JP2621434B2 - ディジタルテープレコーダ - Google Patents

ディジタルテープレコーダ

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JP2621434B2 JP27547888A JP27547888A JP2621434B2 JP 2621434 B2 JP2621434 B2 JP 2621434B2 JP 27547888 A JP27547888 A JP 27547888A JP 27547888 A JP27547888 A JP 27547888A JP 2621434 B2 JP2621434 B2 JP 2621434B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明ディジタルテープレコーダを以下の項目に従っ
て説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第5図] a.構成[第1図] a−1.テープ走行系 a−1−a.テープ走行機構 a−1−b.制御部 a−2.信号処理回路 a−2−a.記録モード時 a−2−b.再生モード時 b.サブコード処理[第2図乃至第5図] b−1.トラックフォーマット[第2図] b−2.ブロックフォーマット[第3図] b−2−a.メインデータエリア[第3図(A)] b−2−b.サブコードエリア[第3図(B)] b−3.再生時におけるエラー除去[第4図、第5図] bー3−a.動作[第5図] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なディジタルテープレコーダに関する。
詳しくは、磁気テープ上に記録されたサブコード信号を
時系列的に読み取り、このデータの一致回数を計数して
所定の基準値との比較を行った後当該データを採用する
か否かを決定する判断手段を備えたディジタルテープレ
コーダにおいて、データの検索方向から期待されるデー
タの予測値と実際に読み取られたデータとの比較結果に
応じてサブコード読み取りに関するチェック機能強化の
度合を異ならしめて信頼性の高いデータを得ることがで
きるようにしたものである。
(B.発明の概要) 本発明ディジタルテープレコーダは、磁気テープ上に
記録されたサブコード信号の読み取りを行なう信号読取
手段を有し、該信号読取手段により時系列的に読出され
るデーターの一致回数を計数し、この回数と所定の基準
値との比較結果に応じてデータの採否を判断する判断手
段を備えたディジタルテープレコーダにおいて、データ
の検索方向に応じて、検索されるデータに関する予測値
を設定する予測値設定手段と、検索の結果実際に読み取
られたデータと予測値との比較結果から上記したデータ
の一致回数に関する比較基準値を可変させる基準値設定
手段とを設け、データの検索方向から予測されるデータ
予測値と実際に読み取られたデータとの比較結果に応じ
てサブコード信号の読み取りに関してのデータの採否判
断上の基準値を異ならしめてチェック機能の厳重度に軽
重をつけ、エラー除去の適正化とデータ読み取りの確実
性を期することができるようにしたものである。
(C.従来技術) 音声情報をデイジタル化して磁気テープ上に記録し、
又は記録された信号を再生する所謂DAT(ディジタルオ
ーディオテープレコーダ)においては、記録主体である
オーディオ信号以外に、補助的機能をもったサブコード
と呼ばれる種々の信号が記録されるようになっている。
このようなサブコード信号のうちの最も重要なものの
1つに、スタートIDと呼ばれる曲の頭出し信号があり、
通常ソフトテープとして供給されるプリレコーデッドテ
ープの場合はその製作時に記録され、また、ユーザーが
プリレコーデッドテープでないカセットテープに曲を記
録するような場合にはこのスタートIDが曲の頭の部分に
9秒間記録されるようになっている。
ところで、高速サーチ(再生時のテープ送り速度の約
200倍速でのサーチ)等の高速モード時に上記したスタ
ートIDが記録された場所のプログラム番号(曲番)を判
別してディスプレイ等の表示部に表示させようとする
