JP2664554B2 - デジタル信号記録媒体再生装置 - Google Patents

デジタル信号記録媒体再生装置

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JP2664554B2
JP2664554B2 JP3135065A JP13506591A JP2664554B2 JP 2664554 B2 JP2664554 B2 JP 2664554B2 JP 3135065 A JP3135065 A JP 3135065A JP 13506591 A JP13506591 A JP 13506591A JP 2664554 B2 JP2664554 B2 JP 2664554B2
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章 月橋
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号記録媒体から読み
取られたデジタル信号を復調して得られる情報データを
メモリに一旦記憶した後に、一定タイミングで読み出す
ように成されたデジタル信号記録媒体再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号により音楽情報等の情報デ
ータが記録されている信号記録媒体をピックアップを用
いて読み取って再生を行うデジタル信号記録媒体再生装
置が知られている。この様な再生装置の代表的なものと
しては、CDプレーヤが知られている。
【0003】ところで、CD方式のディスクには、周知
の如く、音楽情報等の情報データの他に再生に伴って1
/75秒の周期で1ブロックが完成されるサブコーディ
ング信号と呼ばれるサブデータが記録されている。前記
サブコーディング信号はP〜Wチャンネルの8チャンネ
ルから構成され、その中のPチャンネルに曲の頭の位置
を示す位置指標情報が含まれているとともに、Qチャン
ネルに信号トラックの始点からの絶対経過時間、曲ごと
の経過時間及び曲番等を示す位置指標情報が含まれてい
る。その為、CDプレーヤは、前記位置指標情報を用い
ることによりサーチ動作を行わせることが出来、指定し
た曲の再生や指定した区間の繰り返し再生等を行うこと
が出来る。
【0004】また、CD方式のディスクには、周知の如
く、CIRCと称される誤り訂正符号が付与されたデジ
タル信号が記録されているし、あるいはサブコーディン
グ信号のQチャンネルにCRCと称される誤り検出符号
が付与されているので、CDプレーヤにおいては、再生
された情報データの誤り検出及び誤り訂正を行うことが
出来るし、あるいは前記Qチャンネルのデータ(Qコー
ド)の誤り検出を行うことが出来る。
【0005】ところで、CDプレーヤとしては、ポータ
ブル型及びラジオカセット組込み型等、持ち運んで使用
するタイプのものがある。この様なタイプのCDプレー
ヤは、外部から衝撃や揺動が与えられる機会が多く、機
構的な防振対策が施されているが、外部から衝撃が与え
られると、ディスクに記録された信号を読み取る為に用
いられる光ビームを信号上に正しく追従させること(ト
ラッキング制御)や合焦させること(フォーカシング制
御)が出来ない状態になることも少なくないので、もっ
と強力な新たな防振対策が望まれていた。
【0006】また、持ち運んで使用するタイプのCDプ
レーヤ、特にポータブル型のものは、電源電圧を十分に
高く設定することが出来ず、ディスクの重量に対して十
分大きなトルクで回転させることが出来ないので、ロー
リング等の揺動に対して著しく弱く、この点からも新た
な防振対策が望まれていた。
【0007】その為、先に、本願出願人は、信号記録媒
体から読み取られたデジタル信号を復調して得られる情
報データをメモリに一旦記憶した後に、一定タイミング
で読み出すようにするとともに、前記情報データの前記
メモリへの書き込み速度を、該メモリからの読み出し速
度より高速にし、前記情報データに誤りがあると判断さ
れたとき、前記メモリから読み出される情報データをと
ぎれさせることなく、その誤った情報データを読み直す
べくピックアップによる信号記録媒体の読み取り位置を
戻すようにして外部からの衝撃や揺動により正しく読み
出せなかった情報データを含むデジタル信号の読み直し
が出来るように成したデジタル信号記録媒体再生装置を
提案している(特願平2−319984号参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、復調された情報データに誤りがあると判断された
