 3475035B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井断熱材の施工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井断熱材の施工方法として
は、天井梁に吊木および野縁受けを介して野縁を取り付
けて天井下地を形成しておき、この天井下地上に、適宜
の大きさに切断した天井断熱材を敷設する方法が知られ
ている。
【0003】また、他の施工方法としては、矩形状に枠
組みした枠体に天井断熱材を組み込んで天井フレームを
構成しておき、この天井フレームを、天井梁に取り付け
ることで、天井断熱材および天井下地を一挙に施工する
方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、天井断熱材を
敷設する施工方法の場合、天井梁の梁下部分は、野縁と
の間の間隙が狭いので、天井断熱材を、この間隙の隅の
方まで隙間無く敷設することが困難となる。特に、天井
梁の梁下には、野縁を取り付けるために吊木および野縁
受けなどが設けられているため、これら吊木や野縁受け
などが邪魔となって、天井断熱材の敷設作業は、いっそ
う困難なものとなる。したがって、この施工方法の場
合、天井梁の下の部分に天井断熱材の途切れによって熱
橋が形成され、断熱効率が悪くなるといった不都合を生
じることとなる。
【0005】また、天井下地を形成してからこの天井下
地上に天井断熱材を敷設するので、小屋裏からの施工と
なり、施工作業が困難になるといった不都合を生じるこ
ととなる。
【0006】一方、天井フレームを取り付ける施工方法
の場合、天井フレーム自身が嵩張るので、輸送や保管に
場所を取り、物流コストや保管費用が嵩むといった不都
合を生じることとなる。また、あらかじめ天井フレーム
として構成されているため、寸法違いなどを生じた場合
に、現場ですぐに寸法を修正して対応するといったこと
が出来ず、現場加工性に不都合を生じることとなる。さ
らに、複数の天井フレームを接続して天井下地が形成さ
れることとなるため、優れた施工精度が得られないとい
った不都合を生じることとなる。
【0007】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、物流コストおよび保管費用が嵩むことも無
く、優れた施工性、断熱性を得ることができる天井断熱
材の施工方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の天井断熱材の施工方法は、天井梁の梁下に沿
って、この梁下に合致した形状の梁下用断熱材を貼設す
る梁下用断熱材貼設工程と、この天井梁の梁下に梁下用
断熱材を貼設した後、天井梁に野縁を取り付ける野縁取
付工程と、天井梁に貼設された梁下用断熱材の部分を除
く野縁上に野縁用断熱材を敷設して、梁下野縁上の空間
に梁下用断熱材と野縁用断熱材とを隙間無く設ける野縁
用断熱材敷設工程とを具備したものである。
【0009】また、上記施工方法において、梁下用断熱
材および野縁用断熱材が、繊維状断熱材を樹脂フィルム
で被覆して形成されたものとなされたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1ないし図4は天井断熱材1の施工方法
の各工程を示し、図5は施工完了状態の断面を示し、図
6は施工に使用される梁下用断熱材1aおよび野縁用断
熱材1bを示している。
【0012】すなわち、この天井断熱材1の施工方法
は、梁下用断熱材貼設工程、野縁取付工程、野縁用断熱
材敷設工程を具備している。
【0013】天井断熱材1は、図6に示すように、繊維
状断熱材11を樹脂フィルム12で被覆して構成されて
いる。この天井断熱材1は、その形状によって梁下用断
熱材1aと、野縁用断熱材1bとの二種類に別れてい
る。このうち、梁下用断熱材1aは、天井梁2の梁下2
1のフランジ幅に略合致する幅で1m程度の適宜の長さ
に形成されている。また、梁下用断熱材1aには、両面
テープ13が設けられており、この両面テープ13を介
して天井梁2の梁下21に貼設できるようになされてい
る。一方、野縁用断熱材1bは、樹脂フィルム12の側
面および上面に、空気抜き用の通気孔10が形成されて
いる。また、野縁用断熱材1bは、1m×1m、1m×
50cm、50cm×50cmの三種類の寸法のものが
