JP3467777B2 - 記録装置及び再生装置 - Google Patents

記録装置及び再生装置

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JP3467777B2
JP3467777B2 JP50158595A JP50158595A JP3467777B2 JP 3467777 B2 JP3467777 B2 JP 3467777B2 JP 50158595 A JP50158595 A JP 50158595A JP 50158595 A JP50158595 A JP 50158595A JP 3467777 B2 JP3467777 B2 JP 3467777B2
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匡 尾末
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、回転記録ヘッドを用いてディジタル入力デ
ータを記録テープ上に記録する記録装置及び記録テープ
に記録されたディジタルデータを回転再生ヘッドを用い
て再生する再生装置に関するものである。
背景技術 ディジタルデータを記録再生するテープストリーマ等
の記録再生装置として、回転ヘッドにより磁気テープ等
の記録テープの長手方向に対して斜めに走査を行うヘリ
カルスキャン方式の記録再生装置が知られている。この
ような記録再生装置、例えばテープストリーマは、パー
ソナルコンピュータ等の外部機器から出力されるディジ
タルデータを記録テープに記録しておき、記録されたデ
ータが必要な場合に記録テープからデータを再生するデ
ータ蓄積装置あるいはデータ記憶装置として用いられる
ことがある。
この記録再生装置に対して、外部装置からのディジタ
ルデータを入力して記憶させるときには、上記外部装置
からのディジタル入力データを一旦バッファメモリに書
き込み、このバッファメモリ内に書き込まれたディジタ
ル入力データ量が一定以上になったときに、上記バッフ
ァメモリからディジタル入力データを読み出して記録テ
ープ上記に記録する。また、上記記録再生装置により記
録されたディジタルデータを外部装置に出力するときに
は、記録テープから再生されたデータを一旦バッファメ
モリ内に書き込み、このバッファメモリ内に書き込まれ
たディジタルデータ量が一定以上になったときに、上記
バッファメモリからディジタルデータを読み出して、上
記外部装置に送る。
ところで、上述のデータ記録又は再生時には、上記記
録再生装置のバッファメモリに対して入出力されるディ
ジタルデータのレートが変化する場合がある。
例えば、データ記録時に入力データのレートが記録テ
ープの記録レートより速い場合には、上記記録再生装置
のバッファメモリ内のディジタルデータが出力されて一
定量以下になるまで、外部装置はデータ出力を停止させ
て待機する。
逆に、入力データのレートが記録テープの記録レート
より遅い場合には、記録テープの走行を停止させて、上
記バッファメモリに記憶されるディジタルデータが一定
量になるまで待機する。この場合には、上記記録テープ
の走行の停止動作時に、記録ヘッドが記録テープ上の記
録位置より行き過ぎるので、リポジショニングと呼ばれ
る操作、すなわち記録テープを逆走行させ、上記記録位
置を検出する頭出し操作が行われる。
また、上記入力データのレートが記録テープの記録レ
ートより遅い場合には、上述したような記録テープの走
行を停止して、バッファメモリに記録されるディジタル
データが一定量になるまで、記録テープにダミーデータ
を送り続けることが考えられる。
ところで、入力データのレートが記録テープの記録レ
ートより遅い場合には、上記リポジショニングにより、
記録テープへの悪影響が生じる。また、上記リポジショ
ニングを行わずに記録テープを走行させたときには、記
録テープ上に無駄なデータが記録されるので、記録テー
プの容量が減少することになる。
また、データ再生時においても、出力データのレート
が記録テープの再生速度より遅い場合には、記録テープ
の走行を停止してリポジショニングを行うことになり、
上述したような時間の無駄や記録テープへの悪影響が生
じることになる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、入力データのレートが記録テープの記録速度より遅
い場合、及び出力データのレートが記録テープの再生即
とより遅い場合には、バッファメモリに対して入出力さ
れるデータレートの変化に応じてデータを記録する記録
装置及びデータを再生する再生装置を提供することを目
的とする。
発明の開示 本発明に係る記録装置は、入力データを信号処理して
記録信号にするための記録信号処理手段と、記録信号処
理手段からの記録信号を記録テープ上に回転ヘッドを用
いて記録する記録手段と、この記録手段のテープ走行制
御を行うテープ走行駆動手段と、上記入力データのデー
タレートと上記記録手段のデータ記録レートとを比較す
るレート比較手段と、このレート比較手段からの比較出
力に応じて上記テープ走行駆動手段による上記記録テー
プの走行速度を可変制御する速度可変制御手段とを有す
ることを特徴とする。
これによって、回転ドラムの回転、記録再生周波数を
一定のままデータレート変化に対応できるため、機械
系、電気系の問題が生じにくく、また記録再生速度に比
例したテープ容量の減少の欠点を回避できる。さらに、
テープ記録速度が変えられる事で、ドライブの入出力信
号のレートを越えないで最高速の記録再生が可能とな
