JP3474673B2 - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JP3474673B2
JP3474673B2 JP09977395A JP9977395A JP3474673B2 JP 3474673 B2 JP3474673 B2 JP 3474673B2 JP 09977395 A JP09977395 A JP 09977395A JP 9977395 A JP9977395 A JP 9977395A JP 3474673 B2 JP3474673 B2 JP 3474673B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、海中の物体表面に生物
が付着するのを防止するための塗料組成物に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】海水中に没水している船底、ブイ、漁網
(養殖網、定置網など)、海上構造物の基底部、冷却の
ための各種吸排水管など、海中物体の表面には、フジツ
ボ、セルプラ、イガイ、藻類などの海棲生物の付着によ
つて種々の支障が起こる。それらの生物による汚損を防
止するために、海中物体の表面に生物が付着するのを防
止する塗料が塗布されることはよく知られている。 【0003】このような汚損を防止するための塗料、す
なわち、防汚塗料としては、つぎのようなものが使われ
てきた。そのひとつは、防汚塗膜を形成する基本骨格を
なす樹脂は海水中へ溶解せず、樹脂分の一成分であるロ
ジンが溶解し、それとともに防汚薬剤が塗膜から抽出さ
れ海水中へ溶解することによつて、海中生物の付着を防
止する型の塗料である。この型の塗料は、一般的に初期
の防汚効果は良いが、長期には塗膜表面に基本骨格の樹
脂分が残留するため、防汚薬剤が抽出し難くなり、防汚
効果が不足してしまう欠点があつた。 【0004】上記の改良型として、加水分解性自己研磨
型の防汚塗料がある。この型の塗料は、塗膜を形成する
基本骨格の樹脂に、海水により加水分解するものを用い
る。これにより、この種の塗料は、防汚薬剤とともに塗
膜表面そのものが溶出するため、常に活性な防汚塗膜表
面が維持され、長期にわたり安定した防汚効果が得られ
ることがわかつている。このような加水分解性自己研磨
型の防汚塗料として、有機錫重合体が広く用いられてき
た。しかし、近年になつて、加水分解後に防汚薬剤とし
て放出される有機錫化合物による海洋汚染が指摘され、
大きな社会問題となつてきたことから、その使用が制限
されている。 【0005】このため、このような海洋汚染の問題を防
止する加水分解性自己研磨型の防汚塗料として、種々の
加水分解基を導入した重合体を用いた防汚塗料が提案さ
れているが、いずれも十分な実用化には至つていない。
その中で、たとえば特表昭60−500452号公報に
は、各種の加水分解基例が数多く開示されているが、そ
の中に有機珪素(アルコキシシリル基またはオルガノシ
リル基を有する)(メタ)アクリレ―トによる加水分解
性を利用したオルガノシリル基含有重合体を用いた防汚
塗料が提案されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特表昭60−500452号公報では、その実施例に、
有機珪素基含有単量体としてトリス(4−メチル−2−
ペントキシ)シリルアクリレ―ト単量体が示されている
だけであり、重合体組成についてはとくに記述されてい
ないし、防汚塗料としての試験結果も明示されていな
い。また、オルガノシリル基に関して、その特許請求の
範囲に、SiR3 が記載されているものの、実施例には
その記述は全くなく、どの組成が防汚塗料としての適性
を示すかは、一切触れられていない。 【0007】本発明者らは、オルガノシリル基を側鎖に
持つアクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エステル樹
脂、マレイン酸エステル樹脂、フマル酸エステル樹脂お