用意され、それぞれ、敷設する面積の収まりを考えて適
宜に組み合わせて使用される。
【0014】次に、この天井断熱材1の施工方法につい
て説明する。
【0015】図1に示すように、天井梁2には、ブレー
ス22が掛け渡され、小屋組全体が補強されている。ま
ず、施工に当たって、天井梁2には、吊木3を介して野
縁受け4を取り付けた状態としておく。
【0016】次に、梁下用断熱材貼設工程では、図2に
示すように、梁下用断熱材1aに設けられた両面テープ
13を介して天井梁2の梁下21に、梁下用断熱材1a
を貼り付ける。この際、梁下用断熱材1aは、野縁受け
4に押し付けながら貼り付け、図5に示すように、この
野縁受け4側に密着した状態とする。
【0017】ついで、野縁取付工程では、図3に示すよ
うに、野縁受け4に野縁5を取り付ける。この状態で、
最も施工し難い天井梁2の梁下21と野縁5との狭い間
隙の部分に、隙間無く梁下用断熱材1aを設けた状態と
することができる。
【0018】そして、野縁用断熱材敷設工程では、図3
および図4に示すように、天井梁2に貼設された梁下用
断熱材1aの部分を除く野縁5上に、天井断熱材1bを
敷設する。この際、野縁用断熱材1bは、図5に示すよ
うに、通気孔10が上側となるようにして敷設する。ま
た、野縁用断熱材1bは、既に天井梁2の梁下21に梁
下用断熱材1aが設けられているので、単に野縁5と野
縁5との間から押し込むようにして野縁5上に敷き詰め
るだけで簡単に施工することができる。さらに、通常、
天井梁2には、ブレース22が掛け渡されているため、
このように、野縁5と野縁5との間から押し込むように
して室内側から野縁用断熱材1bを敷き詰めることがで
きることで、ブレース22が邪魔になるようなこともな
く簡単に作業を行うことができ、特に、施工作業全体を
通して一貫して室内側から施工作業を行うことができ、
効率良く施工することができる。
【0019】また、このように室内側からの施工作業を
行う場合、頭上の位置で梁下用断熱材1aおよび野縁用
断熱材1bを取り扱うこととなり、繊維状断熱材11を
構成する断熱繊維が飛散して頭上から被ってしまうとい
ったことが懸念されるが、梁下用断熱材1aおよび野縁
用断熱材1bは、繊維状断熱材11を樹脂フィルム12
で被覆して形成しているので、このような断熱繊維の飛
散による作業環境の悪化を防止することができる。
【0020】しかし、そうだからといって、繊維状断熱
材11の両面を防水紙(図示省略)で挟持した従来から
の天井断熱材1による施工作業が無理だと言うのではな
く、作業員が保護メガネやマスクなどの防塵対策をして
いれば、このような従来の天井断熱材1を使用して施工
することもできる。ただし、天井断熱材1の形状として
は、上述したような梁下用断熱材1aおよび野縁用断熱
材1bの形状に形成されたものでなければならない。
【0021】このように、この施工方法によると、天井
梁2の梁下21に梁下用断熱材1aを貼設した後、野縁
5を取り付けるので、天井梁2に取り付けられる吊木3
や野縁受け4が邪魔になることなく、天井梁2と野縁5
との狭い間隙に隙間無く梁下用断熱材1aを敷設するこ
とができる。そして、この梁下用断熱材1aを敷設した
後、この部分を除く野縁5上の部分に野縁用断熱材1b
を敷設するだけなので、梁下用断熱材1aおよび野縁用
断熱材1bを隙間無く簡単に施工することができる。し
たがって、梁下21の吊木3や野縁受け4によって熱橋
が形成されるのを防止して優れた施工性および断熱効果
が得られることとなる。
【0022】また、梁下用断熱材1aの施工、野縁5の
取り付け、野縁用断熱材1bの施工と、それぞれを個別
に行うため、現場での寸法変更などにも容易に対応する
ことができる。
【0023】なお、本実施の形態では、梁下用断熱材1
aおよび野縁用断熱材1bは、樹脂フィルム12の上面
および側面に通気孔10が形成されているが、この通気
孔10は、施工時に現場で穿孔しても良い。この場合、
梁下用断熱材1aおよび野縁用断熱材1bの輸送時およ
び保管時には、樹脂フィルム12内を真空吸引して嵩を
減らした状態としておくことができるので、輸送コスト
や保管費用の低減を図ることができることとなる。
【0024】また、本実施の形態では、野縁用断熱材1
bは、1m×1m、1m×50cm、50cm×50c
mの三種類の寸法のものと記載しているが、特にこのよ
うな三種類のものに限定されるものではなく、野縁5の