とき、ピックアップによる信号記録媒体の読み取り位置
を戻すようにしたデジタル信号記録媒体再生装置は、信
号記録媒体に付けられた傷や汚れ等の読み直しが不可能
な場合であってもピックアップの読み取り位置が戻さ
れ、繰り返し読み直しが行われるという無駄な動作を行
い、メモリ内に蓄えられた情報データを浪費させてしま
う欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の点に鑑
み成されたもので、信号記録媒体に記録されたデジタル
信号を定格の速度より高速でピックアップにより読み取
り、読み取られたデジタル信号を復調して得られる情報
データをメモリに一旦記憶した後に定格の速度で読み出
す様に構成されるとともに、前記デジタル信号に誤り検
出用のデータが含まれ、そのデータを用いて情報データ
の誤りが検出出来る様に構成されたデジタル信号記録媒
体再生装置において、ピックアップを駆動する駆動手段
を駆動させ、前記ピックアップによる読み取り位置を移
動させるトラックジャンプ信号を発生し、信号処理回路
から発生される訂正不可信号に応じて前記ピックアップ
による読み取り位置を戻すトラックジャンプ信号が発生
されるトラックジャンプ制御手段と、装置本体に与えら
れた振動を検出する振動検出手段とを備え、該振動検出
手段により振動が検出されないとき、前記信号処理回路
から発生される訂正不可信号により前記トラックジャン
プ制御手段からピックアップによる読み取り位置を戻す
トラックジャンプ信号が前記駆動手段に供給されるのを
禁止するようにしている。
【0010】
【作用】本発明は、誤りが検出された情報データの読み
直しが行われる様に成されたデジタル信号記録媒体再生
装置において、傷や汚れ等の信号記録媒体自体にデジタ
ル信号の正しい読み取りが出来ない原因がある、読み直
し不可能な場合に、誤りが検出されたデジタル信号の読
み直しを禁止するようにしたものである。その場合、デ
ジタル信号に誤りが発生した原因が、外部からの衝撃や
揺動であるか、あるいは信号記録媒体の傷や汚れである
かの判断を、装置本体に振動が与えられたか否かを検出
することにより行っている。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示し、持ち運んで
使用出来るポータブル型のCDプレーヤの回路ブロック
図であり、このCDプレーヤにおいては、CD方式のデ
ィスクの定格の線速度より高速(例えば2倍)でディス
クが回転されるように成されており、通常のCDプレー
ヤより高速でディスクから信号が読み取られるように成
されている。
【0012】同図において、1はCD方式のディスク
(図示せず)に光ビームを投射し、該ディスクの信号面
で反射された光ビームを受光する光検出器を有するピッ
クアップ、2は該ピックアップ1の光検出器から得られ
るRF信号を増幅し、波形整形するRFアンプ、3は該
RFアンプ2を介して得られる前記ピックアップ1の光
検出器からの出力信号により前記ピックアップ1を駆動
し、該ピックアップ1の光ビームをディスクの信号面に
合焦させるフォーカシング制御及び前記光ビームを前記
信号面の信号トラックに追従させるトラッキング制御を
行うとともに、前記光ビームをディスクの径方向に送る
制御を行うサーボ回路である。
【0013】4はRFアンプ2から発生される出力信号
(シリアルのデジタル信号)の信号処理を行い、情報デ
ータ(オーディオデータ)及び該情報データの誤り検出
・訂正を行う誤り検出・訂正用データ他、各種のデータ
を復調する信号処理回路であり、該信号処理回路4には
復調される情報データの誤り検出及び誤り訂正を行う誤
り検出訂正手段5が備えられており、かつ、該誤り検出
訂正手段5により誤り訂正が出来なかった際に信号レベ
ルが「L」から「H」に変化し、誤り訂正が出来なかっ
た旨を示す訂正不可信号が発生される様に端子5aが備
えられている。また、前記信号処理回路4には、情報デ
ータを遅延させ、前記誤り検出訂正手段5により誤り訂
正が出来ずに欠落された情報データをその前後の情報デ
ータにより補間する補間手段6が設けられており、該補
間手段6は補間が行えないほど誤った情報データが連続
すると、新たな正しいと認められた情報データが得られ
るまで最後の正しいと認められた情報データを出力し続
けるホールド状態になるように成されている。
