JP2596417B2 - デジタルテープレコーダにおけるプログラム監視装置 - Google Patents

デジタルテープレコーダにおけるプログラム監視装置

Info

Publication number
JP2596417B2
JP2596417B2 JP20194686A JP20194686A JP2596417B2 JP 2596417 B2 JP2596417 B2 JP 2596417B2 JP 20194686 A JP20194686 A JP 20194686A JP 20194686 A JP20194686 A JP 20194686A JP 2596417 B2 JP2596417 B2 JP 2596417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
pno
tape
flag
counter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20194686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6356893A (ja
Inventor
弘 志澤
Original Assignee
アイワ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイワ株式会社 filed Critical アイワ株式会社
Priority to JP20194686A priority Critical patent/JP2596417B2/ja
Publication of JPS6356893A publication Critical patent/JPS6356893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2596417B2 publication Critical patent/JP2596417B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はデジタルテープレコーダにおいて、プログラ
ム管理情報の誤りを検出するプログラム監視装置に関す
るものである。
(従来の技術とその問題点) 現代はアナログ技術からデジタル技術への転換期にあ
り、テープレコーダの分野においても従来のアナログ式
のものからデジタルテープレコーダ(DAT)へと発展し
つつあり、このデジタルテープレコーダにおいても多く
の提案がなされている。
第7図にヘリカルスキャン式DATのテープトラックフ
ォーマットを示す。
テープTは回転ヘッドドラムに斜めに巻き付けられ、
回転ヘッドドラムの外周に180゜隔てて(90゜巻き付
け)配された2つの磁気ヘッドによって交互に斜めトラ
ックの記録パターンが形成されている。尚矢印Aはテー
プ走行方向を、矢印Bはヘッドの移動方向をそれぞれ示
す。
各テープトラックのフォーマットは図に示すように、
16の領域に分割されており、音声データ等をPCM化して
記録するPCMデータ領域PCMと、その前後に形成された曲
番号,アドレス情報,タイムコード,その他のプログラ
ムに関する情報等を記録するサブコード領域SUB1,SUB2
と、テープトラックに対する磁気ヘッドのトラッキング
を正確に行うための自動トラッキング周波数信号を記録
したオートトラッキングファインディング領域ATFを主
に構成されている。そしてPCMデータ領域PCM、サブコー
ド領域SUB1,SUB2の後にはアフレコ等をおこなってテー
プトラック上を部分的に記録する場合テープの位置ずれ
等で他の領域のデータを破壊することを防止するための
スペースPOST AMBLEがそれぞれ形成され、さらにテー
プトラック上の各領域間の干渉を防ぐためのインターブ
ロックギャップIBGが4箇所に形成されている。
以上のように構成されたテープフォーマットにしたが
ってテープ上に記録されたプログラムをサーチする場合
には、上記トラックに記録されたサブコード情報を用い
て行う。
このサブコード情報とは、テープに記録されている各
プログラムの曲番(プログラムナンバー),アドレス,
演奏時間,テープ始点からの時間等を始めとして各プロ
グラムをサーチするための各種フラグ(後述)等の管理
情報である。
そしてこれらのサブコード情報は、第7図に示すテー
プトラックフォーマット上において複数箇所に記録する
ことができ、PCM領域PCMにIDコードとして記録するPCM
−ID、サブコード領域SUB1,SUB2にIDコードとして記録
するSUB−ID、またサブコード領域にデータとして記録
するSUB−DATAを併用することが可能である。しかしな
がらサブコード領域に記録されたサブコード情報はPCM
領域に記録されたPCM−IDに対して優先されるように優
先順位がつけられており、SUB−DATAはSUB−IDと同一の
項目については同一の内容をデータとしてPACK形式で記
録したものであるから両者の内容の間で矛盾が生じるこ
とはない。
またテープ上にはテープ上に記録されたすべてのプロ
グラムについてその管理情報を記録するTOC(Table of
contents)が形成される場合もある。そしてTOCはテ
ープ始端に専用エリアを設けてそのサブコード領域SUB
1,SUB2にPACK形式で記録される場合、サブコード領域SU
B1,SUB2にPACK形式で且つテープ全域にわたって記録さ
れる場合、テープ先頭にTOC領域を設けPCM−IDにAuxili
ary Codeを用いて記録される場合、PCM−IDにAuxiliar
y Codeを用いてテープ全域にわたって記録される場合
の4っの形式が提案されており、これらが重複した場合
については、優先順位が説明順に付けられている。
ただし、テープ始端の専用エリアに記録されたTOC
(以下U−TOCと称す)以外は、書き換えが難しいた
め、一般ユーザーがアフレコや部分的な編集を行ったと
き変更可能なTOCは実用上U−TOCとなるであろう。
したがってデジタルテープレコーダにおいては、上述
のサブコード情報及びTOC情報にもとづいてテープ上の
