JP2002133773A - データ記録装置 - Google Patents

データ記録装置

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JP2002133773A
JP2002133773A JP2000320671A JP2000320671A JP2002133773A JP 2002133773 A JP2002133773 A JP 2002133773A JP 2000320671 A JP2000320671 A JP 2000320671A JP 2000320671 A JP2000320671 A JP 2000320671A JP 2002133773 A JP2002133773 A JP 2002133773A
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JP
Japan
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audio signal
recording
level
threshold value
input
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Application number
JP2000320671A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yokomizo
仁志 横溝
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 データ記録再生装置10はインターフェイス
40を含み、入力端子38を介して入力されるディジタ
ルデータを受信する。インターフェイス40は、ディジ
タルデータからオーディオ信号を抽出し、ATRACエ
ンコーダ42に入力するとともに、ピークホールド回路
50に入力する。シスコン24は、ピークホールド回路
50からの出力に基づいて、インターフェイス40介し
て入力されるオーディオ信号のピーク値(入力レベル)
を検出する。ユーザが録音ボタンを操作すると、録音待
機状態となり、シスコン24は、入力レベルが第1閾値
を上回ると、オーディオ信号の記録を開始する。また、
記録中では、入力レベルが第1閾値よりも高い第2閾値
を下回ってから第2閾値を上回るまでの時間が第1所定
時間を超えるとき、曲間であると判定し、曲番を更新す
る。 【効果】 正確に録音を開始でき、適切な位置で曲番を
更新できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータ記録装置に関
し、特にたとえばオーディオ信号を記録媒体に記録す
る、データ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のデータ記録装置では、ケ
ーブル等で接続された外部の再生装置から入力されるオ
ーディオ信号のレベルを検出し、一定レベル以上のオー
ディオ信号を検出すると、自動的に録音を開始するシン
クロ録音機能が備えられている。また、録音中にオーデ
ィオ信号が一定レベル以下になると、無音区間すなわち
曲間と判断し、自動的に曲番を切り換えるオートマーカ
機能が備えられている。このようなシンクロ録音機能や
オートマーカ機能によって、たとえばCDに記録された
オーディオ信号をMDのような記録媒体に記録してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
では、録音開始および曲番切換のためにオーディオ信号
のレベルと比較する一定レベルは同じ値に設定されてい
たため、正確に録音を開始させるために一定レベルを低
く設定した場合には、曲間を正確に判定できず、曲番の
切り換え(更新)ができないという問題があった。一
方、曲間を正確に判定するために一定レベルを高く設定
した場合には、微小音を検出することができず、曲の始
まりから録音を開始することができないという問題があ
った。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、正
