JPH05128730A - デイスク再生装置の再生制御回路 - Google Patents

デイスク再生装置の再生制御回路

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Publication number
JPH05128730A
JPH05128730A JP28493791A JP28493791A JPH05128730A JP H05128730 A JPH05128730 A JP H05128730A JP 28493791 A JP28493791 A JP 28493791A JP 28493791 A JP28493791 A JP 28493791A JP H05128730 A JPH05128730 A JP H05128730A
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JP
Japan
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memory circuit
signal
circuit
digital signal
reading
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Application number
JP28493791A
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Inventor
Akira Tsukihashi
章 月橋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクに記録されている信号の再生音にゆ
らぎを与える再生制御回路を提供する。 【構成】 ディスクに記録されているデジタル信号を標
準速度より高速にて読み出すとともに読み出された信号
が高速にて書込まれるメモリー回路9と、該メモリー回
路9より読み出された信号が書込まれるバッファメモリ
ー回路13と、ゆらぎ信号を発生させるゆらぎ信号発生
回路17を設け、前記バッファメモリー回路13からの
デジタル信号の読み出し速度をゆらぎに基づいて変化さ
せるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号により情
報データが記録されているディスクから読み取ったデジ
タル信号をメモリー回路に書込むとともに該メモリー回
路に書込まれた信号を読み出して再生動作を行うように
構成されたディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号により音楽等の情報データ
が記録されているディスクより信号をピックアップを用
いて読み出すことによって再生動作を行うディスク再生
装置が知られている。斯かるディスク再生装置は、一般
にディスクより読み出した信号を一旦メモリー回路に書
込んだ後、読み出しクロックにより読み出すことにより
一定速度で情報データを再生するように構成されてい
る。そして、斯かるディスク再生装置の代表的なものと
しては、CDプレーヤーが知られている。
【0003】ところで、CD方式のディスクには、周知
の如く、音楽情報等の主データ信号の他に再生に伴って
1/75秒の周期で1ブロックが完成されるサブコーデ
ィング信号と呼ばれる副データ信号が記録されている。
斯かるサブコーディング信号は、P.Q〜Wチャンネル
の8つのチャンネルから構成され、その中のPチャンネ
ルに曲の頭の位置を示す位置指標情報が含まれていると
ともにQチャンネルに信号のトラックの始点からの絶対
経過時間、曲毎の経過時間及び曲番等を示す位置指標情
報が含まれている。そのため、CDプレーヤーは、斯か
る位置指標情報を用いることによりサーチ動作を行うこ
とができ、指定した曲の再生動作や指定した区間のリピ
ート再生動作等を行うことができるように構成されてい
る。
【0004】また、CD方式のディスクには、CIRC
と称される誤り訂正符号が付与されたデジタル信号が記
録されているとともにサブコーディング信号のQチャン
ネルにCRCと称される誤り検出符号が付与されている
ので、CDプレーヤーにおいては、斯かる信号を利用し
て再生された情報データの誤り訂正動作及び誤り検出動
作を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に普及しているC
Dプレーヤーは、音楽等の信号をHi−Fiにて再生聴
取することを目的として開発されている。そして最近で
は1/fのゆらぎ等の自然界に存在する無秩序性が人間
