JP2786937B2 - デジタル信号記録媒体再生装置 - Google Patents

デジタル信号記録媒体再生装置

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JP2786937B2 JP2319984A JP31998490A JP2786937B2 JP 2786937 B2 JP2786937 B2 JP 2786937B2 JP 2319984 A JP2319984 A JP 2319984A JP 31998490 A JP31998490 A JP 31998490A JP 2786937 B2 JP2786937 B2 JP 2786937B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、デジタル信号により情報データが記録され
た信号記録媒体から読み取ったデジタル信号をメモリに
一旦記憶した後に、読み出しクロックにより一定速度で
読み出す様に成されたデジタル信号記録媒体再生装置に
関する。
(ロ)従来の技術 デジタル信号により音楽情報等の情報データが記録さ
れている信号記録媒体をピックアップを用いて読み取っ
て再生を行うデジタル信号記録媒体再生装置が知られて
いる。前記再生装置は、通常、読み取ったデジタル信号
を一旦RAMに書き込んだ後、読み出しクロックにより読
み出すことにより一定速度で情報データを再生出来る様
に成されている。この様な再生装置の代表的なものとし
ては、CDプレーヤが知られている。
ところで、CD方式のディスクには、周知の如く、音楽
情報等の主データ信号の他の再生に伴って1/75秒の周期
で1ブロックが完成されるサブコーディング信号と呼ば
れる副データ信号が記録されている。前記サブコーディ
ング信号はP〜Wチャンネルの8チャンネルから構成さ
れ、その中のPチャンネルに曲の頭の位置を示す位置指
標情報が含まれているとともに、Qチャンネルに信号ト
ラックの始点からの絶対経過時間、曲ごとの経過時間及
び曲番等を示す位置指標情報が含まれている。その為CD
プレーヤは、前記位置指標情報を用いることによりサー
チ動作を行わせることが出来、指定した曲の再生や指定
した区間の繰り返し再生等を行うことが出来る。
また、CD方式のディスクには、周知の如く、CIRCと称
される誤り訂正符号が付与されたデジタル信号が記録さ
れているし、あるいはサブコーディング信号のQチャン
ネルにCRCと称される誤り検出符号が付与されているの
で、CDプレーヤにおいては、再生された情報データの誤
り検出及び誤り訂正を行うことが出来るし、あるいは前
記Qチャンネルのデータの誤り検出を行うことが出来
る。
ところで、CDプレーヤとしては、ポータブル型及びラ
ジオカセット組込み型等、持ち運んで使用するタイプの
ものがあるが、この様なタイプのCDプレーヤは、外部か
ら衝撃や揺動が与えられる機会が多く、ディスクに記録
された信号を読み取る為に用いられる光ビームを信号上
に正しく追従させること(トラッキング制御)や合焦さ
せること(フォーカシング制御)が出来なくなることが
多いので、何らかの防振対策を必要とした。また、持ち
運んで使用するタイプのCDプレーヤ、特にポータブル型
のものは、電源電圧を十分に高く設定することが出来
ず、ディスクの重量に対して十分大きなトルクで回転さ
せることが出来ないので、ローリング等の外乱に対して
著しく弱く、この点からも何らかの防振対策を必要とし
た。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、機構的に施された防振対策では、外部
からの衝撃や揺動に十分に対応させることは不可能であ
った。
また、特開昭59−146483号公報に示される如く、衝撃
等によりピックアップによる読み取り位置が他の信号ト
ラックに飛び移った際に前記読み取り位置を元の信号ト
ラックに戻る様に回路的に防振対策を施したものも知ら
れている。
しかしながら、この場合、読み取り位置が信号トラッ
クから逸脱してから読み取り位置を元のトラックに戻す
までの間、信号読み取りが行われないので、その間の再
生音がとぎれるという問題があった。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明に係るデジタル信号記録媒体再生装置は、信号
記録媒体に記録されたデジタル信号を定格速度よりも高
速で読み取り、そのデジタル信号を復調して得られるオ
