JP3933133B2 - データ再生装置及びデータ再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ノントラッキング再生を行うVTRなどのデータ再生装置、及びデータ再生方法に関する。
近年、VTRの記録フォーマットは、高画質化の要求に対応してますます高密度記録化が進んでいる。そのため、ビデオテープ上でトラックピッチは、例えば10μm以下というように非常に狭くなってきている。
このようにトラックピッチが非常に狭くなると、同じトラックを1つの再生ヘッドで1回だけスキャンする「ジャストトラッキング再生」を行っても、ビデオテープの僅かな伸縮やテープ走行系の機械的精度を原因として、オフトラック量がC1訂正(インナパリティを用いた誤り訂正)の可能な範囲を超えてしまい、記録データを正確に再現できなくなる。
そこで、そうした場合に適した再生方法として、「ノントラッキング再生」が存在している。これは、同じトラックを、複数の再生ヘッドでスキャンするかあるいは1つの再生ヘッドで複数回スキャンし、それぞれのスキャンによる再生データにC1訂正を施した後、このC1訂正によって誤りが訂正された再生データだけをメモリに書き込み、このメモリから読み出したデータにC2訂正(アウタパリティを用いた誤り訂正)を施すようにしたものである。
図1は、ノントラッキング再生でC1訂正が可能な範囲を、ジャストトラッキング再生の場合と対比して示す図である。図1Aに示すように、同じトラックTrを1つの再生ヘッドAで1回だけスキャンするジャストトラッキング再生の場合には、C1訂正の可能なオフトラックの範囲(図の斜線部分)が狭いのに対し、図1Bに示すように、同じトラックTrを2つの再生ヘッドA1及びA2(アジマス角の等しいヘッド)でスキャンするノントラッキング再生の場合には、C1訂正の可能なオフトラックの範囲(図の斜線部分)に抜けがなくなる。
ところで、VTRでは、先に記録した映像の或るシーンに続いて別の映像を記録する繋ぎ撮りや、先に記録した映像の或る範囲に別の映像をはめ込むインサートのような、編集を行うことが少なくない。トラックピッチが非常に狭いと、こうした編集時に、記録ヘッドが下地(先に記録を行ったトラック)に対してオフトラックすることにより、本来は上書き消去されるべき下地が消し残されることがある。
図2は、こうした下地の消し残りを例示する図である。ここでは、図2Aに示すように、上下のセクタに分割された48本のビデオトラックVTと、ビデオトラックVTの上下のセクタ間の8本のオーディオトラックATとを、編集の最小単位であるセグメントSEとして扱う。
図2Bは、図2Aの中央の1個のセグメントSEを編集対象としたインサート編集時に、記録ヘッドが下地に対してオフトラックしなかった状態を示す。このとき、編集部分(編集時に実際にデータが記録された部分)が編集対象のセグメントSEと完全に重なるので、編集対象のセグメントSEに記録されていた下地は全て上書き消去されており、消し残りは存在しない。(編集部分の両側の下地は、編集対象のセグメントSEに隣接する別のセグメントに記録されている下地である。)
これに対し、図2Cは、図2Aの中央の1個のセグメントSEを編集対象としたインサート編集時に、記録ヘッドが下地に対してオフトラックした状態を示す。このとき、編集部分が編集対象のセグメントSEに対してずれることにより、編集対象のセグメントSEに記録されていた下地が消し残されている。
この図2Cのように下地が消し残されたビデオテープをそのままノントラッキング再生すると、下地の消し残りについてのC1訂正結果も集められてC2訂正されてしまうので、C2訂正能力が低下し、編集後のデータを正しく再生することができなくなってしまう。
こうしたことから、ノントラッキング再生では、下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することが重要になる。従来、そのための方法としては、SYNCブロックのIDの中に、下地の消し残りを識別するための編集データID(EditID)を挿入し、そのEditIDを利用するという方法が存在していた(例えば、特許文献1及び2参照。)。
この従来の方法の具体例を、図3及び図4を用いて説明する。図3は、SYNCブロックのIDに挿入するEditIDを、所定数のSYNCブロックで構成されるECCブロックとともに例示する図である。SYNCブロックのIDの中に、シンクナンバー(ID0)やトラックナンバー等(ID1)に加えて、下地の消し残りを識別するための8ビットのEditID(ID2)を挿入する。
図4は、このEditIDを利用して下地の消し残りを排除するようにした従来のノントラッキング再生方式のVTRの記録再生系を示すブロック図である。このVTRには、記録系として、ビデオ圧縮器51と、SYNC・ID・パリティ付加器52と、記録回路53及び54と、記録ヘッド55(正アジマス角のヘッドAと、負アジマス角のヘッドB)とが設けられている。
また、通常の再生系(ビデオ・オーディオの再生系)として、再生ヘッド56(正アジマス角のヘッドA1及びA2と、負アジマス角のヘッドB1及びB2)と、等化復号回路57〜60と、C1訂正器61〜64と、ノントラッキング処理回路65と、EditID検出器66と、C2訂正器67と、ビデオ伸張器68とが設けられている。
また、通常の再生系とは別に、下地のEditIDの検出用の再生系として、編集部分の記録に先行して下地を再生するためのアドバンスヘッド69(正アジマス角のヘッドA1及びA2と、負アジマス角のヘッドB1及びB2)と、等化復号回路70〜73と、C1訂正器74〜77と、下地EditID検出器78とが設けられている。
このVTRでは、通常の記録時(下地の記録時)には、記録対象のビデオ信号がビデオ圧縮器51で帯域制限及びビットリダクションによって圧縮された後、SYNC・ID・パリティ付加器52において、この圧縮ビデオ信号に対して図3に例示したようにSYNC,ID,インナパリティ及びアウタパリティが付加されることによってSYNCブロック・ECCブロックが構成される。
また、記録対象の非圧縮オーディオ信号に対しても、SYNC・ID・パリティ付加器52において同様にしてSYNC,ID,インナパリティ及びアウタパリティが付加されることによってSYNCブロック・ECCブロックが構成される。
そして、SYNC・ID・パリティ付加器52の出力データが、記録回路53,54でそれぞれ記録電流に変換されて、記録ヘッド55でビデオテープTPに記録される。
このようにして下地を記録した後、編集時には、新たなビデオ・オーディオ信号の記録に先行して、アドバンスヘッド69によるビデオテープTPからの再生信号が等化復号回路70〜73,C1訂正器74〜77でそれぞれ等化・復号,C1訂正され、C1訂正器74〜77の出力データから下地EditID検出器78でEditIDが検出される。
