JP2679165B2 - ディジタルテープレコーダ - Google Patents

ディジタルテープレコーダ

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JP2679165B2 JP63271360A JP27136088A JP2679165B2 JP 2679165 B2 JP2679165 B2 JP 2679165B2 JP 63271360 A JP63271360 A JP 63271360A JP 27136088 A JP27136088 A JP 27136088A JP 2679165 B2 JP2679165 B2 JP 2679165B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明ディジタルテープレコーダを以下の項目に従っ
て説明する。
A.産業上の利用分野 B・判明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第5図] a.構成[第1図] a−1.テープ走行系 a−1−a.テープ走行機構 a−1−b.制御部 a−2.信号処理回路 a−2−a.記録モード時 a−2−b.再生モード時 b.サブコード処理[第2図乃至第5図] b−1.トラックフォーマット[第2図(A)] b−2.ブロックフォーマット[第2図(B)] b−3.再生時におけるエラー除去[第3図乃至第5図] b−3−a.動作[第5図] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なディジタルテープレコーダに関する。
詳しくは、磁気テープ上に記録されたサブコード信号を
時系列的に読み取り、このデータの一致回数を計数して
所定の基準値との比較を行なった後該当データを採用す
るか否かを定する判断段と、テープ速度検出手段とを備
えたディジタルテープレコーダにおいて、高速モード時
に、サブコード読み取りに関するチェック機能をテープ
速度に応じて強化し、信頼性の向上を図ることができる
ようにしたものである。
(B.発明の概要) 本発明ディジタルテープレコーダは、磁気テープ上に
記録されたサブコード信号の読み取りを行なう信号読取
手段を有し、該信号読取手段により時系列的に読み出さ
れるデータの一致回数を計数し、この一致回数と所定の
基準値との比較結果に応じてデータの採否を判断する判
断手段と、磁気テープの走行速度を検出するテープ速度
検出手段とを備えたディジタルテープレコーダにおい
て、上記したデータの一致回数に関する比較基準値をテ
ープ速度検出手段からのテープ速度に応じた値に設定す
る基準値設定手段を設け、サブコード信号の一致回数に
関する比較基準値をテープ速度に応じて異ならしめるこ
とによって、エラー除去の適正化を図り、データ読み取
りの確実性を期することができるようにしたものであ
る。
(C.従来技術) 音声情報をディジタル化して磁気テープ上に記録し、
又は記録された信号を再生する所謂DAT(ディジタルオ
ーディオテープレコーダ)においては、記録主体である
オーディオ信号以外に、補助的機能をもったサブコード
と呼ばれる種々の信号が記録されるようになっている。
このようなサブコード信号のうちの最も重要なものの
1つに、スタートIDと呼ばれる曲の頭出し信号があり、
プリレコーデッドテープ(通常ソフトテープとして供給
される。)でないカセットテープにユーザーが曲を記録
する場合にこのスタートIDが曲の頭の部分に9秒間記録
されるようになっている。
ところで、高速サーチ(再生時のテープ送り速度の約
200倍速でのサーチ)等の高速モード時に上記したスタ
ートIDが記録された場所のプログラム番号IDに書かれた
プログラム番号(曲番)を判別してディスプレイ等の表
示部にこれを表示させようとすると、プログラム番号等
を示す信号が書かれたサブコードエリアに対しては、音
楽データやそのパリティが記録されるメインデータエリ
ア(或いはPCMデータエリアと呼ばれる。)のようにC
1、C2符号による二重化リード・ソロモン符号を用いた
誤り訂正に比べて誤り訂正機能が弱い(サブコードIDパ
リティやサブコードデータにおける2ブロック完結他C1
リードソロモン符号による誤り検出。)ため、生データ
そのままではエラーの発生が多く、これを表示用に用い
たのでは使用に耐えない。
そこで、通常は読み取られたデータが、所定回数、例
えば、3回継続した場合には、そのデータの一致を検出
して、このデータ値を表示上有効なプログラム番号デー
タとして採用することがなされている。
