JP3461726B2 - 防犯警報装置 - Google Patents

防犯警報装置

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JP3461726B2 JP18618798A JP18618798A JP3461726B2 JP 3461726 B2 JP3461726 B2 JP 3461726B2 JP 18618798 A JP18618798 A JP 18618798A JP 18618798 A JP18618798 A JP 18618798A JP 3461726 B2 JP3461726 B2 JP 3461726B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車の前カゴに
置いたハンドバッグ等の物品、携帯している物品がひっ
たくられる盗難被害を防止し、防犯ブザー、自転車ブザ
ーの用にも供することができる防犯警報装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自転車に装備された前カゴはハンドバッ
ク等の携帯品を搭載するのに便利に利用できるものであ
るが、開放構造であるためひったくりや置き引きの被害
が多発している。この自転車前カゴに搭載した物品のひ
ったくり被害を防止するために、前カゴの上面開放部を
覆って前カゴから物品を容易に取り出せないようにした
カゴカバーが開発されている。
【0003】また、携帯品の盗難を防止するために、携
帯品に連結した警報発生装置が盗難による引っ張りによ
りスイッチが入り、警報音を発生させる装置として、特
開平8−335295号公報に開示されたものが知られ
ている。この装置は、カバン等の携帯品に警報発生装置
を取り付け、警報発生装置から抜け出し可能に装着され
た操作部片と身体との間を紐状体で連結するように構成
されている。携帯品が盗難により持ち去られようとする
と、紐状体で身体と連結された前記操作部片が警報発生
装置から抜け出て警報音が発せられ、盗難を知らせるも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自転車
前カゴのカバーはひったくり防止に効果的である反面、
前カゴからの物品の出し入れにカバーの着脱が伴うので
前カゴの使い勝手が低下し、大きな物品を前カゴに置い
た場合にはカバーはその用をなさない問題点があった。
前カゴは上部が開放構造に形成されていることによって
使用の便が図られているので、この利便性を生かしてひ
ったくりや置き引きの被害から搭載物品の盗難被害を防
止する必要がある。
【0005】また、携帯品に警報発生装置を取り付ける
従来構成では、取り付ける対象物は比較的大きなものに
限定され、貼り付けあるいはバッグ等内への収納により
携帯品に警報発生装置を取り付けるものなので、装着が
面倒であり、バッグ等の中に収納したときには警報音の
音量が低下する問題点があった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みて創案されたもの
で、自転車に警報発生器を設けて常時は自転車ブザーの
用に供すると共に、前カゴに搭載した物品がひったくり
等により持ち出されたとき警報を発し、更には、警報発
生器は着脱可能として防犯ブザーの用にも供することが
できるようにした多用途に使用できる防犯警報装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明に係る防
犯警報装置は、筐体内に電池及びこの電池を電源として
動作する警報音発生器を備え、筐体に対して挿脱自在に
装着された作動ピンの抜き出しにより、前記警報音発生
器に電池が接続されて警報が発せられるように構成され
た警報発生手段と、自転車の任意部位に固定されて前記
警報発生手段を着脱可能に保持する保持手段と、所定長
さの紐状体の一端側に任意物品に連結するための連結具
を備え、紐状体の他端側が所定位置から二分された短い
方の紐状体が前記警報発生手段の作動ピンに接続され、