る。また、リポジショニング等が不要となり、ロスタイ
ムやテープダメージ等の悪影響を防止できる。
次に、本発明に係る記録再生装置は、装置外部からの
入力データが供給される入力インターフェースと、上記
入力インターフェースを介して入力された入力データを
一時的に蓄積する入力バッファ手段と、この入力バッフ
ァ手段から読み出されたデータを所定長毎にアドレス信
号が付加された記録データに変換する信号処理手段と、
この信号処理手段からの記録データを記録テープに記録
する記録ヘッド及び上記記録テープ上の記録データを再
生する再生ヘッドを備えた回転ヘッドと、上記入力デー
タのデータレートを検出するデータレート検出手段と、
上記記録テープを走行制御する記録テープ走行駆動手段
と、上記回転ヘッドの上記記録ヘッドによる記録動作を
間引き制御する間引き制御手段と、上記回転ヘッドの上
記再生ヘッドを上記記録テープ上で記録時よりも高密度
の走査密度で走査させ、上記再生ヘッドの出力を上記ア
ドレス信号を用いて連続化する再生手段と、上記データ
レート検出手段からの出力に応じて、上記入力データの
データレートが所定値以下となったときに、上記記録テ
ープ走行駆動手段を制御してテープ走行速度を減速させ
ると共に、上記間引き制御手段を制御して上記回転ヘッ
ドの記録ヘッドによる記録動作を間引くように制御する
制御手段とを有して成ることを特徴とする。
このような構成によって、テープ速度が変化しても有
効な記録再生が行え、また、再生時のトラッキングサー
ボを高精度に行わないでも全てのデータを再生できる。
さらに、本発明に係る再生装置は、記録テープに記録
された信号を回転ヘッドにより再生する再生手段と、こ
の再生手段からの再生信号を処理して再生データとする
再生信号処理手段と、上記再生手段の記録テープの走行
制御を行うテープ走行駆動手段と、上記再生手段でのデ
ータ再生レートと上記再生信号処理手段から出力される
データのデータレートとを比較するレート比較手段と、
このレート比較手段からの比較出力に応じて上記テープ
走行駆動手段による上記記録テープの走行速度を可変制
御する速度可変制御手段とを有することを特徴とする。
これによって、再生系でのデータ再生レートが出力バ
ッファからの出力レートより速い場合でも、リポジショ
ニング動作等を行わせることなく、出力レートに応じた
再生が、ロスタイムやテープダメージを生じることなく
行える。
図面の簡単な説明 図1は、本発明に係る記録装置の実施例の基本的な構
成を示すブロック回路図である。
図2は、本発明に係る記録装置の実施例のより具体的
な構成の一例を示すブロック回路図である。
図3は、回転ドラムの磁気ヘッドと記録テープとの関
係を示す図である。
図4は、回転ドラムの回転に伴う記録動作を説明する
ための図である。
図5は、テープ走行速度が定常速度から1/2の速度に
切り換えられたときに間引きを行わない場合の記録テー
プ上の記録トラックパターンを示す図である。
図6は、テープ走行速度が定常速度から1/2の速度に
切り換えられたときに間引きを行った場合の記録テープ
上の記録トラックパターンを示す図である。
図7は、本発明に係る再生装置の実施例の基本的な構
成を示すブロック回路図である。
図8は、本発明に係る再生装置の実施例のより具体的
な構成の一例を示すブロック回路図である。
図9は、記録テープ上の再生ヘッドが倍の走査密度で
走査する倍密度スキャン再生時の動作を説明するための
図である。
図10は、回転ドラムの回転に伴う再生動作を説明する
ための図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明に係る記録装置及び再生装置の好ましい
実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る記録装置の実施例の基本構成を
示すブロック回路図である。
この図1において、外部装置により制御されて供給さ
れたディジタルデータは、入力端子101を介して、記録
信号処理部102に送られている。この記録信号処理部102
は、入力データを信号処理して記録信号にするためのも
のであり、バッファメモリ、エンコーダ、誤り訂正符号
化回路、変調器等から成っている。記録信号処理部102
からの記録信号は、記録系103に送られて、記録テープ
上に回転ヘッドを用いて記録が行われる。テープ走行駆
動部104は、この記録系103のテープ走行制御を行う。レ
ート比較部105は、入力端子101からの入力データのデー
タレートと記録系103のデータ記録レートとを比較す
る。このレート比較部105からの比較出力に応じて、制
御部106がテープ走行駆動部104による上記記録テープの
走行速度を可変制御する。
このような構成によれば、レート比較部105により入
力データのデータレートと記録系103の回転記録ヘッド
による記録テープへのデータ記録レートとを比較し、こ
の比較出力により記録テープの走行速度を制御してお
り、回転ドラムの回転、記録再生周波数を一定のままデ
ータレート変化に対応できるため、機械系、電気系の問
題が生じにくく、また記録再生速度に比例したテープ容
量の減少の欠点を回避できる。さらに、テープ記録速度
が変えられる事で、ドライブの入出力信号のレートを越
えないで最高速の記録再生が可能となる。また、リポジ
ショニング等が不要となり、ロスタイムやテープダメー
ジ等の悪影響を防止できる。
次に、図2は、このような記録装置の実施例のより具
体的な構成例を示すブロック回路図である。
この図2において、例えばホストコンピュータ等の外
部装置(図示せず)に対して、データ入力端子1D、及び