(D.発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したような方法ではデータの一致
回数に関する判断の基準回数がテープ速度に無関係に一
定とされており、しかも、この基準回数は200倍速時に
おけるい読み出し不能トラック数(又は期間)との兼ね
合いから必要かつ最少限の一致回数(通常2〜3回程
度)とされているので、種々の条件、例えば、テープの
傷とか、テープとヘッドとの接触状態、或いは温湿度変
化等によってサブコード読み取り時のエラー発生率が高
くなった状況で全く同じ内容をもつエラー信号が連続し
て発生するとデータが一致したと判断され、誤ったデー
タを正しいと誤認して採用してしまうという問題があ
る。
前記したスタートID及びプログラム番号IDを例にする
と、真のプログラム番号が3番であるのにもかかわら
ず、誤ったデータ2が3回以上連続して2、2、2、
3、3、・・・という具合に読み出されると、この誤っ
た曲番「2」が表示されてしまうことになったり、或い
は表示上のちらつきの原因になったりする。
(E.課題を解決するための手段) ところで、高速サーチといっても、テープ上のあらゆ
る場所において常に200倍速という最高速でのサーチを
行なっているわけではなく、高速サーチの初期や他モー
ドからな切り換わり時等ではそれ以下のテープ速度の状
態があり、このような場合には読み出し不能トラック数
(又は期間)も最高速時に比して少ないのでデータの一
致回数に関する基準回数を増すことによりエラー除去機
能を強化できるはずである。
そこで、本発明はこの点に鑑み、前述した課題を解決
するために、磁気テープ上に記録されたサブコード信号
を時系列的に読み取り、このデータの一致回数を計数し
て所定の基準値との比較を行なった後当該データを採用
するか否かを定する判断手段と、テープ速度検出手段と
を備えたディジタルテープレコーダにおいて、データの
一致回数に関する比較基準値をテープ速度検出手段から
のテープ速度に応じた値に設定する基準値設定手段を設
けたものである。
従って、本発明によれば、サブコード信号の一致回数
に関する比較基準値をテープ速度に応じて異ならしめて
いるので、データのチェック機能をテープ速度に応じて
強化することができ、信頼性の高いデータを得ることが
できる。
(F.実施例)[第1図乃至第5図] 以下に、本発明ディジタルテープレコーダを回転ヘッ
ドを用いた所謂R−DATに適用した場合の実施例に従っ
て説明する。尚、サブコードとしては前述したスタート
ID及びプログラム番号IDを採り上げることにする。
(a.構成)[第1図] 1はDATの回路ブロックの概要を示しており、その要
部がテープ走行系の駆動機構及び回路2と音声信号やサ
ブコード信号等の信号処理を行なう信号処理回路3から
なる。
(a−1.テープ走行系) テープ走行系は磁気テープのテープパスを規定した
り、信号の記録又は再生等に際してのテープ走行速度を
制御するテープ走行機構4と、該テープ走行機構4の各
部の動作状態に応じてモード別にサーボ制御を行なう制
御部5から構成されている。
(a−1−a.テープ走行機構) 6は磁気テープであり、テープカセット7内のリール
ハブ8、8′にその両端が固定されると共にリールハブ
8、8′に巻装された状態でテープカセット7内に収納
されている。
9、9′はリール台であり、テープカセット7のDAT
機への装着時には該リール台9、9′の各々の係合部が
テープカセット7のリールハブ8、8′に各々係合され
る。そして、リール台9、9′の反係合部側の面にはFG
用の反射板が設けられており、反射率の異なる部分がリ
ール台の円板部の周方向に沿って交互に形成されてい
る。尚、リール台9、9′のうちの一方9が供給側のリ
ール台、所謂Sリール台であり、他方9′が巻き取り側
のリール台、つまり、Tリール台とされる。
10、10′は光センサであり、上記リール台9、9′の
反射板に各々対向した位置に設けられている。そして、
この光センサ10、10′によりリール台9、9′の回転速
度に応じた周波数信号が発生され、このリール台9、
9′の各々に関するFG信号が後述する制御部5のリール
マイコンに送出されるようになっている。
また、テープカセット7のローディング時には上記し
たようにテープカセット7のリールハブ8、8′がリー
ル台8、8′に係合すると共に、テープカセット7の前
面を閉塞している蓋体が開かれて露出した磁気テープ6
がガイドローラや傾斜ポスト等によって機内に引き出さ
れ、これらのローラーや各種ポスト11、11、・・・によ
りテープパスが規定されるようになっている。
