JP2586603B2 - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2586603B2
JP2586603B2 JP63251191A JP25119188A JP2586603B2 JP 2586603 B2 JP2586603 B2 JP 2586603B2 JP 63251191 A JP63251191 A JP 63251191A JP 25119188 A JP25119188 A JP 25119188A JP 2586603 B2 JP2586603 B2 JP 2586603B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は時間軸上で連続的に記録もしくは再生される
光ディスクに関するものである。
従来の技術 近年、コンパクトディスク(以降CDと略記する)や、
レーザーディスクなど映像や音楽を記録する光ディスク
の普及が進み、品質の向上とともにより高度な使い方に
対する要求が高まりつつある。
以下第2図、第4図を参照しながら、上述した光ディ
スクの第1の従来例について説明する。
第2図は従来のCDの断面図である。第2図において11
はCDの断面、12はリードイン領域、13は音楽信号が記録
されたデータ領域、14はディスクの終端を示すリードア
ウト領域である。
第4図はCDに記録される信号の模式図である。第4図
において(a)は記録の最小単位であるフレームの模式
図、(b)はサブコードフレームの模式図、(c)はリ
ードイン領域におけるQチャンネルのデータフォーマッ
トの模式図、(d)はパックの模式図である。
以上の様に構成されたCDについて、以下その動作を説
明する。
CDには第4図(a)で示すフレームが1秒間に7350個
の割合でディスクに記録される。1フレームは1バイト
のサブチャンネル記憶域42と32バイトのメインチャンネ
ル記憶域43とフレーム同期域41からなる。標本化周波数
44.1kHz、量子化ビット数16ビットで量子化された2チ
ャンネルのオーディオデータは主データとして24バイト
毎に分割され、8バイトの誤り検出訂正符号と共にメイ
ンチャンネル記憶域43に記録される。サブチャンネル記
憶域42にはサブコードとよばれる副データが1バイト記
録される。サブコードの1バイトは各ビットがそれぞれ
チャンネルに対応しており、これらのチャンネルをPチ
ャンネル、Qチャンネル、…、Wチャンネルと呼んでい
る。すなわちサブチャンネル記憶域42には8個のサブチ
ャンネルが存在する。
連続する98フレーム分のサブチャンネル記憶域42でサ
ブコードフレームを構成する。サブコードフレームは1
秒間に75個存在する。この様子を第4図(b)に示す。
最初の2フレーム分のサブチャンネル記憶域42でサブコ
ードフレーム同期44を構成し、残りの96フレーム分のサ
ブチャンネル記憶域42でPチャンネルからWチャンネル
までのサブチャンネルを記録する。
Pチャンネル45はトラック(トラックとは通常は曲に
対応する)の頭だしに用いられるフラグで、データ領域
13においては各トラックが始まる前に2秒以上1となっ
ている。またリードアウト領域14では1と0が2秒の周
期で繰り返される。
Qチャンネル45にはディスク内の検索を行うための検
索情報が記録されている。データ領域13のQチャンネル
には検索情報としてデータ領域13の先頭を0分0秒0フ
レームとして外周にいくにしたがって増大する絶対時間
と、各トラックの先頭を0分0秒0フレームとする相対
時間と、トラックナンバー(曲番)等の情報がBCDコー
ド(2進化10進数)で記録されている。ここでいうフレ
ームとは時間の単位で75フレームが1秒に相当する。す
なわち時間の単位としてのフレームは1サブコードフレ
ームの時間長に等しい。トラックナンバーはリードイン
領域12では00、リードアウト領域14ではAA(16進表示)
で固定である。CDプレーヤーはこのトラックナンバー
(AA)を検出してCDの再生を終了する。データ領域13で
はトラックナンバーは01から99までの値をとりうる。例
えば6トラック記録されているディスクは各トラック毎
に01、02、…、06のトラックナンバーが与えられる。リ
ードアウト領域14にも絶対時間と相対時間が記録されて
いる。この領域の絶対時間はデータ領域13から連続して
記録され、相対時間はリードアウト領域14の先頭で0分
0秒0フレームにセットされる。リードイン領域12のQ
チャンネル46には検索情報としてデータ領域13とリード