と、プログラム番号等を示す信号が書かれたサブコード
エリアに対しては、音楽データやそのパリティが記録さ
れるメインデータエリア(或いはPCMデータエリアと呼
ばれる。)のようにC1、C2符号による二重化リード・ソ
ロモン符号を用いた誤り訂正機能が弱い(サブコードID
パリティやサブコードデータにおける2ブロック完結型
C1リードソロモン符号による誤り検出のみ。)ため、生
データそのままではエラーの発生が多く、これを表示用
に用いたのでは使用に耐えない。
そこで、通常は読み取られたデータが、所定回数、例
えば、3回継続した場合には、そのデータの一致を検出
して、このデータ値を表示上有効なプログラム番号デー
タとして採用することがなされている。
(D.発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したような方法ではデータの一致
回数に関する判断の基準回数が常に一定とされており、
しかも、この基準回数は200倍速時における読み出し不
能トラック数(又は期間)との兼ね合いから必要かつ最
少限の一致回数(通常2〜3回程度)とされているの
で、種々条件、例えば、テープの傷とか、テープのヘッ
ドとの接触状態、或いは温湿度変化等によってサブコー
ド読み取り時のエラー発生率が高くなった状況で全く同
じ内容をもつエラー信号が連続して発生するとデータが
一致したと判断され、誤ったデータを正しいと誤認して
採用してしまうという問題がある。
前記したスタートID及びプログラム番号IDを例にする
と、真のプログラム番号が3番であるのにもかかわら
ず、誤ったデータ2が3回以上連続して2、2、2、3
3、・・・という具合に読み出されると、この誤った曲
番「2」が表示されてしまうことになったり、或いは表
示上のちらつきの原因になったりする。
そこで、データの一致回数に関する判断基準回数を増
やすことも考えられるが、200倍速サーチ時のようにサ
ーチスピードが速いと読み出し不能なトラック数が多く
なり、従って、読み取るデータ数も少ないのでデータと
して採用されなくなってしまったり、あるいは表示上の
タイミングの遅れ等も発生する惧れがある。
(E.課題を解決するための手段) ところで、ソフトテープの場合にはプログラム番号は
テープの始まりから順番に付されていると考えて差しつ
かえなく、また、プリレコーデッドテープでない場合で
もユーザーが同様にプログラム番号を順番に付して使用
する場合が多い。このような場合にはデータの検索方
向、即ち、FF(早送り)方向のサーチにおいては現在の
プログラム番号から番号が増加する方法であると予測で
き、また逆にREW(巻き戻し)方向のサーチ時にはプロ
グラム番号が減少するものと予測しても的外れな結果と
なることは少ないものと考えられる。
そこで、本発明は、このような点に鑑み、前記した課
題を解決するために、磁気テープ上に記録されたサブコ
ード信号を時系列的に読み取り、このデータの一致回数
を計数して所定の基準値との比較を行なった後当該デー
タを採用するか否かを決定する判断手段を備えたディジ
タルテープレコーダにおいて、データの検索方向に応じ
て、検索されるデータに関する予測値を設定する予測値
設定手段と、検索の結果実際に読み取られたデータと予
測値との比較結果から上記したデータの一致回数に関す
る比較基準値を可変させる基準値設定手段とを設けたも
のである。
従って、本発明によれば、データの検索方向から予測
されるデータの予測値と実際に読み取られたデータとを
比較して、この比較結果からデータに対するチェック機
能の度合が異なるようにしているので確かなデータを得
ることができ、しかも読み取りに際しての遅れが生じた
りすることもない。
(F.実施例)[第1図乃至第5図] 以下に、本発明のディジタルテープレコーダを回転ヘ
ッドを用いた所謂R−DATに適用した場合の実施例に従
って説明する。尚、サブコードとしては前述したスター
トID及びプログラム番号IDを採り上げることにする。
(a.構成)[第1図] 1はDATの回路ブロックの概要を示しており、その要
部がテープ走行系の駆動機構及び回路2と音声信号やサ