そして、SYNC・ID・パリティ付加器52において、ビデオ圧縮器51で圧縮されたビデオ信号と、非圧縮オーディオ信号とに対し、下地EditID検出器78で検出されたEditIDに1を加えたものをEditIDとしてそれぞれSYNC,ID,インナパリティ及びアウタパリティが付加されることによってSYNCブロック・ECCブロックが構成される。
そして、SYNC・ID・パリティ付加器52の出力データが、記録回路53,54でそれぞれ記録電流に変換されて、記録ヘッド55でビデオテープTPに記録される。
他方、再生時には、再生ヘッド56によるビデオテープTPからの再生信号が等化復号回路57〜60,C1訂正器61〜64でそれぞれ等化・復号,C1訂正され、C1訂正器61〜64の出力データがノントラッキング処理回路65に送られるとともに、C1訂正器61〜64の出力データからEditID検出器66でEditIDが検出される。
ノントラッキング処理回路65内では、C1訂正器61〜64で誤りが訂正された再生データのうち、EditID検出器66で検出されたEditIDが編集時に付加されたEditIDと一致しているSYNCブロックのデータはメモリに書き込むが、それ以外のSYNCブロックのデータはこのメモリに書き込まず、このメモリから読み出したデータをC2訂正器67に送るというノントラッキング処理が行われる。これにより、下地の消し残りがC2訂正の対象から除外される。
そして、C2訂正器67でノントラッキング処理回路65からの再生データがC2訂正され、C2訂正器67の出力データのうちのビデオデータがビデオ伸張器68で伸張されることにより、再生ビデオ信号及び再生オーディオ信号が得られる。
特開平9−266563号公報(段落番号0023〜0024、図6) 特開平9−312090号公報(段落番号0047〜0049、図3)
しかし、こうした従来の方法には、SYNCブロックのIDの中にEditIDを挿入するので、IDのビット数が増えてしまい(図3の例では8ビット増えてしまい)、その分ビデオ信号やオーディオ信号の実質的な記録密度が低下するという不都合があった。
さらに、図4に示したように、下地のEditIDを検出するための専用の再生系(再生ヘッド及び信号処理回路)を設けなければならないので、回転ドラムの小型化が困難になるとともに回路構成が複雑化するという不都合があった。
本発明は、上述の点に鑑み、テープ状記録媒体に記録されたトラックをノントラッキング再生するVTRやその他の再生装置において、従来のようにSYNCブロックのIDの中にEditIDを挿入したり下地のEditIDの検出用の再生系を設けたりすることなく、編集時の下地の消し残りをC2訂正の対象から除外できるようにすることを課題としてなされたものである。
この課題を解決するために、本発明によるデータ再生装置は、テープ状記録媒体上の同じトラックに対し、複数の再生ヘッドによるスキャンか、1つの再生ヘッドによる複数回のスキャンかのいずれかを行い、それぞれのスキャンによる再生データに対して、所定の記録ブロック毎にインナパリティを用いた誤り訂正(C1訂正)を施し、このC1訂正によって誤りが訂正された再生データをメモリに書き込み、このメモリから読み出した再生データに対してアウタパリティを用いた誤り訂正(C2訂正)を施すようにしたデータ再生装置において、編集の最小単位となる所定本数のトラックのうち、後側の一部の本数のトラックを先書き優先領域に、残りのトラックを後書き優先領域にそれぞれ設定し、この先書き優先領域から再生されてC1訂正によって誤りが訂正された各記録ブロックについて、その記録ブロックと同じ識別データ(ID)を有する記録ブロックの再生データがこのメモリに既に書き込まれているか否かを判別する判別手段と、この判別手段でまだ書き込まれていないと判別された記録ブロックの再生データはこのメモリに書き込ませ、この判別手段で既に書き込まれていると判別された記録ブロックの再生データはこのメモリに書き込ませない制御手段とを備えたことを特徴とする。
このデータ再生装置では、編集の最小単位となる所定本数のトラックのうち、後側の一部の本数のトラックが先書き優先領域に設定される。そして、この先書き優先領域から再生されてC1訂正された各記録ブロックについて、その記録ブロックと同じIDを有する記録ブロックの再生データがメモリに既に書き込まれているか否かが判別され、書き込まれていると判別された記録ブロックの再生データはメモリに書き込ませない制御が行われる。
ここで、先書き優先領域とされた編集単位の後側のトラックは、編集部分の後端側に下地の消し残りが存在する場合に、同じIDの記録ブロックが、下地の消し残りよりも編集部分のほうから先に再生されるトラックである。
したがって、編集部分の後端側に下地の消し残りが存在しても、編集部分からの各記録ブロックの再生データが先にメモリに書き込まれるので、下地の消し残りからの同じIDの記録ブロックの再生データはメモリに書き込まれない。これにより、下地の消し残りから再生されてC1訂正されたデータがC2訂正されることはない。
他方、後書き優先領域とされた編集単位の前側のトラックは、編集部分の前端側に下地の消し残りが存在する場合に、同じIDの記録ブロックが、編集部分よりも下地の消し残りのほうから先に再生されるトラックである。
したがって、編集部分の前端側に下地の消し残りが存在するとき、下地の消し残りからの各記録ブロックの再生データは、一旦はメモリに書き込まれるが、その後、編集部分からの同じIDの記録ブロックの再生データによって上書き消去される。これにより、やはり、下地の消し残りから再生されてC1訂正されたデータがC2訂正されることはない。
このようにして、このデータ再生装置では、編集単位の前側,後側をそれぞれ後書き優先領域,先書き優先領域に区別してメモリへの書き込み処理を行うことにより、編集部分の前端側,後端側のいずれに下地の消し残りが存在する場合にも、下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができる。
これにより、従来のようにSYNCブロックのIDの中にEditIDを挿入したり下地のEditIDの検出用の再生系を設けたりすることなく、編集時の下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができる。
なお、このデータ再生装置において、一例として、判別手段は、テープ状記録媒体を逆方向に走行させて再生を行う場合(リバース再生時)には、編集単位となる所定本数のトラックのうち、前側の一部の本数のトラックのほうを先書き優先領域に、残りのトラックを後書き優先領域にそれぞれ設定することが好適である。
このように、編集単位における先書き優先領域,後書き優先領域の設定を逆にすることにより、リバース再生時にも、下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができるようになる。