アウト領域14の配置情報が記録されている。この配置情
報はTOC(Table of contents)と呼ばれ、データ領域13
内の各トラックの先頭の絶対時間と、データ領域13の最
初と最後のトラックナンバーと、リードアウト領域14の
開始絶対時間が記録されている。CDプレーヤーは最初に
リードイン領域12を再生してQチャンネルに記録された
TOC情報を得、内部のメモリに蓄える。CDプレーヤーは
メモリ内に蓄えられたTOCとデータ領域13のQチャンネ
ルに記録された時間情報を用いて高速に任意のトラック
のアクセスを行う。
以下TOCの具体的な記録方法について第4図(c)を
用いて説明する。同図はリードイン領域12におけるQチ
ャンネルの1サブコードフレーム内の96ビットのデータ
構造を模式的に表わしている。ビット0からビット3ま
でのコントロールの領域には該当のトラックのデジタル
音声のエンファシス処理の有無等の情報が記録される。
ビット4からビット7までのアドレスには(0001)が記
録される。トラックナンバーにはリードイン領域12のト
ラックナンバーであり00が記録される。MIN、SEC、FRAM
Eはリードイン領域内に於ける相対時間をそれぞれ分、
秒、フレームで示す。ビット48からの8ビットには0が
記録される。ビット80からの16ビットはエラー検出用の
CRC(Cyclic Redundancy Check)コードが記録される。
ポイント、PMIN、PSEC、PFRAMEの4バイトを用いてTOC
が記録される。ポイントがBCDコードで01から99までの
値を取る場合には、PMIN、PSEC、PFRAMEにはポイントで
示されるトラックの開始絶対時間がそれぞれ分、秒、フ
レームで記録される。例えばポイント、PMIN、PSEC、PF
RAMEがそれぞれ、09、43、20、24であれば第9トラック
が絶対時間で43分20秒24フレームから開始することを示
している。ポイントがA0(16進表示)である場合にはPM
INにそのCDの最初の音楽トラックのトラックナンバーで
ある01が記録される。このときのPSEC、PFRAMEには00が
記録される。ポイントがA1(16進表示)である場合には
PMINにそのディスクの最後の音楽トラックのトラックナ
ンバーが記録される。このときのPSEC、PERAMEには00が
記録される。たとえば10曲記録されたディスクであれば
PMINは10となる。ポイントがA2(16進表示)である場合
にはPMIN、PSEC、PFRAMEには絶対時間でリードアウト領
域14の開始アドレスが記録される。CDプレーヤはこの値
を用いてCDのデータ領域13の総演奏時間の表示を行った
りする。これらは連続する3つのサブコードフレームに
同一内容が記録される。例えば10曲の音楽が記録された
CDのTOCは連続する39サブコードフレーム((10+3)
×3)を用いて記録される。このTOCはリードイン領域1
2内で繰り返し記録されている。
RチャンネルからWチャンネルの6個のサブチャンネ
ル(以降R〜Wチャンネルと略記する)は統一して扱わ
れる。R〜Wチャンネルの6ビットはシンボルと呼ば
れ、96シンボルでパケットを構成する。1パケットは24
シンボル毎に分割され、24シンボルでパック47、48、4
9、50を構成する。第4図(d)はパックの模式図で、
各パックは先頭から1シンボルのコマンド領域51、1シ
ンボルのインストラクション領域53、2シンボルのパリ
ティ領域53、16シンボルのデータ領域54、4シンボルの
パリティ領域55からなる。コマンド領域51はシンボル内
の記録内容を規定するのに用いられ、コマンド領域の上
位3ビットはモードビット、下位3ビットはアイテムビ
ットと呼ばれる。モード0(000)、アイテム0(000)
は0モードと呼ばれ、パック内の全てのシンボルは0で
ある。市販されているほとんどのディスクがこのモード
を用いている。モード1(001)、アイテム0(000)は
ライングラフィックスモードと呼ばれ、288×24ドット
のラインディスプレイを用いてパック内に記録されたデ
ータを表示するのに用いる。モード1(001)、アイテ
ム(001)はテレビグラフィックスモードと呼ばれ、288
×192ドットのグラフィック画面を表示するするのに必
要なデータが記録されている。このモードを使用したCD
グラフィックスカラオケ装置が業務用に市販されてい
る。
(例えば「レーザーAVを120%楽しむ本」日本文芸社7
4〜78パージ) 第3図は第2の従来例でありCDに記録していた音楽デ
ータに加えて、静止画などのデジタルデータを記録する