どのプログラムへもきわめて高速にサーチを行うことが
できるわけである。
実際にサーチを行う場合、そのサーチの方法として
は、プログラムナンバーとプログラム時間による曲間サ
ーチ、プログラムナンバー指定による頭出し、プログラ
ムナンバーとインデックスによるサーチ、TOCとテープ
始点からの絶対時間による高速のサーチ、START−IDに
よるサーチ等、多くの組み合わせ、応用の可能性があ
る。
ここで上述の各サーチに密接に関係するサブコード情
報について説明する。
第8図(a)〜(d)はテープ上のトラックフォーマ
ットを段階的に分解したものである。
第8図(a)は1トラック全体のフォーマットを示
し、これ自体は第7図のトラック1本に相当する。
同図(b)は、サブコード領域SUB1の内容を示すもの
である。尚1トラックにサブコード領域はSUB1,SUB2の
2箇所に存在するが、形式は同じであるので、SUB1につ
いて説明する。
サブコード領域SUB1は、シリアル入力データをパラレ
ルのシンボルに変換する区切りを明確にするとともにジ
ッタ等によりビット同期がずれてもブロックの境界を示
すことによってビット同期を回復するためのブロック同
期信号SYNC、サブコード情報をID信号として記録するSU
B−CODE IDに相当するワードW1、SUB−CODE ID及びSU
B−CODE IDを構成する8ブロックの各アドレスを記録
するBLOCK ADDRESSを構成するワードW2、W1とW2の排他
的論理和によって与えられたパリティーP、サブコード
情報をPACK形式でデータとして記録するSUB−CODE DAT
Aとからなっている。
同図(c)はさらにそのワードW1,W2の部分の内容を
分解して示したものである。各ワードは8ビットで構成
され、ワードW1はSUB−CODE ID、ワードW2はSUB−CODE
ID4ビットとBLOCK ADDRESS4ビットからなる。
同図(d)は同図(c)のSUB−CODE IDの内容をさ
らに詳しく分解したものである。サブコードはSUB1,SUB
2とも8ブロックから構成されており、SUB−CODE IDは
2ブロック1組で構成されている。すなわち2ブロック
1組で考えると、その一方のブロックではSUB−CODE I
DがCONTROL−ID,DATA−ID,FORMAT−IDに割り当てられ、
他方のブロックではPNO−ID(2),PNO−ID(3),PNO
−ID(1)にそれぞれ割り当てられている。
CONTROL−IDは、第9図に示すように、SUB1,SUB2とも
同じ内容で記録されており、各ビットはそれぞれTOC−I
D、SHORTENING−ID、START−ID、PRIORITY−IDの4つの
フラグに割り当てられている。
TOC−ID(以下T−IDとする)はそのプログラムがTOC
に登録されているときに1、登録されていないとき0と
なり、START−ID(以下S−ID)は各プログラムの始点
部分で1、プログラム途中で0となるフラグ、PRIORITY
−ID(以下P−IDとする)は部分的なアフレコ等を行っ
たとき生じるサブコードの矛盾を解消するためプログラ
ムナンバーPNOの有効性を表すもので、後述するように
S−IDの立っているところで1ならばそのときのプログ
ラムナンバーPNOが有効,0ならば無効であることを示す
フラグである。SHORTENING−IDはテープ上で飛ばして良
い省略部分の先頭に1が立つと、次のSTART−IDまでSKI
Pし、設定されていないところでは0となるように決め
られたフラグである。
さて第8図(d)にもどって、DATA−IDはSUB−DATA
の形式を与えるためのもので(たとえばDATA−IDの内容
が“0000"の時にはSUB−DATAはすべてPACK形式で記録さ
ている。)ある。
FORMAT−IDはSUB−DATAで使用されているPACKの数を
与えるものであり、PNO−ID(2),PNO−ID(3),PNO
−ID(1)は、テープ上に記録されているプログラムナ
ンバーを示すものである。尚PNO−IDは(1)〜(3)
それぞれが2進化10進1桁を示し、全体で3桁の数値を
表すことができる。
以上がサブコード情報の主な構成であり、次にこれら
のフラグS−ID,P−ID,T−ID,PNO−ID等のサブコード情
報によるプログラム管理について述べる。
尚P−IDは、S−IDのある所でのみ“1"が記録でき、
そのプログラムのPNO−IDが有効であることを意味し、
T−IDはそのプログラムがTOCに登録されていれば少な
くともS−IDの部分で“1"になるようになっている。
第10図はこれらのプラグを用いた4種のプログラム管
理のパターンCASE A〜CASEDを示すものである。
CASE Aは、S−IDのある所でP−ID,T−IDとも“0"
であった場合で、このときS−IDで規定されるプログラ
ムはプログラムエリアにおけるPNOが無効となり、この
プログラムはTOCにも存在しないことを示す。
CASE Bは、S−IDのある所でP−IDが“1",T−IDが
“0"であった場合で、このS−IDで規定されるプログラ
ムはS−IDのある所でのPNOが有効となることを示す。
ただしこのプログラムはTOCには存在しない。
CASE Cは、S−IDのある所でP−IDが“0",T−IDが
“1"であった場合で、このS−IDで規定されるプログラ
ムはプログラムエリアでのPNOが無効となることを示
す。ただしこのプログラムはTOCに存在する。
CASE Dは、S−IDのある所でP−ID,T−IDとも“1"
である場合で、このS−IDで規定されるプログラムはS
−IDのある所でのPNOが有効となり、TOCにも存在する。
デジタルテープレコーダにおいては、以上の4つのCA
SEが規定されており、これらのCASEにもとづいてプログ
ラムの管理が運用されることになっている。
このようにして、デジタルテープレコーダにおいて
は、PCM記録による高品位な記録再生と、サブコード情
報を利用した高速サーチ(通常の記録再生速度の100〜2
00倍速)が可能となるが、もう一つ従来のコンパクトデ
ィスク等のデジタルオーディオ機器と大きく異なる点
は、一般ユーザーが記録,編集を行える点にある。
