JPH07102650A - 伸縮継手 - Google Patents

伸縮継手

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JPH07102650A
JPH07102650A JP26963093A JP26963093A JPH07102650A JP H07102650 A JPH07102650 A JP H07102650A JP 26963093 A JP26963093 A JP 26963093A JP 26963093 A JP26963093 A JP 26963093A JP H07102650 A JPH07102650 A JP H07102650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic
plate
elastic body
fixed
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP26963093A
Other languages
English (en)
Inventor
Moritake Niizaki
盛剛 新崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Nippon Aluminium Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Aluminium Co Ltd filed Critical Nippon Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一対の躯体1,1の間隔部2を被覆する伸縮
継手であり、クリアランスLの増減をスライド自在に2
枚のプレート3,4の重なり合う範囲Aの増減で吸収す
る。弾性体7としてコイルバネによって、各プレート部
材3,4を枢着する。 【効果】 構造の簡素化を図る。取付作業の安定を図
る。撥音を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は伸縮継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の伸縮継手に於ては、化粧プレート
を複雑なヒンジ構造にて揺動可能に枢着していた。例え
ば、実開昭62−126403号(実願昭61− 13777号)に開示
の伸縮継手では、相互に抱込状に係合するヒンジ構造に
て、化粧プレートを躯体に枢着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構造
では、ヒンジ構造が複雑なため製造工数が掛り、躯体へ
の取付作業に時間が掛り、また、抱込状に係合するヒン
ジ部が振動で摩擦音(撥音)を生ずるという問題もあ
り、化粧プレートの揺動によるシール切れが発生し、伸
縮継手内部に雨水が浸入する虞れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対の躯体の
間隔部のクリアランスの増減を吸収するために相互にス
ライド自在に一部範囲で重なり合う2枚のプレート部材
から成る化粧プレートを備えた伸縮継手に於て、上記一
対の躯体に対して、上記プレート部材の裏面側を、弾性
体にて揺動可能に取付けた。
【0005】
【作用】一対の躯体が相互に内外反対方向へ地震等で位
置ずれを起こすと、弾性体が弾性変形して、弾性体を中
心として、プレート部材が揺動傾斜して、その位置ずれ
を吸収する。
【0006】従来のヒンジ機構に比較して、弾性体は小
型部品で済み、安定して取付作業が迅速にできることと
なる。また、弾性体を用いることにより、金属摩擦音の
発生を抑制できる。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例に基づき本発明を詳説す
る。
【0008】図1に於て、本発明の一実施例の断面平面
図を示し、1,1は所定のクリアランスLの間隔部2を
もって対向する一対の躯体である。この一対の躯体1,
1のクリアランスLの増減を吸収するために、相互にス
ライド自在に一部範囲Aで重なり合う2枚のプレート部
材3,4から成る化粧プレート5が、上記躯体1,1間
に、付設される。
【0009】図例では、躯体1の外面には、浅い凹所6
が形成され、両躯体1,1のこの凹所6,6と間隔部2
にわたって、化粧プレート5が付設される。そして、
7,7はコイルバネから成る弾性体で、凹所6,6の底
面6a,6aと、プレート部材3,4の裏面3a,4a
側を、この弾性体7,7にて連結する。
【0010】つまり、躯体1に対して、プレート部材
3,4の裏面3a,4aを、弾性体7,7にて揺動可能
に取付け、弾性体7,7廻りにプレート部材3,4は揺
動可能である。
【0011】さらに具体的に図1に基づき説明すると、
プレート部材3,4はステンレス鋼板等の薄板を折曲加
工して製作され、一方のプレート部材3は、外端寄りに
コの字型突隆部8を形成することにより、シール材9用
の凹溝10を躯体1の端面との間に形成している。また、
この一方のプレート部材3の内端には、外方(図1の上
方)へ折曲げたストッパ片部11を有する。
【0012】他方のプレート部材4は、外端側にL字型
折曲部12を形成して、躯体1との間に、シール材9用の
凹溝10を形成しており、先端部を内方(図の下方)へ折
曲げてストッパ片部13を形成している。
【0013】両ストッパ片部11,13の左右の距離が上記
一部範囲Aに相当し、両躯体1,1がそのクリアランス
Lの増減を吸収できる許容値に相当する。
【0014】ところで、15は他方のプレート部材4の裏
面4aにビス14等で固着された、弾性体受け部材であ
り、この弾性体受け部材15は、外端寄りに一対の小L字
型突条を対向状に突設して、蟻溝部16を形成し、弾性体
7の一端を嵌着する。また、この弾性体受け部材15は、
ストッパ片部13と共働して、一方のプレート部材3がス
ライド自在に差込まれるスリット状開口部17を形成し、
この一方のプレート部材3を裏面3a側から受ける役目
を兼ねている。なお、この弾性受け部材15は、長尺部材
としないでピースものとするも好ましい。
【0015】そして、躯体1の凹所6の底面6aには、
前記蟻溝部16と同様の形状の蟻溝部18を有する型材から
成る長尺の縁材19がビス等にて固着されている。
【0016】この縁材19の蟻溝部18に、弾性体7の他端
が固着される。
【0017】そして、一方のプレート部材3の裏面3a
には、ビス20にて、(長尺又はピースものとした)弾性
受け部材21が固着され、その蟻溝部16に弾性体7の一端
が嵌着される。この弾性受け部材21に対面する凹所底面
6aには、前記縁材19と同様の縁材22がビス等で固着さ