確にシンクロ録音を開始でき、かつ適切な位置で曲を切
り換えることができる、データ記録装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数曲分の
オーディオ信号を記録媒体に記録するデータ記録装置に
おいて、オーディオ信号を入力する入力手段、オーディ
オ信号のレベルを第1閾値と比較する第1比較手段、レ
ベルを第1閾値よりも高い第2閾値と比較する第2比較
手段、レベルが第1閾値を上回ったときオーディオ信号
の記録を開始する記録開始手段、およびレベルが第2閾
値を下回ってから第2閾値を上回るまでの時間が第1所
定時間を超えるとき曲番を更新する更新手段を備えるこ
とを特徴とする、データ記録装置である。
【0006】
【作用】この発明のデータ記録装置は、所望の複数曲分
のオーディオ信号をMDのような記録媒体に記録でき
る。このようなデータ記録装置では、入力手段がオーデ
ィオ信号を入力する。第1比較手段はオーディオ信号の
レベル(入力レベル)を第1閾値とを比較し、第2比較
手段は入力レベルを第2閾値と比較する。たとえば、ユ
ーザが録音ボタンを操作すると、録音待機状態となり、
入力レベルが第1閾値を上回ったときに、録音開始手段
がオーディオ信号の記録を開始する。また、録音中で
は、入力レベルが第2閾値を下回ってから第2閾値を上
回るまでの時間が第1所定時間を超えるとき、曲間と判
定して、更新手段が曲番を更新する。
【0007】たとえば、入力レベルが第1閾値を下回る
時間が第2所定時間を超えたとき、オーディオ信号の再
生が終了したと判断して、記録終了手段がオーディオ信
号の記録を終了する。つまり、曲間と区別して、オーデ
ィオ信号の記録(ダビング)を正常に終了することがで
きる。
【0008】また、ディジタル入力手段がディジタル方
式のオーディオ信号を入力し、アナログ入力手段がアナ
ログ方式のオーディオ信号をディジタル方式のオーディ
オ信号に変換して入力するので、ディジタル方式および
アナログ方式のオーディオ信号の一方をダビングするこ
とができる。
【0009】ただし、カセットテーププレーヤのような
アナログ信号再生装置から再生されたアナログ方式のオ
ーディオ信号をダビングするような場合には、そのオー
ディオ信号を再生するときにノイズが含まれてしまうた
め、設定手段はディジタル方式のオーディオ信号をダビ
ングする場合よりも第1閾値および第2閾値を高く設定
する。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、第1閾値に基づいて
録音を開始し、第2閾値に基づいて曲番を更新するの
で、正確に録音を開始することができ、かつ適切な位置
で曲番を更新することができる。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1を参照して、この実施例のデータ記録再
生装置10は光ピックアップ12を含み、光ピックアッ
プ12はミニディスク(MD)14に設けられたディス
ク14aの裏面にレーザ光を照射する。したがって、光
ピックアップ12はディスク14aからの反射光の偏向
面から磁性面上のN極とS極とを判断し、ディスク14
aに記録された再生信号(オーディオ信号)を取り出
す。また、ディスク14aはスピンドルモータ16によ
って回転駆動される。光ピックアップ12で取り出され
たオーディオ信号はRFアンプ18に与えられる。RF
アンプ18はオーディオ信号を増幅し、増幅されたオー
ディオ信号はデコーダ20に与えられるとともに、サー
ボ回路22に与えられる。
【0013】デコーダ20は、RFアンプ18から与え
られたオーディオ信号に誤り訂正(パリティエラーおよ
びインターリーブ)のための復号化処理やEFM(Eight
toFourteen Modulation)復調処理などの処理を施す。
【0014】サーボ回路22は、RFアンプ18から与
えられたオーディオ信号に基づいてシステムコントロー
ルマイコン(以下、単に「シスコン」という。)24の
指示に従って、スピンドルモータ16の回転制御をす
る。また、サーボ回路22は、光ピックアップ12をデ
ィスク14aのラジアル(スレッド)方向に移動させる
ためのスレッドモータ26の回転駆動を制御する。さら
