JP3472949B2 - 加硫可能なゴム組成物 - Google Patents
加硫可能なゴム組成物Info
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Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、エチレン・α- オレフィ
ン・ポリエン共重合体ゴム(ランダム共重合体ゴム)、
ジニトロジアミン類およびカーボンブラックを含有する
加硫可能なゴム組成物に関し、さらに詳しくは、ゴム弾
性が大きく、防振ゴム等の用途に最適な加硫可能なゴム
組成物に関する。
ン・ポリエン共重合体ゴム(ランダム共重合体ゴム)、
ジニトロジアミン類およびカーボンブラックを含有する
加硫可能なゴム組成物に関し、さらに詳しくは、ゴム弾
性が大きく、防振ゴム等の用途に最適な加硫可能なゴム
組成物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】エチレン・α- オレフィン・ポリ
エン共重合体ゴムは、耐熱老化性に優れることから、自
動車用ゴム部品、建材土木用ゴム製品、電線用被覆材等
に広く使用されている。
エン共重合体ゴムは、耐熱老化性に優れることから、自
動車用ゴム部品、建材土木用ゴム製品、電線用被覆材等
に広く使用されている。
【0003】また、ジニトロジアミン類は、「日本ゴム
協会誌,63,646(1990)」に記載されている
ように、天然ゴムに添加すると、ゴム分子とカーボンブ
ラックとの間に化学結合が生じ、その結果としてゴム架
橋物の損失係数(tanδ)が低下し防振特性が向上す
るとともに、耐振動疲労特性が大幅に向上することが分
かっている。ここに、tanδは、ゴム架橋物の防振特
性の指標となり、tanδの値が低いほど防振特性に優
れている。したがって、天然ゴムは、ジニトロジアミン
類の添加により優れた防振特性と耐振動疲労特性を有す
るゴム架橋物を提供することができる。しかしながら、
ジニトロジアミン類を添加した天然ゴム組成物は、耐熱
老化性に劣るため、その用途が制限されている。
協会誌,63,646(1990)」に記載されている
ように、天然ゴムに添加すると、ゴム分子とカーボンブ
ラックとの間に化学結合が生じ、その結果としてゴム架
橋物の損失係数(tanδ)が低下し防振特性が向上す
るとともに、耐振動疲労特性が大幅に向上することが分
かっている。ここに、tanδは、ゴム架橋物の防振特
性の指標となり、tanδの値が低いほど防振特性に優
れている。したがって、天然ゴムは、ジニトロジアミン
類の添加により優れた防振特性と耐振動疲労特性を有す
るゴム架橋物を提供することができる。しかしながら、
ジニトロジアミン類を添加した天然ゴム組成物は、耐熱
老化性に劣るため、その用途が制限されている。
【0004】一方、従来のエチレン・α- オレフィン・
ポリエン共重合体ゴムは、優れた耐熱老化性を持つゴム
架橋物を提供することができるものの、ジニトロジアミ
ン類を添加しても、天然ゴムの場合と異なり、優れた防
振特性と耐振動疲労特性を有するゴム架橋物を提供する
ことはできない。
ポリエン共重合体ゴムは、優れた耐熱老化性を持つゴム
架橋物を提供することができるものの、ジニトロジアミ
ン類を添加しても、天然ゴムの場合と異なり、優れた防
振特性と耐振動疲労特性を有するゴム架橋物を提供する
ことはできない。
【0005】また、たとえば特開平4−320425号
公報に見られるように、エチレン・α- オレフィン共重
合体ゴムとジニトロジアミン類とラジカル発生剤とを混
在させて架橋物の耐振動疲労特性(繰り返し変形に対す
る耐疲労性)を改良しようという試みがなされている。
公報に見られるように、エチレン・α- オレフィン共重
合体ゴムとジニトロジアミン類とラジカル発生剤とを混
在させて架橋物の耐振動疲労特性(繰り返し変形に対す
る耐疲労性)を改良しようという試みがなされている。
【0006】しかしながら、上記のような試みでは、エ
チレン・α- オレフィン共重合体ゴムは、優れた防振特
性と耐振動疲労特性を有するゴム架橋物を提供すること
ができるものの、このゴム架橋物の生産効率があまり良
くない。
チレン・α- オレフィン共重合体ゴムは、優れた防振特
性と耐振動疲労特性を有するゴム架橋物を提供すること
ができるものの、このゴム架橋物の生産効率があまり良
くない。
【0007】したがって、本発明者らは、耐熱老化性に
優れるとともに、防振特性および耐振動疲労特性に優れ
たゴム架橋物を効率よく生産することができるエチレン
・α- オレフィン・ポリエン共重合体ゴム組成物を得る
べく鋭意研究し、エチレン・α- オレフィン・ポリエン
共重合体ゴムを構成するポリエンとして最も化学反応性
の高い新規な分岐鎖状ポリエン化合物、たとえば8-メチ
ル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン(EMN)に着目
し、このポリエン化合物とエチレンと炭素原子数3〜2
0のα- オレフィンとを共重合させたエチレン・α- オ
レフィン・ポリエン共重合体ゴムと、特定のジニトロジ
アミン類と、カーボンブラックとを特定の割合で含有さ
せたゴム組成物を調製したところ、この組成物から耐熱
老化性に優れるとともに、低tanδで防振特性に優
れ、しかも耐振動疲労特性に優れたゴム架橋物を効率よ
く生産することができることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
優れるとともに、防振特性および耐振動疲労特性に優れ
たゴム架橋物を効率よく生産することができるエチレン
・α- オレフィン・ポリエン共重合体ゴム組成物を得る
べく鋭意研究し、エチレン・α- オレフィン・ポリエン
共重合体ゴムを構成するポリエンとして最も化学反応性
の高い新規な分岐鎖状ポリエン化合物、たとえば8-メチ
ル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン(EMN)に着目
し、このポリエン化合物とエチレンと炭素原子数3〜2
0のα- オレフィンとを共重合させたエチレン・α- オ
レフィン・ポリエン共重合体ゴムと、特定のジニトロジ
アミン類と、カーボンブラックとを特定の割合で含有さ
せたゴム組成物を調製したところ、この組成物から耐熱
老化性に優れるとともに、低tanδで防振特性に優
れ、しかも耐振動疲労特性に優れたゴム架橋物を効率よ
く生産することができることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、エチレン・α-
オレフィン・ポリエン共重合体ゴムからなり、耐熱老化
性に優れるとともに、防振特性および耐振動疲労特性に
優れたゴム架橋物を効率よく生産することができる加硫
可能なゴム組成物を提供することを目的としている。
問題を解決しようとするものであって、エチレン・α-
オレフィン・ポリエン共重合体ゴムからなり、耐熱老化
性に優れるとともに、防振特性および耐振動疲労特性に
優れたゴム架橋物を効率よく生産することができる加硫
可能なゴム組成物を提供することを目的としている。
【0009】
【発明の概要】本発明に係る加硫可能なゴム組成物は、
エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィンと、
下記一般式[I]で表わされる少なくとも一種の分岐鎖
状ポリエン化合物とからなるランダム共重合体ゴム
(A)100重量部と、下記一般式[III] で表わされ
るジニトロジアミン類(B)0.5〜5重量部と、カー
ボンブラック(C)10〜200重量部とを含有してな
ることを特徴としている。
エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィンと、
下記一般式[I]で表わされる少なくとも一種の分岐鎖
状ポリエン化合物とからなるランダム共重合体ゴム
(A)100重量部と、下記一般式[III] で表わされ
るジニトロジアミン類(B)0.5〜5重量部と、カー
ボンブラック(C)10〜200重量部とを含有してな
ることを特徴としている。
【0010】
【化3】
【0011】[式[I]中、nは1〜5の整数であり、
R1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R2 およ
びR3 は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子
数1〜5のアルキル基である。]
R1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R2 およ
びR3 は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子
数1〜5のアルキル基である。]
【0012】
【化4】
【0013】[式[III] 中、Xは、2価の鎖状脂肪族
基、環状脂肪族基または芳香族基であって、基中にハロ
ゲン原子または酸素原子を含んでいてもよい。R1 は、
水素原子、鎖状脂肪族基、環状脂肪族基または芳香族基
であり、XおよびR1 がいずれも鎖状脂肪族基である場
合には、R1 を介して窒素原子同士が互いにさらに連結
していてもよい。
基、環状脂肪族基または芳香族基であって、基中にハロ
ゲン原子または酸素原子を含んでいてもよい。R1 は、
水素原子、鎖状脂肪族基、環状脂肪族基または芳香族基
であり、XおよびR1 がいずれも鎖状脂肪族基である場
合には、R1 を介して窒素原子同士が互いにさらに連結
していてもよい。
【0014】R2 およびR3 は、それぞれ独立に、水素
原子または炭素原子数1〜12のアルキル基であり、R
2 とR3 とが結合して環を形成していてもよい。] 上記ジニトロジアミン類(B)としては、N,N'- ビス
(2-メチル-2- ニトロプロピル)-1,6- ジアミノヘキサ
ンが好ましく用いられる。
原子または炭素原子数1〜12のアルキル基であり、R
2 とR3 とが結合して環を形成していてもよい。] 上記ジニトロジアミン類(B)としては、N,N'- ビス
(2-メチル-2- ニトロプロピル)-1,6- ジアミノヘキサ
ンが好ましく用いられる。
【0015】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る加硫可能なゴ
ム組成物について具体的に説明する。本発明に係る加硫
可能なゴム組成物は、特定のランダム共重合体ゴム
(A)と特定のジニトロジアミン類(B)とカーボンブ
ラック(C)とを特定の割合で含有してなる加硫可能な
ゴム組成物である。
ム組成物について具体的に説明する。本発明に係る加硫
可能なゴム組成物は、特定のランダム共重合体ゴム
(A)と特定のジニトロジアミン類(B)とカーボンブ
ラック(C)とを特定の割合で含有してなる加硫可能な
ゴム組成物である。
【0016】ランダム共重合体ゴム(A)
本発明で用いられるランダム共重合体ゴム(A)は、エ
チレンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィンと、分
岐鎖状ポリエン化合物とからなる。
チレンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィンと、分
岐鎖状ポリエン化合物とからなる。
【0017】このような炭素原子数3〜20のα- オレ
フィンとしては、具体的には、プロピレン、1-ブテン、
1-ペンテン、1-ヘキセン、3-メチル-1- ブテン、3-メチ
ル-1- ペンテン、3-エチル-1- ペンテン、4-メチル-1-
ペンテン、4-メチル-1- ヘキセン、4,4-ジメチル-1- ヘ
キセン、4,4-ジメチル-1- ペンテン、4-エチル-1- ヘキ
セン、3-エチル-1- ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、
1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オク
タデセン、1-エイコセンなどが挙げられる。中でも、プ
ロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、1-オクテンが好まし
