JP4147634B2 - 記録再生装置 - Google Patents

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘリカルスキャン方式で傾斜トラックを走査するテープ記録再生装置に関し、特にテープ状記録媒体の走行速度と回転ドラムの回転速度との相対速度を制御することでトラッキングサーボを行なう記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば磁気テープに対してデジタルオーディオデータを記録再生するデジタルオーディオテーププレーヤ(DATレコーダ/プレーヤ)や、同じく磁気テープを用いたDATシステムをコンピュータ用のデータのストレージシステムとして用いるようにし、コンピュータデータ記録再生を行なうようにしたデジタルデータストレージ機器(DDS機器)が開発されている。
【0003】
これらの装置では回転ドラムに例えば90°のラップ角で磁気テープを巻装させた状態でテープを走行させるとともに、回転ドラムを回転させて、回転ドラム上の磁気ヘッドを用いてヘリカルスキャン方式で記録/再生走査を行なうことで高密度記録を可能にしている。
【0004】
この場合、テープ上には例えば図15のように傾斜トラックTKA ,TKB が形成される。傾斜トラックTKA ,TKB はそれぞれ回転ドラムに搭載されたアジマス方向の異なる一対のヘッド(Aヘッド、Bヘッド)によって形成されるトラックであり、互いに逆アジマスとされるトラックである。
【0005】
ところで、再生時に磁気ヘッドはテープ上のトラックTKを正確にトレースしていかなければならないが、このトラッキング制御方式としては、例えばDDS記録再生装置の一部では、いわゆるタイミングATF方式といわれるトラッキングサーボ制御動作が行なわれるようにされている。
このタイミングATF方式は、回転ドラムの基準位相位置から、ヘッドがトラック上から所定の信号(タイミング検出信号)を検出するまでの時間(トラッキング検出期間)を計測し、その計測値を基準値と比較して、誤差分をサーボエラー情報とする。
【0006】
そしてそのサーボエラー情報により、テープ走行のためのキャプスタンモータの回転速度を制御することで、テープ走行速度に反映させる。つまりテープ走行速度を調整して、良好なトラッキング状態が得られるようにドラム回転速度とテープ走行速度との相対速度を調整するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、DDS記録再生装置などでは各種記録装置で記録が行なわれたテープカセットに対して互換性よく再生を行なうことができなければならない。これをトラッキング制御にあてはめてみると、各種記録装置でデータが記録されたテープカセットに対して、良好なトラッキングサーボ制御動作を行なわなければならないことになる。
【0008】
しかしながら、DDS記録再生装置では、ホスト側からの要求に応じて様々速度での記録/再生が行われているため、リポジションと呼ばれる往復走行が行われている。このリポジションは、条件によっては頻繁に行われ、テープ走行方向が頻繁に変わるため、磁気テープの走行を制御するテープ走行系の僅かな狂いがテープの走行状態や走行経路を悪化させるいわゆるテープパス異常が発生する。このため、例えば記録時におけるドラムリードへのテープの押さえつけ具合が理想状態でない時は、磁気テープの走行にずれが生じて傾斜トラックが正常位置からずれて形成されたり、傾斜トラックが曲がった状態で形成されるという不具合が発生する。
【0009】
また、記録装置によって記録ヘッドの位置などに機械的誤差があり、またテープ走行速度も厳密には定速でなく多少変動しているため、仮に磁気テープの走行系が理想的な状態でテープ走行を行っている時でも、磁気テープに常に理想的な状態でトラックが形成されているとは限らない。
【0010】
このため、一般的な記録再生装置では、記録時においてRAW(Read After Write)と呼ばれる方法によって、記録直後のトラックを再生ヘッドによって再生し、データ記録が適正に行われたかどうか判断している。
ところが、上記したように記録時におけるドラムリードへのテープの押さえつけ具合が理想状態でなくテープ上に形成された傾斜トラックが曲がっている時は、RAWにより記録直後のトラックを再生ヘッドで再生しても、再生ヘッドが記録ヘッドとほぼ同じテープ走行を行うことになる。このため、再生ヘッドではあたかもトラックが正常に形成されているかのように判定されてしまい、殆どの場合は記録時におけるテープパス異常を判定することはできなかった。
【0011】
つまり、従来の記録装置では、記録時にテープ上に形成された傾斜トラックが正常かどうかを直接的に判断することができないため、記録ヘッド位置などの機械的精度を向上させたり、或いはテープパスの変動を起こしやすいテープ走行モードの使用をなるべく避けるといったような間接的にテープパス異常が発生しないようにしていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、記録時におけるテープパスの異常を判定できるようにし、テープパス異常による磁気テープへの異常記録を防止することができる記録再生装置を提供することを目的とする。
【0013】
このため、いわゆるタイミングATF方式でトラッキングサーボを行なうように構成された記録再生装置において、テープ状記録媒体に記録されているトラックに対して追記記録を行うために、テープ状記録媒体をリバース方向に再生してテープ状記録媒体に記録されているトラックのトラッキング検出期間の計測を行う際に、その計測値をテープパス異常を判定するための所定の判定基準値と比較してテープ状記録媒体のテープパス異常を判定するテープパス異常判定手段を備えるようにした。
【0014】
また、判定基準値は、例えばテープ状記録媒体に記録されているトラックが、当該記録再生装置により記録されている場合は、当該記録再生装置においてテープパスが正常状態の時に計測した計測値を用いるようにし、また当該記録再生装置により記録されたかどうかわからない場合は、テープ状記録媒体の規格から設定した値とすると好適である。
【0015】
本発明によれば、テープ状記録媒体に記録されているトラックに対して追記記録を行う際は、テープ状記録媒体をリバース方向に再生してテープ状記録媒体に記録されているトラックのトラッキング検出期間の計測を行う際に、その計測値と、判定基準値とを比較してテープパス異常を判定するようにした。従って、テープパスに異常が有る時は、テープパスが正常な状態になるまで記録動作を一旦中止するといったことが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の記録再生装置の実施の形態を説明する。本実施の形態ではDDS記録再生装置とするが、いわゆるDDS方式としては、細かくはDDS,DDS−2,DDS−3に加えDDS−4という4つの方式が開発されている。この中でタイミングATFが標準トラッキング方式として採用されているのはDDS−3、DDS−4である。しかしながら、DDSやDDS−2方式においても、後述するようにタイミング検出パルスを発生させることが可能であるため、タイミングATF方式によるトラッキングサーボを行うことができる。従って、本例のDDS記録再生装置は、DDS,DDS−2,DDS−3,DD4の何れかのDDS方式に対応したものとする。なお本発明としてはDDS記録再生装置以外でもATFトラッキングによるトラッキングが可能なシステムに適用できるものである。