ブコード信号等の信号処理を行なう信号処理回路3から
なる。
(a−1.テープ走行系) テープ走行系は磁気テープのテープパスを規定した
り、信号の記録又は再生等に際してのテープ走行速度を
制御するテープ走行機構4と、該テープ走行機構4の各
部の動作状態に応じてモード別にサーボ制御等を行なう
制御部5から構成されている。
(a−1−a.テープ走行機構) 6は磁気テープであり、テープカセット7内のリール
ハブ8、8′にその両端が固定されると共にリールハブ
8、8′に巻装された状態でテープカセット7内に収納
されている。
9、9′はリール台であり、テープカセット7のDAT
機への装着時には該リール台9、9′の各々の係合部が
テープカセット7のリールハブ8、8′に各々係合され
る。そして、リール台9、9′の反係合部側の面にはFG
用の反射板が設けられており、反射率の異なる部分がリ
ール台の円板部の周方向に沿って交互に形成されてい
る。尚、リール台9、9′のうちの一方9が供給側のリ
ール台、所謂Sリール台であり、他方9′が巻き取り側
のリール台、つまり、Tリール台とされる。
10、10′は光センサであり、上記リール台9、9′の
反射板に各々対向した位置に設けられている。そして、
この光センサ10、10′によりリール台9、9′の回転速
度に応じた周波数信号が発生され、このリール台9、
9′の各々に関するFG信号が後述する制御部5のリール
マイコンに送出されるようになっている。
また、テープカセット7のローディング時には上記し
たようにテープカセット7のリールハブ8、8′がリー
ル台9、9′に係合すると共に、テープカセット7の前
面を閉塞している蓋体が開かれて露出した磁気テープ6
がガイドローラや傾斜ポスト等によって機内に引き出さ
れ、これらのローラーや各種ポスト11、11、・・・によ
りテープパスが規定されるようになっている。
12は2つの磁気ヘッド12a、12aを有する回転ヘッドド
ラムであり上記したテープパスにより磁気テープ6の当
該ヘッドドラム12に対する巻付角が90゜の、所謂90゜ラ
ップテープパスとされている。そして、回転ヘッドドラ
ム12の回転速度に関する情報はサーボ制御用に設けられ
たセンサ13によって検出されて後述する制御部5のメカ
マイコンに送出されるようになっている。
14はキャプスタンモータであり、磁気テープ6はキャ
プスタンモータ14によって回転されるキャプスタン軸14
aとピンチローラ15との間に挟まれた状態で走行される
ようになっている。そして、キャプスタンモータ14の回
転方向に関する情報はやはりサーボ制御用に設けられた
センサ16により検出され、制御部5のメカマイコンに送
出される。
(a−1−b.制御部) 17はメカマイコンであり、センサ13から信号を受け
て、これをディジタル的に処理してドラムサーボ回路18
を介して回転ヘッドドラム12にフィードバックする所謂
ディジタルサーボの制御を行なったり、同様にセンサ16
からの信号を基にキャプスタンサーボ回路19に制御信号
を送出してテープの送り速度の制御を行なうために設け
られている。また、メカマイコン17はこの他にテープカ
セット7に関する情報(トラック幅検出、ソフトテープ
検出等)を得たり、テープトップやエンドの検出や、カ
セットローディング時における図示しないカセットテー
ブルの移動などテープ走行機構4の主要な部分に関する
駆動メカニズムの制御を司っている。そして、メカマイ
コン17はアドレスバス20、データバス21を介してDAT1の
システム全般の制御を司るメインマイコン22との情報の
やりとりを行なうことができるようになっている。
23はリールマイコンであり、光センサ10、10′からの
リール台9、9′の回転速度に関する信号やメカマイコ
ン17からのキャプスタンモータ14の回転方向に関する信
号が入力され、これらの信号やメカマイコン17若しくは
メインマイコン22からの制御信号に応じて現在のテープ
速度やリールトルクに関する信号を出力し、リールサー
ボ用の信号としたり、あるいはテープ走行量やテープ残
量時間等を算出したり、リール台の回転制御上に種々な
役割を担っている。
そして、リールマイコン23において光センサ10、10′