ーディオデータ等の情報データを読み取り速度に応じて
高速で一旦メモリに格納した後に、定格速度に合わせて
前記メモリから情報データを読み出す様に構成すること
により、誤りが検出された情報データに対応するデジタ
ル信号の読み直しを行う時間を確保する様に構成してお
り、デジタル信号の読み直しが行われた際に、そのデジ
タル信号の読み直しにより新たに復調された情報データ
と前記メモリに書き込まれている情報データとを所定の
複数サンプル比較する比較手段を設け、該比較手段によ
り比較される新たに復調された情報データと前記メモリ
に書き込まれている情報データとの一致が検出されたこ
とを条件として新たに復調された情報データの前記メモ
リへの書き込みを再開させるようにしている。
(ホ)作用 本発明は、デジタル信号の読み直しが行われた際に、
そのデジタル信号の読み直しにより新たに復調された情
報データとメモリに書き込まれている情報データとを比
較手段により所定の複数サンプル比較してそれらの情報
データが一致したことを条件として新たに復調された情
報データの前記メモリへの書き込みを再開させるように
することで、情報データのサンプル単位で前記メモリに
書き込む情報データの連続性を検出出来るようにして信
号記録媒体に記録されているアドレスの単位より細かい
単位で前記メモリにおける情報データの管理を可能にし
ている。
(ヘ)実施例 第1図は本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。同図において、(1)はCD方式のディスク(図示せ
ず)に光ビームを投射し、該ディスクの信号面で反射さ
れた光ビームを受光する光検出器を有するピックアッ
プ、(2)は該ピックアップ(1)の光検出器から得ら
れるRF信号を増幅するし、波形整形するRFアンプ、
(3)は該RFアンプ(2)を介して得られる前記ピック
アップ(1)の光検出器からの出力信号により該ピック
アップ(1)の光ビームをディスクの信号面に合焦させ
るフォーカシング制御及び前記光ビームを前記信号面の
信号トラックに追従させるトラッキング制御を行うとと
もに、前記ピックアップ(1)全体の送り制御を行う為
のサーボ信号処理回路、(4)は前記RFアンプ(2)か
ら発生される出力信号(シリアルのデジタル信号)のデ
ジタル信号処理を行い、各種の信号を復調するデジタル
信号処理回路、(5)は該デジタル信号処理回路(4)
により各種の信号を復調する際に行うデータの並べ替え
の為にデータを一旦記憶する第1RAM、(6)は前記デジ
タル信号処理回路(4)で復調される位置指標情報とな
るサブコーディング信号を用いて表示器(7)を表示さ
せるとともに、キースイッチ(8)の操作に応じて種々
の動作制御を行うシステム制御手段、(10)は前記デジ
タル信号処理回路(4)から出力されるデジタル信号
(パラレル)が格納される第2RAM、(11)は該第2RAM
(10)にデジタル信号を書き込むタイミング及び前記第
2RAM(10)からデジタル信号を読み出すタイミングを管
理するRAM管理手段、(12)は前記第2RAM(10)内に格
納されているデジタル信号を前記デジタル信号処理回路
(4)から出力されるデジタル信号と比較すとるとも
に、その比較出力を前記RAM管理手段(11)に供給する
比較手段、(13)は前記デジタル信号処理回路(4)に
より復調されたサブコーディング信号のQチャンネルデ
ータの誤りを検出するとともに、その検出出力をシステ
ム制御手段(6)に供給する誤り検出手段、(14)は前
記デジタル信号処理回路(4)から出力されるパラレル
のデジタル信号をシリアルのデジタル信号に変換するパ
ラレル・シリアル変換回路、(15)は該パラレル・シリ
アル変換回路(14)から出力されるシリアルのデジタル
信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータである。
前述の如く構成されたCDプレーヤは、ピックアップ
(1)によりディスクをトレースする速度を通常のCDプ
レーヤにおけるディスクの標準のトレース速度より高速
にしており(定格の線速度より高速でディスクを回転さ
せる様にしている。)、ディスクのトレース速度に合わ
せて第1RAM(5)の書き込み及び読み出し速度を高速に
している。また、第2RAM(10)の書き込み速度は前記第
1RAM(5)の読み出し速度に合わせて高速にしてある
が、前記第2RAM(10)の読み出し速度は、ディスクにオ
ーディオデータを記録する際のサンプリング周波数と同
