JP3462772B2 - ラジオ受信機 - Google Patents
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Description
演算処理装置)に応じて特性の設定が可能なラジオ受信
機に関する。
ルに応じてRF信号のレベルを一定レベルにするRF−
AGC回路、IF信号レベルに応じてRF信号のレベル
を一定にするIF−AGC回路、受信電界強度が一定レ
ベル以上になると放送局があると検出する局検出回路等
の機能を有している。これらの機能は、制御対象となる
信号レベルと基準値とを比較し、その比較結果で駆動さ
れるものである。このように比較結果で駆動される機能
は、上記の回路に限らない。
る基準値データを受け、基準値データに応じて基準電圧
を設定する回路を含むラジオ受信機を示している。外部
CPU1からラジオ受信回路2に基準値データがシリア
ル形態で転送されると、基準値データはデータ入出力回
路3に取り込まれ、さらにデータに応じて制御信号が例
えば局検出回路4に印加される。局検出回路4は、比較
回路5と、抵抗値がそれぞれR、2R、4R及び8Rで
ある抵抗と、抵抗にそれぞれ接続されるトランジスタT
R1〜TR4とを含む。制御信号に応じてトランジスタ
TR1〜TR4がオンまたはオフすることによって、抵
抗R〜8Rの組み合わせを変更させることができ、組み
合わせに応じて基準電圧が変更される。
では、基準値を定めるための制御信号は局検出回路4に
印加されるのに限ったことではなく、他にも利用回路6
として示されるようなRF−AGC回路やIF−AGC
回路等にも基準電圧を設定するために制御信号がデータ
入出力回路3から発生する。よって、基準電圧を必要と
する回路が増大すると、局検出回路4の如き抵抗やトラ
ンジスタの素子が増大する。その為、前記トランジスタ
を制御するための制御信号の本数が増え、その結果ラジ
オ受信回路2内で制御信号の信号線の引き回しが増える
という問題があった。
方式のラジオ受信回路と、周波数データに応じて前記ラ
ジオ受信部に印加される局部発振信号の周波数を制御す
る周波数制御回路と、受信周波数に応じて前記周波数デ
ータを出力する制御回路とを備えるラジオ受信機におい
て、前記制御回路は、前記ラジオ受信回路内の利用回路
の基準値に対応する基準値データを出力するとともに、
前記周波数制御回路は、前記基準値データを基準値に変
換して基準値を発生する基準値発生回路を含むことを特
徴とする。
なくともRF−AGC回路、IF−AGC回路または放
送局検出回路であることを特徴とする。
準値データとを組み合わせて、シリアルデータとして送
ることを特徴とする。
数制御回路とを同一半導体基板上に集積化し、前記基板
上で局部発振周波数を制御するとともに、変換された基
準値を各種回路に印加させることを特徴とする。
く、基準値データも周波数制御回路に印加し、周波数制
御回路において基準値データを基準に変換して、電圧信
号としてラジオ受信回路の利用回路に印加する。その
為、利用回路には1本の電圧信号が対応する。
図であり、10は可変利得を有し、受信RF信号を増幅
するRF増幅回路、11は局部発振信号を発生する局部
発振回路、12は局部発振信号に応じてRF信号をIF
信号に周波数変換する混合器、13はIF信号の周波数
帯域を制限するIFフィルタ、14はIFフィルタ13
の出力信号を振幅制限するIFリミッタ、15は混合器
12の出力信号をレベル検波するレベル検波回路、16
はレベル検波回路15の出力信号と基準電圧とを比較し
て、比較結果に応じてRF増幅回路10の利得を変更す
る比較回路、17はIFリミッタ14の出力信号をレベ
ル検波するレベル検波回路、18はレベル検波回路17
の出力信号を基準値と比較し、基準値より高いと局検出
信号を発生する比較回路である。
L制御回路であって、20はCPU1からのデータを取
り込む入力部、21は入力部18の出力データをラッチ
するラッチ回路、22は局部発振回路11とPLLルー
プを構成し、ラッチされた分周データにより局部発振回
路11の局部発振周波数を制御するPLL制御部、23
はラッチされた第1基準値データをD/A変換して、比
較回路16の基準値を生成する第1D/A変換器、24
はラッチされた第2基準値データをD/A変換して、比
較回路18の基準値を生成する第2D/A変換器であ
る。尚、基準値データは1〜10ビットで構成される
が、図1では基準値データが4ビットで構成されるの
で、D/A変換器23及び24も4ビットに対応するも
ので構成される。
びPLL制御回路19は独立した半導体基板上に集積化
されている。
び/または基準値データを含むシリアルデータが転送さ
れると、入力部20に取り込まれる。入力部20に取り
