JP3229774B2 - ディスクプレーヤーの再生制御回路 - Google Patents

ディスクプレーヤーの再生制御回路

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JP3229774B2
JP3229774B2 JP12156395A JP12156395A JP3229774B2 JP 3229774 B2 JP3229774 B2 JP 3229774B2 JP 12156395 A JP12156395 A JP 12156395A JP 12156395 A JP12156395 A JP 12156395A JP 3229774 B2 JP3229774 B2 JP 3229774B2
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号により情
報データが記録されているディスクから読み取ったデジ
タル信号をメモリー回路に書き込むとともに該メモリー
回路に記憶されている信号を読み出して再生動作を行う
ように構成されたディスクプレーヤーの再生制御回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号により音楽等の情報データ
が記録されているディスクより信号を光学式ピックアッ
プを用いて読み出すことによって再生動作を行うディス
クプレーヤーが普及している。斯かるディスクプレーヤ
ーは、一般にディスクより読み出したデジタル信号を一
旦メモリー回路に書き込んだ後、読み出しクロックによ
り読み出すことにより一定速度で情報データを再生する
ように構成されており、斯かるディスクプレーヤーの代
表的なものとして、CDプレーヤーが知られている。
【0003】斯かるCD方式のディスクには、周知のよ
うに音楽情報等の主データ信号の他に再生に伴って1/
75秒の周期で1ブロックが完成されるサブコーディン
グ信号と呼ばれる副データ信号が記録されている。斯か
るサブコーディング信号は、P,Q〜Wチャンネルの8
つのチャンネルから構成され、その中のPチャンネルに
曲の頭の位置を示す位置指標情報が含まれているととも
にQチャンネルに信号トラックの始点からの絶対経過時
間、曲毎の経過時間及び曲番等を示す位置指標情報が含
まれている。そのため、CDプレーヤーは、前記位置指
標情報を用いることによりサーチ動作を行うことが出
来、指定した曲の再生動作や指定した区間のリピート再
生動作を行うことが出来るように構成されている。
【0004】また、CD方式のディスクには、CIRC
と称される誤り訂正符号が付与されたデジタル信号が記
録されているとともにサブコーディング信号のQチャン
ネルにCRCと称されるエラー検出符号が付与されてい
るので、CDプレーヤーにおいては、斯かる信号を利用
して読み出された情報データのエラー訂正動作及びエラ
ー検出動作を行うことが出来る。
【0005】前述したCDプレーヤーの中には、ヘッド
フォンを使用して再生音を聴取するように構成されたポ
ータブル型のものがあるが、斯かるポータブル型のCD
プレーヤーは、携帯して使用されるため、外部より衝撃
を受けることが多い。斯かる衝撃を受けると、ディスク
に記録されている信号を読み取るために光学式ピックア
ップの光ビームを信号トラック上に正しく追従させるト
ラッキング制御動作や信号面に正しく合焦させるフォー
カシング制御動作を行うことが出来ない状態になり、再
生音が途切れるという問題がある。
【0006】斯かる問題を解決する方法として、ディス
クからの信号の読み取り動作を再生速度よりも早く行う
とともに読み取られた信号をメモリー回路に一旦記憶さ
せた後、通常の再生速度に合わせて信号の読み出し動を
行うようにした技術が開発されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した機能が組み込
まれているディスクプレーヤーでは、ディスクの回転速
度を通常の速度よりも高速状態にするように構成されて
いるが、ディスクの回転速度が所定の高速回転状態にな
るまでは、再生信号の出力動作を阻止する所謂ミューテ
ィング動作を行うように構成されている。斯かるディス
クプレーヤーにおいては、再生音の出力動作を速やかに
行うことが要求されるため、ディスクの回転速度が所定
の高速回転状態になったことを検出する必要がある。