説明は次の順序で行なう。
1.DDS−4方式のトラックフォーマット
2.記録再生装置の構成
3.タイミングATFのための構成及び動作
4.テープパス異常の検出方法
【0017】
1.DDS−4方式のトラックフォーマット
先ず、図12〜図14を参照してDDS−4方式のトラックフォーマットについて説明する。
図12は磁気テープ90上において形成されるヘリカルスキャン方式のトラックを示したものである。
各トラックは、図示しない記録ヘッドによりいわゆるアジマスベタ記録によりトラック幅TWのトラックとして形成されていく。隣接するトラック同志は互いに逆アジマストラックとされる。即ち、一方のアジマス方向とされるトラックTKA と他方のアジマス方向とされるトラックTKB が交互に形成される。
再生時には再生ヘッド16によりトラックが走査される。再生ヘッド16のヘッド幅HWはトラック幅TWよりも広い幅とされているが、いわゆるアジマス効果により、隣接トラックからのクロストークは防止される。
【0018】
DDSフォーマットにおいては一対の隣接するトラックTKA ,TKB は1フレームと呼ばれ、22フレームが1グループと呼ばれる単位となる。そしてグループの後ろには1フレーム分のECCフレームが設けられる場合があり、ECCフレームが設けられた場合には、23(=22+1)フレームにより1グループが形成されるものと見なされる。またECCフレームの後にアンブルフレームが設けられる。ただしこのアンブルフレームのフレーム数は規定されておらず、また設けられない場合もある。
そして、ECCフレーム及びアンブルフレームによってテープ90上でグループの境界が規定されることになる。
なお、各グループにおいて、グループ内の最後のフレームには一連のデータを区分するためのインデックス情報が付加される。
上記グループは、DDS−4フォーマットにおける最小記録単位とされる。従って、ストリーミングといわれる1回の記録動作は、最小でグループごとに行われ得ることになる。
【0019】
1つのトラック内のデータフォーマットは図13に示される。
1つのトラックは図13(a)のように両端にマージン領域が形成され、そのマージン領域に挟まれた領域がメインデータ領域とされる。
メインデータ領域は、0〜95のフラグメントアドレスが与えられた96単位のフラグメントに分割されている。1フラグメントは133バイトで構成され、その内容は図13(b)(c)に示される。
【0020】
フラグメントアドレスが9〜86までとなる78単位の各フラグメントは、図13(b)のように、先頭に1バイトの同期信号領域が設けられ、所定のパルス形態となる同期信号が記録される。
同期信号領域に続いて6バイトのアドレス及びサブコード領域が設けられる。ここには1バイトでフラグメントアドレスが記録され、また5バイトでサブコードが記録される。
【0021】
続いて2バイトがヘッダパリティ領域とされ、さらに続く112バイトがデータ領域とされている。このデータ領域に実際のデータが記録される。フラグメントの最後の12バイトはECC領域とされる。
このECC領域にはいわゆるC1訂正符号が記録される。C1訂正符号はフラグメント内のデータに対するするエラー訂正符号となり、つまり訂正処理はフラグメント単位で完結することになる。
【0022】
フラグメントアドレスが0〜8及び87〜95までとなる18単位の各フラグメントは図13(c)に示されるが、図13(b)のフラグメントと同様に同期信号領域、アドレス/サブコード領域、ヘッダパリティ領域、及びECC領域が設けられる。ただし、図13(b)のフラグメントではデータ領域とされていた112バイトは、ECC領域とされ、C2訂正符号が記録される。
C2訂正符号は、1トラック内で完結する訂正系列の符号となる。
【0023】
なお、訂正符号としてはさらにC3訂正符号が付加される。これは図12に示したECCフレームにおいて記録されることになる。このC3訂正符号は1グループ内で完結する訂正系列の符号となる。
また、C1訂正符号、C3訂正符号によるエラー状況を確認すれば、1トラック内のどの部分でエラーが発生したかが確認できるが、C2訂正符号は1トラック内でインターリーブがかけられて記録されるため、C2訂正符号によるエラー状況からは1トラック内でのエラー発生位置は確認できない。
【0024】
図14は、図13(b)(c)のフラグメントにおけるアドレス/サブコード領域(6バイト)のデータ構造を示している。
このアドレス/サブコード領域の最上行(第1行)の1バイト領域は、第8ビットに対して「0」が設定され、続く第7〜第1ビットの6ビットには現フラグメントを識別するためのフラグメントIDが設定される。
第2行の上位4ビットはエリアIDの領域とされ、実際に設定される値により、例えば現フラグメントが属する領域が、デバイス領域、リファレンス領域、システム領域、データ領域、及びEOD(End Of Data) 領域の何れであるのかが示される。第2行の上位4ビットには、現現フラグメントが属するフレーム番号が設定される。
第3行〜第6行までは、パックアイテムエリアとされ、第3行〜第6行の各1バイトの領域がそれぞれサブコードバイト番号0(SC0)、サブコードバイト番号1(SC1)、サブコードバイト番号2(SC2)、サブコードバイト番号3(SC3)の領域とされる。そして、これらSC0〜SC3よりなるパックアイテムエリアに対しては、フォーマットによって規定される所定規則に従って、パックアイテム番号0〜15の16種類のデータ内容の何れか1種類が格納されることになる。
【0025】
例えば、データ領域においては、パックアイテム番号0〜15のうち、パックアイテム番号0〜7の8種類のパックアイテム内容が1トラックを形成する96フラグメントに対して割り当てられるものと規定されており、例えば上記96フラグメントにおける各フラグメントに対して順次パックアイテム番号0〜7に対する割り当てを繰り返していったとすると、1トラック(96フラグメント)においては、パックアイテム番号0〜7の情報が、96/8=12により示されるように、12回繰り返して記録されることになる。
【0026】
2.記録再生装置の構成
図1に本例の記録再生装置の構成を示す。
インターフェース部1は、図示しない外部のホストコンピュータと接続されてデータの授受を行なう部位である。記録時にはホストコンピュータからのデータを受取り、インデックス付加回路2及びサブコード発生部8に供給する。また再生時には磁気テープ90から再生されたデータをホストコンピュータに出力する動作を行なう。
【0027】
記録時において、インデックス付加回路2は、入力されたデータに対して上述した1グループ単位毎にインデックス情報を付加する処理を行なう。
インデックス情報が付加されたデータは、C3エンコーダ3、C2エンコーダ4、C1エンコーダ5においてそれぞれC3系列、C2系列、C1系列のエラー訂正符号が付加される。C3エンコーダ3、C2エンコーダ4、C1エンコーダ5のそれぞれは、メモリ6にデータを1グループとなるデータ単位毎に一時的に記憶して処理を行なう。そしてC3エンコーダ3はトラック幅方向に対応するデータ列に対するエラー訂正符号C3を生成し、1グループのデータの最後のECCフレームのデータとして付加する。またC2エンコーダ4はトラック方向に対応するデータ列のエラー訂正符号C2を生成し、図13(c)に示したように0〜8フラグメント及び87〜95フラグメント内のエラー訂正符号C2とする。さらにC1エンコーダ5は、フラグメント単位のエラー訂正コードC1を発生させる。
