JPH09259491A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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Publication number
JPH09259491A
JPH09259491A JP8091762A JP9176296A JPH09259491A JP H09259491 A JPH09259491 A JP H09259491A JP 8091762 A JP8091762 A JP 8091762A JP 9176296 A JP9176296 A JP 9176296A JP H09259491 A JPH09259491 A JP H09259491A
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JP
Japan
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timing
track
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error
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JP8091762A
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English (en)
Inventor
Hidenori Nonoyama
秀紀 野々山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アペンド部でスムースな再生動作が実現でき
るように、記録されるトラックのテープ幅方向の記録位
置を、その直前の領域のそれと一致させる。 【解決手段】 テープ状記録媒体のデータ記録済領域に
続けて新たなデータ記録を行なう場合に、そのデータ記
録済領域におけるトラッキング検出期間の基準値を計測
してテープ幅方向のトラック記録位置を検出し、検出さ
れたトラック記録位置と同位置で新たな記録動作が実行
されるように、記録動作に用いる基準信号のタイミング
補正を行なう記録制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリカルスキャン
方式で傾斜トラックを走査するテープ記録再生装置に関
し、特にテープ状記録媒体の走行速度と回転ドラムの回
転速度との相対速度を制御することでトラッキングサー
ボを行なう記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば磁気テープに対してデジタルオー
ディオデータを記録再生するデジタルオーディオテープ
プレーヤ(DATレコーダ/プレーヤ)や、同じく磁気
テープを用いたDATシステムをコンピュータ用のデー
タのストレージシステムとして用いるようにし、コンピ
ュータデータの記録再生を行なうようにしたデジタルデ
ータストレージ機器(DDS機器)が開発されている。
【0003】これらの装置では回転ドラムに例えば90
°のラップ角で磁気テープを巻装させた状態でテープを
走行させるとともに、回転ドラムを回転させて、回転ド
ラム上の磁気ヘッドを用いてヘリカルスキャン方式で記
録/再生走査を行なうことで高密度記録を可能にしてい
る。
【0004】この場合、テープ上には例えば図11のよ
うに傾斜トラックTKA ,TKB が形成される。傾斜ト
ラックTKA ,TKB は、図12に示すようにそれぞれ
回転ドラムに搭載されたアジマス方向の異なる一対の記
録ヘッド(AヘッドHRA 、BヘッドHRB )によって
いわゆるアジマスベタ記録で形成されるトラックであ
る。そして記録ヘッドHRA 、HRB のギャップGPは
それぞれ逆方向にアジマス角θA ,θB が付けられてお
り、このためトラックTKA ,TKB は斜線で示すよう
に互いに逆アジマスとされる。アジマスベタ記録によ
り、トラック幅TPは記録ヘッドHRA 、HRB のヘッ
ド幅よりも狭いものとなる。
【0005】ところで、再生時に磁気ヘッドはテープ上
のトラックTKを正確にトレースしていかなければなら
ないが、このトラッキング制御方式としては、例えばD
DS再生装置ではいわゆるタイミングATF方式といわ
れるトラッキングサーボ制御動作が行なわれるようにさ
れている。このタイミングATF方式は、回転ドラムの
基準位相位置から、ヘッドがトラック上から所定の信号
(タイミング検出信号)を検出するまでの時間(トラッ
キング検出期間)を計測し、その計測値を基準値と比較
して、誤差分をサーボエラー情報とする。
【0006】そしてそのサーボエラー情報により、テー
プ走行のためのキャプスタンモータの回転速度を制御す
ることで、テープ走行速度に反映させる。つまりテープ
走行速度を調整して、良好なトラッキング状態が得られ
るようにドラム回転速度とテープ走行速度との相対速度
を調整するものである。
【0007】例えば図13のように或るトラックに対し
て磁気ヘッドの走査位置が図中TRA として示すライン
(タイミング)に相当する位置状態となった際に、回転
ドラムの位相位置が基準位置とされるとする。ドラム回
転中に基準位相位置となった時点では例えばドラムモー
タに配されているパルスジェネレータ(PG)からのパ
ルス信号が発生されるように構成されていることで、回
転ドラムが基準位相位置となったタイミングTRA を検
出できる。その後、磁気ヘッドが磁気テープに当接し、
トラックTKA に対する走査を行なっていくと、トラッ
ク上の所定の位置PTTP で再生データとしてタイミング
検出信号が検出される。このタイミング検出信号とは、
データ内の同期信号やアドレスの検出に基づいて予め決
められた位置PTTP においてパルスが得られるようにし
たものとする。
【0008】ここで図中、、として、トラックT
A に対するトラッキング位相状態が異なる3種類の走
査を示しているが、回転ドラムの基準位相位置(ライン
TRA の位置)のタイミングから位置PTTP に達するタ
イミングまでの期間(トラッキング検出期間)は、、
、の走査時にはそれぞれt1,t2,t3として示
すように異なる時間となる。
【0009】トラッキング検出期間としては、磁気ヘッ
ドがトラックTKに対して良好なトラッキング状態、即
ちのようにトラックTKA のセンターをトレースして
いく状態にあるときに得られる時間t1が基準値として
予め設定されており、従って、トラッキングサーボ制御
時に、のような走査が行なわれトラッキング検出期間
として時間t1が計測された場合は、計測値と基準値は
一致する。すなわち、この場合、計測値と基準値の誤差
はなく、良好なトラッキング状態が得られているとされ
ることになる。一方、又はのようなトラッキング位
相状態で走査が行なわれた場合、トラッキング検出期間
の計測値はt2又はt3となり、基準値と比較して誤差
が存在することになる。この場合はその誤差分だけトラ
ッキングずれが生じていることになり、これをテープ走
行速度に反映させることで、ジャストトラッキング状態
に向かうサーボ制御を実行することができる。
【0010】このようなタイミングATFサーボを実行
するにあたっては、基準値を予め求めておかなければな
らないが、上述したようにこの基準値とは、ジャストト
ラッキング状態において回転ドラムの基準位相位置のタ
