JP2640044B2 - デジタル信号記録媒体再生装置 - Google Patents

デジタル信号記録媒体再生装置

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JP2640044B2 JP3102800A JP10280091A JP2640044B2 JP 2640044 B2 JP2640044 B2 JP 2640044B2 JP 3102800 A JP3102800 A JP 3102800A JP 10280091 A JP10280091 A JP 10280091A JP 2640044 B2 JP2640044 B2 JP 2640044B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号記録媒体から読み
取られたデジタル信号を復調して得られる情報データを
メモリに一旦記憶した後に、一定タイミングで読み出す
ように成されたデジタル信号記録媒体再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号により音楽情報等の情報デ
ータが記録されている信号記録媒体をピックアップを用
いて読み取って再生を行うデジタル信号記録媒体再生装
置が知られている。前記再生装置は、通常、読み取った
デジタル信号を一旦RAMに書き込んだ後、読み出しク
ロックにより読み出すことにより一定速度で情報データ
を再生出来る様に成されている。この様な再生装置の代
表的なものとしては、CDプレーヤが知られている。
【0003】ところで、CD方式のディスクには、周知
の如く、音楽情報等の情報データの他に再生に伴って1
/75秒の周期で1ブロックが完成されるサブコーディ
ング信号と呼ばれるサブデータが記録されている。前記
サブコーディング信号はP〜Wチャンネルの8チャンネ
ルから構成され、その中のPチャンネルに曲の頭の位置
を示す位置指標情報が含まれているとともに、Qチャン
ネルに信号トラックの始点からの絶対経過時間、曲ごと
の経過時間及び曲番等を示す位置指標情報が含まれてい
る。その為、CDプレーヤは、前記位置指標情報を用い
ることによりサーチ動作を行わせることが出来、指定し
た曲の再生や指定した区間の繰り返し再生等を行うこと
が出来る。
【0004】また、CD方式のディスクには、周知の如
く、CIRCと称される誤り訂正符号が付与されたデジ
タル信号が記録されているし、あるいはサブコーディン
グ信号のQチャンネルにCRCと称される誤り検出符号
が付与されているので、CDプレーヤにおいては、再生
された情報データの誤り検出及び誤り訂正を行うことが
出来るし、あるいは前記Qチャンネルのデータ(Qコー
ド)の誤り検出を行うことが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CDプレー
ヤにおいては、ディスクから読み取られたデジタル信号
を信号処理して情報データを復調する為に信号処理回路
が設けられており、該信号処理回路が前述したCIRC
により情報データの訂正も行うようになされている。そ
して、何らかの理由により正しいデジタル信号が連続し
て入力されず、前記CIRCの訂正能力を超えると、前
記信号処理回路は補間を行い、前後の情報データにより
欠落された情報データを作成するが、その補間が行えな
いほど正しいデジタル信号が入力されない状態が続く
と、新たな情報データが得られるまで、最後の情報デー
タを出力し続けるホールド状態になるように成されてい
る。その為、そのホールド状態の間、情報データをアナ
ログ信号に変換するD/Aコンバータからは、直流信号
が発生され、音切れの状態になるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の点に鑑み
成されたもので、信号記録媒体から読み取られたデジタ
ル信号を信号処理して情報データを復調し、かつ、該情
報データの誤り検出及び誤り訂正を行うとともに、誤り
訂正が出来なかった情報データを出力する際にその旨を
示す訂正不可信号を発生する信号処理回路と、該信号処
理回路から出力される情報データが書き込まれるメモリ
と、前記信号処理回路から発生される訂正不可信号に応
じて前記メモリへの情報データの書き込みの中止及び再
開のタイミングを検出する書き込み中止・再開検出回路
と、該書き込み中止・再開検出回路からの検出出力に応
じて前記メモリへの情報データの書き込みを制御する書
き込みアドレスを発生するとともに、前記メモリからの
情報データの読み出しを制御する読み出しアドレスを一
