JPH087538A - ディスクプレーヤーの再生制御回路 - Google Patents

ディスクプレーヤーの再生制御回路

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JPH087538A
JPH087538A JP13043594A JP13043594A JPH087538A JP H087538 A JPH087538 A JP H087538A JP 13043594 A JP13043594 A JP 13043594A JP 13043594 A JP13043594 A JP 13043594A JP H087538 A JPH087538 A JP H087538A
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JP
Japan
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memory circuit
circuit
digital signal
signal
reading
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Application number
JP13043594A
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English (en)
Inventor
Tadashi Negishi
正 根岸
Hideki Osawa
秀樹 大沢
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラム選曲再生動作を速やかに行うこと
が出来るディスクプレーヤーの再生制御回路を提供す
る。 【構成】 メモリー回路10に記憶されているデジタル
信号の読み出し速度より高速でディスクからデジタル信
号を読み取る光学式ピックアップ1と、前記メモりー回
路10への信号の書き込み動作及び該メモリー回路10
からの読み出し動作を制御するメモリー制御回路11
と、前記メモリー回路10内に記憶されているデジタル
信号の容量に応じて前記光学式ピックアップ1の動作を
制御するとともにプログラム選曲動作を制御するシステ
ム制御回路8とより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号により情
報データが記録されているディスクから読み取ったデジ
タル信号をメモリー回路に書き込むとともに該メモリー
回路に記憶されている信号を読み出して再生動作を行う
ように構成されたディスクプレーヤーの再生制御回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号により音楽等の情報データ
が記録されているディスクより信号を光学式ピックアッ
プを用いて読み出すことによって再生動作を行うディス
クプレーヤーが普及している。斯かるディスクプレーヤ
ーは、一般にディスクより読み出したデジタル信号を一
旦メモリー回路に書き込んだ後、読み出しクロックによ
り読み出すことにより一定速度で情報データを再生する
ように構成されている。そして、斯かるディスクプレー
ヤーの代表的なものとしては、CDプレーヤーが知られ
ている。
【0003】斯かるCD方式のディスクには、周知のよ
うに音楽情報等の主データ信号の他に再生に伴って1/
75秒の周期で1ブロックが完成されるサブコーディン
グ信号と呼ばれる副データ信号が記録されている。斯か
るサブコーディング信号は、P,Q〜Wチャンネルの8
つのチャンネルから構成され、その中のPチャンネルに
曲の頭の位置を示す位置指標情報が含まれているととも
にQチャンネルに信号トラックの始点からの絶対経過時
間、曲毎の経過時間及び曲番等を示す位置指標情報が含
まれている。そのため、CDプレーヤーは、前記位置指
標情報を用いることによりサーチ動作を行うことが出
来、指定した曲の再生動作や指定した区間のリピート再
生動作を行うことが出来るように構成されている。
【0004】また、CD方式のディスクには、CIRC
と称される誤り訂正符号が付与されたデジタル信号が記
録されているとともにサブコーディング信号のQチヤン
ネルにCRCと称される誤り検出符号が付与されている
ので、CDプレーヤーにおいては、斯かる信号を利用し
て読み出された情報データの誤り訂正動作及び誤り検出
動作を行うことが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したCDプレーヤ
ーの中には、ヘッドフォンを使用して再生音を聴取する
ように構成されたポータブル型のものがあるが、斯かる