ため第2のデータ領域25と、第2のデータ領域の終端位
置を示すための第2のリードアウト領域26と、コントロ
ール情報を記録する第2のリードイン領域27を備えてい
る。この例ではリードイン領域22のQチャンネルに第2
のデータ領域の存在を示すコードが記録されている。こ
のディスクを想定して作られたプレーヤーはこのコード
を解釈して第2のリードイン領域27の再生を行う。第2
のリードイン領域には光ディスク21を再生するのに必要
なコントロール情報が記録されている。従ってこのプレ
ーヤーはコントロール情報にしたがって第1のデータ領
域と第2のデータ領域25の再生して、規定の動作をす
る。しかしながら、従来のプレーヤーは第1のリードア
ウト領域24を検出すると再生を終了するため第2のデー
タ領域25は再生されない。(例えば特開昭60−11967
1)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の第1の従来例では、R〜Wチャン
ネルはカラオケ用のグラフィックデータの様な音声と同
時に再生されるべきデータを記録するのに用いる。すな
わちデータ領域13のR〜Wチャンネルのみが使用されて
おり、リードイン領域12のR〜Wチャンネルにはでデー
タは記録されておらず、有効活用がなされていない。ま
たデータ転送レートの遅いQチャンネルを用いてTOCを
記録しているためにTOCを読み込むのに時間がかかると
いう課題を有していた。例えば百人一首を99のトラック
を使って実現した場合、TOCの読み込みだけで最低でも
4秒かかる。またQチャンネルのデータ誤り補償機能と
してはCRCコードを用いた誤り検出機能のみで訂正能力
がないため、連続する3つのサブコードフレームに誤り
が発生した場合にはさらに4秒待つ必要があった。
また上記第2の実施例では以下に示す課題を有してい
た。
1)第2のデータ領域25の存在を示すために第1のリー
ドイン領域22のQチャンネルに通常のCDプレーヤーで解
釈不可能なコードを記録している。このため通常のCDプ
レーヤーで再生した場合、コードの誤解釈による誤動作
が発生する可能性がある。
2)第2のデータ領域を持つディスクでは、TOCを読ん
だ後第2のリードイン領域のコントロール情報を読む必
要がある。すなわちディスクの再生を始める前に2箇所
のデータを読み込む必要があり、もちろんその間にはピ
ックアップのシーク動作を伴う。従って再生までに時間
がかかる。第2のリードイン領域27を第1のリードイン
領域22のすぐ近くに配置しても同様のことがいえる。
課題を解決するための手段 上記課題点を解決するために本発明の光ディスクは、
主データを記録するメインチャンネルと副データを記録
する複数のサブチャンネルが時分割多重された信号が少
なくとも記録されており、順にリードイン領域と第1の
データ領域と分離領域と第2のデータ領域とリードアウ
ト領域を備え、前記リードイン領域の1つのサブチャン
ネルに前記第1のデータ領域と前記分離領域の配置情報
を記録し、前記リードイン領域の他の1つ以上のサブチ
ャンネルに少なくとも前記第2のデータ領域の配置情報
を含む管理情報を記録するという構成を備えたものであ
る。
作用 本発明は上記した構成によって、データの有効活用を
図り、従来のディスクと完全な互換性を保ち、なおかつ
ディスク再生までに至る時間が短い光ディスクを実現す
ることとなる。
実施例 以下本発明の第1図の実施例の光ディスクについて、
第1図、第4図を参照しながら説明する。第1図は本発
明の一実施例における光ディスクの構成を示した図で、
1は光ディスク、2はリードイン領域、3は第1のデー
タ領域、4は分離領域、5は第2のデータ領域、6はリ
ードアウト領域である。
以上の様に構成された光ディスクについて以下その詳
細と動作を説明する。
まず、本実施例の光ディスクの各領域を詳細に説明す
る。ディスクに記録される信号のフォーマットは第4図
で示す。このフォーマットについては第1の従来例と等
しいので説明は省略する。本実施例のディスクはすべて
の領域にわたって、主データと副データが第4図で示し
たフォーマットに従ってそれぞれメインチャンネルと複
数のサブチャンネル内に時分割で記録されている。
リードイン領域2のPチャンネルとQチャンネルは従
来のCDと全く同じ方法で記録される。すなわちPチャン
ネルはトラックの先頭を表わすフタグが記録され、Qチ
ャンネル従来例で示したTOCが記録される。もちろんこ
のTOCには互換性を保つため、第2のデータ領域に関す
る配置情報は含まれていなく、第1のデータ領域3と分