一の周波数でオーディオデータが読み出されれる様に前
記第2RAM(10)の書き込み速度より低速にしてある。
ここで、RAM管理手段(11)は、第2RAM(10)に格納
されているデジタル信号(オーディオデータ)の容量が
オーバーフローに近い第1の所定量に達すると、その旨
の信号をシステム制御手段(6)に供給し、それにより
該システム制御手段(6)からはピックアップ(1)が
ディスクの同一信号トラックを繰り返しトレースする様
にサーボ信号処理回路(3)を制御させる制御信号が発
生される。この場合、RAM管理手段(11)により第2RAM
(10)にデジタル信号を書き込むのを中断し、該第2RAM
(10)からデジタル信号の読み出しのみを行う。そし
て、前記第2RAM(10)に格納されているデジタル信号が
少なくなり、該第2RAM(10)内のデジタル信号の容量が
第2の所定量以下になると、RAM管理手段(11)からそ
の旨の信号が出力され、システム制御手段(6)からピ
ックアップ(1)によるディスクのトレース位置を先に
進めるべくサーボ信号処理回路(3)を制御する制御信
号が出力される。
また、システム制御手段(6)は、誤り検出手段(1
3)からの検出出力に応じてサーボ信号処理回路(3)
を制御し、前記誤り検出手段(13)によりサブコーディ
ング信号のQチャンネルデータの誤りが数回連続して検
出されたとき、RAM管理手段(11)により誤りを有して
いたQチャンネルデータを含むデジタル信号部分のオー
ディオデータが第2RAM(10)に書き込まれない様にする
とともに、前記サーボ信号処理回路(3)によりピック
アップ(1)によるディスクのトレース位置が戻され
る。ここで、前記サブコーディング信号のQチャンネル
データの誤りは、該Qチャンネルデータに含まれている
CRCの誤り検出符号により検出出来る。そして、前記Q
チャンネルデータに誤りが存在する場合は、そのQチャ
ンネルデータの1ブロックが完成されるまでの1/75秒間
に読み取られたデジタル信号中のオーディオデータに誤
りが生じている可能性が大と判断出来る。ましてや、前
記Qチャンネルデータが数回連続して誤っていれば、そ
の間のデジタル信号中のオーディオデータが誤っている
可能性が非常に高い。直、CD方式のオーディオデータに
は、CIRCと称される強力な誤り訂正処理が施こされてい
るので、多少のオーディオデータの誤りは訂正すること
が出来るが、大幅なオーディオデータの誤りは訂正出来
ない。
また、誤り検出手段(13)は、ピックアップ(1)に
よる信号読み取りが不能になった状態等に生じるQチャ
ンネルデータ自体が検出出来ない場合も、その旨を示す
信号をシステム制御手段(6)に供給し、第2RAM(10)
にオーディオデータが書き込まれない様にするととも
に、ピックアップ(1)によるディスクのトレース位置
が戻される。
サーボ信号処理回路(3)によりピックアップ(1)
によるディスクのトレース位置が戻され、再びデジタル
信号が読み取られる様になると、比較手段(12)により
デジタル信号処理回路(4)から出力されるオーディオ
データと第2RAM(10)に格納されているオーディオデー
タとの比較が行われる。この場合、比較手段(12)は、
第2RAM(10)に書き込まれた書き込み中止直前の最終の
オーディオデータからあらかじめ設定された所定の複数
サンプル手前のオーディオデータまでが比較対象とさ
れ、前記デジタル信号処理回路(4)からのオーディオ
データを順次、第2RAM(10)に格納されている所定の複
数のオーディオデータのそれぞれと、第2RAM(10)に書
き込まれた順に所定の複数サンプル比較する。そして、
数回連続してオーディオデータの一致が検出され、所定
の複数サンプルのオーディオデータの一致が検出される
と、RAM管理手段(11)は一致したオーディオデータ部
分の記憶番地が重なる様にしてデジタル信号処理回路
(4)から出力されるオーディオデータの第2RAM(10)
への書き込みを再開する。ここで、CD方式のオーディオ
データは1サンプル16ビットにより構成されているの
で、デジタル信号処理回路(4)からのオーディオデー
タが第2RAM(10)に格納されているオーディオデータと
偶然に一致する確率は1サンプルの比較で216となり、
比較手段(12)による比較対象が所定の複数サンプルn
であれば(216となる。しかも、比較手段(12)に
よる比較は、ピックアップ(1)によるディスクのトレ
ース位置が第2RAM(10)へのオーディオデータの書き込
