JP2603365Y2 - 下水用桝 - Google Patents
下水用桝Info
- Publication number
- JP2603365Y2 JP2603365Y2 JP1993038026U JP3802693U JP2603365Y2 JP 2603365 Y2 JP2603365 Y2 JP 2603365Y2 JP 1993038026 U JP1993038026 U JP 1993038026U JP 3802693 U JP3802693 U JP 3802693U JP 2603365 Y2 JP2603365 Y2 JP 2603365Y2
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- Japan
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- peripheral surface
- mounting pipe
- outer peripheral
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上流取付管と下流取付
管とを連結するのに使用される下水用桝に関する。
管とを連結するのに使用される下水用桝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の下水桝としては、該桝に
接続される上流取付管と下流取付管との方向及び上流取
付管の数に応じて、上面開口型で外周面の所定位置に流
入孔、又は流入用薄肉予備口と流出孔とが予め穿設され
た下水桝が使用されている。
接続される上流取付管と下流取付管との方向及び上流取
付管の数に応じて、上面開口型で外周面の所定位置に流
入孔、又は流入用薄肉予備口と流出孔とが予め穿設され
た下水桝が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記取
付管の数や方向は設置場所によりそれぞれ異なるため、
下水桝を設置する場合は、流入孔と流出孔との穿設方向
及び数が相違する多種類の下水桝を準備しなければなら
ないという問題点があった。
付管の数や方向は設置場所によりそれぞれ異なるため、
下水桝を設置する場合は、流入孔と流出孔との穿設方向
及び数が相違する多種類の下水桝を準備しなければなら
ないという問題点があった。
【0004】そこで、図6(イ)、(ロ)に示すように
外周面に流出孔17のみを穿設するとともに、外周面の
上部に薄肉部18を形成した下水桝19が考案された。
即ち、上流取付管を接続する方向の薄肉部18に孔20
を穿設せしめ、上流取付管と孔20を連結するものであ
るが、薄肉部18を外周全面に形成すると該下水桝19
の強度が十分に保てなくなるために、薄肉部18の形成
は少なくとも外周面の半分又は所定間隔を設けて形成し
なければならず、あらゆる方向に上流取付管を連結でき
ないという問題点があった。
外周面に流出孔17のみを穿設するとともに、外周面の
上部に薄肉部18を形成した下水桝19が考案された。
即ち、上流取付管を接続する方向の薄肉部18に孔20
を穿設せしめ、上流取付管と孔20を連結するものであ
るが、薄肉部18を外周全面に形成すると該下水桝19
の強度が十分に保てなくなるために、薄肉部18の形成
は少なくとも外周面の半分又は所定間隔を設けて形成し
なければならず、あらゆる方向に上流取付管を連結でき
ないという問題点があった。
【0005】しかも、薄肉部18に孔を穿設する作業が
煩雑であるとともに、穿設した孔20と上流取付管との
接続部分、並びに流出孔17と下流取付管との接続部分
の止水作業が難しいという欠点があった。
煩雑であるとともに、穿設した孔20と上流取付管との
接続部分、並びに流出孔17と下流取付管との接続部分
の止水作業が難しいという欠点があった。
【0006】それ故に、本考案は上記問題点に鑑みて考
案されたもので、あらゆる方向に設けられる上流取付管
と下流取付管とを1種類の桝体で確実に連結することが
できる下水用桝を提供することを課題とする。
案されたもので、あらゆる方向に設けられる上流取付管
と下流取付管とを1種類の桝体で確実に連結することが
できる下水用桝を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の上記課題を解決
するための技術的手段は、外周面1aに流出孔2を穿設