よびイタコン酸エステル樹脂について、検討した結果、
アルキルシリル基を側鎖に持たせるだけでは、加水分解
型樹脂としても最も重要なロ―タリ―テスト(円筒型ド
ラムに一定膜厚で塗布した塗膜の膜厚の消耗速度)にお
いて溶解性を示さないこと、防汚性浸漬試験において良
好な防汚性を発揮しないこと、クラツクを生じて素地や
下塗り塗料に対して良好な付着性を示さないため、海水
浸漬時に塗膜が脱落し、防汚塗料としての適性を示さな
いことが判明した。 【0008】本発明は、上記の事情に鑑み、塗膜にクラ
ツクや剥離がなく、さらに適切な速度でかつ均一に海中
へ溶解する加水分解性を示し、長期にわたりすぐれた防
汚性能を発揮する塗料組成物を提供することを目的とし
ている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
に対し鋭意研究した結果、分子側鎖にトリオルガノシリ
ル基を導入した特定の重合体と、分子側鎖にアルコキシ
またはアリ―ロキシポリエチレングリコ―ル基を導入し
た特定の重合体と、さらに防汚剤とを組み合わせ使用す
ると、塗膜にクラツクや剥離を生じず、かつこの塗膜が
適切な速度でかつ均一に海中へ溶解する加水分解性を示
して長期にわたりすぐれた防汚性能を発揮する塗料組成
物が得られることを知り、本発明を完成するに至つた。 【0010】すなわち、本発明は、つぎの一般式
(1); (式中、R1 〜R3 はいずれもアルキル基、アリ―ル基
の中から選ばれた基であつて、互いに同一の基であつて
も異なる基であつてもよい。Xはアクリロイルオキシ
基、メタクリロイルオキシ基、マレイノイルオキシ基、
フマロイルオキシ基またはイタコノイルオキシ基であ
る。)で表される単量体Aを用いた重合体と、つぎの一
般式(2); Y−(CH2 CH2 O)n−R4 …(2) (式中、R4 はアルキル基またはアリ―ル基である。Y
はアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、マ
レイノイルオキシ基、フマロイルオキシ基またはイタコ
ノイルオキシ基である。nは1〜25の整数である。)
で表される単量体Bを用いた重合体と、防汚剤とを必須
成分として含有することを特徴とする塗料組成物に係る
ものである。 【0011】 【発明の構成・作用】本発明の塗料組成物においては、
必須成分のひとつとして、一般式(1)で表される単量
体Aを用いた重合体(以下、重合体Aという)、すなわ
ち、上記単量体Aの1種のみからなる単独重合体、上記
単量体Aの2種以上の共重合体、あるいは上記単量体A
の1種または2種以上とこれと共重合可能な他の単量体
の1種または2種以上との共重合体、のうちのいずれか
を使用する。 【0012】単量体Aは、一般式(1)にて表されるよ
うに、分子内に、不飽和基(X)として、アクリロイル
オキシ基、メタクリロイルオキシ基、マレイノイルオキ
シ基〔主にモノアルキル(炭素数1〜6)エステルマレ
イノイルオキシ基〕、フマロイルオキシ基〔主にモノア
ルキル(炭素数1〜6)エステルフマロイルオキシ基〕
またはイタコノイルオキシ基〔主にモノアルキル(炭素
数1〜6)エステルイタコノイルオキシ基〕を有すると
ともに、トリオルガノシリル基を有するものである。 【0013】トリオルガノシリル基において、3個のア
ルキル基またはアリ―ル基(R1 〜R3 )は、同一の基
であつても異なる基であつてもよい。具体的には、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチルなどの炭素数が20以下
の直鎖状アルキル基や、イソプロピル基、イソブチル
基、s−ブチル基、t−ブチル基などの炭素数が20以
下の分岐状アルキル基、シクロヘキシルや置換シクロヘ
キシルなどの環状アルキル基、アリ―ル基や置換アリ―
ル基などが挙げられる。置換アリ―ル基としては、ハロ
ゲン、炭素数18程度までのアルキル基、アシル基、ニ
トロ基またはアミノ基などで置換されたアリ―ル基など
を挙げることができる。 【0014】このような単量体Aとしては、分子内に