【0008】斯かる検出動作を従来では、ディスクを回
転駆動するスピンドルモーターの回転速度を検出するこ
とによって行うようにしていた。しかしながら、前記ス
ピンドルモーターの回転速度が徐々に増大し、その速度
が所定の速度に達してもディスクより読み取られた信号
の中にはエラーがあり、そのエラーを訂正するために
は、ある一定時間必要である。そして、斯かるエラーを
訂正するための時間は、ディスクを駆動する駆動系の電
源電圧に応じて大きく変化する。従って、従来の斯かる
ディスクプレーヤーでは、ミューティングの動作時間を
必要以上に長く設定せざるを得ないという問題がある。
【0009】本発明は、斯かる問題を解決したディスク
プレーヤーの再生制御回路を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の再生制御回路
は、メモリー回路に記憶されているデジタル信号の読み
出し速度よりも高速でディスクからデジタル信号を読み
取る読み取り手段と、該読み取り手段にて読み取られた
信号が入力されるとともにデジタル信号のエラー訂正処
理動作を行い、且つ信号の復調動作がエラーなしの状態
にて行われる状態になったとき判別信号を出力するデジ
タル信号処理回路と、前記メモリー回路内に記憶されて
いるデジタル信号の容量に応じて前記読み取り手段の動
作を制御するとともに再生信号の出力動作を制御するシ
ステム制御回路とより構成されている。
【0011】
【作用】本発明は、ディスクの回転速度の高速状態への
切り換えが行われたとき、デジタル信号処理回路より判
別信号が出力されるまで再生信号の出力動作を阻止する
ようにしたものである。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック回路
図である。同図において、1はCD方式のディスクDを
回転駆動するスピンドルモーター、2はディスクDに光
ビームを投射し、該ディスクDの信号面で反射される光
ビームを受ける光検出器を有するとともに対物レンズ等
が組み込まれている光学式ピックアップであり、ピック
アップ送り用モーター(図示せず)の回転によってディ
スクDの径方向へ移動されるように構成されている。
【0013】3は前記光学式ピックアップ2の光検出器
から得られるRF信号を増幅するとともに波形整形する
RF増幅回路、4は該RF増幅回路3を介して得られる
信号に基づいて前記光学式ピックアップ2の光ビームを
ディスクDの信号面に合焦させるフォーカシング制御動
作及び前記光ビームを前記信号面の信号トラックに追従
させるトラッキング制御動作を行うとともに前記光学式
ピックアップ2全体の送り動作の制御を行うサーボ信号
処理回路である。
【0014】5は前記RF増幅回路3より出力される出
力信号のデジタル信号処理を行うとともに各種信号の復
調動作を行うデジタル信号処理回路、6は該デジタル信
号処理回路5により各種信号の復調を行う際に行われる
データの並べ替えのためのデータを一旦記憶する第1メ
モリー回路、7は再生操作スイッチ等の切換スイッチが
組み込まれている操作スイッチ、8は前記デジタル信号
処理回路5により復調される信号が入力されるとともに
前記操作スイッチ7の操作に応じて種々の動作制御を行
うシステム制御回路である。9は前記スピンドルモータ
ー1の回転動作を制御するモーター制御回路であり、前
記システム制御回路8によって動作が制御されるように
構成されている。
【0015】10は前記デジタル信号処理回路5から出
力されるデジタル信号が書き込まれる第2メモリー回
路、11は前記第2メモリー回路10への信号の書き込
み動作及び該第2メモリー回路10に記憶されている信
号の読み出し動作を制御する信号処理回路、12は前記
信号処理回路11より出力されるデジタル信号が入力さ
れるとともに該信号をアナログ信号に変換するD/Aコ
ンバータ、13は前記D/Aコンバータ12より出力さ
れるアナログ信号が入力される信号再生回路であり、音
楽等のオーディオ信号を出力端子に出力するように構成
されている。14は前記システム制御回路8によって動
作が制御されるとともに前記信号再生回路13からのオ
ーディオ信号の出力動作を制御するミューティング回路
である。
【0016】15は前記ディスクDからの信号の読み取
り速度、前記第1メモリー回路6への信号の書き込み動
作及び読み出し速度を通常の動作に比較して高速にて行
う場合に閉成される選択スイッチ、16は前記デジタル
