JP3467674B2 - 建物間のエキスパンションジョイント - Google Patents
建物間のエキスパンションジョイントInfo
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- JP3467674B2 JP3467674B2 JP33620396A JP33620396A JP3467674B2 JP 3467674 B2 JP3467674 B2 JP 3467674B2 JP 33620396 A JP33620396 A JP 33620396A JP 33620396 A JP33620396 A JP 33620396A JP 3467674 B2 JP3467674 B2 JP 3467674B2
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- Japan
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- passage
- building
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- movable portion
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物間のエキスパンシ
ョンジョイントに関するものである。
ョンジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、隣接する建物の通路間を連絡する
渡り板を固定部と可動部とに分割し、固定部は一方の建
物の通路の端部に固定し、可動部は、一端側を固定部の
前端に側方にスライド自在に接続するとともに、他端側
を他方の建物の通路上に通路方向にスライド自在に載置
して成る建物間の2軸方向可動型エキスパンションジョ
イントは公知である(実公昭61−5453号公報参
照)。
渡り板を固定部と可動部とに分割し、固定部は一方の建
物の通路の端部に固定し、可動部は、一端側を固定部の
前端に側方にスライド自在に接続するとともに、他端側
を他方の建物の通路上に通路方向にスライド自在に載置
して成る建物間の2軸方向可動型エキスパンションジョ
イントは公知である(実公昭61−5453号公報参
照)。
【0003】ところで、近年、地震対策として建物を免
震構造にすることが多くなっているが、免震構造の建物
では、地震時の変位量が大きいのみならず、変位方向も
複雑で、回転変位を起こすことも十分に考えられるの
で、隣接する建物の少なくとも一方が免震構造である場
合の建物間のエキスパンションジョイントは、これらに
十分に対応できるものでなければならない。
震構造にすることが多くなっているが、免震構造の建物
では、地震時の変位量が大きいのみならず、変位方向も
複雑で、回転変位を起こすことも十分に考えられるの
で、隣接する建物の少なくとも一方が免震構造である場
合の建物間のエキスパンションジョイントは、これらに
十分に対応できるものでなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、前記公知例を改良して、地震時における建
物間の大きな変位や複雑な変位に十分に対応できるとと
もに、地震後の位置保持機構を備えた建物間のエキスパ
ンションジョイントを提供することにある。
する課題は、前記公知例を改良して、地震時における建
物間の大きな変位や複雑な変位に十分に対応できるとと
もに、地震後の位置保持機構を備えた建物間のエキスパ
ンションジョイントを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の建物間のエキスパンションジョイントで
は、隣接する建物の通路間を連絡する渡り板を固定部と
可動部とに分割し、固定部は一方の建物の通路の端部に
固着し、可動部は、一端側を固定部の前端に側方にスラ
イド自在に接続するとともに、他端側を他方の建物の通
路上に通路方向にスライド自在に載置させて成る建物間
のエキスパンションジョイントにおいて、建物相互の回
転変位に追随して渡り板の可動部が回動できるように、
可動部の巾を通路の巾より狭くするとともに、可動部の
裏面の巾方向中央部に長さ方向に延びる案内レールを取
り付け、かつ、可動部が載る建物の通路の端部の巾方向
中央部に前記案内レールに係合する突子を設けている。
に、本発明の建物間のエキスパンションジョイントで
は、隣接する建物の通路間を連絡する渡り板を固定部と
可動部とに分割し、固定部は一方の建物の通路の端部に
固着し、可動部は、一端側を固定部の前端に側方にスラ
イド自在に接続するとともに、他端側を他方の建物の通
路上に通路方向にスライド自在に載置させて成る建物間
のエキスパンションジョイントにおいて、建物相互の回
転変位に追随して渡り板の可動部が回動できるように、
可動部の巾を通路の巾より狭くするとともに、可動部の
裏面の巾方向中央部に長さ方向に延びる案内レールを取
り付け、かつ、可動部が載る建物の通路の端部の巾方向
中央部に前記案内レールに係合する突子を設けている。
【0006】なお、本発明の建物間のエキスパンション
ジョイントでは、可動部の裏面の両側に補強用のリブを
設けるのが好ましい。
ジョイントでは、可動部の裏面の両側に補強用のリブを
設けるのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例の説明図である
図1,図2において、1は隣接する一方の建物、2は他
方の建物、3は建物1の通路、4は建物2の通路、5は
通路3と通路4とを連絡する渡り板、6は通路3の外
壁、7は通路4の外壁である。
図1,図2において、1は隣接する一方の建物、2は他
方の建物、3は建物1の通路、4は建物2の通路、5は
通路3と通路4とを連絡する渡り板、6は通路3の外
壁、7は通路4の外壁である。
【0008】渡り板5は、鉄板製で、固定部8と可動部
9とに分割され、固定部8は通路3の端部に固着され、
可動部9は、一端側が固定部8の前端に側方にスライド
自在に接続され、他端側が通路4の上に通路4の方向に
スライド自在に載置されている。
9とに分割され、固定部8は通路3の端部に固着され、
可動部9は、一端側が固定部8の前端に側方にスライド
自在に接続され、他端側が通路4の上に通路4の方向に
スライド自在に載置されている。
【0009】図示の場合は、通路3の端部に案内レール
10を横向きに取り付け、この案内レール10の頭部
に、可動部9の一端に下向きに設けた凹溝11を係合さ
せて、可動部9の側方スライド機構を構成しているが、
可動部9の側方スライド機構がこれに限定されないのは
勿論である。
10を横向きに取り付け、この案内レール10の頭部
に、可動部9の一端に下向きに設けた凹溝11を係合さ
せて、可動部9の側方スライド機構を構成しているが、
可動部9の側方スライド機構がこれに限定されないのは
勿論である。
【0010】可動部9の巾は、後述の建物1,2間の回
転変位の際に可動部9が追随して回動できるように、通
路4の巾よりも狭くなっている。
転変位の際に可動部9が追随して回動できるように、通
路4の巾よりも狭くなっている。
【0011】可動部9の裏面の巾方向中央部には長さ方