からの信号をもとに得られたテープ速度情報は所定のア
ドレス指定によりテータバス21を介してメインマイコン
22に送られる。
24はリールサーボ回路であり、リールマイコン23から
のテープ速度に関するエラー信号やリールトルクに関す
る信号を受けてFF/REW時のリール台9、9′のテープ速
度やトルク制御を行なったり、テンションセンサ25から
のテープテンションの強弱に関する信号に応じてSリー
ル9又はTリール9′の制御を行なうために設けらてい
る。
(a−2.信号処理回路) 次に、信号処理回路3の説明に移るが、説明の順序と
しては先ず記録モード時における信号処理の流れを説明
した後再生モード時の信号処理の流れを説明することに
する。
(a−2−a.記録モード時) 26はオーディオ入力端子であり、該オーディオ入力端
子26から入力されたアナログ信号は図示しないローパス
フィルタを介してA/D変換器27によりディジタル信号に
変換される。
28はECC(誤り訂正符号処理)用LSIであり、誤り訂正
回路やA/Dインターフェース等を有している。そして、
上記したA/D変換器27からのディジタル化されたデータ
は先ずこのA/Dインターフェースとデータバス29を介し
てRAM3に書き込まれ、その後ECC用LSI28の誤り訂正符号
発生回路に当該データが読み出されて、このデータに関
する誤り訂正用パリティが生成され、このパリティもRA
M30に書き込まれる。
31はディジタル信号処理LSIであり、8−10変換用の
変復調回路やATF信号処理回路、サブコード関係のイン
ターフェース回路等を有すると共に、上記したRAM30へ
のデータの書き込みに際してインターリーブをかけアド
レスコントロール信号発生回路を有している。そして、
この回路においてPCM信号に所定の同期信号、アドレス
信号、サブコード信号等が付加される。尚、これらのEC
C用LSI28及びディジタル信号処理LSI31はメインマイコ
ン22により制御されるようになっている。
32は記録再生回路であり、ディジタル信号処理LSI31
において変調された信号は記録アンプ及び回転ヘッドド
ラム12の図示しないロータリートランスを介して磁気ヘ
ッド12a、12aに送られる。そして、この時メカマイコン
17からドラムサーボ回路18に送出される制御信号により
回転ヘッドドラム12の回転数が所定の値に制御され、ま
た、キャプスタンサーボ回路19により一定のテープ送り
動作が行なわれる。
(a−2−b.再生モード時) 再生時には磁気ヘッド12a、12aが記録トラック上を正
確にトレースすることが必要であり、このためにATFサ
ーボ回路33が設けられている。即ち、このATFサーボ回
路33に記録再生回路32の再生アンプからの再生信号が入
力されると、ATFサーボ回路33はパイロット信号をもと
にトラッキングエラー信号を作り出してギャップスタン
サーボ回路19にフィードバックするので、磁気ヘッド12
a、12aが記録トラックを正しくトレースするようにな
る。
ATFサーボによって正確に読み出された信号は図示し
ないコンパレータによりディジタル化された後ディジタ
ル信号処理LSI31の復調部において8ビットデータ戻さ
れRAM30に書き込まれる。そして、RAM30に書き込まれた
データはECC用LSI28の誤り検出及び訂正回路のチェック
を受けて、その結果は再びRAM30に書き込まれる。
その後データはインターリーブを解かれると共に平均
値補間がなされ、PCMデータはECC用LSI28のD/Aインター
フェースを介してD/A変換器34に送られてアナログ信号
に変換され、図示しないローパスフィルタを介してオー
ディオ出力端子35に出力されることになる。
また、PCMデータの付加情報として読み出されたサブ
コード信号は誤り検出がなされ、誤りのない正しいデー
タであると判断された場合には正規のデータとして採用
される。例えば、スタートIDが記録されたテープを再生
している時に入力部36の一部をなす曲の自動頭出し釦等
を押圧したような場合には、メインマイコン22がこれを
受けて高速サーチモードを現出させて曲の前(又は後)
のスタートIDを捜し出して、その場所のプログラム番号