に、サーボ回路22は、光ピックアップ12に設けられ
たレンズ(図示せず)がディスク14aに設けられたト
ラック(図示せず)上を正確にトレースするように制御
する。つまり、シスコン24の指示に従ってサーボ回路
22がトラッキングサーボおよびフォーカスサーボを制
御する。
【0015】デコーダ20を介したオーディオ信号は、
メモリコントローラ28の指示に従ってバッファメモリ
としてのDRAM30に格納される。DRAM30に格
納されたオーディオ信号は、シスコン24の制御の下、
メモリコントローラ28の指示に従って一定のデータレ
ートで読み出され、後段の再生系に与えられる。つま
り、オーディオ信号は、ATRAC(Adaptive Transfor
m Acoustic Coding)デコーダ32に与えられる。ATR
ACデコーダ32では、ATRAC方式で圧縮されたオ
ーディオ信号が復調(伸長)され、伸長されたオーディ
オ信号はD/A変換器34に与えられる。したがって、
オーディオ信号がアナログ信号に変換され、出力端子3
6から図示しないアンプおよびスピーカを介して出力さ
れる。このようにして、ディスク14aに記録されたオ
ーディオ信号が再生される。
【0016】ただし、MD14の装着時にディスク14
aに記録されたオーディオ信号の管理情報すなわちTO
C(Table Of Contents)情報が光ピックアップ12によ
って読み取られ、このTOC情報はメモリコントローラ
28の指示に従ってRAM24aに格納される。なお、
TOC情報は、DRAM30に格納されてもよい。シス
コン24は、このTOC情報に基づいてオーディオ信号
を再生する。また、TOC情報には、曲数(ファイル
数),この曲数(曲番)に対応して各曲が記録されてい
る開始アドレス(絶対時間)と終了アドレス(絶対時
間)および未記録領域の開始アドレス(絶対時間)と終
了アドレス(絶対時間)などの情報が含まれる。
【0017】一方、入力端子38にディジタルデータが
入力されると、このディジタルデータはディジタルオー
ディオインターフェイス(以下、単に「インターフェイ
ス」という。)40を介してATRACエンコーダ42
に与えられる。
【0018】インターフェイス40は、ディジタルデー
タを受信すると、ディジタルデータに含まれるオーディ
オ信号を抽出し、ATRACエンコーダ42に与える
(入力する)。ATRACエンコーダ42では、インタ
ーフェイス40から与えられるオーディオ信号をATR
AC方式で符号化(圧縮)する。圧縮されたオーディオ
信号は、シスコン24の制御の下、メモリコントローラ
28の指示に従ってDRAM30に格納(記憶)され
る。
【0019】DRAM30は、バッファメモリとして用
いられ、オーディオ信号はメモリコントローラ28とD
RAM30とによって時間軸が制御される。つまり、シ
スコン24は、ディスク14aにオーディオ信号を記録
するために、必要に応じてメモリコントローラ28に読
み出しの指示を与える。したがって、DRAM30に記
憶されたオーディオ信号はバースト的に読み出される。
メモリコントローラ28によって読み出されたオーディ
オ信号はエンコーダ44に与えられ、エンコーダ44は
エラー訂正のための符号化処理(パリティ付加およびイ
ンターリーブ処理)およびEFM符号化処理などの処理
を施す。
【0020】エンコーダ44で処理されたオーディオ信
号は、ヘッド駆動回路46に与えられる。ヘッド駆動回
路46は、磁気ヘッド48に接続され、エンコーダ44
から与えられたオーディオ信号に応じた変調磁界をディ
スク14aに印加するように磁気ヘッド48を駆動す
る。このとき、光ピックアップ12は磁気ヘッド48と
対向して移動され、磁気ヘッド48から与えられる変調
磁界および光ピックアップ12から与えられるレーザ光
によって、磁界変調方式で熱磁気記録が実行される。
【0021】オーディオ信号の記録中では、エンコーダ
44の処理情況に応じて、シスコン24はオーディオ信
号のTOC情報をRAM24a(またはDRAM30)
を用いて作成する。データ記録再生装置10は、オーデ
ィオ信号の記録が終了すると、作成したTOC情報をデ
ィスク14aに記録してから録音を終了する。