ポータブル型のCDプレーヤーは、携帯して使用される
ため、外部より衝撃を受けることが多い。斯かる衝撃を
受けると、ディスクに記録されている信号を読み取るた
めに光学式ピックアップの光ビームを信号トラック上に
正しく追従させるトラッキング制御動作や信号面に正し
く合焦させるフォーカシング制御動作を行うことが出来
ない状態になり、再生音が途切れるという問題がある。
【0006】斯かる問題を解決する方法として、ディス
クからの信号の読み取り動作を再生速度よりも早く行う
とともに読み取られた信号をメモリー回路に一旦記憶さ
せた後、通常の再生速度に合わせて信号の読み出し動作
を行うようにした技術が開発されている。
【0007】本発明は、斯かる技術を利用してプログラ
ム選曲再生動作を速やかに行うようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の再生制御回路
は、メモリー回路に記憶されているデジタル信号の読み
出し速度よりも高速でディスクからデジタル信号を読み
取る読み取り手段と、前記メモリー回路への信号の書き
込み動作及び該メモリー回路からの読み出し動作を制御
するメモリー制御回路と、前記メモリー回路内に記憶さ
れているデジタル信号の容量に応じて前記読み取り手段
の動作を制御するとともにプログラム選曲動作を制御す
るシステム制御回路とより構成されている。
【0009】
【作用】本発明は、メモリー回路内に記憶されているデ
ジタル信号の容量が所定量になったとき読み取り手段に
よるディスク上の読み取り位置を後方へ戻すとともに該
メモリー回路への書き込み動作を停止せしめ、また再生
されている曲の前記メモリー回路への書き込み動作が終
了したとき読み取り手段をプログラム選曲されている曲
が記録されている位置へ移動させるようにしたものであ
る。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック回
路図である。同図において、1はCD方式のディスク
(図示せず)に光ビームを投射し、該ディスクの信号面
で反射される光ビームを受ける光検出器を有する光学式
ピックアップ、2は該ピックアップ1の光検出器から得
られるRF信号を増幅するとともに波形整形するRF増
幅回路、3は該RF増幅回路2を介して得られる信号に
基づいて前記ピックアップ1の光ビームをディスクの信
号面に合焦させるフォーカシング制御動作及び前記光ビ
ームを前記信号面の信号トラックに追従させるトラッキ
ング制御動作を行うとともに前記ピックアップ1全体の
送り動作の制御を行うサーボ信号処理回路である。
【0011】4は前記RF増幅回路2より出力される出
力信号(シリアルのデジタル信号)のデジタル信号処理
を行うとともに各種信号の復調動作を行うデジタル信号
処理回路、5は該デジタル信号処理回路4により各種信
号の復調を行う際に行うデータの並べ替えのためのデー
タを一旦記憶する第1メモリー回路、6は再生操作スイ
ッチ等の切換スイッチが組み込まれている操作スイッ
チ、7はプログラム選曲動作等を行う切換スイッチが組
み込まれている選曲スイッチ、8は前記デジタル信号処
理回路4により復調される位置指標情報となるサブコー
ディング信号を用いて表示器9に再生時間等を表示させ
るとともに操作スイッチ6及び選曲スイッチ7の操作に
応じて種々の動作制御を行うシステム制御回路である。
【0012】10は前記デジタル信号処理回路4から出
力されるデジタル(パラレル)信号が書き込まれる第2
メモリー回路、11は前記第2メモリー回路10への信
号の書き込み動作及び該第2メモリー回路10に記憶さ
れている信号の読み出し動作を制御するメモリー制御回
路、12は前記第2メモリー回路10に記憶されている
デジタル信号と前記デジタル信号処理回路4から出力さ
れるデジタル信号とを比較するとともにその比較出力を
前記メモリー制御回路11に供給する比較回路である。
【0013】13は前記デジタル信号処理回路4によリ
復調されたサブコーディング信号のQチャンネルデータ
の誤りを検出するとともにその検出出力をシステム制御
回路8に供給する誤り検出回路、14は前記第2メモリ
ー回路10より読み出されるパラレルのデジタル信号を
シリアルのデジタル信号に変換するパラレル・シリアル
変換回路、15は該パラレル・シリアル変換回路14よ
り出力されるシリアルのデジタル信号が入力されるとと
もに該信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ
である。
【0014】以上の如く構成されたCDプレーヤーにお
いて、ピックアップ1によりディスクをトレースする速
度を通常のCDプレーヤーにおけるディスクの標準トレ
