JP7007201B2 - 軒天構造及び支持部材 - Google Patents

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Description

この発明は、建物の軒天構造及びこの構造における軒天板の軒先側や軒元側を支持する支持部材に関する。
軒天井板の納まりにおいては、軒天板の表面から釘・螺子によって軒天板を建物側に固定するのが一般的である。その場合、釘・螺子部の補修が必要となり、その箇所が目立つという不具合があった。また、一部金物を使用しても軒天板の表面から釘・螺子を一切使用しないのは困難であった。
特許文献1には、ブラケットの換気見切材に対する固定構造として、ブラケットを換気見切材に対して、常態ではスライド不能であり、やや強い力の付与によってスライド可能に挿着する構造が開示されている。
特開2001-32477号(特許第4263811号)
しかしながら、前記従来の構造では、軒天板の厚み方向のばらつきや、異なる厚みの複数種の軒天板に対応できない。このため、軒天板の厚み方向のガタツキを十分に防止できるものではなく、防火、防水、耐風圧の面で好ましくなかった。
そこで、この発明は、軒天板の厚み方向のばらつきや、異なる厚みの複数種の軒天板に対応でき、軒天板の厚み方向のガタツキを的確に防止できる軒天構造及び支持部材を提供することを課題とするものである。
前記の課題を解決するこの発明の軒天構造は、軒天板の軒先側と軒元側をそれぞれ支持する支持部材を備えており、前記軒先側の支持部材と前記軒元側の支持部材の少なくとも一方は、前記軒天板をその厚さ方向に押し上げるようにスライドできるスライド部材と、前記スライド部材をスライド可能に保持する一方で前記押し上げの方向と反対の方向への戻りを制限する保持制限部材とを備えることを特徴とする。
この構成であれば、前記軒天板をその厚さ方向に押し上げることができ、また、前記押し上げの方向と反対の方向への戻りが制限されるので、軒天板の厚み方向の支持隙間の発生を防止できるようになり、軒天板の厚み方向のガタツキを防止できる。
前記軒先側の支持部材のスライド部材に、前記軒天板を軒元側に押圧する押圧手段を備えていてもよい。この構成であれば、軒天板の軒元支持側から軒先支持側間の方向における支持隙間の発生も防止して当該方向における軒天板のガタツキを防止できるようになる。
前記押圧手段は、前記スライド部材の縦板部と、前記縦板部に形成された横向きの雌螺子部と、前記雌螺子部に螺合される螺子とからなっていてもよい。この構成であれば、螺子を回すという簡単な作業で軒天板を軒元側に押圧することができる。
前記軒先側の支持部材のスライド部材または前記軒元側の支持部材のスライド部材の少なくとも一方に付勢部を備え、前記軒天板を軒元側または軒先側に付勢することとしてもよい。この構成であれば、軒天板に経年変化による軒元支持側から軒先支持側間の方向の痩せが生じたとしても、この痩せに前記付勢部が追従して軒天板を押すので、当該方向の経年によるガタツキを防止することができる。
前記軒天板を押し上げた状態の前記スライド部材が固定されてもよい。この構成であれば、前記スライド部材の戻り防止が確実に行われる。
前記支持部材は桁行方向に間隔をおいて複数配置されており、これら支持部材が見切によって覆われており、前記見切に設けた通気孔を通して軒天裏と屋外とが連通するようにしてもよい。この構成であれば、軒天裏の換気が行えるようになる。
前記見切には、前記通気孔を通して浸入した水を下方に落とす水返しが形成されていてもよい。この構成であれば、軒天裏への雨水の浸入を抑制できる。
前記見切の内側には、火災時の熱で膨張する熱膨張防火材が、膨張時に前記通気孔を遮蔽するように配置されていてもよい。この構成であれば、火災時において炎が前記通気孔から軒天裏に入り込むのを抑制できる。
前記保持制限部材に設けられた取付補強部が建物下地に固定されていてもよい。この構成であれば、前記保持制限部材の固定強度を高めることができる。
また、この発明の支持部材は、軒天板を支持する支持部材であって、前記軒天板をその厚さ方向に押し上げるようにスライドできるスライド部材と、前記スライド部材をスライド可能に保持する一方で前記押し上げの方向と反対の方向への戻りを制限する保持制限部材とを備えることを特徴とする。