【0014】7は前記信号処理回路4により各種のデー
タを復調する際に行うデジタル信号の並べ替えの為にそ
のデジタル信号を一旦記憶させる第1RAMである。前
記第1RAM7は、前記信号処理回路4によりデジタル
信号の書き込み及び読み出しが制御されており、その書
き込み及び読み出しタイミングは、ディスクの回転速
度、すなわちディスクから信号が読み取られる速度に合
わせて一般のCDプレーヤより高速になされている。
【0015】8はディスクの再生方法、各種サーチ方法
及びピックアップ1のフォーカシング導入方法等、基本
的なプログラムが書き込まれ、様々な基本的な動作制御
を行うとともに、時間表示や操作キーの入力制御を行う
マイクロコンピュータで構成されたシステム制御回路で
ある。また、前記システム制御回路8は、信号処理回路
4により抽出されるサブコーディング信号の中からQチ
ャンネルデータ(Qコード)を検出するQコード検出手
段9を備えるとともに、サーボ回路3にピックアップ1
による読み取り位置をディスクの径方向に変位させるト
ラックジャンプ信号を供給するトラックジャンプ制御手
段10を備えている。
【0016】11は信号処理回路4により復調されたシ
リアルデジタル信号の情報データをパラレルデジタル信
号に変換するシリアル・パラレル変換回路、12は該シ
リアル・パラレル変換回路11から出力される情報デー
タが一旦記憶される第2RAM、13は該第2RAM1
2への情報データの書き込みを制御する書き込みアドレ
スを発生するとともに、前記第2RAM12からの情報
データの読み出しアドレスを発生するRAM管理回路で
ある。
【0017】前記RAM管理回路13は、第2RAM1
2に情報データを書き込むタイミングを信号処理回路4
から情報データが出力されるタイミングに合わせている
とともに、第2RAM12から情報データを読み出すタ
イミングを、ディスクに情報データを記録する際のサン
プリング周波数に合わせており、情報データの書き込み
タイミングが情報データの読み出しタイミングに比べて
高速になるように第2RAM12の書き込み及び読み出
しを制御している。
【0018】14はRAM管理回路13の書き込みアド
レス及び読み出しアドレスを監視し、第2RAM12の
オーバーフローを監視するとともに、誤り検出訂正手段
5からの訂正不可信号及びシステム制御回路8による制
御状態に応じて第2RAM12への情報データの書き込
みの中止及び再開を行うタイミングを検出し、その検出
出力に応じてRAM管理回路13を動作させる書き込み
中止・再開検出回路であり、具体的には第2RAM12
のオーバーフローが検出されたとき、誤り検出訂正手段
5から訂正不可信号が発生されているとき、及びCDプ
レーヤが再生開始される以前やトラックジャンプ中にお
いて、第2RAM12への書き込みを中止する。また、
前記書き込み中止・再開検出回路14は、第2RAM1
2のオーバーフローが検出されたときにその旨を示すオ
ーバーフロー信号をシステム制御回路8に供給し、トラ
ックジャンプ制御手段10からピックアップ1によるデ
ィスクの読み取り位置(トレース位置)を1トラック分
戻させるトラックジャンプ信号を発生させる。また、前
記書き込み中止・再開検出回路14により第2RAM1
2への情報データの書き込みが再開された際には、その
情報データを、書き込みが中止される以前に前記第2R
AM12に書き込まれた最終の情報データに続けて書き
込ませるようにRAM管理回路13は制御される。
【0019】15は第2RAM12への書き込みタイミ
ングと同期してシリアル・パラレル変換回路11から出
力される情報データが書き込まれるシフトレジスタ(図
示せず)と、第2RAM12のオーバーフローが検出さ
れたときに前記シフトレジスタに書き込まれている情報
データをラッチするラッチ回路(図示せず)とを備え、
前記シフトレジスタに書き込まれている情報データと前
記ラッチ回路にラッチされた情報データとが一致してい
るか否かを判定し、第2RAM12への情報データの書
き込みを再開させるタイミングを設定するデータ一致判
定回路であり、この場合、誤り検出訂正手段5から訂正
不可信号が出力されたときにはシフトレジスタ及びラッ
チ回路のそれぞれの情報データの比較を行わないように
している。また、シフトレジスタ及びラッチ回路の記憶
容量の関係から1ブロックの情報データの1部(各サン
プルのオーディオデータの左チャンネル部分のLSBか
ら8ビット目まで)のみを使用して前記比較を行ってい
る。