IDを読み出し、読み出されたデータが誤りのないもので
あると判断すると、これがメインマイコン22から表示部
37に送られてディスプレイ上に表示されることになる。
(B.サブコード処理)[第2図乃至第5図] 次に、DAT1の多様な機能を実現するサブコード信号処
理について説明する。
(B−1.トラックフォーマット)[第2図] 第2図は磁気テープ6上の記録トラック38におけるエ
リア分割を示しており、磁気ヘッド12a、12aの走査方向
に沿ってサブコードエリア39、ATFエリア40、メインデ
ータエリア(或いはPCMデータエリア)41、ATFエリア4
0′、サブコードエリア39′の順にこれらの信号領域が
配置されている。
そして、サブコード信号はこのサブコードエリア39、
39′とメインデータエリア41のメインID部に記録される
ようになっており、前者はPCMデータの記録後も所謂ア
フレコにより書き直しが可能な領域であり、後者はPCM
データの再生に不可欠なデータが記録され、アフレコに
よる書換が不可能な領域である。
(b−2.ブロックフォーマット)[第3図] 次に上述したメインデーダエリア41及びサブコードエ
リア39、39′のブロックフォーマットについて説明す
る。
(b−2−a.メインデータエリア)[第3図(A)] 第3図(A)はメインデータエリアのブロックフォー
マットを示しており、1ブロックは288ビット構成とさ
れ、8ビットの同期信号と、W1、W2の2つのメインID信
号(8ビット×2)とそのパリティ(8ビット)と、こ
れに続くP、Qパリティを含む32シンボルのメインデー
タとから構成されており、サブコード信号はメインIDの
W1、及びメインデータの空き領域に記録することができ
るようになっている。
そして、偶数番地ブロック中のW1には4ビットのフォ
ーマットIDやID1〜7のID信号がサブコード用に割り当
てられており、この領域にはメインデータの再生に必要
不可欠のデータ、例えば、標本化周波数や量子化規則、
トラックピッチ等に関する信号が記録される。
また、奇数番地ブロックのW1中の8ビットはオプショ
ナルコードと呼ばれ、サーチコードとオーグジャリコー
ドに分けられ、サーチコードにはプログラム番号や絶対
時間等が記録され、オーグジャリコードは各種のアイテ
ム(項目)、例えば、プログラム番号やプログラム時間
等の設定を行なうことができるようになっており、アイ
テムコードの設定により各種情報を記録することができ
る。
(b−2−b.サブコードエリア)[第3図(B)] 第3図(B)はサブコードエリアのブロックフォーマ
ットを示す図であり、該サブコードエリアもメインデー
タエリアと略同じブロック構成をなしている。即ち、1
ブロック288ビット構成とされ、8ビットの同期信号に
続く32ビットはサブコードID(SW1、SW2)及びそのチェ
ック用パリティ(8ビット)とされ、あとの残り32シン
ボルはサブコードデータ及びパリティ用に使用される。
そして、サブコードIDのうちのコントロールIDはSW1
における上位1バイトを占めており、そのうち1ビット
がスタートIDに用いられる。尚、このスタートIDは高速
サーチの主役となるもので、高速サーチ時、特にREW方
向へのサーチ時に回転ヘッドシステム12の回転数が遅
く、信号の読み出し不能時間が長くなることを考慮し
て、スタートIDの記録時間をこの時間に比して充分長い
時間(9秒間)曲の頭の部分に記録するようになってい
る。
また、第3図(B)に示すサブコードIDのうちSW
1と、SW2の上位バイトに亘る部分はプログラム番号IDに
使用され、コントロールIDの1ビットに当てられるプラ
イオリティIDが1の場合にはこのプログラム番号IDによ
って示される曲番が前述したメインデータエリアに記録
されている曲番に優先するようになっており、ユーザー
がアフレコによって曲番整理を行なうことができるよう
になっている。
(b−3.再生時におけるエラー除去)[第4図、第5
図] 第4図はサブコード信号の読み出しにおけるエラー除
去動作を説明するために、構成の要部のみを取り出して
示すブロック図である。
