JP2526310Y2 - マンホール用継手およびマンホール - Google Patents

マンホール用継手およびマンホール

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JP2526310Y2
JP2526310Y2 JP1990098901U JP9890190U JP2526310Y2 JP 2526310 Y2 JP2526310 Y2 JP 2526310Y2 JP 1990098901 U JP1990098901 U JP 1990098901U JP 9890190 U JP9890190 U JP 9890190U JP 2526310 Y2 JP2526310 Y2 JP 2526310Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はマンホールと、流入管や流出管とを接続する
マンホール用継手に関する。
特に、汚水マスであるマンホールに適しているマンホ
ール用継手に関する。
(従来の技術) 従来、汚水マスと流入管や流出管とを接続するには、
種々な接続構造や継手が知られている。
例えば、実公昭61−17093号公報には、汚水マスの流
入口および流出口に球殻状の膨出部を設け、この膨出部
内に、球体の両端を平行面により裁断した形状をなす球
面状外面を有する受け筒体を転向自在に嵌着させ、この
受け筒体の嵌挿孔に流入管や流出管を接続することによ
り、この接続した流入管や流出管が上下左右の多様な角
度に対応できるようにされている。接続構造が記載され
ている。又、サドルを有する管継手としては、実公平1
−28150号公報に、マンホールの側壁に沿うように湾曲
されたサドルの中央部に孔が設けられ、この孔に短管が
内挿されて、サドルが短管に取り付けられたマンホール
用継手が記載されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、実公昭61−17093号公報に記載されている汚
水マスでは、次のような問題がある。
即ち、一般に、汚水マスに流入管や流出管を接続する
には、汚水マスを地中に設置し、その後、この汚水マス
に流入管や流出管を配管する。その際、流入管や流出管
の管の長さが丁度汚水マスと接続できる長さとなってい
れば問題ないが、通常、管の長さを正確に切断すること
は困難である。もし、管の長さが不足すると、流入管や
流出管と汚水マスとが接続できない。又、管が長過ぎる
と、流出管や流入管が、汚水マスと接続する管との間に
入らなくなるという問題がある。すなわち、このような
問題が生じるのは、受け筒体の奥部内側には係止凸部が
設けられているからである。
又、実公平1−28150号公報に記載されているマンホ
ール用継手では、短管の内部に管が挿入され、この短管
内を接続する管が自由に前後に動くことができるので、
流入管や流出管の長さに変動があっても、継手内に挿入
する長さが加減することにより上述のような問題は解決
できるが、この継手では短管の先端を上下、左右に動か
すことができないという問題がある。
即ち、汚水マス等のマンホールに配管するときには、
既に述べたように、マンホールを地中に設置し、その後
に配管するが、マンホールと配管との位置が少し位ずれ
ることはしばしば起こる。しかし、実公平1−28150号
公報に記載されているように、マンホール用継手がマン
ホールに動かないように固定されていると、マンホール
用継手と、流入管や流出管とが上下あるいは左右にずれ
たとき、接続できないという問題が生ずる。
本考案の目的は上記のような問題を解決して、流入管
や流出管の長さが多少変動しても接続できるように、こ
の流入管や流出管を管継手の中に挿入し、前後に動かす
ことができ、又、管がずれても接続できるように、管を
挿入する継手の挿入部の向きを上下、左右に動かすこと
ができるマンホール用継手を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記問題を解決し、上記目的を達成するた
めになしたものであって、短管の一端部が球殻状に膨出
された膨出部とされ、この膨出部内に球体の両端を平行
面により裁断した形状をなす球面状外面を有する管挿入
用のアダプターが回転自在に嵌合され、前記短管がマン
ホールの側壁内に埋設されて使用されるマンホール用継
手において、前記短管の他端部がラッパ状に拡大されて