【0020】16は第2RAM12から読み出されるパ
ラレルデジタル信号の情報データをシリアルデジタル信
号に変換するパラレル・シリアル変換回路、17は該パ
ラレル・シリアル変換回路16から出力される情報デー
タをアナログ信号に変換するD/Aコンバータである。
【0021】18は図1のCDプレーヤ本体に与えられ
た加速度を検出する加速度検出素子(図示せず)を備
え、該加速度検出素子により所定以上の加速度を検出す
ることで振動を検出する振動検出回路であり、振動を検
出した際に「H」レベルの検出出力を発生する。19は
該振動検出回路18からの検出出力及び誤り検出訂正手
段5からの訂正不可信号に応じてトラックジャンプ制御
手段10からピックアップ1によるディスクの読み取り
位置を1トラック分戻させるトラックジャンプ信号が発
生されるのを禁止するべく禁止信号を発生する禁止信号
発生回路である。
【0022】前記禁止信号発生回路19は、例えば図2
に示す如く、信号処理回路4の端子5aからの出力信号
が情報データの復調タイミングに応じて順次書き込まれ
る4ビットのシフトレジスタ20と、該シフトレジスタ
20の各ビット全てのアンドをとる第1アンドゲート2
1と、該第1アンドゲート21のアンド出力とインバー
タ22を介した振動検出回路18からの検出出力とのア
ンドをとる第2アンドゲート23とから構成されてい
る。その為、前記禁止信号発生回路19は、前記端子5
aから4回連続して「H」レベルの信号が出力され、か
つ前記振動検出回路18から「L」レベルの信号が出力
されたときに「H」レベルの信号を出力する。すなわ
ち、前記禁止信号発生回路19から「H」レベルの信号
が出力されるときは、誤り検出訂正手段5により4回連
続して情報データの誤り訂正が出来ず、かつ振動検出回
路18により振動が検出されないときである。
【0023】ここで、前記禁止信号発生回路19から出
力される「H」レベル信号が禁止信号となり、前記禁止
信号発生回路19から「H」レベル信号が出力されたと
きにトラックジャンプ制御手段10からピックアップ1
によるディスクの読み取り位置を1トラック分戻させる
トラックジャンプ信号の発生が禁止される。
【0024】次に図1の動作に付いて説明する。
【0025】ピックアップ1から投射される光ビームに
よりディスクがトレースされると、ディスクに記録され
た信号は、前記ピックアップ1により読み取られ、RF
信号(高周波信号)としてRFアンプ2に供給される。
前記RF信号は、前記RFアンプ2により増幅され、波
形整形されてデジタル信号として信号処理回路4に供給
される。前記信号処理回路4は、前記デジタル信号を復
調し、該デジタル信号に含まれている種々のデータを抽
出する。ここで、前記信号処理回路4によりデジタル信
号を信号処理する際に、第1RAM7を用いてデータの
並び替えが行われるが、図1において、ディスクは通常
のCDプレーヤにおける定格の線速度より高速で回転さ
れているので、前記信号処理回路4には従来より単位時
間当りに入力されるデジタル信号の量が多く、その為に
第1RAM7の書き込み及び読み出しタイミングは前記
デジタル信号の入力速度に合わせて高速にしてある。
【0026】信号処理回路4により信号処理され、情報
データ(オーディオデータ)が抽出されると、その情報
データは、誤り検出訂正手段5により誤り検出及び誤り
訂正処理が行われるとともに、補間手段6により欠落し
た情報データの補間が行われる。そして、前記信号処理
回路4から出力される情報データは、シリアル・パラレ
ル変換回路11によりシリアルのデジタル信号からパラ
レルのデジタル信号に変換された後、RAM管理回路1
3からの書き込みアドレスに応じて第2RAM12に書
き込まれる。また、前記第2RAM12に書き込まれた
情報データは、前記RAM管理回路13からの読み出し
アドレスに応じて読み出され、その情報データは、パラ
レル・シリアル変換回路16によりパラレルのデジタル
信号からシリアルのデジタル信号に変換される。そし
て、前記パラレル・シリアル変換回路16から出力され
る情報データは、D/Aコンバータ17によりアナログ
信号に変換されるとともに、ステレオの左及び右チャン
ネル成分に分離され、それぞれ後段のオーディオ回路
(図示せず)に供給される。
【0027】ところで、第2RAM12への情報データ
の書き込みタイミングは、信号処理回路4からの情報デ
ータの出力タイミングに合わせて高速にしてあるが、前
記第2RAM12からの情報データの読み出しタイミン