この構成であれば、前記軒天板をその厚さ方向に押し上げることができ、また、前記押し上げの方向と反対の方向への戻りが制限されるので、軒天板の厚み方向の支持隙間の発生を防止できるようになり、軒天板の厚み方向のガタツキを防止できる。
軒先側で用いられる支持部材であって、そのスライド部材が前記軒天板を軒元側に押圧する押圧手段を備えていてもよい。また、前記押圧手段は、前記スライド部材の縦板部と、前記縦板部に形成された横向きの雌螺子部と、前記雌螺子部に螺合される螺子とからなっていてもよい。また、前記スライド部材に、前記軒天板を軒元側または軒先側に付勢する付勢部を備えてもよい。また、前記軒天板を押し上げた状態の前記スライド部材が固定されるようにしてもよい。
以上のように、この発明であれば、前記軒天板をその厚さ方向に押し上げることができ、また、前記押し上げ方向と反対の方向への戻りが制限されるので、軒天板の厚み方向の支持隙間の発生を防止できるようになり、軒天板の厚み方向のガタツキを防止できるという効果を奏する。
本発明の実施形態にかかる軒天構造の側面視による説明図である。 図1の軒天構造で用いられている軒元側見切の側面視を示した説明図である。 図1の軒天構造で用いられている軒元側支持部材の平面視と正面視と側面視を示した説明図である。 図1の軒天構造で用いられている軒先側支持部材の平面視と正面視と側面視を示した説明図である。 図1の軒天構造で用いられている軒先側支持部材のスライド部材と保持制限部材の立体図である。 図4の(c)の一部を拡大して示した説明図である。 図4の軒先側支持部材におけるスライド部材の平面視と正面視と側面視を示した説明図である。 図4の軒先側支持部材における保持制限部材の平面視と正面視と側面視を示した説明図である。 同図(a)は図1の軒天構造で用いられている軒先側見切の側面視を示した説明図であり、同図(b)は軒先側見切の通気孔を示した説明図であり、同図(c)は軒先側見切の変形例を示した説明図である。 本発明の他の実施形態にかかる軒天構造の軒先側の側面視を示した説明図である。 図10の軒天構造で用いられるスライド部材の平面視と正面視と側面視を示した説明図である。 図10の軒先側支持部材における軒先側支持部材の平面視と正面視と背面視と側面視を示した説明図である。 図11の変形例となるスライド部材の平面視と正面視と側面視を示した説明図である。 本発明の他の実施形態にかかる軒天板を斜めに配置した軒天構造の軒元側の側面視を示した説明図である。 図14の構成で用いられる軒元側の支持部材の平面視と正面視と側面視を示した説明図である。 本発明の他の実施形態にかかる軒天構造の軒元側の側面視を示した説明図である。 本発明の他の実施形態にかかる軒先側支持部材のスライド部材と保持制限部材の立体図である。 図11の他の変形例となるスライド部材の平面視と正面視と側面視を示した説明図である。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づき具体的に説明する。図1に示すように、この実施形態の軒天構造においては、軒元側見切1及び軒元側支持部材(金物)2が、軒元側軒天野縁5の下面から上向きに打ち込まれた釘(螺子でもよい)4によって、当該軒元側軒天野縁5に固定されている。前記軒元側軒天野縁5は、水平に打ち込まれた図示しない釘等によって、外壁材及び外壁下地に固定されている。
前記軒元側見切1は、桁行方向に長い長尺部材(例えば3000mm程度)とされるのに対し、前記軒元側支持部材2は桁行方向に間隔(例えば455mm間隔)を置いて配置される短尺部材とされる。前記釘4は、前記軒元側支持部材2及び前記軒元側見切1の上側部を貫通して前記軒元側軒天野縁5の下面に打ち込まれている。前記軒元側支持部材2は前記軒元側見切1ごと前記軒元側軒天野縁5に釘固定されている。
前記軒元側見切1は、図2にも示すように、上側部と、下側部と、これらを繋ぐ立上部とを備えて断面略コ字形状を有している。また、図3に示すように、前記軒元側支持部材2も同様に、上側部21と、下側部22と、これらを繋ぐ立上部23とを備えて断面略コ字形状を有している。
前記軒元側見切1は、前記軒元側支持部材2の外面を覆うことができるように、当該軒元側支持部材2よりも一回り大きくされている。この軒元側見切1の上側部は、前記軒元側軒天野縁5の下面に当接しており、前記立上部は外壁材あるいは外壁下地の表面に当接している。
