JP2930924B2 - 滝落し可能の塩ビ製会所ますの構築法 - Google Patents

滝落し可能の塩ビ製会所ますの構築法

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JP2930924B2 JP34212397A JP34212397A JP2930924B2 JP 2930924 B2 JP2930924 B2 JP 2930924B2 JP 34212397 A JP34212397 A JP 34212397A JP 34212397 A JP34212397 A JP 34212397A JP 2930924 B2 JP2930924 B2 JP 2930924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、滝落し可能の塩ビ製会
所ますの構築法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の塩ビ製会所ます、特に公共用塩
ビ製会所ますを設けた排水設備は、例えば、実開平4−
65882号公報で示されている。
【0003】これを図3により説明する。図中、21は
公共用塩ビ製会所ます20の会所ます本体で、この会所
ます本体21には、上向きに点検筒22が接続部23を
介して接続され、上流側に宅内流入管24が接続部25
を介して接続され、下流側に取付管(流出管)26が接
続部(自在継手)27を介して接続されている。
【0004】この会所ます本体21では、その上流側接
続部25と下流側接続部27とは、これらの接続部口径
の半径寸法以上の水平落差(単なる落差をいう)を設け
ると共に、これらの接続部の管底を滑らかな弯曲面で結
んで構成されている。なお、28は公共用塩ビ製会所ま
す20を保護する保護鉄蓋を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
排水設備には、次のような問題があった。 1)この会所ます本体21では、上流側の接続部25と
下流側接続部27との落差がこれらの接続部25,27
の開口径の半径程度でそれ程大きく形成できないことか
ら、この会所ます本体21は山間地等の傾斜地における
宅内排水設備には採用できない。
【0006】すなわち、排水管の口径100mmφに対し
勾配2/100のように、宅内排水管の勾配は決められ
ており、したがって、この会所ます本体21を傾斜地に
用いると、図3における勾配急な取付管26のように、
下流側の流出管を急な勾配にせざるを得ず、ひいては、
決められた勾配の宅内排水設備には、この会所ます本体
21は採用できない。
【0007】2)一般に、下流側の排水設備は既設され
ていて、会所ます本体21の下流側の向きは略変更でき
ない状態になっている。一方、上流側の流入管は、施工
現場によって複雑多岐にわたるので、この種の上、下流
側の接続部25,27が一体化した会所ます本体21を
用いると、水平方向の流入角の変わった上流側の接続部
25をもつ会所ます本体21を幾種類も用意しなければ
ならない。その上、この会所ます本体21では、滝落し
落差には使用できない。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、かかる
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、1)生産工場において、上端に掃除口用蓋を
もつ点検筒を1つの塩ビ製パイプで構成し、該点検筒用
パイプ内でその下端側に、凹状弯曲面をもつ底部と、前
記点検筒用パイプより小径で該パイプの外周より突出
し、かつ、前記底部の最底部とその管底とを一致させた
水平状の1つの流出管部と、を固着構成した会所ますを
製造した後、該会所ますを持込んだ施工現場において、
当該現場に合せて流入口を前記点検筒に穿設し、引続い
て該流入口の外周面に、外向き弯曲フランジを一端にも
ち、かつ、該フランジの稜線と直交した接続短管をもつ
90°支管の該フランジを取付けることにより、当該施
工現場における流入管の水平方向および滝落し落差の高
さに合せるようにしたことを特徴とする滝落し可能の塩
ビ製会所ますの構築法にあり、また、2)請求項1の流
出管部の基部外周をオ−バレイして補強した滝落し可能
の塩ビ製会所ますの構築法にある。
【0009】
【作用】傾斜地あるいは雛壇状の造成地で、塩ビ製会所
ますに滝落し配管をする場合には、流出管部と底部とか
らなるインバ−ト部を、予め生産工場で構成した塩ビ製
パイプからなる点検筒をそこへ持込み設置し、次いで、
この点検筒の側壁に流入口をあけ、そこに、外向き弯曲
フランジを一端にもち、かつ、該フランジの稜線と直交
した接続短管をもつ90°支管(つば付ソケットともい
う)を取付け、この90°支管に流入管を接続する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を添付図面に示す実施例に