イミングからタイミング検出信号が得られるタイミング
までの時間値である。タイミング検出信号は例えばトラ
ック上の所定のアドレスにおける同期信号の検出に基づ
いて発生されるため、その位置PTTP は各種テープの各
トラックにおいて固定のものであるが、実際には各種の
記録装置と再生装置での機械的誤差などにより位置ずれ
が生じることは避けられない。このため、DDS再生装
置において或るファイルデータを再生するような場合
は、その再生データの読出実行に先立って、そのテープ
(そのファイルデータトラック)における基準値を計測
しなければならない。
【0011】この基準値の計測には、トラックに対して
各種のトラッキング位相状態での走査を実行させ、その
各走査において計測されたトラッキング検出期間から例
えば平均値を算出し、これを基準値とするような処理が
行なわれる。例えば図14にそのイメージを示す。図示
するようにトラックTKA に対して例えばTJ1〜TJ
5のように異なる複数のトラッキング位相状態で走査を
実行させ、それらの走査の際に計測された各トラッキン
グ検出期間から平均値を算出すると、ほぼ図中のトラッ
キング位相状態TJ3近辺のトラッキング位相状態にお
けるトラッキング検出期間が得られる。これはほぼジャ
ストトラッキング状態でのトラッキング検出期間と考え
ることができ、従ってこれを基準値とすればよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DDS記録
再生装置等では異なる時点で記録した2つのトラック領
域(例えば2つのデータファイルの境界領域;以下、こ
のような領域をアペンド部とよぶ)をまたがるような場
合でも良好に再生することが求められる。
【0013】ここでトラックについてのテープ幅方向の
記録位置について考えてみる。テープ幅方向の記録位
置、即ちテープ上でのトラックの先頭部分の記録開始位
置は、記録装置毎に固有の値を持っており、また、記録
時の温度条件などにもよっても変動する。このため、テ
ープ上にデータファイルとしてのトラックが既に記録さ
れている領域(既記録領域)に続けて新たなデータを記
録する(アペンド記録)を行なう場合において、その既
記録領域のデータファイルを記録したのが他の記録装置
であった場合や、同じ記録装置であっても既記録領域の
データファイルを記録した時点と、現在とで温度条件が
異なっている(例えば電源オン後の経過時間が異なって
温度状態が大きく異なっている)場合などは、アペンド
部の前後のトラックについてテープ幅方向の記録位置が
異なるものとなってしまう。
【0014】この状態を図15に示す。例えば過去に記
録されたファイルF1に続けてファイルF2を記録した
場合、各種の条件でトラック開始位置が変動しており、
図示するように、ファイルF1を構成するトラックとフ
ァイルF2を構成するトラックとではテープ幅方向の記
録位置がΔTSだけずれてしまうことがある。
【0015】このように記録されたデータに対して、再
生時に再生動作がアペンド部に達した場合を考えると、
テープ幅方向の記録位置がずれていることにより、例え
ばファイルF1の領域での再生動作において良好なAT
Fトラッキングサーボがかかってしたとしても、ファイ
ルF2の領域に入った時点でATFトラッキングサーボ
が良好に実行されなくなる。つまりファイルF1の領域
で用いてしたATFトラッキングサーボにおける基準値
がファイルF2の領域においては不適切な値となってし
まうためである。このためアペンド部で再生エラーが多
発することになり、何度も再生リトライを行なうような
事態が生ずる。これにより再生動作の長時間化や再生装
置としての信頼性低下などが招かれてしまう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような問
題点に鑑みて、特に再生時にアペンド部でスムースな再
生動作が実現できるように、アペンド記録を行なう場合
に、記録されるトラックのテープ幅方向の記録位置が、
その直前の領域のトラックのテープ幅方向の記録位置に
合わせるようにすることを目的とする。
【0017】このため、再生時にはいわゆるタイミング
ATF方式でトラッキングサーボを行なうように構成し
た記録再生装置として、テープ状記録媒体のデータ記録
済領域に続けて新たなデータ記録を行なう場合に、その
データ記録済領域におけるトラッキング検出期間の基準
値を計測してテープ幅方向のトラック記録位置を検出
し、検出されたトラック記録位置と同位置で新たな記録
動作が実行されるように、記録動作に用いる基準信号の
タイミング補正を行なう記録制御手段を設ける。即ち、
アペンド記録の際に、トラックの記録開始位置を、既記
録領域のそれに合わせるようにする。
【0018】さらに、記録動作時には記録ヘッドによる
記録動作を行なうとともに、この記録ヘッドにより記録
したデータを、ほぼ記録直後となる時点で再生ヘッドに
より再生を行なうようにし、このときの再生ヘッドによ
って検出されるタイミング検出信号から、記録ヘッドの
記録タイミングと再生ヘッドの再生タイミングの時間差
についての理想値に対する誤差値を検出し、その誤差値
を記憶しておく誤差検出記憶手段を設ける。つまり、こ
の誤差値は記録再生装置の記録ヘッドと再生ヘッドの間
の取付位置誤差とする。そして、記録制御手段は、記録
動作に用いる基準信号のタイミング補正を行なう際に、
誤差検出記憶手段に記憶されている誤差値に基づく補正
も行なうようにする。これにより、再生ヘッドにより読
み出されたデータから得るトラッキング検出期間の基準
値を計測して検出した既記録領域のテープ幅方向のトラ
ック記録位置によるタイミング補正を、再生ヘッドと記
録ヘッド間の誤差も解消した上で、記録ヘッドの動作に
反映させ、より正確にトラックの記録開始位置を、既記
録領域に合わせるようにすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録再生装置の実
施の形態を説明する。この例ではDDS記録再生装置と
するが、いわゆるDDS方式としては、細かくはDD
S,DDS2,DDS3という3つの方式が開発されて
いる。本例のDDS記録再生装置は、DDS/DDS2
よりも高密度記録を可能にしたフォーマットが採用され
ているDDS3に対応したものとする。なお本発明とし
てはDDS記録再生装置以外でもATFトラッキングを
採用する記録再生システムに適用できるものである。説
明は次の順序で行なう。 1.DDS3方式のトラックフォーマット 2.記録再生装置の構成 3.タイミングATFのための構成及び動作 4.記録時の動作 5.アペンド記録の際の動作
【0020】1.DDS3方式のトラックフォーマット 図9、図10でDDS3方式のトラックフォーマットに
ついて説明する。図9は磁気テープ90上において形成
されるヘリカルスキャン方式のトラックを示したもので
ある。
【0021】各トラックは、図示しない記録ヘッドによ
りいわゆるアジマスベタ記録によりトラック幅TWのト
ラックとして形成されていく。隣接するトラック同志は
互いに逆アジマストラックとされる。即ち、一方のアジ
マス方向とされるトラックTKA と他方のアジマス方向
とされるトラックTKB が交互に形成される。再生時に
は再生ヘッド16によりトラックが走査される。再生ヘ
ッド16のヘッド幅HWはトラック幅TWよりも広い幅
とされているが、いわゆるアジマス効果により、隣接ト
ラックからのクロストークは防止される。