また、前記軒元側支持部材2の上側部21は、例えば水平配置される軒天板17の軒元側の上側に位置しており、下側部22は前記軒天板17の軒元側の下側に位置しており、立上部23には前記軒天板17の屋内側の端面が突き当てられる。
そして、前記軒元側見切1の上側部の屋外側端は、下側に折り返されており、この折り返された部分は、前記軒元側支持部材2の上側部21の屋外側端に係止される。同様に、前記軒元側見切1の下側部の屋外側端は、上側に折り返されており、この折り返された部分は、前記軒元側支持部材2の下側部22の屋外側端に係止される。
また、前記軒元側支持部材2における下側部22の屋外側端の両縁部には、一部が切り込まれて略中央部が上側に突出するように屈曲された山状突出部(付勢部)2aが形成されている。前記山状突出部2aの先端裾側は、下側部22と略面一の高さにあり、差し込まれる前記軒天板17の下面によって当該山状突出部2aが徐々に下方に押されていくことになる。そして、この山状突出部2aは、バネ性を備えており、前記軒天板17の下面に押されて下方に撓むとともに、当該軒天板17を前記上側部21の方向(軒天板17の厚み方向)に押し上げる。
一方、軒先側では、軒先側支持部材(金物)3が、軒先側の建物下地である鼻隠し下地12の裏面側から打ち込まれた釘(螺子でもよい)18によって、前記鼻隠し下地12に固定されている。また、前記軒先側支持部材3を覆い隠すように軒先側見切14が取り付けられる。
前記軒先側見切14は、上側部と、下側部と、これらを繋ぐ斜め立上部とを備えて断面略Z字形状をなしている。前記軒先側見切14の上側部の屋外側端は、上側に折り返されている。同様に、前記軒先側見切14の下側部の屋外側端も、上側に折り返されており、この折り返された部分を、前記軒先側支持部材3の下部側を越えたところに位置させている。
また、前記軒先側見切14は、桁行方向に長い長尺部材(例えば3000mm程度)とされるのに対して、前記軒先側支持部材3は、桁行方向に間隔(例えば455mm間隔)を置いて配置される短尺部材とされる。そして、前記軒先側見切14は、前記鼻隠し下地12の下面側から上向きに打ち込まれた釘(螺子でもよい)19によって、前記鼻隠し下地12の下面に固定されている。前記鼻隠し下地12の屋外側には軒先側の建物部材である鼻隠し11が取り付けられる。前記鼻隠し11は、その下端部が前記軒先側見切14の下端よりも下方に突出するように設けられている。
前記軒先側支持部材3は、図4及び図5に示すように、前記軒先側支持部材3は、前記軒天板17をその厚さ方向(例えば鉛直方向)に押し上げるようにスライドできるスライド部材(図4では二点鎖線で示している)31と、前記スライド部材31をスライド可能に保持する一方で前記押し上げの方向と反対の方向への戻りを制限する保持制限部材32とを備える。
前記保持制限部材32は、一例として、図6に示すように、前記スライド部材31(太線で示している)に形成された凹凸部31aと、前記保持制限部材32に形成されたバネ性を有する突起部32aとによってスライド部材31における前記戻りを制限する。前記突起部32aは、前記保持制限部材32の一部をプレス加工等で切り起こして例えば45度未満で斜めに突出するように形成されたものである。この切り起こし部の突出先端は上側に向いている。
また、前記凹凸部31aは、例えば、矩形状の溝部によって形成されており、各溝部は対向する上側面と下側面とを有する。前記上側面は、前記スライド部材31が前記押し上げる方向と反対の方向へ戻ろうとする場合に、前記突起部32aの突出先端と接触し、前記スライド部材31が前記押し上げる方向と反対の方向へ戻るのを阻止する。一方、前記押し上げる方向へ前記スライド部材31を押すときには、前記突起部32aが、当該スライド部材31の前記下側面の屋外側角箇所によって屋外側方向に撓められ、当該スライド部材31の移動が許容される。