但し、回転ドラム上に同一のアジマス角の複数の再生ヘッドが不均一な角度割で配置されている場合には、回転ドラム上でのそれらの再生ヘッドの高さが相違するので、回転ドラム上の高さが高いほうの再生ヘッドが、回転ドラム上の高さが低いほうの再生ヘッドよりも先に再生を行うことにより、下地の消し残り,編集部分からの同じIDの記録ブロックの再生順序が、リバース再生時と通常の再生時(フォワード再生時)とで同じになってしまうことがある。そのため、先書き優先領域,後書き優先領域の設定を逆にしただけでは、リバース再生時に、下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができない。
そこで、そうした場合には、先書き優先領域,後書き優先領域の設定を逆にすることに加えて、リバース再生時に、それらの複数の再生ヘッドのうち、回転ドラム上での高さが高いほうの再生ヘッドからの再生信号を、回転ドラム上での高さが低いほうの再生ヘッドからの再生信号よりも遅延させる遅延手段をさらに備えることが好適である。
それにより、判別手段や制御手段側からみて、下地の消し残り,編集部分からの同じIDの記録ブロックの再生順序が、リバース再生時とフォワード再生とで常に逆になるので、リバース再生時にも、下地の消し残りを常にC2訂正の対象から除外することができるようになる。
次に、本発明に係るデータ再生方法は、テープ状記録媒体上の同じトラックに対し、複数の再生ヘッドによるスキャンか、1つの再生ヘッドによる複数回のスキャンかのいずれかを行い、それぞれのスキャンによる再生データに対して、所定の記録ブロック毎にC1訂正を施し、C1訂正によって誤りが訂正された再生データをメモリに書き込み、メモリから読み出した再生データに対してC2訂正を施すようにしたデータ再生方法において、編集の最小単位となる所定本数のトラックのうち、後側の一部の本数のトラックを先書き優先領域に、残りのトラックを後書き優先領域にそれぞれ設定し、この先書き優先領域から再生されてC1訂正によって誤りが訂正された各記録ブロックについて、その記録ブロックと同じIDを有する記録ブロックの再生データがこのメモリに既に書き込まれているか否かを判別する第1ステップと、この第1ステップでまだ書き込まれていないと判別した記録ブロックの再生データはこのメモリに書き込ませ、この第1ステップで既に書き込まれていると判別した記録ブロックの再生データはこのメモリに書き込ませない第2ステップとを有することを特徴とする。
このデータ再生方法によれば、前述の本発明に係るデータ再生装置について説明したのと全く同様にして、SYNCブロックのIDの中にEditIDを挿入したり下地のEditIDの検出用の再生系を設けたりすることなく、編集時の下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができる。
なお、このデータ再生方法においても、一例として、第1のステップでは、テープ状記録媒体を逆方向に走行させて再生が行われる場合には、編集単位となる所定本数のトラックのうち、前側の一部の本数のトラックを先書き優先領域に、残りのトラックを後書き優先領域にそれぞれ設定することや、さらには、リバース再生時に、複数の再生ヘッドのうち、回転ドラム上での高さが高いほうの再生ヘッドからの再生信号を、回転ドラム上での高さが低いほうの再生ヘッドからの再生信号よりも遅延させることが好適である。
それにより、前述の本発明に係るデータ再生装置について説明したのと全く同様にして、リバース再生時にも、下地の消し残りを常にC2訂正の対象から除外することができるようになる。
本発明によれば、テープ状記録媒体に記録されたトラックをノントラッキング再生するVTRやその他の再生装置において、編集単位の前側,後側をそれぞれ後書き優先領域,先書き優先領域に区別してメモリへの書き込み処理を行うことにより、編集部分の前端側,後端側のいずれに下地の消し残りが存在する場合にも、下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができる。
これにより、従来のようにSYNCブロックのIDの中にEditIDを挿入したり下地のEditIDの検出用の再生系を設けたりすることなく、編集時の下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができるという効果が得られる。
また、編集単位における先書き優先領域,後書き優先領域の設定を逆にすることにより、リバース再生時にも、下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができるという効果が得られる。
さらに、先書き優先領域,後書き優先領域の設定を逆にすることに加えて、回転ドラム上での高さが高いほうの再生ヘッドからの再生信号を、回転ドラム上での高さが低いほうの再生ヘッドからの再生信号よりも遅延させることにより、回転ドラム上に同一のアジマス角の複数の再生ヘッドが不均一な角度割で配置されている場合にも、リバース再生時に常に下地の消し残りを常にC2訂正の対象から除外することができるという効果が得られる。
以下、本発明を図面を用いて具体的に説明する。図5は、本発明を適用したノントラッキング再生方式のVTRの記録再生系の構成を示すブロック図である。このVTRには、記録系として、ビデオ圧縮器1と、SYNC・ID・パリティ付加器2と、記録回路3及び4と、記録ヘッド5(正アジマス角のヘッドAと、負アジマス角のヘッドB)とが設けられている。
また、再生系として、再生ヘッド6(正アジマス角のヘッドA1及びA2と、負アジマス角のヘッドB1及びB2)と、等化復号回路7〜10と、C1訂正器11〜24と、ノントラッキング処理回路15と、C2訂正器16と、ビデオ伸張器17とが設けられている。
このVTRでは、記録時(編集前の下地の記録時と、編集時との両方)には、記録対象のビデオ信号がビデオ圧縮器1で帯域制限及びビットリダクションによって圧縮された後、SYNC・ID・パリティ付加器2において、この圧縮ビデオ信号に対してSYNC,ID,インナパリティ及びアウタパリティが付加されることによってSYNCブロック・ECCブロックが構成される。
また、記録対象の非圧縮オーディオ信号に対しても、SYNC・ID・パリティ付加器2において同様にしてSYNC,ID,インナパリティ及びアウタパリティが付加されることによってSYNCブロック・ECCブロックが構成される。
図6は、圧縮ビデオ信号について、各SYNCブロックのIDを、複数のSYNCブロックで構成されるECCブロックとともに例示する図である。IDの中には、シンクナンバー(ID0)及びトラックナンバー等(ID1)が含まれるが、図3に示したようなEditID(ID2)は含まれない。
なお、圧縮ビデオ信号については、例えば、ビデオトラック48本(後述の編集単位である1セグメント)にこのECCブロックが36個記録される。
図5に示すように、SYNC・ID・パリティ付加器2の出力データは、記録回路3,4でそれぞれ記録電流に変換されて、記録ヘッド5でビデオテープTPに記録される。
他方、再生時には、再生ヘッド6によるビデオテープTPからの再生信号が等化復号回路7〜10で等化・復号され、等化復号回路7〜10の出力データに対してC1訂正器11〜14でSYNCブロック毎にC1訂正(インナパリティを用いた誤り訂正)が施される。そして、C1訂正器11〜14から、誤りが訂正されたか否かを示すフラグをSYNCブロック毎に付加した再生データが、ノントラッキング処理回路15に送られる。