【0022】また、インターフェイス40から出力され
たオーディオ信号は、ピークホールド回路50に与えら
れる(入力される)。ピークホールド回路50では、オ
ーディオ信号のピーク値がホールドされ、ホールドされ
たピーク値がシスコン24に与えられる。シスコン24
は、オーディオ信号のレベル(ピーク値)に基づいて、
オーディオ信号の記録を開始したり、曲番を更新したり
して、オーディオ信号をディスク14aに記録(ダビン
グ)している。
【0023】たとえば、入力端子38には、図示は省略
するが、ディジタル用の接続ケーブルを用いて、CDプ
レーヤ、MDプレーヤ、DAT(ディジタルオーディオ
テープ)プレーヤあるいはBSやCSのような衛星放送
の放送受信機が接続される。
【0024】したがって、入力端子38には、CDプレ
ーヤ、MDプレーヤ、DATプレーヤのようなパッケー
ジメディアのプレーヤ(再生装置)あるいは放送受信機
からのディジタルデータが入力される。
【0025】このようなディジタルデータは、インター
フェイス40の所定フォーマットに従って構成され、オ
ーディオ信号(44.1KHz サンプリング,16ビット
量子化)およびそのオーディオ信号に関連する付属情報
(サブコードデータなど)を含んでいる。
【0026】図2に示すように、時間とともにレベルが
変化するオーディオ信号がインターフェイス40で抽出
され、シスコン24はピークホールド回路50からの出
力に基づいてオーディオ信号のレベルの変化を認識(検
出)している。
【0027】なお、図2においては、2曲分のオーディ
オ信号が入力された場合について示してある。
【0028】また、シスコン24にはROM24bが設
けられ、このROM24bには録音開始可能なオーディ
オ信号のレベル(第1閾値)および曲間を識別(判定)
するためオーディオ信号のレベル(第2閾値)が記録さ
れている。
【0029】ただし、第1閾値および第2閾値は、発明
者が試験等することにより得られた値であり、第1閾値
は−55dB〜−52dBの間で設定され、第2閾値は
−52dB〜−50dBの間で設定される。たとえば、
この実施例では、第1閾値(判定レベルL1)は−55
dBに設定され、第2閾値(判定レベルL2)は−50
dBに設定され、ROM24bに予め記録される。
【0030】なお、第1閾値および第2閾値は、CDプ
レーヤ、MDプレーヤ、DATプレーヤおよび放送受信
機に拘わらず、上述のような値で設定すればよいことが
実験により得られている。
【0031】ユーザが操作パネル52に設けられた録音
ボタン(図示せず)を操作すると、録音モードが設定さ
れる。すなわち、録音待機状態になる。続いて、上述し
たようなCDプレーヤ、MDプレーヤ、DATプレーヤ
あるいは放送受信機からディジタルデータが入力(再
生)されると、シスコン24はインターフェイ40から
出力されるオーディオ信号のレベルを検出する。そし
て、シスコン24は、オーディオ信号のレベルと判定レ
ベルL1とを比較し、オーディオ信号が判定レベルL1
を上回ると、シンクロ録音を開始する。つまり、録音待
機状態から録音状態に移行する。また、このとき、記録
中のオーディオ信号に対して曲番「1」が割り当てられ
る。つまり、作成するTOC情報の曲番(TNO)に
「1」が記述される。
【0032】録音中では、シスコン24は常にオーディ
オ信号のレベルを検出(監視)し、オーディオ信号のレ
ベルと判定レベルL2とを比較している。オーディオ信
号のレベルが判定レベルL2を下回ると、シスコン24
は、その状態が判定時間T1(この実施例では、2〜3
秒)以上継続するかどうかを判断して、曲間を検出して
いる。ただし、曲の途中であっても、図2に示すよう
に、局所的にオーディオ信号のレベルが判定レベルL2
を下回る場合があるため、判定時間T1以上継続するか
どうかを監視して、正確に曲間を検出するようにしてあ
る。
【0033】なお、判定時間T1は、シスコン24内部
あるいは外部に設けられたタイマ(図示せず)によって
カウント(計測)される。また、判定時間T1も発明者
が実験等により得た値であり、ROM24bに予め記憶
されている。
【0034】そして、判定時間T1以上継続して判定レ