12は2つの磁気ヘッド12a、12aを有する回転ヘッドド
ラムであり上記したテープパスにより磁気テープ6の当
該ヘッドドラム12に対する巻付角が90゜の、所謂90゜ラ
ップテープパスとされている。そして、回転ヘッドドラ
ム12の回転速度に関する情報はサーボ制御用に設けられ
たセンサ13によって検出されて後述する制御部5のメカ
マイコンに送出されるようになっている。
14はキャプスタンモータであり、磁気テープ6はキャ
プスタン軸14aとピンチローラ15との間に挟まれた状態
で走行されるようになっている。そして、キャプスタン
モータ14の回転方向に関する情報はやはりサーボ制御用
に設けられたセンサ16により検出され、制御部5のメカ
マイコンに送出される。
(a−1−b.制御部) 17はメカマイコンであり、センサ13から信号を受け
て、これをディジタル的に処理してドラムサーボ回路18
を介して回転ヘッドドラム12にフィードバックする所謂
ディジタルサーボ制御を行なったり、同様にセンサ16か
らの信号を基にキャプスタンサーボ回路19に制御信号を
送出してテープの送り速度の制御を行なうために設けら
れている。また、メカマイコン17はこの他にテープカセ
ット7に関する情報(トラック幅検出、ソフトテープ検
出等)を得たり、テープトップやエンドの検出や、カセ
ットローディング時におけるカセットテーブルの移動な
どテープ走行機構4の主要な部分に関する駆動メカニズ
ムの制御を司っている。そして、メカマイコン17はアド
レスバス20、データバス21を介してDAT1のシステム全般
の制御を司るメインマイコン22との情報のやりとりを行
なうことができるようになっている。
23はリールマイコンであり、光センサ10、10′からの
リール台9、9′の回転速度に関する信号やメカマイコ
ン17からのキャプスタンモータ14の回転方向に関する信
号が入力され、これらの信号やメカマイコン17若しくは
メインマイコン22からの制御信号に応じて現在のテープ
速度やリールトルクに関する信号を出力し、リールサー
ボ用の信号としたり、あるいはテープ走行量やテープ残
量時間等を算出したり、リール台の回転制御上の種々な
役割を担っている。
そして、リールマイコン23において光センサ10、10′
からの信号をもとに得られたテープ速度情報は所定のア
ドレス指定によりデータバス21を介してメインマイコン
22に送られ、後述するようにサブコード信号の読み取り
時における信号の一致回数の比較基準値を規定する信号
として利用される。
24はリールサーボ回路であり、リールマイコン23から
のテープ速度に関するエラー信号やリールトルクに関す
る信号を受けてFF/REW時のリール台9、9′のテープ速
度やトルク制御を行なったり、テンションセンサ25から
のテープテンションの強弱に関する信号に応じてSリー
ル9又はTリール9′の制御を行なうために設けられて
いる。
(a−2.信号処理回路) 次に、信号処理回路3の説明に移るが、説明の順序と
しては先ず記録モード時における信号処理の流れを説明
した後再生モード時の信号処理の流れの説明を行なうこ
とにする。
(a−2−a.記録モード時) 26はオーディオ入力端子であり、該オーディオ入力端
子26から入力されたアナログ信号は図示しないローパス
フィルタを介してA/D変換器27によりディジタル信号に
変換される。
28はECC(誤り訂正符号処理)用LSIであり、誤り訂正
回路やA/Dインターフェース等を有している。そして、
上記したA/D変換器27からのディジタルデータは先ずこ
のA/Dインターフェースとデータバス29を介してRAM30に
書き込まれ、その後ECC用LSI28の誤り訂正符号発生回路
に当該データが読み出されて、このデータに関する誤り
訂正用パリティが生成され、このパリティもRAM30に書
き込まれる。
31はディジタル信号処理LSIであり、8−10変換用の
変復調回路やATF信号処理回路、サブコード関係のイン
ターフェース回路等を有すると共に、上記したRAM30へ
のデータの書き込みに際してインターリーブをかけるア
ドレスコントロール信号発生回路を有している。そし
て、この回路においてPCM信号に所定の同期信号、アド
レス信号、サブコード信号等が付加される。尚、これら
のECC用LSI28及びディジタル信号処理LSI31はメインマ
イコン22により制御されるようになっている。
32は記録再生回路であり、ディジタル信号処理LSI31
において変調された信号は記録アンプ及び回路ヘッドド
ラム12の図示しないロータリートランスを介して磁気ヘ
ッド12a、12aに送られる。そして、この時メカマイコン