ース速度より高速(例えば2倍)にしており(定格の線
速度より高速でディスクを回転させるようにしてい
る。)、ディスクのトレース速度を合わせて第1メモリ
ー回路5への信号の書き込み動作及び読み出し速度を高
速にしている。また、第2メモリー回路10への信号の
書き込み速度は、前記第1メモリー回路5からの読み出
し速度に合わせて高速にされているが、その読み出し速
度は書き込み速度より遅い標準の速度になるように構成
されている。
【0015】ここで、前記第2メモリー回路10の動作
を制御するべく設けられているメモリー制御回路11
は、該第2メモリー回路10に記憶されているデジタル
信号(オーディオデータ)の容量が、オーバーフローに
近い第1の所定量に達するとその旨の信号をシステム制
御回路8に供給するようにされている。そして、斯かる
信号を前記システム制御回路8が受けると該システム制
御回路8よりピックアップ1がディスクの同一信号トラ
ックを繰り返しトレースするべくサーボ信号処理回路3
の動作を制御する信号が出力されるように構成されてい
る。
【0016】また、斯かる動作が行われているとき、メ
モリー制御回路11の働きによって第2メモリー回路1
0へのデジタル信号の書き込み動作が中断し、該第2メ
モリー回路10からの読み出し動作のみが行われる状態
になる。そして、前記第2メモリー回路10に記憶され
ている信号が読み出し動作に伴って少なくなり、該第2
メモリー回路10に記憶されているデジタル信号の容量
が第2の所定量以下になるとメモリー回路11からその
旨の信号がシステム制御回路8に対して供給される。斯
かる信号をシステム制御回路8が受けると、該システム
制御回路8よりピックアップ1によるディスクのトレー
ス位置を先に進めるべくサーボ信号処理回路3の動作を
制御する信号が出力されるように構成されている。
【0017】また、システム制御回路8は、誤り検出回
路13からの検出出力に応じてサーボ信号処理回路3を
制御し、該誤り検出回路13によりサブコーディング信
号のQチャンネルデータの誤りが数回連続して検出され
たとき、メモリー制御回路11の働きにより誤りを有し
ていたQチャンネルデータを含むデジタル信号部分のオ
ーディオデータが第2メモリー回路10に書き込まれな
いようにするとともにピックアップ1によるディスクの
トレース位置を後退させるように構成されている。
【0018】前記サブコーディング信号のQチャンネル
データの誤りは、該Qチャンネルデータに含まれている
CRCの誤り検出符号により検出することが出来る。そ
して、前記Qチャンネルデータに誤りが存在する場合
は、そのQチャンネルデータの1ブロックが完成される
までの1/75秒間に読み取られたデジタル信号中のオ
ーディオデータに誤りが生じている可能性が大と判断出
来る。従って、前記Qチャンネルデータが数回連続して
誤っていれば、その間のデジタル信号中のオーディオデ
ータが誤っている可能性は非常に高くなる。尚、CD方
式のオーディオデータには、CIRCと称される誤り訂
正処理が施こされているので、多少のオーディオデータ
の誤りは訂正することが出来るが、大幅なオーディオデ
ータの誤りは訂正出来ない。
【0019】また、誤り検出回路13は、ピックアップ
1による信号の読み取りが不能になった状態等に生じる
Qチャンネルデータ自体が検出出来ない場合にもその旨
を示す信号をシステム制御回路8に供給し、第2メモリ
ー回路10にオーディオデータが書き込まれないように
するとともにサーボ信号処理回路3の働きによってピッ
クアップ1のディスクのトレース位置が後退されるよう
に構成されている。
【0020】サーボ信号処理回路3によりピックアップ
1によるディスクのトレース位置が後退され、再びデジ
タル信号が読み取られる状態になると、比較回路12に
よりデジタル信号処理回路4から出力されるオーディオ
データと第2メモリー回路10に記憶されているオーデ
ィオデータとの比較が行われる。この場合、デジタル信
号処理回路4からのオーディオデータを順次第2メモリ
ー回路10に記憶されている複数のオーディオデータの
それぞれと書き込まれた順に比較していく。
【0021】斯かる比較動作によって数回連続して同一
のオーディオデータが検出されると、メモリー制御回路
11の制御動作によって同一のオーディオデータ部分の
記憶番地が重なるようにしてデジタル信号処理回路4か
ら出力されるオーディオデータの第2メモリー回路10
への書き込み動作が再開される。従って、誤りを有して
いたQチャンネルデータを含むデジタル信号部分の信号
トラックが再びトレースされ、デジタル信号処理回路4
から正しく読み取られたオーディオデータが出力される
と、そのオーディオデータは、Qチャンネルデータの誤