した上面開口型で内周面1bが半球状に形成された下部
ブロック体1と、該下部ブロック体1の上面に回転自在
に積載されるとともに、外周面5bに流入孔7を穿設し
た上部ブロック体5とからなる桝において、前記流出孔
2と流入孔7とが穿設される外周面1a、5bに、その
外端面を略直壁状となすソケット1d、5dが各々膨出
成形され、該外端面から突出して流出孔2と流入孔7に
設けられる筒状で弾力性を有する継手10を一体的に囲
繞してなることにある。
するための技術的手段は、外周面1aに流出孔2を穿設
した上面開口型で内周面1bが半球状に形成された下部
ブロック体1と、該下部ブロック体1の上面に回転自在
に積載されるとともに、外周面5bに流入孔7を穿設し
た上部ブロック体5とからなる桝において、前記流出孔
2と流入孔7とが穿設される外周面1a、5bに、その
外端面を略直壁状となすソケット1d、5dが各々膨出
成形され、該外端面から突出して流出孔2と流入孔7に
設けられる筒状で弾力性を有する継手10を一体的に囲
繞してなることにある。
【0008】
【作用】即ち、上記下水用桝を使用する場合は、先ず下
部ブロック体1を埋設せしめ、さらに該下部ブロック体
1の流出孔2に一体的に設けられた継手10に下流取付
管を接続することで、下流取付管と下部ブロック体1と
が連結されることとなる。
部ブロック体1を埋設せしめ、さらに該下部ブロック体
1の流出孔2に一体的に設けられた継手10に下流取付
管を接続することで、下流取付管と下部ブロック体1と
が連結されることとなる。
【0009】次に、前記下部ブロック体1の上面に上部
ブロック体5を積載せしめ、その後上部ブロック体5を
回転させて流入孔7と上流取付管とを対面させ流入孔7
に一体的に設けた継手10に接続することにより、流入
孔7に上流取付管が連結されることとなるのである。
尚、上流取付管の連結が後になる場合は、上部ブロック
体5における継手10にキャップ12を内嵌して埋設せ
しめ、その後上流側施工時に前記キャップ12を除去し
て継手10に上流取付管を連結することとなる。
ブロック体5を積載せしめ、その後上部ブロック体5を
回転させて流入孔7と上流取付管とを対面させ流入孔7
に一体的に設けた継手10に接続することにより、流入
孔7に上流取付管が連結されることとなるのである。
尚、上流取付管の連結が後になる場合は、上部ブロック
体5における継手10にキャップ12を内嵌して埋設せ
しめ、その後上流側施工時に前記キャップ12を除去し
て継手10に上流取付管を連結することとなる。
【0010】このように、上部ブロック体5が360度
回転自在であるために、任意方向に設けられる上流取付
管に対処可能となるのである。
回転自在であるために、任意方向に設けられる上流取付
管に対処可能となるのである。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。
する。
【0012】図1〜2において、1は全体が略偏平な円
柱状で内周面1bが半球状に形成された上面開口型の下
部ブロック体で、該下部ブロック体1の外周面1aに外
端面が略直壁状のソケット1dがリップ状に膨出して突
設されるとともに、該ソケット1dには前記半球状の内
周面1bに連なり、且つ凹状部3を形成する流出孔2が
穿設されている。4は上記下部ブロック体1の上面外周
縁部1cに突設された凸部を示す。
柱状で内周面1bが半球状に形成された上面開口型の下
部ブロック体で、該下部ブロック体1の外周面1aに外
端面が略直壁状のソケット1dがリップ状に膨出して突
設されるとともに、該ソケット1dには前記半球状の内
周面1bに連なり、且つ凹状部3を形成する流出孔2が
穿設されている。4は上記下部ブロック体1の上面外周
縁部1cに突設された凸部を示す。
【0013】5は、前記下部ブロック体1の上面の凸部
4に、その下面外周縁部5aに切り欠き形成された凹部
6を嵌合することで回転自在に積載される円筒状の上部
ブロック体で、該上部ブロック体5の外周面5bには、
外端面が略直壁状でリップ状に膨出成形したソケット5
dが突設されるとともに、該ソケット5dに1個の流入
孔7が穿設されている。8は上記上部ブロック体5の上
面外周縁部5cに突設された凸部を示す。
4に、その下面外周縁部5aに切り欠き形成された凹部
6を嵌合することで回転自在に積載される円筒状の上部
ブロック体で、該上部ブロック体5の外周面5bには、