前記スライド部材31は、図7にも示すように、上板部311と下板部312と縦板部313とを備える。前記上板部311は、前記鼻隠し下地12の下面側に位置する部分であり、下板部312は前記軒天板17の下側に位置して当該軒天板17を支持するとともに押し上げる部分であり、縦板部313は前記保持制限部材32によって保持される本体部分である。前記縦板部313は、2枚に分割された板部からなる。また、上板部311は、前記の2枚に分割された板部にそれぞれ形成されており、前記軒天板17を押し上げた状態の前記スライド部材31を前記鼻隠し下地12に締結部材である釘(螺子でもよい)20によって固定される部分であり、前記釘20を挿通させる貫通孔3dを有する。なお、図1では、前記上板部311は、便宜上、後述する折り曲げ部32dよりも下側に描いているが、前記軒天板17を押し上げた状態では、前記上板部311は前記鼻隠し下地12の下面に近接するようになっている。
前記保持制限部材32は、図8にも示すように、例えば、2枚の板部材を重ねて成り、一方の板部材の2箇所に前記突起部32aが形成されており、他方の板部材の2箇所に前記突起部32aを包むように袋部32fが形成されている。前記袋部32fは、前記スライド部材31の前記縦板部313を挿入できる高さを有する。そして、中央側及び両端側には、2枚の板部材による二重平板部32gが形成されている。
前記中央側の二重平板部32gには、前記釘18が挿通される挿通孔32cが形成されている。さらに、前記中央側の二重平板部32gには、切込みが入れられて水平に起こされた上側当て部32bが形成されており、この上側当て部32bは前記軒天板17の上方に位置する。また、前記両端側の二重平板部32gには、折り曲げ部(補強部)32dが形成されており、この折り曲げ部32dには、前記鼻隠し下地12の下面から上方向に打ち込まれる図示しない釘(螺子でもよい)が挿通される貫通孔が形成されている。さらに、前記袋部32fが形成される箇所の一枚板部分には、前記スライド部材の前記上板部311を通すための切込み部32hが形成されている。
前記軒天構造を施工する手順としては、例えば、前記軒元側支持部材2を前記軒元側見切1に装着した状態で、前記軒元側支持部材2を、所定ピッチとなる位置において釘4によって前記軒元側軒天野縁5に固定する(軒元側見切を先付けした後で、軒元側支持部材2を固定する場合もある。)。また、前記軒先側支持部材3における前記保持制限部材32を、前記挿通孔32cから打ち込まれる前記釘18及び前記折り曲げ部32dの貫通孔から打ち込まれる釘によって前記鼻隠し下地12に固定する。そして、前記軒天板17の軒先側を前記保持制限部材32の上側当て部32bの下側にあてがって、前記袋部32fに前記スライド部材31を差し込む。さらに、前記スライド部材31を上方向にスライドさせ、軒天板17を押し上げて前記軒天板17を前記上側当て部32bに押し当てる。また、前記軒天板17を押し上げた状態の前記スライド部材31の前記上板部311の前記貫通孔3dに釘20を打ち込んで、前記スライド部材31を前記鼻隠し下地12に固定する。その後に、前記軒先側見切14及び前記鼻隠し11を取り付ける。もちろん、施工手順はこのような順序に限らない。
また、図1の他、図9(a)、(b)にも示すように、前記軒先側見切14の斜め立上部は、例えば、複数のスリット状の通気孔14aが形成された通気孔形成部をなしている。前記通気孔14aを通して、軒天裏と屋外とが連通することになる。また、前記通気孔形成部は、前記鼻隠し下地12に対向して位置するとともに、下側ほど前記鼻隠し11に近づくように傾斜しており、軒下側から雨水が前記通気孔14aに入り難くなっている。さらに、前記軒先側見切14の内側には、火災時の熱で膨張する熱膨張防火材7が、膨張時に前記通気孔14aを遮蔽するように配置されている。例えば、前記熱膨張防火材7は、テープ状に形成されており、前記軒先側見切14の下側部の内面上で且つ前記通気孔14aの下方側となる位置において桁行方向に貼られている。
なお、図9(c)に示すように、軒先側見切14Aを用いることができる。この軒先側見切14Aは、上側部を上側から屋内側方向へと折り返すとともに、この折り返し部の端部を、前記通気孔14aからの気流の通過箇所に至らせている。すなわち、前記折り返し部の端部が水返し14bとして機能し、軒天裏への雨水の浸入を抑制できるようになっている。
このような構成の軒天構造であれば、軒先側において、前記軒天板17をその厚さ方向に押し上げることができ、また、前記押し上げの方向と反対の方向への戻りが制限されるので、軒天板17の厚み方向の支持隙間の発生を防止できるようになり、軒先側において軒天板17の厚み方向のガタツキを防止できる。なお、前記スライド部材31の戻り制限は、図示しない解除治具によって解除することができ、このような解除治具を用いれば、軒天板17の経年のメンテナンス交換作業も比較的容易に行えるようになる。