りが検出される以前のデジタル信号部分のオーディオデ
ータに正しく連続するように第2メモリー回路10の所
定番地に書き込まれる。
【0022】ここで、前記第2メモリー回路10として
は、誤って読み取られたデジタル信号を読み直し、その
デジタル信号を信号処理して第2メモリー回路10に書
き込む間に該第2メモリー回路10から読み出すオーデ
ィオデータが無くならない記憶容量を有するものが使用
される。従って、誤って読み取られたデジタル信号がも
う一度読み直されても第2メモリー回路10から読み出
されるオーディオデータがとぎれることはない。
【0023】また、選曲スイッチ7の操作によってCD
プレーヤーがプログラム選曲動作を行う状態にあると
き、第2メモリー回路10へ1曲分の信号の書き込み動
作が終了するとピックアップ1をプログラム選曲されて
いる次の曲が記録されている位置へ移動させるように構
成されている。そして、斯かる動作によってピックアッ
プ1が次の曲が記録されている位置まで移動したとき、
第2メモリー回路10に記憶されているデジタル信号の
容量が前述した第2の所定量より少ない場合には、信号
の読み取り動作を開始するとともに読み取られた信号の
第2メモリー回路10への書き込み動作を行うように構
成されている。
【0024】また、前述した動作によってピックアップ
1が次の曲が記録されている位置まで移動したとき、第
2メモリー回路10に記憶されているデジタル信号の容
量が前述した第2の所定量より多い場合には、ピックア
ップ1による読み取り動作を待機状態にするように構成
されている。
【0025】以上の如く本発明は構成されており、次に
動作について説明する。ピックアップ1から投射される
光ビームによりディスクに形成されているトラックがト
レースされると、ディスクに記録されている信号が前記
ピックアップ1によって読み取られるとともにRF信号
(高周波信号)としてRF増幅回路2に供給される。前
記RF信号は、RF増幅回路2によって増幅されるとと
もに波形整形されてデジタル信号としてデジタル信号処
理回路4に印加される。
【0026】前記デジタル信号処理回路4は、RF増幅
回路2より出力されるデジタル信号を復調し、該デジタ
ル信号に含まれている種々のデータ信号を抽出する。斯
かるデジタル信号処理回路4の信号処理動作によってオ
ーディオデータが抽出されるが、斯かるオーディオデー
タはデジタル信号に含まれている誤り訂正データに基づ
いて誤り訂正処理が行われる。そして、斯かる誤り訂正
処理動作は、第1メモリー回路5を用いたデータの並べ
替え動作によって行われる。
【0027】前記デジタル信号処理回路4より出力され
るオーディオデータは、メモリー制御回路11の働きに
よって第2メモリー回路10に書き込まれるとともに該
第2メモリー回路10より読み出されるが、書き込み動
作は高速にて行われ、読み出し動作は標準の速度にて行
われる。
【0028】前記第2メモリー回路10から読み出され
るオーディオデータは、パラレルのデジタル信号であ
り、そのデジタル信号はパラレル・シリアル変換回路1
4に入力され、シリアルのオーディオデータに変換され
る。前記パラレル・シリアル変換回路14から出力され
るシリアルのオーディオデータは、D/Aコンバータ1
5に印加されてアナログ信号に変換されるとともに左右
のチャンネルの信号に分離されて出力される。従って、
前記D/Aコンバータ15によって出力される左右のチ
ャンネルのアナログ信号をオーディオ回路(図示せず)
に供給して増幅すればディスクに記録されている音楽等
の信号を再生聴取することが出来る。
【0029】また、デジタル信号処理回路4は、RF増
幅回路2から出力されるデジタル信号からサブコーディ
ング信号を抽出し、そのサブコーディング信号をシステ
ム制御回路8に供給する。その結果、前記システム制御
回路8は前記サブコーディング信号に含まれている再生
制御データ(エンファシスのオン・オフ等)に応じて動
作するとともに該サブコーディング信号に含まれている
位置指標情報に基づく再生時間等を表示器9に表示させ
る。
【0030】一方、デジタル信号処理回路4により抽出
されたサブコーディング信号のQチャンネルデータは、
誤り検出回路13に供給されている。前記誤り検出回路
13は、前記Qチャンネルデータが供給される度にその
Qチャンネルデータに含まれているCRCをチェック
し、該Qチャンネルデータに誤りがあるか否かを検出す
るとともに一定期間内に該Qチャンネルデータ自体が検
出出来るか否かを検出する。そして、前記誤り検出回路
13は、Qチャンネルデータの誤りをあらかじめ設定さ
れた所定回数検出することにより、又は一定期間内にQ