拡大部とされ、かつ、アダプターの管挿入孔の内径が全
長にわたってほぼ同径とされているマンホール用継手で
ある。
本考案マンホール用継手は、短管お外周面をマンホー
ルの側壁に固着し、アダプターの中に流入管や流出管を
挿入して、マンホールと流出管や流入管とを接続する。
この際、アダプターは短管の膨出部内に三次元的回動
ができるようになっているが、この短管とアダプターと
の間からの流体の洩れ防止をより完全にするために、こ
の間にゴムリングの如きシーリング材を設けるとよい。
又、流入管や流出管とアダプターとの間からの流体の
洩れ防止をより完全にするために、同じく、ゴムリング
の如きシーリング材をアダプター内面に設けるとよい。
又、本考案の短管とマンホールとの接続を施工し易く
するために、短管にサドルを設けるとよい。
このサドルの取り付け位置は短管の外周面のどこに取
り付けてもよいが、膨出部と拡大部との間が狭くなって
いて、動かないように取り付け易いので、この膨出部と
拡大部との間の外周面に取り付けるのがよい。
かかるサドル付き継手の製造方法の1例を示すと、サ
ドルのほぼ中央部に短管取り付け孔を設け、この中に短
管を挿入し、固着した後、この短管の一端を膨出させて
膨出部を、他端部を拡大させて拡大部を設け、膨出部に
アダプターを嵌合すると、サドルの取り付けられたマン
ホール用継手ができる。
このサドル付きマンホール用継手はサドルをマンホー
ルの側壁に固着し、アダプターの中に流入管や流出管を
挿入して使用する。この際、サドルをマンホールの側壁
に沿うように湾曲させていると、マンホールの側壁にし
っかりと固着できるので良い。
(作用) 本考案マンホール用継手は、短管の外周面をマンホー
ルの側壁に固着し、アダプターの中に流入管や流出管を
挿入して、マンホールと流入管や流出管とを接続する。
すると、アダプターは、短管の膨出部の中に三次元的に
回動できるように嵌合されているから、アダプターに挿
入された流入管や流出管は、自由に向きを変えることが
できる。
従って、マンホールの取り付けられるマンホール用継
手と、流入管や流出管とが上下、左右にずれていても、
この流入管や流出管の向きを変えることにより、接続で
きる。
又、アダプターの管挿入孔の内径は全長にわたってほ
ぼ同径であるから、すなわち、管挿入孔の奥部内側には
従来の係止凸部が存在しないから、流出管や流入管をア
ダプターの筒状体の中に挿入してマンホールと流入管や
流出管とが接続されるから、流出管や流入管の長さが少
し位変動しても、アダプターの中に挿入する長さを加減
することにより接続できる。
又、サドルが取り付けられたマンホール用継手を使用
すると、このサドルをマンホールの側壁に取り付けるこ
とにより、簡単に、マンホールに継手が取り付けられ
る。
(実施例) 第1図および第2図はそれぞれ本考案マンホール用継
手を使用してマンホールと流入管や流出管を接続した例
を示すもので、第1図は本考案マンホール用継手の1例
を使用したマンホールの断面図、第2図は本考案マンホ
ール用継手の他の例を使用したマンホールの主要部を示
す断面図である。
第1図において、1はマンホールであり、このマンホ
ール1は円筒状の側壁11と底壁12とからなる。
Aはマンホール用継手であり、このマンホール用継手
Aは短管2と管挿入用のアダプター3とからなってい
て、マンホール1の側壁に取り付けられている。
短管2は一端部が球殻状に膨出している膨出部21と、
他端部がラッパ状に拡大している拡大部22とからなって
いる。
アダプター3は球体の両端が平行面により裁断された
球面状の外面を有しており、上記短管2の膨出部21内に
回転自在に嵌合されている。アダプター3は接続される
流入管4や流出管5の外径よりやや大きい管挿入孔33を
有している。この管挿入孔33の内径は、後述のゴムリン
グ32が設けられる環状溝を除いて、全長にわたって同径
とされている。
アダプター3と膨出部21との間から流体が洩れないよ
うに、アダプター3の外周面には、環状溝が設けられ、
この環状溝にガムリング31が設けられている。又、アダ
プター3と挿入される管との間から流体が洩れないよう
に、アダプター3の管挿入孔33の内周面には、環状溝が
設けられ、この環状溝にゴムリング32が設けられてい
る。
4は流入管であり、5は流出管である。
これ等の流入管4および流出管5はそれぞれマンホー
ル用継手Aのアダプター3、3挿入されている。
6はマンホール1の底壁12に設けられたインバートで
