JP2003233938A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2003233938A
JP2003233938A JP2002031586A JP2002031586A JP2003233938A JP 2003233938 A JP2003233938 A JP 2003233938A JP 2002031586 A JP2002031586 A JP 2002031586A JP 2002031586 A JP2002031586 A JP 2002031586A JP 2003233938 A JP2003233938 A JP 2003233938A
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JP2002031586A
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Kimio Idei
喜美夫 出井
Noriyuki Matsumoto
範幸 松本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ヘッドにより磁気テープに記録されたデ
ータであって、書き込み時の不具合により、記録トラッ
クが正常記録トラックに対して傾きが異なった状態やあ
るいは曲がりが発生した状態で記録されたデータに対し
て、シリンダーやヘッドアンプ等の前段の回路構成を変
えることなく比較的簡単な回路構成の追加により、記録
不良のデータを再生可能とする。 【解決手段】 再生時にエラー検出等で記録データの連
続した不具合が検出された場合、テープ走行速度を下
げ、ブロック単位でフレームデータの再構成を行なう回
路104を持ち、通常再生回路構成を利用してデータ再
生を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置に
関し、特に圧縮あるいは非圧縮されたデジタルデータを
回転ヘッドによりテープ状の磁気記録媒体に記録/再生
する磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転シリンダーを用いて信号を磁気テー
プに斜め記録するようにした磁気記録再生装置として、
映像信号や音声信号の記録を行なうビデオテープレコー
ダー(VTR)機器や、コンピュータデータの大容量バ
ックアップ装置として4mm幅や8mm幅等の磁気テー
プメディアを用いたデジタルデータストレージ装置など
がある。
【0003】このような機器で記録されたデータトラッ
クの再生方式としては、再生ヘッドが記録トラックの中
心を通るように、記録されたトラックの再生情報を用い
て常時トラッキング制御を行なうトラッキング再生方式
と、トラッキング制御を行なわずに再生動作を行なうノ
ントラッキング再生方式とがある。
【0004】ノントラッキング再生方式としては、特開
平06−236505号公報あるいは特開平10−11
2014号公報に示されるように、記録ヘッドに対して
複数倍となる数の再生ヘッドを回転シリンダーに具備す
ることで、シリンダーの1回転中に1本の記録トラック
に対して再生ヘッドのスキャンを複数回行なうことで、
記録トラックの再生信号を得る構成が用いられている。
【0005】再生信号の処理方式としては、たとえば特
開2001−43638に示されるように、複数チャネ
ルのデータを大容量のメモリに取り込み、複数トラック
を書き込んだ大容量メモリ上でデータ処理を行なうこと
で、トラックデータの再構成及びデータの再生を行なう
ようにしたものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転シ
リンダーに複数の再生ヘッドを具備した再生方式では、
再生ヘッドの数が多いことから、シリンダーの製造コス
トの増大や、再生回路の並列処理に伴う回路増加による
コストの増大や、並列処理に伴う消費電力の増加などが
発生する。
【0007】また、上記のような再生信号の処理方式に
おいても、大容量メモリを必要とするためのコストの増
加が発生する。そこで本発明は、このような課題を解決
して、たとえば書き込み時の不具合によって記録トラッ
クが正常な記録トラックに対して傾きが異なったり曲が
りが発生した状態でテープ状の磁気記録媒体にデータが
記録された場合にも、シリンダーやヘッドアンプなどの
前段の回路構成を変えることなしに、比較的簡単な回路
構成の追加だけで、このような記録不良のデータを再生
できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、通常はトラッキング制御による再生を行な
い、トラックエラーが検出された場合においては、再生
速度を下げてノントラッキング再生を行ない、同一記録
フレームのデータを奇数回再生することにより記録フレ
ームデータを再生する構成を持ち、かつノントラッキン
グ用の最小限のフレームメモリと、通常のトラッキング
再生回路のエラー検出信号を用いてフレームデータを再
構成する回路構成とを具備することにより、小規模の機
能付加でトラッキング再生とノントラッキング再生とを
実現できる構成としたものである。