外端面が略直壁状でリップ状に膨出成形したソケット5
dが突設されるとともに、該ソケット5dに1個の流入
孔7が穿設されている。8は上記上部ブロック体5の上
面外周縁部5cに突設された凸部を示す。
【0014】9は、下部ブロック体1と該下部ブロック
体1の上面に嵌合積載された上部ブロック体5とで構成
された下水用桝を示す。
体1の上面に嵌合積載された上部ブロック体5とで構成
された下水用桝を示す。
【0015】10は、前記流出孔2、流入孔7において
前記ソケット1d、5dの外端面から突出するととも
に、該ソケット1d、5dによって一体的に囲繞されて
なる筒状で合成樹脂等からなる弾性力を有する管体接続
用の継手、11は前記下部ブロック体1の凸部4と前記
上部ブロック体5の凹部6との嵌合部分に介在される止
水用のパッキン、12は前記流入孔7における継手10
の開口を閉塞すべくその先端において着脱自在に内嵌さ
れたキャップを示す。このキャップ12は、上部ブロッ
ク体の流入孔に固着された継手への上流取付管の接続が
後になる場合に、埋設時及び後においても土砂や地下水
等が下水用桝内に侵入することを防止する。又、上流取
付管接続時にはキャップを除去するだけの作業で接続可
能となるから、施工性に優れるものである。
前記ソケット1d、5dの外端面から突出するととも
に、該ソケット1d、5dによって一体的に囲繞されて
なる筒状で合成樹脂等からなる弾性力を有する管体接続
用の継手、11は前記下部ブロック体1の凸部4と前記
上部ブロック体5の凹部6との嵌合部分に介在される止
水用のパッキン、12は前記流入孔7における継手10
の開口を閉塞すべくその先端において着脱自在に内嵌さ
れたキャップを示す。このキャップ12は、上部ブロッ
ク体の流入孔に固着された継手への上流取付管の接続が
後になる場合に、埋設時及び後においても土砂や地下水
等が下水用桝内に侵入することを防止する。又、上流取
付管接続時にはキャップを除去するだけの作業で接続可
能となるから、施工性に優れるものである。
【0016】次に、図3により上記下水用桝9を用いて
下流取付管14と、上流取付管15を接続する場合につ
いて説明する。
下流取付管14と、上流取付管15を接続する場合につ
いて説明する。
【0017】先ず、下部ブロック体1の流出孔2に固着
され、ソケット1dの外端面から突出した継手10の開
口部に下流取付管14を挿入するとともに、継手10の
端部外周部においてバンド10aを締結することで、流
出孔2に下流取付管14が連結されることとなる。
され、ソケット1dの外端面から突出した継手10の開
口部に下流取付管14を挿入するとともに、継手10の
端部外周部においてバンド10aを締結することで、流
出孔2に下流取付管14が連結されることとなる。
【0018】次に、前記下部ブロック体1の凸部4に、
その下面外周縁部5aに形成された凹部6にパッキン1
1を介して嵌合することで上部ブロック体5を載置さ
せ、その時該上部ブロック体5を上流取付管の設けられ
る方向に回転することで上部ブロック体5の流入孔7と
上流取付管15とを対面させる。その後、流入孔7に固
着され、ソケット5dの外端面から突出した継手10の
キャップ12を離脱させ、その開口部に上流取付管15
を挿入するとともに、継手10の端部外周部においてバ
ンド10aを締結することで、流入孔7に上流取付管1
5が連結されることとなる。この際、上流取付管15の
方向を、例えば下流取付管14に対して平面視時計廻り
で略90度の方向に設ける場合は、前記上部ブロック体
5を略90度回転させることにより上流取付管15に流
入孔7を対面させて連結することができるのである。即
ち、上部ブロック体5が360度回転自在であるため
に、任意方向に設けられる上流取付管15に対処可能と
なるのである。尚、上部ブロック体5の上位には桝ブロ
ック13…を積載して桝全体を構築するが、上流取付管
15の連結が後になる場合は、上部ブロック体5の継手
10にキャップ12を嵌合して埋設せしめ、その後上流
側施工時に前記キャップ12を除去して上流取付管15
を連結することとなる。
その下面外周縁部5aに形成された凹部6にパッキン1
1を介して嵌合することで上部ブロック体5を載置さ
せ、その時該上部ブロック体5を上流取付管の設けられ
る方向に回転することで上部ブロック体5の流入孔7と
上流取付管15とを対面させる。その後、流入孔7に固