すなわち、すでに記録されているミュージックテープ
であればよいが、ユーザーがプログラム内容を記録ある
いは編集した場合、プログラムに関する情報すなわちサ
ブコード情報も同時に確実に管理しなければならないこ
とになり、特にアフレコや部分再録などの操作において
は、きわめて矛盾の生じる可能性が高い。たとえばアフ
レコ,部分再録により、有効PNO(S−IDの所にP−ID
のある場合)がだぶったり、減ったり、順序がでたらめ
になってしまうことがある。
またTOC(U−TOC)を用いるタイプのセットにおいて
は、ユーザーが記録、編集をおこなうたびにテープ始端
にもどってU−TOCを書き直さなければならない。
またプログラム管理パターンを先にCASE A〜CASE
Dに示したが、CASE C,CASE DのようにTOCを用いる
高度な管理を行なう方式がすべてのセットで採用される
とは限らず、とくに民生機器においては、その保証はな
いであろう。
一般に広く採用されると思われるTOCを用いないCASE
A,CASE Bの場合において前述の矛盾の生じているテ
ープでサーチを行なえば、種々の不都合が起こる。
たとえば、今PNOが3のプログラムを再生していると
する。ここでPNOが5のプログラムをサーチしたいとす
ると当然テープ終端方向へとサーチして行くことになる
が、PNOが5のプログラムが物理的にPNOが3のプログラ
ムの前にあった場合には、テープ終端までサーチしてか
ら再びテープ始端へとサーチして行くことになる。した
がっていくら高速サーチを行なっても所望のプログラム
を発見するのに時間を要し、デジタルテープレコーダの
特長である高速サーチを生かすことができない。
またサーチしようとするPNOがなくなっていればその
プログラムを発見することができないままサーチを続行
することも考えられ、さらにPNOが複数個存在するよう
なことになれば、正確なサーチが不可能となる。
(発明の目的) 上述した問題点を解決することを目的とするもので、
デジタルテープレコーダにおいて、アフレコ,編集等を
行なうことによってそのプログラム管理情報を提供する
サブコード情報に矛盾が生じていた場合に、それを検出
して警告を与えるようにしたデジタルテープレコーダを
提供することにある。
(発明の概要) テープ走行中において、有効プログラムナンバーが読
み込まれるごとに、そのプログラムナンバーとその直前
に読み込まれた有効プログラムナンバーとを比較し、有
効プログラムナンバーのテープ上に記録されている無効
プログラムナンバーを考慮した実際の順序関係とプログ
ラム管理情報との間に矛盾があるか否かを監視し、両者
の間に矛盾が発見された場合には、警告フラグを立てて
プログラム管理情報に誤りがあることを表示するように
構成したデジタルテープレコーダにおけるプログラム監
視装置。
(実施例) 第2図は本発明のデジタルテープレコーダの原理を説
明するためのブロックダイヤグラムである。
1はテープ駆動メカニズムで、2は磁気ヘッドh1,h2
を外周に180゜隔てて(90゜巻き付け)備えた回転ヘッ
ドドラム、3はキャプスタン、4a,4bはリール軸であ
る。また5a,5bはそれぞれ装着されたカセット(図示せ
ず)よりテープを引き出して回転ヘッドドラム2へとロ
ーディングまたは逆にアンローディングする可動ガイド
ポストである。そしてそれぞれ回転ヘッドドラムを駆動
するドラム駆動系6、キャプスタン3を駆動するキャプ
スタン駆動系7、リール軸4a,4bを動作モードに応じて
駆動するリール軸駆動系8、ガイドポスト5a,5b等のロ
ーディング機構を駆動するローディング駆動系9が配さ
れている。
ドラム駆動系6、キャプスタン駆動系7、リール軸駆
動系8はメカニズムコントロール用インタフェース10を
介してコントロールブロック11へと接続され、コントロ
ールブロック11の指令にしたがってテープ駆動メカニズ
ムを所定のモードに制御するようになっている。そして
ローディング駆動系9もローディングコントロール用イ
ンタフェース12を介してコントロールブロック11に接続
され、これによって制御されるようになっている。
またコントロールブロック11には、他にもテープ始
端,終端の検出、結露検出等の各種センサ(図示せず)
のデータを入力するためのセンサ入力インタフェース1
3、操作キー14のデータを供給するためのキー入力イン
タフェース15、動作モードに応じて各種表示を行なう表
示部16にデータを出力するための表示出力用インタフェ
ース17、さらに後述する信号処理系とサブコード情報の
送受を行なうためのサブコードインタフェース18、後述
する本発明のプログラム監視回路34にPNO,P−ID,S−ID,
DIR(テープ走行方向を示す。詳しくは後述する。)等
の必要な情報を供給するためのインタフェース19がそれ
ぞれ接続されている。
ここで信号処理系について説明する。
磁気ヘッドh1,h2、録音系、再生系を選択的に切り換
え接続する録再切換ブロック20に接続されている。
録音系について説明すると、録音入力端子INより入力
されたアナログ信号はレベルコントロール回路21で所定
のレベルに調節された後サンプルホールド回路22によっ
てサンプリングされ、A/D変換回路23へと供給されてデ
ジタル信号(PCM信号)に変換される。さらにPCM化され
た信号は信号処理ブロック24内の信号処理系25によって
インタリーブ、誤り訂正符号の付加、変調等が行なれた
後、録音ヘッドアンプ26を介して磁気ヘッドh1,h2へと
供給され、テープ上に記録される。
再生系について説明すると、磁気ヘッドh1,h2より再
生されたCPM信号は、録再切換ブロック20によって再生
ヘッドアンプ27へと供給され、イコライザ,コンパレー
タ等からなる波形整形回路28によって波形整形されたの
ち信号処理ブロック24へと供給される。そして信号処理
ブロック24内のPLL回路29によってデジタル信号から抽
出されたクロック信号に同期して読み出され、信号処理
系25によって復調される。このとき同時に誤り検出、誤
り訂正、誤り補正、デインターリーブ等が行なわれ、続
いてD/A変換回路30に供給されてPAM(Pulse Amplitude