【0022】DDSフォーマットにおいては一対の隣接
するトラックTKA ,TKB は1フレームと呼ばれ、2
2フレームが1グループと呼ばれる単位となる。そして
グルップの後ろにはECCフレームが設けられる。また
ECCフレームの後にアンブルフレームが設けられる。
ただしこのアンブルフレームのフレーム数は規定されて
おらず、また設けられない場合もある。ECCフレーム
及びアンブルフレームによってテープ90上でグループ
の境界が規定されることになる。なお、各グループにお
いて、グループ内の最後のフレームには一連のデータを
区分するためのインデックス情報が付加される。
【0023】1つのトラック内のデータフォーマットは
図10に示される。1つのトラックは図10(a)のよ
うに両端にマージン領域が形成され、そのマージン領域
に挟まれた領域がメインデータ領域とされる。メインデ
ータ領域は、0〜95のフラグメントアドレスが与えら
れた96単位のフラグメントに分割されている。1フラ
グメントは133バイトで構成され、その内容は図10
(b)(c)に示される。
【0024】フラグメントアドレスが9〜86までとな
る78単位の各フラグメントは、図10(b)のよう
に、先頭に1バイトの同期信号領域が設けられ、所定の
パルス形態となる同期信号が記録される。同期信号領域
に続いて6バイトのアドレス及びサブコード領域が設け
られる。ここには1バイトでフラグメントアドレスが記
録され、また5バイトでサブコードが記録される。
【0025】続いて2バイトがヘッダパリティ領域とさ
れ、さらに続く112バイトがデータ領域とされてい
る。このデータ領域に実際のデータが記録される。フラ
グメントの最後の12バイトはECC領域とされる。こ
のECC領域にはいわゆるC1訂正符号が記録される。
C1訂正符号はフラグメント内のデータに対するするエ
ラー訂正符号となり、つまり訂正処理はフラグメント単
位で完結することになる。
【0026】フラグメントアドレスが0〜8及び87〜
95までとなる18単位の各フラグメントは図10
(c)に示されるが、図10(b)のフラグメントと同
様に同期信号領域、アドレス及びサブコード領域、ヘッ
ダパリティ領域、及びECC領域が設けられる。ただ
し、図10(b)のフラグメントではデータ領域とされ
ていた112バイトは、ECC領域とされ、C2訂正符
号が記録される。C2訂正符号は、1トラック内で完結
する訂正系列の符号となる。
【0027】なお、訂正符号としてはさらにC3訂正符
号が付加される。これは図9に示したECCフレームに
おいて記録されることになる。このC3訂正符号は1グ
ループ内で完結する訂正系列の符号となる。また、C1
訂正符号、C3訂正符号によるエラー状況を確認すれ
ば、1トラック内でどの部分でエラーが発生したかが確
認できるが、C2訂正符号は1トラック内でインターリ
ーブがかけられて記録されるため、C2訂正符号による
エラー状況からは1トラック内でのエラー発生位置は確
認できない。
【0028】2.記録再生装置の構成 図1に本例の記録再生装置の構成を示す。インターフェ
ース部1は、図示しない外部のホストコンピュータと接
続されてデータの授受を行なう部位である。記録時には
ホストコンピュータからのデータを受取り、インデック
ス付加回路2及びサブコード発生部8に供給する。また
再生時には磁気テープ90から再生されたデータをホス
トコンピュータに出力する動作を行なう。
【0029】記録時において、インデックス付加回路2
は、入力されたデータに対して上述した1グループ単位
毎にインデックス情報を付加する処理を行なう。インデ
ックス情報が付加されたデータは、C3エンコーダ3、
C2エンコーダ4、C1エンコーダ5においてそれぞれ
C3系列、C2系列、C1系列のエラー訂正符号が付加
される。C3エンコーダ3、C2エンコーダ4、C1エ
ンコーダ5のそれぞれは、メモリ6にデータを1グルー
プとなるデータ単位毎に一時的に記憶して処理を行な
う。そしてC3エンコーダ3はトラック幅方向に対応す
るデータ列に対するエラー訂正符号C3を生成し、1グ
ループのデータの最後のECCフレームのデータとして
付加する。またC2エンコーダ4はトラック方向に対応
するデータ列のエラー訂正符号C2を生成し、図10
(c)に示したように0〜8フラグメント及び87〜9
5フラグメント内のエラー訂正符号C2とする。さらに
C1エンコーダ5は、フラグメント単位のエラー訂正コ
ードC1を発生させる。
【0030】エラー訂正符号C1,C2,C3が付加さ
れたデータはサブコード付加回路7に供給される。サブ
コード発生部8はインターフェース部1から供給される
データに基づいて各種のサブコードデータやフラグメン
トアドレスを発生させ、サブコード付加回路7に供給す
る。発生されるサブコードとしては、例えばデータの区
切りを示すセパレートカウンタ情報、記録数を示すレコ
ードカウンタ情報、テープフォーマット上で定義された
各領域を示すエリアID、フレーム番号、記録単位数を
示すグループカウント情報、チェックサムなどがあり、
これらがサブコード発生部8においてフラグメントアド
レスとともに発生されることになる。
【0031】サブコード付加回路7ではこれらのサブコ
ードとフラグメントアドレスを1フラグメント相当のデ
ータ単位毎に付加していく。つまり図10(b)(c)
におけるアドレス/サブコード領域に記録される情報が
付加されることになる。
【0032】続いてヘッダパリティ付加回路9では、図
10(b)(c)におけるヘッダパリティ領域に記録さ
れるCRCコードが付加される。このCRCコードはサ
ブコードとフラグメントアドレスについてのエラー検出
のための2バイトのパリティコードとされる。
【0033】続いて8/10変調回路10では入力され
たデータを1バイト単位で8ビットを10ビットに変換
する、いわゆる8/10変調処理が行なわれ、その変調
信号に対して同期信号付加回路11で同期信号が付加さ
れる。この同期信号とは、図10(b)(c)で示した
フラグメントの先頭1バイトの同期信号である。
【0034】さらにマージン付加回路12では、図10
(a)に示したようにトラックの両端となるマージン領
域に相当するデータを付加し、この段階で図10のトラ
ックフォーマットにのっとった記録データ列が生成され
ることになる。このように生成された記録データは記録
アンプ13に供給される。
【0035】記録アンプ13で増幅された信号はロータ
リートランス14を介して回転ヘッドドラムHD内の記
録ヘッド15に供給され、記録ヘッド15により走行さ
れている磁気テープ90に対する磁気記録動作が行なわ
れる。磁気テープ90はテープカセット91内に収納さ
れ、記録/再生時にはテープカセット91から磁気テー
プ90が引き出されて(ローディング)回転ヘッドドラ
ム50に巻装されることになる。そしてキャプスタン2
8とピンチローラ29によって挟接された状態でキャプ
スタン28が定速回転されることで、磁気テープ90は
定速走行される。
【0036】図2に記録時及び再生時の動作のイメージ
を示す。テープカセット91から引き出された磁気テー
プ90は、ガイドピン51,52,53により、回転ヘ
ッドドラム50に対して高さ方向に傾斜した状態で約9
0°の区間で巻きつけられながら、キャプスタン28と
ピンチローラ29によって定速で走行する。また回転ヘ
ッドドラム50はこの磁気テープ90に摺接しながら回
転されることで、記録ヘッド15による記録動作によ