前記軒天板17を押し上げた状態の前記スライド部材31が建物下地に締結部材である釘20によって固定される構成であれば、前記スライド部材31の戻り防止が確実に行われる。なお、前記スライド部材31の戻り防止固定は、前記上板部311に打ち込む前記釘20によって直接的に行える他、例えば、前記釘19によって固定される軒先側見切14(14A)を用いて前記上板部311を前記鼻隠し下地12の下面に押さえ付けることで行うこともできる。
前記軒先側支持部材3が桁行方向に間隔をおいて複数配置され、これら軒先側支持部材3が軒先側見切14によって覆われており、前記軒先側見切14に設けた通気孔14aを通して軒天裏と屋外とが連通すると、軒天裏の換気が行えるようになる。
前記軒先側見切14に前記通気孔14aを通して浸入した水を下方に落とす水返し14bが形成されていると、軒天裏への雨水の浸入を抑制できる。
前記軒先側見切14の内側に熱膨張防火材7が配置されていると、火災時において炎が前記通気孔14aから軒天裏に入り込むのを抑制できる。
前記保持制限部材32に設けられた取付補強部(折り曲げ部32d)が軒先側の建物下地に固定されていると、前記保持制限部材32の固定強度を高めることができる。
また、図10に示すように、保持制限部材32A及びスライド部材31Aを備える軒先側支持部材3Aを用いることができる。前記軒先側支持部材3Aと前記軒先側支持部材3との相違点を説明すると、前記スライド部材31では、図11に示すように、上板部311が前記縦板部313の2枚に分割された各板部にそれぞれ形成されていたのに対し、このスライド部材31Aでは、前記縦板部313の2枚に分割された板部の間の部分を用いて前記縦板部313が形成されている。また、前記保持制限部材32では、図12に示すように、袋部32fが形成される板部分の中央側の下端箇所を折り曲げて上側当て部32bを形成している。
また、図13に示すように、前記スライド部材31Aは、前記軒天板17を軒元側に押圧する押圧部(押圧手段)317を備えていてもよい。前記押圧部317は、例えば、前記スライド部材の縦板部313と、前記縦板部313においてバーリング加工による横円筒部に形成された横向きの雌螺子部313aと、前記雌螺子部313aに螺合される螺子317aとからなる。この構成であれば、螺子を回すという簡単な作業で軒天板17を軒元側に押圧することができ、軒天板17の軒元支持側から軒先支持側間の方向における支持隙間の発生も防止して当該方向における軒天板17のガタツキを防止できるようになる。なお、前記雌螺子部313aの横円筒部を屋外側ではなく屋内側に突出させると、螺子317aを前記雌螺子部313aに入れる操作が行い易くなる。また、前記押圧部317を前記スライド部材31Aではなく、前記スライド部材31に設けることもできる。
また、図14に示すように、前記軒天板17を軒先側が低くなる傾斜配置で設けることもできる。この傾斜配置の構成で用いられる軒元側支持部材2Aは、図15に示すように、上側部21の端部が上側に折り曲げられた取り付け部24を有している。そして、この取り付け部24に釘4が挿通され、この釘4が斜め上方向に軒元側軒天野縁5に打ち込まれることで、当該軒元側支持部材2Aが軒元側軒天野縁5に固定されている。また、この傾斜配置の構成で用いられる軒元側見切1Aも、上側部の端部が上側に折り曲げられて前記取り付け部24に沿うようになっており、この曲げ部分に釘4が打ち込まれる。なお、軒先側においては、鼻隠し下地12を軒天勾配と垂直の取り合いとすることができる。また、例えば、上側当て部32bや下板部312を、前記軒天板17の傾斜角度に合わせて、屋内側ほど昇り傾斜するように形成してもよい。この形態において、軒元側支持部材2Aを軒元側見切1A(先付け)の後で固定する場合もある。