ベルL2を下回った後に判定レベルL2を上回れば、シ
スコン24は曲間であると判定し、曲を切り換える。具
体的には、作成中のTOC情報に含まれる曲番(TN
O)を「2」に更新する。
【0035】また、判定レベルL2を下回った後に、さ
らに判定レベルL1を下回った状態が判定時間T2(こ
の実施例では、3〜4秒)以上継続すると、シスコン2
4は、オーディオ信号の再生が終了したと判断して、シ
ンクロ録音終了処理を実行して、つまりTOC情報をデ
ィスク14aに記録して、オーディオ信号のダビングを
終了する。
【0036】なお、判定時間T2は、判定時間T1と同
様にタイマでカウントされ、その値は発明者が実験等に
より得た値であり、ROM24bに予め記憶されてい
る。
【0037】また、判定時間T2以上継続するかどうか
を監視しているのは、曲間と区別して正常にダビングを
終了させるためである。
【0038】さらに、図2を用いて、2曲分のオーディ
オ信号を記録する場合について説明したが、3曲以上記
録する場合にも上述のように曲番が更新され、オーディ
オ信号をディスク14aに記録することができる。
【0039】このような動作を、シスコン24は、図3
および図4に示すフロー図に従って処理し、オーディオ
信号をディスク14aに記録する。データ記録再生装置
10の主電源がオンされると、シスコン24は処理を開
始し、ステップS1で操作パネル52に設けられた録音
ボタンが押されたかどうかを判断する。ステップS1で
“NO”であれば、すなわち録音ボタンが押されなけれ
ば、そのまま同じステップS1に戻る。
【0040】一方、ステップS1で“YES”であれ
ば、つまり録音ボタンが押されれば、ステップS3で録
音モードを設定する。すなわち、録音待機状態を設定す
る。続くステップS5では、インターフェイス40を介
して入力されるオーディオ信号のレベル(入力レベル)
が判定レベルL1より大きいかどうかを判断する。ステ
ップS5で“NO”であれば、つまり入力レベルが判定
レベルL1より小さければ、オーディオ信号が入力され
てないと判断し、同じステップS5に戻って、オーディ
オ信号の入力を待つ。
【0041】一方、ステップS5で“YES”であれ
ば、つまり入力レベルが判定レベルL1より大きけれ
ば、オーディオ信号が入力されていると判断し、ステッ
プS7でシンクロ録音を開始する。
【0042】なお、このとき、シスコン24は、別の処
理によって、記録中のオーディオ信号に曲番「1」を割
り当てる。つまり、RAM24a(またはDRAM3
0)を用いて作成しているTOC情報の曲番(TNO)
に「1」を記述する。
【0043】続いて、ステップS9では、入力レベルが
判定レベルL2より小さいかどうかを判断する。ステッ
プS9で“YES”であれば、つまり入力レベルが判定
レベルL2より小さければ、ステップS11で入力レベ
ルが判定レベルL2より小さい状態が判定時間T1以上
継続したかどうかを判断する。ステップS11で“N
O”であれば、つまり判定時間T1以上継続してなけれ
ば、そのまま図4に示すステップS19に進む。一方、
ステップS11で“YES”であれば、つまり判定時間
T1に満たなければ、ステップS13で曲間判定フラグ
をオンにしてからステップ19に進む。
【0044】一方、ステップS9で“NO”であれば、
つまり入力レベルが判定レベルL2よりも大きければ、
ステップS15で曲間判定フラグがオンかどうかを判断
する。ステップS15で“YES”であれば、つまり曲
間判定フラグがオンであれば、ステップS17で曲切換
を設定してから、すなわちTOC情報に含まれる曲数
(曲番)を更新してからステップS9に戻る。このよう
に、入力レベルが判定レベルL2を下回った状態が判定
時間T1以上継続した後に判定レベルL2を上回ると、
シスコン24は曲間であると判定し、曲番を更新するこ
とができる。一方、ステップS15で“NO”であれ
ば、つまり曲間判定フラグがオフであれば、そのままス
テップS9に戻る。
【0045】図4に示すステップS19では、入力レベ
ルが判定レベルL1を下回ったかどうかを判断する。ス
テップS19で“NO”であれば、つまり入力レベルが