【0028】
エラー訂正符号C1,C2,C3が付加されたデータはサブコード付加回路7に供給される。
サブコード発生部8はインターフェース部1から供給されるデータに基づいて各種のサブコードデータやフラグメントアドレスを発生させ、サブコード付加回路7に供給する。発生されるサブコードとしては、例えばデータの区切りを示すセパレートカウンタ情報、記録数を示すレコードカウンタ情報、テープフォーマット上で定義された各領域を示すエリアID、フレーム番号、記録単位数を示すグループカウント情報、チェックサムなどがあり、これらがサブコード発生部8においてフラグメントアドレスとともに発生されることになる。
【0029】
サブコード付加回路7ではこれらのサブコードとフラグメントアドレスを1フラグメント相当のデータ単位毎に付加していく。つまり図13(b)(c)におけるアドレス/サブコード領域に記録される情報が付加されることになる。
【0030】
続いてヘッダパリティ付加回路9では、図13(b)(c)におけるヘッダパリティ領域に記録されるCRCコードが付加される。このCRCコードはサブコードとフラグメントアドレスについてのエラー検出のための2バイトのパリティコードとされる。
【0031】
続いて8/10変調回路10では入力されたデータを1バイト単位で8ビットを10ビットに変換する、いわゆる8/10変調処理が行なわれ、その変調信号に対して同期信号付加回路11で同期信号が付加される。この同期信号とは、図13(b)(c)で示したフラグメントの先頭1バイトの同期信号である。
【0032】
さらにマージン付加回路12では、図13(a)に示したようにトラックの両端となるマージン領域に相当するデータを付加し、この段階で図13のトラックフォーマットにのっとった記録データ列が生成されることになる。このように生成された記録データは記録アンプ13に供給される。
【0033】
記録アンプ13で増幅された信号はロータリートランス14を介して回転ヘッドドラムHD内の記録ヘッド15に供給され、記録ヘッド15により走行されている磁気テープ90に対する磁気記録動作が行なわれる。
磁気テープ90はテープカセット91内に収納され、記録/再生時にはテープカセット91から磁気テープ90が引き出されて(ローディング)回転ヘッドドラム50に巻装されることになる。そしてキャプスタン28とピンチローラ29によって挟接された状態でキャプスタン28が定速回転されることで、磁気テープ90は定速走行される。
【0034】
図2に記録時及び再生時の動作のイメージを示す。
テープカセット91から引き出された磁気テープ90は、ガイドピン51,52,53により、回転ヘッドドラム50に対して高さ方向に傾斜した状態で約90°の区間で巻きつけられながら、キャプスタン28とピンチローラ29によって定速で走行する。
また回転ヘッドドラム50はこの磁気テープ90に摺接しながら回転されることで、記録ヘッド15による記録動作により、磁気テープ90には図12に示したようなヘリカルスキャン方式による記録トラックが形成されていく。
【0035】
なお、図1では1つの記録ヘッド15及び1つの再生ヘッド16を示しているのみであるが、実際にはアジマスベタ記録方式が採用されるため、図2に示すようにアジマス角度の異なる2つの記録ヘッド15A,15B、アジマス角度の異なる2つの再生ヘッド16A,16Bがそれぞれ互いに180°離れた状態で回転ドラムの周面上に配置されている。
そして記録時には記録ヘッド15Aと記録ヘッド15Bが交互に磁気テープ90と摺接することになるため、図12のようにアジマス角度の異なるトラックTKA とトラックTKB が交互に形成されていく。
【0036】
再生時には、図2のように回転ヘッドドラム50に巻きつけられた磁気テープ90が走行されるとともに回転ヘッドドラム50が回転されることで、再生ヘッド16A,16Bが交互に記録トラックをトレースしていき、記録されたデータが読み出される。
【0037】
そして図1のように、再生ヘッド16(16A,16B)で読み出された信号はロータリートランス17を介して再生アンプ18に供給される。なお、実際には記録用のロータリートランス14、再生用のロータリートランス17はそれぞれ1つしか示していないが、ロータリートランス14は図2の記録ヘッド15A,15Bに対応して設けられ、またロータリートランス17も再生ヘッド16A,16Bに対応して設けられることになる。
【0038】
再生アンプ18で増幅された信号は同期信号検出回路19に供給され、同期信号の検出処理が行なわれる。そして内部のPLL回路により検出した同期信号に同期した再生クロックが生成され、その再生クロックにより再生アンプ18で増幅された信号(RF信号)を2値化する。
【0039】
2値化されたデータに対しては10−8復調部20で記録時の8−10変調に対するデコード動作が行なわれ、8ビット単位のデータに戻される。
8ビット単位のデータに復調された再生データはヘッダパリティチェック回路21で図11(b)(c)に示した2バイトのヘッダパリティを用いてサブコード及びフラグメントアドレスのパリティチェックが行なわれる。
パリティチェックを終えたデータはサブコード分離回路22及びタイミング検出パルス生成回路27に供給される。
【0040】
サブコード分離回路22ではフラグメントアドレス及びサブコードデータを抽出し、システムコントローラ31に供給する。
またフラグメントアドレス及びサブコードデータ以外の実際のデータはC1デコーダ23、C2デコーダ24、C3デコーダ25に送られる。
C1デコーダ23、C2デコーダ24、C3デコーダ25では、それぞれC1系列、C2系列、C3系列でのエラー訂正処理が行なわれる。C1デコーダ23,C2デコーダ24、C3デコーダ25のそれぞれは、メモリ6にデータを1グループ単位毎に一時的に記憶して処理を行なう。そしてC1デコーダ23は、フラグメント単位でエラー訂正コードC1に基づいて訂正処理を行ない、またC2デコーダ24はトラック方向に対応するデータ列のエラー訂正符号C2を用いて訂正処理を行なう。さらにC3デコーダ25は、エラー訂正符号C3を用いてフラグメント単位のエラー訂正処理を行なう。
【0041】
エラー訂正処理が完了したデータはインデックス分離回路26においてインデックス情報が分離されインターフェース部1に送られる。そしてインターフェース部1から外部のホストコンピュータに出力されることになる。
【0042】
システムコントローラ31は装置全体を制御するマイクロコンピュータによって形成される。即ち記録時/再生時の信号処理動作、テープ走行動作、回転ヘッドドラム50の回転動作等の制御を行なう。
またサーボ回路30は、システムコントローラ31からの指示に基づいて実際にテープ走行動作、回転ヘッドドラム50の回転動作を実行させることになる。なお、サーボ回路30はマイクロコンピュータで形成でき、またシステムコントローラ31としてのマイクロコンピュータの機能による回路系としてシステムコントローラ31と一体化しても良い。
【0043】
回転ヘッドドラム50の回転動作はドラムモータ33によって実行される。