信号処理回路5に設けられている判別信号出力端子であ
り、該デジタル信号処理回路5によるエラー訂正処理等
の信号復調動作が行われ、エラー無しの状態になるとH
(高い)レベルの判別信号を出力するように構成されて
いる。
【0017】以上の如く構成されたCDプレーヤーにお
いて、前記選択スイッチ15が閉成状態にあるとき、前
記光学式ピックアップ2によりディスクDをトレースす
る速度を通常のCDプレーヤーにおけるディスクDの標
準トレース速度より高速(例えば2倍)にしており、ス
ピンドルモーター1によりディスクDを定格の線速度よ
り高速で回転させるように構成されているとともにディ
スクDのトレース速度に合わせて第1メモリー回路6へ
の信号の書き込み速度及び読み出し速度を高速にしてい
る。また、第2メモリー回路10への信号の書き込み速
度は、前記第1メモリー回路6からの読み出し速度に合
わせて高速にされているが、その読み出し速度は、書き
込み速度より遅い速度である標準の速度になるように構
成されている。そして、前記第2メモリー回路10に書
き込まれる信号は、ディスクDより読み取られた信号の
中の主データ、即ち例えばオーディオデータのみになる
ように構成されている。
【0018】ここで、前記第2メモリー回路10の動作
を制御するべく設けられている信号処理回路11は、該
第2メモリー回路10に記憶されているデジタル信号の
容量が、オーバーフローに近い第1の所定量に達すると
その旨の信号をシステム制御回路8に供給するようにさ
れている。そして、斯かる信号を前記システム制御回路
8が受けると該システム制御回路8より光学式ピックア
ップ2がディスクDの同一信号トラックを繰り返しトレ
ースするべくサーボ信号処理回路4の動作を制御する信
号が出力されるように構成されている。
【0019】また、斯かる動作が行われているとき、信
号処理回路11の働きによって第2メモリー回路10へ
のデジタル信号の書き込み動作が中断し、該第2メモリ
ー回路10からの読み出し動作のみが行われる状態にな
る。そして、前記第2メモリー回路10に記憶されてい
る信号が読み出し動作に伴って少なくなり、該第2メモ
リー回路10に記憶されているデジタル信号の容量が第
2の所定量以下になると信号処理回路11からその旨の
信号がシステム制御回路8に対して供給されるように設
定されている。そして、斯かる信号を前記システム制御
回路8が受けると、該システム制御回路8より光学式ピ
ックアップ2によるディスクDのトレース位置を先に進
めるべくサーボ信号処理回路4の動作を制御する信号が
出力されるように構成されている。
【0020】また、前記システム制御回路8は、前記信
号処理回路11からの検出出力に応じてサーボ信号処理
回路4を制御し、サブコーディング信号のQチャンネル
データのエラーが数回連続して検出されたとき、該信号
処理回路11の働きによりエラーを有していたQチャン
ネルデータを含むデジタル信号部分のオーディオデータ
が第2メモリー回路10に書き込まれないようにすると
ともに光学式ピックアップ2によるディスクDのトレー
ス位置を後退させるように構成されている。
【0021】前記サブコーディング信号のQチャンネル
データのエラーは、該Qチャンネルデータに含まれてい
るCRCのエラー検出符号によって検出することが出来
る。そして、前記Qチャンネルデータにエラーが存在す
る場合は、そのQチャンネルデータの1ブロックが完成
されるまでの1/75秒間に読み取られたデジタル信号
中のオーディオデータにエラーが生じている可能性が大
であると判断出来る。従って、前記Qチャンネルデータ
が数回連続して誤っていれば、その間のデジタル信号中
のオーディオデータが誤っている可能性は非常に高くな
る。尚、CD方式のオーディオデータには、CIRCと
称される誤り訂正処理が施されているので、多少のオー
ディオデータのエラーは訂正することが出来るが、大幅
なオーディオデータの誤りは、訂正することが出来な
い。
【0022】また、前記デジタル信号処理回路5は、光
学式ピックアップ2による信号の読み取りが不能になっ
た場合等に生じるQチャンネルデータ自体が検出出来な
い場合にもその旨を示す信号をシステム制御回路8に供
給し、前記第2メモリー回路10にオーディオデータが
書き込まれないようにするとともにサーボ信号処理回路
4の働きによって光学式ピックアップ2のディスクDの