制御信号入出力端子1Cを介して、入出力インターフェー
ス回路1が接続されている。データ入力端子1Dには、外
部装置により制御されて出力されたビデオデータ等のデ
ィジタルデータが、所定のデータ伝送規格等に基づいた
データレートで供給されている。また制御信号入出力端
子1Cを介して、ホストコンピュータ等の外部装置と入出
力インターフェース回路1との間で各種制御信号が送受
信されている。入出力インターフェース回路1として
は、例えばいわゆるSCSI(Small Computer System Inte
rface)規格のもの等を使用することができる。入出力
インターフェース回路1を介して入力されたディジタル
データは、入力バッファ回路2に送られて、内部のバッ
ファメモリに蓄えられる。また、各種制御信号は、入出
力インターフェース回路1とCPU9との間で送受信され
る。
入力バッファ回路2から読み出されたディジタルデー
タは、信号処理回路3へ送出され、所定の信号処理が施
されて、変調器4に送られる。入力バッファ回路2の内
部のバッファメモリに蓄えられたデータの蓄積量は、蓄
積量検出回路5により検出されてCPU9に送られている。
CPU9は、この検出された蓄積量に応じて、予め定められ
た所定の下限値を下回ったときにテープ走行速度を低速
側に切り換え、テープ走行速度が低速のときに所定の上
限値を上回ったときにはテープ走行速度を元に戻すよう
な速度制御を行う。具体的には、CPU9からの制御信号
を、後述する速度可変制御回路10に送り、この速度可変
制御回路10がキャプスタン駆動制御回路11を介してキャ
プスタンモータ12を駆動制御する。
信号処理回路3では、送られたディジタルデータを、
例えばインターリーブ処理し、誤り訂正用の符号を付加
し、さらにいわゆるID情報、及び同期信号を付加して、
変調器4に供給する。ここで上記ID情報としては、トラ
ック番号、データ種類識別情報、その他の付加情報等を
挙げることができ、この付加情報として、例えば、次の
トラックから記録速度が切り換わることを示す情報を含
ませることが挙げられる。上記ID情報の付加は、例えば
CPU9からの制御に応じて行われる。
変調器4では、送られた信号を、磁気テープへの記録
に適した変調方式の信号に変換し、記録イコライザ6で
例えば広域強調のようなテープの周波数特性に応じた周
波数特性の信号に変換する処理を施して、記録アンプ7
に送っている。記録アンプ7からの出力信号は、スイッ
チ18を介して回転ヘッド記録系に送られている。
回転ヘッド記録系は、キャプスタン13とピンチローラ
14とで走行駆動される磁気テープ15が回転ドラム16の周
囲に巻き付けられて案内走行されており、回転ドラム16
に設けられた回転ヘッド17により磁気テープ15上に斜め
の記録トラックを形成するように、上記記録アンプ6か
らの信号が記録される。
蓄積量検出回路5及びCPU9では、実質的に、入力バッ
ファ回路2への入力データレートと、出力データレート
である磁気テープ15への記録レートとを比較しており、
その比較結果に基づく制御信号を入出力インターフェー
ス回路1や速度可変制御回路10に送っている。速度可変
制御回路10からの出力信号は、キャプスタン駆動制御回
路11を介してキャプスタンモータ12に送ることによっ
て、上記回転ヘッド記録系のテープ走行速度を可変制御
する。また、上記データレート比較結果に基づく制御信
号を入出力インターフェース回路1を介して例えばホス
トマシン等の外部装置に送ることによって入力データレ
ートを可変制御する。
ここで、上記回転ヘッド記録系において予め規定され
ている一定の記録データレートを以下定常レートあるい
は基準レートといい、このときのテープ走行速度を定常
速度あるいは基準速度という。
例えば、上記入力バッファ回路2に入力される入力デ
ータレートが上記定常レートと同じあるいは上記定常レ
ート以上であるとき、蓄積量検出回路5及びCPU9により
このときのデータレート比較結果が求められ、CPU9は、
この比較結果に応じて制御信号を入出力インターフェー
ス回路1及び速度可変制御回路10に送っている。CPU9か
ら速度可変制御回路10には、上記回転ヘッド記録系のテ
ープ走行速度を上記定常速度とする制御信号が送られ、
これによってキャプスタン駆動制御回路11は上記定常速
度でテープ走行駆動する駆動信号をキャプスタンモータ
12に送る。なお、上記入力データレートが上記定常レー
トより大きい場合には、CPU9が入出力インターフェース
回路1を介して、ホストマシン等の外部装置に対して待
機要求信号等を送ることによって、外部装置からのデー
タ出力を待機させ、これによって入出力インターフェー
ス回路1から入力バッファ回路2への入力データレート
を上記定常レートに制御する。
次に、上記回転ヘッド記録系の回転ヘッド17は、例え
ば図3に示すように、約180度の角度差を持って対向し
て取り付けられた記録ヘッドARと再生ヘッドAP、及び上
記記録ヘッドARから約9度ずれて取り付けられた記録・
再生ヘッドBRPとを備え、矢印R方向に回転する回転ド
ラム16に、記録テープ15が約100度の巻き付け角で巻き
付けられている。ここで、記録ヘッドARと再生ヘッドAP
はいずれもプラス(+)アジマスを有し、記録・再生ヘ
ッドBRPはマイナス(−)アジマスを有している。これ
らのプラス(+)、マイナス(−)アジマスは、一方の
アジマスのヘッドで記録された信号は同じアジマスのヘ
ッドで再生できるが、他方のアジマスのヘッドでは再生
レベルが低下して有効な再生が行えないものである。