また、例えば、軒先用である前記スライド部材31及び前記保持制限部材32の構成を用い、図16に示すように、軒元側用としてのスライド部材210及び保持制限部材220を備えた軒元側支持部材2Bを設けることもできる。前記保持制限部材220は軒元側軒天野縁5に釘4によって固定される。このような構成であれば、軒元側において、前記軒天板17をその厚さ方向に押し上げることができ、また、前記押し上げの方向と反対の方向への戻りが制限されるので、軒元側において、軒天板17の厚み方向の支持隙間の発生を防止できるようになり、軒元側において、軒天板17の厚み方向のガタツキを防止できる。また、このような構成とする軒元側において、前記軒天板17を押し上げた状態の前記スライド部材210が建物下地に締結部材によって固定される構成、軒元側見切10に通気孔10aを設けて軒天裏と屋外とが連通する構成、前記軒元側見切10に水返しを設ける構成、前記軒元側見切10の内側に熱膨張防火材7を配置する構成、前記保持制限部材220に設けた取付補強部が軒元側軒天野縁5に固定される構成を適用できる。
なお、軒先側と軒元側の両方に軒先側支持部材3(3A)と軒元側支持部材2Bを用いる場合の取付手順としては、例えば、それぞれの側で保持制限部材を建物の下地に固定しておく。そして、軒天板17の軒先端と軒元端にスライド部材を装着し、これらスライド部材を同時的に保持制限部材に差し込んで押し上げて、軒天板17を固定することが考えられる。
また、例えば、図17に示すように、軒先側支持部材3は、スライド部材31Bを備えてもよい。このスライド部材31Bの各縦板部313の下部側には、前記軒天板17を軒元側に付勢する山状突出部(付勢部)315が形成されている。この山状突出部315は、縦板部313の一部が切り込まれて略中央部が屋内側に突出するように屈曲されている。なお、上側の傾斜面の傾斜角は緩くされており、当該スライド部材31Bの挿入が円滑に行えるようになっている。前記スライド部材31Bが前記保持制限部材32に挿入される際に、前記山状突出部315が前記軒天板17の屋外側端面に当たって徐々に下方に押されていく。この山状突出部315は、バネ性を備えており、前記軒天板17の端面に押されて屋外側に撓むとともに、当該軒天板17を屋外方向に押し込む。これにより、軒天板17に経年変化による軒元支持側から軒先支持側間の方向の痩せが生じたとしても、この痩せに前記山状突出部(付勢部)315が追従して軒天板17を押すので、当該方向の経年によるガタツキを防止することができる。なお、前記山状突出部(付勢部)315とともに、或いは、前記山状突出部(付勢部)315に替えて、当該山状突出部(付勢部)315と同様の山状突出部(付勢部)を図16の軒元側支持部材2Bのスライド部材210に備え、このスライド部材210の山状突出部によって、前記軒天板17を軒先側に付勢するようにしてもよい。
また、前記図13に示した例の他、例えば、図18に示すように、前記スライド部材31Aは、前記軒天板17を軒元側に押圧する押圧付勢部(押圧手段、付勢部)318を備えていてもよい。前記押圧付勢部318は、例えば、前記スライド部材の縦板部313と、前記縦板部313においてバーリング加工による横円筒部に形成された横向きの雌螺子部313bと、前記雌螺子部313bに螺合されるコイルバネ318aとからなる。この構成であれば、コイルバネ318aを回すという簡単な作業で軒天板17を軒元側に押圧することができ、軒天板17の軒元支持側から軒先支持側間の方向における支持隙間の発生も防止して当該方向における軒天板17のガタツキを防止できるようになる。また、前記押圧付勢部318はコイルバネ318aによって付勢部としても機能するので、軒天板17に経年変化による軒元支持側から軒先支持側間の方向の痩せが生じたとしても、この痩せに前記コイルバネ318aが追従して軒天板17を押すことができ、当該方向の経年によるガタツキを防止することができる。なお、前記押圧付勢部318を前記スライド部材31Aではなく、前記スライド部材31に設けることもできる。
1 :軒元側見切
1A :軒元側見切
2 :軒元側支持部材
2A :軒元側支持部材
2B :軒元側支持部材
2a :山状突出部
3 :軒先側支持部材
3A :軒先側支持部材
3d :貫通孔
4 :釘
5 :軒元側軒天野縁(軒元側の建物下地)
7 :熱膨張防火材
10 :軒元側見切
10a :通気孔
12 :鼻隠し下地(軒先側の建物下地)
14 :軒先側見切
14A :軒先側見切
14a :通気孔
14b :水返し
17 :軒天板
18 :釘
20 :釘
21 :上側部
22 :下側部
23 :立上部
24 :取り付け部
31 :スライド部材