チャンネルデータが存在していないことを検出すること
によりディスクから読み取られたデジタル信号に誤りが
あることを判断する。
【0031】前記誤り検出回路13によって読み取られ
たデジタル信号に誤りがないと判断されると、メモリー
制御回路11及びシステム制御回路8の働きによって第
2メモリー回路10に記憶されているオーディオデータ
が第1の所定量以上か否かを検出する。そして、前記第
2メモリー回路10に記憶されているオーディオデータ
が第1の所定量に達しておらず、該第2メモリー回路1
0にオーディオデータを新たに書き込める状態であれ
ば、前記ピックアップ1によるトレース位置をそのまま
進め、新しいオーディオデータが第2メモリー回路10
に続けて書き込まれる。
【0032】そして、前記第2メモリー回路10に記憶
されているオーディオデータが第1の所定量以上にな
り、該第2メモリー回路10にオーディオデータを新た
に書き込むことが出来ない状態になるとピックアップ1
によるトレース位置が同一信号トラックのトレースを繰
り返し行う状態になるとともにオーディオデータの第2
メモリー回路10への書き込み動作が中断される。斯か
る状態において、第2メモリー回路10に記憶されてい
るオーディオデータの読み出し動作が行われてその量が
第1の所定量より少なくなると、該第2メモリー回路1
0への書き込み動作を行うことが出来る状態になる。
【0033】ところで、読み取られたデジタル信号に誤
りがあると誤り検出回路13によって検出されると、次
にシステム制御回路8により第2メモリー回路10に記
憶されているオーディオデータが第2の所定量より少な
いか否かが判断される。そして、前記第2メモリー回路
10に記憶されているオーディオデータが第2の所定量
より少ないと判断されると読み取られたデジタル信号に
誤りがあってもそのままピックアップ1によるトレース
位置を進め、新しいオーディオデータを第2メモリー回
路10に続けて書き込む。それ故、第2メモリー回路1
0から読み出されるオーディオデータがとぎれることは
ない。
【0034】一方読み取られたデジタル信号に誤りがあ
ると検出されたとき、第2メモリー回路10に記憶され
ているオーディオデータが第2の所定量より多いと判断
されると誤りを有するQチャンネルデータが含まれるデ
ジタル信号中のオーディオデータの第2メモリー回路1
0への書き込みを中止させるとともにシステム制御回路
8によるサーボ信号処理回路3の制御動作が行われてピ
ックアップ1によるトレース位置が後方へ戻される。従
って、誤りを有するQチャンネルデータが含まれるデジ
タル信号の部分が読み直されることになる。
【0035】以上の如く、本実施例の第2メモリー回路
10への信号の書き込み動作及び読み出し動作は行われ
るが、次に具体的な状況についての動作について説明す
る。ピックアップ1によるディスクに記録されている信
号の読み取り動作が正しく行われ、且つ誤り検出回路1
3が読み取られたデジタル信号の中に誤りがないと判断
しているときには、正しいオーディオデータが第2メモ
リー回路10に書き込まれる。前記第2メモリー回路1
0への信号の書き込み速度は、記憶された信号の読み出
し速度に対して高速に設定されているので、該第2メモ
リー回路10に記憶されるオーディオデータが次第に増
加してくる。
【0036】しかしながら、前記第2メモリー回路10
に記憶されているオーディオデータが第1の所定量以上
になると、ピックアップ1のトレース位置が後退され、
ディスク上の同一部分のトレースが繰り返して行われる
とともにその部分の信号に対応したオーディオデータの
該第2メモリー回路10への書き込み動作は行われない
ので、該第2メモリー回路10がオーバーフローするこ
とはない。そして、ピックアップ1によりディスク上の
同一部分が繰り返してトレースされているときであって
も前記第2メモリー回路10からのオーディオデータの
読み出し動作は続けて行われているので、オーディオデ
ータがとぎれることはなく、信号の再生動作は連続して
行われる。
【0037】一方、外部から受ける衝撃や揺動によりピ
ックアップ1によるディスク上の信号の読み取り動作が
正しく行われず誤り検出回路13が読み取られたデジタ
ル信号に誤りがあると判断したとき、第2メモリー回路
10に記憶されているオーディオデータが第2の所定量
よりも多ければ、ピックアップ1のディスク上のトレー
ス位置が後退されて誤ったと判断されたデジタル信号が
読み直される。そして、読み直されたデジタル信号中の
オーディオデータが第2メモリー回路9に記憶されてい
るオーディオデータと正しく連続するように書き込まれ
る。斯かる場合、誤ったと判断されたデジタル信号が読