17からドラムサーボ回路18に送出される制御信号により
回転ヘッドドラム12の回転数が所定の値に制御され、ま
た、キャプスタンサーボ回路19により一定のテープ送り
動作が行なわれる。
(a−2−b.再生モード時) 再生時には磁気ヘッド12a、12aが記録トラック上を正
確にトレースすることが必要であり、このためにATFサ
ーボ回路33設けられている。即ち、このATFサーボ回路3
3に記録再生回路32のRFアンプからのRF信号が入力され
ると、ATFサーボ回路33はパイロット信号をもとにトラ
ッキングエラー信号を作り出してキャプスタンサーボ回
路19にフィードバックするので、磁気ヘッド12a、12aが
記録トラックを正しくトレースするようになる。
ATFサーボによって正確に読み出された信号は図示し
ないコンパレータによりディジタル化された後ディジタ
ル信号処理LSI31の復調部において8ビットデータに戻
されRAM30に書き込まれる。そして、RAM30に書き込まれ
たデータはECC用LSI38の誤り検出及び訂正回路のチェッ
クを受けて、その結果は再びRAM30に書き込まれる。
その後データはインターリーブを解かれると共に平均
値補間がなされ、PCMデータはECC用LSI28のD/Aインター
フェースを介してD/A変換器34に送られてアナログ信号
に変換され、図示しないローパスフィルタを介してオー
ディオ出力端子35に出力されることになる。
また、PCMデータの付加情報として読み出されたサブ
コード信号は誤り検出がなされ、誤りのない正しいデー
タであると判断された場合には正規のデータとして採用
される。例えば、スタートIDが記録されたテープを再生
している時に入力部36の一部をなす曲の自動頭出し釦等
を押圧したような場合には、メインマイコン22がこれを
受けて高速サーチモードを現出させて曲の前(又は後)
のスタートIDを捜し出して、その場所のプログラム番号
IDから曲番を示す信号を読み出し、読み出されたデータ
が誤りのないものであると判断されると、これがメイン
マイコン22から表示部37に送られて例えばFL管ディスプ
レイ等に表示されることになる。
(b.サブコード処理)[第2図乃至第5図] 次に、DAT1の多様な機能を実現するサブコード信号処
理について説明する。
(b−1.トラックフォーマット)[第2図(A)] 第2図(A)は磁気テープ6上の記録トラック38にお
けるエリア分割を示しており、磁気ヘッド12a、12aの走
査方向に沿ってサブコードエリア39、ATFエリア40、メ
インデータエリア(或いはPCMデータエリア)41、ATFエ
リア40′、サブコードエリア39′の順にこれらの信号領
域が配置されている。
そして、サブコード信号はこのサブコードエリア39、
39′とメインデータエリア41のPCM−ID部に記録される
ようになっており、前者はPCMデータの記録後も所謂ア
フレコにより書き直しが可能な領域であり、後者はPCM
データの再生に不可欠なデータが記録され、アフレコに
よる書換が不可能な領域である。
(b−2.ブロックフォーマット)[第2図(B) 第2図(B)はサブコードエリア39、39′のブロック
フォーマットを示しており、1ブロックは288ビット構
成とされ、8ビットの同期信号と、16ビットのサブコー
ドID(SW1、SW2)及びチェック用のパリティ(8ビッ
ト)と、これに続く残り32シンボルのサブコードデータ
及びそのパリティからなっている。
そして、サブコードIDのうちのコントロールIDが特に
重要であり、該コントロールIDはサブコードIDのSW1
おける上位4ビットが割り当てられ、そのうちの1ビッ
トがスタートIDに使用される。尚、この高速サーチの主
役となるスタートIDは高速サーチ時、とくにREW方向の
サーチ時に回転ヘッドドラム12の回転数が遅いため読出
し不能期間が長くなるので、スタートIDはこの時間より
十分長い9秒間曲の頭の部分に記録されるようになって
いる。
また、第2図(B)に示すようにサブコードIDのうち
SW1と、SW2の上位バイトに亘る部分はプログラム番号ID
(1〜3)であり、プログラム番号を記録することがで
きるようになっている。
(b−3.再生時におけるエラー除去)[第3図乃至第5
図] 第3図はサブコード信号の読み出しにおけるエラー除
去動作を説明するために、構成の要部のみを取り出して
示すブロック図である。
42は変復調部であり、該変復調部42は記録時に8ビッ
ト単位で送られてくる信号を8−10変換して記録再生回
路32に送出し、再生時には磁気ヘッド12a、12aにより読
み取られた信号が記録再生回路32を介して送られてくる