また回転ヘッドドラム50にはドラムPG(パルスジェネレータ)36、ドラムFG(周波数ジェネレータ)37が取り付けられており、このドラムPG36からのパルスがアンプ38を介してサーボ回路30に供給される。またドラムFG37からのパルスはアンプ39を介してサーボ回路30に供給される。
サーボ回路30はドラムPG36、ドラムFG37からのパルスに応じてスイッチングパルスを生成し、また回転位相情報を検出することができる。
スイッチングパルスとは、いわゆるAアジマスヘッドとBアジマスヘッドとのそれぞれに対応する処理の切換の基準となる信号である。
【0044】
サーボ回路30は回転ヘッドドラム50の定速回転駆動に関しての制御としては、ドラムPG36もしくはドラムFG37からのパルスにより回転数を検出し、これを基準回転数と比較することで回転エラー情報を得る。そして回転エラー情報に応じてドラムモータドライバ32からドラムモータ33に印加する駆動信号を調整することで回転ヘッドドラム50を定速回転させる。
【0045】
また、キャプスタン28の回転数を制御することで、いわゆるトラッキングサーボを行なうことになる。そして本例ではトラッキングサーボ方式として、後述するようなタイミングATF方式が採用されている。
キャプスタン28はキャプスタンモータ35によって回転駆動される。またキャプスタン28にはキャプスタンFG(周波数ジェネレータ)40が取り付けられており、このキャプスタンFG40からのパルスがアンプ41を介してサーボ回路30に供給される。
【0046】
キャプスタン28を定速回転させるためには、サーボ回路30はキャプスタンFG40からのパルスによりキャプスタン28の回転数を検出し、これを基準回転数と比較することで回転エラー情報を得る。そして回転エラー情報に応じてキャプスタンモータドライバ34からキャプスタンモータ35に印加する駆動信号を調整することで定速回転を行なう。
【0047】
そしてさらにトラッキングサーボを実行するために、サーボ回路30は、スイッチングパルスから検出できる回転ヘッドドラム50の基準位相位置タイミングと、タイミング検出パルス生成回路27から供給されるタイミング検出パルスTTPを監視し、その期間をトラッキング検出期間として計測する。そして、トラッキング検出期間の計測値と予め設定しておいた基準値を比較することで、トラッキング誤差情報を得、それに基づいてキャプスタンモータドライバ34からキャプスタンモータ35に印加する駆動信号を調整し、キャプスタン28の回転速度を増減することでトラッキングサーボを行なう。
【0048】
3.タイミングATFのための構成及び動作
タイミングATF動作のための回路系の構成を図3に示す。
タイミングATF動作を含めたキャプスタンサーボのための回路系としては、サーボ回路30内にタイミングATF処理部61、スイッチングパルス生成部62、フリーランニングカウンタ63、サーボスイッチ64、キャプスタン基準速度発生部65、減算器66、速度サーボ信号生成部67が設けられる。
【0049】
トラッキングサーボをオフとしてキャプスタン28を定速回転駆動する場合には、システムコントローラ31から供給されるサーボオン/オフ制御信号TSON/OFFによりサーボスイッチ64がオフとされる。
この場合、キャプスタン基準速度発生部65から、キャプスタン28の回転速度として設定したい速度に応じた信号が発生され、それがそのまま目標速度信号CVとされて速度サーボ信号生成部67に供給される。また速度サーボ信号生成部67にはキャプスタンFG40からのパルスFGC 、即ちキャプスタン28の回転速度の応じた周波数となるパルスが供給されており、速度サーボ信号生成部67はこのパルスFGC から現在のキャプスタン28の回転速度を検出する。
【0050】
そして速度サーボ信号生成部67はパルスFGC から検出できる現在の回転速度と、目標とすべき回転速度を示す目標速度信号CVとを比較し、その誤差をキャプスタンサーボ信号SCPとしてキャプスタンモータドライバ34に供給する。キャプスタンモータドライバ34は例えば3相駆動信号によりキャプスタンモータ35を駆動し、キャプスタン28を回転させるが、キャプスタンサーボ信号SCPに応じてモータ駆動電圧をコントロールすることで、キャプスタン28はキャプスタン基準速度発生部65から発生させた目標速度信号CVに収束していくように定速回転サーボが実行されることになる。
【0051】
従って、キャプスタン基準速度発生部65から発生させる目標速度信号CVを、通常の記録/再生時のテープ走行速度(1倍速)とすれば、キャプスタン28は1倍速の速度で定速回転され、また目標速度信号CVを、2倍速とすれば、キャプスタン28は2倍速の速度で定速回転される。即ち、キャプスタン基準速度発生部65から発生させる目標速度信号CVを変化させることで、テープ走行速度を可変させることができる。キャプスタン基準速度発生部65で発生させる目標速度信号CVはその時の動作状態に応じてシステムコントローラ31が制御すれば良い。例えば再生時には1倍速、テープ早送り再生時にはx倍速というように可変することができる。
【0052】
再生時においてトラッキング制御を行なう場合は、サーボスイッチ64がオンとされる。そしてタイミングATF処理部61がトラッキング誤差を検出し、その誤差を減算器66でキャプスタン基準速度発生部65で発生させる値から減算することで、目標速度信号CVが生成される。即ちこの場合目標速度信号CVは所定速度(例えば1倍速)を中心としてトラッキング誤差に応じて増減されることになる。従ってテープ走行速度はトラッキング状態に応じて所定速度を中心に加速/減速され、これによってジャストトラッキング状態に収束される。トラッキングが安定している時は、トラッキング誤差はほぼゼロとなるため、テープ走行はほぼ所定速度で継続することになる。
【0053】
タイミングATF処理部61のトラッキング誤差の検出処理としては、タイミング検出パルス生成回路27からのタイミング検出パルスTTPと、スイッチングパルス生成部62で生成されるスイッチングパルスSWPに基づいて行なう。
【0054】
タイミング検出パルス生成回路27は、図1に示したようにヘッダパリティチェック回路21からの、ヘッダパリティチェックが終了したデータからタイミング検出パルスTTPを生成する。
【0055】
ここで、図4を参照しながらトラッキング位相状態計測のための信号であるタイミング検出パルスTTPについて説明する。
【0056】
例えば図4のように或るトラックに対して磁気ヘッドの走査位置が図中TRA として示すライン(タイミング)に相当する位置状態となった際に、回転ドラムの位相位置が基準位置とされるとする。ドラム回転中に基準位相位置となった時点では例えばドラムモータに配されているパルスジェネレータ(PG)からのパルス信号が発生されるように構成されていることで、回転ドラムが基準位相位置となったタイミングTRA を検出できる。その後、磁気ヘッドが磁気テープに当接し、トラックTKA に対する走査を行なっていくと、トラック上の所定の位置PTTP で再生データとしてタイミング検出信号が検出される。このタイミング検出信号とは、データ内の同期信号やアドレスの検出に基づいて予め決められた位置PTTP においてパルスが得られるようにしたものとする。
【0057】