り、磁気テープ90には図9に示したようなヘリカルス
キャン方式による記録トラックが形成されていく。
【0037】なお、図1では1つの記録ヘッド15及び
1つの再生ヘッド16を示しているのみであるが、実際
にはアジマスベタ記録方式が採用されるため、図2に示
すようにアジマス角度の異なる2つの記録ヘッド15
A,15B、アジマス角度の異なる2つの再生ヘッド1
6A,16Bがそれぞれ互いに180°離れた状態で回
転ドラムの周面上に配置されている。記録ヘッド15A
と再生ヘッド16AにおけるAアジマス角度θA と、記
録ヘッド15Bと再生ヘッド16BにおけるBアジマス
角度θB は、図12に示したような角度となる。そして
記録時には記録ヘッド15Aと記録ヘッド15Bが交互
に磁気テープ90と摺接することになるため、図9のよ
うにアジマス角度の異なるトラックTKA とトラックT
B が交互に形成されていく。
【0038】再生時には、図2のように回転ヘッドドラ
ム50に巻きつけられた磁気テープ90が走行されると
ともに回転ヘッドドラム50が回転されることで、再生
ヘッド16A,16Bが交互に記録トラックをトレース
していき、記録されたデータが読み出される。
【0039】そして図1のように、再生ヘッド16(1
6A,16B)で読み出された信号はロータリートラン
ス17を介して再生アンプ18に供給される。なお、実
際には記録用のロータリートランス14、再生用のロー
タリートランス18はそれぞれ1つしか示していない
が、ロータリートランス14は図2の記録ヘッド15
A,15Bに対応して設けられ、またロータリートラン
ス18も再生ヘッド16A,16Bに対応して設けられ
ることになる。
【0040】再生アンプ18で増幅された信号は同期信
号検出回路19に供給され、同期信号の検出処理が行な
われる。そして内部のPLL回路により検出した同期信
号に同期した再生クロックが生成され、その再生クロッ
クにより再生アンプ18で増幅された信号(RF信号)
を2値化する。
【0041】2値化されたデータに対しては10−8復
調部20で記録時の8−10変調に対するデコード動作
が行なわれ、8ビット単位のデータに戻される。8ビッ
ト単位のデータに復調された再生データはヘッダパリテ
ィチェック回路21で図10(b)(c)に示した2バ
イトのヘッダパリティを用いてサブコード及びフラグメ
ントアドレスのパリティチェックが行なわれる。パリテ
ィチェックを終えたデータはサブコード分離回路22及
びタイミング検出パルス生成回路27に供給される。
【0042】サブコード分離回路22ではフラグメント
アドレス及びサブコードデータを抽出し、システムコン
トローラ31に供給する。またフラグメントアドレス及
びサブコードデータ以外の実際のデータはC1デコーダ
23,C2デコーダ24、C3デコーダ25に送られ
る。C1デコーダ23,C2デコーダ24、C3デコー
ダ25では、それぞれC1系列、C2系列、C3系列で
のエラー訂正処理が行なわれる。C1デコーダ23,C
2デコーダ24、C3デコーダ25のそれぞれは、メモ
リ6にデータを1グループ単位毎に一時的に記憶して処
理を行なう。そしてC1デコーダ23は、フラグメント
単位でエラー訂正コードC1に基づいて訂正処理を行な
い、またC2デコーダ24はトラック方向に対応するデ
ータ列のエラー訂正符号C2を用いて訂正処理を行な
う。さらにC3デコーダ25は、エラー訂正符号C3を
用いてフラグメント単位のエラー訂正処理を行なう。
【0043】エラー訂正処理が完了したデータはインデ
ックス分離回路26においてインデックス情報が分離さ
れインターフェース部1に送られる。そしてインターフ
ェース部1から外部のホストコンピュータに出力される
ことになる。
【0044】システムコントローラ31は装置全体を制
御するマイクロコンピュータによって形成される。即ち
記録時/再生時の信号処理動作、テープ走行動作、回転
ヘッドドラム50の回転動作等の制御を行なう。またサ
ーボ回路30は、システムコントローラ31からの指示
に基づいて実際にテープ走行動作、回転ヘッドドラム5
0の回転動作を実行させることになる。なお、サーボ回
路30はマイクロコンピュータで形成でき、またシステ
ムコントローラ31としてのマイクロコンピュータの機
能による回路系としてシステムコントローラ31と一体
化してもよい。
【0045】回転ヘッドドラム50の回転動作はドラム
モータ33によって実行される。また回転ヘッドドラム
50にはドラムPG(パルスジェネレータ)36、ドラ
ムFG(周波数ジェネレータ)37が取り付けられてお
り、このドラムPG36からのパルスがアンプ38を介
してサーボ回路30に供給される。またドラムFG37
からのパルスはアンプ39を介してサーボ回路30に供
給される。サーボ回路30はドラムPG36、ドラムF
G37からのパルスに応じてスイッチングパルスを生成
し、また回転位相情報を検出することができる。スイッ
チングパルスとは、いわゆるAアジマスヘッドとBアジ
マスヘッドとのそれぞれに対応する処理の切換の基準と
なる信号である。
【0046】サーボ回路30は回転ヘッドドラム50の
定速回転駆動に関しての制御としては、ドラムPG36
もしくはドラムFG37からのパルスにより回転数を検
出し、これを基準回転数と比較することで回転エラー情
報を得る。そして回転エラー情報に基づいてドラムサー
ボ信号SD を発生し、ドラムモータドライバ32からド
ラムモータ33に印加する駆動信号を調整することで回
転ヘッドドラム50を定速回転させる。
【0047】また、キャプスタン28の回転数を制御す
ることで、いわゆるトラッキングサーボを行なうことに
なる。そして本例ではトラッキングサーボ方式として、
図13で説明したようなタイミングATF方式が採用さ
れている。キャプスタン28はキャプスタンモータ35
によって回転駆動される。またキャプスタン28にはキ
ャプスタンFG(周波数ジェネレータ)40が取り付け
られており、このキャプスタンFG40からのパルスが
アンプ41を介してサーボ回路30に供給される。
【0048】キャプスタン28を定速回転させるために
は、サーボ回路30はキャプスタンFG40からのパル
スによりキャプスタン28の回転数を検出し、これを基
準回転数と比較することで回転エラー情報を得る。そし
て回転エラー情報に基づいてキャプスタンサーボ信号S
CPを発生し、キャプスタンモータドライバ34からキャ
プスタンモータ35に印加する駆動信号を調整すること
で定速回転を行なう。
【0049】そしてさらにトラッキングサーボを実行す
るために、サーボ回路30は、スイッチングパルスから
検出できる回転ヘッドドラム50の基準位相位置タイミ
ングと、タイミング検出パルス生成回路27から供給さ
れるタイミング検出パルスTTPを監視し、その期間を
トラッキング検出期間として計測する。そして、トラッ
キング検出期間の計測値と予め設定しておいた基準値を
比較することで、トラッキング誤差情報を得、それに基
づいてキャプスタンサーボ信号SCPを発生し、キャプス
タンモータドライバ34からキャプスタンモータ35に
印加する駆動信号を調整してキャプスタン28の回転速
度を増減することでトラッキングサーボを行なう。
【0050】ところで記録動作時には、基準となる処理
クロックを水晶系の発振器42からのクロックに基づい
て生成している。そしてインデックス付加回路2〜記録
ヘッド15までの記録回路系の処理は発振器42からの