定速度で発生するメモリ制御回路とを備え、誤り訂正が
出来なかった情報データを前記メモリに書き込まないよ
うにするとともに、訂正不可信号が発生されなくなり、
前記メモリへの情報データの書き込みが再開されたと
き、その情報データを書き込みが中止される以前に前記
メモリに書き込まれた最終の情報データに続けて書き込
むようにしている。
【0007】
【作用】本発明は、信号記録媒体から読み取られたデジ
タル信号を復調して得られる情報データをメモリに一旦
記憶した後に、読み出しクロックにより一定速度で読み
出すようにするとともに、誤り訂正が出来なかった情報
データを前記メモリに書き込まないようにし、かつ正し
い情報データが得られるようになり、前記メモリへの情
報データの書き込みが再開されたとき、その情報データ
を、書き込みが中止される以前の情報データに続けて書
き込むようにして同一の情報データが連続することを防
止している。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すCDプレーヤ
の回路ブロック図であり、このCDプレーヤにおいて
は、CD方式のディスクの定格の線速度より高速(例え
ば2倍)でディスクが回転されるように成されており、
ディスクから高速で信号が読み取られるように成されて
いる。
【0009】同図において、1はCD方式のディスク
(図示せず)に光ビームを投射し、該ディスクの信号面
で反射された光ビームを受光する光検出器を有するピッ
クアップ、2は該ピックアップ1の光検出器から得られ
るRF信号を増幅し、波形整形するRFアンプ、3は該
RFアンプ2を介して得られる前記ピックアップ1の光
検出器からの出力信号により該ピックアップ1の光ビー
ムをディスクの信号面に合焦させるフォーカシング制御
及び前記光ビームを前記信号面の信号トラックに追従さ
せるトラッキング制御を行うとともに、前記光ビームを
ディスクの径方向に送る制御を行うサーボ回路である。
【0010】4はRFアンプ2から発生される出力信号
(シリアルのデジタル信号)の信号処理を行い、情報デ
ータ(オーディオデータ)及び該情報データの誤り検出
・訂正を行う誤り検出・訂正用データ他各種のデータを
復調する信号処理回路であり、復調される情報データの
誤り検出及び誤り訂正を行うとともに、誤り訂正が出来
なかった情報データを出力する際にその旨を示す訂正不
可信号を発生する誤り検出訂正手段5を有している。ま
た、前記信号処理回路4には、情報データを遅延させ、
前記誤り検出訂正手段5により誤り訂正が出来ずに欠落
された情報データをその前後の情報データにより補間す
る補間手段6が設けられており、該補間手段6は補間が
行えないほど誤った情報データが連続すると、新たな正
しいと認められた情報データが得られるまで最後の正し
いと認められた情報データを出力し続けるホールド状態
になるように成されている。
【0011】7は前記信号処理回路4により各種のデー
タを復調する際に行うデジタル信号の並べ替えの為にそ
のデジタル信号を一旦記憶させる第1RAMである。前
記第1RAM7は、前記信号処理回路4によりデジタル
信号の書き込み及び読み出しが制御されており、その書
き込み及び読み出しタイミングは、ディスクの回転速
度、すなわちディスクから信号が読み取られる速度に合
わせて一般のCDプレーヤより高速になされている。
【0012】8はディスクの再生方法、各種サーチ方法
及びピックアップ1のフォーカシング導入方法等、基本
的なプログラムが書き込まれ、様々な基本的な動作制御
を行うとともに、時間表示や操作キーの入力制御を行う
マイクロコンピュータで構成されたシステム制御回路で
ある。また、前記システム制御回路8は、信号処理回路
4により抽出されるサブコーディング信号の中からQチ
ャンネルデータ(Qコード)を検出するQコード検出手
段9を備えるとともに、サーボ回路3にピックアップ1
による読み取り位置をディスクの径方向に変位させるト
ラックジャンプ信号を供給するトラックジャンプ制御手
段10を備えている。
【0013】11は信号処理回路4により復調されたシ
リアルデジタル信号の情報データをパラレルデジタル信
号に変換するシリアル・パラレル変換回路、12は該シ
リアル・パラレル変換回路11から出力される情報デー
タが一旦記憶される第2RAM、13は該第2RAM1
2への情報データの書き込みを制御する書き込みアドレ
スを発生するとともに、前記第2RAM12からの情報
データの読み出しアドレスを発生するRAM管理回路で
ある。
【0014】前記RAM管理回路13は、第2RAM1