み直され、そのデジタル信号中のオーディオデータが第
2メモリー回路10に書き込まれる間該第2メモリー回
路10より読み出されるオーディオデータが存在するよ
うに該第2メモリー回路10内のオーディオデータの記
憶容量は制御される。従って、第2メモリー回路10に
記憶されているオーディオデータに続けて読み直して記
憶されるオーディオデータの読み出し動作が行われるの
で、オーディオデータがとぎれることはなく、信号の再
生動作は連続して行われる。
【0038】以上の如く、第2メモリー回路10へのデ
ジタル信号の書き込み動作及び読み出し動作は行われる
が、該第2メモリー回路10から読み出されたパラレル
のデジタル信号であるオーディオデータは、パラレル・
シリアル変換回路14に入力されて、シリアルのオーデ
ィオデータに変換される。前記パラレル・シリアル変換
回路14から出力されるシリアルのオーディオデータ
は、D/Aコンバータ15に印加されてアナログ信号に
変換されるとともに左右のチャンネルの信号に分離され
て出力される。従って、ディスクに記録されている音楽
等の信号を標準の速度にて再生聴取することが出来る。
【0039】以上の如く、本実施例における通常の再生
動作は行われるが、次にプログラム選曲再生動作につい
て説明する。斯かる動作は、選曲スイッチ7の操作によ
って再生する曲の番号を設定することによって行われ
る。再生動作を行う曲の番号設定操作を行った後に再生
操作を行うと、最初に設定されている曲の再生動作が開
始されるが、斯かる再生動作は、前述したようにディス
クからの信号の読み取り動作及び第2メモリー回路10
への信号の書き込み動作を高速にて行い、且つ該第2メ
モリー回路10からの読み出し動作は標準の速度にて行
われる。
【0040】斯かる再生動作状態にあるときに現在再生
中の曲、即ち最初の曲のディスクからの読み取り動作及
び第2メモリー回路10への書き込み動作が終了する
と、システム制御回路8によるサーボ信号処理回路3に
対する制御動作が行われ、ピックアップ1を次に再生す
るべく設定されている曲が記録されている位置に移動さ
せる。斯かる動作によってピックアップ1が次の曲が記
録されている位置まで移動したとき第2メモリー回路1
0に記憶されているデジタル信号の量の検出動作が行わ
れる。
【0041】斯かる検出動作によって前記第2メモリー
回路10に記憶されているデジタル信号の量が第2の所
定量より少ない場合には、ディスクからの信号の読み取
り動作を直ちに開始させるとともに該第2メモリー回路
10への信号の書き込み動作を行う。従って、前記第2
メモリー回路10に記憶されていた最初の曲の読み出し
再生動作が終了すると次に選曲された曲の再生動作が続
けて行われることになる。
【0042】また、ピックアップ1が次の曲が記録され
ている位置まで移動したとき第2メモリー回路10に記
憶されているデジタル信号の量が第2の所定量より多い
場合には、ピックアップ1による信号の読み取り動作は
待機状態にせしめられる。斯かる状態において、第2メ
モリー回路10に記憶されている信号の読み出し動作が
進んで該第2メモリー回路10に記憶されているデジタ
ル信号の量が第2の所定量より少なくなるとディスクか
らの信号の読み取り動作及び第2メモリー回路10への
信号の書き込み動作が開始される。従って、前記第2メ
モリー回路10に記憶されていた最初の曲の読み出し再
生動作が終了すると次に選曲された曲の再生動作が続け
て行われることになる。
【0043】プログラム選曲再生動作時再生中の曲の第
2メモリー回路10への書き込み動作が終了したときピ
ックアップ1を次に再生するべく設定されている曲が記
録されている位置に移動させた後、第2メモリー回路1
0に次の曲を記憶させるように構成されているが、最初
の曲が記憶されている位置に続けて信号を書き込むよう
に構成すると第2メモリー回路10の記憶容量を有効に
利用することが出来る。
【0044】また、第2メモリー回路10への信号の書
き込み動作を最初の曲が記憶されている位置に続けて行
った場合には、該第2メモリー回路10より読み出され
て再生される曲が間を空けることなく再生されることに
なる。従って、斯かる場合には、最初の曲の第2メモリ
ー回路10からの読み出し再生動作が終了したとき、所
定時間空けて次の曲の読み出し動作を開始させるように
構成すると聴取者に不快感を与えることなく再生動作を
行うことが出来る。
【0045】
【発明の効果】本発明の再生制御回路は、ディスクから
の信号の読み取り動作及びメモリー回路への書き込み動
作を高速にて行ない、該メモリー回路からの信号の読み
出し速度を標準の速度にて行うように構成されたディス
クプレーヤーにおいて、再生されている曲のメモリー回