く用いられる。
フィンとしては、具体的には、プロピレン、1-ブテン、
1-ペンテン、1-ヘキセン、3-メチル-1- ブテン、3-メチ
ル-1- ペンテン、3-エチル-1- ペンテン、4-メチル-1-
ペンテン、4-メチル-1- ヘキセン、4,4-ジメチル-1- ヘ
キセン、4,4-ジメチル-1- ペンテン、4-エチル-1- ヘキ
セン、3-エチル-1- ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、
1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オク
タデセン、1-エイコセンなどが挙げられる。中でも、プ
ロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、1-オクテンが好まし
く用いられる。
【0018】これらのα- オレフィンは、単独であるい
は2種以上組合わせて用いることができる。また、分岐
鎖状ポリエン化合物は、下記一般式[I]で表わされ
る。
は2種以上組合わせて用いることができる。また、分岐
鎖状ポリエン化合物は、下記一般式[I]で表わされ
る。
【0019】
【化5】
【0020】式[I]中、nは1〜5の整数であり、R
1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R2 および
R3 は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子数
1〜5のアルキル基である。
1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R2 および
R3 は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子数
1〜5のアルキル基である。
【0021】炭素原子数1〜5のアルキル基としては、
具体的に、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロ
ピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブ
チル基、n-ペンチル基、i-ペンチル基などが挙げられ
る。
具体的に、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロ
ピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブ
チル基、n-ペンチル基、i-ペンチル基などが挙げられ
る。
【0022】このような分岐鎖状ポリエン化合物(以
下、分岐鎖状ポリエン化合物[I]ともいう)として
は、具体的に下記(1)〜(24)に例示するような化合
物が挙げられる。中でも、(5)、(6)、(9)、
(11)、(14)、(19)、(20)の分岐鎖状ポリエン化
合物が好ましく用いられる。 (1)4-エチリデン-1,6- オクタジエン (2)7-メチル-4- エチリデン-1,6- オクタジエン (3)7-メチル-4- エチリデン-1,6- ノナジエン (4)7-エチル-4- エチリデン-1,6- ノナジエン (5)6,7-ジメチル-4- エチリデン-1,6- オクタジエン (6)6,7-ジメチル-4- エチリデン-1,6- ノナジエン (7)4-エチリデン-1,6- デカジエン (8)7-メチル-4- エチリデン-1,6- デカジエン (9)7-メチル-6- プロピル-4- エチリデン-1,6- オク
タジエン (10)4-エチリデン-1,7- ノナジエン (11)8-メチル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン(EM
N) (12)4-エチリデン-1,7- ウンデカジエン (13)8-メチル-4- エチリデン-1,7- ウンデカジエン (14)7,8-ジメチル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン (15)7,8-ジメチル-4- エチリデン-1,7- デカジエン (16)7,8-ジメチル-4- エチリデン-1,7- ウンデカジエ
ン (17)8-メチル-7- エチル-4- エチリデン-1,7- ウンデ
カジエン (18)7,8-ジエチル-4- エチリデン-1,7- デカジエン (19)9-メチル-4- エチリデン-1,8- デカジエン (20)8,9-ジメチル-4- エチリデン-1,8- デカジエン (21)10- メチル-4- エチリデン-1,9- ウンデカジエン (22)9,10- ジメチル-4- エチリデン-1,9- ウンデカジ
エン (23)11- メチル-4- エチリデン-1,10-ドデカジエン (24)10,11-ジメチル-4- エチリデン-1,10-ドデカジエ
ン これらは、単独であるいは2種以上組合わせて用いるこ
とができる。
下、分岐鎖状ポリエン化合物[I]ともいう)として
は、具体的に下記(1)〜(24)に例示するような化合
物が挙げられる。中でも、(5)、(6)、(9)、
(11)、(14)、(19)、(20)の分岐鎖状ポリエン化
合物が好ましく用いられる。 (1)4-エチリデン-1,6- オクタジエン (2)7-メチル-4- エチリデン-1,6- オクタジエン (3)7-メチル-4- エチリデン-1,6- ノナジエン (4)7-エチル-4- エチリデン-1,6- ノナジエン (5)6,7-ジメチル-4- エチリデン-1,6- オクタジエン (6)6,7-ジメチル-4- エチリデン-1,6- ノナジエン (7)4-エチリデン-1,6- デカジエン (8)7-メチル-4- エチリデン-1,6- デカジエン (9)7-メチル-6- プロピル-4- エチリデン-1,6- オク
タジエン (10)4-エチリデン-1,7- ノナジエン (11)8-メチル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン(EM
N) (12)4-エチリデン-1,7- ウンデカジエン (13)8-メチル-4- エチリデン-1,7- ウンデカジエン (14)7,8-ジメチル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン (15)7,8-ジメチル-4- エチリデン-1,7- デカジエン (16)7,8-ジメチル-4- エチリデン-1,7- ウンデカジエ
ン (17)8-メチル-7- エチル-4- エチリデン-1,7- ウンデ
カジエン (18)7,8-ジエチル-4- エチリデン-1,7- デカジエン (19)9-メチル-4- エチリデン-1,8- デカジエン (20)8,9-ジメチル-4- エチリデン-1,8- デカジエン (21)10- メチル-4- エチリデン-1,9- ウンデカジエン (22)9,10- ジメチル-4- エチリデン-1,9- ウンデカジ
エン (23)11- メチル-4- エチリデン-1,10-ドデカジエン (24)10,11-ジメチル-4- エチリデン-1,10-ドデカジエ
ン これらは、単独であるいは2種以上組合わせて用いるこ
とができる。
【0023】上記の分岐鎖状ポリエン化合物[I]は、
トランス体およびシス体の混合物であってもよく、トラ
ンス体単独またはシス体単独であってもよい。このよう
な分岐鎖状ポリエン化合物は、本願出願人の出願に係る
特願平6−154952号明細書に記載の方法によって
調製することができる。
トランス体およびシス体の混合物であってもよく、トラ
ンス体単独またはシス体単独であってもよい。このよう
な分岐鎖状ポリエン化合物は、本願出願人の出願に係る
特願平6−154952号明細書に記載の方法によって
調製することができる。
【0024】すなわち、下記[I−a]で示される共役ジ
エンを有する化合物とエチレンとを、遷移金属化合物お
よび有機アルミニウム化合物からなる触媒の存在下に反
応させることにより、上記分岐鎖状ポリエン化合物製造
することができる。
エンを有する化合物とエチレンとを、遷移金属化合物お
よび有機アルミニウム化合物からなる触媒の存在下に反
応させることにより、上記分岐鎖状ポリエン化合物製造
することができる。
【0025】
【化6】
【0026】(式[I−a]中、n、R1 、R2 およびR
3 は、それぞれ上述した一般式[I]におけるn、
R1 、R2 およびR3 と同じである。) 本発明で用いられるランダム共重合体ゴム(A)は、上
記のようなエチレン、α- オレフィンおよび分岐鎖状ポ
リエン化合物それぞれの単量体から誘導される構成単位
が、ランダムに配列して結合し、分岐鎖状ポリエン化合
物に起因する分岐構造を有するとともに、主鎖は、実質
的に線状構造となっている。
3 は、それぞれ上述した一般式[I]におけるn、
R1 、R2 およびR3 と同じである。) 本発明で用いられるランダム共重合体ゴム(A)は、上
記のようなエチレン、α- オレフィンおよび分岐鎖状ポ
リエン化合物それぞれの単量体から誘導される構成単位
が、ランダムに配列して結合し、分岐鎖状ポリエン化合
物に起因する分岐構造を有するとともに、主鎖は、実質
的に線状構造となっている。
【0027】この共重合体ゴムが実質的に線状構造を有
しており実質的にゲル状架橋重合体を含有しないこと
は、この共重合体ゴムが有機溶媒に溶解し、不溶分を実
質的に含まないことにより確認することができる。たと
えば極限粘度[η]を測定する際に、この共重合体ゴム
が135℃中のデカリンに完全に溶解することにより確
認することができる。
しており実質的にゲル状架橋重合体を含有しないこと
は、この共重合体ゴムが有機溶媒に溶解し、不溶分を実
質的に含まないことにより確認することができる。たと
えば極限粘度[η]を測定する際に、この共重合体ゴム
が135℃中のデカリンに完全に溶解することにより確
認することができる。
【0028】また、このようなランダム共重合体ゴム
(A)において、分岐鎖状ポリエン化合物から誘導され
る構成単位は、実質的に下記式[II]で示される構造を
有している。
(A)において、分岐鎖状ポリエン化合物から誘導され
る構成単位は、実質的に下記式[II]で示される構造を
有している。
【0029】
【化7】
【0030】[式[II]中、n、R1 、R2 およびR3
は、それぞれ上述した一般式[I]におけるn、R1 、
R2 およびR3 と同じである。] なお、分岐鎖状ポリエン化合物から誘導される構成単位
が上記構造を有していることは、この共重合体の13C−
NMRスペクトルを測定することによって確認すること
ができる。
は、それぞれ上述した一般式[I]におけるn、R1 、
R2 およびR3 と同じである。] なお、分岐鎖状ポリエン化合物から誘導される構成単位
が上記構造を有していることは、この共重合体の13C−
NMRスペクトルを測定することによって確認すること
ができる。
【0031】本発明で用いられるランダム共重合体ゴム
(A)、たとえばエチレン・プロピレン・4-エチリデン
-8- メチル-1,7- ノナジエン(EMN)共重合体ゴム含
有のゴム組成物からなる架橋物は、エチレン・プロピレ
ン・5-エチリデン-2- ノルボルネン(ENB)共重合体
ゴム含有のゴム組成物からなる架橋物と比べ、耐振動疲
労特性がより優れている。その理由は、分岐鎖状ポリエ
ン化合物であるEMNは、環状構造を有するジエン化合
物であるENBに比べ、分子運動し易く、また加硫後の
架橋形態も、耐振動疲労特性に有効な分子間距離を保つ
構造をとるためである。また、エチレン・プロピレン・
4-エチリデン-8- メチル-1,7- ノナジエン(EMN)共
重合体ゴムは、加硫速度が、エチレン・プロピレン・5-
エチリデン-2- ノルボルネン(ENB)共重合体ゴムに
比べ、非常に速いため、物性の安定性と架橋ゴム製品の
生産性に優れている。
(A)、たとえばエチレン・プロピレン・4-エチリデン
-8- メチル-1,7- ノナジエン(EMN)共重合体ゴム含
有のゴム組成物からなる架橋物は、エチレン・プロピレ
ン・5-エチリデン-2- ノルボルネン(ENB)共重合体
ゴム含有のゴム組成物からなる架橋物と比べ、耐振動疲
労特性がより優れている。その理由は、分岐鎖状ポリエ