二分された長い方の紐状体が警報発生手段の筐体に接続
された連結手段とを備え、前記保持手段と警報発生手段
の保持力は、警報発生手段の筐体に対する作動ピンの抜
き出し力より大とするとともに、前記保持手段の保持力
より大なる力により、前記警報発生手段が保持手段から
離脱できるように構成されてなることを特徴とする。
【0010】この構成によれば、警報発生手段に設けら
れた作動ピンに連結手段の紐状体の他端側が接続されて
いるので、紐状体が引かれると作動ピンが筐体から抜け
出して警報が発せられる。この警報発生手段に連結手段
が接続された状態は、防犯ブザーとして機能するので、
警報発生手段を携帯して危険に遭遇したとき紐状体を引
けば作動ピンが抜けて警報が発せられることになり、紐
状体の一端側に設けられた連結具をハンドバッグ等に連
結しておくと、ハンドバッグ等をひったくられたような
場合にも作動ピンが抜けて警報が発せられることにな
る。自転車を使用するときには、自転車のハンドルや車
体フレーム等に保持手段を固定しておき、これに警報発
生手段を装着して、紐状体の一端側に設けられた連結具
により前カゴに置いたハンドバッグ等の物品と警報発生
手段とを連結しておくと、物品がひったくられたような
場合に、まず紐状体の他端側が二分された短い側に接続
されている作動ピンが抜け出して警報が発せられる。作
動ピンが抜けると長い側に接続された筐体に紐状体から
の引っ張り力が加わり、そのまま引かれると自転車が意
とせぬ方向に引かれて転倒の危険性があるので、保持手
段に着脱可能に装着された警報発生手段は保持手段から
離脱して警報を発した状態で物品につながった状態とな
る。ひったくった物品から警報発生手段はつながったま
まで警報が発せられているので、犯行者は物品を離さざ
るを得ない状況になる。
【0011】
【0012】
【0013】本願の第2発明に係る防犯警報装置は、筐
体内に電池及びこの電池を電源として動作する警報音発
生器を備え、筐体に対して挿脱自在に装着された作動ピ
ンの抜き出し及び筐体の表面に設けられた押しボタンが
押されたときに、前記警報音発生器に電池が接続されて
警報が発せられるように構成された警報発生手段と、自
転車に固定されて前記警報発生手段を着脱可能に保持す
る保持手段と、所定長さの紐状体の一端側に任意物品に
連結するための連結具を備え、紐状体の他端側が所定位
置から二分された短い方の紐状体が前記警報発生手段の
作動ピンに接続され、二分された長い方の紐状体が警報
発生手段の筐体に接続された連結手段とを備えるととも
に、前記警報発生手段に、前記保持手段に装着したとき
に作動する装着検知手段を設け、警報発生手段を保持手
段に装着したときに押しボタンによる警報発生ができる
ように構成されてなることを特徴とする。このように
成することにより、自転車から外して防犯ブザーとして
使用するときに、押しボタンが押されて不用意に警報が
発せられることが防止できる。
【0014】また、警報発生手段を保持手段に装着しな
い状態で、装着検知手段を人為的に作動させると同時に
押しボタンを押圧したとき、警報音発生器に電池が接続
され、警報発生のテストが実施できるように構成するこ
とにより、電池の消耗や装置の故障等により警報音が発
生しない状態になっていることがテストにより検出でき
るので、盗難等の緊急時に確実に作動する必要がある防
犯警報装置の状態を常に良好な作動状態に維持すること
ができる。
【0015】また、上記第1発明において、保持手段が
磁気吸着により警報発生手段を保持するように構成する
ことにより、警報発生手段の着脱が容易となり、磁気吸
着による保持強度の設定が容易であり、離脱方向が広範
囲に設定できるので、紐状体から引かれたときに警報発
生手段が保持手段から離脱する状態を正確に設定するこ
とができる。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0018】図1において、本実施形態に係る防犯警報
装置は、電池及びこの電池を電源として警報音を発する
圧電素子等をケース(筐体)4内に収容した警報器(警