ここで図中▲1▼、▲2▼、▲3▼として、トラックTKA に対するトラッキング位相状態が異なる3種類の走査を示しているが、回転ドラムの基準位相位置(ラインTRA の位置)のタイミングから位置PTTP に達するタイミングまでの期間(トラッキング検出期間)は、▲1▼、▲2▼、▲3▼の走査時にはそれぞれt1,t2,t3として示すように異なる時間となる。
【0058】
トラッキング検出期間としては、磁気ヘッドがトラックTKに対して良好なトラッキング状態、即ち▲1▼のようにトラックTKA のセンターをトレースしていく状態にある時に得られる時間t1が基準値として予め設定されており、従って、トラッキングサーボ制御時に、▲1▼のような走査が行なわれトラッキング検出期間として時間t1が計測された場合は、計測値と基準値は一致する。すなわち、この場合、計測値と基準値の誤差はなく、良好なトラッキング状態が得られているとされることになる。一方、▲2▼又は▲3▼のようなトラッキング位相状態で走査が行なわれた場合、トラッキング検出期間の計測値はt2又はt3となり、基準値と比較して誤差が存在することになる。この場合はその誤差分だけトラッキングずれが生じていることになり、これをテープ走行速度に反映させることで、ジャストトラッキング状態に向かうサーボ制御を実行することができる。
【0059】
このようなタイミングATFサーボを実行するにあたっては、基準値を予め求めておかなければならないが、上述したようにこの基準値とは、ジャストトラッキング状態において回転ドラムの基準位相位置のタイミングからタイミング検出信号が得られるタイミングまでの時間値である。タイミング検出信号は例えばトラック上の所定のアドレスにおける同期信号の検出に基づいて発生されるため、その位置PTTP は各種テープの各トラックにおいて固定のものであるが、実際には各種の記録装置と再生装置での機械的誤差などにより位置ずれが生じることは避けられない。このため、DDS再生装置において或るファイルデータを再生するような場合は、その再生データの読出実行に先立って、そのテープ(そのファイルデータトラック)における基準値を計測しなければならない。
【0060】
この基準値の計測には、トラックに対して各種のトラッキング位相状態での走査を実行させ、その各走査において計測されたトラッキング検出期間から例えば平均値を算出し、これを基準値とするような処理が行なわれる。
例えば図5にそのイメージを示す。図示するようにトラックTKA に対して例えばTJ1〜TJ5のように異なる複数のトラッキング位相状態で走査を実行させ、それらの走査の際に計測された各トラッキング検出期間から平均値を算出すると、ほぼ図中のトラッキング位相状態TJ3近辺のトラッキング位相状態におけるトラッキング検出期間が得られる。これはほぼジャストトラッキング状態でのトラッキング検出期間と考えることができ、従ってこれを基準値とすれば良い。
【0061】
そして本例の場合は、図6に示すように、トラックTKについてR1〜R4という4つのロケーションを考え、各ロケーションR1〜R4内においてタイミング検出信号が得られる位置PTTP1〜PTTP4を設定する。例えばトラック上のデータについての4か所のアドレス及び同期信号によりタイミング検出信号が得られるようにする。
【0062】
そして回転ヘッドドラムの基準位相位置TRから各位置PTTP1〜PTTP4についてのトラッキング検出期間を計測する。
位置PTTP1については、基準位相位置TRの時点から位置PTTP1でタイミング検出信号が得られる時点までの期間tR1の計測値をトラッキング検出期間とする。
位置PTTP2については、基準位相位置TRの時点から位置PTTP2でタイミング検出信号が得られる時点までの期間tR2を計測し、この期間tR2から、標準時間差TLaを減算した値をトラッキング検出期間とする。標準時間差TLaとは位置PTTP1から位置PTTP2までの走査に要する標準的な時間により設定された値とする。
【0063】
位置PTTP3については、基準位相位置TRの時点から位置PTTP3でタイミング検出信号が得られる時点までの期間tR3を計測し、この期間tR3から、標準時間差TLbを減算した値をトラッキング検出期間とする。標準時間差TLbは位置PTTP1から位置PTTP3までの走査に要する標準的な時間である。
位置PTTP4については、基準位相位置TRの時点から位置PTTP4でタイミング検出信号が得られる時点までの期間tR4を計測し、この期間tR4から、標準時間差TLcを減算した値をトラッキング検出期間とする。標準時間差TLcは位置PTTP1から位置PTTP4までの走査に要する標準的な時間である。
【0064】
このように各位置PTTP1〜PTTP4についてのトラッキング検出期間を測定した時に、図7(a)のような理想状況を想定すると、各位置PTTP1〜PTTP4に対応するトラッキング検出期間は同一値となるはずである。
ところが図7(b)(c)のような状況下では、各ロケーションR1〜R4において、それぞれ理想的なトラッキング状態が異なるものとなるため、各位置PTTP1〜PTTP4でのジャストトラッキング状態においてのトラッキング検出期間は異なった値となる。
ここで、各位置PTTP1〜PTTP4の各トラッキング検出期間についての平均値を求めると、その平均値は、各ロケーションR1〜R4において、或る程度同等のトラッキング状態を得ることができる値となる。
【0065】
そこで、このように1トラック内の複数のロケーションでの各トラッキング検出期間を求めていく動作を、例えば図5のように各種のトラッキング位相状態において実行し、トラッキング検出期間のサンプルを集めていく。そして集められたトラッキング検出期間のサンプルの平均を求める。この平均値は、各ロケーションR1〜R4において、或る程度の許容範囲内でのトラッキング状態に応じた値となる。即ちこの平均値を基準値とすれば、例えば図7(b)(c)に実線で示すような走査を行なうことができ、従って適正な再生動作を行なうことができる。
【0066】
即ちタイミング検出パルス生成回路27は、テープ90から読み出されてきたデータについて、位置PTTP1〜PTTP4と設定されたフラグメントアドレスを監視しており、トラックから読み出されるデータのうち、同期信号領域、アドレス/サブコード領域、ヘッダパリティ領域から検出されるデータ、つまりフラグメントのヘッダデータを監視しており、位置PTTP1〜PTTP4に該当するフラグメントアドレスに応じて、その時の同期信号等からタイミング検出パルスTTPを生成する。
【0067】
図8(d)はトラックTKA ,TKB から読み出されるRF信号のイメージを、また、図8(e)はタイミング検出パルス生成回路27が発生するタイミング検出パルスTTPを示す。
この図から分かるように、各トラックの再生走査期間においてトラック上の或る特定位置PTTP1〜PTTP4の再生走査に応じたタイミングでタイミング検出パルスTTPが出力されることがわかる。つまり1トラックの走査につき4波のタイミング検出パルスTTPが出力される。なお、AアジマストラックTKA における位置PTTP1〜PTTP4をAPTTP1〜APTTP4とし、またBアジマストラックTKB における位置PTTP1〜PTTP4をBPTTP1〜BPTTP4としている。
【0068】
一方、図8(a)はドラムFG37から発生されるパルスFGD 、図8(b)はドラムPG36から発生されるパルスPGD の例を示している。