ン化合物であるEMNは、環状構造を有するジエン化合
物であるENBに比べ、分子運動し易く、また加硫後の
架橋形態も、耐振動疲労特性に有効な分子間距離を保つ
構造をとるためである。また、エチレン・プロピレン・
4-エチリデン-8- メチル-1,7- ノナジエン(EMN)共
重合体ゴムは、加硫速度が、エチレン・プロピレン・5-
エチリデン-2- ノルボルネン(ENB)共重合体ゴムに
比べ、非常に速いため、物性の安定性と架橋ゴム製品の
生産性に優れている。
【0032】なお、ランダム共重合体ゴム(A)の構成
成分として、上記分岐鎖状ポリエン化合物とともに、ポ
リエン成分として従来一般的に使用されている1,4-ヘキ
サジエン、5-エチリデン-2- ノルボルネン(ENB)、
ジシクロペンタジエン、5-ビニルノルボルネン等を、本
発明の目的を損なわない範囲で併用しても差し支えな
い。
成分として、上記分岐鎖状ポリエン化合物とともに、ポ
リエン成分として従来一般的に使用されている1,4-ヘキ
サジエン、5-エチリデン-2- ノルボルネン(ENB)、
ジシクロペンタジエン、5-ビニルノルボルネン等を、本
発明の目的を損なわない範囲で併用しても差し支えな
い。
【0033】本発明で用いられるランダム共重合体ゴム
(A)は、以下のような組成および特性を有する。
(A)は、以下のような組成および特性を有する。
【0034】(i)このランダム共重合体ゴムは、エチ
レンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとのモル比
(エチレン/α- オレフィン)が40/60〜95/
5、好ましくは60/40〜90/10の範囲にある。
エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとのモ
ル比が、上記のような範囲にあるランダム共重合体ゴム
(A)を用いると、柔軟でゴム弾性に優れたゴム架橋物
を提供することができるゴム組成物が得られる。
レンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとのモル比
(エチレン/α- オレフィン)が40/60〜95/
5、好ましくは60/40〜90/10の範囲にある。
エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとのモ
ル比が、上記のような範囲にあるランダム共重合体ゴム
(A)を用いると、柔軟でゴム弾性に優れたゴム架橋物
を提供することができるゴム組成物が得られる。
【0035】(ii)このランダム共重合体ゴム(A)
は、ヨウ素価が通常5〜40、好ましくは10〜30の
範囲にある。ヨウ素価が上記のような範囲にあるランダ
ム共重合体ゴム(A)を用いると、防振特性および耐振
動疲労特性に優れたゴム架橋物を提供することができ
る、加硫速度の速いゴム組成物が得られる。
は、ヨウ素価が通常5〜40、好ましくは10〜30の
範囲にある。ヨウ素価が上記のような範囲にあるランダ
ム共重合体ゴム(A)を用いると、防振特性および耐振
動疲労特性に優れたゴム架橋物を提供することができ
る、加硫速度の速いゴム組成物が得られる。
【0036】(iii) このランダム共重合体ゴム(A)
は、135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が
0.5〜4.5dl/g、好ましくは0.7〜4.0d
l/gの範囲にある。
は、135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が
0.5〜4.5dl/g、好ましくは0.7〜4.0d
l/gの範囲にある。
【0037】極限粘度[η]が0.5dl/g未満のラ
ンダム共重合体ゴムを用いると、得られるゴム組成物
は、そのゴム架橋物に所望の強度が発現されない虞があ
るため好ましくない。また、極限粘度[η]が4.5d
l/gを超えると、得られるゴム組成物は、ゴムの加工
が困難になる傾向があり好ましくない。
ンダム共重合体ゴムを用いると、得られるゴム組成物
は、そのゴム架橋物に所望の強度が発現されない虞があ
るため好ましくない。また、極限粘度[η]が4.5d
l/gを超えると、得られるゴム組成物は、ゴムの加工
が困難になる傾向があり好ましくない。
【0038】なお、このランダム共重合体ゴム(A)
は、X線回折法により測定した結晶化度が15%よりも
低い低結晶化度の共重合体であってもよい。上記のよう
なランダム共重合体ゴム(A)は、エチレンと、炭素原
子数3〜20のα- オレフィンと、上記一般式[I]で
表わされる分岐鎖状ポリエン化合物とを、触媒の存在下
に共重合させて得ることができる。
は、X線回折法により測定した結晶化度が15%よりも
低い低結晶化度の共重合体であってもよい。上記のよう
なランダム共重合体ゴム(A)は、エチレンと、炭素原
子数3〜20のα- オレフィンと、上記一般式[I]で
表わされる分岐鎖状ポリエン化合物とを、触媒の存在下
に共重合させて得ることができる。
【0039】このような触媒としては、バナジウム
(V)、ジルコニウム(Zr)、チタニウム(Ti)な
どの遷移金属化合物と有機アルミニウム化合物(有機ア
ルミニウムオキシ化合物)とからなるチーグラー型触媒
が使用できる。
(V)、ジルコニウム(Zr)、チタニウム(Ti)な
どの遷移金属化合物と有機アルミニウム化合物(有機ア
ルミニウムオキシ化合物)とからなるチーグラー型触媒
が使用できる。
【0040】本発明では、[a]可溶性バナジウム化合
物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒、あるいは
[b]周期律表第IVB族から選ばれる遷移金属のメタロ
セン化合物と、有機アルミニウムオキシ化合物またはイ
オン化イオン性化合物とからなる触媒が特に好ましく用
いられる。
物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒、あるいは
[b]周期律表第IVB族から選ばれる遷移金属のメタロ
セン化合物と、有機アルミニウムオキシ化合物またはイ
オン化イオン性化合物とからなる触媒が特に好ましく用
いられる。
【0041】本発明では、上記のような触媒[a](可
溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物とから
なる触媒)または触媒[b](周期律表第IV族から選ば
れる遷移金属のメタロセン化合物と有機アルミニウムオ
キシ化合物またはイオン化イオン性化合物とからなる触
媒)の存在下に、エチレンと、炭素原子数3〜20のα
- オレフィンと、分岐鎖状ポリエン化合物とを、通常液
相で共重合させる。
溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物とから
なる触媒)または触媒[b](周期律表第IV族から選ば
れる遷移金属のメタロセン化合物と有機アルミニウムオ
キシ化合物またはイオン化イオン性化合物とからなる触
媒)の存在下に、エチレンと、炭素原子数3〜20のα
- オレフィンと、分岐鎖状ポリエン化合物とを、通常液
相で共重合させる。
【0042】この際、一般に炭化水素溶媒が用いれれる
が、プロピレン等のα- オレフィンを溶媒として用いて
もよい。このような炭化水素溶媒としては、具体的に
は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカ
ン、ドデカン、灯油等の脂肪族炭化水素およびそのハロ
ゲン誘導体、シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、
メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素およびそのハ
ロゲン誘導体、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素、およびクロロベンゼン等のハロゲン誘導体
などが用いられる。
が、プロピレン等のα- オレフィンを溶媒として用いて
もよい。このような炭化水素溶媒としては、具体的に
は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカ
ン、ドデカン、灯油等の脂肪族炭化水素およびそのハロ
ゲン誘導体、シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、
メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素およびそのハ
ロゲン誘導体、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素、およびクロロベンゼン等のハロゲン誘導体
などが用いられる。
【0043】これら溶媒は組み合わせて用いてもよい。
エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンと分岐
鎖状ポリエン化合物との共重合は、バッチ法、あるいは
連続法いずれの方法で行なってもよい。共重合を連続法
で実施するに際しては、上記触媒は以下のような濃度で
用いられる。
エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンと分岐
鎖状ポリエン化合物との共重合は、バッチ法、あるいは
連続法いずれの方法で行なってもよい。共重合を連続法
で実施するに際しては、上記触媒は以下のような濃度で
用いられる。
【0044】本発明において、上記触媒[a]、すなわ
ち可溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物と
からなる触媒が用いられる場合には、重合系内の可溶性
バナジウム化合物の濃度は、通常、0.01〜5ミリモ
ル/リットル(重合容積)、好ましくは0.05〜3ミ
リモル/リットルである。この可溶性バナジウム化合物
は、重合系内に存在する可溶性バナジウム化合物の濃度
の10倍以下、好ましくは1〜7倍、さらに好ましくは
1〜5倍の濃度で供給されることが望ましい。
ち可溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物と
からなる触媒が用いられる場合には、重合系内の可溶性
バナジウム化合物の濃度は、通常、0.01〜5ミリモ
ル/リットル(重合容積)、好ましくは0.05〜3ミ
リモル/リットルである。この可溶性バナジウム化合物
は、重合系内に存在する可溶性バナジウム化合物の濃度
の10倍以下、好ましくは1〜7倍、さらに好ましくは
1〜5倍の濃度で供給されることが望ましい。
【0045】また、有機アルミニウム化合物は、重合系
内のバナジウム原子に対するアルミニウム原子の比(A
l/V)で、2以上、好ましくは2〜50、さらに好ま
しくは3〜20の量で供給される。
内のバナジウム原子に対するアルミニウム原子の比(A
l/V)で、2以上、好ましくは2〜50、さらに好ま
しくは3〜20の量で供給される。
【0046】可溶性バナジウム化合物および有機アルミ
ニウム化合物からなる触媒[a]は、通常、上述の炭化
水素溶媒、および/または液状の炭素原子数3〜20の
α-オレフィンおよび分岐鎖状ポリエン化合物で希釈さ
れて供給される。この際、可溶性バナジウム化合物は上
述した濃度に希釈されることが望ましく、また有機アル
ミニウム化合物は重合系内における濃度のたとえば50
倍以下の任意の濃度に調整して重合系内に供給されるこ
とが望ましい。
ニウム化合物からなる触媒[a]は、通常、上述の炭化
水素溶媒、および/または液状の炭素原子数3〜20の
α-オレフィンおよび分岐鎖状ポリエン化合物で希釈さ
れて供給される。この際、可溶性バナジウム化合物は上
述した濃度に希釈されることが望ましく、また有機アル
ミニウム化合物は重合系内における濃度のたとえば50
倍以下の任意の濃度に調整して重合系内に供給されるこ
とが望ましい。
【0047】また、本発明においてメタロセン化合物
と、有機アルミニウムオキシ化合物またはイオン化イオ
ン性化合物(イオン性イオン化化合物、イオン性化合物
ともいう。)とからなる触媒[b]が用いられる場合に
は、重合系内のメタロセン化合物の濃度は、通常、0.
