JP3465754B2 - ホログラム記録フィルム及びホログラム記録方法 - Google Patents

ホログラム記録フィルム及びホログラム記録方法

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JP3465754B2
JP3465754B2 JP06737494A JP6737494A JP3465754B2 JP 3465754 B2 JP3465754 B2 JP 3465754B2 JP 06737494 A JP06737494 A JP 06737494A JP 6737494 A JP6737494 A JP 6737494A JP 3465754 B2 JP3465754 B2 JP 3465754B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホログラム記録フィル
ム及びそのフィルムを用いたホログラム記録方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】フォトポリマー等の感光材料を用てホロ
グラム記録を行う場合、従来のホログラム記録フィルム
Fは、図14に断面を示すように、感光材料層1の片面
もしくは両面にPET等の透明フィルム2、3をラミネ
ートしたものであった。
【0003】なお、本出願人により、図15に示すよう
に、ホログラム記録フィルムの裏面反射による不要干渉
縞を防止するために、感光材料層1の片面もしくは両面
に着色フィルム4、5をラミネートしてなるホログラム
記録フィルムFも提案されている(特願平4−7665
2号)。
【0004】このようなホログラム記録フィルムFを用
いて、例えば原版ホログラムの複製品を量産化する場
合、図16に示すように、基板7上に形成された原版6
上に光学密着液8を介してホログラム記録フィルムFを
順次供給する。そして、感光材料界面での反射成分によ
る像の乱れを防止するために、この順次供給されるホロ
グラム記録フィルムF上に無反射コート層10を有する
無反射コートガラスあるいはND(着色)ガラス9を、
ガラスと屈折率がほぼ等しい光学密着液11を介在させ
て密着させ、無反射コートガラス9側からレーザー光を
入射させ、その入射光と原版6からの回折光を感光材料
層1中で干渉させて複製を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
のような配置でホログラム記録を行う場合、光学密着液
11は流動性、振動等により均一な厚みになり難く、特
に密着液が多い場合には、塗布してから流動がおさまっ
て安定するまでの時間が長くかかり、量産化に不向きで
ある。
【0006】しかも、フィルムFに密着する無反射コー
トガラス又はNDガラス9は硬質な物であるため、ロー
ラ等で光学密着液11を平滑化することは困難である。
【0007】そして、レーザー光照射終了後の露光済み
フィルムFから密着液11を乾燥させる必要があり、ホ
ログラムの作成に支障をきたす。
【0008】また、図15のような着色フィルムをラミ
ネートしたホログラム記録フィルムを用いる場合には、
ホログラム記録後に着色フィルムの再利用ができない問
題もある。
【0009】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、ホログラム記録
時に感光材料界面での反射成分による像の乱れを防止す
るための無反射コートガラス、着色ガラスを密着するこ
とになしに、迅速にかつ安定してホログラムを作成する
ことができるホログラム記録フィルム及びそのフィルム
を用いたホログラム記録方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1のホログラム記録フィルムは、感光材料層の片
面もしくは両面に透明フィルムをラミネートした感光材
料の少なくとも一方の面に、着色フィルム、無反射コー
ト層を被覆した着色フィルム、又は、無反射コート層を
被覆した透明フィルムを、光学密着液もしくは光学的に