離領域4の管理情報が記録してある。R〜Wチャンネル
には、第2のデータ領域5の配置情報が管理情報として
記録してある。この配置情報とは第2のデータ領域5の
開始位置と終了位置、第2のデータ領域5内の各トラッ
クの開始位置、第2の領域内の総演奏時間等である。R
〜Wチャンネルのコマンド領域51には現在未定義である
モード2(010)アイテム0(000)等を使用する。イン
ストラクション領域52に0(000000)を記録してデータ
領域54に第2のデータ領域5の配置情報が記録されてい
ることを示す。データ領域54には12バイト(16シンボル
×6ビット/8ビット)のデータが記録できる。従来例で
示したようにTOCデータは1サブコードフレームのQチ
ャンネルの4バイト(ポイント、PMIN、PSEC、PFRAME)
を使用している。この手法と同様の手法を用いてデータ
領域54内に上述の第2のデータ領域の配置情報を記録す
る。すなわち、1パックに3種のTOCデータを記録す
る。
第1のデータ領域3の主データと副データは従来のCD
と同様に記録される。
分離領域4の主データには従来のCDの音声デジタル値
として0を示すデータが記録してあり、副データのQチ
ャンネル、Pチャンネルは従来のCDのリードアウト領域
として記録される。
第2のデータ領域5は従来のCDプレーヤーでは再生さ
れない領域である。従ってこの領域の主データは従来の
CDとの互換性をとる必要がないので以下に示す種々のフ
ォーマットでデータを記録する事が出来る。
1)CD−ROM(コンパクト・ディスク・リード・オンリ
ー・メモリ)の様に音声を記録する代わりに16ビットデ
ータを一定量毎に区切って構造化を施し静止画やコンピ
ュータデータを記録する。
2)16ビットデータの上位ビットに圧縮音声を下位ビッ
トに構造化されたデジタルデータを記録して音声と、大
量データの同時再生を行う。
3)記録回転数を上げてFM変調された映像信号を記録す
る。
4)第1のデータ領域3と同様に16ビットのデジタル音
声を記録する。
もちろん上述したフォーマットを第2のデータ領域内に
混在させることも可能である。
第2のデータ領域5のQチャンネルには従来のCDと同
様の手法で絶対時間や相対時間等の情報を記録する。こ
の場合絶対時間は第1のデータ領域3の先頭で0分0秒
0フレームにセットした時間を用いてもよいし、第2の
データ領域5の先頭で0分0秒0フレームにセットした
時間を用いてもよい。後者の場合にはR〜Wチャンネル
に記録する第2のデータ領域5の開始位置を示す情報と
しては分離領域4の最終の絶対時間を用いる。また分離
領域4の先頭で0分0秒0フレームにセットした時間、
すなわち分離領域の相対時間をそのまま第2のデータ領
域5の絶対時間として用いることも可能である。一方相
対時間はこの領域の各トラックの先頭で0分0秒0フレ
ームにセットされ、トラックナンバーは第1のデータ領
域3と同様の手法で付加される。
リードアウト領域6の主データには意味のあるデータ
は記録されていない。リードアウト領域6のQチャンネ
ルには、絶対時間として第2のデータ領域5の絶対時間
がそのまま延長して記録され、相対時間はこの領域の先
頭で0分0秒0フレームにセットした値が記録される。
次に本実施例のディスクの再生手順の1例について説
明する。
再生装置は最初にリードインエリアを再生し、Qチャ
ンネルから第1のデータ領域3の配置情報を、またR〜
Wチャンネルから第2のデータ領域5の配置情報を得
る。以降外部からの指示にしたがって任意のトラックを
再生することが出来る。
従来のCDプレーヤーで再生した場合、リードインエリ
アのQチャンネルにに記録されたTOCを再生し、ディス
クの配置情報を得る。この時、本実施例のディスクのTO
Cには第1のデータ領域から分離領域までの配置情報が
記録してあるため、従来のCDプレーヤーには第2のデー
タ領域より外周は見えない。また従来のCDはリードイン
領域2のR〜Wチャンネルは0モードで記録されている
ため従来のCDプレーヤーはこの領域のR〜Wチャンネル
を関知しない。
以上のように本実施例によれば、主データを記録する
メインチャンネルと副データを記録する複数のサブチャ
ンネルが時分割多重された信号を記録する光ディスク
に、内周から外周に向かってリードイン領域と第1のデ
ータ領域と分離領域と第2のデータ領域とリードアウト
領域を備え、前記リードイン領域の1つのサブチャンネ
ルに前記第1のデータ領域と前記分離領域の配置情報を
記録し、前記リードイン領域の他の1つ以上のサブチャ