データ記録時の動作を図4を参照しながら説明する。
上記回転ドラム16の回転に応じて、上記記録ヘッドAR
は図4のaの斜線部に示す間だけ、また上記記録・再生
ヘッドBRPは図4のbに示す間だけ、それぞれ上記記録
テープ15上に記録を行う。すなわち、上記回転ドラム16
の2回転の内の最初の1回転360度の間では、上記記録
ヘッドARが上記記録テープ15上を走査して上記テープ巻
き付け角の100度分に相当する図4のaの斜線の間だけ
記録動作を行うことにより、例えば図5に示す記録テー
プ15上の斜めの記録トラックT1+が記録形成される。次
の1回転では上記記録・再生ヘッドBRPが図4のbの斜
線に示す間だけ記録動作を行うことにより、図5の記録
トラックT2-が記録形成される。以上のように、上記記
録ヘッドAR及び記録・再生ヘッドBRPが交互に記録動作
を行うことにより、図5の記録テープ上には記録トラッ
クT1+、T2-、T3+、T4-、・・・を順に形成するように、
データが記録されていく。
ここで上記図2において、入力バッファ回路2に入力
されるデータのレートが上記定常レートより小さく1/2
倍以上であるときには、蓄積量検出回路5及びCPU9よる
データレート比較結果が速度可変制御回路10に送られ
る。この比較結果に基づいて、速度可変制御回路10から
キャプスタン駆動制御回路11に記録テープ15の走行速度
を定常速度の1/2の速度に減速制御する制御信号が送ら
れる。これによってキャプスタン駆動制御回路11はキャ
プスタンモータ12を定常速度の1/2の速度で駆動制御し
てキャプスタン13を回転駆動し、記録テープ15の走行速
度が上記定常速度の1/2に制御される。
このように記録系のテープ走行速度を上記定常速度の
1/2に制御するときには、CPU9から入出力インターフェ
ース回路1を介してホストマシン等の外部装置に待機制
御信号を送り、入力バッファ回路2への入力レートが平
均で上記定常レートの1/2となるようにすればよい。
このような定常速度よりも低速に減速制御するときに
は、間引き制御回路8による記録動作の間引き制御を行
うことが好ましい。すなわち、上記減速制御時にCPU9が
間引き制御回路8に間引き制御信号を送り、間引き制御
回路8は記録アンプをオン・オフ制御することで、記録
動作の間引き制御を行っている。また、CPU9は、上記回
転ドラム16の各ヘッドを切り換えるためのスイッチ18を
切換制御している。
これは、例えばテープ走行速度が上記定常速度の1/2
に制御されたときに、上記間引き制御を行わないと、図
5のトラックT5+、T6-、T7+、T8-、・・・のように重ね
書きされてしまうことを考慮したものであり、2トラッ
クにつき1トラックの割合で間引き制御するようにして
いる。すなわち、回転ドラム16が2回転する間に1回転
分のデータ記録動作が中断されるようにデータレートが
減速制御される。
ただし、具体的な実施例においては、キャプスタンモ
ータ12の回転数が上記定常速度時の回転数の1/2となっ
て記録テープ15の走行速度が実際に上記定常速度の1/2
になるまでには過渡現象が生じることを考慮して、速度
変化時のみドラム2回転のあいだ記録を中断している。
すなわち、テープ速度が1/2になるまでの過渡状態にお
いて、記録テープ15上のパターンのトラックピッチが狭
まることはないが、テープに走行にあばれが生じる。こ
のあばれが収まるまで記録を中断するために、テープ速
度変化時にのみ2トラック分間引き制御して、以下2ト
ラックにつき1トラックの割合で間引き制御する。
このような間引き制御が行われたときの記録テープ15
上のトラックパターンの一例を図6に示す。
この図6において、トラックT4-まで記録された後に
テープ走行速度が上記定常速度の1/2に切換制御され、
2トラック分、すなわち上記図5のトラックT5+、T6-
相当する分が間引かれ、次のトラックT7+が記録され、
以下2トラックにつき1トラックが間引かれる割合で記
録が続行される。このとき、記録トラックのアジマス角
については、プラス(+)アジマスとマイナス(−)ア
ジマスとが交互に現れるように、上記回転ヘッド17の記
録ヘッドARと記録再生ヘッドBRPとが交互に切換制御さ
れ、トラックT7+、T9-、T11+、T13-、・・・が順次記録
形成されてゆく。
上述のように、図2の入力バッファ2に入力されるデ
ータのレートが上記定常レートの1倍より小さく1/2倍
以上であるときには、上記間引き制御回路8により記録
アンプ7をオン・オフ制御し、2トラックにつき1トラ
ックの間引きを行うことにより、レートが1/2に減速制
御された記録データを記録することができる。
ここで、上記記録トラックT4-を記録する際には、次
のトラックから記録速度が1/2に切り換わることを上記I
D情報内に書き込んでおき、再生の際にこれを読み出し
てテープ走行速度を切換制御するようにする。
なお、図6において、テープ走行速度が上記定常速度
で記録されたときの記録トラックT1+〜T4-と、上記間引
き制御されて低速のテープ走行速度で記録された記録ト
ラックT7+〜とについて、記録角a、bが僅かに異なっ
ており、また記録波長も僅かに変化するが、データ再生
時に問題が生じるものではない。
次に、上記図2の入力バッファ回路2に入力されるデ
ータのレートが上記定常レートの1/2倍より小さく1/4倍
以上であるときには、上記回転ヘッド17から上記記録テ
ープ15上に記録される記録レートは上記定常速度の1/4
に切り換えられる。この1/4倍速のときには、4トラッ
クにつき3トラックを間引くように制御すればよいわけ