透明な粘着シートを介して密着させたことを特徴とする
ものである。
【0011】もう1つの本発明のホログラム記録フィル
ムは、感光材料層の片面もしくは両面に透明フィルムを
ラミネートした感光材料の少なくとも一方の面に、粘着
性を持つ着色フィルム、無反射コート層を被覆した粘着
性を持つ着色フィルム、又は、無反射コート層を被覆し
た粘着性を持つ透明フィルムを密着させたことを特徴と
するものである。
【0012】また、本発明のホログラム記録方法は、こ
のようなホログラム記録フィルムをホログラム原版に直
接もしくは透明体を介して密着させ、レーザー光を照射
して前記ホログラム原版を複製することを特徴とする方
法である。
【0013】この場合、複製後、感光材料に密着された
着色フィルム、無反射コート層を被覆した着色フィル
ム、又は、無反射コート層を被覆した透明フィルムを剥
離して再利用するようにすることができる。
【0014】
【作用】本発明においては、感光材料の少なくとも一方
の面に、着色フィルム、無反射コート層を被覆した着色
フィルム、又は、無反射コート層を被覆した透明フィル
ムを、光学密着液もしくは光学的に透明な粘着シートを
介して密着させるため、ローラ等の押圧機構を用いて、
迅速に光学密着液を均一な厚みにすることが可能であ
り、また、露光中の振動等による影響を受けなくなる。
さらに、露光後に、着色フィルム、無反射コート層を被
覆した着色フィルム、又は、無反射コート層を被覆した
透明フィルムを剥離して再利用することが可能である。
【0015】なお、光学的に透明な粘着シートを介する
か、粘着性を持つ着色フィルム、無反射コート層を被覆
した粘着性を持つ着色フィルム、又は、無反射コート層
を被覆した粘着性を持つ透明フィルムを使用することに
より、露光済み感光材料フィルムの乾燥処理が簡略化で
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のホログラム記録フィルムの基
本的構成と実施例について説明する。本発明において
は、ホログラム品質に影響を及ぼす迷光を低減させるた
めに、感光材料層の少なくとも一方の面に、従来のよう
に、無反射コートガラス、着色ガラス、又は、無反射コ
ートを被覆した着色ガラスを光学密着液を介して密着さ
せる代わりに、これら無反射コートガラス、着色ガラ
ス、無反射コートを被覆した着色ガラスをフィルム化
し、感光材料層と無反射コートフィルム、着色フィル
ム、又は、無反射コートを被覆した着色フィルムの間
に、屈折率整合材としての光学密着液もしくは光学的に
透明な粘着シートを介在させることによって、またさら
には、無反射コートフィルム、着色フィルム、又は、無
反射コートを被覆した着色フィルム自身に屈折率整合層
としての粘着性を持たせることによって、迅速に均一な
厚みの層構成を形成し、かつ、レーザー光照射終了後の
露光済みフィルムの乾燥処理を簡略化させることを可能
としたものである。
【0017】具体的な層構成例を図1〜図12に示す。
本発明の記録フィルムはフォトポリマー等からなる感光
材料層1の少なくとも片面に、光学密着液もしくは光学
的に透明な粘着シート(光学粘着シート)L、又は、光
学的に透明な粘着層(光学粘着層)Sを介して、着色フ
ィルムN、無反射コート層Cを設けた着色フィルムN、
無反射コート層Cを設けた透明フィルムTを密着させた
構造になっており、着色フィルムN、透明フィルムTの
剥離、再密着が可能である。
【0018】図1〜図3の場合は、感光材料層1の少な
くとも片面に、光学密着液もしくは光学的に透明な粘着
シートLを介して、着色フィルムNを密着させた構造で
あり、図1は、感光材料層1の片面にラミネートされた
PET等の透明フィルム2上に、光学密着液もしくは光
学粘着シートLを介して、着色フィルムNを設けたもの
である。図2は、図14のような感光材料層1の両面に
透明フィルム2、3をラミネートしたものの一方の透明
フィルム2上に、光学密着液もしくは光学粘着シートL
を介して、着色フィルムNを設けたものである。図3