ンネルに第2のデータ領域の配置情報を含む管理情報を
記録することにより、従来のCDプレーヤーにとって、本
光ディスクはリードイン領域と第1のデータ領域と分離
領域からなる通常のCDと等価であり、再生上の不都合は
生じない。また第1のデータ領域の配置情報は従来の光
ディスクと全く等価であるため誤動作を発生することは
ない。また第2のデータ領域の配置情報が第1のデータ
領域の配置情報記録位置と同じ位置に時分割で記録され
ているため、2つの配置情報を同時に読み込むことが出
来る。
次に、第2の実施例として本発明の請求項2記載の光
ディスクについて説明する。
本実施例ではリードイン領域2のR〜Wチャンネル以
外は第1の実施例と同じであるので説明は省略する。R
〜Wチャンネルに第2のデータ領域5の配置情報以外に
第1のデータ領域の配置情報であるTOCと同じデータを
記録する。R〜Wチャンネルのコマンド領域51は第1の
実施例と同じ値を用いる。インストラクション領域52を
1(000001)として、第2のデータ領域5の配置情報と
区別する。データ領域54には第1の実施例と同様の手法
を用いて3種のTOCデータを記録する。この手法を用い
れば1パックにQチャンネルの3サブコードフレーム分
のTOCデータが記録できる。1パケットは4パックから
なるため12倍データ量を記録できる。R〜Wチャンネル
にはパリティ領域53、55が設けられ誤りの検出と訂正が
可能であるためQチャンネルの様にデータ保護のために
同じパケットを繰り返し記録する必要はない。従ってプ
レーヤーがTOCをメモリ内に取り込む時間は従来のCDに
比べて36倍速くなる。
以上のように本実施例によれば、メインチャンネルと
複数のサブチャンネルが時分割多重された信号を記録す
る光ディスクに、リードイン領域と第1のデータ領域と
分離領域と第2のデータ領域とリードアウト領域を備
え、前記リードイン領域の1つのサブチャンネルに前記
第1のデータ領域と前記分離領域の配置情報を記録し、
前記リードイン領域の他の1つ以上のサブチャンネルに
第2のデータ領域と前記第1のデータ領域と前記分離領
域の配置情報を記録することにより、高速に配置情報を
読みとることが出来る。例えば99曲記録されたCDでは従
来、約4秒要していたTOCの読み込み時間が本実施例で
は約0.1秒に短縮される。また第2のデータ領域5の配
置情報もR〜Wチャンネルに記録されるためプレーヤー
はこのチャンネルのみをモニタしていればディスク全体
の配置情報が取得できる。
上記2つの実施例でリードイン領域のR〜Wチャンネ
ル内へ配置情報を記録する具体手法について説明した
が、もちろんこれ以外にも種々の方法が存在する。例え
ばデータ領域54においてはRチャンネルからUチャンネ
ル4ビットを使用し、1パックに2サブコードフレーム
分のTOCデータを記録する等種々の方法が考えられる。
次に、第3の実施例として本発明の請求項3記載の光
ディスクについて説明する。
本実施例ではリードイン領域2のR〜Wチャンネル以
外は第1の実施例と同じであるので説明は省略する。R
〜Wチャンネルに第2のデータ領域5の配置情報以外に
光ディスクの記録内容に関する内容情報を記録する。R
〜Wチャンネルのコマンド領域51は第1の実施例と同じ
値を用いる。インストラクション領域52を2(000010)
として、第2のデータ領域5の配置情報等と区別する。
データ領域54に内容情報を記録する。ここでいう内容情
報とはそのディスクに固有の情報で、音声と同時に出力
される必要のないデータを示す。以下に内容情報の例を
示す。
1)CDのタイトル 2)各トラックに記録された音楽の曲名 3)曲の説明 4)演奏者の紹介 5)CDの再生方法を制御する再生制御プログラム、もし
くは再生制御プログラムが記録されている第2のデータ
領域のアドレス これら内容情報はCDの再生に先立ってプレーヤーのメ
モリ内に取り込まれて、外部からの要求もしくは再生制
御プログラムによって表示装置に表示されたりする。
以上のように本実施例によれば、メインチャンネルと
複数のサブチャンネルが時分割多重された信号を記録す
る光ディスクに、リードイン領域と第1のデータ領域と
分離領域と第2のデータ領域とリードアウト領域を備
え、前記リードイン領域の1つのサブチャンネルに前記
第1のデータ領域と前記分離領域の配置情報を記録し、
前記リードイン領域の他の1つ以上のサブチャンネルに
第2のデータ領域の配置情報と光ディスクの記録内容に
関する内容情報を記録することにより、例えば曲名を表
示させ、プレーヤーの使用者が曲名を参照しながら希望