2に情報データを書き込むタイミングを信号処理回路4
から情報データが出力されるタイミングに合わせている
とともに、第2RAM12から情報データを読み出すタ
イミングを、ディスクに情報データを記録する際のサン
プリング周波数に合わせており、情報データの書き込み
タイミングが情報データの読み出しタイミングに比べて
高速になるように第2RAM12の書き込み及び読み出
しを制御している。
【0015】14はRAM管理回路13の書き込みアド
レス及び読み出しアドレスを監視し、第2RAM12の
オーバーフローを監視するとともに、誤り検出訂正手段
5からの訂正不可信号及びシステム制御回路8による制
御状態に応じて第2RAM12への情報データの書き込
みの中止及び再開を行うタイミングを検出し、その検出
出力に応じてRAM管理回路13を動作させる書き込み
中止・再開検出回路であり、具体的には第2RAM12
のオーバーフローが検出されたとき、誤り検出訂正手段
5から訂正不可信号が発生されているとき、及びCDプ
レーヤが再生開始される以前やトラックジャンプ中にお
いて、第2RAM12への書き込みを中止する。また、
前記書き込み中止・再開検出回路14は、第2RAM1
2のオーバーフローが検出されたときにその旨を示すオ
ーバーフロー信号をシステム制御回路8に供給し、トラ
ックジャンプ制御手段10からピックアップ1によるデ
ィスクの読み取り位置(トレース位置)を1トラック分
戻させるトラックジャンプ信号を発生させる。また、前
記書き込み中止・再開検出回路14により第2RAM1
2への情報データの書き込みが再開された際には、その
情報データを、書き込みが中止される以前に前記第2R
AM12に書き込まれた最終の情報データに続けて書き
込ませるようにRAM管理回路13は制御される。
【0016】15は第2RAM12への書き込みタイミ
ングと同期してシリアル・パラレル変換回路11から出
力される情報データが書き込まれるシフトレジスタ(図
示せず)と、第2RAM12のオーバーフローが検出さ
れたときに前記シフトレジスタに書き込まれている情報
データをラッチするラッチ回路(図示せず)とを備え、
前記シフトレジスタに書き込まれている情報データと前
記ラッチ回路にラッチされた情報データとが一致してい
るか否かを判定し、第2RAM12への情報データの書
き込みを再開させるタイミングを設定するデータ一致判
定回路15であり、この場合、誤り検出訂正手段5から
訂正不可信号が出力されたときには、シフトレジスタ及
びラッチ回路のそれぞれの情報データの比較を行わない
ようにしている。また、シフトレジスタ及びラッチ回路
の記憶容量の関係から1ブロックの情報データの1部
(各サンプルのオーディオデータの左チャンネル部分の
LSBから8ビット目まで)のみを使用して前記比較を
行っている。
【0017】16は第2RAM12から読み出されるパ
ラレルデジタル信号の情報データをシリアルデジタル信
号に変換するパラレル・シリアル変換回路、17は該パ
ラレル・シリアル変換回路16から出力される情報デー
タをアナログ信号に変換するD/Aコンバータである。
【0018】次に図1の動作に付いて説明する。
【0019】ピックアップ1から投射される光ビームに
よりディスクがトレースされると、ディスクに記録され
た信号は、前記ピックアップ1により読み取られ、RF
信号(高周波信号)としてRFアンプ2に供給される。
前記RF信号は、前記RFアンプ2により増幅され、波
形整形されてデジタル信号として信号処理回路4に供給
される。前記信号処理回路4は、前記デジタル信号を復
調し、該デジタル信号に含まれている種々のデータを抽
出する。ここで、前記信号処理回路4によりデジタル信
号を信号処理する際に、第1RAM7を用いてデータの
並び替えが行われるが、図1において、ディスクは通常
のCDプレーヤにおける定格の線速度より高速で回転さ
れているので、前記信号処理回路4には従来より単位時
間当りに入力されるデジタル信号の量が多く、その為に
第1RAM7の書き込み及び読み出しタイミングは前記
デジタル信号の入力速度に合わせて高速にしてある。
【0020】信号処理回路4により信号処理され、情報
データ(オーディオデータ)が抽出されると、その情報
データは、誤り検出訂正手段5により誤り検出及び誤り
訂正処理が行われるとともに、補間手段6により欠落し
た情報データの補間が行われる。そして、前記信号処理
回路4から出力される情報データは、シリアル・パラレ
ル変換回路11によりシリアルのデジタル信号からパラ
レルのデジタル信号に変換された後、RAM制御回路1