【0009】これにより、狭トラック化等によるトラッ
キング制御不能な記録トラックデータが発生した場合に
も安定してデータ再生を行なうことができるため、磁気
テープドライブの大容量化における、重要なバックアッ
プデータの保護能力の向上を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の本発明は、デー
タを回転ヘッドにより記録/再生する磁気記録再生装置
が、データ再生時に再生ヘッドが記録トラックを通るよ
うにトラッキング制御を行なう手段と、記録トラック位
置に関係なく再生動作を行なうノントラッキング再生手
段とを有し、通常再生時には再生ヘッドが記録トラック
を通るようにするトラッキング制御によりデータ再生を
行うことと、記録トラック曲がり等による再生不良が検
出された時にはテープ走行速度を下げて記録トラックの
位置に関係なく再生動作を行うノントラッキング再生を
行うこととを切り替え可能に構成されているようにした
ものである。これにより、入力データの状態によって最
適なデータ再生動作に切り替える作用を有する。
【0011】請求項2に記載の本発明は、アジマス記録
するための1対の記録ヘッドを具備するとともに、この
記録ヘッドに対応させて1対の再生ヘッドのみを具備す
るようにしたものである。これにより、通常のトラッキ
ング再生と同じ記録/再生ヘッド構成でトラッキング再
生とノントラッキング再生を切り替える作用を有する。
【0012】請求項3に記載の本発明は、ノントラッキ
ング再生を行なう場合に、回転シリンダーは通常再生時
と同じ回転数となるように構成されるとともに、テープ
の走行速度は1/3、1/5・・・と通常再生時に比べ
て奇数分の1となるように構成されることで、1対の記
録トラック(2トラックすなわち1フレーム)を再生ヘ
ッドが奇数回(奇数フレーム)データ再生するように構
成されたものである。これにより、ノントラッキング再
生時における再生データの読み取り効率を上げる作用を
有する。
【0013】請求項4に記載の本発明は、通常はトラッ
キング制御された回転ヘッドにより再生された信号を所
定のフォーマットに従いトラック単位あるいはフレーム
単位でデータ処理するとともに、ノントラッキング再生
時にはトラックを分割するブロック単位でデータを格納
する処理を行なう再生信号処理回路と、1フレームデー
タを格納するフレームメモリとを有して、通常のトラッ
キング再生時には、前記再生信号処理回路によってフレ
ームデータのためのデータ処理を行なうとともに、ノン
トラッキング再生時には前記再生信号処理回路によって
ブロック単位でデータを前記フレームメモリに格納する
処理を行なうように構成されたものである。これによ
り、トラッキング動作時はフレーム単位の再生信号処理
を行ない、ノントラッキング動作時はブロック単位の再
生新語処理を行なう動作を行なう作用を有する。
【0014】請求項5に記載の本発明は、記録トラック
において1トラックの信号が複数のブロックに分割され
ていると共に、各ブロックにデータに加えてブロックの
ヘッダー情報としてフレーム番号と、ブロック番号と、
エラー検出コード(EDCコード)とが記録されてお
り、フレームデータを格納するフレームメモリを有し、
同一記録フレームを再生した複数回の再生信号を前記フ
レームメモリ上で1フレームデータとして再構成する手
段を有するようにしたものである。これにより、記録時
の書き込み不良データの読み出し確率を向上させる作用
を有する。
【0015】請求項6に記載の本発明は、記録フレーム
を再生した再生信号に含まれるブロック番号に対応した
フレームメモリ上のアドレスに記録するデータに誤りが
無い場合、あるいはブロックデータに含まれるエラー訂
正コード(ECCコード)で訂正可能である場合に、こ
のブロックが正常であるとする、ブロック単位のステー
タス情報を具備させる手段を有するようにしたものであ
る。これにより、フレームメモリに記録するブロックデ
ータの信頼性を高める作用を有する。
【0016】請求項7に記載の本発明は、ステータス情
報をもとにフレームメモリ中の全ブロックデータが再生
可能データかどうかの判断を行なう手段を有するように
したものである。これにより、フレームデータの信頼性
を高める作用を有する。
【0017】請求項8に記載の本発明は、記録フレーム
を再生した再生信号に含まれるブロック番号に対応した
フレームメモリ上のアドレスに記録するデータに誤りが
無いかどうか、あるいはブロックデータに含まれるエラ
ー訂正コードで訂正可能であるかどうかの判断処理を行
うための通常のトラッキング再生回路動作部と、この通
常のトラッキング再生回路動作部における判断処理の結
果により再生信号処理回路でフレームメモリにブロック
データを格納するか否かを識別する手段とを有するよう
にしたものである。これにより、余分な回路の追加なし
にブロックデータが誤りかどうかの判断を行なう作用を
有する。
【0018】請求項9に記載の本発明は、フレームメモ
リが、ノントラッキング再生を行なう場合において、ブ
ロックヘッダーを含めたブロックデータを格納する際
に、テープから読み出されたそのままの再生データであ
るDCフリー符号のビットデータで格納可能に構成され
