JPH11212434A - ホログラム記録フィルム及びホログラム記録方法 - Google Patents

ホログラム記録フィルム及びホログラム記録方法

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JPH11212434A
JPH11212434A JP1670398A JP1670398A JPH11212434A JP H11212434 A JPH11212434 A JP H11212434A JP 1670398 A JP1670398 A JP 1670398A JP 1670398 A JP1670398 A JP 1670398A JP H11212434 A JPH11212434 A JP H11212434A
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JP
Japan
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film
hologram recording
photosensitive material
hologram
coated
Prior art date
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Pending
Application number
JP1670398A
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English (en)
Inventor
Shigeki Hatori
羽鳥茂喜
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録時に感光材料界面での反射成分による像
の乱れを防止するための無反射コートガラス等を複製工
程中に密着することなしに、迅速にかつ安定してホログ
ラムを作成することができる。 【解決手段】 感光材料層1の少なくとも片面に着色フ
ィルム、無反射コート層10を被覆した着色フィルム1
2、又は、無反射コート層を被覆した透明フィルムを光
学粘着層若しくは感光材料の粘着性を用いて密着させた
ホログラム記録フィルムFをホログラム原版Mに直接密
着させ、レーザー光22を照射してホログラム原版Mを
複製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホログラム記録フ
ィルム及びその記録フィルムを用いたホログラム記録方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォトポリマー等の感光材料を用いてホ
ログラム記録を行う場合、従来のホログラム記録フィル
ムFは、図6に断面を示すように、感光材料層1の片面
若しくは両面にPET等の透明フィルム2、3をラミネ
ートしたものであった。このようなホログラム記録フィ
ルムFを用いて、例えば原版ホログラムの複製品を量産
化する場合、図7に示すように、基板7上に形成された
原版6上に光学密着液8を介してホログラム記録フィル
ムFを順次供給する。そして、感光材料界面での反射成
分による像の乱れを防止するために、この順次供給され
るホログラム記録フィルムF上に、無反射コート層10
を有する無反射コートガラスあるいはND(着色)ガラ
ス9を、ガラスと屈折率が略等しい光学密着液11を介
在させて密着させ、無反射コートガラス側9からレーザ
ー光を入射させ、その入射光と原版6からの回折光を感
光材料層1中で干渉させて複製を行っている。
【0003】また、上記無反射コート層10を有する無
反射コートガラスあるいはND(着色)ガラス9を用い
ずに、透明フィルム上に光学密着液又は光学粘着シート
を介して着色フィルム、無反射コート層を被覆した着色
フィルム、又は、無反射コート層を被覆した透明フィル
ムをホログラム複製時に上記ホログラム記録フィルムに
密着させ、レーザー光を入射させ、その入射光と原版か
らの回折光を感光材料層中で干渉させて複製を行うこと
もできる(特願平6−67374号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無反射コートガラスを用いる方法によりホログラム記録
を行う場合、光学密着液は流動性、振動等により均一な
厚みになり難く、特に密着液が多い場合には、塗布して
から流動が収まって安定するまでに時間が長くかかり、
量産化に不向きである。しかも、ホログラム記録フィル
ムFに密着する無反射コートガラス又はNDガラス9は
硬質なものであるため、ローラ等で光学密着液を平滑化
することは困難である。そして、レーザー光照射後の露
光済みフィルムFから密着液を乾燥させる必要があり、
ホログラムの作成に支障をきたす。
【0005】また、無反射コートガラスの代わりに、上
記の透明フィルム上に光学密着液又は光学粘着シートを
介して着色フィルム、無反射コート層を被覆した着色フ
ィルム、又は、無反射コート層を被覆した透明フィルム
を用いて、ホログラム記録を行う場合には、ホログラム
記録フィルム上に密着させる工程が必要である。
【0006】本発明は従来技術のこのような間題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、ホログラム記録
時に感光材料界面での反射成分による像の乱れを防止す
るための無反射コートガラス、着色ガラス、着色フィル
ム、無反射コート層を被覆したフィルム等を複製工程中
に密着することなしに、迅速にかつ安定してホログラム
を作成することができるホログラム記録フィルム及びそ
のフィルムを用いたホログラム記録方法を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のホログラム記録フィルムは、感光材料層の少なくと
も片面に着色フィルム、無反射コート層を被覆した着色
フィルム、又は、無反射コート層を被覆した透明フィル
ムを光学粘着層若しくは感光材料の粘着性を用いて密着
させたことを特徴とするものである。
【0008】この場合、感光材料層としては、例えばフ
ォトポリマーを用いることができる。
【0009】また、本発明のホログラム記録方法は、こ
のようなホログラム記録フィルムをホログラム原版に直
接密着させ、レーザー光を照射して前記ホログラム原版
を複製することを特徴とする方法である。
【0010】この場合、ホログラム記録フィルムの感光
材料層をホログラム原版に直接密着させることができ
る。
【0011】本発明においては、感光材料の少なくとも
片面に着色フィルム、無反射コート層を被覆した着色フ
ィルム、又は、無反射コート層を被覆した透明フィルム
を光学粘着層若しくは感光材料の粘着性を用いて密着さ
せるため、感光材料界面での反射成分による像の乱れを
防止するために、このホログラム記録フィルム上に無反
射コート層を有する無反射コートガラスあるいはND
(着色)ガラスをガラスと屈折率がほぼ等しい光学密着
液を介在させて密着させる必要がなくなり、記録あるい
は複製の工程の短縮化ができ、かつ、ホログラム記録フ
ィルムの層構成を簡素化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のホログラム記録フ
ィルム及びその記録フィルムを用いたホログラム記録方
法の基本的構成と実施例について説明する。本発明にお
いては、ホログラム品質に影響を及ぼす迷光を低減させ
るために、感光材料層の少なくとも一方の面に、従来の
ように、無反射コートガラス、着色ガラス、又は、無反
射コートを被覆した着色ガラスを光学密着液を介して密
着させる代わりに、無反射コートガラス、着色ガラス、
無反射コートを被覆した着色ガラスをフィルム化し、感
光材料層の粘着性を利用し、無反射コートフィルム、着
色フィルム、又は、無反射コートを被覆した着色フィル
ムを感光材料層に密着させた層構成、また、上記フィル
ムと上記感光材料層との間に光学粘着層を介在させるこ
とにより密着させた層構成とするものである。
【0013】以下、具体的な層構成例を図1〜図4に図
示する。図1の場合は、感光材料層1の少なくとも片面
に、その感光材料の粘着性を利用して(フォトポリマー
等の感光材料は通常粘着性を有する。)無反射コート層
10を被覆した透明フィルム若しくは着色フィルム12
を密着させた構造である。図1〜図4においては、他方
の面上にPET等の透明フィルム3がラミネートされて
いる。
【0014】図2の場合は、感光材料層1の少なくとも
片面に、光学粘着層13を介して、無反射コート層10
を被覆した透明フィルム若しくは着色フィルム12を密
着させた構造である。
【0015】図3の場合は、感光材料層1の少なくとも
片面に、その感光材料の粘着性を利用して着色フィルム
12’を密着させた構造である。
【0016】図4の場合は、感光材料層1の少なくとも
片面に、光学粘着層13を介して、着色フィルム12’
を密着させた構造である。
【0017】次に、このようなホログラム記録フィルム
の1つの用いて体積型(反射型)ホログラムの複製を行
う具体的な実施例について説明する。 (実施例1)図1のような感光材料層1が透明フィルム
3と無反射コート層10を被覆した透明フィルム12で
サンドイッチされた記録フィルムF’(例えば、Dup
ont社製 OmniDex352等)から透明フィル
ム3を剥離し、残りの感光材料層1と無反射コート層1
0を被覆した透明フィルム12からなる記録フィルム
F’を反射型ホログラム原版Mに感光材料層1の粘着性
を利用して密着させ、図5に示すような配置とし、記録
フィルムF’側からアルゴンレーザー20(波長51
4.5nm)からのレーザー光22を光学系21を介し
て照射して、反射型ホログラム原版Mからの反射回折光
と入射光を干渉させて複製を繰返し行ったところ、何れ
もノイズの少ないクリアな体積ホログラムの複製が得ら
れた。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のホログラム記録フィルム及びホログラム記録方法によ
ると、感光材料の少なくとも片面に着色フィルム、無反
射コート層を被覆した着色フィルム、又は、無反射コー
ト層を被覆した透明フィルムを光学粘着層若しくは感光
材料の粘着性を用いて密着させるため、感光材料界面で
の反射成分による像の乱れを防止するために、このホロ
グラム記録フィルム上に無反射コート層を有する無反射
コートガラスあるいはND(着色)ガラスをガラスと屈
折率がほぼ等しい光学密着液を介在させて密着させる必
要がなくなり、記録あるいは複製の工程の短縮化がで
き、かつ、ホログラム記録フィルムの層構成を簡素化す
ることで、コストの削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のホログラム記録フィルム
の断面図である。
【図2】第2実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図3】第3実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図4】第4実施例のホログラム記録フィルムの断面図
である。
【図5】反射型ホログラム原版からのホログラム複製を
行うための配置の1例を示す図である。
【図6】従来のホログラム記録フィルムの断面図であ
る。
【図7】図6のホログラム記録フィルムを用いて反射型
ホログラム原版からのホログラム複製を行うための積層
配置を示す図である。
【符号の説明】
1…感光材料層 3…透明フィルム 10…無反射コート層 12…透明フィルム若しくは着色フィルム 12’…着色フィルム 13…光学粘着層 20…アルゴンレーザー 21…光学系 22…レーザー光 F’…記録フィルム M…反射型ホログラム原版

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料層の少なくとも片面に着色フィ
    ルム、無反射コート層を被覆した着色フィルム、又は、
    無反射コート層を被覆した透明フィルムを光学粘着層若
    しくは感光材料の粘着性を用いて密着させたことを特徴
    とするホログラム記録フィルム。
  2. 【請求項2】 前記感光材料層がフォトポリマーからな
    ることを特徴とする請求項1記載のホログラム記録フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のホログラム記録
    フィルムをホログラム原版に直接密着させ、レーザー光
    を照射して前記ホログラム原版を複製することを特徴と
    するホログラム記録方法。
  4. 【請求項4】 前記ホログラム記録フィルムの感光材料
    層をホログラム原版に直接密着させることを特徴とする
    請求項3記載のホログラム記録方法。
JP1670398A 1998-01-29 1998-01-29 ホログラム記録フィルム及びホログラム記録方法 Pending JPH11212434A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003069611A1 (en) * 2002-02-14 2003-08-21 Imation Corp. Anti-reflective coating for holographic data storage media

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003069611A1 (en) * 2002-02-14 2003-08-21 Imation Corp. Anti-reflective coating for holographic data storage media
US6839177B2 (en) 2002-02-14 2005-01-04 Imation Corp. Anti-reflective coating for holographic data storage media

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