は、図2の残りの一方の透明フィルム3上にも、光学密
着液もしくは光学粘着シートLを介して、着色フィルム
Nを設けたものである。
【0019】また、図4〜図6の場合は、感光材料層1
の少なくとも片面に、光学密着液もしくは光学的に透明
な粘着シートLを介して、無反射コート層Cを設けた着
色フィルムN又は透明フィルムTを密着させた構造であ
り、図4は、感光材料層1の片面にラミネートされたP
ET等の透明フィルム2上に、光学密着液もしくは光学
粘着シートLを介して、無反射コート層Cを設けた着色
フィルムN又は透明フィルムTを設けたものである。図
5は、図14のような感光材料層1の両面に透明フィル
ム2、3をラミネートしたものの一方の透明フィルム2
上に、光学密着液もしくは光学粘着シートLを介して、
無反射コート層Cを設けた着色フィルムN又は透明フィ
ルムTを設けたものである。図6は、図5の残りの一方
の透明フィルム3上に、光学密着液もしくは光学粘着シ
ートLを介して、着色フィルムNを設けたものである。
【0020】図7〜図9は、図1〜図3の光学密着液も
しくは光学粘着シートLの代わりに、着色フィルムNの
透明フィルム2、3との密着面に光学粘着層Sを設けた
ものである。
【0021】図10〜図12は、図4〜図6の光学密着
液もしくは光学粘着シートLの代わりに、着色フィルム
N又は透明フィルムTの透明フィルム2、3との密着面
に光学粘着層Sを設けたものである。
【0022】以上のホログラム記録フィルム、例えば図
2に示した記録フィルムFを用いて、図13に示すよう
な配置で、反射型ホログラム原版Mと光学密着液又は光
学粘着シートL’を介して密着させ、この記録フィルム
F側からレーザー20からのレーザー光22を光学系2
1を介して照射して複製を行う場合(特願平4−766
52号)において、従来のフィルム構成(図15)の場
合、感光材料層1に着色フィルム4、5が直接ラミネー
トされていたために、着色フィルム4、5は1回のみの
使用しかできなかった。しかし、例えば図2に示した記
録フィルムFの場合、レーザー光照射後、着色フィルム
Nが剥離可能なため、未記録の図14のようなフィルム
にこの剥離した着色フィルムNを光学密着液もしくは光
学的に透明な粘着シートLを介して再密着させて、図1
3のような記録光学系に供給して行くことにより、コス
トの低減が可能となる。
【0023】以下、実施例について説明する。 (実施例1)感光材料層1が透明フィルム2、3でサン
ドイッチにされたフィルム(例えば、DuPont社製
OmniDex352等)に、図2のように、着色フ
ィルムN(きもと(株)製 クリアカラーNo.15
等)を光学密着液L(キシレン)を介して密着させた。
このフィルムFを用いて、図13に示すような光学系で
ホログラムの複製を行った。すなわち、反射型ホログラ
ム原版Mに光学密着液L’(キシレン)を介して上記記
録フィルムFを密着させ、アルゴンレーザー20(波長
514.5nm)を用いた光学系21にて露光し、反射
型ホログラム原版Mからの反射回折光と入射光を干渉さ
せて記録を行った。露光後に、記録フィルムFから着色
フィルムNを剥離し、再度未記録の感光材料に光学密着
液Lを介して密着させて、アルゴンレーザー20で露光
するというホログラムの複製動作を繰り返したところ、
何れもノイズの少ないクリアなホログラムの複製が得ら
れた。
【0024】(実施例2)感光材料層1が透明フィルム
2、3でサンドイッチにされたフィルム(例えば、Du
Pont社製 OmniDex352等)に、図2のよ
うに、着色フィルムN((株)きもと製 クリアカラー
No.15等)を光学的に透明な粘着シートL(例え
ば、日東電工(株)製 MCテープ、3M社製 941
5等)を介して密着させた。このフィルムFを用いて、
図13に示すような光学系でホログラムの複製を行っ
た。すなわち、反射型ホログラム原版Mに光学的に透明
な粘着シートL’(例えば、日東電工(株)製 MCテ
ープ、3M社製 9415等)を介して上記記録フィル
ムFを密着させ、アルゴンレーザー20(波長514.