路への書き込み動作が終了したとき読み取り手段をプロ
グラム選曲されている曲が記録されている位置へ移動さ
せるようにしたので、即ちメモリー回路に記憶されてい
る信号の読み出し動作が行われている間に次の曲のサー
チ動作を行うようにしたので、プログラム選曲再生動作
を効率良く行うことが出来る。
【0046】また、メモリー回路に記憶されているデジ
タル信号の容量が所定量より低下したとき、読み取り手
段によりプログラム選曲されている曲の読み取り動作を
開始させるとともに該メモリー回路に記憶されている信
号に続けて読み取られた信号を書き込むようにしたの
で、メモリー回路の容量を効率良く利用することが出来
る。
【0047】そして、メモリー回路に連続して曲が記録
されている場合に、該メモリー回路に記憶されている曲
の読み出し動作が終了したとき、所定時間空けて次の曲
の読み出し動作を開始させるようにしたので、聴取者に
不快感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生制御回路の一実施例を示すブロッ
ク回路図である。
【符号の説明】
1 光学式ピックアップ 3 サーボ信号処理回路 4 デジタル信号処理回路 5 第1メモリー回路 7 選曲スイッチ 8 システム制御回路 10 第2メモリー回路 11 メモリー制御回路 12 比較回路 13 誤り検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号により情報データが記録さ
    れているディスクから読み取ったデジタル信号をメモリ
    ー回路に書き込むとともに該メモリー回路に書き込まれ
    た信号を読み出して再生動作を行うように構成され、且
    つプログラム選曲機能が組み込まれているディスクプレ
    ーヤーにおいて、前記メモリー回路に記憶されているデ
    ジタル信号の読み出し速度よりも高速で前記ディスクか
    らデジタル信号を読み取る読み取り手段と、前記メモリ
    ー回路への信号の書き込み動作及び該メモリー回路から
    の読み出し動作を制御するメモリー制御回路と、前記メ
    モリー回路内に記憶されているデジタル信号の容量に応
    じて前記読み取り手段の動作を制御するとともにプログ
    ラム選曲動作を制御するシステム制御回路とより成り、
    前記メモリー回路内に記憶されているデジタル信号の容
    量が所定量になったとき前記読み取り手段によるディス
    ク上の読み取り位置を後方へ戻すとともに該メモリー回
    路への書き込み動作を停止せしめ、また再生されている
    曲の前記メモリー回路への書き込み動作が終了したとき
    読み取り手段をプログラム選曲されている曲が記録され
    ている位置へ移動させるようにしたことを特徴とするデ
    ィスクプレーヤーの再生制御回路。
  2. 【請求項2】 読み取り手段をプログラム選曲されてい
    る曲が記録されている位置へ移動させたときメモリー回
    路に記憶されているデジタル信号の容量を検出し、該容
    量が所定量より少ないとき該読み取り手段による読み取
    り動作を行うとともに前記メモリー回路への書き込み動
    作を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    再生制御回路。
  3. 【請求項3】 読み取り手段をプログラム選曲されてい
    る曲が記録されている位置へ移動させたときメモリー回
    路に記憶されているデジタル信号の容量を検出し、該容
    量が所定量より多いとき該読み取り手段を待機状態にす
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の再生制
    御回路。
  4. 【請求項4】 メモリー回路に記憶されているデジタル
    信号の容量が所定量より低下したとき、読み取り手段に
    よる読み取り動作を開始させるとともに該メモリー回路
    に記憶されている信号に続けて読み取られた信号を書き
    込むようにしたことを特徴とする請求項3に記載の再生
    制御回路。
  5. 【請求項5】 メモリー回路に記憶されている曲の読み
    出し動作が終了したとき所定時間空けて次の曲の読み出
    し動作を行うようにしたことを特徴とする請求項4に記
    載の再生制御回路。
JP13043594A 1994-06-13 1994-06-13 ディスクプレーヤーの再生制御回路 Pending JPH087538A (ja)

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