とこれを逆変換して元の8ビット信号に戻すために設け
られている。
43はサブコード処理インターフェース部であり、メイ
ンマイコン22との間でサブコード信号の受け渡しがここ
で行なわれ、また、該サブコード処理インターフェース
部43の要請により図示しないRAMコントロール回路を介
してRAM30にデータの書き込みや読み出しができるよう
になっている。尚、このサブコード処理インターフェー
ス部43及び変復調部42は前述したディジタル信号処理LS
I31の一部をなしている。
44、45、46はメインマイコン22内のサブコード信号処
理動作のうち本発明に関係のある動作のみを機能ブロッ
クとして示すものである。
即ち、44は誤り判別部であり、再生時にサブコード処
理インターフェース部43から送られてくるデータが果た
して正しい値がどうかを判別する動作に対応している。
45はテープ速度データ入力部であり、前述したリール
マイコン22からのテープ速度に関するデータが入力され
る。
46は基準値設定部であり、テープ速度データ入力部45
から送られて来るテープ速度情報に応じた基準値、つま
り、誤り判別部44に刻々と入力されてくるデータの一致
回数がある値以上かどうかによってそのデータの採否を
決める判断基準となる値を基準設定用テーブル47にアク
セスして求め、誤り判別部44に送るようになっている。
そして、誤り判別部44ではサブコード処理インターフェ
ース部43からパリティチェックがなされた同じデータが
何回連続して入力されたかを数えており、このデータの
一致回数と上記基準値とを比較して一致回数が基準値以
上か否かによってデータの採否を判断している。例え
ば、テープ速度が速く、200倍即近辺の場合には基準値
を小さな値、例えば2回にして、例えば3回以上続けて
同じデータが入力されれば、これを正式のデータとして
採用し、同じデータが続けて入力されないときには誤っ
たデータであると判断される。また、テープ速度が上記
速度以下のときはテープ速度の減少に伴って基準値を増
すようにすることにより誤り判別動作の確実性を期すこ
とができるようになっている。
この関係を図示により明らかにした一例が第3図に示
されており、図中横軸はテープ速度を基準速度(ノーマ
ル再生時のテープ速度)に対する相対値で示し、縦軸を
サブコードデータの採否を決める基準回数を示してい
る。
図から明らかなように、テープ速度が速い場合には磁
気ヘッド12a、12aのトレースできるトラック数が減少す
るためサブコード信号の読み取りが困難であり、基準回
数をむやみに多くしたのでは正しいデータでも一致回数
が少ないとデータとして採用されなくなってしまうので
基準回数は通常2〜3回に制限されている。
また、テープ速度が遅くなるにつれて基準回数が階段
関数的に増加するようにされているので、これによって
データ読み取りに関する信頼性の向上が図られることに
なる。
(b−3−a.動作)[第5図] しかして、DAT1におけるサブコード読み取り時におけ
るエラー除去動作は以下のようになる。
a)「スタート」 入力部36の一部をなす曲の自動頭出し釦等の押圧によ
りサーチ指令信号がメインマイコン22に入力されると高
速サーチモードに移行し、スタートIDが捜し出される。
尚、この時サブコード信号が一致した回数を数えるため
のカウンタはクリアーされ、そのカウント回数は0に初
期化されている。
b)「プログラム番号を読み取る。」 即ち、スタートIDが見つかると前述したプログラム番
号IDからプログラム番号を示す信号が読み取られ、サブ
コードIDパリティによるパリティチェックがなされた後
誤り判別部44に入力される。
c)「前のプログラム番号と同じか?」 即ち、以前に入力されたプログラム番号と今回入力さ
れたプログラム番号との比較で行ない、異なっていれば
ステップd)に進み、同じであればステップe)に進
む。尚、最初の入力データであれば上記した比較を行な
うことなくステップe)に進む。
d)「プログラム番号格納用レジスタを更新し、カウン
ト回数を0にする。」 前述したステップc)において今回入力されたデータ
が、例えば「2」で、以前のデータが「3」であるよう
なときにはプログラム番号格納用のレジスタには「3」
が記憶されているので、このレジスタに「2」を書き込
むと共にカウンタをクリアしてカウント回数を0にし、
再びステップb)に戻る。
e)「カウント回数に1を加える。」 即ち、前記したステップc)において前回のデータと
同じであると判断された場合、又は最初の入力データの
場合にはカウント回数に1を加え次にステップf)に進
む。
f)「カウント回数は基準値以上か?」 前述したように基準値設定部46によりテープ速度に応