パルスFGD ,パルスPGD のいづれも回転ヘッドドラム50の回転速度に応じた周波数のパルスとなり、またパルスPGD は、回転ヘッドドラム50の特定の回転位相位置に対応して発生されるものとなる。
【0069】
スイッチングパルス生成部62は、パルスFGD ,パルスPGD を用いて図8(c)のスイッチングパルスSWPを生成する。
例えばパルスPGD が検出された次のタイミングとなるパルスFGD の立上りを基準とし、それに所定の遅延時間DLを与えたタイミングが、スイッチングパルスSWPの立下りとなるようにスイッチングパルスSWPを生成する。スイッチングパルスSWPは信号処理についてのAチャンネル(再生ヘッド16A)/Bチャンネル(再生ヘッド16B)の切換基準となる信号となり、図3には示していないが、このスイッチングパルスSWPは、他の各種必要回路系にも供給される。
【0070】
スイッチングパルスSWPが『L』レベルの期間は再生ヘッド16Aからの再生データに関する処理期間となり、この期間においてトラックTKA に対する再生ヘッド16Aによる走査が行なわれ、図8(d)のようにトラックTKA からのデータ読出(RF(A))が行なわれる。一方、スイッチングパルスSWPが『H』レベルの期間は再生ヘッド16Bからの再生データに関する処理期間となり、この期間においてトラックTKB に対する再生ヘッド16Bによる走査が行なわれ、図8(d)のようにトラックTKB からのデータ読出(RF(B))が行なわれる。
【0071】
タイミングATF処理部61では、スイッチングパルスSWPの立下りタイミングをトラックTKA に関するタイミングATF動作の基準となる回転ドラムの基準位相位置とする。つまり図4におけるタイミングTRA とする。
そして、タイミングTRA からタイミング検出パルスTTPが入力されるまでのトラッキング検出期間MTTP(A)を計測する。つまり、回転ドラムの基準位相位置から、ヘッドがトラック上から所定の信号(タイミング検出パルスTTP)を検出するまでの時間を計測することになる。なお、この図8ではトラッキング検出期間MTTP(A)は回転ドラムの基準位相位置のタイミングから位置PTTP1に対応する最初のタイミング検出パルスTTPのタイミングまでとしているが、他の(2番目以降の)タイミング検出パルスTTPについても、回転ドラムの基準位相位置タイミングからの期間を計測し、1番目のタイミング検出パルスTTPとの間の時間差を減算することでトラッキング検出期間MTTP(A)が計測できる。
【0072】
本例においては4つの各タイミング検出パルスTTPを利用して、トラッキングエラーを検出しているが、トラッキングサーボ動作に関しては4つのタイミング検出パルスTTPの利用形態は限定されないものである。
【0073】
トラッキング検出期間MTTP(A)の計測動作にはフリーランニングカウンタ63が用いられる。例えばスイッチングパルスSWPの立下りタイミングTRA でフリーランニングカウンタ63のカウント値をラッチし、またタイミング検出パルスTTPの入力タイミングでフリーランニングカウンタ63のカウント値をラッチする。そして、この2つのカウント値で減算処理する(2番目以降のタイミング検出パルスTTPについては、さらに1番目のタイミング検出パルスTTPとの間の時間差を補正する)ことでトラッキング検出期間MTTP(A)が計測できことでトラッキング検出期間としての計測値が得られる。
そしてこのように求められた計測値を、あらかじめ設定しておいた基準値(トラックTKA 用の基準値)と比較して、誤差分をトラックTKA に関するサーボエラー情報とする。
【0074】
またトラックTKB に関してはスイッチングパルスSWPの立上りタイミングをタイミングATF動作の基準となる回転ドラムの基準位相位置のタイミングTRB とする。
そして、タイミングTRB からタイミング検出パルスTTPが入力されるまでのトラッキング検出期間MTTP(B)を同様にフリーランニングカウンタ63を用いて計測する。
そしてこのように求められたトラッキング検出期間MTTP(B)の計測値を、あらかじめ設定しておいた基準値(トラックTKB 用の基準値)と比較して、誤差分をトラックTKB に関するサーボエラー情報とする。
【0075】
図4においても説明したように、このようにして得られたサーボエラー情報を減算器66に入力し、目標速度信号CVに反映させてキャプスタン28の回転速度を制御することで、良好なトラッキング状態が得られるようにドラム回転速度とテープ走行速度との相対速度が調整される。
【0076】
4.テープパス異常の検出方法
ここで、例えば正常な状態で記録がされている磁気テープ90を再生する際に、テープパスに異常が生じ、回転ドラムヘッド50から磁気テープ90が離れた状態でトラッキングのための計測が行われた場合を考える。
本来は、同一の記録再生装置により記録再生が行われるから、上述したように磁気テープ90の基準位相位置TRの時点からトラック上の4つの位置(ターゲット)までのトラッキング検出期間は理想的な状況下では、ほぼ一致するはずである。
ところが、磁気テープ90が回転ドラムヘッド50から離れた状態で記録が行われると、記録位置がずれたトラックや、正常でない傾斜状態のトラック、つまりトラック曲がりのあるトラックからトラッキング検出期間を計測するのと同じ状況になる。
【0077】
例えば磁気テープ90が回転ドラムヘッド50から平行に浮き上がっている場合のトラックは、図9(a)にトラックTK1として示すように、テープパスが正常時における標準トラックTKと異なる位置に形成されることになる。なお、図9(a)及び次に説明する図9(b)では、トラック上に説明を簡単にするため2つの基準位置TTTP1及びTTTP2が形成されているものとして説明する。
【0078】
従って、標準トラックTKにおける基準位相位置TRから位置TTTP1及びTTTP2までの計測値をtR1及びtR2とすると、トラックTK1における基準位相位置TRから位置TTTP1及びTTTP2までの計測値はtR1a及びtR2aとなり、トラックTK1の計測値は、標準トラックTKの計測値とは異なるものとなる。
【0079】
また、例えば磁気テープ90が回転ドラムヘッド50を斜めに走行している場合のトラックは、図9(b)にトラックTK2として示すように、標準トラックTKと比較して、磁気テープ上に斜めに形成されることになる。
従って、上記同様標準トラックTKにおける位置TTTP1及びTTTP2までの計測値をtR1及びtR2とすると、トラックTK2における基準位相位置TRから位置TTTP1及びTTTP2までの計測値はtR1b及びtR2bとなり、トラックTK2の計測値は、標準トラックTKの計測値と異なるものとなる。
【0080】
このようなテープパス異常は、回転ヘッドドラム50を含めたテープガイド系(図2参照)の精度によって概ね決定され、また、磁気テープ90の走行方向によっても変わってくる。一般的な記録再生装置では、テープパスは記録再生を行う正方向(以下、フォワード方向と表記することもある)の精度が重要になるため、フォワード方向での安定性を高めた設計が行われており、逆方向(以下、リバース方向と表記することもある)では、テープパスがフォワード方向に比べて不安定になりやすい傾向がある。
【0081】
このため、追記記録時にテープパスに異常が発生するトラブルは、リバース方向を走行中に異常となった磁気テープ90が、フォワード方向の走行によって修正される前に記録動作が実行される場合が多い。