42は変復調部であり、該変換復調部42は記録時に8ビ
ット単位で送られてくる信号を8−10変換して記録再生
回路32に送出し、再生時には磁気ヘッド12a、12aにより
読み取られた信号が記録再生回路32を介して送られてく
ると、これを逆変換して元の8ビット信号に戻すために
設けられている。
43はサブコード処理インターフェース部であり、ここ
でメインマイコン22との間でのサブコード信号の受け渡
しが行なわれ、また、該サブコード処理インターフェー
ス部43の要請により図示しないRAMコントロール回路を
介してRAM30にデータの書き込みや読み出しができるよ
うになっている。尚、このサブコード処理インターフェ
ース部43及び変復調部42は前述したディジタル信号処理
LSI31の一部をなしている。
44、45はメインマイコン22内のサブコード信号処理動
作のうち本発明に関係のある動作のみを機能ブロックと
して示すものである。即ち、44は誤り判別部であり、再
生時にサブコード処理インターフェース部43から送られ
てくるデータが果たして正しい値かどうかを判別する動
作に対応している。
45は加算値設定部であり、入力部36の一部をなす曲の
自動頭出し釦等の押圧によりメインマイコン22に入力さ
れるサーチ方向(つまりFF方向かREW方向)に関する指
令信号又はメカマイコン17からのキャプスタンモータ14
の回転方向に関する情報をもとに、現在のプログラム番
号にある値を加えることによって、次のスタートIDが記
録されている場所のプログラム番号に対する予測値とす
るために、当該加算値の設定を行なうようになってい
る。具体的には、例えば、使用するテープがソフトテー
プであって、プログラム番号がテープトップからテープ
エンドに亘って順番に記録してあるであろうと考えられ
るような場合に、磁気テープ6の走行方向がFF方向であ
れば次のプログラム番号は現在のプログラム番号に1を
加えた値であると期待でき、また、逆にREW方向であれ
ば、現在のプログラム番号から1を減じた値であると予
測できる。従って、この場合、加算値は磁気テープ6の
走行方向に応じて「1」または「−1」と設定され、こ
れが誤り判別部44に送られることになる。そして、誤り
判別部44では現在のプログラム番号にこの加算値が加え
られたプログラム番号の予測値と、サブコード処理イン
ターフェース部43から送られてくるプログラム番号とを
比較して、その結果に応じて入力データの一致回数に関
する基準値、つまり、データの一致回数がある値以上が
否かによってそのデータの採否を決める際の基準となる
値を選択する。つまり、予測された結果が得られない場
合、例えば、現在のプログラム番号が「3」であり、読
み取られたデータが「1」や「5」のように測定値「3
±1」に等しくないときには上記した一致回数に関する
基準値を増やしてデータの採用条件を厳しくするように
なっている。
(b−3−a.動作)[第5図] しかして、本発明に係るDAT1のサブコード読み取り時
におけるエラー除去動作は以下のようになされる。
a)「スタート」 先ず、入力部36から曲の自動頭出し信号がメインマイ
コン22に入力されると、高速サーチモードに移行しスタ
ートIDの検索がなされる。尚、この時、読み取られたサ
ブコード信号と前回のデータ一致回数を計数するための
カウンタが初期化され、カウント回数(Nとする。)は
0にクリアされる。
b)「プログラム番号が入力される。」 即ち、スタートIDが捜し出されると、曲番はこのスタ
ートIDが記録されている場所におけるプログラム番号と
解釈され、これがサブコード処理インターフェース部43
を介してメインマイコン22に入力される。
c)「前のプログラム番号と同じか?」 前記ステップb)において入力されたプログラム番号
が前回のデータと同じであるかを問い一致しているばス
テップf)に進み、異なっていればステップd)に進
む。
d)「カウント回数Nを0にする。」 ステップc)において今回の入力データと前回のデー
タとの不一致が明らかになったときにはカウンタをクリ
アしてカウント回数をN=0とし、次のステップe)に
進む。