(メタ)アクリロイルオキシ基を有するものとして、ト
リメチルシリル(メタ)アクリレ―ト、トリエチルシリ
ル(メタ)アクリレ―ト、トリ−n−プロピルシリル
(メタ)アクリレ―ト、トリイソプロピルシリル(メ
タ)アクリレ―ト、トリ−n−ブチルシリル(メタ)ア
クリレ―ト、トリイソブチルシリル(メタ)アクリレ―
ト、トリ−s−ブチルシリル(メタ)アクリレ―ト、ト
リ−n−アミルシリル(メタ)アクリレ―ト、トリ−n
−ヘキシルシリル(メタ)アクリレ―ト、トリ−n−オ
クチルシリル(メタ)アクリレ―ト、トリ−n−ドデシ
ルシリル(メタ)アクリレ―ト、トリフエニルシリル
(メタ)アクリレ―ト、トリ−p−メチルフエニルシリ
ル(メタ)アクリレ―ト、トリベンジルシリル(メタ)
アクリレ―トなどが挙げられる。 【0015】また、分子内に(メタ)アクリロイルオキ
シ基を有する他の例として、エチルジメチルシリル(メ
タ)アクリレ―ト、n−ブチルジメチルシリル(メタ)
アクリレ―ト、ジイソプロピル−n−ブチルシリル(メ
タ)アクリレ―ト、ジイソプロピルステアリルシリル
(メタ)アクリレ―ト、ジシクロヘキシルフエニルシリ
ル(メタ)アクリレ―ト、t−ブチルジフエニルシリル
(メタ)アクリレ―ト、ラウリルジフエニルシリル(メ
タ)アクリレ―トなどが挙げられる。 【0016】さらに、分子内にマレイノイルオキシ基ま
たはフマロイルオキシ基を有するものとして、トリイソ
プロピルシリルメチルマレ―ト、トリイソプロピルシリ
ルアミルマレ―ト、トリ−n−ブチルシリル−n−ブチ
ルマレ―ト、t−ブチルジフエニルシリルメチルマレ―
ト、t−ブチルジフエニルシリル−n−ブチルマレ―
ト、トリイソプロピルシリルメチルフマレ―ト、トリイ
ソプロピルシリルアミルフマレ―ト、トリ−n−ブチル
シリル−n−ブチルフマレ―ト、t−ブチルジフエニル
シリルメチルフマレ―ト、t−ブチルジフエニルシリル
−n−ブチルフマレ―トなどが挙げられる。 【0017】また、分子内にイタコノイルオキシ基を有
するものとして、トリイソプロピルシリルメチルイタコ
ネ―ト、トリイソプロピルシリルアミルイタコネ―ト、
トリ−n−ブチルシリル−n−ブチルイタコネ―ト、t
−ブチルジフエニルシリルメチルイタコネ―ト、t−ブ
チルジフエニルシリル−n−ブチルイタコネ―トなどが
挙げられる。 【0018】この単量体Aと共重合可能な他の単量体と
しては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
スチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニ
ル、安息香酸ビニルなどのビニルエステル類、ビニルト
ルエン、α−メチルスチレン、クロトン酸エステル類、
イタコン酸エステル類などの各種のビニル系単量体を使
用することができる。これら共重合可能な他の単量体
は、単量体Aとの合計量中、通常99重量%以下、好ま
しくは95重量%以下であるのがよい。 【0019】本発明の塗料組成物においては、必須成分
の他のひとつとして、一般式(2)で表される単量体B
を用いた重合体(以下、重合体Bという)、すなわち、
上記単量体Bの1種のみからなる単独重合体、上記単量
体Bの2種以上の共重合体、あるいは上記単量体Bの1
種または2種以上とこれと共重合可能な他の単量体の1
種または2種以上との共重合体、のうちのいずれかを使
用する。 【0020】単量体Bは、一般式(2)にて表されるよ
うに、分子内に、不飽和基(Y)として、アクリロイル
オキシ基、メタクリロイルオキシ基、マレイノイルオキ
シ基〔主にモノアルキル(炭素数1〜6)エステルマレ
イノイルオキシ基〕、フマロイルオキシ基〔主にモノア
ルキル(炭素数1〜6)エステルフマロイルオキシ基〕
またはイタコノイルオキシ基〔主にモノアルキル(炭素
数1〜6)エステルイタコノイルオキシ基〕を有すると
ともに、アルコキシまたはアリ―ロキシポリエチレング
リコ―ル基を有するものである。 【0021】アルコキシまたはアリ―ロキシポリエチレ