クロックに基づいて実行される。スイッチングパルスS
WPは、記録動作時においてもAチャンネルとBチャン
ネルの切換処理基準となるが、これも発振器42からの
クロックに基づいて生成されることになる。
【0051】3.タイミングATFのための構成及び動
作 タイミングATF動作のための回路系の構成を図3に示
す。タイミングATF動作を含めたキャプスタンサーボ
のための回路系としては、サーボ回路30内にタイミン
グATF処理部61、スイッチングパルス生成部62、
フリーランニングカウンタ63、サーボスイッチ64、
キャプスタン基準速度発生部65、減算器66、速度サ
ーボ信号生成部67が設けられる。また再生時のタイミ
ングATF動作とは直接関係はないが、アペンド記録時
において、後述するように記録するトラックのテープ幅
方向の位置を設定するために、補正値レジスタ68と遅
延量レジスタ69が設けられている。
【0052】トラッキングサーボをオフとしてキャプス
タン28を定速回転駆動する場合には、システムコント
ローラ31から供給されるサーボオン/オフ制御信号T
ON /OFFによりサーボスイッチ64がオフとされる。こ
の場合、キャプスタン基準速度発生部65から、キャプ
スタン28の回転速度として設定したい速度に応じた信
号が発生され、それがそのまま目標速度信号CVとされ
て速度サーボ信号生成部67に供給される。また速度サ
ーボ信号生成部67にはキャプスタンFG40からのパ
ルスFGC 、即ちキャプスタン28の回転速度の応じた
周波数となるパルスが供給されており、速度サーボ信号
生成部67はこのパルスFGC から現在のキャプスタン
28の回転速度を検出する。
【0053】そして速度サーボ信号生成部67はパルス
FGC から検出できる現在の回転速度と、目標とすべき
回転速度を示す目標速度信号CVとを比較し、その誤差
をキャプスタンサーボ信号SCPとしてキャプスタンモー
タドライバ34に供給する。キャプスタンモータドライ
バ34は例えば3相駆動信号によりキャプスタンモータ
35を駆動し、キャプスタン28を回転させるが、キャ
プスタンサーボ信号SCPに応じてモータ駆動電圧をコン
トロールすることで、キャプスタン28はキャプスタン
基準速度発生部65から発生させた目標速度信号CVに
収束していくように定速回転サーボが実行されることに
なる。
【0054】従って、キャプスタン基準速度発生部65
から発生させる目標速度信号CVを、通常の記録/再生
時のテープ走行速度(1倍速)とすれば、キャプスタン
28は1倍速の速度で定速回転され、また目標速度信号
CVを、2倍速とすれば、キャプスタン28は2倍速の
速度で定速回転される。即ち、キャプスタン基準速度発
生部65から発生させる目標速度信号CVを変化させる
ことで、テープ走行速度を可変させることができる。キ
ャプスタン基準速度発生部65で発生させる目標速度信
号CVはそのときの動作状態に応じてシステムコントロ
ーラ31が制御すればよい。例えば再生時には1倍速、
テープ早送り再生時にはx倍速というように可変するこ
とができる。
【0055】再生時においてトラッキング制御を行なう
場合は、サーボスイッチ64がオンとされる。そしてタ
イミングATF処理部61がトラッキング誤差SVを検
出し、そのトラッキング誤差SVを減算器66でキャプ
スタン基準速度発生部65で発生させる値から減算する
ことで、目標速度信号CVが生成される。即ちこの場合
目標速度信号CVは所定速度(例えば1倍速)を中心と
してトラッキング誤差SVに応じて増減されることにな
る。従ってテープ走行速度はトラッキング状態に応じて
所定速度を中心に加速/減速され、これによってジャス
トトラッキング状態に収束される。トラッキングが安定
しているときは、トラッキング誤差SVはほぼゼロとな
るため、テープ走行はほぼ所定速度で継続することにな
る。
【0056】タイミングATF処理部61のトラッキン
グ誤差SVの検出処理としては、タイミング検出パルス
生成回路27からのタイミング検出パルスTTPと、ス
イッチングパルス生成部62で生成されるスイッチング
パルスSWPに基づいて行なう。
【0057】タイミング検出パルス生成回路27は、図
1に示したようにヘッダパリティチェック回路21から
の、ヘッダパリティチェックが終了したデータからタイ
ミング検出パルスTTPを生成する。タイミング検出パ
ルスTTPとは、トラッキング位相状態計測のための信
号であり、図13において位置PTTP として示したトラ
ック上の特定の位置から検出されるパルスのことであ
る。
【0058】タイミング検出パルス生成回路27は、テ
ープ90のトラックTKから読み出されるデータについ
て、同期信号領域、アドレス/サブコード領域、ヘッダ
パリティ領域から検出されるデータ、つまりフラグメン
トのヘッダデータを監視しており、位置PTTP に該当す
るフラグメントアドレスに応じて、その時の同期信号等
からタイミング検出パルスTTPを生成することにな
る。
【0059】図4(e)はトラックTKA ,TKB から
読み出される再生RF信号のイメージを、また、図4
(f)はタイミング検出パルス生成回路27が発生する
タイミング検出パルスTTPを示す。この図から分かる
ように、各トラックの再生走査期間においてトラック上
の或る特定の位置PTTP の再生走査に応じたタイミング
でタイミング検出パルスTTPが出力されることがわか
る。
【0060】一方、図4(a)はドラムFG37から発
生されるパルスFGD 、図4(b)はドラムPG36か
ら発生されるパルスPGD の例を示している。パルスF
D ,パルスPGD のいづれも回転ヘッドドラム50の
回転速度に応じた周波数のパルスとなり、またパルスP
D は、回転ヘッドドラム50の特定の回転位相位置に
対応して発生されるものとなる。
【0061】スイッチングパルス生成部62は、パルス
FGD ,パルスPGD を用いて図4(d)のスイッチン
グパルスSWPを生成する。例えばパルスPGD が検出
された次のタイミングとなるパルスFGD の立上りを基
準とし、それに図4(c)の所定の遅延量DLを与えた
タイミングが、スイッチングパルスSWPの立下りとな
るようにスイッチングパルスSWPを生成する。
【0062】遅延時間DLとは遅延量レジスタ69にセ
ットされている値による遅延時間であり、再生時には再
生処理において適切とされる遅延量が設定される。遅延
量レジスタ69にセットされている遅延時間値は、サー
ボ回路30の内部処理もしくはシステムコントローラ3
1からの制御によって書き換えることができる。遅延量
レジスタ69にセットされている遅延時間値が書き換え
られれば、それに応じて生成されるスイッチングパルス
SWPのタイミングが変化することになる。詳しくは後
述するが本例においてはアペンド記録時に遅延時間値を
書き換えることでスイッチングパルスSWPのタイミン
グを調整し、記録されるトラックのテープ幅方向の記録
位置をコントロールするものである。
【0063】スイッチングパルスSWPは信号処理につ
いてのAチャンネル(再生ヘッド16A)/Bチャンネ
ル(再生ヘッド16B)の切換基準となる信号となり、
図3に示すようにタイミングATF処理部61に供給さ
れるほか、他の各種必要回路系にも供給される。
【0064】再生時において、スイッチングパルスSW
Pが『L』レベルの期間は再生ヘッド16Aからの再生
データに関する処理期間となり、この期間においてトラ
ックTKA に対する再生ヘッド16Aによる走査が行な