込まれたデータは、ラッチ回路21に転送されてラッチ
される。ラッチされることで、分周データはPLL制御
部22に、第1及び第2基準値データは第1及び第2A
/D変換器23及び24に印加される。局部発振回路1
1及びPLL制御部22によって、一般に知られる構成
のPLLループが構成される。従って、分周データが与
えられると、分周データに対応した局部発振周波数の信
号が局部発振回路11から発生し、その結果希望の放送
局が受信される。
3でアナログ値に変換され、このアナログ値は第1基準
値として比較回路16の負入力端子に印加される。レベ
ル検波回路15及び比較回路16はIF−AGC回路と
して機能し、A/D変換器23の出力信号はこのIF−
AGC回路の基準値となる。混合回路12の出力IF信
号はレベル検波回路15でレベル検波され、比較回路1
6でレベル検波回路15の出力信号と基準値とが比較さ
れる。比較差に応じた比較回路16の出力信号に基づ
き、RF増幅回路10の利得が変更される。このような
IF−AGC回路によって、RF信号が所定レベル以上
より高くならないように制御される。この所定レベル
を、基準値を変更することによってIF−AGC回路の
特性を変更することが可能である。
ナログの第2基準値に設定される。第2基準値は比較回
路18の負入力端子に印加される。リミッタ回路18の
出力信号はレベル検波回路17でレベル検波された後、
検波出力信号は比較回路18で第2基準値と比較され
る。検波出力信号が第2基準値より高いと局検出信号が
比較回路18から発生する。そして、第2基準値を変更
することによって、局検出レベルが変更される。
合、分周データを変更することで局部発振周波数を変更
し、その結果受信RF信号の周波数が変更される。その
場合のデータ転送は、受信局変更前と同一の第1及び第
2基準値データに、変更された分周データを付加して行
われる。その為、PLL制御部22の分周データのみが
変更され、比較回路16及び18の基準値は変更されな
い。
値データをアナログ値に変換して、アナログ信号をラジ
オ受信回路に与えているので、比較回路16及び18の
基準値は外部回路から1本の信号ラインで与えられる。
その為、ラジオ受信回路2内での制御信号の信号線によ
る引き回しを削減できる。
のデータ転送は、分周データに基準値データを付加して
シリアルデータ方式で可能になるので、CPU1及びP
LL制御回路19の間のデータ線を1本で構成すること
ができる。
路19とを同一の半導体基板上に集積化した実施の形態
を示している。図2において、CPU1から入力された
分周データに応じて、同一の半導体基板上で局部発振信
号の周波数を制御することができる。また、基準値デー
タはPLL制御回路19で基準値に変換された後、単一
の信号ラインで基準値をラジオ受信回路2の比較回路1
6及び18に伝送することが可能である。その為、図1
と同様、ラジオ受信回路2内で信号ラインの引き回しを
削減することができる。
によって実施形態を示していたが、これに限らずAM受
信機にも本発明を適用することができる。また、図1及
び図2のように、IF−AGC回路や局検出回路に限ら
ず、RF−AGC回路や電界強度に基づいてステレオ分
離度を変更する回路等の基準値の必要な回路に本発明を
適用することも可能である。さらに、図1及び図2の第
1及び第2D/A変換回路23及び24としては、これ
に限らずデコーダで構成しても基準値を発生させること
が可能である。
ラジオ受信回路内で制御信号の信号線の引き回しを大幅
に削減することができる。特に、ラジオ受信回路をIC
化した場合には、信号線の削減によりチップ面積を削減
することができる。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 ヘテロダイン方式のラジオ受信回路と、外部からデジタルの周波数データ及び複数の基準値デー
タがシリアル転送される入力部と、 前記入力部に転送された前記周波数データ及び前記基準
値データをラッチするラッチ回路と、 前記周波数データに応じて前記ラジオ受信部に印加され
る局部発振信号の周波数を制御する周波数制御回路と、 前記基準値データをデジタル−アナログ変換して、前記
ラジオ受信回路内の各種回路の基準電圧を出力する複数
のD/A変換回路とが、単一の半導体基板上に集積化さ
れて成ること を特徴とするラジオ受信機。 - 【請求項2】 前記ラジオ受信回路内の各種回路は、R
F−AGC回路、IF−AGC回路、放送局検出回路、
電界強度に基づくステレオ分離度を制御する回路のう
ち、2以上の回路の組み合わせであることを特徴とする
請求項1記載のラジオ受信機。
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