み中止直前に読み取られていたデジタル信号を読み取る
状態に戻されてから開始されるので、比較手段(12)に
よるデジタル信号処理回路(4)からのオーディオデー
タの比較対象が絞られている。
これらのことから比較手段(12)による比較対象とな
る所定の複数サンプルnの数によって信頼性は大きく変
化するが、例えば前記所定の複数サンプルnをオーディ
オデータの左右片チャンネルそれぞれ4チャンネルずつ
合わせて8サンプルとすれば、2128と天文学的な数字と
なり、ピックアップ(1)によるディスクの読み取り位
置が戻されることにより新たに復調されるオーディオデ
ータの比較手段(12)による比較対象が1〜2秒、ある
いは数秒程度に絞られれば、CD方式のオーディオデータ
のサンプリング周波数が左右両チャンネルでそれぞれ4
4.1kHzであることを考慮しても新たに復調されたオーデ
ィオデータが第2RAM(10)に格納されているオーディオ
データと偶然に一致する確率はほとんど0であり、第2R
AM(10)に書き込まれるオーディオデータの連続性を十
分に確保することが出来、実際の製品に十分使用可能な
高い確率で第2RAM(10)に書き込まれたオーディオデー
タに連続するオーディオデータを検出することが出来
る。その為、誤りを有していたQチャンネルデータを含
むデジタル信号部分の信号トラックが再びトレースさ
れ、デジタル信号処理回路(4)から今度は正しく読み
込まれたオーディオデータが出力されると、そのオーデ
ィオデータはQチャンネルデータの誤りが検出される以
前のデジタル信号部分のオーディオデータに正しく連続
する様に第2RAM(10)の所定番地に書き込まれる。ここ
で、前記第2RAM(10)としては、誤って、読み取られた
デジタル信号を読み直し、そのデジタル信号を信号処理
して第2RAM(10)に書き込む間に該第2RAM(10)から読
み出すオーディオデータがなくならない様な記憶容量の
ものが使用される。
したがって、誤って読み取られたデジタル信号がもう
1度読み直されても第2RAM(10)から読み出されるオー
ディオデータがとぎれることはない。
次に、第1図の回路の全体的な動作説明を行うととも
に、第2図に示すフローチャートを用いて本発明の主要
動作の説明を行う。
ピックアップ(1)から投射される光ビームによりデ
ィスクがトレースされると、ディスクに記録された信号
は、前記ピックアップ(1)により読み取られ、RF信号
(高周波信号)としてRFアンプ(2)に供給される。前
記RF信号は、前記RFアンプ(2)により増幅され、波形
整形されてデジタル信号としてデジタル信号処理回路
(4)に供給される。前記デジタル信号処理回路(4)
は、前記デジタル信号を復調し、該デジタル信号に含ま
れている種々のデータを抽出する。ここで、前記デジタ
ル信号処理回路(4)により抽出されるオーディオデー
タは、やはり該デジタル信号処理回路(4)により抽出
された誤り訂正データにより誤り訂正処理が行われる。
このとき、第1RAM(5)を用いてデータの並べ替えが行
われる。
デジタル信号処理回路(4)から出力されるオーディ
オデータは、第2RAM(10)や比較手段(12)に供給され
る。そして、前記第2RAM(10)からはパラレルのオーデ
ィオデータが読み出されるが、そのオーディオデータは
パラレル・シリアル変換回路(14)に供給され、シリア
ルのオーディオデータに変換される。前記パラレル・シ
リアル変換回路(14)から出力されるシリアルのオーデ
ィオデータは、D/Aコンバータ(15)に供給され、該DIA
コンバータ(15)によりアナログ信号に変換されるとと
もに、ステレオの左及び右チャンネル成分に分離され、
それぞれ後段のオーディオ回路(図示せず)に供給され
る。
また、デジタル信号処理回路(4)は、RFアンプ
(2)から出力されるデジタル信号からサブコーディン
グ信号を抽出し、そのサブコーディング信号をシステム
制御手段(6)に供給する。その為、前記システム制御
手段(6)は前記サブコーディング信号に含まれている
再生制御データ(エンファシスのオン・オフ等)に応じ
て作動するとともに、該サブコーディング信号に含まれ
ている位置指標情報により表示器(7)を表示する。
一方、デジタル信号処理回路(4)により抽出された
サブコーディング信号のQチャンネルデータは、誤り検
出手段(13)に供給される。前記誤り検出手段(13)
は、前記Qチャンネルデータが供給される度にそのQチ
ャンネルデータに含まれているCRCをチェックし、該Q