00005〜0.1ミリモル/リットル(重合容積)、
好ましくは0.0001〜0.05ミリモル/リットル
である。
と、有機アルミニウムオキシ化合物またはイオン化イオ
ン性化合物(イオン性イオン化化合物、イオン性化合物
ともいう。)とからなる触媒[b]が用いられる場合に
は、重合系内のメタロセン化合物の濃度は、通常、0.
00005〜0.1ミリモル/リットル(重合容積)、
好ましくは0.0001〜0.05ミリモル/リットル
である。
【0048】また、有機アルミニウムオキシ化合物は、
重合系内のメタロセン化合物に対するアルミニウム原子
の比(Al/遷移金属)で、1〜10000、好ましく
は10〜5000の量で供給される。
重合系内のメタロセン化合物に対するアルミニウム原子
の比(Al/遷移金属)で、1〜10000、好ましく
は10〜5000の量で供給される。
【0049】イオン化イオン性化合物の場合は、重合系
内のメタロセン化合物に対するイオン化イオン性化合物
のモル比(イオン化イオン性化合物/メタロセン化合
物)で、0.5〜20、好ましくは1〜10の量で供給
される。
内のメタロセン化合物に対するイオン化イオン性化合物
のモル比(イオン化イオン性化合物/メタロセン化合
物)で、0.5〜20、好ましくは1〜10の量で供給
される。
【0050】また、有機アルミニウム化合物が用いられ
る場合には、通常、約0〜5ミリモル/リットル(重合
度積)、好ましくは約0〜2ミリモル/リットルとなる
ような量で用いられる。
る場合には、通常、約0〜5ミリモル/リットル(重合
度積)、好ましくは約0〜2ミリモル/リットルとなる
ような量で用いられる。
【0051】本発明において、可溶性バナジウム化合物
と有機アルミニウム化合物とからなる触媒[a]の存在
下に、エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィン
と分岐鎖状ポリエン化合物とを共重合させる場合には、
共重合反応は、通常、温度が−50℃〜100℃、好ま
しくは−30℃〜80℃、さらに好ましくは−20℃〜
60℃で、圧力が50kg/cm2 以下、好ましくは2
0kg/cm2 以下の条件下に行なわれる。ただし、圧
力は0ではない。
と有機アルミニウム化合物とからなる触媒[a]の存在
下に、エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィン
と分岐鎖状ポリエン化合物とを共重合させる場合には、
共重合反応は、通常、温度が−50℃〜100℃、好ま
しくは−30℃〜80℃、さらに好ましくは−20℃〜
60℃で、圧力が50kg/cm2 以下、好ましくは2
0kg/cm2 以下の条件下に行なわれる。ただし、圧
力は0ではない。
【0052】また本発明において、メタロセン化合物と
有機アルミニウムオキシ化合物またはイオン化イオン性
化合物とからなる触媒[b]の存在下に、エチレンと炭
素原子数3〜20のα- オレフィンと分岐鎖状ポリエン
化合物とを共重合させる場合には、共重合反応は、通
常、温度が−20℃〜150℃、好ましくは0℃〜12
0℃、さらに好ましくは0℃〜100℃で、圧力が80
kg/cm2 以下、好ましくは50kg/cm2 以下の
条件下に行なわれる。ただし、圧力は0ではない。
有機アルミニウムオキシ化合物またはイオン化イオン性
化合物とからなる触媒[b]の存在下に、エチレンと炭
素原子数3〜20のα- オレフィンと分岐鎖状ポリエン
化合物とを共重合させる場合には、共重合反応は、通
常、温度が−20℃〜150℃、好ましくは0℃〜12
0℃、さらに好ましくは0℃〜100℃で、圧力が80
kg/cm2 以下、好ましくは50kg/cm2 以下の
条件下に行なわれる。ただし、圧力は0ではない。
【0053】また反応時間(共重合が連続法で実施され
る場合には平均滞留時間)は、触媒濃度、重合温度など
の条件によっても異なるが、通常、5分〜5時間、好ま
しくは10分〜3時間である。
る場合には平均滞留時間)は、触媒濃度、重合温度など
の条件によっても異なるが、通常、5分〜5時間、好ま
しくは10分〜3時間である。
【0054】本発明では、エチレン、炭素原子数3〜2
0のα- オレフィンおよび分岐鎖状ポリエン化合物は、
上述した特定組成のランダム共重合体ゴムが得られるよ
うな量で重合系に供給される。さらに共重合に際して
は、水素などの分子量調節剤を用いることもできる。
0のα- オレフィンおよび分岐鎖状ポリエン化合物は、
上述した特定組成のランダム共重合体ゴムが得られるよ
うな量で重合系に供給される。さらに共重合に際して
は、水素などの分子量調節剤を用いることもできる。
【0055】上記のようにしてエチレン、炭素原子数3
〜20のα- オレフィンおよび分岐鎖状ポリエン化合物
を共重合させると、ランダム共重合体ゴムは通常これを
含む重合液として得られる。この重合液は、常法により
処理され、ランダム共重合体ゴムが得られる。
〜20のα- オレフィンおよび分岐鎖状ポリエン化合物
を共重合させると、ランダム共重合体ゴムは通常これを
含む重合液として得られる。この重合液は、常法により
処理され、ランダム共重合体ゴムが得られる。
【0056】ランダム共重合体ゴム(A)[不飽和性エ
チレン系共重合体]の上記のような調製方法は、本願出
願人の出願に係る特願平7−69986号明細書に詳細
に記載されている。
チレン系共重合体]の上記のような調製方法は、本願出
願人の出願に係る特願平7−69986号明細書に詳細
に記載されている。
【0057】ジニトロジアミン類(B)
本発明で用いられるジニトロジアミン類(B)は、下記
の一般式[III] で表わされる。
の一般式[III] で表わされる。
【0058】
【化8】
【0059】式[III] 中、Xは、2価の鎖状脂肪族
基、環状脂肪族基または芳香族基であって、基中にハロ
ゲン原子または酸素原子を含んでいてもよい。上記の一
般式[III] におけるR1 は、水素原子、鎖状脂肪族
基、環状脂肪族基または芳香族基であり、XおよびR1
がいずれも鎖状脂肪族基である場合には、R1 を介して
窒素原子同士が互いにさらに連結していてもよい。
基、環状脂肪族基または芳香族基であって、基中にハロ
ゲン原子または酸素原子を含んでいてもよい。上記の一
般式[III] におけるR1 は、水素原子、鎖状脂肪族
基、環状脂肪族基または芳香族基であり、XおよびR1
がいずれも鎖状脂肪族基である場合には、R1 を介して
窒素原子同士が互いにさらに連結していてもよい。
【0060】上記の一般式[III] におけるR2 および
R3 は、それぞれ独立に、水素原子または炭素原子数1
〜12のアルキル基であり、R2 とR3 とが結合して環
を形成していてもよい。
R3 は、それぞれ独立に、水素原子または炭素原子数1
〜12のアルキル基であり、R2 とR3 とが結合して環
を形成していてもよい。
【0061】上記一般式[III] で表わされるジニトロ
ジアミン類(B)としては、たとえば次のような化合物
が挙げられる。下記化学式におけるZは、次式で示され
る2-メチル-2- ニトロプロピル基を表わす。
ジアミン類(B)としては、たとえば次のような化合物
が挙げられる。下記化学式におけるZは、次式で示され
る2-メチル-2- ニトロプロピル基を表わす。
【0062】
【化9】
【0063】(1)Z−NH−(CH2)2−NH−Z
(2)Z−NH−(CH2)3−NH−Z
(3)Z−NH−(CH2)4−NH−Z
(4)Z−NH−(CH2)5−NH−Z
(5)Z−NH−(CH2)6−NH−Z
(6)Z−NH−(CH2)10−NH−Z
(7)Z−NH−(CH2)12−NH−Z
(8)Z−NH−CH2−CH(CH3)−CH2−CH
(CH3)−CH2−−NH−Z (9)O2N−(CH2)2−NH−(CH2)2−NH−
(CH2)2−NO2 (10)O2N−(CH2)2−NH−(CH2)6−NH−
(CH2)2−NO2 (11)O2N−CH(CH3)−CH2−NH−(CH2)
2−NH−CH2−−CH(CH3)−NO2 (12)O2N−CH(CH3)−CH2−NH−(CH2)
6−NH−CH2−−CH(CH3)−NO2
(CH3)−CH2−−NH−Z (9)O2N−(CH2)2−NH−(CH2)2−NH−
(CH2)2−NO2 (10)O2N−(CH2)2−NH−(CH2)6−NH−
(CH2)2−NO2 (11)O2N−CH(CH3)−CH2−NH−(CH2)
2−NH−CH2−−CH(CH3)−NO2 (12)O2N−CH(CH3)−CH2−NH−(CH2)
6−NH−CH2−−CH(CH3)−NO2
【0064】
【化10】
【0065】
【化11】
【0066】
【化12】
【0067】
【化13】
【0068】
【化14】
【0069】
【化15】
【0070】
【化16】
【0071】
【化17】
【0072】
【化18】
【0073】
【化19】
【0074】
【化20】
【0075】
【化21】
【0076】
【化22】
【0077】
【化23】
【0078】
【化24】
【0079】
【化25】
【0080】
【化26】
【0081】
【化27】
【0082】
【化28】
【0083】
【化29】
【0084】
【化30】
【0085】
【化31】
【0086】
【化32】
【0087】
【化33】
【0088】
【化34】
【0089】
【化35】
【0090】
【化36】
【0091】
【化37】
【0092】
【化38】
【0093】
【化39】
【0094】
【化40】
【0095】
【化41】
【0096】
【化42】
【0097】
【化43】
【0098】
【化44】
【0099】
【化45】
【0100】
【化46】
【0101】本発明においては、特に、N,N'-ビス(2-
メチル-2- ニトロプロピル)-1,6-ジアミノヘキサンが
好ましく用いられる。上記のようなジニトロジアミン類
(B)は、ランダム共重合体ゴム(A)100重量部に
対して、0.5〜5重量部、好ましくは0.7〜3重量
部、さらに好ましくは1.0〜2.0重量部の割合で用
いられる。ジニトロジアミン類(B)を0.5重量部未
満の割合で用いると、得られるゴム組成物の架橋物の防
振特性および耐振動疲労性の改良効果が十分でないため
好ましくない。また、ジニトロジアミン類(B)を5重
量部を超える割合で用いても、得られるゴム組成物の架
橋物の防振特性および耐振動疲労性の改良効果が飽和
し、不経済となるため好ましくない。
メチル-2- ニトロプロピル)-1,6-ジアミノヘキサンが
好ましく用いられる。上記のようなジニトロジアミン類
(B)は、ランダム共重合体ゴム(A)100重量部に
対して、0.5〜5重量部、好ましくは0.7〜3重量
部、さらに好ましくは1.0〜2.0重量部の割合で用
いられる。ジニトロジアミン類(B)を0.5重量部未
満の割合で用いると、得られるゴム組成物の架橋物の防
振特性および耐振動疲労性の改良効果が十分でないため
好ましくない。また、ジニトロジアミン類(B)を5重
量部を超える割合で用いても、得られるゴム組成物の架
橋物の防振特性および耐振動疲労性の改良効果が飽和
し、不経済となるため好ましくない。
【0102】カーボンブラック(C)
本発明で用いられるカーボンブラック(C)は、いわゆ
る補強剤として市販のゴム用カーボンブラックが好適に
使用される。たとえばSRF、GPF、FEF、MA
F、ISAF、SAF、FT、MTなどの各種カーボン