着され、ソケット5dの外端面から突出した継手10の
キャップ12を離脱させ、その開口部に上流取付管15
を挿入するとともに、継手10の端部外周部においてバ
ンド10aを締結することで、流入孔7に上流取付管1
5が連結されることとなる。この際、上流取付管15の
方向を、例えば下流取付管14に対して平面視時計廻り
で略90度の方向に設ける場合は、前記上部ブロック体
5を略90度回転させることにより上流取付管15に流
入孔7を対面させて連結することができるのである。即
ち、上部ブロック体5が360度回転自在であるため
に、任意方向に設けられる上流取付管15に対処可能と
なるのである。尚、上部ブロック体5の上位には桝ブロ
ック13…を積載して桝全体を構築するが、上流取付管
15の連結が後になる場合は、上部ブロック体5の継手
10にキャップ12を嵌合して埋設せしめ、その後上流
側施工時に前記キャップ12を除去して上流取付管15
を連結することとなる。
【0019】この下水用桝9においては、下部ブロック
体1の内周面1bが半球状に形成されるとともに、該内
周面1bの底部には流出孔2と連なる凹状部3が形成さ
れているために、流入孔7より流入する下水は半球状の
内周面1bに沿って溜まることなくスムーズに凹状部3
に流れ込むとともに、該凹状部3から流出孔2を経て下
流取付管14へと流出されることとなるのである。
体1の内周面1bが半球状に形成されるとともに、該内
周面1bの底部には流出孔2と連なる凹状部3が形成さ
れているために、流入孔7より流入する下水は半球状の
内周面1bに沿って溜まることなくスムーズに凹状部3
に流れ込むとともに、該凹状部3から流出孔2を経て下
流取付管14へと流出されることとなるのである。
【0020】又、上下に積載される各ブロック間の凹凸
嵌合部にはパッキン11…が介在しているために、ブロ
ック相互間における密閉度も完全で、更に、継手10も
ソケット1d、5dに囲繞されてその外端面から突出す
るため、流出孔2及び流入孔7との一体性に富み、継手
10及びバンド10a並びにキャップ12を具備する下
水用桝全体の止水能力は完璧となり、完全止水型の下水
用桝が構成されるのである。
嵌合部にはパッキン11…が介在しているために、ブロ
ック相互間における密閉度も完全で、更に、継手10も
ソケット1d、5dに囲繞されてその外端面から突出す
るため、流出孔2及び流入孔7との一体性に富み、継手
10及びバンド10a並びにキャップ12を具備する下
水用桝全体の止水能力は完璧となり、完全止水型の下水
用桝が構成されるのである。
【0021】尚、上記実施例では上流取付管が1本であ
ったので流出孔2のみが穿設された下部ブロック体1を
使用したが、本考案の下部ブロック体1の形状はこれに
限定されるものではなく、例えば上流取付管が2本設け
られる場合は、図4に示すように流入孔16と流出孔2
とが穿設され、且つ上記実施例と同様に継手10及びソ
ケット1dを具備した下部ブロック体1を使用すること
で、下部ブロック体1の流入孔16と上部ブロック体5
の流入孔7とにより2本の上流取付管15、15を連結
してもよい。要は、上面に上部ブロック体5が回転自在
に積載されていれば下部ブロック体の種類は問うもので
ない。
ったので流出孔2のみが穿設された下部ブロック体1を
使用したが、本考案の下部ブロック体1の形状はこれに
限定されるものではなく、例えば上流取付管が2本設け
られる場合は、図4に示すように流入孔16と流出孔2
とが穿設され、且つ上記実施例と同様に継手10及びソ
ケット1dを具備した下部ブロック体1を使用すること
で、下部ブロック体1の流入孔16と上部ブロック体5
の流入孔7とにより2本の上流取付管15、15を連結
してもよい。要は、上面に上部ブロック体5が回転自在
に積載されていれば下部ブロック体の種類は問うもので
ない。
【0022】又、上記実施例では下部ブロック体1の上
面に上部ブロック体5を1個積載したが、本考案の下部
ブロック体1に積載する上部ブロック体5の数はこれに
限定されるものでなく、例えば異なった方向の上流取付
管15が3本ある場合には、図5に示すように上部ブロ
ック体5を3個積載することで、それぞれの上流取付管
15…の方向に各上部ブロック体5…を回転して各々の
流入孔7…と対面させ上流取付管15…と連結可能であ
る。要は、下部ブロック体1の上面に上部ブロック体5
が回転自在に積載されていればその構成は問うものでな
