JPH05631Y2 - - Google Patents

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JPH05631Y2
JPH05631Y2 JP1985013057U JP1305785U JPH05631Y2 JP H05631 Y2 JPH05631 Y2 JP H05631Y2 JP 1985013057 U JP1985013057 U JP 1985013057U JP 1305785 U JP1305785 U JP 1305785U JP H05631 Y2 JPH05631 Y2 JP H05631Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、60度の屈折した傾きを持つ支管と一
体化した、塩ビ製下水本管に用いられる短管に関
するものである。
〔従来の技術とその課題〕
一般に、下水道管きよ工事における管布設は、
これが長年使用に耐えなければならないことか
ら、管は定められた通り布設され、漏水等のない
ように施工しなければならない。そして、道路上
に開口された雨水ますあるいは汚水ます(以下、
公共ますという)と下水本管とを接続する取付管
は、一般には厚焼陶管が用いられているが、最近
では硬質塩ビ管が使用されるようになつた。
ここで、下水本管とは、主として、公道下に埋
設された雨水管または汚水管を指し、また、取付
管とは、各家庭の排水を前記下水本管に流すため
に、下水本管に対し次のように接続された取付管
をいう。すなわち、取付管は下水本管の中心線に
対し平面視で概ね直角とし、その接合箇所は下水
本管の中心線に対して下流側に概ね60度とし、し
かも、その接合箇所は下水本管の中心線より上側
面とし、勾配は10%以上、といつた規制によつて
接続されている。したがつて、かかる管の布設に
際しては、管を1本ずつ接合しながら土地を掘削
するのではなく、下水本管から公共ますまでの間
を完全に掘削したのち、勾配をととのえながら取
付管を接続する。そのため、これらの管の布設に
あたつては、各々の管の芯出し作業が重要となつ
ているが、取付管には、直管、曲管および支管の
各種の大きさのものが用意され、現場では作業者
の目の子により管の芯出しをしながら所定の布設
が行われている。
ところで、従来のツバ付支管(ツバ付ソケツト
管ともいう)には、芯出し作業をする上で、次の
ような不便があつた。先ず、従来の一般の下水道
管布設構造の概要を述べると、第2図および第3
図において、下水本管1と公共ます2とを接続す
る際、直管3および曲管4を用いて取付管を構成
する。ここにおいて、この曲管4と下水本管1と
は、ツバまたはスカート5と呼ばれる円弧状板体
を有する支管6を介在して、接合する。すなわ
ち、下水本管1に所定の通孔を穿設し、この通孔
を中心として前記支管6のツバ5と下水本管1の
外周面とを接合剤で接着する。更に詳しくいえ
ば、第3図に示すように(同図示では厚肉陶管を
下水本管1として図示したものであるが)、この
支管6は、塩ビ製のシートをブロー成形し水平カ
ツトすることにより形成した円弧状板体のツバ5
と、このツバ5の中心に穿設された孔の外周に立
設したフランジ7と、このフランジ7に接着剤で
接合され、かつ、ゴム輪8を内蔵した受口10を
有する塩ビ製の接続管9と、からなるものであ
る。したがつて、かかる支管6の受口10は下水
本管1に対し、斜めに向いて取付けられ、この接
続管9の中心線aは、平面視で下水本管1の中心
線bに対し、下流方向cに約60度の傾きをしてい
る。そして、公共ます2と接続するには、この支
管6にゴム管8を介して、例えば30度の曲管4を
挿入して接続することになる。その結果、取付管
3,4は下水本管1に対し平面視で直角(α=90
度)に布設されることとなり、前述の規制に合致
するようになる。
したがつて、取付管3,4は下水本管1の中心
線bに対し平面視で直角(α=90度)に布設しな
ければならないことから、前記60度形支管6に
は、必ず、第3図に示すように30度の曲管4を必
要としている。そのため、管布設工事に際し、30
度の曲管4をツバ付支管6の受口10に挿入した
際、この曲管4が受口10内で自由に向きを変え
られるので、この曲管4の向きが公共ます2に対
し定まりにくく、つまり、このツバ付支管4と公
共ます2との間の芯出しが困難となつている。
一方、ツバと、このツバの中心に穿設された孔
の外周に立設されたフランジと、このフランジに
接着剤で接合され、かつ、ゴム輪受口を有する接
続管とからなる支管において、前記接続管を比較
的長寸として、任意の角度に曲げるようにしたツ
バ付支管の構造が知られており(実公昭55−9752
号公報参照)、これが、既設の厚焼陶管製の下水
本管に取付管を接続するときに使用されている。
ところが、かかるツバ付支管では、前述の第2
図、第3図における曲管を必要とせずに、平面視
で既設の下水本管の中心線に対し取付管の接合箇
所が60度の傾きとなつて、前述の規制に合致でき
るものの、一旦、既設の下水本管に所定の通孔を