グは、ディスクに情報データを記憶する際のサンプリン
グ周波数で情報データが読み出されるように前記第2R
AM12への書き込みタイミングに比べて低速にしてあ
る。その為、再生が進むと、前記第2RAM12はやが
てオーバーフローになる。
【0028】ここで、前記第2RAM12のオーバーフ
ローは、RAM管理回路13の書き込みアドレス及び読
み込みアドレスを監視することにより書き込み中止・再
開検出回路14で検出され、該書き込み中止・再開検出
回路14からはオーバーフローを示すオーバーフロー信
号がシステム制御回路8に供給される。前記書き込み中
止・再開検出回路14からオーバーフロー信号が出力さ
れるときは、第2RAM12に情報データが書き込まれ
る状態であり、誤り検出訂正手段5により情報データの
誤り訂正が出来ない状態ではなく、端子5aから訂正不
可信号が発生される状態ではないので、禁止信号発生回
路19からは禁止信号が発生されない。その為、前記書
き込み中止・再開検出回路14からオーバーフロー信号
が出力されると、トラックジャンプ制御手段10からピ
ックアップ1によるディスクの読み取り位置を1トラッ
ク分戻させるトラックジャンプ信号が発生され、ピック
アップ1によるディスクのトレース位置が1トラック戻
されることによりディスク上の同一部分が繰り返しトレ
ースされるようになる。この場合、第2RAM12から
は今まで書き込まれた情報データが順次読み出されるの
で、情報データはとぎれることなく、連続して再生され
る。
【0029】また、第2RAM12のオーバーフローが
検出されると、その時点から書き込み中止・再開検出回
路14により第2RAM12への書き込みを中止させる
中止信号が出力され、第2RAM12に情報データが書
き込まれるのが中止されるので、情報データの読み出し
のみが行われ、前記第2RAM12に書き込まれている
情報データの量が減少していく。
【0030】一方、第2RAM12がオーバーフローさ
れた時点のQコードはシステム制御回路8内のメモリ
(図示せず)に記憶されており、ピックアップ1による
ディスクのトレース位置が1トラック戻されると、前記
メモリに記憶されたQコードの検索が行われる。そし
て、検索しているQコードの位置指標情報からピックア
ップ1によるトレース位置がオーバーフローされた時点
のQコードを含むデジタル信号のブロック部分に近づい
たことが検出されると、データ一致判定回路15にシリ
アル・パラレル変換回路11から出力される情報データ
が取り込まれるようになる。
【0031】ここで、前記データ一致判定回路15に
は、第2RAM12のオーバーフローが発生された時点
の情報データが書き込まれており、前記シリアル・パラ
レル変換回路11からの情報データが取り込まれるよう
になると、その情報データがオーバーフロー発生時の情
報データと比較される。そして、前記2つの情報データ
の一致が検出されると、その旨を示す一致信号が書き込
み中止・再開検出回路14に供給され、第2RAM12
への情報データの書き込みが再開される。
【0032】尚、信号処理回路4の端子5aから訂正不
可信号が出力された際には、データ一致判定回路15に
情報データを取り込まないようにして誤った情報データ
との比較が行われないようにしている。
【0033】第2RAM12への情報データの書き込み
が再開されると、その再開された情報データは、第2R
AM12内のオーバーフローにより書き込みが中止され
た時点の最終の情報データが格納されたアドレスの次の
アドレスから順次書き込まれ、前記最終の情報データに
続けて書き込まれることになる。そして、第2RAM1
2への書き込みが再開された情報データは、前記最終の
情報データとディスク上において連続するものであるの
で、正しい再生が連続して行われることになる。
【0034】一方、何らかの理由によりデータ一致判定
回路15から一致信号が得られない場合、書き込み中止
・再開検出回路14は、RAM管理回路13の書き込み
アドレス及び読み出しアドレスの一致及びタイミングに
より第2RAM12内の情報データが空になることを検
出して第2RAM12への書き込みを再開する。この場
合、読み出される情報データが正しくつながらないが、
再生がとぎれないように情報データを第2RAM12内
の最終の情報データに続けて書き込ませ、該最終の情報
データに連続して新たに書き込まれた情報データが読み
出されるようにしている。
【0035】尚、第2RAM12内の情報データが空に