チャンネルデータに誤りがあるか否かを検出するととも
に、一定期間内にQチャンネルデータ自体が検出出来る
か否かを検出しており(ステップ)、かつ、前記誤り
検出手段(13)はQチャンネルデータの誤りをあらかじ
め設定された所定回数検出することによりあるいは、一
定期間内にQチャンネルデータが存在しないのを検出す
ることにより読み取られたデジタル信号に誤りが存在す
ることを判断している(ステップ)。読み取られたデ
ジタル信号に誤りがないと前記誤り検出手段(13)によ
り判断されると、次にRAM管理手段(11)を監視するシ
ステム制御手段(6)により第2RAM(10)に格納されて
いるオーディオデータが第1の所定量以上か否かが判断
されている(ステップ)。そして、前記第2RAM(10)
に格納されているオーディオデータが第1の所定量に達
しておらず、該第2RAM(10)にオーディオデータを新た
に書き込める状態であれば、ピックアップ(1)による
トレース位置をそのまま進め、新しいオーディオデータ
を第2RAM(10)に続行して書き込む(ステップ)。
一方、第2RAM(10)に格納されているオーディオデー
タが第1の所定量以上であり、該第2RAM(10)にオーデ
ィオデータを新たに書き込めない状態であれば、ピック
アップ(1)によるトレース位置が同一信号トラックを
繰り返す様にしてオーディオデータを第2RAM(10)に書
き込むことを中断し(ステップ)、該第2RAM(10)に
格納されているオーディオデータが消費され、新たに前
記第2RAM(10)にオーディオデータが書き込める状態に
なるまで待機する。
ところで、読み取られたデジタル信号に誤りが存在す
ると誤り検出手段(13)により判断されると、次にシス
テム制御手段(6)により第2RAM(10)に格納されてい
るオーディオデータが第2の所定量以下か否かが判断さ
れる(ステップ)。そして、前記第2RAM(10)に格納
されているオーディオデータが第2の所定量以下であれ
ば、読み取られたデジタル信号に誤りが存在していても
そのままピックアップ(1)によるトレース位置を進
め、新しいオーディオデータを第2RAM(10)に続行して
書き込み(ステップ)、再生されるオーディオデータ
がとぎれない様にする。
一方、第2RAM(10)に格納されているオーディオデー
タが第2の所定量より多ければ、誤りを有するQチャン
ネルデータが含まれるデジタル信号中のオーディオデー
タの第2RAM(10)への書き込みを中止するとともに、シ
ステム制御手段(6)によりサーボ信号処理回路(3)
が制御されてピックアップ(1)によるトレース位置が
戻され(ステップ)、その誤りを有するQチャンネル
データが含まれるデジタル信号部分が読み直されること
になる。
次に具体的な状況について、概略的に動作説明する。
今、例えば、ピックアップ(1)によるディスクの信
号読み取りが正しく行われ、誤り検出手段(13)が読み
取られたデジタル信号に誤りがないと判断していると
き、正しいオーディオデータが第2RAM(10)に書き込ま
れる。ここで、前記第2RAM(10)からオーディオデータ
を読み出す速度は、ディスクに記録されている信号のサ
ンプリング周波数に応じて標準通りに設定されている
が、前記第2RAM(10)にオーディオデータを書き込む速
度は、前記読み出す速度に対して高速に設定されている
ので、前記第2RAM(10)に格納されるオーディオデータ
が増加してくる。しかしながら、前記第2RAM(10)に格
納されたオーディオデータが第1の所定量以上になる
と、ピックアップ(1)によるディスクのトレース位置
が戻され、ディスク上の同一部分が繰り返しトレースさ
れる様になるとともに、その部分の信号に応じたオーデ
ィオデータは前記第2RAM(10)に書き込まれないので、
該第2RAM(10)がオーバーフローすることはない。そし
て、ピックアップ(1)によりディスク上の同一部分が
繰り返しトレースされているときであっても前記第2RAM
(10)からは一定速度でオーディオデータが読み出され
ているので、このとき、オーディオデータがとぎれるこ
とはなく、連続して再生される。
一方、外部からの衝撃や揺動によりピックアップ
(1)によるディスクの信号読み取りが正しく行われな
くなり、誤り検出手段(13)が読み取られたデジタル信
号に誤りがあると判断したとき、第2RAM(10)に格納さ
れたオーディオデータが第2の所定量よりも多ければ、
ピックアップ(1)によるディスクのトレース位置が戻