であるが、上述した過渡現象として、上記記録テープ15
の走行速度を切り換えた直後にはテープ走行にあばれが
生じるので、これを収めるために4回転分以上トラック
の記録動作を中断することが好ましい。テープ走行が安
定した後には、上記回転ドラム16の4回転につき1回転
のみ記録をするような間引き制御を行うことにより、重
ね書きすることなくデータを記録することができる。
すなわち、上記入力バッファ回路2に入力されるデー
タのレートが上記定常レートより遅い場合には、テープ
走行速度が上記定常速度の整数分の一に切換制御されて
記録レートが定常レートの整数分の一に切り換えられ、
上記回転ドラム16が整数回だけ回転する間に1回だけ記
録動作を行うように、図2のCPU9が、間引き制御回路8
及びスイッチ18を制御し、間引き制御回路8は記録アン
プ7をオン・オフ制御する。これによって、回転ヘッド
17による記録テープ15へのデータ記録レートが制御され
る。
この後、入力バッファ回路2に供給される入力データ
レートが上記定常速度に戻った場合には、蓄積量検出回
路5により入力バッファ回路2内のバッファメモリのデ
ータ蓄積量の増加が検出され、これがCPU9に送られるこ
とにより、CPU9は、テープ走行速度を高める方向の制御
を行う。具体的には、CPU9が速度可変制御回路10に対し
てテープ走行速度を上記定常速度に切り換えるような制
御信号を送り、これに応じて速度可変制御回路10はキャ
プスタン駆動制御回路11を介してキャプスタンモータ12
を上記定常速度で駆動させるので、キャプスタン13の回
転が制御されて、記録テープ15の走行速度も上記定常速
度に切り換えられる。
この定常速度への切り換え時にも、過渡現象として記
録テープ15の走行にあばれが生じるので、このテープ走
行のあばれが収まるまで、例えば上記回転ドラム16が2
回転する間、記録ヘッドAR及び記録・再生ヘッドBRP
記録動作は中断される。この記録動作が中断している間
に上記記録テープ15の走行速度は定常速度に戻される。
よって、この後は通常の記録動作を行う。
以上説明したように、本発明に係る記録装置によれ
ば、データレートの変化に対応して記録テープの走行速
度制御が行われ、回転ドラムの回転、記録再生周波数を
一定のままデータレート変化に対応できるため、機械
系、電気系の問題が生じにくく、また記録再生速度に比
例してテープ容量が減少するという欠点を回避できる。
さらに、テープ記録速度が変えられる事で、ドライブの
入出力信号のレートを越えないで最高速の記録再生が可
能となる。また、リポジショニング等が不要となり、ロ
スタイムやテープダメージ等の悪影響を防止できる。
次に、本発明に係る再生装置の実施例の概略構成につ
いて、図7を参照しながら説明する。
図7において、回転ヘッドを用いて記録テープの再生
を行う再生系201からの再生信号は、再生信号処理部202
に送られている。この再生信号処理部202は、再生信号
を処理するためのクロック抽出回路、復調器、誤り訂正
復号化を含むデコーダ、バッファメモリ等から成ってお
り、再生されたデータは、出力端子203を介して取り出
される。テープ走行駆動部204は再生系201のテープ走行
制御を行う。レート比較部205は、再生系201からのデー
タ再生レートと、再生信号処理部202から出力端子203に
送られる出力データレートとを比較し、この比較出力に
応じて、制御部206がテープ走行駆動部204によるテープ
走行速度を可変制御する。
次に、図8は、上述した再生装置の実施例のより具体
的な構成の一例を示すブロック回路図である。
この図8において、上記再生系201は、上記図2の回
転ヘッド記録系と同様に、キャプスタン13とピンチロー
ラ14とで走行駆動される磁気テープ15が回転ドラム16の
周囲に巻き付けられて案内走行されており、回転ドラム
16に設けられた回転ヘッド17により磁気テープ15上に記
録された上記斜めの記録トラックを走査することで、記
録信号の再生が行われる。
上記記録時の定常レートあるいは基準レートのデータ
レートで再生を行う場合には、記録テープ15は上記定常
速度あるいは基準速度で走行駆動され、記録テープ15上
の記録信号は回転ヘッド17により読み出されて再生アン
プ20を介して再生等化器21に送られる。この再生等化器
21に送られた再生信号は波形等化されて、クロック抽出
用のPLL回路22に送られる。このPLL回路22により再生信
号中のクロック成分が抽出されて同期がとられた後、復
調器23により例えばNRZ(Non Return to Zero)信号に
復調される。
復調器23により復調されたNRZ信号は、データ分離回
路24及び誤りチェック部25に送られる。データ分離回路
24では、復調されたNRZ信号からデータとアドレスデー
タとを分離する。誤りチェック部25は、再生データに誤
りがあるか否かを判定し、誤りがなければ、データ分離
回路24で分離されたアドレスに従って上記分離されたデ
ータをトラッキングバッファメモリ26に記憶する。
トラッキングバッファメモリ26は、CPU9により制御さ
れており、書き込まれたデータが基準タイミングのクロ
ックで読み出されて信号処理回路27に送られる。信号処
理回路27では、トラッキングバッファメモリ26からのデ
ータに対して例えばデインターリーブ処理や誤り訂正処
理や補間処理等が施され、出力バッファ回路28のバファ
メモリに蓄えられた後、出力インターフェース回路29を
介して出力端子29Dより取り出され、図示しない外部装
置等に送られる。
ここで本実施例においては、記録テープ15の再生動作