ブラックが適宜用いられる。
る補強剤として市販のゴム用カーボンブラックが好適に
使用される。たとえばSRF、GPF、FEF、MA
F、ISAF、SAF、FT、MTなどの各種カーボン
ブラックが適宜用いられる。
【0103】このようなカーボンブラック(C)の使用
量は、所望の製品により適宜選択されるが、ランダム共
重合体ゴム(A)100重量部に対して、通常10〜2
00重量部、好ましくは20〜150重量部、さらに好
ましくは30〜120重量部の割合で用いられる。
量は、所望の製品により適宜選択されるが、ランダム共
重合体ゴム(A)100重量部に対して、通常10〜2
00重量部、好ましくは20〜150重量部、さらに好
ましくは30〜120重量部の割合で用いられる。
【0104】カーボンブラック(C)の使用量があまり
に少なくても、またあまりに多すぎても得られるゴム組
成物の架橋物は、強度が小さくなり実用的でなくなるた
め好ましくない。
に少なくても、またあまりに多すぎても得られるゴム組
成物の架橋物は、強度が小さくなり実用的でなくなるた
め好ましくない。
【0105】加硫可能なゴム組成物
本発明に係る加硫可能なゴム組成物は、上述したランダ
ム共重合体ゴム(A)、ジニトロジアミン類(B)およ
びカーボンブラック(C)を含有しているが、これらの
必須成分に加えて、意図する製品に要求される性能に応
じて、それ自体公知の配合剤、たとえば、カーボンブラ
ック以外の補強剤、充填剤、軟化剤、加硫剤、加硫促進
剤、加硫助剤、加工助剤、老化防止剤、発泡剤、発泡助
剤など通常ゴムの製造に使用される材料が適宜使用され
る。
ム共重合体ゴム(A)、ジニトロジアミン類(B)およ
びカーボンブラック(C)を含有しているが、これらの
必須成分に加えて、意図する製品に要求される性能に応
じて、それ自体公知の配合剤、たとえば、カーボンブラ
ック以外の補強剤、充填剤、軟化剤、加硫剤、加硫促進
剤、加硫助剤、加工助剤、老化防止剤、発泡剤、発泡助
剤など通常ゴムの製造に使用される材料が適宜使用され
る。
【0106】カーボンブラック以外の補強剤としては、
具体的には、微粉ケイ酸(湿式法ホワイトカーボン、乾
式法ホワイトカーボン)、シラン改質微粉ケイ酸などが
挙げれる。
具体的には、微粉ケイ酸(湿式法ホワイトカーボン、乾
式法ホワイトカーボン)、シラン改質微粉ケイ酸などが
挙げれる。
【0107】充填材(狭義)としては、具体的には、軽
質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレ
ー、焼成クレー、シラン改質クレー、ガラス繊維などが
挙げられる。
質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレ
ー、焼成クレー、シラン改質クレー、ガラス繊維などが
挙げられる。
【0108】これらの補強剤および充填剤の配合量は、
所望の製品により適宜選択されるが、いずれも、ランダ
ム共重合体ゴム(A)100重量部に対して、通常20
0重量部以下、好ましくは150重量部以下の割合で用
いられる。
所望の製品により適宜選択されるが、いずれも、ランダ
ム共重合体ゴム(A)100重量部に対して、通常20
0重量部以下、好ましくは150重量部以下の割合で用
いられる。
【0109】また、軟化剤としては、通常ゴムに使用さ
れる軟化剤を用いることができ、具体的には、プロセス
オイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油ア
スファルト、ワセリン等の石油系物質;コールタール、
コールタールピッチ等のコールタール類;ヒマシ油、ナ
タネ油、大豆油、ヤシ油等の脂肪油;トール油、蜜ロ
ウ、カルナウバロウ、ラノリン等のロウ類;リシノール
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ステアリン酸バリウ
ム、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸またはその金属
塩;ナフテン酸またはその金属石鹸;パイン油、ロジン
またはその誘導体、テルペン樹脂等の天然樹脂;石油樹
脂、クマロンインデン樹脂、アタクチックポリプロピレ
ン等の合成高分子物質;ジオクチルフタレート、ジオク
チルアジペート、ジオクチルセバケート等のエステル系
可塑剤;ジイソドデシルカーボネート等の炭酸エステル
系可塑剤;その他マイクロクリスタリンワックス、サブ
(ファクチス)、液状ポリブタジエン、変性液状ポリブ
タジエン、液状チオコール、炭化水素系合成潤滑油など
が挙げられる。
れる軟化剤を用いることができ、具体的には、プロセス
オイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油ア
スファルト、ワセリン等の石油系物質;コールタール、
コールタールピッチ等のコールタール類;ヒマシ油、ナ
タネ油、大豆油、ヤシ油等の脂肪油;トール油、蜜ロ
ウ、カルナウバロウ、ラノリン等のロウ類;リシノール
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ステアリン酸バリウ
ム、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸またはその金属
塩;ナフテン酸またはその金属石鹸;パイン油、ロジン
またはその誘導体、テルペン樹脂等の天然樹脂;石油樹
脂、クマロンインデン樹脂、アタクチックポリプロピレ
ン等の合成高分子物質;ジオクチルフタレート、ジオク
チルアジペート、ジオクチルセバケート等のエステル系
可塑剤;ジイソドデシルカーボネート等の炭酸エステル
系可塑剤;その他マイクロクリスタリンワックス、サブ
(ファクチス)、液状ポリブタジエン、変性液状ポリブ
タジエン、液状チオコール、炭化水素系合成潤滑油など
が挙げられる。
【0110】軟化剤の配合量は、所望の製品により適宜
選択されるが、ランダム共重合体ゴム(A)100重量
部に対して、通常100重量部以下、好ましくは70重
量部以下の割合で用いられる。
選択されるが、ランダム共重合体ゴム(A)100重量
部に対して、通常100重量部以下、好ましくは70重
量部以下の割合で用いられる。
【0111】加硫剤としては、イオウ系化合物および有
機過酸化物が挙げられる。イオウ系化合物としては、具
体的には、イオウ、塩化イオウ、二塩化イオウ、モルフ
ォリンジスルフィド、アルキルフェノールジスルフィ
ド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジチオカルバ
ミン酸セレンが挙げられる。これらの中でもイオウが好
ましく用いられる。
機過酸化物が挙げられる。イオウ系化合物としては、具
体的には、イオウ、塩化イオウ、二塩化イオウ、モルフ
ォリンジスルフィド、アルキルフェノールジスルフィ
ド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジチオカルバ
ミン酸セレンが挙げられる。これらの中でもイオウが好
ましく用いられる。
【0112】上記のようなイオウ系化合物は、ランダム
共重合体ゴム(A)100重量部に対して、通常0.1
〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部の割合で用
いられる。
共重合体ゴム(A)100重量部に対して、通常0.1
〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部の割合で用
いられる。
【0113】また、有機過酸化物としては、具体的に
は、ジクミルペルオキシド、2,5-ジメチル-2,5- ジ(t-
ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ
(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5
- ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキシン-3、ジ-t- ブチル
ペルオキシド、ジ-t- ブチルペルオキシ-3,3,5- トリメ
チルシクロヘキサン、t-ジブチルヒドロペルオキシドな
どが挙げられる。中でも、ジクミルペルオキシド、ジ-t
- ブチルペルオキシド、ジ-t- ブチルペルオキシ-3,3,5
- トリメチルシクロヘキサンが好ましく用いられる。
は、ジクミルペルオキシド、2,5-ジメチル-2,5- ジ(t-
ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ
(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5
- ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキシン-3、ジ-t- ブチル
ペルオキシド、ジ-t- ブチルペルオキシ-3,3,5- トリメ
チルシクロヘキサン、t-ジブチルヒドロペルオキシドな
どが挙げられる。中でも、ジクミルペルオキシド、ジ-t
- ブチルペルオキシド、ジ-t- ブチルペルオキシ-3,3,5
- トリメチルシクロヘキサンが好ましく用いられる。
【0114】上記のような有機過酸化物は、ランダム共
重合体ゴム(A)100gに対して、通常0.0003
〜0.05モル、好ましくは0.001〜0.03モル
の割合で使用されるが、要求される物性値に応じて適宜
最適量を決定することが望ましい。
重合体ゴム(A)100gに対して、通常0.0003
〜0.05モル、好ましくは0.001〜0.03モル
の割合で使用されるが、要求される物性値に応じて適宜
最適量を決定することが望ましい。
【0115】また、加硫剤としてイオウ系化合物を使用
する場合には、加硫促進剤を併用することが好ましい。
加硫促進剤としては、具体的には、N-シクロヘキシル-2
- ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N-オキシジエチ
レン-2- ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N'- ジ
イソプロピル-2- ベンゾチアゾールスルフェンアミド、
2-メルカプトベンゾチアゾール、2-(2,4-ジニトロフェ
ニル)メルカプトベンゾチアゾール、2-(2,6-ジエチル
-4- モルフォリノチオ)ベンゾチアゾール、ジベンゾチ
アジルジスルフィド等のチアゾール系化合物;ジフェニ
ルグアニジン、トリフェニルグアニジン、ジオルソトリ
ルグアニジン等のグアニジン系化合物;アセトアルデヒ
ド- アニリン縮合物、ブチルアルデヒド- アニリン縮合
物等のアルデヒドアミン系化合物;2-メルカプトイミダ
ゾリン等のイミダゾリン系化合物;ジエチルチオウレ
ア、ジブチルチオウレア等のチオウレア系化合物;テト
ラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラ
ムジスルフィド等のチウラム系化合物;ジメチルジチオ
カルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、
ジエチルジチオカルバミン酸テルル等のジチオ酸塩系化
合物;ジブチルキサントゲン酸亜鉛等のザンテート系化
合物;他亜鉛華などの化合物を挙げることができる。
する場合には、加硫促進剤を併用することが好ましい。
