JP3467327B2 - 組立てパネル住宅における外付けサッシの取付け工法 - Google Patents
組立てパネル住宅における外付けサッシの取付け工法Info
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Description
おいて、障子等を納める窓枠として、アルミ等の押出形
材からなる外付けサッシを取付ける工法に関する。尚、
この明細書においては、外付けサッシという場合、これ
には、発明の趣旨から、半外付けサッシや雨戸枠付き外
付けサッシの他、出窓をも含むものとする。
サッシの窓を設ける段階的な区別として、工場において
予めサッシを取り付けておく先付けと、建築現場におい
て取り付ける後付けとがある。いずれの場合も、一般住
宅用に使用し得る形態のサッシが用いられ、その上下左
右の枠部材には、開口部のまぐさや窓台、左右柱の室外
側面に接合する取付片が一体成形されているので、取付
片をそれらの室外側面に釘付けすることによりサッシを
取り付けていた(外付け方式)。
すようにそれを下にしてなされる関係で、サッシの取付
けが外装部材より必然的に先行する。従って、外装が施
されていると、それに先行するサッシが取り付けられて
いることになるが、外付けサッシの場合には、工場にお
いて外装を施すと、後記の如く損傷の問題が生じるため
に、一般的に工場では外装が施されなかった。
宅における外付けサッシの取付け工法によれば、それが
先付けであると、工場生産においてサッシが一面に張り
出しているために、現場まで運搬するとき、上下に積み
重ねる有利な荷積み手段を取ることができなく、縦にし
て配列するような不安定で不合理な荷積みがなされ、し
かも、運搬中や荷扱中にサッシが他のパネル等に支えて
相互に損傷するという不都合が避けられなかった。
部分で損傷する恐れがあると共に、後付けの場合であっ
ても、パネルに工場で予め外装が施されることがなく、
そのため、現場では外装工事のために足場を組む必要も
あり、また、外側からサッシを嵌め込む必要から、この
ためにも、足場が欠かせなかった。
場において外装が施されているにもかかわらず、建築現
場では外付けサッシを取り付けることができ、しかも、
その取付けが室内側からなされるために、取り付け作業
が容易となり、且つ、足場を組む必要もなくなる組立て
パネル住宅における外付けサッシの取付け工法を提供す
ることを目的とする。
めに、この発明は、組立てパネルに外付けサッシを取り
付けるために、断面において基端部に対して先端部が段
差により外側に張り出し且つ先端部から内周側に突出す
る張出部を設けた金属製の固定部材を窓開口部の各辺に
使用し、その組立てパネルの工場生産において、開口部
枠の室外側面にその固定部材を基端部で固着することに
より、その張出部を開口部よりも室外の内周側へ突出さ
せるとともに、外装材を固定部材の張出部とほぼ面一に
貼付けて偏平な形態に組立てパネルを構成して、建築現
場においては、外付けサッシを室内から開口部に嵌め込
み、さらに外付けサッシを固定部材の枠組の中から室外
に向かって押し込んで外付けサッシの外周方向に突設す
る取付片を固定部材の張出部に当て、取付片を張出部に
ビス等で連結固定することを特徴とする。
出部にビス等で連結固定した後に、開口部に木製の内枠
を嵌め込み、その後に、内枠に外付けサッシをねじまた
は釘により止めることもある。さらに加えて、組立てパ
ネルの工場生産において、その骨組みの主体となる枠体
に対して、内装材、内装材の下地材、外装材、及び外装
材の下地材をそれぞれ食み出すことにより、端面に他の
パネル等との連結用の凹溝部を設け、また、少なくとも
一側の端面には、引っ込めることにより凹溝部に嵌まり
込み得る形状の突部を設けておくこともある。
ッシ取付け用の固定部材とは外面においてほぼ面一であ
って、組立てパネルが偏平に組み立てられることから、
これを建築現場に運搬する場合には、トラック等の荷台
に下から順番に積み重ねる有利な荷積みをなすことがで
き、その間に養生シートを挾むことにより、パネル相互
の損傷を防止できる。
いことはもちろん、室内側からサッシを取り付けるため
に、外側に足場を組む必要もなくなる。また、取付け作
業が容易であり、しかも、固定部材の内側に取付片が締
結されるために、サッシが外側へ脱落することは決して
ない。
づいて説明する。
して取り付けられる場合の一実施例を示したもので、図
1に示すような組立てパネルPが工場において生産さ
れ、現場において、同図の矢印の如くパネル組みされて
から、サッシSが開口部1に嵌め込まれる。以下に、工
場生産から現地工事完了に至るまでを順を追って説明す
る。
は、図1の他、図2に示す如くであって、パネル中央部