穿設すれば、ゴム輪受口の上下方向の向きが定め
られ、もし誤つて穿孔すれば(現場施工では手間
がかかるし、誤りが多い)、公共ます2との芯出
し作業が困難となり、ひいては、公共ますと取付
管との接合が困難となる、という未解決の問題が
あつた。
また、道路構造が高度化されている現在、この
種のツバ付支管も、当然、強度の高いものが要求
されているが、かかる提案のツバ付支管では、ゴ
ム輪受口をもつ接続管と、ツバ(接合フランジ)
とは別体に構成されて、現場施工による接着接合
か、モルタルの盛付けによる固着か、弾性ツバに
接続管を圧入して摩擦接触による固着か、の方法
がとられているので、かかる提案のツバ付支管を
塩ビ製下水本管に適用できたとしても、長期間使
用に耐えなければならない下水本管にとつて、そ
の接続強度に不安がある、という問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、これらの問題を一挙に解決し
ようとして案出されたもので、その要旨とすると
ころは、公共ます2から延設した取付管3を塩ビ
製下水本管1に接続した管布設構造において、前
記下水本管1の管路の途中に、該下水本管1の中
心線b回りに回動自在に短管11を設け、該短管
11に設けた通孔13の周辺より立設され、か
つ、下水本管の中心線bに対し下流側に略60度に
屈折された傾きをもつフランジ14を設け、該フ
ランジ14の内周に、受口ストツパー14′を形
成し、該受口ストツパー14′に当接するように、
略60度に屈折された枝管12の差口を工場生産に
より挿入・装着して一体的に設けるか、または、
該短管11に設けられた通孔13の周辺より立設
され、かつ、下水本管の中心線bに対し下流側に
屈折された略60度の傾きを根元部にもつ枝管12
を、前記短管11に工場生産により予め一体的に
設け、該枝管12の開口側に、短管側に向けスカ
ート状に拡径され、かつ、ゴム輪8を有する受口
10を設けると共に、該受口10の中心線dを下
水本管1の中心線bに直交させて前記取付管3を
挿入可能とし、該受口1の根元部に漏斗状に縮径
され、かつ、取付管3の一端が当接可能の縮径部
15を設けたことを特徴とする60度支管付塩ビ製
下水本管用短管にある。
〔実施例〕
以下、本考案の構成を添付図面に示す実施例に
より詳細に説明する。第1図において、本実施例
の下水本管用短管11は、小または中口径125〜
250mmの硬質塩ビ製であつて、片受、片差し継
手を両端に備えている。この短管11の本体1
1′には、第3図示の接続管9に該当する枝管1
2用の通孔13を開設し、この通孔13の外周に
本体11′の中心線bに対し、下流方向cに約60
度の傾きを持たせたフランジ14を立設してい
る。このフランジ14の根元部では、その内面に
段部14′を形成して、いわゆる受口ストツパー
としており、また、このフランジ14はその中心
線aに沿うように直線状に形成され、しかも前記
のごとく、このフランジ14の中心線aは本体1
1′の中心線bに対し約60度の傾きを持たせてい
る。そして、この段部14′には、前記枝管12
を挿入・接着して一体化するようにしている。な
お、本実施例のごとく、枝管12と本体11′と
をそれぞれ別体に成形した後、両者を一体化する
のは、単に塩ビ材料の成形上の問題であつて、そ
の成形に特別な金型を使用すれば、最初から一体
化してもよい。そして、この枝管12にはスカー
ト状に拡径した受口10やゴム輪8を備えてお
り、しかも、この受口10の根元部には、漏斗状
に縮径された縮径部15を備え、この縮径部15
と連設した枝管12の開口端部を前記段部14′
に当接する迄、挿入しフランジ14と接着接合す
る。
ここで、受口10の中心線dは下水本管の中心
線bに対して直交(α=90度)しており、したが
つて受口10は本体11′に対し直角方向に開口
されている。その結果、かかる短管11を「ゴム
輪受口枝付き短管」の一体化された単品として生
産出荷することができる。
次に、本実施例の作用を述べる。小集落排水に
おける下水道管きよ工事を行う際には、その現場
に、本実施例の単品として出荷された下水本管用
短管11、すなわち「ゴム輪受口枝付き短管」を
用意し、この短管11を、従来例で説明したよう
に、布設中の下水本管1の先端側に片受または片
差しの継手を介して接合する。次いで、公共ます
2から延設された分岐管16を短管11の受口1
0に挿入する。このとき、下水本管1に対し短管
11を回動して接合するので、短管11の受口1
0の上下方向の向きが調節できて公共ます2との
芯出しが更に容易にできる。しかも、分岐管16
がスカート状に拡径した受口10内で中心線dの
方向を微調整できるので、公共ます2から延設さ
れた分岐管16に対し齟齬があつてもその調整が
容易にできる。かような管布設工事をすれば、分
岐管16の芯出し作業は容易となり、しかも、枝
管12には短管11に対し60度の傾きがあるか
ら、下水道布設規則にも適合させることができ
る。
また、フランジ14に補強リブ17を傾き側空
間に設ければ、補強され信頼性が向上する。そし