ングリコ―ル基において、ポリエチレングリコ―ルの重
合度(n)は1〜25であり、またアルキル基またはア
リ―ル基(R4 )としては、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチルなどの炭素数が12以下の直鎖状アルキル基
や、イソプロピル基、イソブチル基、s−ブチル基、t
−ブチル基などの炭素数が12以下の分岐状アルキル
基、シクロヘキシルや置換シクロヘキシルなどの環状ア
ルキル基、アリ―ル基や置換アリ―ル基などが挙げられ
る。置換アリ―ル基としては、ハロゲン、炭素数18程
度までのアルキル基、アシル基、ニトロ基またはアミノ
基などで置換されたアリ―ル基などを挙げることができ
る。 【0022】このような単量体Bとしては、分子内に
(メタ)アクリロイルオキシ基を有するものとして、た
とえば、メトキシエチル(メタ)アクリレ―ト、エトキ
シエチル(メタ)アクリレ―ト、プロピオキシエチル
(メタ)アクリレ―ト、ブトキシエチル(メタ)アクリ
レ―ト、ヘキサオキシエチル(メタ)アクリレ―ト、メ
トキシジエチレングリコ―ル(メタ)アクリレ―ト、エ
トキシジエチレングリコ―ル(メタ)アクリレ―ト、エ
トキシトリエチレングリコ―ル(メタ)アクリレ―トな
どが挙げられる。 【0023】また、分子内にマレイノイルオキシ基また
はフマロイルオキシ基を有するものとして、たとえば、
メトキシエチル−n−ブチルマレ―ト、エトキシジエチ
レングリコ―ルメチルマレ―ト、エトキシトリエチレン
グリコ―ルメチルマレ―ト、プロピオキシジエチレング
リコ―ルメチルマレ―ト、ブトキシエチルメチルマレ―
ト、ヘキサオキシエチルメチルマレ―ト、メトキシエチ
ル−n−ブチルフマレ―ト、エトキシジエチレングリコ
―ルメチルフマレ―ト、エトキシトリエチレングリコ―
ルメチルフマレ―ト、プロピオキシジエチレングリコ―
ルメチルフマレ―ト、ブトキシエチルメチルフマレ―
ト、ヘキサオキシエチルメチルフマレ―トなどが挙げら
れる。 【0024】さらに、分子内にイタコノイルオキシ基を
有するものとして、たとえば、メトキシエチル−n−ブ
チルイタコネ―ト、エトキシジエチレングリコ―ルメチ
ルイタコネ―ト、エトキシトリエチレングリコ―ルメチ
ルイタコネ―ト、プロピオキシジエチレングリコ―ルメ
チルイタコネ―ト、ブトキシエチルメチルイタコネ―
ト、ヘキサオキシエチルメチルイタコネ―トなどが挙げ
られる。 【0025】この単量体Bと共重合可能な他の単量体と
しては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
スチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニ
ル、安息香酸ビニルなどのビニルエステル類、ビニルト
ルエン、α−メチルスチレン、クロトン酸エステル類、
イタコン酸エステル類などの各種のビニル系単量体を使
用することができる。これらの共重合可能な他の単量体
は、単量体Bとの合計量中、通常99重量%以下、好ま
しくは95重量%以下であるのがよい。 【0026】本発明において、重合体Aは、単量体Aま
たはこれと共重合可能な他の単量体とを、ビニル重合開
始剤の存在下、常法に準じて溶液重合、塊状重合、乳化
重合、懸濁重合などの各種方法で重合させることによ
り、得ることができる。また、重合体Bは、単量体Bま
たはこれと共重合可能な他の単量体とを、上記同様に重
合させることにより、得ることができる。これらの重合
体A,Bを塗料用とする際は、有機溶剤で希釈して、適
当な粘度の重合体溶液とするのが好都合であり、そのた
めには、溶液重合法または塊状重合法を採用するのが望
ましい。 【0027】上記のビニル重合開始剤としては、アゾビ
スイソブチロニトリル、トリフエニルメチルアゾベンゼ
ンなどのアゾ化合物、ベンゾイルペルオキシド、ジ−t
−ブチルペルオキシド、t−ブチルペルオキシベンゾエ
―ト、t−ブチルペルオキシイソプロピルカ―ボネ―ト