なったときには、情報データの読み直しが必要であって
もディスクの同一部分をトレースすることが禁止され、
先をトレースするべくトラックジャンプ制御手段10が
作動される。
【0036】ところで、外部からの衝撃や揺動、あるい
はディスクの傷や汚れ等によりピックアップ1によるデ
ィスクの信号読み取りが正しく行われなくなると、誤り
検出訂正手段5により情報データの誤り訂正が出来ず、
端子5aから訂正不可信号が発生する。その為、書き込
み中止・再開検出回路14によりRAM管理回路13が
制御され、第2RAM12に情報データが書き込まれる
のが中止される。
【0037】また、端子5aから発生される訂正不可信
号は、禁止信号発生回路19に供給される。ここで、前
記禁止信号発生回路19は、誤り検出訂正手段5により
4回連続して情報データの誤り訂正が出来ずに端子5a
から訂正不可信号が4回連続して出力され、かつ振動検
出回路18により振動が検出されないときに禁止信号を
発生する。その為、前記誤り検出訂正手段5により情報
データの誤り訂正が出来ない状態が連続して3回以内で
あれば、トラックジャンプ制御手段10によりディスク
のトレース位置を戻すようにピックアップ1をトラック
ジャンプさせるトラックジャンプ信号が発生され、誤り
訂正が出来ない情報データを含むデジタル信号ブロック
の読み取りが行われる直前に読み取られたデジタル信号
ブロックのQコードを検索するべくピックアップ1によ
るディスクのトレース位置が戻される。
【0038】一方、誤り検出訂正手段5により情報デー
タの誤り訂正が出来ない状態が4回連続して生じれば、
禁止信号発生回路19は、振動検出回路18からの検出
出力に応じて禁止信号を発生する。その為、4回連続し
て情報データの誤り訂正が出来ない場合であってもその
原因が外部から衝撃や揺動による場合は、前記振動検出
回路18により振動が検出されるので、禁止信号発生回
路19からは禁止信号が発生されず、トラックジャンプ
制御手段10によりピックアップ1によるディスクのト
レース位置が戻される。
【0039】ここで、外部からの衝撃や揺動により誤っ
た情報データが発生した場合は、ピックアップ1により
ディスクの同一部分を再びトレースすることにより誤っ
た情報データを読み直すことが出来、正しい情報データ
を得ることが出来る。その為、データ一致判定回路15
に、誤る直前の情報データと同一の情報データが入力さ
れ、前記データ一致判定回路15により一致信号が発生
されるので、書き込み中止・再開検出回路14から開始
信号が発生され、誤った情報データの直前の情報データ
に連続して読み直された正しい情報データが書き込まれ
るようになる。
【0040】したがって、この場合は、正しい情報デー
タがとぎれることなく、連続して再生することが出来
る。
【0041】一方、4回連続して情報データの誤り訂正
が出来ない場合であって、その原因がディスクの傷や汚
れによる場合は、振動検出回路18により振動が検出さ
れないので、禁止信号発生回路19からは禁止信号が発
生される。その為、トラックジャンプ制御手段10によ
りピックアップ1によるディスクのトレース位置が戻さ
れることが禁止され、ディスクの次の部分がトレースさ
れるようになる。
【0042】ここで、ディスクの傷や汚れにより誤った
情報データが発生した場合は、ピックアップ1によりデ
ィスクの同一部分を再びトレースしても誤った情報デー
タを読み直すことが出来ず、正しい情報データを得るこ
とが出来ない。その為、この場合、データ一致判定回路
15により一致信号が得られることにより書き込み中止
・再開検出回路14から開始信号が発生され、第2RA
M12への情報データの書き込みが再開されることはな
い。
【0043】したがって、この場合において、ピックア
ップ1によるディスクのトレース位置が戻されると、そ
の間に余分に第2RAM12内の情報データが消費され
てしまうが、図1のCDプレーヤにおいては、ピックア
ップ1によるディスクのトレース位置が戻されずに該ピ
ックアップ1によるディスクのトレース部分が先に進め
られる。そして、書き込み中止・再開検出回路14から
開始信号が発生され、第2RAM12への情報データの
書き込みが再開される。その為、前記第2RAM12内
に格納されている情報データの量が無駄に減少されるこ
とが防止される。
【0044】ここで、第2RAM12への情報データの
書き込みが再開された際には、シリアル・パラレル変換