Modulation)信号へと変換される。さらにこのPAM信
号はローパスフィルタ31、レベルコントロール回路32を
介して再生出力端子OUTへと出力される。
また再生系及び信号処理系25、回転ヘッドドラム2,キ
ャプスタン3,リール軸4a,4bからは常にテープトラック
上のATF信号、各駆動系におけるサーボ用FG,PG信号等が
ドラム,キャプスタン,リール軸等のサーボを行なう駆
動サーボ系33へと供給され、このサーボ系33によって回
転ヘッドドラムの回転制御、自動トラッキング、キャプ
スタンの回転制御等、各種制御が行なわれる。
34は本発明の主要部となるプログラム監視回路で、テ
ープトラック上のサブコード情報内におけるP−ID,S−
ID,PNO,テープ走行方向識別信号DIR及びテープ走行方向
の反転を検出する反転フラグ等のフラグからテープ上に
おけるプログラム管理情報の誤りを検出するものであ
る。
第1図はプログラム監視回路34の構成を示すブロック
ダイヤグラムである。
同図において、35はコントロールブロック11よりイン
タフェース19を介して取り出されたサブコード情報内の
プログラムナンバーPNO(PNO−ID)を転送される第1の
レジスタ、36は第1のレジスタにPNOが転送されたとき
その直前に第1のレジスタに入っていた内容を転送され
る第2のレジスタである。
37はテープ走行方向がプログラムナンバーPNOの昇順
であるか、降順であるかの情報を判定条件として比較部
38へと転送する比較制御部37aと、無効PNOの数を考慮し
た有効PNOの順序関係の情報を比較部38へと転送するカ
ウンタ37bとからなる比較制御ブロックである。
比較制御部37aは、コントロールブロックよりメカニ
ズムコントロール用インタフェース10を介して得られた
テープ走行方向を示すテープ走行方向識別フラグDIRを
参照して再生またはサーチ動作がいずれの方向に行なわ
れているかをカウンタ37b及び比較部38に供給するもの
である。テープ走行方向を参照してPNOの比較を行うの
は、テープ上に記録されているプログラムとその管理情
報との間に矛盾がなければ、テープがフォワード方向に
走行(再生モードでもサーチモードでも、テープが走行
していればよい)している場合には、プログラムナンバ
ーは昇順にならんでおり、テープがリバース方向に走行
している場合には、プログラムナンバーは降順に並んで
いるはずであるから、これを考慮してカウンタ37bの動
作及び比較部38での比較動作を行わなければならないこ
とが根拠となっている。
カウンタ37bは、有効PNO間の無効PNOの数に関する情
報、すなわち各有効PNO間がS−IDについて順序正しく
配列されているか否かを判定するためのデータを与える
ものである。
カウンタ37bは、S−IDの入力されるたびにテープ走
行方向識別フラグDIRを参照し、テープ走行方向がフォ
ワード側であれば+1、リバース側であれば−1され、
S−IDとP−IDが同時に入力された場合には、そのカウ
ント値を比較部38へと転送した後リセットされるように
なっている。
尚、詳しい動作原理については後述するが、第1のレ
ジスタ35に入っている有効PNOをテープ走行方向を反転
して再度通過するときには、カウンタ37bの値を保持
し、増減操作を行わないようにするため、反転動作が行
なわれたことを検知する反転フラグREFが参照される。
反転フラグREFは、カウンタ37bとともにリセットさ
れ、以後テープ走行方向が反転するたびにセット、リセ
ットを繰り返すようになっており、カウンタ37bは、S
−IDが入ったとき、反転フラグREFがリセットされてい
ればテープ走行方向識別フラグDIRを参照してカウンタ3
7bの加算あるいは減算が行なわれ、反転フラグがセット
されていた場合には、カウンタの加算,減算が行なわれ
ないようになっている。
38は第1のレジスタ35と第2のレジスタ36の内容の順
序関係を比較制御部37aからの判定条件及びカウンタ37b
の値を参照して比較した結果(比較条件については後
述)と比較制御部37aからの判定条件とを比較し、その
比較結果において矛盾があった場合警告フラグを立てる
比較部である。
39は比較部38より警告フラグが出力された場合、これ
をラッチしてリセットされるまでその状態を保持すると
ともに表示部16へと警告表示を行なうフラグラッチ回路
である。
40はサブコード情報内のフラグP−IDとS−IDをイン
タフェース19を介して入力され、S−IDが立つたびに第
1のタイミングt1を発生し、S−IDとPが同時に立った
とき(その時のPNOが有効)、第2のタイミングt2を発
生するタイミング発生回路である。
S−IDが立って第1のタイミングt1が発生すると、反
転フラグREFが参照され、リセット状態であれば、テー
プ走行方向識別フラグDIRにしたがって、比較制御部37
のカウンタ37bが、テープ走行方向がフォワード側のと
き+1、リバース側のとき−1される。
第2のタイミングt2が発生(S−IDとPとが同時に立
ち、その時のPNOが有効)すると、第1のレジスタ35の
内容が第2のレジスタ36へと転送され、第1のレジスタ
にはその時の有効PNOが読み込まれる。そして各レジス
タの内容が比較部38へと転送される。
また同時に比較制御ブロック37内の比較制御部37aの
テープ走行方向識別フラグDIRにもとづく情報と、カウ
ンタ37bの値が比較部38へと供給され、ここで比較動作
が行なわれる。尚、カウンタ37bはその計数値を転送し
た後、第2のタイミングt2にもとづいてリセットされ
る。
また比較部38にデータが転送されて比較された結果、
フラグラッチ回路39へと警告フラグが出力されていれ
ば、同じ第2のタイミングt2(実際にはわずかに遅延さ
れる)でラッチされる。
41はカセット取り出し(その機構については図示せ
ず)、電源の投入、リセット釦(図示せず)の操作によ
って第1のレジスタ35、第2のレジスタ36、比較制御ブ
ロック37、比較部38、フラグラッチ回路39、表示部16の
すべてを初期状態にリセットするリセット回路である。
プログラム監視回路34は以上のように構成されてお