3からの書き込みアドレスに応じて第2RAM12に書
き込まれる。また、前記第2RAM12に書き込まれた
情報データは、前記RAM制御回路13からの読み出し
アドレスに応じて読み出され、その情報データは、パラ
レル・シリアル変換回路16によりパラレルのデジタル
信号からシリアルのデジタル信号に変換される。そし
て、前記パラレル・シリアル変換回路16から出力され
る情報データは、D/Aコンバータ17によりアナログ
信号に変換されるとともに、ステレオの左及び右チャン
ネル成分に分離され、それぞれ後段のオーディオ回路
(図示せず)に供給される。
【0021】ところで、第2RAM12への情報データ
の書き込みタイミングは、信号処理回路4からの情報デ
ータの出力タイミングに合わせて高速にしてあるが、前
記第2RAM12からの情報データの読み出しタイミン
グは、ディスクに情報データを記憶する際のサンプリン
グ周波数で情報データが読み出されるように前記第2R
AM12への書き込みタイミングに比べて低速にしてあ
る。その為、再生が進むと、前記第2RAM12はやが
てオーバーフローになる。
【0022】ここで、前記第2RAM12のオーバーフ
ローは、RAM管理回路13の書き込みアドレス及び読
み込みアドレスを監視することにより書き込み中止・再
開検出回路14で検出され、該書き込み中止・再開検出
回路14からはオーバーフローを示すオーバーフロー信
号がシステム制御回路8に供給される。その為、トラッ
クジャンプ制御手段10からピックアップ1によるディ
スクの読み取り位置を1トラック分戻させるトラックジ
ャンプ信号が発生され、ピックアップ1によるディスク
のトレース位置が1トラック戻されることによりディス
ク上の同一部分が繰り返しトレースされるようになる。
この場合、第2RAM12からは今まで書き込まれた情
報データが順次読み出されるので、情報データはとぎれ
ることなく、連続して再生される。
【0023】また、第2RAM12のオーバーフローが
検出されると、その時点から書き込み中止・再開検出回
路14により第2RAM12への書き込みを中止させる
中止信号が出力され、第2RAM12に情報データが書
き込まれるのが中止されるので、情報データの読み出し
のみが行われ、前記第2RAM12に書き込まれている
情報データの量が減少していく。
【0024】一方、第2RAM12がオーバーフローさ
れた時点のQコードはシステム制御回路8内のメモリ
(図示せず)に記憶されており、ピックアップ1による
ディスクのトレース位置が1トラック戻されると、前記
メモリに記憶されたQコードの検索が行われる。そし
て、検索しているQコードの位置指標情報からピックア
ップ1によるトレース位置がオーバーフローされた時点
のQコードを含むデジタル信号のブロック部分に近づい
たことが検出されると、データ一致判定回路15にシリ
アル・パラレル変換回路11から出力される情報データ
が取り込まれるようになる。
【0025】ここで、前記データ一致判定回路15に
は、第2RAM12のオーバーフローが発生された時点
の情報データが書き込まれており、前記シリアル・パラ
レル変換回路11からの情報データが取り込まれるよう
になると、その情報データがオーバーフロー発生時の情
報データと比較される。そして、前記2つの情報データ
の一致が検出されると、その旨を示す一致信号が書き込
み中止・再開検出回路14に供給され、第2RAM12
への情報データの書き込みが再開される。
【0026】尚、誤り検出訂正手段5から訂正不可信号
が出力された際には、データ一致判定回路15に情報デ
ータを取り込まないようにして誤った情報データとの比
較が行われないようにしている。
【0027】第2RAM12への情報データの書き込み
が再開されると、その再開された情報データは、第2R
AM12内のオーバーフローにより書き込みが中止され
た時点の最終の情報データが格納されたアドレスの次の
アドレスから順次書き込まれ、前記最終の情報データに
続けて書き込まれることになる。そして、第2RAM1
2への書き込みが再開された情報データは、前記最終の
情報データとディスク上において連続するものであるの
で、正しい再生が連続して行われることになる。
【0028】一方、何らかの理由によりデータ一致判定
回路15から一致信号が得られない場合、書き込み中止
・再開検出回路14は、RAM管理回路13の書き込み
アドレス及び読み出しアドレスの一致及びタイミングに
より第2RAM12内の情報データが空になることを検
出しで第2RAM12への書き込みを再開する。この場
合、読み出される情報データが正しくつながらないが、