として、回転ヘッド17を記録時よりも速い例えば2倍の
速度で回転駆動して記録信号の読み取りを行う技術を用
いている。この技術は、本件出願人が先に特開昭57−15
0109号公報等において提案したものであり、日経BP社
刊、日経エレクトロニクス、1992年3月30日号(no.55
0)、147頁〜155頁にも開示されている。
この倍密度スキャンによる再生技術について、上記図
3の再生ヘッドAPからの再生信号のみに着目し、図9を
参照しながら説明する。
図9において、記録テープ15上の記録トラックA1、A
2、A3、・・・は上記図3の記録ヘッドARにより記録さ
れたトラックを示し、記録トラックB1、B2、B3、・・・
は上記図3の記録・再生ヘッドBRPにより記録されたト
ラックを示している。これらのヘッドAR、BRPは、アジ
マス角が互いに異なっており、同じアジマス角の再生ヘ
ッドでのみ再生が可能である。また、上記図3の再生ヘ
ッドAPによる磁気テープ15上のトラッキング軌跡の中心
をT1、T2、T3、T4、・・・で示している。
上記再生ヘッドAPからの再生信号のみに着目すると
き、トラッキング軌跡T1のヘッド走査時には記録トラッ
クA2→B1→A1を順次通過する。記録トラックB1はアジマ
ス角が逆なので記録信号は読めない。このとき、上記再
生ヘッドAPからの再生RF信号のエンベロープは、図9の
信号SRF1のようになる。この再生RF信号SRF1を復調して
データ信号に戻すと、図9の信号SD1のようになり、こ
れが図8のトラッキングバッファメモリ25に書き込まれ
る。ここで、上記トラッキングバッファメモリ25内で、
上記記録トラックA2に対応する記憶領域であるメモリア
ドレスAA2の領域に書き込まれるデータは、図9のDM1
ようになる。これらを図9のトラッキング軌跡T2、T3
T4について繰り返すと、RF信号SRF2、SRF3、SRF4がそれ
ぞれ得られ、データ復調してそれぞれデータ信号SD2、S
D3、SD4となり、上記トラッキングバッファメモリ25内
における記録トラックA2に対応するメモリアドレスAA2
の記憶領域に書き込まれたデータは、図9のDM2、DM3
DM4のようになる。なお、図9のSD1〜SD4、DM1〜DM4
帯状部分内部に示した数字1〜24は記録データの1トラ
ック内のブロック番号あるいはブロックアドレスを示し
ており、図9では簡単のために1トラックを24ブロック
としているが、これに限定されないことは勿論である。
このように、記録トラックA2に記録されているデータ
は、上記再生ヘッドAPの1走査毎にオーバーラップしな
がら全て再生される。この場合、トラックを横切って再
生したため記録した順序通りになっていなくても、メモ
リ上でランダムに書き込んで正しい順序にすればよい。
すなわち、テープ上にデータと共に記録したトラック
アドレスやブロックアドレスを読み出し、誤りがなけれ
ばそのアドレスに従ってメモリ上に書き込む。メモリ入
力では順序が違っていても、アドレスに応じてメモリ上
には正しい順序で書き込まれてゆく。ある時間が経過す
ると全てのデータがメモリ上に正しく書き込まれ、上記
CPU9からの基準アドレスに従って正しい順序で読み出
す。
なお、この再生時の2倍密度スキャンは、一般的には
回転ドラムの回転数を記録時の2倍にすることで実現で
きるが、上述した図3に示す回転ヘッドを用いて、図4
に示すように1回転毎にAヘッドとBヘッドとを交互に
動作させて記録を行うような具体例の場合には、図10に
示すように、再生時に1回転中にAヘッドとBヘッドと
で再生を行わせることにより、記録時と同じ回転速度で
ドラムを回転させればよい。
すなわち、この図10においては、上記図3と同じ回転
ヘッドを用いており、回転ドラム16内の記録ヘッドA
Rは、図10のaに示すように常時休止しており、記録・
再生ヘッドBRP及び再生ヘッドAPが、図10のb及びcの
斜線部にそれぞれ示すように、上記回転ドラム16が1回
転する間に交互に再生動作することにより、記録時と同
じドラム回転速度で、記録時の倍のヘッド走査が行われ
ることになる。
以上説明したような倍密度スキャン技術を用いて再生
されてトラッキングバッファメモリ26に書き込まれ、上
述したように正しい順序でトラッキングバッファメモリ
26から読み出されたデータは、信号処理回路27に送られ
ると共に、ID検出回路30に送られる。ID検出回路30で
は、上記トラック内の所定位置に書き込まれた上記ID情
報が検出される。このID情報には、記録時において例え
ば次のトラックからテープ走行速度を1/2に切り換わる
ことを示す速度切換情報が含まれており、このようなID
情報がCPU9に送られる。
信号処理回路27からの上記エラー訂正等の信号処理が
施されたデータは、出力バッファ回路28に送られる。こ
の出力バッファ回路28内のバッファメモリ蓄えられたデ
ータ量を蓄積量検出回路31が検出し、このデータ蓄積量
をCPU9に送っている。また、CPU9は、出力インターフェ
ース回路29を介し、制御信号入出力端子29Cを介して、
ホストコンピュータ等の外部機器との間で制御信号の送
受を行っている。
CPU9では、蓄積量検出回路31で検出されたデータ蓄積
量等に応じて、実質的に、出力バッファ回路28へのデー
タ入力レートすなわち上記再生系でのデータ再生レート
と、出力バッファ回路28から出力インターフェース回路
29を介して出力するデータのレートであるデータ出力レ
ートとを比較し、比較結果に応じたテープ走行速度の可
変制御を行うようにしている。すなわちCPU9からの速度