加硫促進剤としては、具体的には、N-シクロヘキシル-2
- ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N-オキシジエチ
レン-2- ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N'- ジ
イソプロピル-2- ベンゾチアゾールスルフェンアミド、
2-メルカプトベンゾチアゾール、2-(2,4-ジニトロフェ
ニル)メルカプトベンゾチアゾール、2-(2,6-ジエチル
-4- モルフォリノチオ)ベンゾチアゾール、ジベンゾチ
アジルジスルフィド等のチアゾール系化合物;ジフェニ
ルグアニジン、トリフェニルグアニジン、ジオルソトリ
ルグアニジン等のグアニジン系化合物;アセトアルデヒ
ド- アニリン縮合物、ブチルアルデヒド- アニリン縮合
物等のアルデヒドアミン系化合物;2-メルカプトイミダ
ゾリン等のイミダゾリン系化合物;ジエチルチオウレ
ア、ジブチルチオウレア等のチオウレア系化合物;テト
ラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラ
ムジスルフィド等のチウラム系化合物;ジメチルジチオ
カルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、
ジエチルジチオカルバミン酸テルル等のジチオ酸塩系化
合物;ジブチルキサントゲン酸亜鉛等のザンテート系化
合物;他亜鉛華などの化合物を挙げることができる。
【0116】これらの加硫促進剤は、ランダム共重合体
ゴム(A)100重量部に対して、0.1〜20重量
部、好ましくは0.2〜10重量部の割合で用いられ
る。加硫剤として有機過酸化物を使用する場合には、加
硫助剤を併用することが好ましい。加硫助剤としては、
具体的には、硫黄;p- キノンジオキシム等のキノンジ
オキシム系化合物;エチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート等のメ
タクリレート系化合物;ジアリルフタレート、トリアリ
ルイソシアヌレート等のアリル系化合物;その他マレイ
ミド系化合物;ジビニルベンゼンなどが挙げられる。
ゴム(A)100重量部に対して、0.1〜20重量
部、好ましくは0.2〜10重量部の割合で用いられ
る。加硫剤として有機過酸化物を使用する場合には、加
硫助剤を併用することが好ましい。加硫助剤としては、
具体的には、硫黄;p- キノンジオキシム等のキノンジ
オキシム系化合物;エチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート等のメ
タクリレート系化合物;ジアリルフタレート、トリアリ
ルイソシアヌレート等のアリル系化合物;その他マレイ
ミド系化合物;ジビニルベンゼンなどが挙げられる。
【0117】このような加硫助剤は、使用する有機過酸
化物1モルに対して0.5〜2モル、好ましくは約等モ
ルの量で用いられる。加工助剤としては、通常のゴムの
加工に使用される化合物を用いることができ、具体的に
は、リシノール酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウ
リン酸等の高級脂肪酸;ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸
塩;リシノール酸エステル、ステアリン酸エステル、パ
ルミチン酸エステル、ラウリン酸エステル等の高級脂肪
酸エステル類などが挙げられる。
化物1モルに対して0.5〜2モル、好ましくは約等モ
ルの量で用いられる。加工助剤としては、通常のゴムの
加工に使用される化合物を用いることができ、具体的に
は、リシノール酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウ
リン酸等の高級脂肪酸;ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸
塩;リシノール酸エステル、ステアリン酸エステル、パ
ルミチン酸エステル、ラウリン酸エステル等の高級脂肪
酸エステル類などが挙げられる。
【0118】これらの加工助剤は、通常、ランダム共重
合体ゴム(A)100重量部に対して、約10重量部以
下、好ましくは約1〜5重量部の割合で用いられる。ま
た、本発明に係る加硫可能なゴム組成物は、老化防止剤
を使用しなくても、優れた耐熱性、耐久性を示すが、な
お老化防止剤を使用すれば、製品寿命を長くすることが
可能であることも通常のゴムにおける場合と同様であ
る。このような老化防止剤としては、具体的には、フェ
ニルブチルアミン、N,N'- ジ-2- ナフチル-p-フェニレ
ンジアミン等の芳香族第二アミン系安定剤;ジブチルヒ
ドロキシトルエン、テトラキス[メチレン(3,5-ジ-t-
ブチル-4-ヒドロキシ)ヒドロシンナメート]メタン等
のフェノール系安定剤;ビス[2-メチル-4- (3-n-アル
キルチオプロピオニルオキシ)-5-t- ブチルフェニル]
スルフィド等のチオエーテル系安定剤;ジブチルジチオ
カルバミン酸ニッケル等のジチオカルバミン酸塩系安定
剤などが挙げられる。これらの老化防止剤は、単独ある
いは2種以上組合わせて用いられる。
合体ゴム(A)100重量部に対して、約10重量部以
下、好ましくは約1〜5重量部の割合で用いられる。ま
た、本発明に係る加硫可能なゴム組成物は、老化防止剤
を使用しなくても、優れた耐熱性、耐久性を示すが、な
お老化防止剤を使用すれば、製品寿命を長くすることが
可能であることも通常のゴムにおける場合と同様であ
る。このような老化防止剤としては、具体的には、フェ
ニルブチルアミン、N,N'- ジ-2- ナフチル-p-フェニレ
ンジアミン等の芳香族第二アミン系安定剤;ジブチルヒ
ドロキシトルエン、テトラキス[メチレン(3,5-ジ-t-
ブチル-4-ヒドロキシ)ヒドロシンナメート]メタン等
のフェノール系安定剤;ビス[2-メチル-4- (3-n-アル
キルチオプロピオニルオキシ)-5-t- ブチルフェニル]
スルフィド等のチオエーテル系安定剤;ジブチルジチオ
カルバミン酸ニッケル等のジチオカルバミン酸塩系安定
剤などが挙げられる。これらの老化防止剤は、単独ある
いは2種以上組合わせて用いられる。
【0119】これらの老化防止剤は、ランダム共重合体
ゴム(A)100重量部に対して、通常0.1〜5重量
部、好ましくは0.5〜3重量部の割合で用いられる。
本発明に係る加硫可能なゴム組成物は、ソリッドゴムと
して特に有用であるが、同時にスポンジ製品を製造する
ことも可能である。スポンジ製品を製造する場合は、発
泡剤、発泡助剤が添加される。
ゴム(A)100重量部に対して、通常0.1〜5重量
部、好ましくは0.5〜3重量部の割合で用いられる。
本発明に係る加硫可能なゴム組成物は、ソリッドゴムと
して特に有用であるが、同時にスポンジ製品を製造する
ことも可能である。スポンジ製品を製造する場合は、発
泡剤、発泡助剤が添加される。
【0120】発泡剤としては、市販の発泡剤のいずれも
が好適に使用される。このような発泡剤としては、具体
的には、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ア
ンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム等
の無機系発泡剤;N,N'- ジニトロソテレフタルアミド、
N,N'- ジニトロソペンタメチレンテトラミン等のニトロ
ソ化合物;アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロ
ニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノ
ベンゼン、バリウムアゾジカルボキシレート等のアゾ化
合物;ベンゼンスルフォニルヒドラジド、トルエンスル
フォニルヒドラジド、p,p'-オキシビス(ベンゼンスル
フォニルヒドラジド)ジフェニルスルフォン-3,3'-ジス
ルフォニルヒドラジド等のスルフォニルヒドラジド化合
物;カルシウムアジド、4,4'- ジフェニルジスルホニル
アジド、パラトルエンマルホニルアジド等のアジド化合
物などが挙げられる。中でも、アゾ化合物、スルフォニ
ルヒドラジド化合物、アジド化合物が好ましく用いられ
る。
が好適に使用される。このような発泡剤としては、具体
的には、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ア
ンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム等
の無機系発泡剤;N,N'- ジニトロソテレフタルアミド、
N,N'- ジニトロソペンタメチレンテトラミン等のニトロ
ソ化合物;アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロ
ニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノ
ベンゼン、バリウムアゾジカルボキシレート等のアゾ化
合物;ベンゼンスルフォニルヒドラジド、トルエンスル
フォニルヒドラジド、p,p'-オキシビス(ベンゼンスル
フォニルヒドラジド)ジフェニルスルフォン-3,3'-ジス
ルフォニルヒドラジド等のスルフォニルヒドラジド化合
物;カルシウムアジド、4,4'- ジフェニルジスルホニル
アジド、パラトルエンマルホニルアジド等のアジド化合
物などが挙げられる。中でも、アゾ化合物、スルフォニ
ルヒドラジド化合物、アジド化合物が好ましく用いられ
る。
【0121】これらの発泡剤の配合量は、製造される発
泡体に要求される性能により適宜選択されるが、通常、
ランダム共重合体ゴム(A)100重量部に対して、
0.5〜30重量部、好ましくは1〜20重量部の割合
で用いられる。
泡体に要求される性能により適宜選択されるが、通常、
ランダム共重合体ゴム(A)100重量部に対して、
0.5〜30重量部、好ましくは1〜20重量部の割合
で用いられる。
【0122】また、必要に応じて発泡剤とともに発泡助
剤を併用しても差し支えない。発泡助剤の添加は、発泡
剤の分解温度の調節、気泡の均一化などに効果がある。
発泡助剤としては、具体的には、サリチル酸、フタル
酸、ステアリン酸、シュウ酸などの有機酸、尿素および
その誘導体などが挙げられる。
剤を併用しても差し支えない。発泡助剤の添加は、発泡
剤の分解温度の調節、気泡の均一化などに効果がある。
発泡助剤としては、具体的には、サリチル酸、フタル
酸、ステアリン酸、シュウ酸などの有機酸、尿素および
その誘導体などが挙げられる。
【0123】本発明に係る加硫可能なゴム組成物は、た
とえば次のような方法で調製することができる。すなわ
ち、本発明に係る加硫可能なゴム組成物の必須成分であ
るランダム共重合体ゴム(A)、ジニトロジアミン類
(B)およびカーボンブラック(C)、さらには必要に
応じて軟化剤を、たとえばバンバリーミキサーのような
ミキサー類を用いて約120℃以上の温度で約2〜10
分間混練する。
とえば次のような方法で調製することができる。すなわ
ち、本発明に係る加硫可能なゴム組成物の必須成分であ
るランダム共重合体ゴム(A)、ジニトロジアミン類
(B)およびカーボンブラック(C)、さらには必要に
応じて軟化剤を、たとえばバンバリーミキサーのような