い。
面に上部ブロック体5を1個積載したが、本考案の下部
ブロック体1に積載する上部ブロック体5の数はこれに
限定されるものでなく、例えば異なった方向の上流取付
管15が3本ある場合には、図5に示すように上部ブロ
ック体5を3個積載することで、それぞれの上流取付管
15…の方向に各上部ブロック体5…を回転して各々の
流入孔7…と対面させ上流取付管15…と連結可能であ
る。要は、下部ブロック体1の上面に上部ブロック体5
が回転自在に積載されていればその構成は問うものでな
い。
【0023】更に、上記実施例では上部ブロック体5の
外周面に1個の流入孔7を穿設したが、本考案の上部ブ
ロック体の外周面に穿設する流入孔の数はこれに限定さ
れるものでなく、例えばその外周面に2以上穿設しても
よい。要は、流入孔7の数が1以上であればその数は問
うものでない。
外周面に1個の流入孔7を穿設したが、本考案の上部ブ
ロック体の外周面に穿設する流入孔の数はこれに限定さ
れるものでなく、例えばその外周面に2以上穿設しても
よい。要は、流入孔7の数が1以上であればその数は問
うものでない。
【0024】又、下水用桝の大きさ及び各取付管の径の
大きさは、本考案の意図する範囲内で設計変更自在であ
る。
大きさは、本考案の意図する範囲内で設計変更自在であ
る。
【0025】
【考案の効果】叙上のように本考案は、下水用桝を下部
ブロック体と上部ブロック体とで構成することにより、
例えば複数の上流取付管がそれぞれ異なった方向に設け
られる場合でも、任意に上部ブロック体を積層して上流
取付管の方向に回転することにより各々の流入孔を上流
取付管と対面することができるため、一種類下水用桝で
あらゆる方向の上流取付管を確実に連結することができ
るという特別顕著な効果がある。
ブロック体と上部ブロック体とで構成することにより、
例えば複数の上流取付管がそれぞれ異なった方向に設け
られる場合でも、任意に上部ブロック体を積層して上流
取付管の方向に回転することにより各々の流入孔を上流
取付管と対面することができるため、一種類下水用桝で
あらゆる方向の上流取付管を確実に連結することができ
るという特別顕著な効果がある。
【0026】又、下部ブロック体の外周面に流入孔を追
設することにより、上記効果と相俟って上流取付管の位
置が一層多種にわたるという有益なる効果をも奏する。
設することにより、上記効果と相俟って上流取付管の位
置が一層多種にわたるという有益なる効果をも奏する。
【0027】又、流入孔や流出孔と継手とはソケットに
より囲繞されて一体的に固着されているとともに、ソケ
ットの外端面より突出して設けられた継手と上流取付管
や下流取付管とは合成樹脂等の弾性力により止水状態で
接続され、且つ外端面から突出する部位においてバンド
により締結されているため、下水用桝内に外部の地下水
や雑水等が浸入することなく、又、取付管側からの下水
等の漏水も確実に阻止でき、止水効果が極めて高いので
ある。
より囲繞されて一体的に固着されているとともに、ソケ
ットの外端面より突出して設けられた継手と上流取付管
や下流取付管とは合成樹脂等の弾性力により止水状態で
接続され、且つ外端面から突出する部位においてバンド
により締結されているため、下水用桝内に外部の地下水
や雑水等が浸入することなく、又、取付管側からの下水
等の漏水も確実に阻止でき、止水効果が極めて高いので
ある。
【0028】更には、下水用桝の上面に載荷する上載荷
重や下水用桝周囲の地盤の不等沈下等により、下水用桝
と上流取付管及び下流取付管との間に衝撃力や変位等が
生じても、合成樹脂等からなる継手の可撓作用によって
上記衝撃力を吸収し、又、ソケットの外端面より突出し
た部位で変位に追随するとともに、継手はソケットによ
って囲繞されているから下水用桝と継手、並びに各取付
管と下水用桝との一体性に優れ、従来桝のように外力に
よって取付管が離脱したり、継手が破損することを完全
に防止できるという効果も奏する。
重や下水用桝周囲の地盤の不等沈下等により、下水用桝
と上流取付管及び下流取付管との間に衝撃力や変位等が
生じても、合成樹脂等からなる継手の可撓作用によって
上記衝撃力を吸収し、又、ソケットの外端面より突出し
た部位で変位に追随するとともに、継手はソケットによ
って囲繞されているから下水用桝と継手、並びに各取付
管と下水用桝との一体性に優れ、従来桝のように外力に
よって取付管が離脱したり、継手が破損することを完全