ノントラッキング処理回路15は、C1訂正器11〜14で誤りが訂正されたSYNCブロックの再生データだけを集めるとともに、編集時の下地の消し残りからの再生データを除外するための回路である。
ノントラッキング処理回路15の構成を説明する前提として、このVTRでの編集単位及び「後書き優先領域・先書き優先領域」について説明する。このVTRでは、図7に示すように、上下のセクタに分割された48本のビデオトラックVTと、ビデオトラックVTの上下のセクタ間の1チャンネル分の8本のオーディオトラックAT(図示の都合上1チャンネルをトラック2本として描いている)とが、編集の最小単位であるセグメントSEとして扱われる。各セグメントSEには、0〜3のセグメント番号NBが順番に繰り返して割り振られる。
そして、各セグメントSEは、前半の24本のビデオトラックVT及び4本のオーディオトラックATが後書き優先領域SG1として設定され、後半の24本のビデオトラックVT及び4本のオーディオトラックATが先書き優先領域SG2として設定される。(なお、実際のトラックはヘリカル・トラックであるが、図では模式的にトラックの長手方向をテープ走行方向に垂直な方向に向けて描いている。以下の図11,図13,図15,図16,図18でも同様である。)
図8は、ノントラッキング処理回路15の構成例を示すブロック図である。ノントラッキング処理回路15には、図5の各C1訂正器11〜14に1対1に対応して4組のSRAM21及びSRAMライトコントローラ22が設けられている(図にはそのうちの1組のみを示している)。
各C1訂正器11〜14からの再生データDATAは、それぞれ対応するSRAM21に送られる。また、各C1訂正器11〜14からの再生データDATA中のSYNC及びID(図6)と、C1訂正器11〜14で再生データに付加された前述のフラグ(誤りが訂正されたか否かを示すフラグ)とが、対応するSRAMライトコントローラ22に送られる。
SRAMライトコントローラ22は、誤りが訂正されたことを示すフラグが送られたときだけ、ライトアドレスWADR及びライトイネーブルWENをSRAM21に与えて、そのフラグが付加されたSYNCブロックの再生データをSRAM21を書き込ませる。
そして、SRAMライトコントローラ22は、SRAM21に1SYNCブロック分の再生データが書き込まれる毎に、SRAM21が一杯になったことを示すフルフラグと、SRAM21に書き込まれた再生データのセグメント番号(図7)及びID(図6)とから成る情報FULL/SEG/IDを、バリッドチェック回路23に送る。
バリッドチェック回路23は、マイクロプロセッサから成っており、この情報FULL/SEG/IDを受け取る毎に、以下の(a)〜(e)の処理を行う。なお、図9は、この処理(a)〜(e)の内容及び手順を簡潔に示した図である。
(a)SRAMライトコントローラ22にアクノーリッジACKを返した後、SRAM21にリードアドレスRADRを与えることにより、SRAM21から1SYNCブロック分の再生データDATAを読み出す。そして、その再生データが先書き優先領域(図7)内のSYNCブロックのデータであるか否かを、SRAMライトコントローラ22からのIDによって判別する。
(b)判別の結果、後書き優先領域内のSYNCブロックのデータであった場合には、その再生データDATAを、SDRAMパケットコントローラ25に送る。また、書き込み要求REQと、データの書込みを行いたいSDRAM27内のアドレス(デスティネーションアドレス)を示す情報DADRとを、SDRAMライトコントローラ26に送る。
(c)他方、判別の結果、先書き優先領域内のSYNCブロックのデータであった場合には、バリッドIDメモリ24を用いて、次のような先書き優先処理を行う。バリッドIDメモリ24は、先書き優先領域内の各SYNCブロックのIDに対応して、既にそのIDのSYNCブロックの再生データがSDRAM27に既に書き込まれているか否かを示す1ビットのフラグ(初期値が‘0’であり、書き込まれていることを‘1’で示すものとする)を記憶するためのメモリである。バリッドチェック回路23は、このバリッドIDメモリ24にリードアドレスRADRを与えることにより、SRAM21からの1SYNCブロック分の再生データのIDに対応するフラグFLGを読み出す。
(d)そのフラグが‘0’であった場合には、処理(b)と同じく、その再生データDATAをSDRAMパケットコントローラ25に送るとともに、書き込み要求REQ及びDADRをSDRAMライトコントローラ26に送る。また、ライトアドレスWADR,ライトイネーブルREN及び値‘1’のフラグFLGをバリッドIDメモリ24に与えることにより、そのIDに対応してフラグ‘1’を記憶させる。そして処理を終了する。
(e)他方、そのフラグが‘1’であった場合には、その再生データをSDRAMパケットコントローラ25に送ることなく処理を終了する。
SDRAMライトコントローラ26は、書き込み要求REQを受け取ると、バリッドチェック回路23にアクノーリッジACKを返した後、SDRAM27にデータを書き込ませるためのアドレス,バンクアドレス等の各種のコマンドCMDと、書き込み要求REQとをSDRAMパケットコントローラ25に送る。
SDRAMパケットコントローラ25は、それに応じて、バリッドチェック回路23からの再生データDATAとアドレス,バンクアドレス等のコマンドA/BA/…とをSDRAM27に送ることにより、その再生データDATAをSDRAM27に書き込ませる。そして、SDRAM27への書き込みを開始したことを示す情報STARTと、パケットのバリッドVLDとをSDRAMライトコントローラ26に返す。
SDRAM27は、図7に示した1セグメント分のデータの記録容量を有しており、各SYNCブロックの再生データをそれぞれそのSYNCブロックのIDに対応した記録位置に書き込むようになっている。SDRAM27に1セグメント分の再生データが書き込まれると、SDRAMリードコントローラ28が、SDRAM27からその再生データを読み出すためのコマンドCMDと、読出し要求REQとをSDRAMパケットコントローラ25に送る。
SDRAMパケットコントローラ25は、それに応じて、アドレス,バンクアドレス等のコマンドA/BA/…をSDRAM27に送ることにより、SDRAM27から再生データDATAを読み出す。そして、SDRAM27からの読出しを開始したことを示す情報STARTと、パケットのバリッドVLDとをSDRAMリードコントローラ28に返す。
SDRAMパケットコントローラ25は、読み出した再生データDATAをSRAM29に送る。また、SDRAMリードコントローラ28は、ライトアドレスWADR及びライトイネーブルWENをSRAM29に与えることにより、SRAM29にその再生データを書き込ませる。