e)「プログラム番号格納用レジスタを更新する。」 即ち、プログラム番号データを格納するレジスタには
前回のデータが記憶されているので、これを今回入力さ
れたデータに更新した後ステップb)に戻る。
f)「表示中のプログラム番号と同じか?」 ステップc)において今回の入力データが前回のデー
タと同じであると判断された場合にはさらに表示部37に
現在表示中のプログラム番号との比較を行ない、一致し
ていればステップb)に戻り、違っていれば次のステッ
プg)に進む。
g)「カウント回数Nに1を加える。」 即ち、データの一致回数を示すカウンタのカウント回
数に1を加えた後次のステップh)に進む。
h)「テープの走行方向はREW方向か?」 現在のサーチ方向がREW方向か否かを問い、FF方向で
あればステップi)に進み、REW方向であればステップ
j)に進む。
i)「表示中のプログラム番号に対する加算値Lを
『1』とする。」 即ち、前記ステップh)においてFF方向であると判明
した場合には検索対象となるプログラム番号が表示中の
プログラム番号に「1」を加えた曲番に等しいであろう
と予測されるので、加算値設定部45は現在表示中のプロ
グラム番号に加算する値(これをLとする。)を「1」
に設定する。
j)「表示中のプログラム番号に対する加算値Lを『−
1』とする。」 上記ステップi)とは逆に、REW方向であると判断さ
れたときにはプログラム番号が減少する方向にサーチし
ていると期待できるので現在表示中のプログラム番号に
対する加算値Lを「−1」に設定した後次のステップに
進む。
k)「表示中のプログラム番号に加算値Lを加えた番号
に等しいか?」 即ち、入力データが表示中のプログラム番号に加算値
L(「1」又は「−1」)を加えた番号に等しいかどう
かを問い、同じであればステップl)に進み、異なれば
ステップm)に進む。
l)(判断基準回数MをM′回とする。」 前記ステップk)において入力データが表示中のプロ
グラム番号に加算値Lを加えた値に等しいと判断された
場合には、最初に予測した通りの結果、つまり現在のプ
ログラム番号±1の曲番であるという予測が的中したわ
けであり、よってステップの一致回数を示すカウント数
Nの比較基準となる基準回数(これを変数Mで表わ
す。)を所定の値M′(回)に設定した後ステップn)
に進む。
m)「判断基準回数MをM″(>M′)回とする。」 即ち、ステップk)において入力データが表示中のプ
ログラム番号をLに加えた値に等しくないと判断された
場合には最初の予測が裏切られた訳であり、従って、判
断基準回数をM″をM′より大きな値に設定しデータの
一致回数に関する基準を厳しくしてデータとしての確実
性を期するようにする。そして、次のステップn)に進
む。
n)「カウント回数Nは判断基準回数M未満か?」 データの一致回数を示すカウント回数Nと判断基準回
数M(M′又はM″)との比較を行ない、N<Mであれ
ばステップa)に戻り、N≧Mであれば次のステップ
o)に進む。
o)「表示用レジスタにプログラム番号を格納する。」 前記ステップn)において入力データが信頼性の置け
るデータであるとの確証が得られると、このプログラム
番号データを表示用のレジスタに格納し、次のステップ
p)に進む。
p)「更新されたデータを表示する。」 前記ステップo)において表示用レジスタに記憶され
たプログラム番号を示す信号がメインマイコン22から表
示部37に送られ、更新されたプログラム番号が表示され
る。
以上の説明からわかるようにプログラム番号がテープ
の始まりから順番に付されていないテープカセットを使
用するときの方が、ソフトテープ(但し、プライオリテ
ィID=0)を使用する時に比してデータの採用条件が厳
しくなっている。
下表1及び表2はプログラム番号の読み取りに関する
具体例を示したものであり、表中CPNOは読み取られらプ
ログラム番号、DPNOは表示中のプログラム番号、LPNO
前回読み取られたプログラム番号を各々表わしており、
データの一致回数に関する基準回数M′、M″は各々
M′=3(回)、M″=5(回)とされている。また、
表中「a・・・」は以下同じaというデータが連続して
読み取られることを意味し、また「」は更新されたプ