5nm)を用いた光学系21にて露光し、反射型ホログ
ラム原版Mからの反射回折光と入射光を干渉させて記録
を行った。露光記録後に、記録フィルムFから着色フィ
ルムNを剥離し、再度未記録の感光材料に光学的に透明
な粘着シートLを介して密着させて、アルゴンレーザー
20で露光するというホログラムの複製動作を繰り返し
たところ、何れもノイズの少ないクリアなホログラムの
複製が得られた。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のホログラム記録フィルム及びホログラム記録方法によ
ると、感光材料の少なくとも一方の面に、着色フィル
ム、無反射コート層を被覆した着色フィルム、又は、無
反射コート層を被覆した透明フィルムを、光学密着液も
しくは光学的に透明な粘着シートを介して密着させるた
め、ローラ等の押圧機構を用いて、迅速に光学密着液を
均一な厚みにすることが可能であり、また、露光中の振
動等による影響を受けなくなる。さらに、露光後に、着
色フィルム、無反射コート層を被覆した着色フィルム、
又は、無反射コート層を被覆した透明フィルムを剥離し
て再利用することが可能である。
【0026】なお、光学的に透明な粘着シートを介する
か、粘着性を持つ着色フィルム、無反射コート層を被覆
した粘着性を持つ着色フィルム、又は、無反射コート層
を被覆した粘着性を持つ透明フィルムを使用することに
より、露光済み感光材料フィルムの乾燥処理が簡略化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のホログラム記録フィルム
の断面図である。
【図2】第2実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図3】第3実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図4】第4実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図5】第5実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図6】第6実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図7】第7実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図8】第8実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図9】第9実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図10】第10実施例のホログラム記録フィルムの断
面図である。
【図11】第11実施例のホログラム記録フィルムの断
面図である。
【図12】第12実施例のホログラム記録フィルムの断
面図である。
【図13】反射型原版からのホログラム複製を行うため
の配置を示す図である。
【図14】従来のホログラム記録フィルムの断面図であ
る。
【図15】従来の別のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図16】図14のフィルムを用いて原版複製を行う場
合の層構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…感光材料層 2、3…透明フィルム 20…レーザー 21…光学系 22…レーザー光 L…光学密着液、光学粘着シート S…光学粘着層 N…着色フィルム C…無反射コート層 T…透明フィルム F…ホログラム記録フィルム M…反射型ホログラム原版 L’…光学密着液、光学粘着シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/02 G03H 1/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料層の片面もしくは両面に透明フ
    ィルムをラミネートした感光材料の少なくとも一方の面
    に、着色フィルム、無反射コート層を被覆した着色フィ
    ルム、又は、無反射コート層を被覆した透明フィルム
    を、光学密着液もしくは光学的に透明な粘着シートを介
    して密着させたことを特徴とするホログラム記録フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 感光材料層の片面もしくは両面に透明フ
    ィルムをラミネートした感光材料の少なくとも一方の面
    に、粘着性を持つ着色フィルム、無反射コート層を被覆
    した粘着性を持つ着色フィルム、又は、無反射コート層
    を被覆した粘着性を持つ透明フィルムを密着させたこと
    を特徴とするホログラム記録フィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のホログラム記録フ
    ィルムをホログラム原版に直接もしくは透明体を介して
    密着させ、レーザー光を照射して前記ホログラム原版を
    複製することを特徴とするホログラム記録方法。
  4. 【請求項4】 複製後、前記感光材料に密着された着色
    フィルム、無反射コート層を被覆した着色フィルム、又
    は、無反射コート層を被覆した透明フィルムを剥離して
    再利用することを特徴とする請求項3記載のホログラム
    記録方法。
  5. 【請求項5】 押圧機構を用いて、前記ホログラム記録
    フィルムと前記ホログラム原版の密着を行うことを特徴
    とする請求項3又は4記載のホログラム記録方法。
JP06737494A 1994-04-05 1994-04-05 ホログラム記録フィルム及びホログラム記録方法 Expired - Lifetime JP3465754B2 (ja)

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