にとって心地よいということが論じられている。本発明
は、斯かる点を考慮した再生制御回路を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の再生制御回路
は、ディスクより読み取られたデジタル信号が書込まれ
るメモリー回路に記憶されているデジタル信号の読み出
し速度よりも高速で前記ディスクからデジタル信号を読
み取る読み取り手段と、前記メモリー回路への信号の書
込み動作及び該メモリー回路からの読み出し動作を制御
するメモリー制御回路と、前記メモリー回路より読み出
されたデジタル信号が書込まれるとともに読み出された
信号がパラレル・シリアル変換回路によってシリアル信
号に変換された後D/Aコンバータによりアナログ信号
に変換されるバッファメモリー回路と、前記メモリー制
御回路により検出されるメモリー回路内のデジタル信号
の容量に応じて前記読み取り手段の動作を制御するとと
もに前記バッファメモリー回路からの読み出し速度を制
御するシステム制御回路とより構成されている。
【0007】
【作用】本発明は、メモリー制御回路によりメモリー回
路内のデジタル信号の容量が所定量になったことが検出
されたとき読み取り手段によるディスク上の読み取り位
置を後方へ戻すとともに該メモリー回路へのデジタル信
号の書込み動作を一時的に停止せしめ、またバッファメ
モリー回路からのデジタル信号の読み出し速度をゆらぎ
に基づいて変化させるようにしたものである。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック回路
図である。同図において、1はCD方式のディスク(図
示せず)に光ビームを投射し、該ディスクの信号面で反
射される光ビームを受ける光検出器を有するピックアッ
プ、2は該ピックアップ1の光検出器から得られるRF
信号を増幅するとともに波形整形するRF増幅回路、3
は該RF増幅回路2を介して得られる信号に基づいて前
記ピックアップ1の光ビームをディスクの信号面に合焦
させるフォーカシング制御及び前記光ビームを前記信号
面の信号トラックに追従させるトラッキング制御を行う
とともに前記ピックアップ1全体の送り動作の制御を行
うサーボ信号処理回路、4は前記RF増幅回路2より出
力される出力信号(シリアルのデジタル信号)のデジタ
ル信号処理を行うとともに各種信号の復調動作を行うデ
ジタル信号処理回路、5は該デジタル信号処理回路4に
より各種信号の復調を行う際に行うデータの並べ替えの
ためのデータを一旦記憶する第1メモリー回路、6は前
記デジタル信号処理回路4で復調される位置指標情報と
なるサブコーディング信号を用いて表示器7に再生時間
等を表示させるとともに操作スイッチ8の操作に応じて
種々の動作制御を行うシステム制御回路である。9は前
記デジタル信号処理回路4から出力されるデジタル(パ
ラレル)信号が書込まれる第2メモリー回路、10は前
記第2メモリー回路9への信号の書込み動作及び該第2
メモリー回路9に記憶されている信号の読み出し動作を
制御するメモリー制御回路、11は前記第2メモリー回
路9に記憶されているデジタル信号と前記デジタル信号
処理回路4から出力されるデジタル信号とを比較すると
ともにその比較出力を前記メモリー制御回路10に供給
する比較回路、12は前記デジタル信号処理回路4によ
り復調されたサブコーディング信号のQチャンネルデー
タの誤りを検出するとともにその検出出力をシステム制
御回路6に供給する誤り検出回路、13は前記第2メモ
リー回路9より読み出されたデジタル信号が書込まれる
とともに読み出し速度が前記システム制御回路6によっ
て制御されるバッファメモリー回路、14は前記バッフ
ァメモリー回路13より読み出されるパラレルのデジタ
ル信号をシリアルのデジタル信号に変換するパラレル・
シリアル変換回路、15は該パラレル・シリアル変換回
路14より出力されるシリアルのデジタル信号が入力さ
れるとともに該信号をアナログ信号に変換するD/Aコ
ンバータである。16はゆらぎによる再生動作を行う場
合に閉成されるゆらぎ用操作スイッチ、17は該ゆらぎ
用操作スイッチ16が閉成状態にあるとき動作状態にな
るとともにゆらぎ信号を発生するゆらぎ信号発生回路で
あり、該ゆらぎ信号発生回路17が動作状態にあるとき
前記バッファメモリー回路13からの信号の読み出し速
度を微妙に変化させるように前記システム制御回路6に
対して動作するように構成されている。18は、前記ゆ
らぎ信号発生回路17が動作状態にあるとき操作される
ゆらぎ可変手段であり、該ゆらぎ発生回路17より出力