回路11から出力される情報データは、第2RAM12
内の最終の情報データが書き込まれたアドレスの次のア
ドレスから順次書き込まれるように成されており、第2
RAM12から読み出される情報データがとぎれないよ
うに成されている。
【0045】尚、誤り検出訂正手段5により情報データ
の誤り訂正が出来なくなると、信号処理回路4からは、
補間手段6により補間された情報データが出力されるよ
うになり、前記補間手段6は誤り検出訂正手段5により
4サンプル以上連続して情報データの誤り訂正が出来な
くなるまで補間を行うことが出来るように成されてい
る。そして、この補間手段6の補間能力に合わせて禁止
信号発生回路19のシフトレジスタ20としては、4ビ
ットのものを使用している。
【0046】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、振動
検出手段が装置本体の振動を検出した際に信号処理回路
から発生される訂正不可信号に応じてトラックジャンプ
制御手段からピックアップによる読み取り位置を戻すト
ラックジャンプ信号が発生されるようにするとともに、
前記振動検出手段が装置本体の振動を検出していない際
に前記トラックジャンプ制御手段からピックアップによ
る読み取り位置を戻すトラックジャンプ信号が発生され
ないようにしているので、デジタル信号の正しい読み取
りが出来ない原因が信号記録媒体の傷や汚れ等の信号記
録媒体自体にある読み直しが不可能な場合において、そ
の場合に前記振動検出手段による振動の検出が行われな
いことによりトラックジャンプ制御手段がピックアップ
による読み取り位置を戻すトラックジャンプ信号を発生
することが無く、無駄な信号記録媒体の読み直しが繰り
返される、という無用な動作期間中にメモリ内に蓄えら
れた情報データの量が減少されてしまうことにより該メ
モリのデータ量が空になったり、必要な信号記録媒体の
読み直しが行えなくなることが防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】図1における禁止信号発生回路の具体的な回路
図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ 4 信号処理回路 5 誤り検出訂正手段 6 補間手段 8 システム制御回路 9 Qコード検出手段 10 トラックジャンプ制御手段 12 第2RAM 13 RAM管理回路 14 書き込み中止・再開検出回路 15 データ一致判定回路 18 振動検出回路 19 禁止信号発生回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号記録媒体に記録されたデジタル信号
    をピックアップにより読み取り、その読み取られたデジ
    タル信号を復調して得られる情報データをメモリに一旦
    記憶した後に定格の速度で読み出す様に構成されるとと
    もに、前記デジタル信号に含まれた誤り検出用のデータ
    を用いて情報データの誤りが検出出来る様に構成された
    信号記録媒体再生装置において、信号記録媒体上におけ
    るピックアップによる読み取り位置を変位させるべく
    記ピックアップを駆動する駆動手段と、信号記録媒体か
    ら読み取られたデジタル信号を信号処理して情報データ
    を復調し、かつ、該情報データの誤り検出及び誤り訂正
    を行うとともに、誤り訂正が出来なかった情報データを
    出力する際にその旨を示す訂正不可信号を発生する信号
    処理回路と、前記駆動手段を駆動させてピックアップに
    よる読み取り位置をトラックジャンプさせるトラックジ
    ャンプ信号を発生するトラックジャンプ制御手段と、装
    置本体に与えられた振動を検出する振動検出手段とを備
    え、前記トラックジャンプ制御手段は、該振動検出手段
    が装置本体の振動を検出した際に前記信号処理回路から
    発生される訂正不可信号に応じてピックアップによる読
    み取り位置を戻すトラックジャンプ信号を発生するとと
    もに、該振動検出手段が装置本体の振動を検出していな
    い際に前記信号処理回路から発生される訂正不可信号に
    関わらずピックアップによる読み取り位置を戻すトラッ
    クジャンプ信号を発生しないことを特徴とするデジタル
    信号記録媒体再生装置。
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