より詳細に述べる。図1および図2において、本実施の
形態例の公共用会所ますの点検筒1は、1本の、例えば
径300mmφの塩ビ製パイプで本体1aを構成し、その
下端側には、上げ底高さH(例えば100mm)を介し
て、流出管2(すなわち、流出管部)を点検筒1から突
出させて生産工場で溶接して取付ける。
【0011】この上げ底高さHは、外向き弯曲フランジ
4を一端にもち、かつ、該フランジ4の稜線と直交した
接続短管をもつ90°支管3の該フランジ4の稜線の張
出し長さLに略等しくしている。この流出管2は約16
mmφの塩ビ製短パイプで構成され、その基部外周には
FRPをオ−バレイ11して補強している。この点検筒
1の上端には掃除口用蓋10が取付けられる。
【0012】点検筒1の下端側には、凹状弯曲面をもつ
上げ底(底部)5が溶接または接着等により、前記上げ
底高さHをもって設けられ、この上げ底5と下端板6と
で形成される上げ底空間には、充填材7が充填されてい
る。この充填材7には砂や発泡ウレタンが用いられる。
【0013】以上のような点検筒1を現場に設置した
後、この点検筒1の側壁に、現場に合せて、つまり滝落
し落差および水平方向を合せて流入管8の流入口9を穿
設する。但し、この流入口9の高さは最大約60cm以内
のものにすることが好ましい。この流入口9の外周面を
取り囲んで90°支管3のフランジ4を接着剤で取付け
る。この接着接合は、90°支管に無理な力が作用せ
ず、設計どおりの接合となって信頼性を損なわない。し
たがって、この実施例の公共用会所ますは、滝落し配管
専用のものとなる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、 1)滝落し可能の会所ますを、底部および流出管部から
なる部材と、1つの塩ビパイプの点検筒(すなわち寸胴
体)とで構成したので、場所を取らず、かつ、きわめて
安価な滝落し可能の会所ますにすることができると共
に、特に、流出管部を、生産工場にて、点検筒の下端側
の外周より水平状に突出させたので、点検筒の径が流出
管部の径に制約されず、したがって、小径化せずして点
検筒としての機能を発揮できる。
【0015】2)流入口を施工現場に合せて穿設して、
90°支管を取付けるので、滝落し落差の高さや水平方
向の向きを現場に正確に合せることができ、ひいては、
傾斜地の地表勾配に変化があっても、1種の会所ますで
足りると共に、施工が確実に可能となり、施工の信頼性
が向上する。
【0016】3)流入口の穿設や90°支管の取付け
は、簡単な作業ですむことから、滝落し可能のコンクリ
−ト製会所ますに比べ、塩ビ製流入管や流出管との接続
性の向上と共に、施工がきわめて簡単にすむ。
【0017】4)点検筒の下端側の外周に1つの流出管
部を水平状に突出したので、いわゆる横型会所ますに施
工する標準的な施工法が適用(公共ますは上面を必ず水
平に据付ける)され、会所ますの設置に安定性を確保
し、かつ、上方からの荷重が流出管側へ伝わらず、した
がって、前記2)、3)の施工の容易と相俟って更に施
工が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一部断面側面図である。
【図2】(A)は図1の要部平面図、(B)は側断面図
である。
【図3】従来例である。
【符号の説明】
1…点検筒、2…流出管、3…90°支管、4…フラン
ジ、5…上げ底、8…流入管、10…掃除口用蓋

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産工場において、上端に掃除口用蓋を
    もつ点検筒を1つの塩ビ製パイプで構成し、該点検筒用
    パイプ内でその下端側に、凹状弯曲面をもつ底部と、前
    記点検筒用パイプより小径で該パイプの外周より突出
    し、かつ、前記底部の最底部とその管底とを一致させた
    水平状の1つの流出部と、を固着構成した会所ますを
    製造した後、 該会所ますを持込んだ施工現場において、当該現場に合
    せて流入口を前記点検筒に穿設し、引続いて該流入口の
    外周面に、外向き弯曲フランジを一端にもち、かつ、該
    フランジの稜線と直交した接続短管をもつ90°支管の
    該フランジを取付けることにより、当該施工現場におけ
    る流入管の水平方向および滝落し落差の高さに合せるよ
    うにしたことを特徴とする滝落し可能の塩ビ製会所ます
    構築法。
  2. 【請求項2】 請求項1の流出管部の基部外周をオ−バ
    レイして補強した滝落し可能の塩ビ製会所ますの構築
    法。
JP34212397A 1997-11-26 1997-11-26 滝落し可能の塩ビ製会所ますの構築法 Expired - Lifetime JP2930924B2 (ja)

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