される信号を可変してゆらぎの特性を可変する作用を成
すものである。
【0009】以上の如く構成されたCDプレーヤーにお
いて、前記ピックアップ1によりディスクをトレースす
る速度を通常のCDプレーヤーにおけるディスクの標準
のトレース速度より高速(例えば2倍)にしており(定
格の線速度より高速でディスクを回転させるようにして
いる。)、ディスクのトレース速度に合わせて第1メモ
リー回路5への信号の書込み動作及び読み出し速度を高
速にしている。また、前記第2メモリー回路9への信号
の書込み速度は前記第1メモリー回路5の読み出し速度
に合わせて高速にされているが、その読み出し速度は書
込み速度より遅く、且つ前記バッファメモリー回路13
からの信号の読み出し速度の変化に応じて変化するよう
に構成されている。
【0010】ここで、前記メモリー制御回路10は、第
2メモリー回路9に記憶されているデジタル信号(オー
ディオデータ)の容量が、オーバーフローに近い第1の
所定量に達するとその旨の信号をシステム制御回路6に
供給するようにされている。そして、斯かる信号を前記
システム制御回路6が受けると該システム制御回路6よ
りピックアップ1がディスクの同一信号トラックを繰り
返しトレースするべくサーボ信号処理回路3の動作を制
御する信号が出力されるように構成されている。また、
斯かる動作が行われているときメモリー制御回路10の
働きによって第2メモリー回路9へのデジタル信号の書
込み動作が中断し、第2メモリー回路9からの読み出し
動作のみが行われる状態になる。そして、前記第2メモ
リー回路9に記憶されている信号が読み出し動作に伴な
って少なくなり、該第2メモリー回路9に記憶されてい
るデジタル信号の容量が第2の所定量以下になるとメモ
リー制御回路10からその旨の信号がシステム制御回路
6に対して供給される。斯かる信号をシステム制御回路
6が受けると該システム制御回路6よりピックアップ1
によるディスクのトレース位置を先に進めるべくサーボ
信号処理回路3の動作を制御する信号が出力されるよう
に構成されている。
【0011】また、システム制御回路6は、誤り検出回
路12からの検出出力に応じてサーボ信号処理回路3を
制御し、該誤り検出回路12によりサブコーディング信
号のQチャンネルデータの誤りが数回連続して検出され
たとき、メモリー制御回路10の働きにより誤りを有し
ていたQチャンネルデータを含むデジタル信号部分のオ
ーディオデータが第2メモリー回路9に書込まれないよ
うにするとともにピックアップ1によるディスクのトレ
ース位置を後退させるように構成されている。
【0012】前記サブコーディング信号のQチャンネル
データの誤りは、該Qチャンネルデータに含まれている
CRCの誤り検出符号により検出することができる。そ
して、前記Qチャンネルデータに誤りが存在する場合
は、そのQチャンネルデータの1ブロックが完成される
までの1/75秒間に読み取られたデジタル信号中のオ
ーディオデータに誤りが生じている可能性が大と判断で
きる。従って、前記Qチャンネルのデータが数回連続し
て誤っていれば、その間のデジタル信号中のオーディオ
データが誤っている可能性は非常に高くなる。尚、CD
方式のオーディオデータには、CIRCと称される誤り
訂正処理が施こされているので、多少のオーディオデー
タの誤りは訂正することができるが、大幅なオーディオ
データの誤りは訂正できない。
【0013】また、誤り検出回路12は、ピックアップ
1による信号の読み取りが不能になった状態等に生じる
Qチャンネルデータ自体が検出できない場合にもその旨
を示す信号をシステム制御回路6に供給し、第2メモリ
ー回路9にオーディオデータが書込まれないようにする
とともにサーボ信号処理回路3の働きによってピックア
ップ1のディスクのトレース位置が後退されるように構
成されている。
【0014】サーボ信号処理回路3によりピックアップ
1によるディスクのトレース位置が後退され、再びデジ
タル信号が読み取られる状態になると、比較回路11に
よりデジタル信号処理回路4から出力されるオーディオ
データと第2メモリー回路9に記憶されているオーディ
オデータとの比較が行われる。この場合、デジタル信号
処理回路4からのオーディオデータを順次第2メモリー
回路9に記憶されている複数のオーディオデータのそれ
ぞれと書込まれた順に比較していく。そして、数回連続
して同一のオーディオデータが検出されると、メモリー
制御回路10の制御動作によって同一のオーディオデー
タ部分の記憶番地が重なるようにしてデジタル信号処理
回路4から出力されるオーディオデータの第2メモリー