には、開口部1が開けられているが、未だサッシSが嵌
め込まれていない。しかし、開口部1には、サッシSを
ねじ止めするだけで取り付け得る固定部材3が全周に、
つまり、上下および左右に備えてある。また、骨組みに
は内装ばかりでなく外装も施され、その間に断熱材17
が介在される。
枠体4を基本とし、それに間柱5を組み合わせるととも
に、開口部1を枠組みする開口部枠7を組み込んであ
る。この開口部枠7が所謂まぐさ、窓台、左右柱により
構成される。そして、この開口部枠7の外側面に基端部
を釘付けして上下左右の固定部材3が取り付けられる。
て先端部が段差で張り出す屈折形状であって、基端部を
釘9等により開口部枠7の外側面に固着されると、先端
部がその面よりも外装の厚みにおいて外側へ張り出し、
そこにおいて窓開口部1の内周側へ向けて張出部10が
内鍔の如く突出する。なお、外装は、この固定部材3が
取り付けられてからなされることになる。
12として構造合板を釘付けし、その上に内装材13、
外装材14が張合わされる。そのうち、外装材14の張
合わせにおいては、固定部材3との間に間隔を設け、そ
の間にコーキング材15が充填される。
の連結(パネル組み)については、枠体(符号4に相当
する)どうしをボルトや連結金具より締結するが、この
実施例のように内装および外装により全面が封鎖されて
いると、パネルの連結にボルトの使用が不能となる。し
かし、パネルの連結については、凹溝部19と突部21
との嵌合形態が取られ、そのためボルト締めが不用とな
っている。
は、枠体4と内装および外装の下地材11,12との組
合わせ相互の関係によるものであって、図1に示す組立
てパネルPの場合、左右いずれか一方の端面に凹溝部1
9を、他方の端面に突部21が設けられている。また、
下端と上端にも凹溝部19,19が設けられ、土台23
には下端の凹溝部19が嵌まる嵌合部材25が載置して
固定されている。また上端の凹溝部19については、図
示しない軒桁や梁材に嵌合される。この嵌合状態を保持
するために、内装材13や外装材14から突部21また
はそれに相当する部材25に釘が打ち込まれる。なお、
パネル組みにこのような嵌合方式を採らないときには、
ボルト締めや連結金具の使用を可能にするために内装し
ないで室内側を開放しておく等の方法を採る。
枠29,29からなるものであるが、それぞれの部材に
は厚み中央部よりもやや室内寄りの位置に、外周方向へ
向かって取付片31が突設されている。この取付片31
を含むサッシSの全体の大きさについては、窓開口部1
に室内側から丁度嵌め込み得る幅に形成されており、外
付けの形態として、固定部材3の枠組みの中から外へ突
出すると、その張出部10の室内側面に取付片31が接
合する。
られた組立てパネルPおよびサッシSは、建築現場に運
搬され、住宅の組立てがなされてから、組立てパネルP
の開口部1にサッシSが室内から嵌め込まれ(内嵌め方
式)、その際に、固定部材3に内側から取付片31を当
て、ビス33により締結して固定される。この一連の作
業を室内において一人でなし得る。
たもので、ねじ止めが内側からなされているが、外側で
あっても手を差し延べることによりその操作をなし得る
ために、外に足場を組む必要が全くない。なお、ビス3
3の箇所にはコーキングが施される。この実施例の場
合、固定部材3の屈折形状と取付片31の突設位置との
関係から、固定部材3とサッシSとの間には、全周に室
内開口形の凹部32を有する(図3参照)。
開口部1には木製の内枠35が嵌め込まれる。図4は、
その内枠35を取り付けた直後の状態を示したもので、
内枠35の一部が凹部32に嵌め込まれ、そこにおいて
サッシSが内枠35にねじ37により止められる。これ
により、サッシSが内枠35にも支持された堅牢な取付
け状態となる。内枠35が嵌め込まれてからは、室内側
に額縁39が取付けられ、内装材13と内枠35との間
がその額縁39により隠され(図5,図6)、これによ
り工事が完了する。
付けサッシSを取り付ける場合を示したもので、このよ
うな重量のあるサッシSを支持する強度を保持するため
に、固定部材3の張出部10が中空に形成され、また、
その中空を利用して、縦横がL字形のコーナーブロック
(図示せず)により連結される。また、この場合である
と、内枠35の中に障子43を納め得るように、内枠3
5が鴨居、敷居、左右柱から枠組みされている。
て、固定部材3の張出部10を断面二股に形成したもの
で、その内側片10aにサッシSの取付片31がねじ止
めされる。このようにすると、雨水の毛細管現象による
浸入を二股の間において有効に断つことができる。
窓である場合であって、この実施例においても、固定部