り、次に本発明のプログラム監視装置の原理について説
明する。
第3図はテープ上に有効PNO,無効PNOが混在して記録
されている状態を示す。
テープ上にはこのように有効,無効PNOが混在してい
るが、たとえば図中Xで示す有効PNOの次に有効なPNOが
Yであるとすると、その間には無効PNOが3個存在して
いることになる。したがってS−IDのレベルでPNOを管
理した場合すなわち単に有効PNOだけの並ぶ順番でなく
テープ全体のプログラム情報からPNOの管理を行う場
合、有効PNO Xの次の有効PNO YはX+4番目でなけ
ればならない。単に各有効PNOのテープ上における大小
関係だけでは、その有効PNOがS−IDのレベルで正確に
管理されているか、あるいはTOCに記録する情報として
正しく管理されているか否か判断することができない。
そのために本発明では、有効PNOがS−ID単位で見て
矛盾なく並んでいるか否かを監視するようにしたもので
ある。
第4図(a)〜(d)は第3図に示すテープ上をたと
えばサーチ,再生等のモードで走査した場合を示すもの
である。
各図とも、矢印はテープに対するヘッドの相対的な走
行方向を示し、矢印が紙面上で右方へ向かう方向がフォ
ワード方向、左方へ向かう方向がリバース方向である。
したがって矢印の反転はテープ走行方向の反転を意味す
る。
有効PNOが読み込まれ、それまで第1のレジスタ35に
入っていたPNOが第2のレジスタ36に読み込まれ、両レ
ジスタの内容を比較することによって隣り合う有効PNO
どうしの間に矛盾があるか否かをチェックするようにし
た点についてはすでに述べた。そして有効PNOの間の無
効PNOの数に関する情報を得るためにカウンタ37bが用意
されている。
カウンタ37bは有効PNOの読み込みと同時にそのときの
カウント値Nを比較部38へと出力してリセットされ、無
効PNOが読み込まれたときは、テープ走行方向がフォワ
ード方向なら+1、リバース方向なら−1されるように
なっている。各図において矢印に併記したNはそのテー
プ上の位置におけるカウンタ37bのカウント値を示す。
第4図(a)に示すように、フォワード方向に連続し
て走査した場合、有効PNO Xの読み込み後は、有効PNO
Xが第1のレジスタ35に格納され、カウンタ37bはリ
セットされて0になっている。以後無効PNOが読み込ま
れるたびにカウンタ37bが+1され、次の有効PNO Yが
読み込まれたときには、第2のレジスタ36に有効PNO
Xが、第1のレジスタ35には有効PNO Yがそれぞれ転
送され、カウンタ37bのカウント値Nは、N=4になっ
ている。そして有効PNO Yが読み込まれたときの第2
のタイミングt2によって、各レジスタの内容及びカウン
タ37bのカウント値Nが比較部38へと出力され、矛盾の
有無が調べられる。この場合、有効PNO Xと有効PNO
Yとの関係は、Y=X+4になっており、一般的には、
常に後から読み込まれた有効PNOは、その直前に読み込
まれた有効PNOにカウンタ37bのカウント値Nを加えた値
になっていれば、S−ID単位でPNOをカウントした場合
において、有効PNOの順序が正しく管理されていること
がわかる。
したがって、両レジスタに読み込まれた有効PNOが正
しく管理されていて、それらの間に矛盾がなければ、 第2のレジスタ36=第1のレジスタ35+N …… の関係が成立する。
またカウンタ37bは、そのカウント値Nを出力した後
は、リセットされる。
第4図(b)は、テープ走行方向を途中で反転した場
合を示すものであるが、全く同様の条件式が成立する。
すなわちテープ走行方向がフォワード側であるときは
無効PNOが入力されるたびにカウンタ37bを+1、リバー
ス側であるときは−1して行けばよい。同図(b)の矢
印上に記入したように、カウンタ37bの値Nはテープ走
行方向が反転するたびに増減するが、有効PNO X読み
込み後、有効PNO Yを読み込んだときにはN=4とな
っており、同図(a)の場合と全く同様の結果となって
いる。
またテープ走行方向をフォワード側からスタートせ
ず、リバース側からスタートしても各テープ走行方向に
おいてカウンタ37bの増減の方向が変わるだけで、同図
(a)と全く同様の結果となり、上述の条件式が成立
する。
ただし、同図(a),(c)に示す場合には、カウン
タ37bの動作をカウント時に修正する必要がある。
すなわち、有効PNOを読み込んだ後、次の有効PNOを読
み込む前に反転動作をし(反転回数は無関係)、同じ有
効PNOを反転方向から再度読み込んだ場合である。
この場合は、たとえば同図(c)に示すように、有効
PNO Xを読み込んだ後、無効PNOを同方向(この場合で
はフォワード)で読み込んだときにはカウンタ37bの値
Nを+1して行き、反転以後は−1して行く。そして読
み込んだばかりの有効PNOXが第1のレジスタ35に入って
いる状態でテープ走行方向を反転し、再び同じ有効PNO
Xを読み込んだ場合、第1及び第2のレジスタは同一
内容となる。
しかしながら、現在第1のレジスタ35に読み込まれて
いる有効PNOを再度読み込むと、そのPNOを再度読み込む
直前にカウンタ37bのカウント値Nは0になっているた
め、これを読み込んだ後比較部38に出力されるカウント
値Nは−1になり、前述の条件式を用いることができ
なくなる。
これは同図(d)の場合でも全く同様である。途中に
何度テープ走行方向の反転があっても、最後に読み込ん
だ有効PNO(現在第1のレジスタ35に格納されているPN
O)を逆方向から読み込んだ場合には、カウンタ37bのカ
ウンタあたいNが読み込み後に−1になってしまい、条
件式に反することになる。
したがって、最後に読み込んだ有効PNO(第1のレジ
スタ35に入っているPNO)を、別の有効PNOを読み込む前
に、逆方向から同じ有効PNOを読み込んだ場合に限り、
カウンタ37bの値Nを増減せず、直前のカウント値を保
持するようにすればよい。これはテープ走行方向に関係
なく行う必要がある。
上述の反転直後の有効PNOの再読み込みを検知するた
め、テープ走行方向の反転のたびにセット,リセットを
繰り返す反転フラグREFを用いている。