回路9への書込み動作が再開される。従って、誤りを有
していたQチャンネルデータを含むデジタル信号部分の
信号トラックが再びトレースされ、デジタル信号処理回
路4から正しく読み取られたオーディオデータが出力さ
れるとそのオーディオデータは、Qチャンネルデータの
誤りが検出される以前のデジタル信号部分のオーディオ
データに正しく連続するように第2メモリー回路9の所
定番地に書込まれる。ここで前記第2メモリー回路9と
しては、誤って読み取られたデジタル信号を読み直し、
そのデジタル信号を信号処理して該第2メモリー回路9
に書込む間に該第2メモリー回路9から読み出されるオ
ーディオデータがなくならない記憶容量を有するものが
使用される。従って、誤って読み取られたデジタル信号
がもう一度読み直されても該第2メモリー回路9から読
み出されるオーディオデータがとぎれることはない。
【0015】また、バッファメモリー回路13に記憶さ
れているデジタル信号の読み出し動作は、システム制御
回路6より出力される読み出しクロック信号に基づいて
行われるが、その読み出し速度は再生信号の速度が標準
になるように設定されている。そして、ゆらぎ信号発生
回路17が動作状態になると前記バッファメモリー回路
13に記憶されているデジタル信号の読み出し速度が微
妙に変化せしめられて、再生信号にゆらぎを発生させる
ように構成されている。斯かるゆらぎによる再生動作が
行われているときバッファメモリー回路13からの信号
の読み出し速度が変化し、その変化に対応して第2メモ
リー回路9に記憶されているデジタル信号の読み出し速
度も変化せしめられるが、斯かる読み出し動作の制御動
作は、前記バッファメモリー回路13に記憶されている
デジタル信号の容量が所定量以上になるように行われ
る。
【0016】以上の如く本発明は構成されており、次に
動作について説明する。ピックアップ1より投射される
光ビームによってディスクのトラックがトレースされる
と、ディスクに記録されている信号が前記ピックアップ
1によって読み取られるとともにRF信号(高周波信
号)としてRF増幅回路2に供給される。前記RF信号
は、RF増幅回路2により増幅されるとともに波形整形
されてデジタル信号としてデジタル信号処理回路4に印
加される。前記デジタル信号処理回路4は、RF増幅回
路2より出力されるデジタル信号を復調し、該デジタル
信号に含まれている種々のデータ信号を抽出する。斯か
るデジタル信号処理回路4の信号処理動作によってオー
ディオデータが抽出されるが、斯かるオーディオデータ
はデジタル信号に含まれている誤り訂正データに基づい
て誤り訂正処理が行われる。そして、斯かる誤り訂正処
理動作は、第1メモリー回路5を用いたデータの並べ替
え動作によって行われる。
【0017】前記デジタル信号処理回路4より出力され
るオーディオデータは、メモリー制御回路10の働きに
よって第2メモリー回路9に書込まれるとともに該第2
メモリー回路9より読み出される。該第2メモリー回路
9より読み出されるデジタル信号はバッファメモリー回
路13に書込まれるが、その読み出し動作は、該バッフ
ァメモリー回路13に記憶されているデジタル信号の容
量が所定量以上になるように行われる。
【0018】前記バッファメモリー回路13に記憶され
たデジタル信号の読み出し動作は、前記システム制御回
路6より出力される読み出しクロック信号に基づいて行
われる。該バッファメモリー回路13からはパラレルの
オーディオデータが読み出されるが、そのオーディオデ
ータはパラレル・シリアル変換回路14に入力され、シ
リアルのオーディオデータに変換される。前記パラレル
・シリアル変換回路14から出力されるシリアルのオー
ディオデータは、D/Aコンバータ15に印加されてア
ナログ信号に変換されるとともに左右のチャンネルの信
号に分離されて出力される。従って、前記D/Aコンバ
ータ15によって出力される左右のチャンネルのアナロ
グ信号をオーディオ回路(図示せず)に供給して増幅す
ればディスクに記録されている音楽等の信号を再生聴取
することができる。
【0019】また、デジタル信号処理回路4は、RF増
幅回路2から出力されるデジタル信号からサブコーディ
ング信号を抽出し、そのサブコーディング信号をシステ
ム制御回路6に供給する。その結果、前記システム制御
回路6は前記サブコーディング信号に含まれている再生
制御データ(エンファシスのオン・オフ等)に応じて動
作するとともに該サブコーディング信号に含まれている
位置指標情報に基づく再生時間等を表示器7に表示させ
る。
【0020】一方、デジタル信号処理回路4により抽出