ログラム番号がbであることを示している。そして、
「−」は基準回数が未だ定まっていないことを表わして
いる。
表1はプログラム番号「3」からFF方向にサーチした
ときの例を示しており、この場合、プログラム番号がテ
ープ上に順序良く配置されていたため基準回数M′=3
によりデータの採否が判断されている。
表2はプログラム番号「3」からREW方向にサーチし
たときの例を示しており、この場合検索されたプログラ
ム番号は「1」であり、予期された「2」に反した結果
が得られたため基準回数M″=5によりデータの採否が
判断されている。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように本発明ディ
ジタルテープレコーダは、磁気テープ上に記録されたサ
ブコード信号の読み取りを行なう信号読取手段を有し、
該信号読取手段により時系列的に読出されるデータの一
致回数を計数し、この回数と所定の基準値との比較結果
に応じてデータの採否を判断する判断手段を備えたディ
ジタルテープレコーダにおいて、データの検索方向に応
じて、検索されるデータに関する予測値を設定する予測
値設定手段と、検索の結果実際に読み取られたデータと
予測値との比較結果から上記したデータの一致回数に関
する比較基準値を可変させる基準値設定手段とを設けた
ことを特徴とする。
従って、本発明によれば、データの検索方向から予測
されるデータの予測値と実際に読み取られたデータとを
比較して、この比較結果からデータに対するチェック機
能の度合が異なるようにしているので確かなデータを得
ることができ、しかも読み取りに際しての遅れが生じた
りすることもない。
尚、前記実施例ではソフトテープを使用しているよう
な場合に本発明の効果が発揮されているように説明した
が、これに限らずプリレコーデットテープがないカセッ
トテープにユーザーがテープの始めから順番に曲番を付
するようにしたテープを使用する場合等にも有効であ
り、また、サブコード信号としてスタートID及びプログ
ラム番号IDを採り上げたが、これに限らずシーケンシャ
ルデータとして記録されることのある他のサブコード信
号の読み出しの際に適用することができることは勿論で
ある。そして、本発明ディジタルテープレコーダの技術
的範囲はR−DATに限らずS−DATやサブコード信号をメ
インデータの補助的な機能をもつものとして使用するデ
ィジタルテープレコーダに広く応用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明ディジタルテープレコーダの実施の一例を
示すものであり、第1図はDATの全体の概要を示すブロ
ック図、第2図はトラックフォーマットを概略的に示す
図、第3図はブロックフォーマットを説明するための図
であり、(A)はメインデータエリアのブロックフォー
マットを示し、(B)はサブコードエリアのブロックフ
ォーマットを示しており、第4図は要部のブロック図、
第5図はエラー除去動作を説明するためのフローチャー
ト図である。 符号の説明 1……ディジタルテープレコーダ、 6……磁気テープ、 12a、32、43……信号読取手段、 44……判断手段、 44……基準値設定手段、 44、45……予測値設定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ上に記録されたサブコード信号
    の読み取りを行なう信号読取手段を有し、該信号読取手
    段により時系列的に読出されるデータの一致回数を計数
    し、この回数と所定の基準値との比較結果に応じてデー
    タの採否を判断する判断手段を備えたディジタルテープ
    レコーダにおいて、 データの検索方向に応じて、検索されるデータに関する
    予測値を設定する予測値設定手段と、 検索の結果実際に読み取られたデータと予測値との比較
    結果から上記したデータの一致回数に関する比較基準値
    を可変させる基準値設定手段とを設けた ことを特徴とするディジタルテープレコーダ
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