トレース位置が後退されるように構成されている。
【0023】サーボ信号処理回路4の働きによって光学
式ピックアップ2のディスクDのトレース位置が後退さ
れ、再びデジタル信号が読み取られる状態になると、信
号処理回路11に組み込まれている比較回路(図示せ
ず)によってデジタル信号処理回路5から出力されるオ
ーディオデータと第2メモリー回路10に記憶されてい
るオーディオデータとの比較が行われる。この場合、デ
ジタル信号処理回路5から出力されるオーディオデータ
を順次第2メモリー回路10に記憶されている複数のオ
ーディオデータのそれぞれと書き込まれた順に比較して
いく。
【0024】斯かる比較動作によって数回連続して同一
のオーディオデータが検出されると、信号処理回路11
の制御動作によって同一のオーディオデータ部分の記憶
番地が重なるようにしてデジタル信号処理回路5から出
力されるオーディオデータの第2メモリー回路10への
書き込み動作が再開される。従って、エラーを有してい
たQチャンネルデータを含むデジタル信号部分の信号ト
ラックが再びトレースされ、デジタル信号処理回路5か
ら正しく読み取られたオーディオデータが出力される
と、そのオーディオデータは、Qチャンネルデータのエ
ラーが検出される以前のデジタル信号部分のオーディオ
データに正しく連続するように第2メモリー回路10の
所定番地に書き込まれる。
【0025】ここで、前記第2メモリー回路10として
は、誤って読み取られたデジタル信号を読み直し、その
デジタル信号を信号処理して第2メモリー回路10に書
き込む間に該第2メモリー回路10から読み出すオーデ
ィオデータが無くならない記憶容量を有するものが使用
される。従って、誤って読み取られたデジタル信号がも
う一度読み直されても第2メモリー回路10から読み出
されるオーディオデータが途切れることはない。
【0026】また、選択スイッチ15が開放状態にある
ときには、スピンドルモーター1によるディスクDの回
転駆動動作及びディスクDからの信号の読み取り動作、
そして第1メモリー回路6への信号の書き込み動作及び
読み出し動作は、通常の速度にて行われ、デジタル信号
処理回路5より出力される信号は、D/Aコンバータ1
2に供給されてアナログ信号に変換されるように構成さ
れている。そして、前記デジタル信号処理回路5に設け
られている判別信号出力端子16の出力信号がL(低
い)レベルにある場合には、ミューティング回路14は
動作状態にあり、信号再生回路13からのオーディオ信
号の出力動作を阻止するように構成されている。
【0027】以上の如く、本発明は構成されており、次
に動作について説明する。光学式ピックアップ2から投
射される光ビームによりディスクDに形成されている信
号トラックがトレースされると、ディスクDに記録され
ている信号が前記光学式ピックアップ2によって読み取
られるとともにRF信号(高周波信号)としてRF増幅
回路3に供給される。前記RF信号は、該RF増幅回路
3によって増幅されるとともに波形整形されてデジタル
信号としてデジタル信号処理回路5に印加される。
【0028】前記デジタル信号処理回路5は、RF増幅
回路3より出力されるデジタル信号を復調し、該デジタ
ル信号に含まれている種々のデータ信号を抽出する。斯
かるデジタル信号処理回路5の信号処理動作によってオ
ーディオデータが抽出されるが、斯かるオーディオデー
タはデジタル信号に含まれているエラー訂正データに基
づいてエラー訂正処理が行われる。そして、斯かるエラ
ー訂正処理動作は、第1メモリー回路6を用いたデータ
の並べ替え動作によって行われる。
【0029】前記選択スイッチ15が開放状態にあると
き、即ち通常の再生動作が行われるときには、前記デジ
タル信号処理回路5より出力されるオーディオデータ
は、信号処理回路11を通してD/Aコンバータ12に
印加される。前記D/Aコンバータ12に入力されたデ
ジタル信号は、アナログ信号に変換された後信号再生回
路13に入力される。そして、斯かる状態において、前
記デジタル信号処理回路5に設けられている判別信号出
力端子16の出力信号がHレベルになるとミューティン
グ回路14が不動作状態になり、信号再生回路13より
オーディオ信号が出力される。従って、ディスクDに記
録されている信号の再生聴取動作を行うことが出来る。
【0030】以上のように通常の再生動作は行われる