されたサブコーディング信号のQチャンネルデータは、
誤り検出回路12に供給されている。前記誤り検出回路
12は、前記Qチャンネルデータが供給される度にその
Qチャンネルデータに含まれているCRCをチェック
し、該Qチャンネルデータに誤りがあるか否かを検出す
るとともに一定期間内に該Qチャンネルデータ自体が検
出できるか否かを検出する。そして、前記誤り検出回路
12は、Qチャンネルデータの誤りをあらかじめ設定さ
れた所定回数検出することにより、又は一定期間内にQ
チャンネルデータが存在していないことを検出すること
によりディスクから読み取られたデジタル信号に誤りが
あることを判断する。
【0021】前記誤り検出回路12によって読み取られ
たデジタル信号に誤りがないと判断されると、メモリー
制御回路10を監視するシステム制御回路6により第2
メモリー回路9に記憶されているオーディオデータが第
1の所定量以上か否かを検出する。そして、前記第2メ
モリー回路9に記憶されているオーディオデータが第1
の所定量に達しておらず、該第2メモリー回路9にオー
ディオデータを新たに書込める状態であれば、ピックア
ップ1によるトレース位置をそのまま進め、新しいオー
ディオデータが第2メモリー回路9に続けて書込まれ
る。
【0022】そして、前記第2メモリー回路9に記憶さ
れているオーディオデータが第1の所定量以上であり、
該第2メモリー回路9にオーディオデータを新たに書込
むことができない状態になるとピックアップ1によるト
レース位置が同一信号トラックのトレースを繰り返し行
う状態になるとともにオーディオデータの第2メモリー
回路9への書込み動作が中断される。斯かる状態におい
て、第2メモリー回路9に記憶されているオーディオデ
ータの読み出し動作が行われてその量が第1の所定量よ
り少なくなると書込み動作を行うことができる状態にな
る。
【0023】ところで、読み取られたデジタル信号に誤
りがあると誤り検出回路12によって検出されると、次
にシステム制御回路6により第2メモリー回路9に記憶
されているオーディオデータが第2の所定量以下か否か
が判断される。そして、前記第2メモリー回路9に記憶
されているオーディオデータが第2の所定量以下である
と判断されると読み取られたデジタル信号に誤りがあっ
てもそのままピックアップ1によるトレース位置を進
め、新しいオーディオデータを第2メモリー回路9に続
けて書込む。それ故、第2メモリー回路9から読み出さ
れるオーディオデータがとぎれることはない。
【0024】一方、読み取られたデジタル信号に誤りが
あると検出されたとき第2メモリー回路9に記憶されて
いるオーディオデータが第2の所定量より多いと判断さ
れると誤りを有するQチャンネルデータが含まれるデジ
タル信号中のオーディオデータの第2メモリー回路9へ
の書込みを中止させるとともにシステム制御回路6によ
るサーボ信号処理回路3の制御動作が行われてピックア
ップ1によるトレース位置が後方へ戻される。従って、
誤りを有するQチャンネルデータが含まれるデジタル信
号の部分が読み直されることになる。
【0025】以上の如く本実施例の第2メモリー回路9
への信号の書込み動作及び読み出し動作は行われるが、
次に具体的な状況についての動作について説明する。
【0026】ピックアップ1によるディスクに記録され
ている信号の読み取り動作が正しく行われ、且つ誤り検
出回路12が読み取られたデジタル信号の中に誤りがな
いと判断しているときには正しいオーディオデータが第
2メモリー回路9に書込まれる。前記第2メモリー回路
9への信号の書込み速度は、記憶された信号の読み出し
速度に対して高速に設定されているので、該第2メモリ
ー回路9に記憶されるオーディオデータが次第に増加し
てくる。しかしながら、前記第2メモリー回路9に記憶
されているオーディオデータが第1の所定量以上になる
と、ピックアップ1のトレース位置が後退されディスク
上の同一部分のトレースが繰り返して行われるとともに
その部分の信号に対応したオーディオデータの該第2メ
モリー回路9への書込み動作は行われないので、該第2
メモリー回路9がオーバーフローすることはない。そし
て、ピックアップ1によりディスク上の同一部分が繰り
返してトレースされているときであっても前記第2メモ
リー回路9からのオーディオデータの読み出し動作は続
けて行われているので、オーディオデータがとぎれるこ
とはなく、信号の再生動作は連続して行われる。
【0027】一方、外部から受ける衝撃や揺動によりピ
ックアップ1によるディスク上の信号の読み取り動作が
正しく行われず誤り検出回路12が読み取られたデジタ