制御情報は、速度可変制御回路10を介してキャプスタン
駆動制御回路11に送られ、キャプスタンモータ12の回転
速度を可変制御することにより、記録テープ15の走行速
度を可変制御している。
ここで、上記定常速度での再生の際には、上記倍密度
スキャン技術により、記録テープ15上のトラックの記録
角が変わっていて、ヘッドスキャン角と僅かに異なって
いても、何ら問題は生じないことは勿論である。しか
も、上記図6のように、途中でテープ走行速度が切り換
わって隙間あるいは短い無記録部分が存在していても、
記録トラッT4-中の上記ID情報に上記速度切換情報が書
き込まれているため、これをID検出回路30が検出してCP
U9に伝達するため、問題は生じない。
次に、出力バッファ回路28から出力インターフェース
回路29を介して出力される出力データレートが上記再生
系でのデータ再生レートを下回って、再生速度を落とし
たい場合には、CPU9からの制御信号に基づいて次のよう
な制御動作が行われる。
すなわち、上記再生系において上述したような倍密度
スキャンを行っているときに、再生レートを例えば1/2
にする制御信号がCPU9から出されたときには、これに基
づいて、例えば上記記録・再生ヘッドBRPの走査が終了
した時点でキャプスタン13の回転速度が1/2に落とさ
れ、テープ走行速度も1/2となる。ただし、ドラム回転
速度は変化せず、信号再生を続ける。
この場合、再生ヘッドは記録トラックに対して4倍密
度スキャンを行うことになり、トラック内の同一のブロ
ックを2回以上正常に再生することが生じ、誤りチェッ
クによっても2回以上正常と判断される場合が多く生じ
るが、同一のブロックのデータは上記トラッキングバッ
ファメモリ26の同じブロックアドレスに書き込まれるか
ら、メモリ上で正しいデータ順序に再構成され、何ら問
題は生じない。
再び再生速度を上記定常速度に戻したいときには、CP
U9からのテープ速度を定常速度に戻す制御信号に基づい
て、例えば上記記録・再生ヘッドBRPの走査が終了した
時点でキャプスタン13の回転速度を切換制御し、テープ
走行速度を上記定常速度に戻す。
なお、記録時において、上述したテープ速度の切換時
のテープのあばれを収めるために、上記図6の記録トラ
ックT4-とT7+との間のような記録中断部分あるいは無記
録部分が存在している場合は、上述したように記録トラ
ックT4-内に記録された上記ID情報中の速度切換情報を
検出することにより、上記無記録部分が上記テープ速度
切換時の中断か、他の原因例えば記録再生時のエラー等
によるものかの判断がつくため、何ら問題は生じない。
なお、この実施例において、トラッキングバッファメ
モリ26と出力バッファ回路28内のバッファメモリとを共
通化してもよい。
この実施例によれば、再生系でのデータ再生レートが
出力バッファからの出力レートより速い場合でも、リポ
ジショニング動作等を行わせることなく、出力レートに
応じた再生が、ロスタイムやテープダメージを生じるこ
となく行える。
ここで、上記図2、図8の実施例では、記録再生装置
の記録部及び再生部の例を示しており、記録系及び再生
系として同じキャプスタン13、ピンチローラ14、回転ド
ラム16及び回転ヘッド17を用い、CPU9、速度可変制御回
路10、キャプスタン駆動制御回路11及びキャプスタンモ
ータ12を共通化しているが、記録用、再生用にそれぞれ
独立に用いて、記録専用装置や再生専用装置を構成する
ようにしてもよいことは勿論である。
また、上記回転ドラムに、記録ヘッドの個数よりも多
くの再生ヘッドを設けることにより、再生時のトラック
走査密度を高めるようにしてもよい。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置外部からの入力データが入力される入
    力インターフェースと、 上記入力インターフェースを介して入力された入力デー
    タを一時的に蓄積する入力バッファ手段と、 この入力バッファ手段から読み出されたデータを記録デ
    ータに変換する信号処理手段と、 上記記録データを記録テープに記録する記録ヘッドを備
    えた回転ヘッドと、 上記入力データのデータレートを検出するデータレート
    検出手段と、 上記記録テープを走行制御する記録テープ走行駆動手段
    と、 上記回転ヘッドの上記記録ヘッドによる記録動作を間引
    き制御する間引き制御手段と、 上記データレート検出手段からの出力に応じて上記記録
    テープ走行駆動手段及び上記間引き制御手段を制御する
    制御手段とを有し、 上記制御手段は、上記入力データのデータレートが所定
    値以下となるとき上記記録テープ走行駆動手段を制御し
    て上記記録テープの走行速度を減速させると共に、上記
    間引き制御手段を制御して上記回転ヘッドの記録ヘッド
    による記録動作を間引き制御することを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】上記データレート検出手段は、上記入力バ
    ッファ手段のデータ蓄積量を検出することを特徴とする
    請求の範囲第1項記載の記録装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、上記入力データのデータ
    レートが所定値以下となった時点で、所定時間上記回転
    ヘッドの記録ヘッドによる記録動作を間引くように上記
    間引き制御手段を制御することを特徴とする請求の範囲