SRAMリードコントローラ30は、SRAM29にリードアドレスRADRを与えることにより、SRAM29から再生データDATAを読み出す。また、SRAM29が空になると、空になったことと、データの読出しを行いたいSDRAM27内のアドレス(デスティネーションアドレス)とを示す情報EMP/DADRを、SDRAMリードコントローラ28に送る。
SDRAMリードコントローラ28は、それに対してアクノーリッジACKを返すとともに、この情報EMP/DADRを参照しつつSDRAMパケットコントローラ25に前述のコマンドCMD及び読出し要求REQを送る。
タイミングジェネレータ31は、SRAMリードコントローラ30に読出しスタート信号を与えるほか、バリッドチェック回路23やSDRAMライトコントローラ26にタイミング情報を与える。
SRAM29から読み出された再生データDATAは、SRAMリードコントローラ30からこのノントラッキング処理回路15の外部に出力され、図5に示すようにC2訂正器16に送られる。
そして、C2訂正器16でノントラッキング処理回路15からの再生データにC2訂正(アウタパリティを用いた誤り訂正)が施され、C2訂正器16の出力データのうちのビデオデータがビデオ伸張器17で伸張されることにより、再生ビデオ信号及び再生オーディオ信号が得られる。
次に、このVTRにおいて、編集時の下地の消し残りがC2訂正の対象から除外される様子を説明する。図10Aは、図7に示したセグメント1個分を編集対象としたインサート編集時に、記録ヘッド5(図5)が下地に対してビデオテープの走行方向上で前方に進むようにオフトラックした状態を示す。このとき、編集部分(編集時に実際にデータが記録された部分)が編集対象のセグメントに対して前方にずれることにより、編集点出口(編集部分の後端)に隣接して、編集対象のセグメントの後端部分に記録されていた下地が消し残されている。この消し残りは、図7に示したように、セグメント内で先書き優先領域に位置している。
この状態でビデオテープを再生すると、再生ヘッド6(図5)は、先に編集部分を再生し、その後で下地の消し残りを再生することになる。
このセグメント1個分の編集部分のうち、セグメントの前半(図7に示したように後書き優先領域)から再生されてC1訂正器11〜14でC1訂正された各SYNCブロックの再生データがノントラッキング処理回路15に送られると、バリッドチェック回路23が前述の処理(a)及び(b)を行うので、図11Aに示すように、SDRAM27の1セグメント分の記憶エリアのうち、セグメントの前半(後書き優先領域)に対応した記録エリアAR1にその再生データが書き込まれる。
続いて、この編集部分のうち、セグメントの後半(図7に示したように先書き優先領域)から再生されてC1訂正器11〜14でC1訂正された各SYNCブロックの再生データがノントラッキング処理回路15に送られると、バリッドチェック回路23が前述の処理(a),(c)及び(d)を行うので、図11Bに示すように、SDRAM27の1セグメント分の記憶エリアのうち、セグメントの後半(先書き優先領域)に対応した領域AR2にその再生データが書き込まれる。
また、このとき、処理(d)により、バリッドIDメモリ24には、先書き優先領域内の全てのSYNCブロックのIDに対応して、そのIDのSYNCブロックの再生データがSDRAM27に既に書き込まれていることを示すフラグ‘1’が記憶される。
その後、下地の消し残りから再生されてC1訂正器11〜14でC1訂正された各SYNCブロックの再生データがノントラッキング処理回路15に送られると、バリッドチェック回路23が前述の処理(a),(c)及び(e)を行うので、その再生データはSDRAM27に送られない。
このように、編集部分の後端側に下地の消し残りが存在しても、下地の消し残りから再生されてC1訂正されたデータはSDRAM27に書き込まれない。したがって、下地の消し残りから再生されてC1訂正されたデータがC2訂正器16に送られることはない。
次に、図10Bは、図7に示したセグメント1個分を編集対象としたインサート編集時に、記録ヘッド5が下地に対してビデオテープの走行方向上で後方に遅れるようにオフトラックした状態を示す。このとき、編集部分が編集対象のセグメントに対して後方にずれることにより、編集点入口(編集部分の前端)に隣接して、編集対象のセグメントの前端部分に記録されていた下地が消し残されている。この消し残りは、図7に示したように、セグメント内で後書き優先領域に位置している。
この状態でビデオテープを再生すると、再生ヘッド6は、先に下地の消し残りを再生し、その後で編集部分を再生することになる。
この下地の消し残りから再生されてC1訂正器11〜14でC1訂正された各SYNCブロックの再生データがノントラッキング処理回路15に送られると、バリッドチェック回路23が前述の処理(a)及び(b)を行うので、図12Aに示すように、SDRAM27内の、セグメントの前半(後書き優先領域)に対応した記録エリアAR1のうち、そのSYNCブロックのIDに対応した記録位置にその再生データが書き込まれる。
しかし、その後、このセグメント1個分の編集部分のうち、セグメントの前半(後書き優先領域)から再生されてC1訂正器11〜14でC1訂正された各SYNCブロックの再生データがノントラッキング処理回路15に送られると、バリッドチェック回路23が再び前述の処理(a)及び(b)を行うので、図12Bに示すように、記録エリアAR1のうち下地の消し残りからの再生データが書き込まれた記録位置に、後書き優先領域からの同じIDのSYNCブロックの再生データが上書きされる。
続いて、この編集部分のうち、セグメントの後半(先書き優先領域)から再生されてC1訂正器11〜14でC1訂正された各SYNCブロックの再生データがノントラッキング処理回路15に送られると、バリッドチェック回路23が前述の処理(a),(c)及び(d)を行うので、図12Cに示すように、SDRAM27内の、セグメントの後半(先書き優先領域)に対応した記録エリアAR2に、その再生データが書き込まれる。
このように、編集部分の前端側に下地の消し残りが存在するとき、下地の消し残りから再生されてC1訂正されたデータは、一旦はSDRAM27に書き込まれるが、編集部分からの再生データによって上書き消去される。したがって、やはり、下地の消し残りから再生されてC1訂正されたデータがC2訂正器16に送られることはない。
このようにして、このVTRでは、編集単位であるセグメントの前半,後半をそれぞれ後書き優先領域,先書き優先領域に区別してノントラッキング処理回路15内のSDRAM27への書き込み処理を行うことにより、編集点入口,編集点出口のいずれの側に下地の消し残りが存在する場合にも、下地の消し残りをC2訂正器16でのC2訂正の対象から除外することができるようになっている。
また、図3に示した従来例との比較から明らかなように、SYNCブロックのIDの中にEditIDを挿入しないので、ビデオ信号やオーディオ信号の実質的な記録密度の低下が防止される。