などの過酸化物が挙げられる。 【0028】また、上記の有機溶剤としては、キシレ
ン、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶剤、ヘキサン、
ヘプタンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢
酸ブチルなどのエステル系溶剤、ジオキサン、ジエチル
エ―テルなどのエ―テル系溶剤、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤が挙げら
れ、これらのうちの1種または2種以上が用いられる。 【0029】このような方法で得られる重合体A,B
は、いずれも、重量平均で1,000〜300,000
の範囲にあるのが望ましい。分子量が低すぎると、正常
な塗膜の形成が難しく、また高すぎると、1回の塗装で
薄い塗膜しか得られず、より多くの塗装回数を要すると
いう不具合が出てくる。また、この重合体Aと重合体B
とを含む重合体溶液の粘度は、25℃で150ポイズ以
下であるのが好都合であり、そのためには、重合体溶液
の固型分は5〜90重量%、好ましくは15〜85重量
%の範囲となるようにするのがよい。 【0030】本発明の塗料組成物において、重合体A,
Bからなる樹脂分以外の必須成分として用いる防汚剤に
は、従来公知のものが広く含まれる。大別すれば、無機
化合物、金属を含む有機化合物および金属を含まない有
機化合物がある。 【0031】無機化合物としては、たとえば、亜酸化
銅、銅粉、チオシアン酸銅、炭酸銅、塩化銅、硫酸銅な
どの銅化合物、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、硫酸ニツケル、銅
−ニツケル合金などが挙げられる。 【0032】金属を含む有機化合物としては、たとえ
ば、有機銅系化合物、有機ニツケル系化合物および有機
亜鉛系化合物などがあり、その他マンネブ、マンセブ、
プロピネブなども使用できる。有機銅系化合物として
は、オキシン銅、ノニルフエノ―ルスルホン酸銅、カツ
パ―ビス(エチレンジアミン)−ビス(ドデシルベンゼ
ンスルホネ―ト)、酢酸銅、ナフテン酸銅、ビス(ペン
タクロロフエノ―ル酸)銅などが、有機ニツケル系化合
物としては、酢酸ニツケル、ジメチルジチオカルバミン
酸ニツケルなどが、有機亜鉛系化合物としては、酢酸亜
鉛、カルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜
鉛、ジンクピリチオン、ビスジメチルジチオカルバモイ
ルジンクエチレンビスジチオカ―バメ―ト、エチレンビ
スジチオカルバミン酸亜鉛などが、それぞれ挙げられ
る。 【0033】金属を含まない有機化合物としては、たと
えば、N−トリハロメチルチオフタルイミド、ジチオカ
ルバミン酸、N−アリ―ルマレイミド、3−置換アミノ
−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン、ジチオシア
ノ系化合物、トリアジン系化合物およびその他のものが
ある。 【0034】N−トリハロメチルチオフタルイミドとし
ては、N−トリクロロメチルチオフタルイミド、N−フ
ルオロジクロロメチルチオフタルイミドなどが、ジチオ
カルバミン酸としては、ビス(ジメチルチオカルバモイ
ル)ジスルフイド、N−メチルジチオカルバミン酸アン
モニウム、エチレンビス(ジチオカルバミン酸)アンモ
ニウム、ミルネブなどが、それぞれ挙げられる。 【0035】N−アリ―ルマレイミドとしては、N−
(2,4,6−トリクロロフエニル)マレイミド、N−
4−トリルマレイミド、N−3−クロロフエニルマレイ
ミド、N−(4−n−ブチルフエニル)マレイミド、N
−(アニリノフエニル)マレイミド、N−(2,3−キ
シリル)マレイミドなどが、挙げられる。 【0036】3−置換アミノ−1,3−チアゾリジン−
2,4−ジオンとしては、3−ベンジリデンアミノ−
1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン、3−(4−メ