われ、図4(e)のようにトラックTKA からのデータ
読出(PbA)が行なわれる。一方、スイッチングパル
スSWPが『H』レベルの期間は再生ヘッド16Bから
の再生データに関する処理期間となり、この期間におい
てトラックTKB に対する再生ヘッド16Bによる走査
が行なわれ、図4(e)のようにトラックTKB からの
データ読出(PbB)が行なわれる。
【0065】タイミングATF処理部61では、スイッ
チングパルスSWPの立下りタイミングをトラックTK
A に関するタイミングATF動作の基準となる回転ドラ
ムの基準位相位置とする。これは図13におけるタイミ
ングTRA に相当する。そして、図4に示すようにタイ
ミングTRA からタイミング検出パルスTTPが入力さ
れるまでのトラッキング検出期間MTTP(A)を、計測す
る。つまり、回転ドラムの基準位相位置から、ヘッドが
トラック上から所定の信号(タイミング検出パルスTT
P)を検出するまでの時間を計測することになる。
【0066】トラッキング検出期間MTTP(A)の計測動作
にはフリーランニングカウンタ63が用いられる。例え
ばスイッチングパルスSWPの立下りタイミングTRA
でフリーランニングカウンタ63のカウント値をラッチ
し、またタイミング検出パルスTTPの入力タイミング
でフリーランニングカウンタ63のカウント値をラッチ
する。そして、この2つのカウント値で減算処理するこ
とでトラッキング検出期間MTTP(A)が計測でき、トラッ
キング検出期間としての計測値が得られる。そしてこの
ように求められたトラッキング検出期間MTTP(A)の計測
値を、あらかじめ設定しておいた基準値(トラックTK
A 用の基準値)と比較して、その誤差分をトラックTK
A に関するトラッキング誤差とする。
【0067】またトラックTKB に関してはスイッチン
グパルスSWPの立上りタイミングをタイミングATF
動作の基準となる回転ドラムの基準位相位置のタイミン
グTRB とする。そして、タイミングTRB からタイミ
ング検出パルスTTPが入力されるまでのトラッキング
検出期間MTTP(B)を同様にフリーランニングカウンタ6
3を用いて計測する。そしてこのように求められたトラ
ッキング検出期間MTTP(B)の計測値と、あらかじめ設定
しておいた基準値(トラックTKB 用の基準値)と比較
して、誤差分をトラックTKB に関するトラッキング誤
差とする。
【0068】このようにして得られたAアジマストラッ
クTKA 及びBアジマストラックTKB についてのトラ
ッキング誤差SVを減算器66に入力し、目標速度信号
CVに反映させてキャプスタン28の回転速度を制御す
ることで、良好なトラッキング状態が得られるようにド
ラム回転速度とテープ走行速度との相対速度が調整され
る。
【0069】4.記録時の動作 記録時の動作タイミングを図5に示す。前述したように
記録時にはスイッチングパルスSWPはAアジマストラ
ックTKA の記録動作期間とBアジマストラックTKB
の記録動作期間を規定する信号となるが、このスイッチ
ングパルスSWPは図5(a)の基準タイミングRSWP
から図5(b)のように遅延量レジスタ69にセットさ
れている遅延時間値が与えられたタイミングで立ち下が
る、図5(c)のようなパルスとなる。
【0070】そして、スイッチングパルスSWPが
『L』レベルの期間はAチャンネル記録期間とされ、図
5(d)のようにAアジマストラックTKA の記録が記
録ヘッド15Aによって行なわれ、またスイッチングパ
ルスSWPが『H』レベルの期間はBチャンネル記録期
間とされ、BアジマストラックTKB の記録が記録ヘッ
ド15Bによって行なわれることになる。この記録動作
は図12で説明したようにアジマスベタ記録で行なわれ
る。
【0071】ところで本例の場合、記録動作と同時に再
生動作を行ない、記録すべきデータが正確に磁気テープ
90に記録された否かのチェックを行なうようにしてい
る。これはリードアフターライト動作とよばれ、記録ヘ
ッド15Aで記録したトラックを、その直後に再生ヘッ
ド16Aで再生し、また記録ヘッド15Bで記録したト
ラックを、その直後に再生ヘッド16Bで再生する。そ
して、記録すべきデータが実際に記録されたかを確認
し、例えば記録エラーがあった場合は記録リトライを行
なうようにして記録動作の信頼性を高めるようにしてい
る。リードアフターライト動作自体については本発明と
直接関係無いため詳しい説明を省略するが、この動作に
より、記録時にも再生されるデータからタイミング検出
信号TTPを検出することができる。
【0072】リードアフターライト動作としての再生動
作は図5(e)のようなタイミングで行なわれる。記録
ヘッド15Aと再生ヘッド16Aは図2に示したように
90°離れた状態で配置されており、記録ヘッド15A
による記録が行なわれた1/4回転後において再生ヘッ
ドが2トラック分遅れてトラックをトレースするように
回転ヘッドドラム50上での高さ位置が設定されてい
る。
【0073】従って、記録ヘッド15Aで記録された或
るトラックは、その次にスイッチングパルスSWPが
『L』レベルとなるAチャンネル期間において、再生ヘ
ッド16Aで再生される。同様に記録ヘッド15Bで記
録された或るトラックは、その次にスイッチングパルス
SWPが『H』レベルとなるBチャンネル期間におい
て、再生ヘッド16Bで再生される。この様子を図中矢
印で示している。そしてこのような再生動作について図
5(f)に示すようにタイミング検出信号TTPが得ら
れることになる。
【0074】5.アペンド記録の際の動作 以下、本例の特徴的な動作としてアペンド記録の際の動
作を説明する。図7に動作イメージを示す。図7(a)
のようにファイルF1として過去に記録されたトラック
が存在するときに、そのファイルF1に続けてファイル
F2を記録する場合とする。
【0075】アペンド記録時の動作は図7(b)のよう
になる。まずファイルF1の領域について再生動作を行
ない(リワインド再生)、この間にタイミングATFト
ラッキングのための基準値を計測することになるが、本
例ではさらに、ファイルF1を構成するトラックのテー
プ幅方向の位置と、これからファイルF2を記録しよう
としている動作についてのトラックにおけるテープ幅方
向の位置との誤差を計測する。つまり前回の記録(もし
くは他の記録装置による記録)にかかるファイルF1の
トラックの記録開始タイミングと、これから実行しよう
とする記録開始タイミングとの誤差を計測する。そし
て、これから実行しようとする記録開始タイミングにた
いして、計測された誤差に応じてスイッチングパルスS
WPの補正を行ない、タイミングATFトラッキングを
オンとした状態で助走動作として再生を行なう。
【0076】そしてファイルF1の領域が終了した時点
で記録動作に切り換え、ファイルF2としてのトラック
を記録していく。これにより図7(c)のようにファイ
ルF1に連続した位置にファイルF2が記録されること
になるが、スイッチングパルスSWPのタイミングが補
正されていることにより、ファイルF2のトラックのテ
ープ幅方向の位置(トラック開始位置)はファイルF1
のそれと同じ位置になる。
【0077】このような動作のための処理を図6に示
す。アペンド記録時には、まずステップF101として既記
録領域(上記ファイルF1の領域)でタイミングATF
トラッキングサーボのための基準値計測動作を行なう。
例えば図14で説明したようにトラックに対して各種の