この反転フラグREFは、第5図に示すように、カウン
タ37bとともにリセット、すなわち有効PNOが読み込まれ
た直後にリセットされて0になり、以後テープ走行方向
の反転動作のたびにセット,リセットを繰り返すもので
ある。
すなわち、最後に有効なPNOを読み込んだときのテー
プ走行方向と同方向にテープが走行しているときはリセ
ット、反転して逆方向に走行しているときは、セット状
態となっているわけである。そして反転フラグREFがリ
セット、すなわち最後の有効PNOを読み込んだときと同
方向で次の有効PNOを読み込んだとき(図中一点鎖線)
は、同じ有効PNOを再度読み込むことは有り得ないの
で、カウンタの値はテープ走行方向に応じて加算または
減算される。
また反転フラグがセット状態であった場合、すなわち
最後に読み込んだ有効PNO(現在第1のレジスタ35に格
納されているPNO)を逆方向から再度読み込んだ場合に
は、前述したように両レジスタの内容が同じになってい
るから、カウンタ37bの値を操作せず、その直前値(N
=0になっている)を保持する。
以上のように反転フラグREFを参照することによって
同じ有効PNOをテープ走行方向を反転して再び読み込ん
だ場合の不都合を解消することができる。
すなわちいずれの場合でも、テープ走行方向をサー
チ、再生等の動作中、いつ何度反転させても常に上述の
条件式で有効PNOの順序性矛盾があるか否かを判定す
ることができるわけである。
次に本発明のデジタルテープレコーダ全体の動作を第
6図に示すフローチャートにしたがって説明する。
テープが走行を開始すると、まずテープ走行方向の反
転があった否かがチェツクされ(ステップa)、反転動
作があればステップbで反転フラグREFを反転してか
ら、反転動作がなければそのままステップcへと進んで
S−IDの入力を待機する。そしてS−IDの入力がなけれ
ばステップaに戻り、以後S−IDの入力があるまでステ
ップa〜ステップcを繰り返す。
尚、スタート時には反転フラグREF、比較制御ブロッ
ク37、比較部38、各レジスタ35,36、フラグラッチ回路
はいずれもリセットされている。
またテープ走行の開始と同時に、サーチがフォワード
方向に行なわれているかリバース方向に行なわれている
かを示すテープ走行方向識別フラグDIR及び反転フラグR
EFがメカニズムコントロール用インタフェース10より比
較制御ブロック37へと供給され、これにもとづいて、プ
ログラムナンバーPNOが第1のレジスタ35,第2のレジス
タ36に昇順に取り込まれるべきか降順に取り込まれるべ
きかが判定条件の一部として参照される。前述したよう
にプログラムとそのプログラム管理情報との間に矛盾が
ない場合、テープ上のプログラムナンバーPNOは、テー
プ走行方向がフォワード側であれば昇順に、リバース方
向であれば降順に信号処理ブロック24へと取り込まれる
ため、その順序に合わせてカウンタ37bの加算、減算を
制御する必要があるからである。
ステップcでS−IDの入力が検知されると、タイミン
グ発生回路40よ第1のタイミングt1が発生され、ステッ
プdへと進んでP−IDが同時に立っているか否かが判定
される。
P−IDが立っていなければ(そのときのPNOが無
効)、第1のレジスタ35へのPNOの転送及び第1,第2の
レジスタ間の転送動作は行なわれず、ステップrへと進
んでテープ走行方向がテープ走行方向識別フラグによっ
て判別される。
フォワード方向であれば比較制御ブロック37のカウン
タ37bが+1され、リバース方向であれば−1された
後、ステップaへと戻り、次のPNOのサーチに入る。
ステップdでS−IDとP−IDが同時に立っている(PN
Oが有効)ことが判別されると、タイミング発生回路よ
り第2のタイミングt2が発生され、第1のレジスタ35の
内容が第2のレジスタ36へと転送され(ステップe)、
続いて第1のレジスタ35にその時の有効PNOが転送され
る(ステップf)。
これらの動作はS−IDとP−IDが同時に入力されるた
びに、第2のタイミングt2を発生することにより行なわ
れる。
第2のタイミングt2によって各レジスタ間の転送が行
なわれると、それがリセット(カウンタ37bのリセット
ではなくプログラム監視回路全体のリセットを示す)直
後であるか否かが調べられ(ステップg)、リセット直
後であれば、両レジスタの比較等を行わず、比較制御ブ
ロック37のカウンタ37b及び反転フラグをリセット(ス
テップp,q)した後ステップaへと戻る。
すなわちリセット後1回目のタイミング発生による転
送では、第2のレジスタ36にはまだプログラムナンバー
PNOが入っていないので比較の対象とはならない。始め
てS−IDとP−IDが同時に取り込まれただけでは、それ
まで第1のレジスタ35に何も入っていないため、比較す
ることができず、2度目にS−IDとP−IDの同時入力が
あったときに始めて1回目の比較を行うことができるか
らである。
ステップgでリセット直後でないことがわかると、ス
テップhで反転フラグREFがセットされているか否かが
調べられる。
ここで反転フラグREFがセットされていた場合には、
第4図(c),(d)で説明したように、最後に読み込
んだPNOすなわち第1のレジスタ35に読み込まれている
有効PNOを反転して逆方向から再度読み込んだことにな
るから、カウンタ37bを加算,減算せず(このときカウ
ンタ37bは0になっているはずであるから加,減算を行
うと条件式に合わなくなる)、ステップlに進んで第
1のレジスタ35と第2のレジスタ36を比較した結果が条
件式に対して矛盾しているか否かが判定される。この
とき両レジスタの内容は同じで、カウンタ37bの値は0
になっているはずであるから、矛盾がなければ、 第1のレジスタ35=第2のレジスタ36+0 となっているはずである。
ステップhで反転フラグREFがリセットされていた場
合には、最後に有効PNO(現在第1のレジスタ35に格納
されているPNO)を読み込んだときのテープ走行方向と
同方向であって、且つすでに第1のレ35に読み込まれて
いる有効PNOとは別の有効PNOを読み込んだことになる
(第4図(a),(b))。