チルベンジリデンアミノ)−1,3−チアゾリジン−
2,4−ジオン、3−(2−ヒドロキシベンジリデンア
ミノ)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン、3−
(2,4−ジクロロベンジリデンアミノ)−1,3−チ
アゾリジン−2,4−ジオンなどが挙げられる。 【0037】ジチオシアノ系化合物としては、ジチオシ
アノエタン、2,5−ジチオシアノチオフエンなどが、
また、トリアジン系化合物としては、2−メチルチオ−
4−t−ブチルアミノ−6−シクロプロピルアミノ−s
−トリアジンなどが、それぞれ挙げられる。 【0038】その他の金属を含まない有機化合物として
は、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリ
ル、N,N−ジメチルジクロロフエニル尿素、4,5−
ジクロロ−2−N−オクチル−3−(2H)イソチアゾ
ロン、N,N−ジメチル−N’−フエニル−(N−フル
オロジクロロメチルチオ)スルフアミド、テトラメチル
チウラムジスルフイド、3−ヨ―ド−2−プロピニルブ
チルカルバメ―ト、2−(メトキシカルボニルアミノ)
ベンズイミダゾ―ル、2,3,5,6−テトラクロロ−
4−(メチルスルホニル)ピリジン、ジヨ―ドメチルパ
ラトリルスルホン、2−(4−チアゾリル)ベンズイミ
ダゾ―ル、トリフエニルボロンピリジンなどが挙げられ
る。 【0039】本発明においては、上述の如き各種の防汚
剤の中から、1種または2種以上を選択使用するが、そ
の使用量は、塗料固形分中、防汚剤の割合が通常0.1
〜80重量%、好ましくは1〜60重量%である。防汚
剤が過少では防汚効果を期待できず、過多となると形成
される塗膜にクラツク,剥離などの欠陥が生じやすくな
り、効果的な防汚性が得られにくくなる。 【0040】このように構成される本発明の塗料組成物
には、さらに必要に応じて、弁柄、二酸化チタン、タル
クなどの顔料や染料などの着色剤、水結合剤、ジオクチ
ルフタレ―ト(DOP)、トリクレジルフオスフエ―ト
(TCP)、塩素化パラフインなどの可塑剤、アクリル
樹脂、塩化ゴム、ロジンなどの樹脂、水結合剤、塗料で
常用されているタレ止め剤、色分れ防止剤、沈降防止
剤、消泡剤などを適宜配合することができる。 【0041】本発明の塗料組成物を用いて、海水に浸漬
されるべき物体の表面に防汚塗膜を形成するには、上記
物体の表面に適宜の手段で塗布したのち、常温下ないし
加熱下で溶剤を揮散除去すればよく、この方法により上
記物体の表面に乾燥塗膜を容易に形成することができ
る。 【0042】 【発明の効果】本発明の塗料組成物は、海中の生物汚損
の防止が必要な船底部、魚網や冷却水管などの水中構造
物、さらには海洋土木工事の汚泥拡散防止などに用いる
ことができ、その塗膜は、クラツクや剥離がなく、さら
に適切な速度でかつ均一に海中へ溶解する加水分解性を
示して、上記の生物付着汚損に対して、長期にわたつて
すぐれた防汚性能を持続することができる。 【0043】 【実施例】つぎに、本発明を重合体の製造例、実施例お
よび比較例によつて具体的に説明する。なお、例中の部
は重量部であり、分子量はGPCによるポリスチレン換
算重量平均分子量である。 【0044】また、製造例で用いた単量体A(A1 〜A
8 )は、前記の一般式(1)で示される単量体であつ
て、一般式(1)中のR1 〜R3 およびXは、つぎの表
1に示すとおりである。さらに、製造例で用いた単量体
B(B1 〜B8 )は、前記の一般式(2)で示される単
量体であつて、一般式(2)中のY、nおよびR4 は、
つぎの表2に示すとおりである。 【0045】 【表1】【0046】 【表2】【0047】製造例1〜8 攪拌機付きのフラスコに、つぎの表3,表4の配合に準
じて溶剤aを仕込み、窒素ガスを導入しつつ、撹拌しな
がら80℃に昇温した。撹拌しながら単量体A、その他
の単量体および重合触媒aの混合液をフラスコの中へ3