例えば磁気テープ90に対してデータの追記記録を行う場合は、磁気テープ90の走行を途中で停止させることなく行うことが望ましいが、ホスト側から送られてくる記録データと、磁気テープ90に対してデータを書き込む書込速度が異なるため、通常、磁気テープ90へのデータの書込は間欠的に行われている。
このため、1回の書込動作によって磁気テープ90に書き込んだデータグループ(いわゆるストリーミングといわれる磁気テープを途中で走行停止させずに記録することができるグループのデータ)の終了位置に続けて、次のデータグループを追記(アペンド)する際にリポジション動作が行われている。
【0082】
つまり、磁気テープ90に記録されているデータグループに対して新たなデータグループの追記を行う場合は、新たなデータグループの記録開始位置(アペンドポイント)までにトラッキングをかけ、この記録開始位置から追記が行えるようにする必要がある。
【0083】
このため、その予備段階として図10に示すようなリポジション動作が実行されている。この場合は、先ずアペンドポイントより先行している記録/再生ヘッドをアペンドポイントより手前の位置に戻すために、一旦、リバース方向へ走行させることになるが、この際に追記記録時のトラッキング制御のため計測を行ったり、アペンドポイントの検出を行うようにする。
なお、先に記録したデータグループ1の終了位置を、例えばメモリ6等に記憶している時はリバース方向への走行時に記録開始位置の検出を行う必要はない。そして、次に記録のためにフォワード方向への走行を開始することになり、フォワード方向への走行を開始してからアペンドポイントまでの期間を助走期間とされ、この期間内にトラッキング制御などが行われることになる。
【0084】
従って、追記記録時にテープパスに異常が発生する場合は、この計測のためのリバース方向への走行時にテープパス異常が生じ、フォワード方向への走行で助走期間で磁気テープ90のテープパスの修正が完了しなかった場合に発生することが多い。
【0085】
そこで、本実施の形態では、記録動作を実行する際に、リポジション動作として磁気テープ90を、一旦、リバース方向に走行させ、助走期間におけるトラッキングの計測を行った際に、この計測値を利用してテープパス異常を検出するようにした。
本例によるテープパス異常の有無の判定処理は、磁気テープ90に先に記録されているデータグループ1が、当該記録再生装置によって形成されたものかどうかによって異なるものとされている。
【0086】
例えば、磁気テープ90に形成されているデータグループ1が本例の記録再生装置により形成されている場合、即ち、例えばテープカセットのイジェクト操作等が行われていない時は、テープパスが正常で有ればリバース方向での計測結果は記録再生装置による機械的誤差などがないため、殆ど変化することがない。
そこで、本例では当該記録再生装置においてテープパスが正常な状態の時のリバース方向の計測結果を予め判定基準値としてメモリ6等に記憶させておくようにした。
【0087】
そして、リポジション動作が実行され、リバース方向への走行時において、助走期間におけるトラッキング制御のための計測が行われた際、この計測値と予め設定されている判定基準値との比較を行うようにする。即ち磁気テープ90の基準位相位置TRの時点から4つの位置(ターゲット)までのトラッキング検出期間の計測を行い、その計測値と判定基準値とを比較するようにした。
そして、その比較の結果が通常の計測誤差を明らかに超えている場合は、テープパス異常と判別して記録動作を一旦中止する。
【0088】
一方、磁気テープ90に先に形成されているデータグループ1が本例の記録再生装置により形成されているかどうかわからない場合、即ち、テープカセットのイジェクト操作等が行われている時は、リバース方向への走行時において計測される計測値が正常に計測されたとしても、トラックの記録位置のずれやトラック曲がりの両方が生じている可能性がある。
【0089】
従って、その場合は上記したように磁気テープ90に形成されているデータグループ1が当該記録再生装置によって形成されている時に比べて、厳密に検出することができないが、磁気テープ90上のトラック位置には、規格上の規定があるので、この規格上の規定から計算される値を予め判定基準値としてメモリ6に記憶させておくようにした。
【0090】
例えば図9(a)に示したように磁気テープ90に形成されているトラックの記録位置にずれがある場合は、基準位相位置TRに一番近い位置TTTP1までの計測値が長くなり、それ以降の例えば位置TTTP1と位置TTTP2の計測値がほぼ基準値と一致することになるため、例えば位置TTTP1までの計測値が設定されている判定基準値より越えている場合にはテープパス異常と判定する。
また、図9(b)に示したように磁気テープ90に形成されているトラックに曲がり等がある場合は、基準位相位置TRから離れている位置TTTP2の計測値が、手前の位置TTTP1の計測値より大きくなるので、その計測値が判定基準値を超えた場合にはテープパス異常と判定すれば良い。
【0091】
なお、通常の使用形態であれば、磁気テープ90に先に記録されているデータグループ1は当該機録装置の自己記録によって行われ、自己記録かどうかわからないケースが発生することは少ないので、その場合におけるテープパス異常と判定する定条件を厳しく設定しておくことで、計測値と判定基準値を比較した結果、テープパス異常と確定することができないような微妙な状態の時でも、記録動作を中止するようにしても良い。
【0092】
本例の記録再生装置によりテープパス異常と判定した後の処理としては、アペンドポイントからの記録動作は一旦中止される。そして、先に説明したようにテープパス異常は、磁気テープ90がリバース方向に走行している際に発生することが多いので、テープパスを正常に戻すため、磁気テープ90をフォワード方向に走行させるようにすることが考えられる。
また、テープパスを初期状態に戻すため、キャプスタンローラ28からピンチローラ29(図2参照)を離すようにしても良い。
そして、その後上記したようなリポジション動作を再び実行してテープパス異常の有無を判定すれば良い。
【0093】
このような本実施の形態の記録再生装置において追記記録を行う場合は、リポジション動作時において、助走期間におけるトラッキング制御のための計測値に基づいて、テープパス異常の検出を行い、テープパス異常があると判定した場合は記録動作を一旦中止し、テープパスを正常に戻すための処理を実行するようにしている。この結果、テープパス異常が発生した時でも、殆ど正常なテープパス状態に戻すことができるため、正常なテープパス状態で確実に記録を行うことができるようになる。
【0094】
なお、本実施の形態のようにしてテープパス異常と判別された場合は、テープパスを正常な状態に戻すための処理動作が実行されまで追記記録が中止されるので、その待機時間が長くなる恐れがあるので、その場合はテープパス異常の検出の信頼性と待機時間の兼ね合いより判定基準値を設定すれば良い。
【0095】