さらに、図4に示した従来例との比較から明らかなように、下地のEditIDの検出用の再生系(再生ヘッド及び信号処理回路)を設けないので、回転ドラムの小型化が容易になるとともに、回路構成を簡素化することができる。
なお、以上の例のようにセグメントの前半,後半をそれぞれ後書き優先領域,先書き優先領域とするのは、ビデオテープを順方向に走行させて再生するフォワード再生の場合の設定である。これに対し、ビデオテープを逆方向に走行させて再生するリバース再生の場合には、逆に、図13に示すように、セグメントSGの前半,後半をそれぞれ先書き優先領域SG2,後書き優先領域SG1に設定した上で、ノントラッキング処理回路15内のバリッドチェック回路23に前述の処理(a)〜(e)を実行させればよい。
但し、再生ヘッド6として、回転ドラム上での同一のアジマス角の再生ヘッド間の角度割が均一でないものを用いる場合には、リバース再生の場合に新たな問題が生じる。以下に、この問題とその回避方法について説明する。
回転ドラム上での同一のアジマス角の再生ヘッド間の角度割が均一である場合には、回転ドラム上でのそれらの再生ヘッドの高さを同じにしても、一定の間隔でトラックをスキャンしていくことができる。しかし、回転ドラム上での同一のアジマス角の再生ヘッド間の角度割が均一でない場合には、回転ドラム上でのそれらの再生ヘッドの高さをずらさなければ、一定の間隔でトラックをスキャンしていくことができない。
図14Aは、この角度割が均一でない例として、再生ヘッドA1及びA2,再生ヘッドB1及びB2を、それぞれ1つのチップCP上に薄膜を蒸着することによって形成して回転ドラムDMに搭載した例(1チップ2ギャップのヘッドの例)を示す。この1チップ2ギャップの場合には、同じチップ上の2つの再生ヘッドは、図14Bに再生ヘッドA1及びA2について示すように、一方の再生ヘッドA1,B1のほうが残りの再生ヘッドA2,B2よりも回転ドラムDM上の高い位置(例えば1トラックピッチ分高さをずらした位置)に搭載される。
このように回転ドラム上での同一のアジマス角の再生ヘッドの高さが相違すると、リバース再生の場合に、再生ヘッドのトラッッキング位相によって、同じIDのSYNCブロックが、下地の消し残りと編集部分とのうちのどちらから先に再生されるかが変化してしまう。
図15は、フォワード再生の場合について、回転ドラム上の高さが高いほうの再生ヘッドA1と、回転ドラム上の位置が高さが低いほうの再生ヘッA2とでの下地の消し残りと編集部分との再生順序を示す図である。このうち、図15A及びBは、編集点入口に下地の消し残りが存在する場合を示しており、図15Aと図15Bとでトラッキング位相が異なっている。また、図15C及びDは、編集点出口に下地の消し残りが存在する場合を示しており、図15Cと図15Dとではトラッキング位相が異なっている。図15A〜Dの各々において、下地の消し残り,編集部分中の斜線を付した箇所は、互いに同じIDのSYNCブロックが記録された箇所を示す。
図15Aの場合には、下地の消し残り,編集部分中の互いに同じIDのSYNCブロックの記録箇所(斜線の箇所)のうち、先にヘッドA2が下地の消し残りのほうをスキャンし(図の左側の破線の矢印)、その後でヘッドA1が編集部分のほうをスキャンする(図の右側の破線の矢印)。
図15Bの場合には、この同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、先にヘッドA1が下地の消し残りのほうをスキャンし(図の左側の破線の矢印)、その後でヘッドA2が編集部分のほうをスキャンする(図の右側の破線の矢印)。
図15Cの場合には、この同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、先にヘッドA2が編集部分のほうをスキャンし(図の左側の破線の矢印)、その後でヘッドA1が下地の消し残りのほうをスキャンする(図の右側の破線の矢印)。
図15Dの場合には、この同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、先にヘッドA1が編集部分のほうをスキャンし(図の左側の破線の矢印)、その後でヘッドA2が下地の消し残りのほうをスキャンする(図の右側の破線の矢印)。
このように、フォワード再生の場合には、編集点入口では、トラッキング位相にかかわらず、下地の消し残り,編集部分中の互いに同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、常に下地の消し残りのほうが先行して再生される。また、編集点出口では、トラッキング位相にかかわらず、下地の消し残り,編集部分中の互いに同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、常に下地の消し残りのほうが遅れて再生される。
したがって、C1訂正器10〜14からの出力データをそのままノントラッキング処理回路15に送ることにより、既に説明したようにして、常に下地の消し残りをC2訂正器16でのC2訂正の対象から除外することができる。
他方、図16は、リバース再生の場合について、図15と同様にして、回転ドラム上の高さが高いほうの再生ヘッドA1と、回転ドラム上の位置が高さが低いほうの再生ヘッA2とでの下地の消し残りと編集部分との再生順序を示す図である。図16A及びBは、編集点入口に下地の消し残りが存在する場合を示しており、図16Aと図16Bとではトラッキング位相が異なっている。図16C及びDは、編集点出口に下地の消し残りが存在する場合を示しており、図16Cと図16Dとではトラッキング位相が異なっている。図16A〜Dの各々において、下地の消し残り,編集部分中の斜線を付した箇所は、互いに同じIDのSYNCブロックのデータが記録された箇所を示す。
図16Aの場合には、下地の消し残り,編集部分中の互いに同じIDのSYNCブロックの記録箇所(斜線の箇所)のうち、先にヘッドA1が編集部分のほうをスキャンし(図の右側の破線の矢印)、その後でヘッドA2が下地の消し残りのほうをスキャンする(図の左側の破線の矢印)。
図16Bの場合には、この同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、先にヘッドA1が下地の消し残りのほうをスキャンし(図の左側の破線の矢印)、その後でヘッドA2が編集部分のほうをスキャンする(図の右側の破線の矢印)。
図16Cの場合には、この同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、先にヘッドA1が下地の消し残りのほうをスキャンし(図の右側の破線の矢印)、その後でヘッドA2が編集部分のほうをスキャンする(図の左側の破線の矢印)。
図16Dの場合には、この同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、先にヘッドA1が編集部分のほうをスキャンし(図の左側の破線の矢印)、その後でヘッドA2が下地の消し残りのほうをスキャンする(図の右側の破線の矢印)。