再生がとぎれないように情報データを第2RAM12内
の最終の情報データに続けて書き込ませ、該最終の情報
データに連続して新たに書き込まれた情報データが読み
出されるようにしている。
【0029】ところで、外部からの衝撃や揺動、あるい
はディスクの傷や汚れ等によりピックアップ1によるデ
ィスクの信号読み取りが正しく行われなくなると、情報
データの誤り訂正が出来ず、誤り検出訂正手段5から訂
正不可信号が発生する。その為、書き込み中止・再開検
出回路14によりRAM管理回路13が制御され、第2
RAM12に情報データが書き込まれるのが中止される
とともに、トラックジャンプ制御手段10によりディス
クのトレース位置を戻すようにピックアップ1をトラッ
クジャンプさせるトラックジャンプ信号が発生され、誤
り訂正が出来ない情報データを含むデジタル信号ブロッ
クの読み取りが行われる直前に読み取られたデジタル信
号ブロックのQコードを検索するべくピックアップ1に
よるディスクのトレース位置が戻される。
【0030】ここで、外部からの衝撃や揺動により誤っ
た情報データが発生した場合は、ピックアップ1により
ディスクの同一部分を再びトレースすることにより誤っ
た情報データを読み直すことが出来、正しい情報データ
を得ることが出来る。その為、データ一致判定回路15
に、誤る直前の情報データと同一の情報データが入力さ
れ、前記データ一致判定回路15により一致信号が発生
されるので、書き込み中止・再開検出回路14から開始
信号が発生され、誤った情報データの直前の情報データ
に連続して読み直された正しい情報データが書き込まれ
るようになる。
【0031】したがって、この場合は、正しい情報デー
タがとぎれることなく、連続して再生することが出来
る。
【0032】一方、ディスクの傷や汚れ等により誤った
情報データが発生した場合は、ピックアップ1によりデ
ィスクの同一部分を再びトレースしても誤った情報デー
タを読み直すことが出来ず、正しい情報データを得るこ
とが出来ない。その為、データ一致判定回路15からは
一致信号が得られず、第2RAM12内の情報データは
消費されていくのみであり、書き込み中止・再開検出回
路14によりやがて第2RAM12内の情報データが空
になることが検出される。その検出が行われると、ディ
スクの同一部分を再びトレースすることを中止し、次の
部分をトレースするべくトラックジャンプ制御手段10
を作動させるとともに、前記書き込み中止・再開検出回
路14から開始信号が発生され、第2RAM12への情
報データの書き込みが再開される。
【0033】ここで、信号処理回路4は、補間手段6に
より所定サンプル数だけ遅延された情報データが出力さ
れており、誤り検出訂正手段5により情報データの誤り
訂正が出来なくなると、前記信号処理回路4からは、そ
の誤り訂正が施こされていない情報データの直前の情報
データまではそのまま出力され、その後はその直前の情
報データと新たに得られる正しい情報データとを補間し
た情報データが出力され、あるいは補間手段6による補
間能力を超えるほど正しい情報データが得られない場合
には誤った情報データの直前の正しい情報データがホー
ルドされる。
【0034】一方、第2RAM12への情報データの書
き込みが再開された際には、シリアル・パラレル変換回
路11から出力される情報データは、第2RAM12内
の最終の情報データが書き込まれたアドレスの次のアド
レスから順次書き込まれるように成されている。その
為、例えば、図2の(イ)に示す如く、破線に示す部分
の信号がディスクの傷や汚れ等により情報データが読み
取れない場合で、その情報データが読み取れない期間a
が補間手段6による補間能力を超えている場合、従来に
おいては、図2の(ロ)に示す如く、情報データが読み
取れなくなってから新たな正しい情報データが得られる
ことにより補間が行われるようになるまでの期間b、情
報データのホールドの為の直流信号が発生することにな
り音声がとぎれることになった。
【0035】しかしながら、図1に示すCDプレーヤに
おいては、情報データかホールドされる部分を第2RA
M12に書き込まれないようにし、かつ第2RAM12
内の最終の情報データに続けて新たな情報データが書き
込まれるようにしているので、図2の(ハ)に示す如
く、図2の(ロ)から直流信号の発生期間bを飛ばした
出力信号が発生されることになり、音声がとぎれないよ
うに成されている。
【0036】尚、図2の(イ),(ロ)及び(ハ)にお
いて、信号波形上の丸印は正しく読み取られた情報デー
タを、バツ印は読み取れない情報データを、三角印は補