ているようにしたものである。これにより、ノントラッ
キング再生時にデータ復調回路を不要とする作用を有す
る。
【0019】請求項10に記載の本発明は、ノントラッ
キング再生を行なう場合にフレームメモリに格納された
データが再生可能なフレームデータであるか否かを判断
する手段と、再生可能なフレームデータである場合に前
記フレームメモリに格納されたデータを、通常再生時と
同じ再生タイミングかつシリンダーからの再生データと
同一フォーマットで通常再生回路に入力することで、ト
ラッキング制御の再生データ入力と同等の信号入力を行
なう手段とを有するようにしたものである。これによ
り、ノントラッキング動作においてもトラッキング動作
と同等の再生信号入力を用いることで、ノントラッキン
グ動作の信号再生回路を小規模化する作用を有する。 (実施の形態1)以下に、本発明の実施の形態1につい
て、図2を用いて説明する。
【0020】図2は、アジマス記録された正常記録トラ
ックデータと、トラック曲がりが発生した場合の記録ト
ラックデータと、再生ヘッドのトラッキング再生軌道と
を示した図である。
【0021】図2において、磁気テープメディア201
に対して斜めに記録されたトラックデータはアジマス記
録されており、トラック209、211、213は正常
記録された+アジマストラック(Aトラック)、トラッ
ク210、212、214は正常記録された−アジマス
トラック(Bトラック)である。また、トラック21
5、217は、記録時の不具合によりトラック曲がり状
態で記録された+アジマストラック(Aトラック)、ト
ラック216は記録時の不具合によりトラック曲がり状
態で記録された−アジマストラック(Bトラック)であ
る。202は、テープの走行方向を示す。
【0022】通常再生時は、トラッキング制御により、
図示のトラック軌道203、204、205、206の
ように、各記録トラックの中央を再生ヘッド軌道が通
り、トラックデータの再生が行われる。
【0023】一方、不規則に曲がったトラック215、
216、217に対してトラッキング制御をかけた場合
は、図示のトラック軌道207、208のように、記録
トラックの先頭では正常にデータ再生が行われるが、途
中で記録データが再生ヘッドの軌道から外れるため、1
トラックデータ全体の再生が不能となる。
【0024】そこで本発明では、再生時のエラー検出等
の際にこのような不規則に曲がったトラックデータが検
出された場合は、トラッキング制御をかけない状態でテ
ープ走行速度を下げ、トラック軌道218で示されるよ
うに1トラックあたりの再生ヘッドのスキャン回数を増
やす。これにより、トラック曲がりが生じたデータに対
して再生ヘッド1を一つのトラックデータの全体に通過
させることが可能となり、そのトラックデータ全体の再
生が可能となる。
【0025】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2について、図3及び図4を用いて説明する。図3
は、アジマス記録された正常記録トラックデータと、記
録時にテンション不足等の要因によりトラック曲がりが
発生した場合の記録トラックデータと、テープ走行速度
を1/3に下げた場合の再生ヘッドのノントラッキング
再生軌道とを示した図である。
【0026】磁気テープメディア301に対して斜めに
記録されたトラックデータはアジマス記録されており、
トラック311、313は正常記録された+アジマスト
ラック(Aトラック)、トラック312、214は正常
記録された−アジマストラック(Bトラック)である。
また、トラック315、317は、記録時の不具合によ
りトラック曲がり状態で記録された+アジマストラック
(Aトラック)、トラック316は、記録時の不具合に
よりトラック曲がり状態で記録された−アジマストラッ
ク(Bトラック)である。310は、テープの走行方向
を示す。
【0027】アジマス記録されたトラックデータ有する
テープの走行速度を下げた状態で、トラック制御をかけ
ないように再生する場合において、たとえばテープの走
行速度を1/2に落とすことを考える。そのようにテー
プ速度を落とした場合において、たまたま1回目の再生
時に再生ヘッドが逆アジマストラックの中心を走行した
ときには、データはほとんど再生できず、実質的に1回
のみの再生となってしまう。かつこの状態が連続して続
くことになって、記録トラック全体のスキャンができな
い可能性がある。
【0028】そのため本発明では、ノントラッキング時
のテープ走行速度を「1/奇数」に落とすことで、前記
の逆アジマストラック上をスキャンする状態が連続する
こと無く、再生ヘッドが記録トラック上をスキャンする
ことを実現できる。
【0029】図3において、トラック曲がりの発生した
+アジマストラック315は、三つの+アジマス再生ヘ
ッド軌道309、307、305によって、このトラッ
ク315における領域318、319、320のデータ
がそれぞれ再生される。すなわち、トラック315をそ
の長さ方向に分割した状態で、それぞれの分割部につき
別のヘッド軌道によって再生が行われる。また同様に−
アジマストラック316は−アジマス再生ヘッド軌道3