され、誤ったと判断されたデジタル信号が読み直され
る。そして、読み直されたデジタル信号中のオーディオ
データが第2RAM(10)に既に書き込まれたオーディオデ
ータと正しく連続する様に書き込まれる。しかも、誤っ
たと判断されたデジタル信号が読み直され、そのデジタ
ル信号中のオーディオデータが第2RAM(10)に書き込ま
れる時間、該第2RAM(10)から読み出されるオーディオ
データが存在する様に前記第2RAM(10)内のオーディオ
データの記憶容量が管理されている。
したがって、この場合は、読み直されたデジタル信号
中のオーディオデータが再生されるとともに、読み出さ
れるオーディオデータがとぎれることなく、連続して再
生される。
尚、実施例においては、読み取られたデジタル信号の
誤りをサブコーディング信号のQチャンネルデータによ
り検出しているが、デジタル信号処理回路(4)により
正しいオーディオデータか、訂正済みのオーディオデー
タか、あるいは補間されて得られたオーディオデータか
を検出しているので、この検出出力を用いて読み取られ
たデジタル信号の誤りを検出をしても良い。
(ト)発明の効果 以上述べた如く、本発明に係るデジタル信号記録媒体
再生装置は、デジタル信号の読み直しが行われた際に、
そのデジタル信号の読み直しにより新たに復調された情
報データとメモリに書き込まれている情報データとを比
較手段により所定の複数サンプル比較してそれらの情報
データが一致したことを条件として新たに復調された情
報データの前記メモリへの書き込みを再開させるように
しているので、信号記録媒体に記録されているアドレス
の単位より細かい情報データのサンプル単位で前記メモ
リにおける情報データの管理が可能であり、前記メモリ
への書き込みをアドレス単位に含まれる情報データの全
てでなく、サンプル単位の情報データごとに行なうこと
が出来、情報データの書き込み時における前記メモリの
データ容量の増加を情報データのサンプル単位とするこ
とにより前記メモリにおけるオーバーフローを発生しに
くくして前記メモリとしてメモリ容量の小さいものの使
用が可能となるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路ブロック図、第2
図はその説明の為のフローチャートである。 主な図番の説明 (1)……ピックアップ、(3)……サーボ信号処理回
路、(4)……デジタル信号処理回路、(6)……シス
テム制御手段、(10)……第2RAM、(11)……RAM管理
手段、(12)……比較手段、(13)……誤り検出手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号記録媒体に記録されたデジタル信号を
    ピックアップにより定格速度よりも高速で読み取り、そ
    のデジタル信号を復調して得られるオーディオデータ等
    の情報データを読み取り速度に応じて高速で一旦メモリ
    に格納した後に、定格速度に合わせて前記メモリから情
    報データを読み出す様に構成され、かつ、情報データに
    誤りがあると検出されたときに前記メモリへの情報デー
    タの書き込みを中止するとともに、ピックアップによる
    信号記録媒体の読み取り位置を前記メモリへの情報デー
    タの書き込み中止直前に読み取られていたデジタル信号
    に戻して前記誤りが検出された情報データに対応するデ
    ジタル信号の読み直しを行う様に構成されたデジタル信
    号記録媒体再生装置であって、デジタル信号の読み直し
    が行われた際に、そのデジタル信号の読み直しにより新
    たに復調された情報データと前記メモリに書き込まれて
    いる情報データとを所定の複数サンプル比較する比較手
    段を設け、該比較手段により比較される新たに復調され
    た情報データと前記メモリに書き込まれている情報デー
    タとの一致が検出されたことを条件として新たに復調さ
    れた情報データの前記メモリへの書き込みを再開させる
    ようにしたことを特徴とするデジタル信号記録媒体再生
    装置。
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JPH0743879B2 (ja) * 1989-06-29 1995-05-15 松下電器産業株式会社 情報再生装置

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