に防止できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、(イ)は下部ブロッ
ク体の正面図、(ロ)は同平面図、(ハ)は(イ)にお
けるA−A断面図、(ニ)は上部ブロック体の正面図、
(ホ)は同平面図、(ヘ)は(ニ)におけるB−B断面
図。
ク体の正面図、(ロ)は同平面図、(ハ)は(イ)にお
けるA−A断面図、(ニ)は上部ブロック体の正面図、
(ホ)は同平面図、(ヘ)は(ニ)におけるB−B断面
図。
【図2】下水用桝を示し、(イ)は半截正面図、(ロ)
は平面図。
は平面図。
【図3】使用例を示し、(イ)は半截正面図、(ロ)は
(イ)のC−C断面図、(ハ)は(イ)におけるD部拡
大図。
(イ)のC−C断面図、(ハ)は(イ)におけるD部拡
大図。
【図4】他実施例を示し、(イ)は半截正面図、(ロ)
は(イ)のE−E断面図。
は(イ)のE−E断面図。
【図5】他実施例を示す一部半截正面図。
【図6】従来例を示し、(イ)は正面図、(ロ)は断面
図。
図。
1‥下部ブロック体 1a‥外周面 1b‥内周面 2‥流入孔 3‥凹状部 5‥上部ブロック体 5b‥外周面 7‥流入孔 9‥下水用桝 10‥継手
Claims (2)
- 【請求項1】 外周面(1a)に流出孔(2)を穿設し
た上面開口型で内周面(1b)が半球状に形成された下
部ブロック体(1)と、該下部ブロック体(1)の上面
に回転自在に積載されるとともに、外周面(5b)に流
入孔(7)を穿設した上部ブロック体(5)とからなる
桝において、前記流出孔(2)と流入孔(7)とが穿設
される外周面(1a)、(5b)に、その外端面を略直
壁状となすソケット(1d)、(5d)が各々膨出成形
され、該外端面から突出して流出孔(2)と流入孔
(7)に設けられる筒状で弾性力を有する継手(10)
を一体的に囲繞してなることを特徴とする下水用桝。 - 【請求項2】 前記下部ブロック体(1)の外周面(1
a)に少なくとも1以上の流入孔(16)が穿設される
とともに、該流入孔(16)が穿設される外周面(1
a)にその外端面を略直壁状となすソケット(1d)が
膨出成形され、該外端面から突出して流出孔(16)に
設けられる筒状で弾性力を有する継手(10)を一体的
に囲繞してなることを特徴とする請求項1記載の下水用
桝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993038026U JP2603365Y2 (ja) | 1993-06-05 | 1993-06-05 | 下水用桝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1993038026U JP2603365Y2 (ja) | 1993-06-05 | 1993-06-05 | 下水用桝 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0687497U JPH0687497U (ja) | 1994-12-22 |
JP2603365Y2 true JP2603365Y2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=12514058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1993038026U Expired - Lifetime JP2603365Y2 (ja) | 1993-06-05 | 1993-06-05 | 下水用桝 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2603365Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH01174488U (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-12 |
-
1993
- 1993-06-05 JP JP1993038026U patent/JP2603365Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0687497U (ja) | 1994-12-22 |
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