ル信号に誤りがあると判断したとき、第2メモリー回路
9に記憶されているオーディオデータが第2の所定量よ
りも多ければ、ピックアップ1のディスク上のトレース
位置が後退されて誤ったと判断されたデジタル信号が読
み直される。そして、読み直されたデジタル信号中のオ
ーディオデータが第2メモリー回路9に記憶されている
オーディオデータと正しく連続するように書込まれる。
斯かる場合、誤ったと判断されたデジタル信号が読み直
され、そのデジタル信号中のオーディオデータが第2メ
モリー回路9に書込まれる間該第2メモリー回路9より
読み出されるオーディオデータが存在するように該第2
メモリー回路9内のオーディオデータの記憶容量は制御
される。従って、第2メモリー回路9に記憶されている
オーディオデータに続けて読み直して記憶されるオーデ
ィオデータの読み出し動作が行われるので、オーディオ
データがとぎれることはなく、信号の再生動作は連続し
て行われる。
【0028】以上の如く第2メモリー回路9へのデジタ
ル信号の書込み動作及び読み出し動作は行われるが、次
にバッファメモリー回路13への信号の書込み動作及び
読み出し動作について説明する。
【0029】ゆらぎ用操作スイッチ16が開放された状
態にあるときには、ゆらぎ信号発生回路17は不動作状
態にある。斯かる状態にあるときには、前記バッファメ
モリー回路13からオーディオデータを読み出す速度が
ディスクに記録されている信号のサンプリング周波数に
応じて標準になるように設定固定される。そして、前記
第2メモリー回路9からのデジタル信号の読み出し動作
は、前記バッファメモリー回路13に記憶されている信
号の容量が所定量以上になるように行われる。前記バッ
ファメモリー回路13から読み出されたパラレルのデジ
タル信号であるオーディオデータは、パラレル・シリア
ル変換回路14に入力されて、シリアルのオーディオデ
ータに変換される。前記パラレル・シリアル変換回路1
4から出力されるシリアルのオーディオデータは、D/
Aコンバータ15に印加されてアナログ信号に変換され
るとともに左右のチャンネルの信号に分離されて出力さ
れる。従って、ディスクに記録されている音楽等の信号
を標準の速度にて再生聴取することができる。
【0030】以上の如く通常の再生聴取動作は行われる
が、次にゆらぎによる再生動作について説明する。使用
者が前述した再生聴取動作が行われているときにゆらぎ
用操作スイッチ16を閉成せしめるとゆらぎ信号発生回
路17が動作状態になり、ゆらぎ動作を行うためのゆら
ぎ信号をシステム制御回路6に対して出力する。斯かる
ゆらぎ信号がシステム制御回路6に入力されると該シス
テム制御回路6よりバッファメモリー回路13に供給さ
れる読み出しクロックパルスの周期がゆらぎ信号の変化
に対応して変化せしめられる。従って、前記バッファメ
モリー回路13からのデジタル信号の読み出し速度が変
化せしめられるのでD/Aコンバータ15によってアナ
ログ信号に変換された再生信号が標準速度に対して微妙
に変化し、再生信号にゆらぎが発生することになる。そ
して、斯かる再生動作が行われるとき第2メモリー回路
9に記憶されている信号の読み出し速度の制御動作は、
前記バッファメモリー回路13に記憶されているオーデ
ィオデータの容量が所定量以上になるように行われるた
め再生動作は連続して行われることになる。
【0031】また、前述したゆらぎによる再生聴取動作
を行っているときにゆらぎ可変手段18を操作するとゆ
らぎ信号発生回路17より出力されるゆらぎ信号が変化
せしめられる。その結果、前記バッファメモリー回路1
3からのデジタル信号の読み出し速度の変化度が可変せ
しめられるので、D/Aコンバータ15より出力される
アナログ信号である再生信号のゆらぎの特性が変化せし
められる。従って、使用者はゆらぎ可変手段18を操作
することによって最も自分に合ったゆらぎによる再生聴
取動作を行うことができる。
【0032】尚、本実施例では、ディスクより読み取ら
れたデジタル信号の誤りをサブコーディング信号のQチ
ャンネルデータにより検出しているが、デジタル信号処
理回路4により正しいオーディオデータか、訂正済のオ
ーディオデータか、あるいは補間されて得られたオーデ
ィオデータかを検出しているので、この検出出力を用い
て読み取られたデジタル信号の誤りを検出するようにす
ることもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明の再生制御回路は、ディスクより
読み取られたデジタル信号が記憶されるバッファメモリ
ー回路を設けるとともに該バッファメモリー回路からの