ある。
次に、このマンホール用継手Aの施工方法を説明す
る。
先ず最初に、マンホール1を作成し、このマンホール
1の側壁11の適宜箇所に流入管4と流出管5とを取り付
ける孔を開け、この孔のそれぞれに、マンホール用継手
Aを挿入し、マンホール1の側壁11とマンホール用継手
Aの外周面との間の隙間にモルタルを充填して、側壁11
とマンホール用継手Aの外周とを水密に固着する。
これを施工現場に運び、施工現場で、土地を掘り起こ
してマンホール1の入る穴を設け、ここにマンホール1
を設置し、流入管4および流出管5の端部をマンホール
用継手Aのアダプター3に挿入する。
このとき、流入管4または流出管5とアダプター3の
位置が少しずれていても、アダプター3が回転できるの
で、流入管4または流出管5とを支障なくアダプター3
に挿入できる。又、管挿入孔33の内径が全長にわたって
同径とされているので、流入管4または流出管5が少し
長かったり、短かかっても、流入管4または流出管5を
アダプター3へ挿入する長さを加減することにより、支
障なく接続できる。
流入管4および流出管5がマンホールに接続される
と、マンホール1の底壁12にモルタルを流し込み、イン
バート6を設け、汚水がマンホール1内に留まらないよ
うにする。
マンホール1の周りに土を埋め戻すとマンホール1の
施工は終了する。
第2図に示される実施例について説明する。
第2図に示される実施例では、マンホール用継手A
に、マンホール1の側壁に沿うように湾曲しているサド
ル7が取り付けられていること、および、このサドル7
の内面をマンホール1の側壁11の外周面に沿って接着さ
せて、マンホール1の側壁にマンホール用継手Aを取り
付けることが異なる。その他は第1図に示された実施例
と同じ構造であり、同じ施工方法で施工される。
(考案の効果) 本考案マンホール用継手のアダプターが短管の膨出部
内に三次元的に回動自在に、嵌合されているから、マン
ホールと流入管や流出管とがずれても、アダプターを三
次元的に回動させて、流入管や流出管を支障なくアダプ
ターに挿入できる。
又、アダプターの管挿入孔の内径が全長にわたってほ
ぼ同径とされているので、管挿入孔に挿入した流入管ま
たは流出管を前後に移動させてヤリトリを行えるから、
流入管や流出管の長さが多少変動しても、挿入長さを加
減することにより、支障なく接続できる。
このように、本考案マンホール用継手を使用すると、
マンホールと流入管や流出管とが、支障なく、且つ、簡
単に接続できるので、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案マンホール用継手
を使用してマンホールと流入管や流出管を接続した例を
示すもので、第1図は本考案マンホール用継手の1例を
使用したマンホールの断面図、第2図は本考案マンホー
ル用継手の他の例を使用したマンホールの主要部を示す
断面図である。 1:マンホール、11:側壁、A:マンホール用継手、2:短
管、21:膨出部、22:拡大部、3:アダプター、33:管挿入
孔、4:流入管、5:流出管、7:サドル。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】短管の一端部が球殻状に膨出された膨出部
    とされ、この膨出部内に球体の両端を平行面により裁断
    した形状をなす球面状外面を有する管挿入用のアダプタ
    ーが回転自在に嵌合され、前記短管がマンホールの側壁
    内に埋設されて使用されるマンホール用継手において、
    前記短管の他端部がラッパ状に拡大されて拡大部とさ
    れ、かつ、アダプターの管挿入孔の内径が全長にわたっ
    てほぼ同径とされていることを特徴とするマンホール用
    継手。
  2. 【請求項2】マンホールの側壁に沿うように湾曲してい
    るサドルのほぼ中央部に短管取り付け孔が形成され、こ
    の短管取り付け孔に短管が内挿され、短管の膨出部と拡
    大部との間にサドルが固着されていることを特徴とする
    請求項1記載のマンホール用継手。
  3. 【請求項3】流入口側または流出口側の少なくとも一方
    の側壁内に、請求項1記載のマンホール用継手がその拡
    大部を内側に向けて埋設されていることを特徴とするマ
    ンホール。
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