判定レベルL1を下回らなければ、そのまま図3で示し
たステップS9に戻る。一方、ステップS19で“YE
S”であれば、つまり入力レベルが判定レベルL1を下
回っていれば、ステップS21で入力レベルが判定レベ
ルL2を下回った後にさらに判定レベルL1を下回った
状態が判定時間T2以上継続したかどうかを判断する。
ステップS21で“NO”であれば、つまり判定時間T
2に満たない場合には、曲間あるいは局所的にレベルが
低減したと判断し、そのままステップS9に戻る。一
方、ステップS21で“YES”であれば、つまり判定
時間T2以上継続すれば、オーディオ信号の再生(入
力)が終了したと判断し、ステップS23でシンクロ録
音の終了処理を実行してから、すなわちTOC情報をデ
ィスク14aに記録してから処理を終了する。
【0046】この実施例によれば、録音開始レベルと曲
間判定レベルとを設けるので、正常にシンクロ録音する
ことができ、しかも曲番を正確に切り換えることができ
る。
【0047】図5に示す他の実施例のデータ記録再生装
置10は、オーディオ信号(以下、「ディジタルオーデ
ィオ信号」という。)およびアナログオーディオ信号の
一方を記録(ダビング)できるようにした以外は、図1
実施例と同じであるため、重複した説明は省略する。
【0048】この他の実施例のデータ記録再生装置10
は、図5に示すように、入力端子54およびA/D変換
器56をさらに備える。また、インターフェイス40
は、シスコン24に接続される。なお、図面の都合上、
ATRACデコーダ32、D/A変換器34および出力
端子36は省略してある。
【0049】入力端子54には、図示は省略するが、ア
ナログ用の接続ケーブルを用いて、カセットテープ(C
T)プレーヤのようなアナログ信号再生装置が接続され
る。したがって、このようなアナログ信号再生装置から
のアナログオーディオ信号が入力端子54を介してA/
D変換器56で受信される。このA/D変換器56は、
アナログオーディオ信号をディジタル信号(ディジタル
オーディオ信号)に変換し、ATRACエンコーダ42
に与える(入力する)とともに、ピークホールド回路5
0に与える(入力する)。このようなディジタルオーデ
ィオ信号も、図1実施例とほぼ同様に、ディスク14a
に記録(ダビング)することができる。
【0050】ただし、アナログ信号再生装置からのアナ
ログオーディオ信号には、再生時に発生するノイズが含
まれるため、図1実施例のようにディジタルデータから
ディジタルオーディオ信号(オーディオ信号)を抽出し
て記録する場合に比べて、判定レベルL1および判定レ
ベルL2の値を高く設定する必要がある。
【0051】具体的には、アナログオーディオ信号を記
録する場合には、判定レベルL1は−45dB〜−46
dBの間で設定され、判定レベルL2は−37dB〜−
36dBの間で設定される。これらは、発明者が実験等
により得た値であり、たとえば、他の実施例において
は、判定レベルL1(第3閾値)は−45dBに設定さ
れ、判定レベルL2(第4閾値)は−36dBに設定さ
れる。このような第3閾値および第4閾値もまた、RO
M24bに予め記録されており、アナログオーディオ信
号をダビングする場合には、第3閾値および第4閾値に
基づいて、録音が開始されるとともに、曲間が判定され
る。
【0052】この他の実施例では、シスコン24は、図
3および図4で示した処理とほぼ同じ処理を実行して、
ディジタルオーディオ信号およびアナログオーディオ信
号の一方をダビングするが、判定レベルL1および判定
レベルL2は、ディジタルオーディオ信号をダビングす
る場合には、図1実施例で示したように、第1閾値およ
び第2閾値にそれぞれ設定される。一方、アナログオー
ディオ信号をダビングする場合には、判定レベルL1お
よび判定レベルL2は、第3閾値および第4閾値にそれ
ぞれ設定(変更)される。
【0053】つまり、シスコン24は、再生信号が入力
端子38または入力端子54のいずれから入力されてい
るかを識別し、判定レベルL1および判定レベルL2の
値を変更する。たとえば、このようなデータ記録再生装
置10は、(ミニ)コンポあるいはステレオのようなオ
ーディオ装置に適用されるため、シスコン24はいずれ