報発生手段)1と、この警報器1に一端が接続された紐
状体6の他端に連結具8を設けて構成された連結紐(連
結手段)2と、前記警報器1を自転車に装着するための
取付けホルダー(保持手段)3とを備えて構成されてい
る。
【0019】前記警報器1の各構成要素を収容するケー
ス4は、図2に取付けホルダー3に装着した状態での断
面図として示すように、ケース本体4aにケース蓋4b
を嵌め合わせ、ネジ21によりケース本体4aにケース
蓋4bを固定できるように構成されている。前記ケース
本体4a上には、圧電素子(警報音発生器)12、この
圧電素子12を動作させる発振回路を構成した回路基板
13、電池ホルダー11等が取り付けられている。
【0020】図3(a)に示すように、ケース4のケー
ス蓋4b側には、押しボタン7が設けられ、ケース4の
一端側には作動ピン5がケース4に対して挿脱自在に装
着されている。また、図3(b)に示すように、ケース
4の裏面側には、前記取付けホルダー3に警報器1を着
脱自在に装着するために、取付けホルダー3側に設けら
れた磁石に吸着する鉄板9が取り付けられ、警報音発生
のテスト及び前記押しボタン7による警報音発生を規制
するテストボタン(装着検知手段)10の頭部が突出し
ている。
【0021】図4は、ケース本体4aからケース蓋4b
を取り外した状態を示すもので、ケース本体4a上には
2本の単5形乾電池を収容する電池ホルダー11が配設
され、この電池ホルダー11に収容された2本の乾電池
を直列接続する間に、前記作動ピン5の挿脱によってO
N/OFFするピンスイッチ接点15と、前記押しボタ
ン7及びテストボタン10の押圧操作によってON/O
FFするプッシュスイッチ接点16が設けられている。
【0022】前記ピンスイッチ接点15は、電池ホルダ
ー11の直列接続間のプラス端子23、マイナス端子2
4にそれぞれ接続された一対のバネ部材15a、15b
を対向させて構成されている。バネ部材15a、15b
の対面間は、作動ピン5がケース4から抜き出される
と、図示するように対向間から作動ピン5の剣先部がな
くなるので、バネ部材15a、15b間が接触して電池
の直列接続をONにする。一方、作動ピン5が挿入され
たときには一対のバネ部材15a、15bの対向間に作
動ピン5の剣先部が挿入されるので、バネ部材15a、
15b間は接触せず電池の直列接続をOFFにする。ま
た、前記バネ部材15bの側には突起22が形成されて
おり、作動ピン5がケース4に挿入されたとき、作動ピ
ン5の剣先部側面に形成された係止穴25(図2参照)
に前記突起22が嵌まり込み、挿入された作動ピン5を
係止する。この突起22が係止穴25に嵌まり込む係止
により、作動ピン5は抜き出し方向に所定の引き出し力
以下では抜け出さないように構成されている。
【0023】また、前記プッシュスイッチ接点16は、
電池ホルダー11の直列接続間のプラス端子23、マイ
ナス端子24からそれぞれ引き出された弾性を有するワ
イヤー16a、16bそれぞれの端部を、押しボタン7
及びテストボタン10それぞれの対向間で所定間隔を隔
てて交点Pで交差させている。テストボタン10はワイ
ヤー16aの弾性によりケース本体4aの裏面側に押さ
れて、その先端部がケース本体4aの裏面から突出して
いるので、警報器1を取付けホルダー3に装着しない状
態では、この突出した先端部を指で押し、取付けホルダ
ー3に警報器1を装着したときには、図2に示すように
テストボタン10が押し込まれるので、テストボタン1
0の凹部により位置保持されているワイヤー16aの端
部は、ケース本体4aに形成されたワイヤー支持板26
により高さ位置が規制されているワイヤー16bに接近
する。この状態で押しボタン7が押されると、押しボタ
ン7の軸7aの先端に嵌合しているワイヤー16bは交
点Pでワイヤー16bに接触して電池の直列接続をON
にする。
【0024】これらピンスイッチ15及びプッシュスイ
ッチ16による直列接続のON/OFFによって、電池
ホルダー11に接続された回路基板13上に構成された