トラッキング位相状態での走査を行なう。そして計測値
としてのサンプルが所定数以上集められたら、ステップ
F102として、計測値サンプルの平均をとってA/B各ア
ジマストラックに対応して、トラッキング検出期間M
TTP(A)、MTTP(B)を算出する。次にステップF103として
A/B各アジマストラックに対応したトラッキング検出
期間MTTP(A)、MTTP(B)の平均値AVを算出する。
【0078】そしてステップF104として平均値AVに基
づいてファイルF1を構成するトラックのテープ幅方向
の位置と、これからファイルF2を記録しようとしてい
る動作についてのトラックにおけるテープ幅方向の位置
との誤差を算出し、それに基づいてスイッチングパルス
SWPのタイミングの補正を行なう。
【0079】ここまでの動作を図8(a)〜(f)で説
明する。当初スイッチングパルスSWPは遅延量レジス
タ69に保持されている遅延時間値により図8(a)の
ような遅延が与えられて図8(b)のように立下りタイ
ミングが規定されていたとする。
【0080】この場合再生動作により図8(c)に示す
ようにA/B各アジマストラックに対応して、再生デー
タが得られ、さらに所定位置タイミングでタイミング検
出信号TTPが得られる。このタイミング検出信号TT
Pの検出により、トラッキング検出期間MTTP(A)、M
TTP(B)としてのサンプルが集められ、ステップF103にお
いて基準値としてのトラッキング検出期間MTTP(A)、M
TTP(B)が算出されることになる。ここで、基準値として
のトラッキング検出期間MTTP(A)、MTTP(B)が図8
(d)に示すような時間値であったとする。そして、説
明上仮に図8(d)のトラッキング検出期間MTTP(A)が
平均値AVとされたとする。
【0081】一方、当該記録装置において図8(b)の
スイッチングパルスSWPのタイミングから計算できる
トラッキング検出期間は、図8(e)に示すように期間
TT PSW であるとする。つまりこれは、図8(b)のス
イッチングパルスSWPによってタイミング検出信号T
TPとなるべきフラグメントのヘッダデータを記録ヘッ
ド15で記録してトラックを形成した際に、そのヘッダ
データを再生ヘッド16で再生し、タイミング検出信号
TTPが検出されるタイミングとして計算される時間値
である。記録ヘッド15と再生ヘッド16の走査の時間
差は、その取り付け位置が90°ずれていることから固
定値とすることができる。
【0082】そして期間MTTPSW は平均値AVとしての
時間値とは異なっているが、これは、そのまま図8
(b)のスイッチングパルスSWPによってアペンド記
録を実行すると、誤差ETSに相当する分だけファイルF
1とファイルF2のトラックの開始位置がテープ幅方向
にずれることを意味する。換言すれば、誤差ETSに相当
する分だけスイッチングパルスSWPのタイミングをず
らすことで、ファイルF1とファイルF2のトラックの
開始位置をテープ幅方向にみて一致させることができ
る。
【0083】そこで誤差ETSとなる時間値に基づいて、
遅延量レジスタ69に保持されている遅延時間値を変更
する。この場合、図8(f)のように誤差ETS分だけ遅
延時間が短く変更されることになる。すると、スイッチ
ングパルスSWPは図8(g)のように生成されること
になる。そしてこのようにタイミングが補正されたスイ
ッチングパルスSWPに基づいてステップF105での助走
動作が行なわれ、さらに記録開始ポイントに達したらス
テップF106で記録動作が開始されることになる。
【0084】図8(j)は記録開始時点からの記録動作
を示し、また図8(h)(i)は記録開始後におけるリ
ードアフターライトによる再生動作及び検出されるタイ
ミング検出信号TTPを示しているが、記録装置の固体
差や温度条件などの影響があるにもかかわらず、図8
(i)のように得られるタイミング検出信号TTP(フ
ァイルF2領域の再生データ)は、図8(d)のような
ファイルF1領域のタイミング検出信号TTPと同一タ
イミングとなる。これは即ち、物理的にトラックの高さ
方向の位置が同一となっていることを意味する。
【0085】以上のような動作により、アペンド記録時
に図7(c)に示したようなトラックのテープ幅方向の
記録位置が揃った状態で記録を行なうことができる。ア
ペンド部でこのようにトラックが形成されることで、再
生時には記録位置ずれによる再生エラーが殆ど解消さ
れ、また再生リトライも最小限ですむことになり、再生
動作時間の短縮化、エラー低減が実現される。従って記
録再生装置としての信頼性は大きく向上する。
【0086】ところで、上記説明では記録ヘッド15と
再生ヘッド16の配置位置は回転ヘッドドラム50にお
いて90°離れた状態であるとしたが、これは厳密には
各記録再生装置毎に僅かな誤差がある。上記したスイッ
チングパルスSWPのタイミング補正処理を考えてみる
と、再生ヘッド16によって検出したトラッキング検出
期間MTTP(A)、MTTP(B)から、既記録領域とこれから記
録しようとする領域でのトラックの記録位置ずれを補正
するようにしている。ところが、記録を行なうのはあく
まで記録ヘッド15であり、上記の補正により厳密にト
ラックの記録位置を揃えることができるのは、記録ヘッ
ド15と再生ヘッド16の配置位置が厳密に90°の状
態である場合のみである。従って多くの場合は、実際に
は記録ヘッド15と再生ヘッド16の取り付け位置誤差
により僅かながら記録位置がずれることになる。
【0087】そしてこのような僅かな誤差でさえ解消
し、より精密なアペンド記録を実行したい場合には、ス
テップF104として示したスイッチングパルスSWPのタ
イミング補正処理において、記録ヘッド15と再生ヘッ
ド16の取り付け位置誤差についても反映させるように
すればよい。
【0088】記録時においては上述したようにリードア
フターライトと呼ばれる動作において、再生動作も行な
われている。この場合タイミング検出信号TTPが得ら
れるため、図5(f)に示すようにトラッキング検出期
間MTTP(A)、MTTP(B)を計測することができる。
【0089】ここで、記録ヘッド15と再生ヘッド16
の取り付け位置を90°の間隔としたときに、その90
°に相当するヘッド走査開始の時間差(記録ヘッド15
の走査開始タイミングから再生ヘッド16の走査開始タ
イミングまでの時間差)をT90であるとする。また、ト
ラックの先頭からタイミング検出信号TTPが得られる
位置までの走査に要する時間として算出できる値がTα
であるとする。すると、もし記録ヘッド15と再生ヘッ
ド16が厳密に90°離れた状態で取り付けられていた
としたら、計測されるトラッキング検出期間MTTP(A)、
TTP(B)は、T90+Tαの時間に一致するはずである。
【0090】ところが、ここにERPA として示すように
誤差が生じた場合、その誤差ERPAは、90°間隔とい
う理想値に対する取り付け位置誤差に相当する値であ
る。そこで、例えば図3のタイミングATF処理部61
の動作として、リードアフターライトによる再生動作に
よってタイミング検出信号TTPが検出されたら、トラ
ッキング検出期間MTTP(A)、MTTP(B)を計測するととも
にT90+Tαの時間と比較し、その誤差ERPA を算出す
る。そして誤差ERPA としての多数のサンプルを集めた
ら、その平均値を記録ヘッド15と再生ヘッド16の配
置誤差を正確に反映した誤差ERPA として補正値レジス