08、306、304によってデータが再生される。3
02、303は、別のアジマス再生ヘッド軌道を示す。
【0030】図4は、アジマス記録時にテンション不足
等の要因によりトラック曲がりが発生した場合の記録ト
ラックデータと、テープ走行速度を1/3に下げた場合
の再生ヘッドのノントラッキング再生信号とを示した図
である。
【0031】再生信号401、402、403、40
4、405、406は、それぞれ図3における再生ヘッ
ドの軌道309、308、307、306、305、3
04からの全再生信号である。また、407は+アジマ
ス再生ヘッドの軌道309による+アジマス記録トラッ
ク315の再生信号、408は−アジマス再生ヘッドの
軌道308による−アジマス記録トラック316の再生
信号、409は+アジマス再生ヘッドの軌道307によ
る+アジマス記録トラック315の再生信号、410は
−アジマス再生ヘッドの軌道306による−アジマス記
録トラック316の再生信号、411は+アジマス再生
ヘッドの軌道305による+アジマス記録トラック31
5の再生信号、412は−アジマス再生ヘッドの軌道3
04による−アジマス記録トラック316の再生信号で
ある。上記の全再生信号にもとづき、図3における+ア
ジマストラック315の再生データは、再生処理ブロッ
ク出力信号407、409、411を合成することで得
られ、−アジマストラック316の再生データは、再生
処理ブロック出力信号408、410、412を合成す
ることで得られる。
【0032】このようなものであると、記録時の不良ト
ラックが再生時に検出された場合においても記録データ
の再生を可能とすることで、記録データの読み出しの信
頼性を高めることが可能となる。 (実施の形態3)以下に、本発明の実施の形態3につい
て、図1を用いて説明する。
【0033】図1は本発明の実施の形態の磁気記録再生
装置のブロック構成とノントラッキング再生時における
同装置でのデータの流れとを示した図である。図1にお
いて、回転シリンダー101から読み出されたトラック
データは、ヘッドアンプ信号再生部102を通してデジ
タル再生信号にデコードされ、再生信号処理回路として
のブロックデータ処理回路104及びトラッキング再生
信号入力処理部107に入力される。
【0034】トラッキング再生信号入力処理部107に
入力されたデータは、復調回路を通してバイトデータに
変換され、エラー検出/訂正処理部105に入力され
る。エラー検出/訂正処理部105では、入力されたブ
ロックデータ毎にエラー検出/訂正(C1ECC)を行
ない、処理結果をブロックのステータスフラグとしてブ
ロックデータ処理回路104へ出力する。
【0035】ブロックデータ処理回路104では、入力
されたブロックデータのヘッダー情報から読み出された
フレーム番号及びブロック番号により、フレームメモリ
に格納するブロックのメモリアドレスを計算し、エラー
検出/訂正回路105からのブロックのステータスフラ
グをもとにエラー無しあるいはC1ECCで訂正可能な
ブロックデータであれば、ブロックのヘッダー情報及び
データをフレームメモリ103内の所定のアドレスに書
き込む。
【0036】フレームメモリ103内に書き込まれたブ
ロックデータ数がフレームデータのエラー訂正(C2E
CC)可能なブロック数を超えれば、フレームデータを
セレクタ106を経由してトラッキングデータ再生信号
入力処理部107に転送する。
【0037】上記動作において、テープ走行速度が1/
3の場合は3回の同一記録フレームの再生動作を行なう
が、もしこの3回の再生動作完了時にフレームメモリ1
03に書き込まれたブロックデータ数がフレームデータ
のエラー訂正(C2ECC)可能なブロック数未満であ
れば、テープ走行速度を1/5、1/7・・・というよ
うに順次落としてさらに細かく分割してフレームデータ
の再生を行なうことにより、曲がりの大きな記録トラッ
クのデータ再生が可能となる。 (実施の形態4)以下に、本発明の実施の形態4につい
て、図1、図5を用いて説明する。
【0038】図5は、図1におけるブロックデータ処理
回路104の内部構成とテープ走行速度が1/3の場合
における再生データの流れとを示した図である。図5に
おいて、図1のヘッドアンプ信号再生部102からの再
生信号は、ブロックデータ処理回路104のブロックデ
ータ処理部504に入力される。ブロックステータス判
定部503では、再生信号に対応するエラー検出/訂正
処理部105からのエラー検出/訂正結果ステータスを
もとに、ブロック単位で、再生信号につき、フレームメ
モリ103に格納可能な正常データ(すなわちエラーの
無いデータあるいはC1ECCにより訂正可能なデー
タ)か否かを判定する。ブロックデータ処理部504で
は、取り込まれた再生データのブロックヘッダー情報を
もとにフレームメモリ103上の格納アドレスを計算
し、ブロックステータス判定部503の判定結果により
正常データであると判断された場合には、フレームメモ
リ103の所定のアドレスに再生信号と同じビット列
(すなわちシンクパターン、ブロックヘッダー情報等を
含めた、DCフリー符号化されたビットデータ列)で書
き込む。
【0039】テープ走行速度が通常速度の1/3の場合