向に延びる案内レール12が取り付けられ、また、通路
4の端部の巾方向中央部には案内レール12に係合する
突子13が突設されている。
向に延びる案内レール12が取り付けられ、また、通路
4の端部の巾方向中央部には案内レール12に係合する
突子13が突設されている。
【0012】案内レール12は可動部9の補強にも役立
つが、さらに補強のために図示のように可動部9の裏面
の両側部にリブ14を取り付けるのが好ましい。
つが、さらに補強のために図示のように可動部9の裏面
の両側部にリブ14を取り付けるのが好ましい。
【0013】なお、図において、15は、可動部9の通
路4上のスライドを円滑にするために可動部9の裏面に
取り付けたローラを示しているが、リブ14を例えば溝
形材で構成すると、これをローラ15の取り付けに利用
することができる。
路4上のスライドを円滑にするために可動部9の裏面に
取り付けたローラを示しているが、リブ14を例えば溝
形材で構成すると、これをローラ15の取り付けに利用
することができる。
【0014】図1は本発明のエキスバンションジョイン
トの通常時の状態を示しており、この状態では、通路3
と通路4は一直線状で、可動部9は通路4の中央に位置
し、通路4の方向に延びている。
トの通常時の状態を示しており、この状態では、通路3
と通路4は一直線状で、可動部9は通路4の中央に位置
し、通路4の方向に延びている。
【0015】そして、地震時に、建物間のX方向(通路
3,4の方向)の変位に対しては、図3に示すように、
可動部9が通路4上を通路4の方向にスライドすること
で追随し、建物間のY方向(通路3,4に直角の方向)
の変位に対しては、図4に示すように、可動部9が固定
部8に対して側方にスライドすることで追随し、建物相
互のR方向の回転変位に対しては、図5に示すように、
可動部9が回動することで追随し、地震後は、再び、図
1に示す状態に戻る。
3,4の方向)の変位に対しては、図3に示すように、
可動部9が通路4上を通路4の方向にスライドすること
で追随し、建物間のY方向(通路3,4に直角の方向)
の変位に対しては、図4に示すように、可動部9が固定
部8に対して側方にスライドすることで追随し、建物相
互のR方向の回転変位に対しては、図5に示すように、
可動部9が回動することで追随し、地震後は、再び、図
1に示す状態に戻る。
【図1】本発明の一実施例の通常時における平面図であ
る。
る。
【図2】図1の一部の拡大断面図である。
【図3】地震時におけるX方向変位に対する追随状態を
示す模式的平面図である。
示す模式的平面図である。
【図4】地震時におけるY方向変位に対する追随状態を
示す模式的平面図である。
示す模式的平面図である。
【図5】地震時におけるR方向回転変位に対する追随状
態を示す模式的平面図である。
態を示す模式的平面図である。
1:建物、2:建物、3:通路、4:通路、5:渡り
板、6:外壁、7:外壁、8:固定部、9:可動部、1
0:案内レール、11:凹溝、12:案内レール、1
3:突子、14:リブ、15:ローラ。
板、6:外壁、7:外壁、8:固定部、9:可動部、1
0:案内レール、11:凹溝、12:案内レール、1
3:突子、14:リブ、15:ローラ。
Claims (2)
- 【請求項1】 隣接する建物の通路間を連絡する渡り板
を固定部と可動部とに分割し、固定部は一方の建物の通
路の端部に固着し、可動部は、一端側を固定部の前端に
側方にスライド自在に接続するとともに、他端側を他方
の建物の通路上に通路方向にスライド自在に載置して成
る建物間のエキスパンションジョイントにおいて、建物
相互の回転変位に追随して渡り板の可動部が回動できる
ように、可動部の巾を通路の巾より狭くするとともに、
可動部の裏面の巾方向中央部に長さ方向に延びる案内レ
ールを取り付け、かつ、可動部が載る建物の通路の端部
の巾方向中央部に前記案内レールに係合する突子を設け
たことを特徴とする建物間のエキスパンションジョイン
ト。 - 【請求項2】 可動部の裏面の両側部に補強用のリブを
設けた請求項1記載の建物間のエキスパンションジョイ
ント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33620396A JP3467674B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 建物間のエキスパンションジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33620396A JP3467674B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 建物間のエキスパンションジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10140674A JPH10140674A (ja) | 1998-05-26 |
JP3467674B2 true JP3467674B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=18296708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33620396A Expired - Fee Related JP3467674B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 建物間のエキスパンションジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3467674B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4958032B2 (ja) * | 2006-03-13 | 2012-06-20 | 清水建設株式会社 | 免震建物用エキスパンションジョイント通路 |
JP5532289B2 (ja) * | 2009-07-24 | 2014-06-25 | 清水建設株式会社 | エキスパンションジョイント床構造 |
CN114703755B (zh) * | 2022-04-08 | 2023-10-24 | 上海建工集团股份有限公司 | 连续梁桥悬臂端互通临时通道系统及方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS615453Y2 (ja) * | 1979-10-02 | 1986-02-19 | ||
JPS60141309U (ja) * | 1984-02-28 | 1985-09-19 | ド−エイ外装有限会社 | 目地カバ− |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP33620396A patent/JP3467674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10140674A (ja) | 1998-05-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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