以下、上記したような追記記録動作を実現するためのシステムコントローラにおける処理動作を図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、システムコントローラ31はステップS101において、磁気テープ90に先に記録されているデータグループが当該記録再生装置により自己記録されたものかどうかの判別を行い、自己記録されたもの判別した場合は、ステップS102に進む。ステップS102では、助走期間におけるトラッキング制御のための計測値と、例えば予め設定されている判定基準値との比較を行い、ステップS103において計測値が正常範囲内であれば、ステップS104に進んで記録動作処理を実行するようにされる。
また、ステップS103において計測値が正常範囲内でないと判別した場合は、ステップS105に進んで記録動作を一旦中止して、テープパス異常を修正するための処理を実行する。
【0096】
一方、ステップS101において、磁気テープ90に先に記録されたデータグループ1が当該記録再生装置により記録されたものでないと判別した場合は、ステップS106に進み、ステップS106では助走期間におけるトラッキング制御のために計測した計測値と、磁気テープ90の規格から規定される値との比較を行い、ステップS107において計測値が規定範囲内かどうかの判別を行う。そして、ステップS107において規定範囲内と判別した場合は、ステップS108に進んで、記録動作を実行し、規定範囲内でなければステップS109に進んで記録動作を一旦中止して、テープパス異常を修正するための処理を実行すれば良い。
【0097】
なお、本例のDDS記録際装置では、DDS,DDS−2で採用されているトラッキングサーボ方式であっても、タイミングATFによりトラッキングをかけることが可能であるため、本例のDDS記録再生装置はトラック精度の厳しい狭トラックフォーマットであるDDS−4でより有効であるが、DDS,DDS−2,DDS−3でも効果があうことは言うまでもない。
また、デジタル方式のヘリカルスキャンフォーマットであれば、トラック内を幾つかのブロックに分割し、それぞれのブロック先頭に同期信号を入れて記録することは可能であるため、それらの同期信号をタイミング検出パルスとして用いれば、別のトラッキング方式であっても本発明を適用することは可能である。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の記録再生装置では、テープ状記録媒体に記録されている記録データに対して追記記録を行う際は、テープ状記録媒体をリバース方向に再生してテープ状記録媒体に記録されている記録データのATFトラッキング制御のための計測値を、テープパス異常を検出するための判定基準値と比較することで、従来記録ヘッド位置の精度を保つことや、テープ走行モードの制限することで間接的にしか防止することしかできなかったテープパス異常を検出することができる。この結果、テープパス異常により、記録時に発生する異常記録によるエラーの確率を大幅に低減することができ、記録動作の信頼性を向上させることができるようになる。
【0099】
また、判定基準値を、例えばテープ状記録媒体に記録されているトラックが、当該記録再生装置により記録されている場合は当該記録再生装置においてテープパスが正常状態の時に計測した計測値を用いるようにし、また当該記録再生装置により記録されたかどうかわからない場合は、テープ状記録媒体の規格から設定した値とすることでテープパス異常をより効果的に防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック図である。
【図2】実施の形態の記録再生装置の回転ヘッドドラムの説明図である。
【図3】実施の形態の記録再生装置のキャプスタンサーボ系のブロック図である。
【図4】タイミングATF動作の説明図である。
【図5】タイミングATFのための基準値設定動作の説明図である。
【図6】タイミングATF時のロケーション設定の説明図である。
【図7】各種のトラックと走査軌跡の関係の説明図である。
【図8】記録再生装置のキャプスタンサーボ系の動作の説明図である。
【図9】テープパス異常によって形成されるトラックの説明図である。
【図10】記録動作時におけるテープ走行状態の説明図である。
【図11】実施の形態の追記記録を実現するためのシステムコントローラの処理動作を示したフローチャートである。
【図12】DDS−4方式のテープ上に形成されるトラックの説明図である。
【図13】トラックフォーマットの説明図である。
【図14】トラックフォーマットのアドレス/サブコード領域のデータ構造の説明図である。
【図15】ヘリカルスキャン方式のトラックの説明図である。
【符号の説明】
1 インターフェース部、2 インデックス付加回路、3 C3エンコーダ、4 C2エンコーダ、5 C1エンコーダ、6 メモリ、7 サブコード付加回路、8 サブコード発生部、9 ヘッダパリティ付加回路、10 8/10変調回路、11 同期信号付加回路、12 マージン付加回路、13 記録アンプ、14,17 ロータリートランス、15,15A,15B 記録ヘッド、16,16A,16B 再生ヘッド、18 再生アンプ、19 同期信号検出回路、20 10/8復調回路、21 ヘッダパリティチェック回路、22 サブコード分離回路、23 C1デコーダ、24 C2デコーダ、25 C3デコーダ、26 インデックス分離回路、27 タイミング検出パルス生成回路、28 キャプスタン、29 ピンチローラ、30 サーボ回路、31 システムコントローラ、32 ドラムモータドライバ、33 ドラムモータ、34 キャプスタンモータドライバ、35 キャプスタンモータ、36 ドラムPG、37 ドラムFG、38,39,41 アンプ、40 キャプスタンFG、50 回転ヘッドドラム、61 タイミングATF処理部、62 スイッチングパルス生成部、63フリーランニングカウンタ、64 サーボスイッチ、65 キャプスタン基準速度発生部、66 減算器、67 速度サーボ信号生成部、

Claims (3)

  1. 回転ドラムに配されたヘッドにより、テープ状記録媒体において傾斜トラックとして記録されているデータの再生を行なう際に、回転ドラムが1回転周期内の基準位相位置となる時点から前記ヘッドがトラック上の所定位置に対応してタイミング検出信号が得られる時点までとなるトラッキング検出期間を計測し、このトラッキング検出期間の計測値を、設定されたトラッキング検出期間の基準値と比較することで、テープ状記録媒体の走行速度と回転ドラムの回転速度との相対速度に対するサーボ制御信号を生成してトラッキングサーボを行なうように構成された記録再生装置において、
    前記テープ状記録媒体に記録されているトラックに対して追記記録を行うために、前記テープ状記録媒体をリバース方向に再生して前記テープ状記録媒体に記録されているトラックのトラッキング検出期間の計測を行う際に、
    その計測値をテープパス異常を判定するための所定の判定基準値と比較して前記テープ状記録媒体のテープパス異常を判定するテープパス異常判定手段を備えたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記判定基準値は、当該記録再生装置においてテープパスが正常状態の時に計測した計測値を用いるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記判定基準値は、テープ状記録媒体の規格から設定した値とすることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
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