が、次に選択スイッチ15を閉成させた場合の再生動作
について説明する。前記選択スイッチ15を閉成させる
と、システム制御回路8の働きによってスピンドルモー
ター1を高速回転駆動させるとともにデジタル信号処理
回路5による信号処理動作を高速処理を行う状態にさ
せ、且つ信号処理回路11を第2メモリー回路10に対
する信号処理動作を行う状態にさせる。また、斯かる切
り換え動作が行われると、デジタル信号処理回路5に設
けられている判別信号出力端子16の出力信号がLレベ
ルとなり、その結果ミューティング回路14が動作状態
になる。従って、信号再生回路13より雑音信号等が出
力されることはなく、聴取者に不快感を与えることはな
い。
【0031】斯かる切り換え動作が行われると、前記デ
ジタル信号処理回路5より出力されるオーディオデータ
は、信号処理回路11の制御動作によって第2メモリー
回路10に書き込まれるとともに該第2メモリー回路1
0より読み出されるが、書き込み動作は高速にて行わ
れ、読み出し動作は標準の速度にて行われる。
【0032】前記第2メモリー回路10から読み出され
るオーディオデータは、前記D/Aコンバータ12に印
加されてアナログ信号に変換された後、信号再生回路1
3に入力される。前記第2メモリー回路10への信号の
書き込み動作は、前記デジタル信号処理回路5より出力
される信号の中にエラーが無い場合に行われるため、斯
かる状態は、ディスクDの回転速度が所定の高速状態に
達した状態にあり、判別信号出力端子16にはHレベル
の信号が出力された状態にある。従って、ミューティン
グ回路14は、不動作状態にあり、信号再生回路13よ
りオーディオ信号が出力される。それ故、斯かるオーデ
ィオ信号をオーディオ回路(図示せず)に供給して増幅
すれば、ディスクDに記録されている音楽等の信号を再
生聴取することが出来る。
【0033】前述した動作が行われているとき、デジタ
ル信号処理回路5により抽出されたサブコーディング信
号のQチャンネルデータが、エラー検出回路(図示せ
ず)に供給された状態にある。前記エラー検出回路は、
前記Qチャンネルデータが供給される度にそのQチャン
ネルデータに含まれているCRCをチェックし、該Qチ
ャンネルデータにエラーがあるか否かを検出するととも
に一定期間内に該Qチャンネルデータ自体が検出出来る
か否かを検出する。そして、前記エラー検出回路は、Q
チャンネルデータのエラーをあらかじめ設定された所定
回数検出することにより、又は一定期間内にQチャンネ
ルデータが存在していないことを検出することにより、
ディスクDから読み取られたデジタル信号にエラーがあ
ることを判断する。
【0034】前記エラー検出回路によって読み取られた
デジタル信号にエラーが無いと判断されると、信号処理
回路11及びシステム制御回路8の働きによって第2メ
モリー回路10に記憶されているオーディオデータが第
1の所定量以上か否かを検出する。そして、前記第2メ
モリー回路10に記憶されているオーディオデータが第
1の所定量に達しておらず、該第2メモリー回路10に
オーディオデータを新たに書き込める状態であれば、前
記光学式ピックアップ2によるトレース位置をそのまま
進め、新しいオーディオデータが第2メモリー回路10
に続けて書き込まれる。
【0035】斯かる動作が行われ、前記第2メモリー回
路10に記憶されているオーディオデータが第1の所定
量以上になり、該第2メモリー回路10にオーディオデ
ータを新たに書き込むことが出来ない状態になると、光
学式ピックアップ2によるトレース位置が同一信号トラ
ックのトレース動作を繰り返し行う状態になるとともに
オーディオデータの第2メモリー回路10への書き込み
動作が中断される。斯かる状態において、第2メモリー
回路10に記憶されているオーディオデータの読み出し
動作が行われてその量が第1の所定量より少なくなる
と、該第2メモリー回路10への書き込み動作を行うこ
とが出来る状態になる。
【0036】ところで、読み取られたデジタル信号にエ
ラーがあるとエラー検出回路によって検出されると、次
にシステム制御回路8により第2メモリー回路10に記
憶されているオーディオデータが第2の所定量より少な
いか否かが判断される。そして、前記第2メモリー回路
10に記憶されているオーディオデータが第2の所定量
より少ないと判断されると、読み取られたデジタル信号
にエラーがあってもそのまま光学式ピックアップ2によ