の再生装置(ソース)すなわち入力端子38または入力
端子54から再生信号が入力されているかを知ることが
できる。つまり、MD記録再生装置のようなデータ記録
再生装置10、CDプレーヤ、DATプレーヤ、放送受
信機およびCTプレーヤが搭載されているようなオーデ
ィオ装置では、シスコン24はこれら全ての機器(ソー
ス)の制御を司るため、いずれのソースから再生信号が
入力されているかを容易に知ることができる。つまり、
出力元を簡単に特定できる。したがって、シスコン24
は、ソースがCDプレーヤ、DATプレーヤあるいは放
送受信機の場合には入力端子38から再生信号が入力さ
れていると判断し、ソースがCTプレーヤの場合には入
力端子54から再生信号が入力されていると判断する。
このため、判定レベルL1および判定レベルL2の値を
容易に設定することができる。
【0054】しかし、データ記録再生装置10を単体で
用い、上述したように、ディジタル用あるいはアナログ
用の接続ケーブルを用いて再生装置を接続した場合に
は、入力端子38または入力端子54のいずれから再生
信号が入力されているかを知ることができない。このた
め、判定レベルL1および判定レベルL2の値を適切に
設定することができない。
【0055】これを回避するため、ユーザが操作パネル
52を操作して入力ソースを設定することも考えられる
が、設定を忘れてしまったり、設定を間違えてしまった
りすると、正常にシンクロ録音が開始されない場合や曲
が切り換えられない場合がある。
【0056】このため、シスコン24は、インターフェ
イス40で抽出された付属情報が入力されるかどうかに
応じて、入力端子38または入力端子54のいずれから
再生信号が入力されているかを判断するようにしてあ
る。
【0057】具体的には、シスコン24は、インターフ
ェイス40から付属情報が入力され場合には、入力端子
38を介して再生信号(ディジタルデータ(ディジタル
オーディオ信号))が入力されていると判断する。一
方、付属情報が入力されない場合には、シスコン24は
入力端子54を介して再生信号(アナログオーディオ信
号)が入力されていると判断する。
【0058】具体的には、シスコン24は、図6および
図7に示すフロー図に従って処理する。ただし、図3お
よび図4で示した処理と同じ処理については同じステッ
プ番号を付すとともに、重複する説明は省略する。
【0059】つまり、図6に示すように、ステップS3
で録音モードが設定されると、シスコン24は、ステッ
プS101で付属情報があるかどうか、つまりインター
フェイス40から付属情報が入力されるかどうかを判断
する。ステップS101で“YES”であれば、つまり
付属情報が入力されていれば、入力端子38を介してデ
ィジタルデータが入力されていると判断し、ステップS
103で判定レベルL1および判定レベルL2に第1閾
値および第2閾値をそれぞれ設定してからステップS5
に進む。
【0060】一方、ステップS101で“NO”であれ
ば、つまり付属情報が入力されなければ、入力端子54
を介してアナログオーディオ信号が入力されていると判
断し、ステップS105で判定レベルL1および判定レ
ベルL2に第3閾値および第4閾値をそれぞれ設定しか
らステップS5に進む。
【0061】なお、録音モードが設定されてからすぐに
付属情報の有無をを判断するようにしてあるが、入力端
子38あるいは入力端子54に接続された再生装置が再
生状態になっていない場合があるため、一定時間(たと
えば、3〜5秒)待ってから付属情報の有無を判断する
ようにしてもよい。
【0062】他の実施例によれば、ディジタルオーディ
オ信号およびアナログオーディオ信号のそれぞれに応じ
て判定レベルL1および判定レベルL2の値を設定する
ので、上述の実施例の効果に加え、ディジタルオーディ
オ信号およびアナログオーディオ信号のいずれの場合で
あっても正常にダビングすることができる。
【0063】なお、これらの実施例では、ディジタルオ
ーディオ信号のみあるいはディジタルオーディオ信号お
よびアナログオーディオ信号の一方をダビングできるデ
ータ記録再生装置について説明したが、アナログオーデ
ィオ信号のみをダビングできるデータ記録再生装置を構