の曲を選んだり、演奏者のプロフィールを読んだりでき
光ディスクの利用範囲を大きく広げることが出来る。も
ちろん第1の実施例で示したようにこれらの光ディスク
は従来のプレーヤーで再生しても全く支障がない。
なお、以上の3つの実施例では光ディスクとしていず
れもCDを例に説明したが、光ディスクとしてはCDには限
らず、未使用のサブチャンネルが存在する光ディスクで
リードイン領域、データ領域、リードアウト領域が存在
する光ディスクであれば容易に上述した機能が実現でき
る。例えばCDと同様のフォーマットで音声の記録が可能
なレーザーディスクやCDV(コンパクト・ディスク・ビ
デオ)ディスクに応用することも可能である。
発明の効果 以上のように発明は、主データを記録するメインチャ
ンネルと副データを記録する複数のサブチャンネルが時
分割多重された信号を記録する光ディスクに、順にリー
ドイン領域と第1のデータ領域と分離領域と第2のデー
タ領域とリードアウト領域を備え、前記リードイン領域
の1つのサブチャンネルに前記第1のデータ領域と前記
分離領域の配置情報を記録し、前記リードイン領域の他
の1つ以上のサブチャンネルに第2のデータ領域の配置
情報を含む管理情報を記録することにより、従来のシス
テムにとって、本光ディスクはリードイン領域と第1の
データ領域と分離領域からなる通常の光ディスクと等価
であり、再生上の不都合は生じない。また第1のデータ
領域の配置情報は従来の光ディスクと全く等価であるた
め誤動作を発生することはない。また第2のデータ領域
の配置情報が第1のデータ領域の配置情報記録位置と同
じ位置に時分割で記録されているため、リードイン領域
の有効利用が図れるとともに2つの配置情報を同時に読
み込むことが出来、再生までの時間を短縮することが出
来る。
また請求項2によれば、管理情報として第2のデータ
領域の配置情報以外に第1のデータ領域と前記分離領域
の配置情報を記録することにより、高速に配置情報を読
みとることが出来る。また第2のデータ領域5の配置情
報もR〜Wチャンネルに記録されるためプレーヤーはこ
のチャンネルのみをモニタしていればディスク全体の配
置情報が取得できる。
また請求項3によれば、管理情報として第2のデータ
領域の配置情報以外に光ディスクの記録内容に関する内
容情報を記録することにより、光ディスクの利用範囲を
大きく広げることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光ディスクの断面
図、第2図、第3図は従来のCDの断面図、第4図はCDの
データフォーマットを示した模式図である。 1、21…光ディスク、2、12、22…リードイン領域、
3、23…第1のデータ領域、4…分離領域、5、25…第
2のデータ領域、6、14…リードアウト領域、11…コン
パクトディスク、13…データ領域、22…第1のリードイ
ン領域、24…第1のリードアウト領域、26…第2のリー
ドアウト領域、27…第2のリードイン領域、41…フレー
ム同期域、42…サブチャンネル記憶域、43…メインチャ
ンネル記憶域、44…サブコードフレーム同期域、47〜50
…パック、51…コマンド領域、52…インストラクション
領域、53、55…パリティ領域、54…データ領域。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主データを記録するメインチャンネルと副
    データを記録する複数のサブチャンネルが時分割多重さ
    れた信号が少なくとも記録されており、順にリードイン
    領域と第1のデータ領域と分離領域と第2のデータ領域
    とリードアウト領域を備え、前記リードイン領域の1つ
    のサブチャンネルに前記第1のデータ領域と前記分離領
    域の配置情報を記録し、前記リードイン領域の他の1つ
    以上のサブチャンネルに少なくとも前記第2のデータ領
    域の配置情報を含む管理情報を記録することを特徴とす
    る光ディスク。
  2. 【請求項2】管理情報内に第1のデータ領域と分離領域
    の配置情報が含まれることを特徴とする請求の範囲第1
    項記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】管理情報内に光ディスクの記録内容に関す
    る内容情報が含まれることを特徴とする請求の範囲第1
    項記載の光ディスク。
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