時間で滴下し、滴下終了後同温度で30分間保持した。
ついで、溶剤bと重合触媒bとの混合物を20分間で滴
下し、さらに、同温度で2時間攪拌を続けて重合反応を
完結させた。最後に、希釈溶剤を加えて希釈し、各重合
体溶液S1 〜S8 を得た。各溶液の固型分濃度と重合体
の分子量を、表3,表4に併記した。 【0048】 【表3】【0049】 【表4】【0050】製造例9〜16 攪拌機付きのフラスコに、つぎの表5,表6の配合に準
じて溶剤aを仕込み、窒素ガスを導入しつつ、撹拌しな
がら80℃に昇温した。撹拌しながら単量体B、その他
の単量体および重合触媒aの混合液をフラスコの中へ3
時間で滴下し、滴下終了後同温度で30分間保持した。
ついで、溶剤bと重合触媒bとの混合物を20分間で滴
下し、さらに、同温度で2時間攪拌を続けて重合反応を
完結させた。最後に、希釈溶剤を加えて希釈し、各重合
体溶液S9 〜S16を得た。各溶液の固型分濃度と重合体
の分子量を、表5,表6に併記した。 【0051】 【表5】【0052】 【表6】【0053】比較製造例1 単量体として、トリ−n−ブチルシリルメタクリレ―ト
100部を用いた以外は、製造例1と同様の方法で重合
して、重合体溶液T17を得た。得られた重合体の分子量
は42,000で、50重量%キシレン溶液である。 【0054】比較製造例2 単量体混合物として、トリ−n−ブチルシリルメタクリ
レ―ト50部およびメチルメタクリレ―ト50部を用い
た以外は、製造例1と同様の方法で重合して、重合体溶
液T18を得た。得られた重合体の分子量は40,000
で、50重量%キシレン溶液である。 【0055】比較製造例3 単量体混合物として、エトキシエチルアクリレ―ト50
部およびメチルメタクリレ―ト50部を用いた以外は、
製造例1と同様の方法で重合して、重合体溶液T19を得
た。得られた重合体の分子量は41,000で、50重
量%キシレン溶液である。 【0056】実施例1〜20単量体A(単量体A1〜A8)を用いた 重合体溶液S
〜S単量体B(単量体B1〜B8)を用いた重合体
溶液S〜S16 とを組み合わせ、つぎの表7〜表11
に示す配合組成(表中の数値は重量%)で各成分を混合
し、ペイントシエ―カ―により、20種の塗料組成物を
調製した。各表中、「デイスバロンA630−20X」
〔楠本化成(株)製の商品名〕は、タレ止め用添加剤で
ある。 【0057】 【表7】【0058】 【表8】【0059】 【表9】【0060】 【表10】【0061】 【表11】【0062】比較例1〜3単量体Aを用いた重合体溶液T17,T18(比較例
1,2)、単量体Bを用いた重合体溶液T19(比較例
3)に対し、 つぎの表12に示す配合組成(表中の数値
は重量%)により各成分を混合し、ペイントシエ―カ―
により、3種の塗料組成物を調製した。表中、「デイス
バロンA630−20X」は、前記の表7〜表11の場
合と同じである。 【0063】 【表12】【0064】以上の実施例1〜20および比較例1〜3
の各塗料組成物について、下記の要領で、防汚性能試
験、塗膜消耗試験、付着性試験および耐クラツク性試験
を行つた。これらの結果は、後記の表13〜表16に示
されるとおりであつた。 【0065】<防汚性能試験>各塗料組成物を、サンド
ブラスト処理鋼板に予めタ―ルビニル系防錆塗料を塗布
してなる塗装板(100mm×200mm×1mm)の両面
に、乾燥膜厚が片面120μmとなるようにスプレ―塗
りにより2回塗装して、温度20℃,湿度75%の恒温
恒湿室にて1週間乾燥させ、試験片を作製した。この試
験片につき、生物付着の激しい海域である兵庫県相生市
相生湾にて、18ケ月の海水浸漬を行い、試験塗膜上の
付着生物の占有面積(付着面積)の割合を経時的に測定
した。 【0066】<塗膜消耗試験>各塗料組成物を、裏面に
防錆塗装をした鋼板(100mm×100mm×1mm)の表
面に、乾燥膜厚が200μmとなるようにスプレ―塗装
し、温度20℃の室内にて1週間乾燥させて、試験片を
作製した。直径50cmの円筒形ドラムの外面に、上記の