において、フレームメモリ103への書き込みは、フレ
ームメモリ103内の領域で+アジマストラックデータ
格納領域501及び−アジマストラックデータ格納領域
502に対して、シリンダー回転1回につきそれぞれ1
回づつ、それぞれ最大3回ずつデータ書き込み508、
509、510が行われることになる。すなわち、50
8は1回目のシリンダー回転時の正常再生データの書き
込みを示し、509は2回目のシリンダー回転時の正常
再生データの書き込みを示し、510は3回目のシリン
ダー回転時の正常再生データの書き込みを示す。
【0040】フレームメモリ103上のデータ書き込み
が終了した後、フレームデータとして正常再生可能と判
断された場合は、すなわちフレームメモリ103内に書
かれたブロック数がC2ECC訂正可能なブロック数以
上であった場合は、フレームメモリ103のデータを、
ノントラッキング再生時の+アジマストラックデータ再
生信号505およびノントラッキング再生時の−アジマ
ストラックデータ再生信号506としてフレームデータ
生成回路507が読み出す。そして、このフレームデー
タ生成回路507は、シリンダー回転タイミングに同期
して、再生信号と同じフォーマットで合成後の再生信号
としてフレームデータを出力する。
【0041】この合成後の再生信号は、図1におけるセ
レクタ106を経由して、通常の再生信号と同じタイミ
ングおよびフォーマットでトラッキング再生信号入力部
107に入力され、通常のトラッキング再生動作と同じ
動作で復調され、エラー訂正処理部105、バッファメ
モリ108、ホストI/F部109を通して外部のホス
トCPU110にデータが転送される。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の磁気記録再生装置
によれば、通常のトラッキング再生動作機能に加えて、
トラック曲がり等の不具合トラックの救済のためのノン
トラッキング再生動作機能を、比較的小規模の回路構成
で、かつ通常のトラッキング再生動作に影響を与えず、
回転シリンダーやヘッドアンプ等のフロントエンド側の
回路変更なしで、確実に実現することが可能となり、記
録時の不良によるトラック曲がり等の発生した記録トラ
ックのデータ再生を可能とすることで、狭トラックピッ
チでの大容量の磁気記録メディアに記録された重要なバ
ックアップデータ等の記録データの読み出しの信頼性を
高めるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の磁気記録再生装置の構成
を示す図
【図2】トラッキング再生時におけるトラックデータと
再生ヘッドの軌道とを示す図
【図3】トラック曲がりの発生した記録データとノント
ラッキング再生時の再生ヘッドの軌道とを示す図
【図4】ノントラッキング再生時における再生信号の例
を示す図
【図5】図1の装置におけるブロックデータ処理回路お
よびフレームメモリの構成を示す図
【符号の説明】
101 回転シリンダー 103 フレームメモリ 104 ブロックデータ処理回路 105 エラー検出/訂正処理部 503 ブロックステータス判定部 504 ブロックデータ処理部 507 フレームデータ生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 520 G11B 20/18 520Z 550 550Z 572 572B 572G 574 574A 576 576B 576Z H04N 5/7826 H04N 5/782 B Fターム(参考) 5C018 AB03 AB07 AC04 5D097 AA02 BB03 CC05 JJ11 5D101 AC05 CB10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを回転ヘッドにより記録/再生す
    る磁気記録再生装置であって、データ再生時に再生ヘッ
    ドが記録トラックを通るようにトラッキング制御を行な
    う手段と、記録トラック位置に関係なく再生動作を行な
    うノントラッキング再生手段とを有し、通常再生時には
    再生ヘッドが記録トラックを通るようにするトラッキン
    グ制御によりデータ再生を行うことと、記録トラック曲
    がり等による再生不良が検出された時にはテープ走行速
    度を下げて記録トラックの位置に関係なく再生動作を行
    うノントラッキング再生を行うこととを切り替え可能に
    構成されている磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 アジマス記録するための1対の記録ヘッ
    ドを具備するとともに、この記録ヘッドに対応させて1
    対の再生ヘッドのみを具備した請求項1記載の磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 ノントラッキング再生を行なう場合に、
    再生ヘッドを備えた回転シリンダーは通常再生時と同じ
    回転数となるように構成されるとともに、テープの走行
    速度は1/3、1/5・・・と通常再生時に比べて奇数
    分の1となるように構成されることで、1対の記録トラ
