JP2000220266A - 棟換気部材 - Google Patents

棟換気部材

Info

Publication number
JP2000220266A
JP2000220266A JP11023767A JP2376799A JP2000220266A JP 2000220266 A JP2000220266 A JP 2000220266A JP 11023767 A JP11023767 A JP 11023767A JP 2376799 A JP2376799 A JP 2376799A JP 2000220266 A JP2000220266 A JP 2000220266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
ridge
cover
ventilation member
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11023767A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Fukushige
実 福重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Kimitsu Housing KK
Original Assignee
Ube Kimitsu Housing KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Kimitsu Housing KK filed Critical Ube Kimitsu Housing KK
Priority to JP11023767A priority Critical patent/JP2000220266A/ja
Publication of JP2000220266A publication Critical patent/JP2000220266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のような煩わしい作業を要せずに、現場
において容易に施工場所に合った勾配になし得ると共
に、その勾配を保持させ得る瓦屋根用棟換気部材を提供
することを課題とする。 【解決手段】 一側面側Aからその反対側面側Bに抜け
る多数の通気孔3を有する通気部材1、2を適宜間隔を
置いて並置し、それらの上に金属板製カバ−4を被装
し、前記カバ−4に折れ目7、7aを形成して成る。通
例、前記カバ−4を前記通気部材1、2の側面にまで延
ばし、また、前記折れ目7、7aを前記通気部材1、2
の端部に沿って入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓦屋根のノシ瓦の
下に配設して小屋裏内の換気を行うための瓦屋根用棟換
気部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人の有する特許第261034
2号(特開平2−272153号)において、棟方向に
延びる2つの通気部材21、22から成る、屋根の棟に
取り付けられて小屋裏から屋外への換気を行なうための
棟カバ−材20(図5)が開示されている。そこにおけ
る2つの通気部材21、22は、断面形状が山形となる
ように連結され、その状態において各通気部材21、2
2は上面から下面に向かって先細形状を呈するように形
成されると共に、一側面から他側面に抜ける多数の通気
孔23が設けられる。
【0003】また、同特許第2802292号(特開平
5−59799号)において、上記棟カバ−材を瓦屋根
面の棟部に取り付けて小屋裏内の換気を行うためのボッ
クス状換気部材が開示されている。それは、スカ−ト状
ボックス部材31と、スカ−ト状ボックス部材31の上
部に載置される棟カバ−材20とからなり、スカ−ト状
ボックス部材31はその天井部とスカ−ト部前面及び後
面の下部が開口され、スカ−ト部側面の上部及びスカ−
ト部前面及び後面の上部は前記棟カバ−材20の内面形
状に対応した棟カバ−材受片32を有するものである
(図6)。
【0004】上記棟カバ−材20とボックス状換気部材
を用いた棟換気装置の施工に当っては、設置部分の瓦桟
35を切断し、ル−フィングに切り込みを入れて野地板
に開口部36を設け、そこに足の長さを調整したボック
ス状換気部材を嵌入し、それの受片32にコ−キングを
施し、あるいは、両面テ−プを貼着し、そこに棟カバ−
材20を定着する(図7参照)。なお、これらの工程の
外にもいくつかの工程があるが、ここでは説明を省略す
る。
【0005】その場合、ボックス状換気部材の傾斜状態
にされる受片32にはある程度の復元力があるため、そ
の上に乗る棟カバ−材20の勾配は一定とはならない。
その不安定な状態のままノシ瓦を載せて施工した場合に
おいて、棟カバ−材20の勾配が少ないと棟カバ−材2
0内に雨雪等が吹き込みやすくなり、雨漏りの原因とな
る。そこで従来は、図8に示すように、2枚めのノシ瓦
38に切除部39を設けて門の字状にし、その両脚部に
おいて棟カバ−材20を押さえて所定の勾配となるよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
棟換気装置の施工方法においては、その勾配を確実に取
るために切除部を設けたノシ瓦を用いるが、その切除部
をノシ瓦に設ける作業はその都度現場で行わなければな
らず、非常に煩わしく手間のかかる作業であるため、そ
の作業を省略して施工してしまう例が少なくない。その
結果、雨漏り等の苦情が出ていた。
【0007】そこで本発明は、従来のような煩わしい作
業を要せずに、現場において容易に施工場所に合った勾
配になし得ると共に、その勾配を保持させ得る瓦屋根用
棟換気部材を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一側面側から
その反対側面側に抜ける多数の通気孔を有する通気部材
を適宜間隔を置いて並置し、それらの上に金属板製カバ
−を被装し、前記カバ−に折れ目を形成して成る棟換気
部材、を以て上記課題を解決した。通例、前記カバ−を
前記通気部材の側面にまで延ばし、また、前記折れ目を
前記通気部材の端部に沿って入れる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
依拠して説明する。図1は本発明に係る棟換気部材の構
成例の斜視図で、図中1、2は上記通気部材21、22
と同様の通気部材で、それぞれ一側面Aから反対側側面
Bへ抜ける多数の通気孔3を有する。通気部材1、2は
適宜間隔を置いて配置され、鋼板、亜鉛板等の金属板製
カバ−4が被装される。通例通気部材1、2は、両面テ
−プ5等の接続手段を介してカバ−4の天面に固定され
る。
【0010】カバ−4の両端は下方に延長され、通気部
材1、2の通気孔開口面A、Bを、十分な通気間隙6を
保持してカバ−する。カバ−4の上面には折れ目(薄肉
部)7が刻設される。折れ目7は通例、通気部材1、2
の端部に沿って入れられるが、更にその間に設けること
もある(符号7a)。
【0011】通気部材1、2は、予めカバ−4に固定し
ておいてもよいし、現場において両面テ−プ5等を用い
て固定してもよい。そして、その施工に際し、ボックス
状換気部材の受片の勾配に合わせてカバ−4をその折れ
目7に沿って折曲する。その場合カバ−4は金属板製で
あるため、一旦折曲したものが復元することはなく、そ
の折曲角度が維持される。
【0012】図3は本発明に係る棟換気部材を用いた棟
換気装置の施工状態を示すもので、10は棟木、11は
垂木、12は瓦桟、13は桟瓦、14はモルタル、15
は大ノシ、16は冠瓦であって、施工作業は、通気部材
1、2の勾配取り作業以外は基本的に従来の場合と変わ
らない。
【0013】図4に示す実施形態は、適宜間隔を置いて
配置した2つの通気部材1、2を、その上面に硬質プラ
スチック板8を定着して連結し、その両側端に、硬質プ
ラスチック板8から通気部材1、2の上部にかけて覆
う、直角型の金属板(通例ステンレス)9を設置したも
のである。この例においてもプラスチック板8に折れ目
7、7aを入れ、その部分から折曲可能にする。この場
合は、大ノシ15は金属板9上に載る。
【0014】
【発明の効果】上述したように本発明に係る棟換気部材
においては、カバ−の作用で通気部材の棟の勾配に合っ
た傾斜状態が維持されるので、施工が容易であると共
に、通気部材の勾配不足による雨漏り等の発生が防止さ
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る棟換気部材の斜視図である。
【図2】 本発明に係る棟換気部材の折曲状態を示す斜
視図である。
【図3】 本発明に係る棟換気部材の施工状態を示す図
である。
【図4】 本発明に係る棟換気部材の他の構成例の斜視
図図である。
【図5】 従来の施工方法における棟カバ−材を示す図
である。
【図6】 従来の施工方法におけるボックス状換気部材
を示す図である。
【図7】 従来の施工方法を示す図である。
【図8】 従来の施工方法の欠点を示す図である。
【符号の説明】
1 通気部材 2 通気部材 3 通気孔 4 カバ− 5 両面テ−プ 6 通気間隙 7 折れ目