したがってスiに進み、テープ走行方向がフォワード
側ならステップjでカウンタ37bを+1、リバース側な
らステップkでカウンタ37bを−1した後、ステップl
で条件式による判定が行なわれる。
ステップlでは、第2のタイミングt2にもとづき、比
較部38で第1のレジスタ35,第2のレジスタ36の内容及
びカウンタ37bのカウント値が比較され、第1のレジス
タ35の内容が第2のレジスタ36の内容にカウンタ37bの
カウント値を加えた値になっているか否かが判定され
る。
ステップlで、各レジスタの値が条件式に対して矛
盾していなければ、ステップp,qへと進み、カウンタ37b
及び反転フラグREFをリセットした後、ステップaへと
戻って次のPNOのサーチに入る。
またステップlにおいて第1のレジスタ35と第2のレ
ジスタ36を比較した結果が条件式に反していた場合に
は、その時の有効プログラムナンバーPNOとプログラム
管理情報との間に矛盾があることになり、言いかえれ
ば、プログラムの実際の位置がプログラム管理情報と異
なっていることになる。したがってこの状態でサーチを
つづけても所望のプログラムの存在、位置等の管理情報
が信頼性に欠けるため、警告を行なう。
すなわち比較部38より警告フラグが出され(ステップ
m)フラグラッチ回路39によって第2のタイミングt2
もとづいて(実際にはわずかに遅延されて)ラッチされ
(ステップn)、続いて表示部16へと出力され(ステッ
プo)、ユーザーにテープのプログラム管理情報に誤り
があることを示唆することができる。
そして警告フラグの出力後は、ステップp,qへと進ん
でカウンタ37b、反転フラグREFをリセットした後、ステ
ップaへと戻って次のサーチ動作にはいる。
尚、前述のようにプログラム管理情報における矛盾
は、ユーザーのアフレコ,部分編集等によって有効なプ
ログラムナンバーの順序が入れ換わってしまったり、同
じプログラムナンバーが複数個存在するなど、種々のパ
ターンが考えられるが、いずれの場合においても、矛盾
を検知した時点で警告を行なうことができる。
また第1及び第2のレジスタ35,36の比較後は、比較
結果にかかわらずカウンタ37bをリセットするため、カ
ウンタ37bの計数値は常に両レジスタで比較を行ってい
る有効PNOの順序関係についてのみ意味を持つ。
以上がサーチ動作におけるプログラム監視回路の動作
であるが、表示部16に表示された警告信号は、リセット
されるまで保存されるようになっており、一度サーチま
たは再生等をおこなってから再びサーチ、再生動作を繰
り返しても、以前の情報を参照することができ、常にプ
ログラム管理情報の監視を行なうことができる。
また図示しないリセット釦の操作、電源投入、カセッ
ト取り出し等の動作によって第1,第2のレジスタ35,3
6、比較制御ブロック37、比較部38、フラグラッチ回路3
9、表示部16がすべて初期状態にリセットされ、それま
での情報をクリアすることができる。
尚、上述の実施例では、サーチ動作においてプログラ
ム監視回路の動作を説明したが、ようするにテープが走
行していて、サブコード情報を読み込めればよいので、
たとえば再生モード、再生モード及びサーチ動作を繰り
返して行なった場合でもまったく同様の作用効果を得る
ことができるものである。
また上述の実施例では、サブコード管理情報に矛盾が
あった場合、警告フラグをもって表示部16に誤りがある
ことを表示するようにしているが、プログラム管理情報
における誤りが著しく多く、サーチ自体行なえない場合
などは、警告と同時にサーチ動作を中止するようにする
こともできる。さらに誤りを発見したとき、サーチを続
行するか中止するかをユーザーが選択できるようにして
もよく、種々の応用が可能である。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明のデジタルテープレコーダ
におけるプログラム監視装置によれば、テープ走行中に
おいて、有効プログラムナンバーが読み込まれるごと
に、そのプログラムナンバーとその直前に読み込まれた
有効プログラムナンバーとを比較し、有効プログラムナ
ンバーのテープ上に記録されている無効プログラムナン
バーを考慮した実際の順序関係とプログラム管理情報と
の間に矛盾があるか否かを監視し、両者の間に矛盾が発
見された場合、警告フラグを立ててプログラム管理情報
に誤りがあることを表示するように構成したので、ユー
ザーのアフレコ、部分編集等によってテープ上のプログ
ラムとプログラム管理情報との間に矛盾を生じ、実質的
にフォーマートにそった円滑なサーチが不可能なテープ
であった場合、ただちにそれをユーザーに認識させるこ
とによって、ユーザーにテープレコーダの故障と誤解す
ることを未然に防止し、ユーザーの不安を取り除くこと
ができ、サーチ動作において無駄な時間と手間を省くこ
とができる。
また本発明によればプログラム管理情報の矛盾を発見
するのにTOCを用いないため、TOCの管理情報に矛盾があ
る場合や、TOCの記録されていないテープについても適
用することができる等、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のプログラム監視装置のブロックダイヤ
グラム、第2図は本発明のデジタルテープレコーダ全体
のブロックダイヤグラム、第3図はテープ上のプログラ
ムナンバーの記録状態を示す説明図、第4図は本発明の
デジタルテープレコーダにおけるテープ走査モード別の
プログラム監視動作を示す説明図、第5図は反転フラグ
の動作を示す説明図、第6図はプログラム監視回路の動
作を説明するためのフローチャート、第7図はテープト
ラックフォーマット、第8図(a)〜(d)はトラック
フォーマットの細部におけるフォーマット、第9図はサ
ブコード情報内におけるCONTROL−IDのフラグ、第10図
はサブコード情報内のフラグS−ID,P−ID,T−ID,PNO
(PNO−ID)によるプログラム管理パターンをそれぞれ