    第1項記載の記録装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、上記記録テープの走行速
    度が変化した際に、上記信号処理手段に記録テープの走
    行速度が切換わったことを表す速度切換情報を供給し、 上記信号処理手段は、上記入力データと上記速度切換情
    報とから上記記録データを形成することを特徴とする請
    求の範囲第3項記載の記録装置。
  5. 【請求項5】上記信号処理手段は、上記入力バッファ手
    段から読み出されたデータに誤り訂正符号化処理を施す
    信号処理回路と、上記信号処理回路からの出力信号を変
    調する変調手段と、この変調手段からの出力信号を増幅
    して記録データを出力する記録アンプとを備え、 上記間引き制御手段は、上記記録アンプをオン・オフ制
    御することで上記回転ヘッドの記録ヘッドによる記録動
    作を間引き制御することを特徴とする請求の範囲第1項
    記載の記録装置。
  6. 【請求項6】上記制御手段は、上記記録テープの走行速
    度が変化した際に、速度変化による過渡現象が収まるま
    での時間だけ上記回転ヘッドの記録ヘッドによる記録動
    作を中断するように制御することを特徴とする請求の範
    囲第1項記載の記録装置。
  7. 【請求項7】装置外部からの入力データが供給される入
    力インターフェースと、 上記入力インターフェースを介して入力された入力デー
    タを一時的に蓄積する入力バッファ手段と、 この入力バッファ手段から読み出されたデータを所定長
    毎にアドレス信号が付加された記録データに変換する信
    号処理手段と、 この信号処理手段からの記録データを記録テープに記録
    する記録ヘッド及び上記記録テープ上の記録データを再
    生する再生ヘッドを備えた回転ヘッドと、 上記入力データのデータレートを検出するデータレート
    検出手段と、 上記記録テープを走行制御する記録テープ走行駆動手段
    と、 上記回転ヘッドの上記記録ヘッドによる記録動作を間引
    き制御する間引き制御手段と、 上記回転ヘッドの上記再生ヘッドを上記記録テープ上で
    記録時よりも高密度の走査密度で走査させ、上記再生ヘ
    ッドの出力を上記アドレス信号を用いて連続化する再生
    手段と、 上記データレート検出手段からの出力に応じて、上記入
    力データのデータレートが所定値以下となったときに、
    上記記録テープ走行駆動手段を制御してテープ走行速度
    を滅速させると共に、上記間引き制御手段を制御して上
    記回転ヘッドの記録ヘッドによる記録動作を間引くよう
    に制御する制御手段と を有して成ることを特徴とする記録再生装置。
  8. 【請求項8】上記データレート検出手段は、上記入力バ
    ッファ手段のデータ蓄積量を検出することで、上記入力
    データのデータレートを検出することを特徴とする請求
    の範囲第7項記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】上記制御手段は、上記入力データのデータ
    レートが所定値以下となった時点で、所定時間上記回転
    ヘッドの記録ヘッドによる記録動作を間引くように上記
    間引き制御手段を制御する弓とを特徴とする請求の範囲
    第7項記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】上記制御手段は、上記記録テープの走行
    速度が変化した際に、 上記信号処理手段に記録テープの走行速度が切換わった
    ことを表す速度切換情報を供給し、 上記信号処理手段は、上記入力データと上記速度切換情
    報とから上記記録データを形成することを特徴とする請
    求の範囲第9項記載の記録再生装置。
  11. 【請求項11】上記信号処理手段は、上記入力バッファ
    手段から読み出されたデータに誤り訂正符号化処理を施
    す信号処理回路と、上記信号処理回路からの出力信号を
    変調する変調手段と、この変調手段からの出力信号を増
    幅して記録データを出力する記録アンプとを備え、 上記間引き制御手段は、上記記録アンプをオン・オフ制
    御することで上記回転ヘッドの記録ヘッドによる記録動
    作を間引き制御することを特徴とする請求の範囲第7項
    記載の記録再生装置。
  12. 【請求項12】上記回転ヘッドは、記録ヘッドよりも多
    い個数の再生ヘッドを有し、 上記制御手段は、上記回転ヘッドの上記再生ヘッドによ
    る再生動作中に、記録時と同じテープ走行速度で上記記
    録テープを走行するように上記記録テープ走行駆動手段
    を制御することを特徴とする請求の範囲第7項記載の記
    録再生装置。
  13. 【請求項13】上記再生手段によって再生された再生デ
    ータを一時的に蓄積する出力バッファ手段と、 装置外部に上記再生データを出力する出力インターフェ
    ースと、 上記出力データのデータレートを検出する出力データレ
    ート検出手段とをさらに有し、 上記制御手段は、上記出力データレート検出手段によっ
    て検出された出力データレートが所定値以下となった際
    に、上記記録テープ走行駆動手段を上記記録テープの走
    行速度を減速させるよう制御することを特徴とする請求
    の範囲第7項記載の記録再生装置。
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