間隔や天井の大きさなどに応じた適宜のサイズに形成さ
れたものを使用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、梁
下用断熱材貼設工程で、天井梁の梁下に沿って、この梁
下に合致した形状の梁下用断熱材を貼設した後、野縁取
付工程で、天井梁に野縁を取り付けるので、この天井梁
に取り付けられる吊木や野縁受けが邪魔になることな
く、天井梁と野縁との狭い間隙に隙間無く断熱材を敷設
することができる。そして、この梁下の部分に断熱材を
敷設した後、野縁用断熱材敷設工程で、この梁下を除く
野縁上の部分に野縁用断熱材を敷設するだけなので、野
縁と野縁との隙間から押しこむようにして室内側から簡
単に野縁用断熱材を敷設して優れた施工性で天井断熱材
の施工を完了することができる。また、この野縁用断熱
材敷設工程で、梁下野縁上の空間に梁下用断熱材と野縁
用断熱材とを隙間無く設けることで、優れた断熱効果が
得られることとなる。また、この施工に使用する梁下用
断熱材と野縁用断熱材とは、その形状が異なるだけで、
従来から使用されている通常の断熱材を使用することが
できるので、輸送コストや保管費用が嵩むといったこと
も防止することができる。
【0026】また、請求項2記載の本発明によると、梁
下用断熱材および野縁用断熱材は、繊維状断熱材を樹脂
フィルムで被覆して形成しているので、繊維状断熱材を
構成する断熱繊維が飛散して作業環境を悪化してしまう
といったことを防止することができる。特に、本発明の
場合、室内側からの施工が行えるため、頭上の位置で断
熱材を取り扱うこととなるが、この場合、通常の断熱材
だと飛散した断熱繊維が直接上方から落下して頭から被
ることとなるが、このように樹脂フィルムで被覆するこ
とで、飛散した断熱繊維を頭から被ってしまうといった
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井断熱材の施工方法における梁下用断熱材貼
設工程前の状態であって、天井梁に吊木および野縁受け
を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図2】天井断熱材の施工方法における梁下用断熱材貼
設工程後の状態であって、天井梁の梁下に梁下用断熱材
を貼設した状態を示す斜視図である。
【図3】天井断熱材の施工方法における野縁取付工程後
の状態であって、天井梁に野縁を取り付けた状態を示す
斜視図である。
【図4】天井断熱材の施工方法による施工完了状態を示
す斜視図である。
【図5】天井断熱材の施工方法による施工完了状態にお
ける部分断面図である。
【図6】(a)および(b)は、天井断熱材の施工方法
に使用する梁下用断熱材および野縁用断熱材を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 天井断熱材 1a 梁下用断熱材 1b 野縁用断熱材 11 繊維状断熱材 12 樹脂フィルム 2 天井梁 21 梁下 5 野縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−59212(JP,U) 実開 昭60−130910(JP,U) 実開 平2−25616(JP,U) 実開 昭53−74112(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/00 E04B 1/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井梁の梁下に沿って、この梁下に合致
    した形状の梁下用断熱材を貼設する梁下用断熱材貼設工
    程と、 この天井梁の梁下に梁下用断熱材を貼設した後、天井梁
    に野縁を取り付ける野縁取付工程と、 天井梁に貼設された梁下用断熱材の部分を除く野縁上に
    野縁用断熱材を敷設して、梁下野縁上の空間に梁下用断
    熱材と野縁用断熱材とを隙間無く設ける野縁用断熱材敷
    設工程とを具備したことを特徴とする天井断熱材の施工
    方法。
  2. 【請求項2】 梁下用断熱材および野縁用断熱材が、繊
    維状断熱材を樹脂フィルムで被覆して形成されたものと
    なされた請求項1記載の天井断熱材の施工方法。
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