このように、リバース再生の場合には、編集点入口,編集点出口ともに、トラッッキング位相によって、下地の消し残り,編集部分中の互いに同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうちのどちらが先に再生されるかが入れ替わってしまう。
そして、図16A,Cのトラッキング位相の場合には、再生順序がフォワード再生の場合と逆になるので、図13に示したようにセグメントの先書き優先領域,後書き優先領域を設定するだけで、ノントラッキング処理回路15によって下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができる。
これに対し、図16B,Dのトラッキング位相の場合には、再生順序がフォワード再生の場合と同じになってしまうので、図13に示したようにセグメントの先書き優先領域,後書き優先領域を設定するだけでは、ノントラッキング処理回路15によって下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができない。
ここで、図16Bの場合には、先に下地の消し残りのほうをスキャンしているのは、回転ドラム上の高さが高いほうの再生ヘッドA1である。また、図16Dの場合にも、先に編集部分のほうをスキャンしているのは、回転ドラム上の高さが高いほうの再生ヘッドA1である。
したがって、再生ヘッドA1による再生信号を、ノントラッキング処理回路15に入力する前に、再生ヘッドA2による再生信号よりも遅延させるようにすれば、図16B,Dのトラッキング位相の場合にも、ノントラッキング処理回路15側からみて、再生順序をフォワード再生の場合と逆にすることができる。
そこで、再生ヘッドA1,B1のほうが再生ヘッドA2,B2よりも回転ドラム上の高さが高い場合には、図13に示したようにセグメントの先書き優先領域,後書き優先領域を設定することに加えて、図17に示すように、C1訂正器11〜14のうち、再生ヘッドA1に対応するC1訂正器11とノントラッキング処理回路15との間に、遅延回路41と、C1訂正器11の出力及び遅延回路41の出力を入力する2入力1出力の切り替えスイッチ42とを設け、切り替えスイッチ42の出力をノントラッキング処理回路15に送る。
この遅延回路41の遅延時間は、再生ヘッドA1がトラックのスキャン方向上の或る位置のデータを再生してから再生ヘッドA2がトラックのスキャン方向上の同じ位置のデータを再生するまでの時間差よりも幾分大きく設定する。
また、再生ヘッドB1に対応するC1訂正器13とノントラッキング処理回路15との間にも、全く同様にして遅延回路43及び切り替えスイッチ44を設ける。
そして、フォワード再生の場合には、図示しないマイクロプロセッサの制御によって切り替えスイッチ42,44の入力をそれぞれC1訂正器11,13側に切り替えることにより、図1の例の場合と同じく、C1訂正器11,13の出力データをそのままノントラッキング処理回路15に送る。
他方、リバース再生の場合には、切り替えスイッチ42,44の入力をそれぞれ遅延回路41,43側に切り替えることにより、C1訂正器11,13の出力をそれぞれ遅延回路41,43で遅延させてノントラッキング処理回路15に送る。
これにより、図16Bに示したようなトラッキング位相のときにも、下地の消し残り,編集部分中の互いに同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、再生ヘッドA2での編集部分のほうのスキャン結果が、再生ヘッドA1での下地の消し残りのほうのスキャン結果よりも先にノントラッキング処理回路15に送られることになる。
また、図16Dに示したトラッキング位相のときにも、下地の消し残り,編集部分中の互いに同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、再生ヘッドA2での下地の消し残りのほうのスキャン結果が、再生ヘッドA1での編集部分のほうのスキャン結果よりも先にノントラッキング処理回路15に送られることになる。
換言すれば、ノントラッキング処理回路15側からみると、図16Bに示した再生順序が、図18Aに示すように、先に再生ヘッドA2が編集部分のほうをスキャンし、その後で再生ヘッドA1が下地の消し残りのほうをスキャンしたように変化することになる。また、図16Dに示した再生順序も、図18Bに示すように、先に再生ヘッドA2が下地の消し残りのほうをスキャンし、その後で再生ヘッドA1が編集部分のほうをスキャンしたように変化することになる。(図18では、再生ヘッドA1,B1の実際の位置を破線で示し、ノントラッキング処理回路15側からみた再生ヘッドA1,B1の位置を実線で示している。)
このように、リバース再生の場合に遅延回路41,43を介在させることにより、トラッキング位相にかかわらず、編集点入口では、下地の消し残り,編集部分中の互いに同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、常に下地の消し残りのほうが遅れて再生されるようになる。また、編集点出口では、下地の消し残り,編集部分中の互いに同じIDのSYNCブロックの記録箇所のうち、常に下地の消し残りのほうが先行して再生されるようになる。
これにより、再生順序が完全にフォワード再生の場合と逆になるので、リバース再生の場合にも、常に下地の消し残りをC2訂正の対象から除外することができるようになる。
なお、以上の例では、編集単位であるセグメントを構成する48本のビデオトラックのうち、その半分(フォワード再生時には後半,リバース再生時には前半)の24本のビデオトラックを、先書き優先領域に設定している。しかし、下地が消し残される可能性のあるビデオトラックの本数が24本よりも少ないN本にとどまるような場合には、N本のビデオトラックを、先書き優先領域に設定するようにしてもよい。このように先書き優先領域を必要最小限に設定することにより、ノントラッキング処理回路15内のバリッドIDメモリ24の容量を節約することができる。
また、以上の例では、48本のビデオトラックを1セグメントとしたり、正アジマス角,負アジマスの再生ヘッドを2つずつ設けているが、48本以外の本数のビデオトラックを1セグメントとしたり、正アジマス角,負アジマスの再生ヘッドをそれぞれ3つ以上(1チップ2ギャップの再生ヘッドの場合には2の倍数)設けてもよいことはもちろんである。
また、以上の例では、インサート編集時の下地の消し残りがC2訂正の対象から除外される様子を説明したが、繋ぎ撮り編集時の下地の消し残りも、インサート編集時の編集点入口での下地の消し残りと全く同様にしてC2訂正の対象から除外することができる。
また、以上の例では、VTRに本発明を適用したが、テープ状記録媒体に記録されたトラックをノントラッキング再生するあらゆる再生装置に本発明を適用してよい。