ミキサー類を用いて約120℃以上の温度で約2〜10
分間混練する。
【0124】次に、上記のようにして得られた混練物
に、加硫剤、加硫助剤をオープンロールのようなロール
類を用いて追加混合し、ロール温度約40℃〜80℃で
約3〜30分間混練して分出し、リボン状またはシート
状の未加硫ゴム配合物を調製する。
に、加硫剤、加硫助剤をオープンロールのようなロール
類を用いて追加混合し、ロール温度約40℃〜80℃で
約3〜30分間混練して分出し、リボン状またはシート
状の未加硫ゴム配合物を調製する。
【0125】このようにして調製された未加硫ゴム配合
物は、押出機、カレンダーロール、プレス、射出成形
機、トランスファー成形機などにより所望の形状に成形
され、成形と同時に、またはその成形品を加硫槽内で、
通常約150℃〜270℃で約1〜30分間加熱する方
法により加硫される。
物は、押出機、カレンダーロール、プレス、射出成形
機、トランスファー成形機などにより所望の形状に成形
され、成形と同時に、またはその成形品を加硫槽内で、
通常約150℃〜270℃で約1〜30分間加熱する方
法により加硫される。
【0126】加硫槽としては、スチーム加硫缶、熱空気
加硫槽、ガラスビーズ流動床、溶融塩加硫槽、マイクロ
波槽などが単独で、あるいは組合わせで使用される。上
記のようにして得られた加硫物(架橋物)は、そのもの
自体でも電気絶縁材、自動車工業部品、工業用ゴム製
品、土木建材用品、ゴム引布などとして有用である。
加硫槽、ガラスビーズ流動床、溶融塩加硫槽、マイクロ
波槽などが単独で、あるいは組合わせで使用される。上
記のようにして得られた加硫物(架橋物)は、そのもの
自体でも電気絶縁材、自動車工業部品、工業用ゴム製
品、土木建材用品、ゴム引布などとして有用である。
【0127】電気絶縁材としては、具体的には、プラグ
キャップ、イグニッションキャップ、デイストリビュー
ターキャップ等の自動車エンジン周辺のキャップ類、コ
ンデンサーキャップ、舶用電線、自動車用イグニッショ
ンケーブル等の電線の通電部を円筒状に被覆した絶縁
層、ケーブルジョイントカバーなどに使用することがで
きる。
キャップ、イグニッションキャップ、デイストリビュー
ターキャップ等の自動車エンジン周辺のキャップ類、コ
ンデンサーキャップ、舶用電線、自動車用イグニッショ
ンケーブル等の電線の通電部を円筒状に被覆した絶縁
層、ケーブルジョイントカバーなどに使用することがで
きる。
【0128】また、自動車部品としては、具体的には、
ラジエーターホース、フューエルホース等のホース類、
バンパー、バンパーフィラー、バンパーストリップ、バ
ンパーサイドガード、オーバーライダー、サイドプロテ
クションモール等の自動車外装用部品、各種ウエザース
トリップ類、ブーツ、ボールジョイントシール、各種防
振ゴム、タイヤサイドウォールなどに使用することがで
きる。
ラジエーターホース、フューエルホース等のホース類、
バンパー、バンパーフィラー、バンパーストリップ、バ
ンパーサイドガード、オーバーライダー、サイドプロテ
クションモール等の自動車外装用部品、各種ウエザース
トリップ類、ブーツ、ボールジョイントシール、各種防
振ゴム、タイヤサイドウォールなどに使用することがで
きる。
【0129】工業用ゴム製品としては、具体的には、ロ
ール、パッキング、ライニング、ベルトなどに使用する
ことができる。また、土木建材用としては、具体的に
は、ルーフィングシート、耐熱ベルト、建材用ガスケッ
ト、ハイウエイジョイントシールなどに使用することが
できる。
ール、パッキング、ライニング、ベルトなどに使用する
ことができる。また、土木建材用としては、具体的に
は、ルーフィングシート、耐熱ベルト、建材用ガスケッ
ト、ハイウエイジョイントシールなどに使用することが
できる。
【0130】ゴム引布としては、具体的には、防水布、
天幕、レジャーシートなどに使用することができる。さ
らに、本発明に係るゴム組成物中に発泡剤および必要に
応じて発泡助剤を配合した後に、このゴム組成物を発泡
加硫させて、断熱材、クッション材、シーリング材、防
音材、電気絶縁材などに使用し得る発泡加硫物を得るこ
ともできる。
天幕、レジャーシートなどに使用することができる。さ
らに、本発明に係るゴム組成物中に発泡剤および必要に
応じて発泡助剤を配合した後に、このゴム組成物を発泡
加硫させて、断熱材、クッション材、シーリング材、防
音材、電気絶縁材などに使用し得る発泡加硫物を得るこ
ともできる。
【0131】
【発明の効果】本発明に係る加硫可能なゴム組成物は、
エチレンと炭素原子数3〜20のα-オレフィンと特定
の分岐鎖状ポリエン化合物とからなるランダム共重合体
ゴム(A)100重量部、特定のジニトロジアミン類
(B)0.5〜5重量部およびカーボンブラック(C)
10〜200重量部を含有しているので、耐熱老化性に
優れるとともに、防振特性および耐振動疲労特性に優れ
たゴム架橋物を効率よく生産することができる。
エチレンと炭素原子数3〜20のα-オレフィンと特定
の分岐鎖状ポリエン化合物とからなるランダム共重合体
ゴム(A)100重量部、特定のジニトロジアミン類
(B)0.5〜5重量部およびカーボンブラック(C)
10〜200重量部を含有しているので、耐熱老化性に
優れるとともに、防振特性および耐振動疲労特性に優れ
たゴム架橋物を効率よく生産することができる。
【0132】本発明に係る加硫可能なゴム組成物から、
防振特性および耐振動疲労特性に優れたゴム架橋物が得
られる理由は明確ではないが、ランダム共重合体ゴム
(A)のポリエン成分として化学反応性の高い分岐鎖状
ポリエン化合物が用いられているため、ランダム共重合
体ゴム(A)とジニトロジアミン類(B)分解物との反
応が進み、その結果、ランダム共重合体ゴム(A)とカ
ーボンブラック(C)との間の界面で化学結合が生じ、
ゴム架橋物の損失係数(tanδ)が低くなるためであ
ると推定される。
防振特性および耐振動疲労特性に優れたゴム架橋物が得
られる理由は明確ではないが、ランダム共重合体ゴム
(A)のポリエン成分として化学反応性の高い分岐鎖状
ポリエン化合物が用いられているため、ランダム共重合
体ゴム(A)とジニトロジアミン類(B)分解物との反
応が進み、その結果、ランダム共重合体ゴム(A)とカ
ーボンブラック(C)との間の界面で化学結合が生じ、
ゴム架橋物の損失係数(tanδ)が低くなるためであ
ると推定される。
【0133】本発明に係る加硫可能なゴム組成物は、特
に防振ゴム等の防振特性および耐振動疲労性が要求され
るような用途に好適に用いることができる。以下、本発
明を実施例により説明するが、本発明は、これら実施例
に限定されるものではない。
に防振ゴム等の防振特性および耐振動疲労性が要求され
るような用途に好適に用いることができる。以下、本発
明を実施例により説明するが、本発明は、これら実施例
に限定されるものではない。
【0134】なお、実施例および比較例における加硫ゴ
ムについて行なった動的粘弾性試験およびモンサント疲
労試験の試験方法は、以下の通りである。 [1]動的粘弾性試験 動的粘弾性試験は、2mm厚の加硫ゴムシートについ
て、レオメトリック社製の粘弾性試験機(型式RDS−
2)を用いて、測定温度25℃、周波数10Hzおよび
歪率1%の条件で行ない、動的弾性率(kg/cm2 )
と動的損失弾性率(kg/cm2 )を求め、防振特性の
指標となる損失係数(tanδ)を下式により求めた。 Gs =G’+ιG” (Gs: 静的弾性率、実部G’:動的弾性率、虚部
G”:動的損失弾性率) tanδ=G”/ G’
ムについて行なった動的粘弾性試験およびモンサント疲
労試験の試験方法は、以下の通りである。 [1]動的粘弾性試験 動的粘弾性試験は、2mm厚の加硫ゴムシートについ
て、レオメトリック社製の粘弾性試験機(型式RDS−
2)を用いて、測定温度25℃、周波数10Hzおよび
歪率1%の条件で行ない、動的弾性率(kg/cm2 )
と動的損失弾性率(kg/cm2 )を求め、防振特性の
指標となる損失係数(tanδ)を下式により求めた。 Gs =G’+ιG” (Gs: 静的弾性率、実部G’:動的弾性率、虚部
G”:動的損失弾性率) tanδ=G”/ G’
【0135】[2]モンサント疲労試験
モンサント疲労試験機[モンサント社製]を用いて、打
ち抜いてJIS K 6301に記載されている1号形ダ
ンベル試験片を調製し、この試験片の中心に2mmの傷
を入れた。このようにして得られた試験片20本につい
て伸長率を50%とし、設定温度25℃、周波数5H
z、回転速度300rpmの条件で伸長疲労させ、その
ダンベル切断時の回数と破断時の応力を測定し、これら
の平均値をもって耐振動疲労性の指標とした。
ち抜いてJIS K 6301に記載されている1号形ダ
ンベル試験片を調製し、この試験片の中心に2mmの傷
を入れた。このようにして得られた試験片20本につい
て伸長率を50%とし、設定温度25℃、周波数5H
z、回転速度300rpmの条件で伸長疲労させ、その
ダンベル切断時の回数と破断時の応力を測定し、これら
の平均値をもって耐振動疲労性の指標とした。
【0136】
【実施例1】エチレン・プロピレン・8-メチル-4- エチ
リデン-1,7- ノナジエン共重合体ゴムであって、エチレ
ン/プロピレンのモル比が70/30であり、ヨウ素価
が20であり、135℃デカリン溶液中で測定した極限
粘度[η]が3.5dl/gであるランダム共重合体ゴ
ム100重量部、N,N'- ビス(2-メチル-2- ニトロプロ
ピル)-1,6- ジアミノヘキサン1.0重量部、MAFカ
ーボンブラック[東海カーボン(株)製、商品名 シー
スト116]60.0重量部、ステアリン酸1.0重量
部、亜鉛華5.0重量部および軟化剤[出光興産(株)
製、商品名 ダイアナプロセスオイルPW380]6
0.0重量部を、1.7リットル容量のバンバリーミキ
サー[(株)神戸製鋼所製]を用いて3分間混練・混合
し、ゴム配合物(A)を得た。混練温度は150℃であ
った。
リデン-1,7- ノナジエン共重合体ゴムであって、エチレ
ン/プロピレンのモル比が70/30であり、ヨウ素価
が20であり、135℃デカリン溶液中で測定した極限
粘度[η]が3.5dl/gであるランダム共重合体ゴ
ム100重量部、N,N'- ビス(2-メチル-2- ニトロプロ
ピル)-1,6- ジアミノヘキサン1.0重量部、MAFカ
ーボンブラック[東海カーボン(株)製、商品名 シー
スト116]60.0重量部、ステアリン酸1.0重量
部、亜鉛華5.0重量部および軟化剤[出光興産(株)
製、商品名 ダイアナプロセスオイルPW380]6
0.0重量部を、1.7リットル容量のバンバリーミキ
サー[(株)神戸製鋼所製]を用いて3分間混練・混合
し、ゴム配合物(A)を得た。混練温度は150℃であ
った。
【0137】次いで、8インチオープンロール(日本ロ
ール社製)を用いて、上記のようにして得られた配合物
(A)227重量部に、加硫促進剤としてMBT[三新
化学工業(株)製、商品名 サンセラーM]0.5重量
部、TMTD[三新化学工業(株)製、サンセラーT
T]1.5重量部およびZnEDC[大内新興化学工業
(株)製、ノクセラーBz]1.5重量部、加硫剤とし
てイオウ0.75重量部を添加して3分間混練し、厚さ
3mmでシート出しし、シート状のゴム配合物(B)を
得た。このオープンロールの表面温度は、前ロールが5
0℃、後ロールが60℃であった。