成することも考えられる。この場合には、図1実施例で
示したインターフェイス40に換えてA/D変換器を設
ければよい。また、アナログオーディオ信号をダビング
する場合には、他の実施例で示した第3閾値および第4
閾値に基づいて、録音を開始するとともに、曲番を切り
換えるようにすればよい。
【0064】また、これらの実施例では、オーディオ信
号(ディジタルオーディオ信号)の記録および再生が可
能なデータ記録再生装置について示したが、記録のみが
可能な装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例にインターフェイスあるいはA/D
から出力されるオーディオ信号のレベルの変化を示すタ
イミングチャートである。
【図3】図1に示すシスコンの処理の一部を示すフロー
図である。
【図4】図1に示すシスコンの処理の他の一部を示すフ
ロー図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図6】図5に示すシスコンの処理の一部を示すフロー
図である。
【図7】図5に示すシスコンの処理の他の一部を示すフ
ロー図である。
【符号の説明】
10 …データ記録再生装置 14 …MD 24 …システムコントロールマイコン 32 …ATRACデコーダ 40 …ディジタルオーディオインターフェイス 42 …ATRACエンコーダ 48 …磁気ヘッド 50 …ピークホールド回路 52 …操作パネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数曲分のオーディオ信号を記録媒体に記
    録するデータ記録装置において、 前記オーディオ信号を入力する入力手段、 前記オーディオ信号のレベルを第1閾値と比較する第1
    比較手段、 前記レベルを前記第1閾値よりも高い第2閾値と比較す
    る第2比較手段、 前記レベルが前記第1閾値を上回ったとき前記オーディ
    オ信号の記録を開始する記録開始手段、および前記レベ
    ルが前記第2閾値を下回ってから前記第2閾値を上回る
    までの時間が第1所定時間を超えるとき曲番を更新する
    更新手段を備えることを特徴とする、データ記録装置。
  2. 【請求項2】前記レベルが前記第1閾値を下回る時間が
    第2所定時間を超えたとき前記オーディオ信号の記録を
    終了する記録終了手段をさらに備える、請求項1記載の
    データ記録装置。
  3. 【請求項3】前記入力手段は、ディジタル方式の前記オ
    ーディオ信号を入力するディジタル入力手段、およびア
    ナログ方式の前記オーディオ信号を前記ディジタル方式
    のオーディオ信号に変換して入力するアナログ入力手段
    を含み、 前記オーディオ信号が前記ディジタル入力手段およびア
    ナログ入力手段のいずれから入力されたかを判別する判
    別手段、および前記判別手段の判別結果に応じて前記第
    1閾値および前記第2閾値を設定する設定手段をさらに
    備える、請求項1または2記載のデータ記録装置。
  4. 【請求項4】前記設定手段は、前記アナログ入力手段か
    ら前記オーディオ信号を受けるとき、前記ディジタル入
    力手段から前記オーディオ信号を受ける場合よりも前記
    第1閾値および前記第2閾値を高く設定する、請求項3
    記載のデータ記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007052391A1 (ja) * 2005-11-04 2007-05-10 Mitsubishi Electric Corporation 放送内容録音装置
JP2012242502A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Fujitsu Ten Ltd 音響装置
JP2017504143A (ja) * 2014-01-06 2017-02-02 ギブソン ブランズ インコーポレイテッド 選択的音響記憶装置

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