示すものである。 符号の説明 1……テープ駆動メカニズム 11……コントロールブロック 24……信号処理ブロック 34……プログラム監視回路 35……第1のレジスタ、36……第2のレジスタ 37……比較制御ブロック、37a……比較制御部 37b……カウンタ、38……比較部 39……フラグラッチ回路 40……タイミング発生回路、41……リセット回路 S−ID……START−ID、P−ID……PRIORITY−ID T−ID……TOC−ID、PNO……PROGRAM NUMBER DRF……テープ走行方法識別フラグ REF……反転フラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 9558−5D G11B 20/18 572G 27/00 27/00 A

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ上に記録されるトラックが音声信号
    等をPCM化して記録したPCM領域と、該PCM領域に記録さ
    れているプログラムの管理情報を記録したサブコード情
    報を少なくとも有し、前記サブコード情報にもとづいて
    プログラムの選曲,頭出しを行うデジタルテープレコー
    ダであって、前記サブコード情報内にありプログラムの
    始点を表すSTART−IDフラグが立ったときテープ走行方
    向がフォワード側であれば+1、リバース側であれば−
    1され、前記START−IDとプログラムナンバーの有効,
    無効を判別するためのPRIORITY−IDフラグとが同時に立
    ったときカウント値を出力してリセットされるカウンタ
    手段と、前記START−IDフラグと前記PRIORITY−IDフラ
    グが同時に立ったときプログラムナンバーを読み込み、
    その直前に読み込まれたプログラムナンバーと比較した
    結果が前記カウンタ手段のリセット直前のカウント値に
    等しくなっているか否かを比較する比較手段とからな
    り、前記比較手段による比較結果が前記カウンタ手段の
    カウント値に反していた場合、警告フラグを立ててプロ
    グラム管理情報に誤りがあることを表示するように構成
    したことを特徴とするデジタルテープレコーダにおける
    プログラム監視装置。
JP20194686A 1986-08-28 1986-08-28 デジタルテープレコーダにおけるプログラム監視装置 Expired - Lifetime JP2596417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20194686A JP2596417B2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 デジタルテープレコーダにおけるプログラム監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20194686A JP2596417B2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 デジタルテープレコーダにおけるプログラム監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6356893A JPS6356893A (ja) 1988-03-11
JP2596417B2 true JP2596417B2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=16449394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20194686A Expired - Lifetime JP2596417B2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 デジタルテープレコーダにおけるプログラム監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2596417B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2604485B2 (ja) * 1989-05-30 1997-04-30 株式会社クラレ 多層構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6356893A (ja) 1988-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2840631B2 (ja) 記録システム
EP0272130B1 (en) Data recording
KR100196586B1 (ko) 디지탈 신호 처리 회로
JP2740217B2 (ja) 記録媒体検索方法及び記録媒体検索装置
KR910006153B1 (ko) 자기기록재생장치
JP2651437B2 (ja) デジタルテープレコーダにおけるプログラム監視装置
JP2596417B2 (ja) デジタルテープレコーダにおけるプログラム監視装置
JPH0727687B2 (ja) デ−タレコ−ダ
JP3045339B2 (ja) 磁気テープ再生装置
JPH08235836A (ja) データレコーダー
JP2661067B2 (ja) データレコーダ
JP2676739B2 (ja) パックデータの検出方法
JP2586603B2 (ja) 光ディスク
JPH07122975B2 (ja) デジタルテ−プレコ−ダにおけるプログラム管理装置
JP2522272B2 (ja) デ−タレコ−ダ
JP2666409B2 (ja) 検索装置
JPH0650870Y2 (ja) 情報記録再生装置
JPS61153880A (ja) 記録再生装置
JP2550529B2 (ja) 記録再生装置
JP3211248B2 (ja) 情報記録装置
JP2555129Y2 (ja) アフレコ位置及び履歴検出回路
JP2932398B2 (ja) アクセス装置
JP3433691B2 (ja) 画像信号記録再生装置
JPS58117782A (ja) 磁気テ−プ記録再生装置
JP3211249B2 (ja) 情報記録装置