るトレース位置を進め、新しいオーディオデータを第2
メモリー回路10に続けて書き込む。それ故、第2メモ
リー回路10から読み出されるオーディオデータが途切
れることはない。
【0037】一方読み取られたデジタル信号にエラーが
あると検出されたとき、第2メモリー回路10に記憶さ
れているオーディオデータが第2の所定量より多いと判
断されると、エラーを有するQチャンネルデータが含ま
れるデジタル信号中のオーディオデータの第2メモリー
回路10への書き込みを中止させるとともにシステム制
御回路8によるサーボ信号処理回路4の制御動作が行わ
れて光学式ピックアップ2によるトレース位置が後方へ
戻される。従って、エラーを有するQチャンネルデータ
が含まれるデジタル信号の部分が読み直されることにな
る。
【0038】以上の如く、本実施例の第2メモリー回路
10への信号の書き込み動作及び読み出し動作は行われ
るが、次に具体的な状況についての動作について説明す
る。光学式ピックアップ2によるディスクDに記録され
ている信号の読み取り動作が正しく行われ、且つエラー
検出回路が読み取られたデジタル信号の中にエラーが無
いと判断しているときには、正しいオーディオデータが
第2メモリー回路10に書き込まれる。前記第2メモリ
ー回路10への信号の書き込み速度は、記憶された信号
の読み出し速度に対して高速に設定されているので、該
第2メモリー回路10に記憶されるオーディオデータが
次第に増加してくる。
【0039】しかしながら、前記第2メモリー回路10
に記憶されているオーディオデータが第1の所定量以上
になると、光学式ピックアップ2のトレース位置が後退
され、ディスクD上の同一部分のトレースが繰り返して
行われるとともにその部分の信号に対応したオーディオ
データの前記第2メモリー回路10への書き込み動作が
行われなくなるので、該第2メモリー回路10がオーバ
ーフローすることはない。そして、光学式ピックアップ
2によりディスクD上の同一部分が繰り返してトレース
されているときであっても前記第2メモリー回路10か
らのオーディオデータの読み出し動作は続けて行われて
いるので、オーディオデータが途切れることはなく、信
号の再生動作は連続して行われる。
【0040】一方、外部から受ける衝撃や揺動により光
学式ピックアップ2によるディスクD上の信号の読み取
り動作が正しく行われず、エラー検出回路が読み取られ
たデジタル信号にエラーがあると判断したとき、第2メ
モリー回路10に記憶されているオーディオデータが第
2の所定量より多ければ、光学式ピックアップ2のディ
スクD上のトレース位置が後退されて誤ったと判断され
たデジタル信号が読み直される。そして、読み直された
デジタル信号中のオーディオデータが第2メモリー回路
10に記憶されているオーディオデータと正しく連続す
るように書き込まれる。斯かる場合、エラーであると判
断されたデジタル信号が読み直され、そのデジタル信号
中のオーディオデータが第2メモリー回路10に書き込
まれる間該第2メモリー回路10より読み出されるオー
ディオデータが存在するように該第2メモリー回路10
内のオーディオデータの記憶容量は制御される。従っ
て、第2メモリー回路10に記憶されているオーディオ
データに続けて読み直して書き込まれたオーディオデー
タの読み出し動作が行われるので、オーディオデータは
途切れることはなく、信号の再生動作は連続して行われ
ることになる。
【0041】以上の如く、第2メモリー回路10へのデ
ジタル信号の書き込み動作及び読み出し動作は行われる
が、該第2メモリー回路10から読み出されたデジタル
信号であるオーディオデータは、D/Aコンバータ12
に印加されてアナログ信号に変換された後、信号再生回
路13に入力される。従って、ディスクDに記録されて
いる音楽等の信号を標準の速度にて再生聴取することが
出来る。
【0042】選択スイッチ15を閉成させると前述した
動作が行われるため、ディスクDからの信号の読み取り
動作を行う光学式ピックアップ2より照射される光ビー
ムの位置がディスクプレーヤーに加わる衝撃等によって
移動しても該ディスクDに記録されている音楽等を連続
して再生することが出来る。そして、デジタル信号処理
回路5に復調信号処理される信号の中にエラーが無くな
った場合に判別信号を出力する判別信号出力端子16を
設け、該判別信号出力端子16より出力される信号によ