31A :スライド部材
31B :スライド部材
31a :凹凸部
32 :保持制限部材
32A :保持制限部材
32a :突起部
32b :上側当て部
32c :挿通孔
32d :折り曲げ部
32f :袋部
32g :二重平板部
32h :切込み部
210 :スライド部材
220 :保持制限部材
311 :上板部
312 :下板部
313 :縦板部
313a :雌螺子部
313b :雌螺子部
315 :山状突出部(付勢部)
317 :押圧部(押圧手段)
317a :螺子
318 :押圧付勢部(押圧手段、付勢部)
318a :コイルバネ

Claims (12)

  1. 軒天板の軒先側と軒元側をそれぞれ支持する支持部材を備えており、
    前記軒先側の支持部材と前記軒元側の支持部材の少なくとも一方は、前記軒天板をその厚さ方向に押し上げるようにスライドできるスライド部材と、前記スライド部材をスライド可能に保持する一方で前記押し上げの方向と反対の方向への戻りを制限する保持制限部材とを備え、前記軒先側の支持部材のスライド部材に、前記軒天板を軒元側に押圧する押圧手段を備えていることを特徴とする軒天構造。
  2. 軒天板の軒先側と軒元側をそれぞれ支持する支持部材を備えており、
    前記軒先側の支持部材と前記軒元側の支持部材の少なくとも一方は、前記軒天板をその厚さ方向に押し上げるようにスライドできるスライド部材と、前記スライド部材をスライド可能に保持する一方で前記押し上げの方向と反対の方向への戻りを制限する保持制限部材とを備え、前記軒先側の支持部材のスライド部材または前記軒元側の支持部材のスライド部材の少なくとも一方に付勢部を備え、前記軒天板を軒元側または軒先側に付勢することを特徴とする軒天構造。
  3. 請求項に記載の軒天構造において、前記押圧手段は、前記スライド部材の縦板部と、前記縦板部に形成された横向きの雌螺子部と、前記雌螺子部に螺合される螺子とからなることを特徴とする軒天構造。
  4. 請求項1~請求項のいずれか1項に記載の軒天構造において、前記軒天板を押し上げた状態の前記スライド部材が固定されるようにしたことを特徴とする軒天構造。
  5. 請求項1~請求項のいずれか1項に記載の軒天構造において、前記支持部材は桁行方向に間隔をおいて複数配置されており、これら支持部材が見切によって覆われており、前記見切に設けた通気孔を通して軒天裏と屋外とが連通することを特徴とする軒天構造。
  6. 請求項に記載の軒天構造において、前記見切には、前記通気孔を通して浸入した水を下方に落とす水返しが形成されていることを特徴とする軒天構造。
  7. 請求項または請求項に記載の軒天構造において、前記見切の内側には、火災時の熱で膨張する熱膨張防火材が、膨張時に前記通気孔を遮蔽するように配置されていることを特徴とする軒天構造。
  8. 請求項1~請求項のいずれか1項に記載の軒天構造において、前記保持制限部材に設けられた取付補強部が建物下地に固定されていることを特徴とする軒天構造。
  9. 軒天板を支持する軒先側で用いられる支持部材であって、前記軒天板をその厚さ方向に押し上げるようにスライドできるスライド部材と、前記スライド部材をスライド可能に保持する一方で前記押し上げの方向と反対の方向への戻りを制限する保持制限部材とを備え、前記スライド部材が前記軒天板を軒元側に押圧する押圧手段を備えていることを特徴とする支持部材。
  10. 請求項に記載の支持部材において、前記押圧手段は、前記スライド部材の縦板部と、前記縦板部に形成された横向きの雌螺子部と、前記雌螺子部に螺合される螺子とからなることを特徴とする支持部材。
  11. 軒天板を支持する支持部材であって、前記軒天板をその厚さ方向に押し上げるようにスライドできるスライド部材と、前記スライド部材をスライド可能に保持する一方で前記押し上げの方向と反対の方向への戻りを制限する保持制限部材とを備え、前記スライド部材に、前記軒天板を軒元側または軒先側に付勢する付勢部を備えていることを特徴とする支持部材。
  12. 請求項~請求項11のいずれか1項に記載の支持部材において、前記軒天板を押し上げた状態の前記スライド部材が固定されるようにしたことを特徴とする支持部材。
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