じた基準値が求められているので、データの一致回数を
示すカウント回数とこの基準値との比較を行ない、基準
値以上であれば次のステップg)に進み、基準値未満で
あればステップb)に戻る。
g)「データを表示する。」 即ち、前記ステップf)において正式のデータである
と判断された場合にはこのデータに対応した信号をメイ
ンマイコン22が表示部37に送り、現在のプログラム番号
として表示することになる。
以上の説明からわかるように、例えば、テープ速度が
200倍速と速い状態では基準となる一致回数が2とされ
ているのでいデータが「3、2、2、2、・・・」とい
うように3回以上継続して入力されたときにプログラム
番号「2」が正しいデータであると判別される。
また、高速サーチの初期や他のモードからの切換時等
のようにテープ速度が200倍速以下のような状態では高
速サーチ時にデータ採否上の判断基準値を大きな値にと
るようにしているので、例えばデータが「2、3、3、
3、2、2、2、2、2、2、・・・」というように読
み取られたときでも正しいプログラム番号が「2」であ
るというの判断ができる。
(G.発明の効果) 以上の記載したところから明らかなように本発明ディ
ジタルテープレコーダは、磁気テープ上に記録されたサ
ブコード信号の読み取りを行なう信号読取手段を有し、
該信号読取手段により時系列的に読み出されるデータの
一致回数を計数し、この一致回数と所定の基準値との比
較結果に応じてデータの採否を判断する判断手段と、磁
気テープの走行速度を検出するテープ速度検出手段とを
備えたディジタルテープレコーダにおいて、上記したデ
ータの一致回数に関する比較基準値をテープ速度検出手
段からのテープ速度に応じた値に設定する基準値設定手
段を設けたことを特徴とする。
従って、本発明によれば、サブコード信号の一致回数
に関する比較基準値をテープ速度に応じて異ならしめて
いるので、データのチェック機能をテープ速度に応じて
強化することができ、信頼性の高いデータを得ることが
できる。
尚、前記実施例ではサブコード信号としてスタートID
及びプログラム番号IDを採り上げたが、これに限らず他
のサブコードID(例えば、ショートニングID等)やサブ
コードデータ等の読み出しの際に適用することができる
ことは勿論であり、また、テープ速度とデータの一致回
数の基準値に関しても説明の適宜上テープの走行方向に
無関係であるように説明したが、実際にはFF方向とREW
方向ではテープの速さと読み出し不能トラック数との関
係が異なるので、キャプスタンモータの回転方向からテ
ープ送り方向を判断して、この方向に応じた各別の基準
値の設定を行なうようにしてもよい。
そして、本発明の適用範囲としては、R−DATに限ら
ずS−DATやサブコード信号をメインデータの補助的な
機能をもつものとして使用するディジタルテープレコー
ダに広く応用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明ディジタルテープレコーダの実施の一例を
示すものであり、第1図はDATの全体の概要を示すブロ
ック図、第2図は信号フォーマットを概略的に示す図で
あり、(A)はトラックフォーマットを示し、(B)は
サブコードエリアのブロックフォーマットを示してお
り、第3図は要部のブロック図、第4図はテープ速度と
データの一致回数に関する基準回数との関係の一例を概
略的に示すグラフ図であり、第5図はエラー除去動作を
説明するためのフローチャート図である。 符号の説明 1……ディジタルテープレコーダ、 6……磁気テープ、 10、10′、23……テープ速度検出手段、 12a、32、43……信号読取手段、 44……判断手段、 46、47……基準値設定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ上に記録されたサブコード信号
    の読み取りを行なう信号読取手段を有し、該信号読取手
    段により時系列的に読み出されるデータの一致回数を計
    数し、この一致回数と所定の基準値との比較結果に応じ
    てデータの採否を判断する判断手段と、磁気テープの走
    行速度を検出するテープ速度検出手段とを備えたディジ
    タルテープレコーダにおいて、 上記したデータの一致回数に関する比較基準値をテープ
    速度検出手段からのテープ速度に応じた値に設定する基
    準値設定手段を設けた ことを特徴とするディジタルテープレコーダ
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