ジャストトラッキング再生とノントラッキング再生とで、オフトラックに対してC1訂正の可能な範囲を比較して示す図である。 インサート編集時の下地の消し残り例を示す図である。 従来のノントラッキング再生においてSYNCブロックのIDの中に挿入していたEditIDの一例を示す図である。 従来のノントラッキング再生方式のVTRの記録再生系の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用したノントラッキング再生方式のVTRの記録再生系の構成例を示すブロック図である。 図5のSYNC・ID・パリティ付加器で付加される同期データ,ID,外符号及び内符号を示す図である。 図5のVTRでの編集単位及び後書き優先領域・先書き優先領域を示す図である。 図5のノントラッキング処理回路の構成例を示すブロック図である。 図8のバリッドチェック回路の処理を示す図である。 インサート編集時の下地の消し残り例を示す図である。 図8のSDRAMの記憶領域に書き込まれるデータを示す図である。 図8のSDRAMの記憶領域に書き込まれるデータを示す図である。 リバース再生時の先書き優先領域,後書き優先領域を示す図である。 1チップ2ギャップの再生ヘッドの例を示す図である。 フォワード再生の場合について、回転ドラム上での高さが相違する再生ヘッドでの下地の消し残りと編集部分との再生順序を示す図である。 リバース再生の場合について、回転ドラム上での高さが相違する再生ヘッドでの下地の消し残りと編集部分との再生順序を示す図である。 図5の記録再生系の構成の部分的な変更例を示す図である。 図17の変更例における、ノントラッキング処理回路側からみた再生ヘッドでの再生順序の変化を示す図である。
符号の説明
1 ビデオ圧縮器
2 SYNC・ID・パリティ付加器
3 記録回路
4 記録回路
5 記録ヘッド
6 再生ヘッド
7 等化復号回路
8 等化復号回路
9 等化復号回路
10 等化復号回路
11 C1訂正器
12 C1訂正器
13 C1訂正器
14 C1訂正器
15 ノントラッキング処理回路
16 C2訂正器
17 ビデオ伸張器
21 SRAM
22 SRAMライトコントローラ
23 バリッドチェック回路
24 バリッドIDメモリ
25 SDRAMパケットコントローラ
26 SDRAMライトコントローラ
27 SDRAM
28 SDRAMリードコントローラ
29 SRAM
30 SRAMリードコントローラ
41 遅延回路
42 切り替えスイッチ
43 遅延回路
44 切り替えスイッチ
A1 再生ヘッド
A2 再生ヘッド
B1 再生ヘッド
B2 再生ヘッド
SG セグメント
SG1 後書き優先領域
SG2 先書き優先領域

Claims (6)

  1. テープ状記録媒体上の同じトラックに対し、複数の再生ヘッドによるスキャンか、1つの再生ヘッドによる複数回のスキャンかのいずれかを行い、
    それぞれのスキャンによる再生データに対して、所定の記録ブロック毎に、インナパリティを用いた誤り訂正を施し、
    前記誤り訂正によって誤りが訂正された再生データをメモリに書き込み、
    前記メモリから読み出した再生データに対して、アウタパリティを用いた誤り訂正を施すようにしたデータ再生装置において、
    編集の最小単位となる所定本数のトラックのうち、後側の一部の本数のトラックを先書き優先領域に、残りのトラックを後書き優先領域にそれぞれ設定し、前記先書き優先領域から再生されて前記インナパリティを用いて誤り訂正が訂正された各々の前記記録ブロックについて、該記録ブロックと同じ識別データを有する記録ブロックの再生データが前記メモリに既に書き込まれているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段でまだ書き込まれていないと判別された記録ブロックの再生データは前記メモリに書き込ませ、前記判別手段で既に書き込まれていると判別された記録ブロックの再生データは前記メモリに書き込ませない制御手段と
    を備えたことを特徴とするデータ再生装置。
  2. 請求項1に記載のデータ再生装置において、
    前記判別手段は、前記テープ状記録媒体を逆方向に走行させて再生が行われる場合には、前記編集の最小単位となる所定本数のトラックのうち、前側の一部の本数のトラックを先書き優先領域に、残りのトラックを後書き優先領域にそれぞれ設定することを特徴とするデータ再生装置。
  3. 請求項2に記載のデータ再生装置において、
    回転ドラム上に、同一のアジマス角の複数の再生ヘッドが不均一な角度割で配置されており、
    前記テープ状記録媒体を逆方向に走行させて再生が行われる場合に、前記複数の再生ヘッドのうち、前記回転ドラム上での高さが高いほうの再生ヘッドからの再生信号を、前記回転ドラム上での高さが低いほうの再生ヘッドからの再生信号よりも遅延させる遅延手段
    をさらに備えたことを特徴とするデータ再生装置。
  4. テープ状記録媒体上の同じトラックに対し、複数の再生ヘッドによるスキャンか、1つの再生ヘッドによる複数回のスキャンかのいずれかを行い、
    それぞれのスキャンによる再生データに対して、所定の記録ブロック毎に、インナパリティを用いた誤り訂正を施し、
    前記誤り訂正によって誤りが訂正された再生データをメモリに書き込み、
    前記メモリから読み出した再生データに対して、アウタパリティを用いた誤り訂正を施すようにしたデータ再生方法において、
    編集の最小単位となる所定本数のトラックのうち、後側の一部の本数のトラックを先書き優先領域に、残りのトラックを後書き優先領域にそれぞれ設定し、前記先書き優先領域から再生されて前記インナパリティを用いて誤りが訂正された各々の前記記録ブロックについて、該記録ブロックと同じ識別データを有する記録ブロックの再生データが前記メモリに既に書き込まれているか否かを判別する第1のステップと、
    前記第1のステップでまだ書き込まれていないと判別した記録ブロックの再生データは前記メモリに書き込ませ、前記第1のステップで既に書き込まれていると判別された記録ブロックの再生データは前記メモリに書き込ませない第2のステップと
    を有することを特徴とするデータ再生方法。
  5. 請求項4に記載のデータ再生方法において、
    前記第1のステップでは、前記テープ状記録媒体を逆方向に走行させて再生が行われる場合には、前記編集の最小単位となる所定本数のトラックのうち、前側の一部の本数のトラックを先書き優先領域に、残りのトラックを後書き優先領域にそれぞれ設定することを特徴とするデータ再生方法。
  6. 請求項5に記載のデータ再生方法において、
    回転ドラム上に、同一のアジマス角の複数の再生ヘッドが不均一な角度割で配置されており、
    前記テープ状記録媒体を逆方向に走行させて再生が行われる場合に、前記複数の再生ヘッドのうち、前記回転ドラム上での高さが高いほうの再生ヘッドからの再生信号を、前記回転ドラム上での高さが低いほうの再生ヘッドからの再生信号よりも遅延させるステップ
    をさらに有することを特徴とするデータ再生方法。
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