試験片を固定したのち、兵庫県洲本市由良湾の海面下1
mに浸漬して、ドラムの周速が16ノツトとなるように
モ―タで回転させ、消耗した塗膜厚を3ケ月毎に18ケ
月間測定した。また、塗膜厚消耗平均速度(μm/月)
を算出した。なお、塗膜厚消耗平均速度は、3μm/月
以上であれば良好な防汚性能と相関する。 【0067】<付着性試験>ブラスト鋼板にタ―ルエポ
キシ系防錆塗料を1回あたり125μmの乾燥膜厚とな
るようにスプレ―塗装で2回塗りし、さらにタ―ルビニ
ル系シ―ラ―コ―トを乾燥膜厚が70μmとなるように
塗装した。この上に、各塗料組成物を、乾燥膜厚が10
0μmとなるようにスプレ―塗りにより2回塗装して、
温度20℃,湿度75%の恒温恒湿室にて1週間乾燥さ
せ、試験片を作製した。この試験片を人工海水に浸漬
し、3ケ月後、6ケ月後、9ケ月後、12ケ月後および
18ケ月後に引き上げて、2mm間隔のゴバン目試験を実
施した。付着性の評価は、この試験による剥離個数が0
個/25個の場合を○(合格)、同剥離個数が1個以上
/25個の場合を×(不合格)とした。 【0068】<耐クラツク性試験>付着性試験におい
て、試験片を人工海水から引き上げる際に、その塗膜を
目視観察し、クラツクの発生の有無を調べた。クラツク
のないものを○(合格)、あるものを×(不合格)とし
た。 【0069】 【表13】 【0070】 【表14】 【0071】 【表15】【0072】 【表16】 【0073】上記の表13〜表16の結果から明らかな
ように、単量体Aを用いた重合体溶液T17,T18を
これら単独で使用した比較例1,2の各塗料組成物や、
単量体Bを用いた重合体溶液T19をこれ単独で使用し
た比較例3の塗料組成物では、いずれも、塗膜溶解速度
および防汚性能ともに不満足な結果であり、付着性や耐
クラツク性でも欠点がみられた。これに対し、単量体A
を用いた重合体溶液S〜S、単量体Bを用いた
合体溶液S〜S16 とを組み合わせ使用した実施例1
〜20の各塗料組成物では、いずれの試験においても満
足できる結果を示しており、これらの試験結果からも、
本発明の塗料組成物がすぐれた性能を具備しているもの
であることがわかる。
フロントページの続き (72)発明者 松原 義朗 兵庫県尼崎市武庫之荘西2−53−1− 504 (72)発明者 伊藤 雅康 兵庫県伊丹市千僧2−86 (72)発明者 荒川 賢一 兵庫県西宮市門戸岡田町6−23 (56)参考文献 特開 平5−320539(JP,A) 特開 昭62−275113(JP,A) 特開 平4−264169(JP,A) 特開 平3−31372(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 5/14 C09D 5/16 C09D 133/14 C09D 143/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 つぎの一般式(1); (式中、R1 〜R3 はいずれもアルキル基、アリ―ル基
    の中から選ばれた基であつて、互いに同一の基であつて
    も異なる基であつてもよい。Xはアクリロイルオキシ
    基、メタクリロイルオキシ基、マレイノイルオキシ基、
    フマロイルオキシ基またはイタコノイルオキシ基であ
    る。)で表される単量体Aを用いた重合体と、つぎの一
    般式(2); Y−(CH2 CH2 O)n−R4 …(2) (式中、R4 はアルキル基またはアリ―ル基である。Y
    はアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、マ
    レイノイルオキシ基、フマロイルオキシ基またはイタコ
    ノイルオキシ基である。nは1〜25の整数である。)
    で表される単量体Bを用いた重合体と、防汚剤とを必須
    成分として含有することを特徴とする塗料組成物。
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