    ックを再生ヘッドが奇数回データ再生するように構成さ
    れた請求項1または2記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 通常はトラッキング制御された回転ヘッ
    ドにより再生された信号を所定のフォーマットに従いト
    ラック単位あるいはフレーム単位でデータ処理するとと
    もに、ノントラッキング再生時には1トラックを分割す
    るブロック単位でデータを格納する処理を行なう再生信
    号処理回路と、フレームデータを格納するフレームメモ
    リとを有して、通常のトラッキング再生時には前記再生
    信号処理回路によってフレームデータのためのデータ処
    理を行なうとともに、ノントラッキング再生時には前記
    再生信号処理回路によってブロック単位でデータを前記
    フレームメモリに格納する処理を行なうように構成した
    請求項1から3までのいずれか1項記載の磁気記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 記録トラックにおいて1トラックの信号
    が複数のブロックに分割されていると共に、各ブロック
    にデータに加えてブロックのヘッダー情報としてフレー
    ム番号と、ブロック番号と、エラー検出コードとが記録
    されており、フレームデータを格納するフレームメモリ
    を有し、同一記録フレームを再生した複数回の再生信号
    を前記フレームメモリ上で1フレームデータとして再構
    成する手段を有する請求項3または4記載の磁気記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】 記録フレームを再生した再生信号に含ま
    れるブロック番号に対応したフレームメモリ上のアドレ
    スに記録するデータに誤りが無い場合、あるいはブロッ
    クデータに含まれるエラー訂正コードで訂正可能である
    場合に、このブロックが正常であるとする、ブロック単
    位のステータス情報を具備させる手段を有する請求項4
    記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 ステータス情報をもとにフレームメモリ
    中の全ブロックデータが再生可能データかどうかの判断
    を行なう手段を有する請求項6記載の磁気記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 記録フレームを再生した再生信号に含ま
    れるブロック番号に対応したフレームメモリ上のアドレ
    スに記録するデータに誤りが無いかどうか、あるいはブ
    ロックデータに含まれるエラー訂正コードで訂正可能で
    あるかどうかの判断処理を行うための通常のトラッキン
    グ再生回路動作部と、この通常のトラッキング再生回路
    動作部における判断処理の結果により再生信号処理回路
    でフレームメモリにブロックデータを格納するか否かを
    識別する手段とを有する請求項4記載の磁気記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 フレームメモリは、ノントラッキング再
    生を行なう場合において、ブロックヘッダーを含めたブ
    ロックデータを格納する際に、テープから読み出された
    そのままの再生データであるDCフリー符号のビットデ
    ータで格納可能に構成されている請求項4記載の磁気記
    録再生装置。
  10. 【請求項10】 ノントラッキング再生を行なう場合に
    フレームメモリに格納されたデータが再生可能なフレー
    ムデータであるか否かを判断する手段と、再生可能なフ
    レームデータである場合に前記フレームメモリに格納さ
    れたデータを、通常再生時と同じ再生タイミングかつシ
    リンダーからの再生データと同一フォーマットで通常再
    生回路に入力することで、トラッキング制御の再生デー
    タ入力と同等の信号入力を行なう手段とを有する請求項
    4記載の磁気記録再生装置。
JP2002031586A 2002-02-08 2002-02-08 磁気記録再生装置 Withdrawn JP2003233938A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8756351B2 (en) 2008-10-10 2014-06-17 International Business Machines Corporation Tape drive, tape drive recording system, and method for selecting improved tape speed in response to intermittent read requests

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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