れると共に、この縁材22の蟻溝部23に弾性体7の他端が
嵌着される。
【0018】なお、2点鎖線で示すのは止水帯24であ
り、前記縁材19,22にて、躯体1,1の凹所底面6a,
6aに、その両端縁が固定される。この止水帯24を要す
るのは、外壁にこの伸縮継手を応用する場合である。
【0019】次に、図2に示す他の実施例では、弾性体
7として略Z字型の板バネを用いている。板バネを用い
ることにより、(図1と比較すれば明らかなように、)
一層の構造の簡素化を図っている。即ち、図1に示した
蟻溝部16,16が省略され、かつ、縁材19,20も省略され
る。それ以外の構成は前実施例の図1と同様である。な
おビス14,20は板バネを止着する役目を兼ねている。
【0020】次に、図3はさらに他の実施例であり、弾
性体7として、ゴム又は弾性プラスチックを用いた場合
を示し、図1に示した同様の蟻溝部16,18,23に、ゴム
又は弾性プラスチックの弾性体7,7の両端を、嵌着し
て固定している。(それ以外は同一符号は同一構成であ
る。)
【0021】図4は別の実施例を示す。即ち、弾性体7
が比較的複雑に折曲げられた板バネであって、弾性受け
部材15及び21の外端にはJ字型取付突片25を形成して、
ビス26,26等にて(板バネから成る)弾性体7,7が固
着される。この板バネの弾性体7は、ビス27等にて凹所
底面6aに固着される。
【0022】そして、略Z字型のポケット形成折曲部材
28を用いて、シール材9用の凹溝10を形成すると同時
に、ゴムや弾性プラスチック等から成る変形吸収部材29
を嵌着する凹溝30を形成し、この変形吸収部材29を、プ
レート部材3,4の外端縁に弾発的に押圧接触させてい
る。この部材29はシールの役目もなしているといえる。
【0023】本発明は上述のように、従来のヒンジ構造
の代わりに、コイルバネ,板バネ,ゴム,樹脂等を使用
しているため、躯体への取付作業時、安定性があり、迅
速容易な作業が実現できる。また、図例では揺動中心の
弾性体7とシール材9の部分とが、分割されているた
め、化粧プレート5の揺動によるシール切れがなく、シ
ール材9による化粧プレート5の揺動を規制される事も
なく、追従が容易に可能となる。また、ステンレス板曲
げ品をプレート部材3,4に用いることにより、一層ス
ムースに躯体1,1の位置ずれに追従できる。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述の構成により次のような著
大な効果を奏する。
【0025】弾性体7廻りに(それを中心として)化粧
プレート5が傾動(揺動)するように構成したので、取
付作業時に安定姿勢で簡単に取付でき、構造が簡素とな
って、製造工数も低減できる。かつ、撥音を防止でき、
防水性の維持と向上が図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面平面図である。
【図2】他の実施例の断面平面図である。
【図3】さらに他の実施例の断面平面図である。
【図4】別の実施例の断面平面図である。
【符号の説明】
1 躯体 2 間隔部 3 プレート部材 3a 裏面 4 プレート部材 4a 裏面 5 化粧プレート 7 弾性体 A 一部範囲 L クリアランス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の躯体1,1の間隔部2のクリアラ
    ンスLの増減を吸収するために相互にスライド自在に一
    部範囲Aで重なり合う2枚のプレート部材3,4から成
    る化粧プレート5を備えた伸縮継手に於て、上記一対の
    躯体1,1に対して、上記プレート部材3,4の裏面3
    a,4a側を、弾性体7,7にて揺動可能に取付けたこ
    とを特徴とする伸縮継手。
JP26963093A 1993-09-30 1993-09-30 伸縮継手 Pending JPH07102650A (ja)

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JP26963093A JPH07102650A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 伸縮継手

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JP26963093A JPH07102650A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 伸縮継手

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ID=17475031

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JP26963093A Pending JPH07102650A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 伸縮継手

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JP (1) JPH07102650A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5854149A (en) * 1995-03-01 1998-12-29 Kawasaki Steel Corporation Sumitomo Chemical Co., Ltd. Paper-made stampable sheet, light-weight stampable sheet shaped body and method of producing light-weight stampable shaped body
JP2002155582A (ja) * 2000-09-07 2002-05-31 Oobaru:Kk 隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造
JP2006240782A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 免震建物用エレベータの乗場装置

Cited By (4)

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JP4481199B2 (ja) * 2005-03-01 2010-06-16 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 免震建物用エレベータ装置

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