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面側からその反対側面側に抜ける多
    数の通気孔を有する通気部材を適宜間隔を置いて並置
    し、それらの上に金属板又は硬質プラスチック板製カバ
    −を被装し、前記カバ−の前記通気部材間の部分に折れ
    目を形成してその部分から折曲可能にして成る棟換気部
    材。
  2. 【請求項2】 前記カバ−を前記通気部材の側面にまで
    延ばした請求項1に記載の棟換気部材。
  3. 【請求項3】 前記折れ目を前記通気部材の端部に沿っ
    て入れた請求項1又は2に記載の棟換気部材。
  4. 【請求項4】 一側面側からその反対側面側に抜ける多
    数の通気孔を有する通気部材を適宜間隔を置いて並置
    し、それらの上に硬質プラスチック板製カバ−を被装
    し、前記カバ−の端部から前記通気部材の上側面にかけ
    て覆う直角型の金属板を設置し、前記カバ−の前記通気
    部材間の部分に折れ目を形成してその部分から折曲可能
    にして成る棟換気部材。
JP11023767A 1999-02-01 1999-02-01 棟換気部材 Pending JP2000220266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023767A JP2000220266A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 棟換気部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023767A JP2000220266A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 棟換気部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000220266A true JP2000220266A (ja) 2000-08-08

Family

ID=12119508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11023767A Pending JP2000220266A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 棟換気部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000220266A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002097207A1 (en) * 2001-05-30 2002-12-05 Jbeck Co., Ltd. Building hollow waterproof air-permeable plate, and building ventilating device using this air-permeable plate
JP2014173312A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Nippon Jukankyo Kk 住宅の壁体構造部における換気構造及びそれに用いる通気装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002097207A1 (en) * 2001-05-30 2002-12-05 Jbeck Co., Ltd. Building hollow waterproof air-permeable plate, and building ventilating device using this air-permeable plate
JP2014173312A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Nippon Jukankyo Kk 住宅の壁体構造部における換気構造及びそれに用いる通気装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5718086A (en) Method and apparatus for continuous soffit venting
WO2005103407A3 (en) Rib vent system for roofing panels
JP2001090260A (ja) 屋根葺材
JP2000220266A (ja) 棟換気部材
JP2005146802A (ja) 固定金具及びこの金具を用いた外装材の施工構造
JP2006144497A (ja) 軒天井換気用縁材
GB2136473A (en) Roofspace ventilation device
JP3283154B2 (ja) 換気用軒天見切材
JP2562230B2 (ja) 屋根の軒先換気構造
JP6022500B2 (ja) 外壁上部の防水構造、および、防水ユニット
JP7007201B2 (ja) 軒天構造及び支持部材
JPH10219948A (ja) 棟換気装置
GB2271585A (en) Roof ventilation member and a method of ventilation of roofs
JP5098664B2 (ja) 棟換気装置、及び該棟換気装置を用いた棟部の換気構造
JPS624118Y2 (ja)
JP6940868B2 (ja) 屋根用板金役物に用いる積雪用換気カバー
JPS624117Y2 (ja)
GB2281389A (en) Ventilator
JPH11125455A (ja) 竪型防水防音ル−バ−
JPH1030830A (ja) 小屋裏換気構造
JPH1046740A (ja) 住宅の軒構造
JP2001311273A (ja) 軒樋曲継手
JPH1144078A (ja) 壁の改装方法
JPH1193284A (ja) 建築物の換気装置
JPH11303356A (ja) 外壁材支持材