って再生信号の出力動作を制御するように構成したの
で、電源電圧の変動に関係なく、再生信号の出力動作を
可及的すみやかに行うことが出来る。
【0043】
【発明の効果】本発明の再生制御回路は、所定の速度に
てデジタル信号の読み出し動作が行われるメモリー回路
に高速にてデジタル信号の書き込み動作を行うべくディ
スクの回転速度を高速状態に切り換えたとき、ミューテ
ィング回路を動作状態にすることによって再生信号の出
力動作を阻止するとともにデジタル信号処理回路よりエ
ラー無しの判別信号が出力されたとき、前記ミューティ
ング回路を不動作状態にすることによって再生信号を出
力させるようにしたので、即ち高速読み出し動作状態へ
の変更動作が行われた後信号の再生動作が正常に行われ
るまでの間ミューティング回路によって再生信号の出力
動作を阻止するようにしたので、速度変更に伴って発生
する雑音信号の出力を阻止することが出来るだけでな
く、その阻止時間を必要最小限に抑えることが出来る。
従って、本発明によれば、高速読み出し動作状態への変
更動作が行われたとき、再生信号の聴取動作を可及的速
やかに行うことが出来るので、本発明は、ディスクプレ
ーヤーの商品価値を高める効果が非常に大である。
【0044】また、デジタル信号処理回路による復調信
号処理される信号の中にエラーが無くなったことを利用
して再生信号の出力動作を制御するようにしたので、デ
ィスクを回転駆動するスピンドルモーターの回転速度を
検出する方法と比較して、再生信号の出力制御動作を正
確に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生制御回路の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモーター 2 光学式ピックアップ 4 サーボ信号処理回路 5 デジタル信号処理回路 6 第1メモリー回路 8 システム制御回路 10 第2メモリー回路 11 信号処理回路 13 信号再生回路 14 ミューティング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 19/00 - 19/28 G11B 20/10 G11B 20/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号により情報データが記録さ
    れているディスクから読み取ったデジタル信号をメモリ
    ー回路に書き込むとともに該メモリー回路に書き込まれ
    た信号を読み出して再生動作を行うように構成されたデ
    ィスクプレーヤーにおいて、前記メモリー回路に記憶さ
    れているデジタル信号の読み出し速度よりも高速で前記
    ディスクからデジタル信号を読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段にて読み取られた信号が入力されるとと
    もにデジタル信号のエラー訂正処理動作を行い、且つ信
    号の復調動作がエラー無しの状態にて行われる状態にな
    ったとき判別信号を出力するデジタル信号処理回路と、
    前記メモリー回路内に記憶されているデジタル信号の容
    量に応じて前記読み取り手段の動作を制御するとともに
    再生信号の出力動作を制御するミューティング回路の動
    作、不動作を制御するシステム制御回路とより成り、デ
    ィスクの回転速度の高速状態への切り換えが行われたと
    き、前記ミューティング回路を動作状態にすることによ
    って再生信号の出力動作を阻止するとともに前記デジタ
    ル信号処理回路よりエラー無しの判別信号が出力された
    とき、前記ミューティング回路を不動作状態にすること
    によって再生信号を出力させるようにしたことを特徴と
    するディスクプレーヤーの再生制御回路。
  2. 【請求項2】前記メモリー回路に記憶されているデジタ
    ル信号の読み出し速度よりも高速でディスクからデジタ
    ル信号を読み取る動作と該メモリー回路に記憶されてい
    るデジタル信号の読み出し速度と同一の速度でディスク
    からデジタル信号を読み取る動作とを選択する選択スイ
    ッチを設けたことを特徴とする請求項1に記載の再生制
    御回路。
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