タ68に格納しておく。
【0091】そしてアペンド記録を実行する時には、図
6のステップF104で遅延量レジスタ69の値を書き換え
る際に、図8に示した誤差ETSに基づく値の変更だけで
なく、補正値レジスタ68に格納された誤差ERPA によ
る値の変更も行なうようにする。つまり誤差ETSから誤
差ERPA を減算した分だけ遅延時間を変化させる。これ
により、誤差ETSによるスイッチングパルスタイミング
補正において内包されている記録ヘッド15と再生ヘッ
ド16の配置誤差による成分がキャンセルされ、アペン
ド記録により形成されるトラックは、その前の既記録領
域のトラックと、厳密にテープ幅方向の記録位置を一致
させることができ、これにより再生時はより円滑にアペ
ンド領域の再生を行なうことができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録再生装
置では、アペンド記録を行なう場合に、そのデータ記録
済領域におけるトラッキング検出期間の基準値を計測し
てテープ幅方向のトラック記録位置を検出し、検出され
たトラック記録位置と同位置で新たな記録動作が実行さ
れるように、記録動作に用いる基準信号のタイミング補
正を行なうようにしているため、アペンド記録にかかる
トラックの記録開始位置を、既記録領域のトラックの記
録開始位置に合わせることができる。そしてこれによっ
てアペンド領域においてトラックのテープ幅方向のずれ
が生じなくなることから、再生時には記録位置ずれによ
る再生エラーが殆ど解消され、また再生リトライも最小
限ですむことになり、再生動作時間の短縮化、エラー低
減が実現されるという効果がある。従って記録再生装置
としての信頼性は大きく向上する。
【0093】さらに、記録ヘッドの記録タイミングと再
生ヘッドの再生タイミングの時間差についての理想値に
対する誤差値を検出し、記録動作に用いる基準信号のタ
イミング補正を行なう際に、その誤差値に基づく補正も
行なうようにしているため、再生ヘッドと記録ヘッド間
の誤差も解消した上でのタイミング補正を行なうことが
でき、より厳密にトラックの記録開始位置を、既記録領
域と合わせることができ、その領域についての再生時の
動作をさらに円滑にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック
図である。
【図2】実施の形態の記録再生装置の回転ヘッドドラム
の説明図である。
【図3】実施の形態の記録再生装置のキャプスタンサー
ボ系のブロック図である。
【図4】実施の形態の記録再生装置のキャプスタンサー
ボ系の動作の説明図である。
【図5】実施の形態の記録再生装置の記録時の動作の説
明図である。
【図6】実施の形態のアペンド記録時の処理のフローチ
ャートである。
【図7】実施の形態のアペンド記録時の動作の説明図で
ある。
【図8】実施の形態のアペンド記録時のタイミング補正
動作の説明図である。
【図9】DDS3方式のテープ上に形成されるトラック
の説明図である。
【図10】DDS3方式でのトラックフォーマットの説
明図である。
【図11】ヘリカルスキャン方式のトラックの説明図で
ある。
【図12】トラックのアジマスの説明図である。
【図13】タイミングATF動作の説明図である。
【図14】タイミングATFのための基準値設定動作の
説明図である。
【図15】アペンド部でのトラックの記録位置ずれの説
明図である。
【符号の説明】
1 インターフェース部、2 インデックス付加回路、
3 C3エンコーダ、4 C2エンコーダ、5 C1エ
ンコーダ、6 メモリ、7 サブコード付加回路、8
サブコード発生部、9 ヘッダパリティ付加回路、10
8/10変調回路、11 同期信号付加回路、12
マージン付加回路、13 記録アンプ、14,17 ロ
ータリートランス、15,15A,15B 記録ヘッ
ド、16,16A,16B 再生ヘッド、18 再生ア
ンプ、19 同期信号検出回路、20 10/8復調回
路、21 ヘッダパリティチェック回路、22 サブコ
ード分離回路、23 C1デコーダ、24 C2デコー
ダ、25 C3デコーダ、26 インデックス分離回
路、27 タイミング検出パルス生成回路、28 キャ
プスタン、29 ピンチローラ、30 サーボ回路、3
1 システムコントローラ、32 ドラムモータドライ
バ、33 ドラムモータ、34 キャプスタンモータド
ライバ、35 キャプスタンモータ、36 ドラムP
G、37 ドラムFG、38,39,41 アンプ、4
0 キャプスタンFG、42 発振器、50回転ヘッド
ドラム、61 タイミングATF処理部、62 スイッ
チングパルス生成部、63 フリーランニングカウン
タ、64 サーボスイッチ、65 キャプスタン基準速
度発生部、66 減算器、67 速度サーボ信号生成
部、68補正値レジスタ、69 遅延量レジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに配された記録ヘッドによ
    り、テープ状記録媒体に対して傾斜トラックとしてデー
    タの記録を行ない、また再生ヘッドより傾斜トラックと
    して記録されているデータの再生を行なう際には、回転
    ドラムが1回転周期内の基準位相位置となる時点から前
    記再生ヘッドがトラック上の所定位置に対応してタイミ
    ング検出信号が得られる時点までとなるトラッキング検
    出期間を計測し、このトラッキング検出期間の計測値
    を、設定されたトラッキング検出期間の基準値と比較す
    ることで、テープ状記録媒体の走行速度と回転ドラムの
    回転速度との相対速度に対する誤差情報を生成してトラ
    ッキングサーボを行なう記録再生装置において、 テープ状記録媒体のデータ記録済領域に続けて新たなデ
    ータ記録を行なう場合に、そのデータ記録済領域におけ
    るトラッキング検出期間の基準値を計測してテープ幅方
    向のトラック記録位置を検出し、検出されたトラック記
    録位置と同位置で新たな記録動作が実行されるように、
    記録動作に用いる基準信号のタイミング補正を行なう記
    録制御手段が設けられていることを特徴とする記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】 記録動作時には前記記録ヘッドによる記
    録動作を行なうとともに、この記録ヘッドにより記録し
    たデータを、ほぼ記録直後となる時点で前記再生ヘッド
    により再生を行なうようにされ、このときの再生ヘッド
    によって検出されるタイミング検出信号から、前記記録
    ヘッドの記録タイミングと前記再生ヘッドの再生タイミ
    ングの時間差についての理想値に対する誤差値を検出
    し、その誤差値を記憶しておく誤差検出記憶手段を設
    け、 前記記録制御手段は、記録動作に用いる基準信号のタイ
    ミング補正を行なう際に、前記誤差検出記憶手段に記憶
    されている誤差値に基づく補正も行なうように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装
    置。
JP8091762A 1996-03-22 1996-03-22 記録再生装置 Withdrawn JPH09259491A (ja)

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