材3の張出部10が中空に形成され、サッシSには、張
出しの基端において取付片31が全周に設けられ、下の
取付片31については、裏板30の基端を屈折してそれ
が形成される
ば、次のような優れた効果がある。
現場では外装工事が省けることはもちろん、サッシの取
付けが室内作業として一人でなし得る程度に容易であっ
て、足場を組む必要もないことから、建築現場での作業
量が大幅に少なくなり、建築現場における省力化と工期
短縮に適する。
がサッシ取付け用の固定部材とは外面においてほぼ面一
であって、組立てパネルが偏平に組み立てられることか
ら、これを建築現場に運搬する場合には、スペースを取
らない有利な重ね形態の荷積みが可能となり、しかも、
外付けサッシの出っ張りで損傷が生じるというような不
都合がなくなる。
定部材から取付片が決して外へ抜けないので、外付けサ
ッシの安定した取付け状態が得られ、殊に、内枠にも止
めたときには(請求項2)、取付け状態がさらに堅牢と
なる。
凹溝部や突部を設けた場合には(請求項3)、内装や外
装が施されていても、安定したパネル組みをなすことが
できる。
手順を示す一部切欠した斜視図である。
部縦断面図である。
立てパネルの要部縦断面図である。
てパネルの要部縦断面図である。
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 開口部(1)を有する組立てパネル
(P)に外付けサッシ(S)を取り付けるために、断面
において基端部に対して先端部が段差により外側に張り
出し且つ先端部から内周側に突出する張出部(10)を
設けた金属製の固定部材(3)を開口部(1)の各辺に
使用し、その組立てパネル(P)の工場生産において、
開口部枠(7)の室外側面にその固定部材(3)を基端
部で固着することにより、その張出部(10)を開口部
(1)よりも室外の内周側へ突出させるとともに、外装
材(14)を固定部材(3)の張出部(10)とほぼ面
一に貼付けて偏平な形態に組立てパネル(P)を構成し
て、建築現場においては、外付けサッシ(S)を室内か
ら開口部(1)に嵌め込み、さらに外付けサッシを固定
部材(3)の枠組の中から室外に向かって押し込んで外
付けサッシ(S)の外周方向に突設する取付片(31)
を固定部材(3)の張出部(10)に当て、取付片(3
1)を張出部(10)にビス(33)等で連結固定する
ことを特徴とする組立てパネル住宅における外付けサッ
シの取付け工法。 - 【請求項2】 建築現場においては、取付片(31)を
張出部(10)にビス(33)等で連結固定した後に、
開口部(1)に木製の内枠(35)を嵌め込み、その後
に、内枠に外付けサッシ(S)をねじ(37)または釘
により止めることを特徴とする請求項1記載の組立てパ
ネル住宅における外付けサッシの取付け工法。 - 【請求項3】 組立てパネル(P)の工場生産におい
て、その骨組みの主体となる枠体(4)に対して、内装
材(13)、内装材の下地材(11)、外装材(1
4)、及び外装材の下地材(12)をそれぞれ食み出す
ことにより、端面に他のパネル等との連結用の凹溝部
(19)を設け、また、少なくとも一側の端面には、凹
溝部(19)に嵌まり込み得る形状の突部(21)を設
けておくことを特徴とする請求項1または2記載の組立
てパネル住宅における外付けサッシの取付け工法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP20803694A JP3467327B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 組立てパネル住宅における外付けサッシの取付け工法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0849475A JPH0849475A (ja) | 1996-02-20 |
JP3467327B2 true JP3467327B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
JP6265615B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2018-01-24 | トヨタホーム株式会社 | 建物の外壁構造 |
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- 1994-08-08 JP JP20803694A patent/JP3467327B2/ja not_active Expired - Fee Related
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