読み出し速度をゆらぎに基づいて変化させるようにした
ので心地よい再生音を得ることができ、本発明は商品価
値を高める上で非常に大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生制御回路の一実施例を示すブロッ
ク回路図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ 3 サーボ信号処理回路 4 デジタル信号処理回路 5 第1メモリー回路 6 システム制御回路 9 第2メモリー回路 10 メモリー制御回路 11 比較回路 12 誤り検出回路 13 バッファメモリー回路 14 パラレル・シリアル変換回路 15 D/Aコンバータ 17 ゆらぎ信号発生回路 18 ゆらぎ可変手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号により情報データが記録さ
    れているディスクから読み取ったデジタル信号をメモリ
    ー回路に書込むとともに該メモリー回路に書込まれた信
    号を読み出して再生動作を行うように構成されたディス
    ク再生装置において、前記メモリー回路に記憶されてい
    るデジタル信号の読み出し速度よりも高速で前記ディス
    クからデジタル信号を読み取る読み取り手段と、前記メ
    モリー回路への信号の書込み動作及び該メモリー回路か
    らの読み出し動作を制御するメモリー制御回路と、前記
    メモリー回路より読み出されたデジタル信号が書込まれ
    るとともに読み出された信号がパラレル・シリアル変換
    回路によってシリアル信号に変換された後D/Aコンバ
    ータによりアナログ信号に変換されるバッファメモリー
    回路と、前記メモリー制御回路により検出されるメモリ
    ー回路内のデジタル信号の容量に応じて前記読み取り手
    段の動作を制御するとともに前記バッファメモリー回路
    からの読み出し速度を制御するシステム制御回路とより
    成り、前記メモリー制御回路により前記メモリー回路内
    のデジタル信号の容量が所定量になったことが検出され
    たとき前記読み取り手段によるディスク上の読み取り位
    置を後方へ戻すとともに該メモリー回路へのデジタル信
    号の書込み動作を一時的に停止せしめ、また前記バッフ
    ァメモリー回路からのデジタル信号の読み出し速度をゆ
    らぎに基づいて変化させるようにしたことを特徴とする
    ディスク再生装置の再生制御回路。
  2. 【請求項2】 デジタル信号により情報データが記録さ
    れているディスクから読み取ったデジタル信号をメモリ
    ー回路に書込むとともに該メモリー回路に書込まれた信
    号を読み出して再生動作を行うように構成されたディス
    ク再生装置において、前記メモリー回路に記憶されてい
    るデジタル信号の読み出し速度よりも高速で前記ディス
    クからデジタル信号を読み取る読み取り手段と、前記メ
    モリー回路への信号の書込み動作及び該メモリー回路か
    らの読み出し動作を制御するメモリー制御回路と、前記
    メモリー回路より読み出されたデジタル信号が書込まれ
    るとともに読み出された信号がパラレル・シリアル変換
    回路によってシリアル信号に変換された後D/Aコンバ
    ータによりアナログ信号に変換されるバッファメモリー
    回路と、前記メモリー制御回路により検出されるメモリ
    ー回路内のデジタル信号の容量に応じて前記読み取り手
    段の動作を制御するとともに前記バッファメモリー回路
    からの読み出し速度を制御するシステム制御回路と、前
    記バッファメモリー回路からのデジタル信号の読み出し
    速度にゆらぎを与えるとき動作状態になるゆらぎ信号発
    生回路とより成り、前記メモリー制御回路により前記メ
    モリー回路内のデジタル信号の容量が所定量になったこ
    とが検出されたとき前記読み取り手段によるディスク上
    の読み取り位置を後方へ戻すとともに該メモリー回路へ
    のデジタル信号の書込み動作を一時的に停止せしめ、ま
    た前記バッファメモリー回路からの読み出し動作を前記
    ゆらぎ信号発生回路より出力される信号に基づいて行っ
    ているときそのゆらぎ特性を可変することができるよう
    にしたことを特徴とするディスク再生装置の再生制御回
    路。
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