て、フランジ14の高さhを大とすれば、枝管1
2とフランジ14とは接着結合により強固となる
が、hを大とすれば、全体が大型化し、本考案の
目的の一つに合致しなくなる。そのため、高さh
の値は各種試験により模索した結果、次の値が好
ましいことが判明した。すなわち、下水本管の小
または中口径の場合、下水本管用短管11自体を
ブロー成形により高さhを得るとすれば、その肉
厚に限界があること、また、高さhを極端に零と
すれば、分岐管16から短管11への流入が下流
方向cに対し逆流すること、の制約、およびコン
パクト化の目的に沿うようにして、例えば、分岐
管16の口径200mmに対し高さhを43mm、150mm
に対し高さhを39mmが好ましく、一般に、分岐
管16の口径に対し 0.3<h<0.13 の範囲が好ましいことが判明した。
〔考案の効果〕
本考案によれば、 下水本管に取付管を接続するに際し、下水本
管用短管自体に、下流側に略60度に屈折された
傾きを持ち、かつ、取付管を挿入する開口側が
下水本管に直交して開口された枝管を、工場生
産により予め一体的に設けたので、下水本管に
通孔を穿設する手間が省略できると共に、この
短管が下水本管の中心線回りで回転できるの
で、公共ますから延設された取付管の上下方向
の調節が可能となり、管布設が容易にできる。
枝管の受口の開口側を、短管側に向けスカー
ト状に拡径し、根元側を漏斗状に縮径したの
で、この受口に挿入される取付管の方向にゆと
りができて、固定状態の下水本管と、固定状態
の公共ますとの間に齟齬があつても、現場施工
がきわめて楽になる。
短管の通孔の周辺に屈折して立設されたフラ
ンジを受口とし、その内面に受口ストツパーを
設け、このフランジ受口に、屈折された枝管の
差口を、この短管に工場生産により挿入・接着
して一体的に設けたので、あるいは、この通孔
の周辺から屈折して設けた根元部をもつ枝管
を、この短管に工場生産により一体的に設けた
ので、取付管に管軸方向の荷重がかかつても、
枝管と下水本管用短管とは強固に一体的にして
いることから、取付管の荷重を強固に支持する
ことができ、下水管きよ用資材としての信頼性
が向上する。
短管の通孔の周辺から屈折して設けた根元部
をもつ枝管であるので、略60度の角度を確保し
ながら、全体をコンパクトに構成することがで
きる。
よつて、工場生産された単品としての取扱いが
容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部断面図、第2図
は従来例の下水道の管布設を示す断面図、第3図
は第2図の拡大平面図である。 10……受口、11……短管、12……枝管、
a……フランジおよび短管の中心線、b……下水
本管の中心線、d……受口の中心線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 公共ます2から延設した取付管3を塩ビ製下水
    本管1に接続した管布設構造において、 前記下水本管1の管路の途中に、該下水本管1
    の中心線b回りに回動自在に短管11を設け、 該短管11に設けた通孔13の周辺より立設さ
    れ、かつ、下水本管の中心線bに対し下流側に略
    60度に屈折された傾きをもつフランジ14を設
    け、該フランジ14の内周に、受口ストツパー1
    4′を形成し、該受口ストツパー14′に当接する
    ように、略60度に屈折された枝管12の差口を工
    場生産により挿入・接着して一体的に設けるか、
    または、該短管11に設けられた通孔13の周辺
    より立設され、かつ、下水本管の中心線bに対し
    下流側に屈折された略60度の傾きを根元部にもつ
    枝管12を、前記短管11に工場生産により予め
    一体的に設け、 該枝管12の開口側に、短管側に向けスカート
    状に拡径され、かつ、ゴム輪8を有する受口10
    を設けると共に、該受口10の中心線dを下水本
    管1の中心線bに直交させて前記取付管3を挿入
    可能とし、該受口1の根元部に漏斗状に縮径さ
    れ、かつ、取付管3の一端が当接可能の縮径部1
    5を設けたことを特徴とする60度支管付塩ビ製下
    水本管用短管。
JP1985013057U 1985-01-31 1985-01-31 Expired - Lifetime JPH05631Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559752U (ja) * 1978-07-04 1980-01-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559752U (ja) * 1978-07-04 1980-01-22

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JPS61129988U (ja) 1986-08-14

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