間された情報データを示している。
【0037】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、誤り
訂正が出来なかった情報データが信号処理回路から出力
される際にメモリに情報データを書き込むのを中止する
ようにするとともに、信号記録媒体の読み直しを行って
も正しい情報データを得ることが出来ない場合に前記信
号処理回路による補間により情報データが得られるよう
になったことを検出して前記メモリに情報データを書き
込むのを再開するようにしているので、信号記録媒体の
読み直しを行っても正しい情報データを得ることが出来
ない場合において、情報データの欠落により信号処理回
路からホールドされた情報データが出力されることによ
る音切れが防止出来、特に、補間により情報データが得
られれば、その情報データをメモリに書き込むようにし
ているので、信号記録媒体からの読み出し信号に欠落が
生じても信号処理回路の補間能力内であれば、信号の読
み直しの必要がなくなり、信号読み直しの機会の低減を
図ることが出来る。また、本発明に依れば、メモリには
情報データの書き込みが中止される直前に前記メモリに
書き込まれた最終の情報データに続けて補間により得ら
れた情報データを書き込むようにしているので、信号処
理回路により正しい情報データが得られるようになって
その正しい情報データが信号処理回路から出力される以
前に該信号処理回路から出力される補間により得られた
情報データがメモリに書き込まれることになり、該メモ
リに情報データが書き込まれない期間を短縮することが
出来、情報データの繋ぎを円滑にすることが出来るとと
もに、前記メモリに蓄積された情報データの消費の低減
を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】図1の動作説明の為の出力波形図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ 4 信号処理回路 5 誤り検出訂正手段 6 補間手段 8 システム制御回路 9 Qコード検出手段 10 トラックジャンプ制御手段 12 第2RAM 13 RAM管理回路 14 書き込み中止・再開検出回路 15 データ一致判定回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号記録媒体を定格の速度より高速駆動
    してピックアップにより読み取られたデジタル信号を復
    調して得られる情報データを信号記録媒体の高速駆動に
    応じてメモリに高速に書き込んだ後に、定格の速度に合
    わせて前記メモリから情報データが読み出されるように
    成されるとともに、前記メモリ内のデータ量を管理しな
    がら、信号記録媒体の読み直しが行えるように成された
    信号記録媒体再生装置であって、信号記録媒体から読み
    取られたデジタル信号を信号処理して情報データを復調
    し、かつ、該情報データの誤り検出及び誤り訂正を行う
    とともに、誤り訂正が出来なくなると情報データの補間
    を行う信号処理回路記メモリへの情報データの書
    き込みの中止及び再開のタイミングを検出する書き込み
    中止・再開検出回路と、該書き込み中止・再開検出回路
    からの検出出力に応じて前記メモリへの情報データの書
    き込みを管理する書き込みアドレスを発生するととも
    に、前記メモリからの情報データの読み出しを管理する
    読み出しアドレスを一定速度で発生するメモリ管理回路
    とを備え、前記信号処理回路は誤り訂正が出来なかった
    情報データを出力する際にその旨を示す訂正不可信号を
    発生し、前記書き込み中止・再開検出回路はその訂正不
    可信号の発生を検出して前記メモリに情報データを書き
    込むのを中止するようにするとともに、信号記録媒体の
    読み直しを行っても正しい情報データを得ることが出来
    ない場合に前記信号処理回路による補間により情報デー
    タが得られるようになったことを検出して前記メモリに
    情報データを書き込むのを再開するようにし、前記メモ
    リには情報データの書き込みが中止される直前に前記メ
    モリに書き込まれた最終の情報データに続けて補間によ
    り得られた情報データを書き込むようにしたことを特徴
    とするデジタル信号記録媒体再生装置。
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