ール社製)を用いて、上記のようにして得られた配合物
(A)227重量部に、加硫促進剤としてMBT[三新
化学工業(株)製、商品名 サンセラーM]0.5重量
部、TMTD[三新化学工業(株)製、サンセラーT
T]1.5重量部およびZnEDC[大内新興化学工業
(株)製、ノクセラーBz]1.5重量部、加硫剤とし
てイオウ0.75重量部を添加して3分間混練し、厚さ
3mmでシート出しし、シート状のゴム配合物(B)を
得た。このオープンロールの表面温度は、前ロールが5
0℃、後ロールが60℃であった。
【0138】このシート状のゴム配合物(B)を、15
0tonプレス成形機[コータキ精機社製]で160℃
で20分間プレス加硫して2mm厚の加硫ゴムシートを
調製し、この加硫ゴムシートについて上記の動的粘弾性
試験およびモンサント疲労試験を行なった。
0tonプレス成形機[コータキ精機社製]で160℃
で20分間プレス加硫して2mm厚の加硫ゴムシートを
調製し、この加硫ゴムシートについて上記の動的粘弾性
試験およびモンサント疲労試験を行なった。
【0139】結果を第1表に示す。
【0140】
【比較例1】実施例1において、ランダム共重合体ゴム
として、エチレン・プロピレン・8-メチル-4- エチリデ
ン-1,7- ノナジエン共重合体ゴムの代わりにエチレン・
プロピレン・5-エチリデン-2- ノルボルネン共重合体ゴ
ム[エチレン/プロピレンのモル比:71/29、ヨウ
素価:21、135℃デカリン溶液中で測定した極限粘
度[η]:3.6dl/g]を用いた以外は、実施例1
と同様にして、2mm厚の加硫ゴムシートを得た。
として、エチレン・プロピレン・8-メチル-4- エチリデ
ン-1,7- ノナジエン共重合体ゴムの代わりにエチレン・
プロピレン・5-エチリデン-2- ノルボルネン共重合体ゴ
ム[エチレン/プロピレンのモル比:71/29、ヨウ
素価:21、135℃デカリン溶液中で測定した極限粘
度[η]:3.6dl/g]を用いた以外は、実施例1
と同様にして、2mm厚の加硫ゴムシートを得た。
【0141】得られた加硫ゴムシートについて、上記の
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
【0142】
【比較例2】実施例1において、ランダム共重合体ゴム
として、エチレン・プロピレン・8-メチル-4- エチリデ
ン-1,7- ノナジエン共重合体ゴムの代わりにエチレン・
プロピレン共重合体ゴム[エチレン/プロピレンのモル
比:70/30、135℃デカリン溶液中で測定した極
限粘度[η]:3.4dl/g]を用いた以外は、実施
例1と同様に行なった。しかしながら、得られたゴム組
成物は、加硫することができなかったため、上記試験を
行なうことができなかった。
として、エチレン・プロピレン・8-メチル-4- エチリデ
ン-1,7- ノナジエン共重合体ゴムの代わりにエチレン・
プロピレン共重合体ゴム[エチレン/プロピレンのモル
比:70/30、135℃デカリン溶液中で測定した極
限粘度[η]:3.4dl/g]を用いた以外は、実施
例1と同様に行なった。しかしながら、得られたゴム組
成物は、加硫することができなかったため、上記試験を
行なうことができなかった。
【0143】
【実施例2】実施例1において、ランダム共重合体ゴム
として、エチレン・プロピレン・8-メチル-4- エチリデ
ン-1,7- ノナジエン共重合体ゴムの代わりにエチレン・
1-オクテン・8-メチル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン
共重合体ゴム[エチレン/1-オクテンのモル比:80/
20、ヨウ素価:20、135℃デカリン溶液中で測定
した極限粘度[η]:3.4dl/g]を用いた以外
は、実施例1と同様にして、2mm厚の加硫ゴムシート
を得た。
として、エチレン・プロピレン・8-メチル-4- エチリデ
ン-1,7- ノナジエン共重合体ゴムの代わりにエチレン・
1-オクテン・8-メチル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン
共重合体ゴム[エチレン/1-オクテンのモル比:80/
20、ヨウ素価:20、135℃デカリン溶液中で測定
した極限粘度[η]:3.4dl/g]を用いた以外
は、実施例1と同様にして、2mm厚の加硫ゴムシート
を得た。
【0144】得られた加硫ゴムシートについて、上記の
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
【0145】
【比較例3】実施例1において、N,N'- ビス(2-メチル
-2- ニトロプロピル)-1,6- ジアミノヘキサンを用いな
かった以外は、実施例1と同様にして、2mm厚の加硫
ゴムシートを得た。
-2- ニトロプロピル)-1,6- ジアミノヘキサンを用いな
かった以外は、実施例1と同様にして、2mm厚の加硫
ゴムシートを得た。
【0146】得られた加硫ゴムシートについて、上記の
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
【0147】
【実施例3】実施例1において、N,N'- ビス(2-メチル
-2- ニトロプロピル)-1,6- ジアミノヘキサンの配合量
を2重量部とした以外は、実施例1と同様にして、2m
m厚の加硫ゴムシートを得た。
-2- ニトロプロピル)-1,6- ジアミノヘキサンの配合量
を2重量部とした以外は、実施例1と同様にして、2m
m厚の加硫ゴムシートを得た。
【0148】得られた加硫ゴムシートについて、上記の
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
【0149】
【実施例4】実施例1において、N,N'- ビス(2-メチル
-2- ニトロプロピル)-1,6- ジアミノヘキサンの配合量
を0.5重量部とした以外は、実施例1と同様にして、
2mm厚の加硫ゴムシートを得た。
-2- ニトロプロピル)-1,6- ジアミノヘキサンの配合量
を0.5重量部とした以外は、実施例1と同様にして、
2mm厚の加硫ゴムシートを得た。
【0150】得られた加硫ゴムシートについて、上記の
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
動的粘弾性試験およびモンサント疲労試験を行なった。
結果を第1表に示す。
【0151】
【表1】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−188143(JP,A)
特開 平6−122793(JP,A)
特開 平1−254747(JP,A)
特開 平4−320425(JP,A)
特開 平8−325334(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C08L 23/00 - 23/36
C08K 3/00 - 13/08
Claims (5)
- 【請求項1】エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オ
レフィンと、下記一般式[I]で表わされる少なくとも
一種の分岐鎖状ポリエン化合物とからなるランダム共重
合体ゴム(A)100重量部と、 下記一般式[III] で表わされるジニトロジアミン類
(B)0.5〜5重量部と、 カーボンブラック(C)10〜200重量部とを含有し
てなることを特徴とする加硫可能なゴム組成物; 【化1】 [式[I]中、nは1〜5の整数であり、 R1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、 R2 およびR3 は、それぞれ独立して、水素原子または
炭素原子数1〜5のアルキル基である。]、 【化2】 [式[III] 中、Xは、2価の鎖状脂肪族基、環状脂肪
族基または芳香族基であって、基中にハロゲン原子また
は酸素原子を含んでいてもよい。R1 は、水素原子、鎖
状脂肪族基、環状脂肪族基または芳香族基であり、Xお
よびR1 がいずれも鎖状脂肪族基である場合には、R1
を介して窒素原子同士が互いにさらに連結していてもよ
い。R2 およびR3 は、それぞれ独立に、水素原子また
は炭素原子数1〜12のアルキル基であり、R2 とR3
とが結合して環を形成していてもよい。]。 - 【請求項2】前記カーボンブラック以外の補強剤を含有
していることを特徴とする請求項1に記載の加硫可能な
ゴム組成物。 - 【請求項3】充填剤を含有していることを特徴とする請
求項1または2に記載の加硫可能なゴム組成物。 - 【請求項4】前記ランダム共重合体ゴム(A)が、
(i)エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィン
とのモル比(エチレン/α- オレフィン)が40/60
〜95/5の範囲にあり、(ii)ヨウ素価が5〜40の
範囲にあり、(iii) 135℃デカリン中で測定した極
限粘度[η]が0.5〜4.5dl/gの範囲にあるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加硫可
能なゴム組成物。 - 【請求項5】前記ジニトロジアミン類(B)が、N,N'-
ビス(2-メチル-2- ニトロプロピル)-1,6- ジアミノヘ
キサンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載の加硫可能なゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24321595A JP3472949B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 加硫可能なゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24321595A JP3472949B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 加硫可能なゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987441A JPH0987441A (ja) | 1997-03-31 |
JP3472949B2 true JP3472949B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=17100545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24321595A Expired - Fee Related JP3472949B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 加硫可能なゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3472949B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24321595A patent/JP3472949B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0987441A (ja) | 1997-03-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |