JP3462781B2 - 分水栓 - Google Patents
分水栓Info
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- water faucet
- connecting portion
- water
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- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
を穿設した場合に生じる残留切粉を確実に外部に排出す
ることができる分水栓の改良に関するものである。
付けるにあたり、分岐孔の穿設時に発生する切粉は、そ
のまま放置すると錆びて赤水の原因となるので、分水栓
内部から排出する必要がある。そこで、従来は分岐管側
に別途ドレン弁を設けて、切粉を外部に排出していた。
般に図4に示したように、分岐孔の穿孔装置を挿入する
分水栓本体10に、分岐管連結部11を横設した構造で
あり、上記分岐管連結部11はその鋳造性を考慮して、
通常、その内周面12にヌスミ溝13が周設されてい
る。このため、分岐管連結部11の通水孔には段部14
が形成されることになり、上記ヌスミ溝13に穿設切粉
Wが滞留することがある。従って、従来の分水栓では穿
設切粉Wを完全に排出できないという課題があった。
はボール弁により行うことが多く、この場合、図5に示
したように、分水栓本体20に形成された弁室21とボ
ール弁22との間には間隙23ができる。このため、従
来のボール弁形分水栓では、往々にして穿設切粉Wが上
記間隙23に回り込むことがあり、ボール弁22の回動
不良や、弁体外面のシール部損傷による漏水を誘発する
という課題もあった。
されたもので、その目的は、第一に分岐管連結部に切粉
が残留することを防止すると共に、第二にボール弁形分
水栓において切粉がボール弁の外面側に回り込むことを
防止することである。
に本発明では、分水栓本体に横設した分岐管連結部の内
周面にこれより大径のヌスミ溝を周設してなる分水栓に
おいて、上記ヌスミ溝の少なくとも一部を分岐管連結部
の上記内周面と面一とすることにより、該面一部を切粉
の通過路とするという手段を用いた。当該手段によれ
ば、面一部は、分岐管連結部のヌスミ溝を設けていない
箇所と同じ肉厚、即ち段がないので、該部よりヌスミ溝
に滞留しようとする切粉を分岐管側に流出させることが
できる。
連結部の底側に設けるという手段を用いた。即ち、切粉
はその重みにより分岐管連結部の底部に沈殿することが
あるが、この手段によれば、底部に沈殿した切粉をも面
一部を介して容易に分岐管側に流出させることができ
る。
態を添付した図面に従って説明する。図1は、第一の実
施形態に係る分水栓の要部切欠斜視図である。図中、1
は給水本管(図示せず)に穿設した分岐孔と連通する分
水栓本体であり、その接合部1aは分水栓を取付ける
際、給水本管に分岐孔の穿孔装置を挿入するためのもの
であって、穿設作業後は、通常、キャップなどによって
閉じられる。2は分水栓本体1の側面に横設された分岐
管連結部であって、分水栓本体1を介して給水本管の流
体を分水するものである。なお、3は分岐管連結部を開
閉するための弁構造であり、例えばボール弁が該当す
る。
分を詳述すると、分岐管連結部2の内周面、即ち通水孔
2aには一部を開放部分4とした円弧状のヌスミ溝5を
周設している。つまり、従来は環状のヌスミ溝を形成す
ることにより、通水孔2aには1又は2つの段部が形成
されていたが、本発明ではヌスミ溝を完全な環状とせ
ず、円弧状とすることによって、その一部を分岐管連結
部の他部と同じ肉厚の面一部4としている。そして、こ
の面一部4は切粉滞留の原因となる段部がなく、他部と
連続した面となるので、穿孔切粉Wの通過路として機能
し、分岐管連結部2内の切粉Wを容易に分岐管側に流出
させることができる。分岐管側に流出された切粉Wは、
従来と同様、ドレン弁等を用いて外部に排出するのであ
る。
連結部2の底部に形成したので、重みにより沈殿しやす
い切粉Wをも容易に分岐管側に流出させることができ
る。ただし、面一部4の形成位置は、分岐管連結部2の
底部には限らない。また、面一部4の形成数も上記実施
形態のように一つに限らず、二つ以上であってもよい。
さらに、面一部4の形成方法は、ヌスミ溝5の形成当初
より円弧状のヌスミ溝を周設し、その円弧開放部を面一
部とする方法の他、環状のヌスミ溝を形成した後、後発
的にヌスミ溝の一部に溝埋め部材を設けることで該部を
面一部とする方法があるが、その何れであっても本発明
の目的は達成される。
す。図2は第二実施形態に係る分水栓の要部切断平面図
であって、分水栓の開閉弁としてボール弁6を採用した
ものである。そしてこの実施形態では、分岐管連結部2
において、通水孔2aの分水栓本体1側の開口部2bに
ボール弁6の弁体6aと近接する環状突部7を周設して
いる。当該構成によれば、上記環状突部7が仕切とし
て、分岐管連結部2の通水孔2aと、弁体6aの外面側
間隙8とを遮断できるため、切粉Wが上記間隙8に回り
込むことを防ぐことができる。
示したものであって、この実施形態では第二実施形態で
説明したボール弁形分水栓において、外径を分岐管連結
部2と同径、内径をボール弁6の分岐側弁口6bと同径
とした円筒部材9を別途備える。そして、この円筒部材
9をその一端9aがボール弁6の弁体6aと近接するよ
うに通水孔2aから突出して、分岐管連結部2に嵌入す
ることで、その組み込みが完了する。
ら突出した円筒部材9の一端9aが、上述した第二実施
形態の環状突部7と同様に、分岐管連結部2の通水孔2
aと弁体6aの外面側間隙8を遮断する仕切として機能
し、切粉Wの間隙8への回り込みを防止することができ
る。また、この第三実施形態では、円筒部材9を嵌入す
るのみで本発明目的が達成されるので、既製のボール弁
形分水栓にも適用することができる。
それぞれ単独の構造として説明したが、第一と第二、あ
るいは第一と第三の実施形態を同時に採用できるのはも
ちろんである。
周面に円弧状ヌスミ溝を形成したものにあっては、面一
部より分岐管連結部内の切粉を分岐管側に完全に流出さ
せることができる。
連結部の通水孔の開口部に環状突部を形成、あるいは上
記通水孔に円筒部材を嵌入したものにあっては、切粉が
ボール弁の外面側に回り込むことがなく、赤水の発生だ
けでなく、残留切粉によるボール弁の故障をも回避する
ことができる。
斜視図
平面図
平面図
Claims (2)
- 【請求項1】分水栓本体に横設した分岐管連結部の内周
面にこれより大径のヌスミ溝を周設してなる分水栓にお
いて、上記ヌスミ溝の少なくとも一部を分岐管連結部の
上記内周面と面一とすることにより、該面一部を切粉の
通過路としたことを特徴とする分水栓。 - 【請求項2】面一部は分岐管連結部の底側に設けた請求
項1記載の分水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04592499A JP3462781B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 分水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04592499A JP3462781B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 分水栓 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003174470A Division JP4082678B2 (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 分水栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000240110A JP2000240110A (ja) | 2000-09-05 |
JP3462781B2 true JP3462781B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=12732822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04592499A Expired - Fee Related JP3462781B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 分水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3462781B2 (ja) |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP04592499A patent/JP3462781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000240110A (ja) | 2000-09-05 |
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