発振回路への電源供給のON/OFFがなされ、ピンス
イッチ15及びプッシュスイッチ16は警報器1の電源
スイッチの役割をなすことになる。図5は、前記ピンス
イッチ15及びプッシュスイッチ16による電源のON
/OFFが操作される警報器1を電気回路として示した
もので、電池14a、14bが回路基板13上に構成さ
れた発振回路13aに接続されると、発振回路13aの
動作により圧電素子12が警報音を発する。即ち、作動
ピン5がケース4から抜け出すと、ピンスイッチ15が
ONとなって電池14aと電池14bとを直列接続する
ので、発振回路13aに電池電力が供給されて圧電素子
12から警報音が発せられる。また、プッシュスイッチ
16は電気回路的には図示するようにテストボタン10
と押しボタン7とが同時に押されないとONの状態にな
らないスイッチ構造で、取付けホルダー3に装着された
状態では、プッシュスイッチ16の交点Pの間隔が接近
しているので、この状態で押しボタン7を押すとプッシ
ュスイッチ16がONとなって電池14aと電池14b
とを直列接続するので、発振回路13aに電池電力が供
給されて圧電素子12から警報音が発せられる。更に、
取付けホルダー3に装着しない状態では、テストボタン
10と押しボタン7とを同時に押すと、プッシュスイッ
チ16がONとなって電池14aと電池14bとを直列
接続するので、発振回路13aに電池電力が供給されて
圧電素子12から警報音が発せられる。
【0025】上記構成になる警報発生器1に接続する連
結紐2は、図1に示すように、1本の紐状体6を連結具
8のリングに通して二重にし、端部の所定位置で紐止め
金具17によって2本の紐の位置を固定する。このと
き、作動ピン5に接続する作動ピン接続紐6aの紐止め
金具17からの長さは短く、ケース4に接続するケース
接続紐6bの紐止め金具17からの長さは長くする。作
動ピン接続紐6aは、図2に示すように、作動ピン5に
設けられた紐通し穴18を通して結び目を作り、作動ピ
ン5内に設けられた空洞内に結び目を収めて作動ピン5
と接続された状態にする。また、ケース接続紐6bは、
図2に示すように、ケース本体4aに設けられた紐通し
穴19からケース内に通して結び目を作り、図4に示す
ように、ケース本体4aに設けられた凹部20内に結び
目を収めてケース4と接続された状態にする。
【0026】また、取付けホルダー3は、図2に示すよ
うに、自転車のハンドルバー30に上ブラケット27と
下ブラケット28とを嵌め込み、上ブラケット27と下
ブラケット28との間の開放端側を締結ネジ29で締め
つけることによりハンドル30上に取り付けられる。前
記上ブラケット27と下ブラケット28とを重ね合わせ
て一体化した側にはマグネット31が固定され、警報器
1の裏面に取り付けられた鉄板9を吸着することによ
り、警報器1が着脱自在に装着できるように構成されて
いる。また、この警報器1の装着位置を一定にするため
に、警報器1の後端に当接して警報器1の前後位置を規
制する後端位置規制部32と、警報器1に設けられた鉄
板9の左右辺に当接して警報器1の左右位置を規制する
左右位置規制部33とが設けられている。この取付けホ
ルダー3による警報器1の保持は、マグネット31によ
る磁気吸着なので、警報器1の装脱が容易であるばかり
でなく、任意方向に警報器1を離脱させることができ
る。
【0027】以上説明したように構成された防犯警報装
置は、(1)警報器1と連結紐2との組み合わせによっ
て防犯ブザーの用に供する、(2)自転車に取り付けた
取付けホルダー3に警報器1を装着して自転車ブザーの
用に供する、(3)自転車に取り付けた取付けホルダー
3に警報器1を装着し、連結紐2を前カゴに載せた物品
に連結して盗難防止の用に供する、これら3用途に活用
することができる。
【0028】(1)警報器1と連結紐2との組み合わせ
による防犯ブザーとしての利用は、110番ブザー等の
商品名として既知の防犯ブザーと同様の使途に利用する
ことができる。即ち、この防犯警報装置を携帯して、危
険な状態に遭遇したとき、連結紐2を強く引くと、ケー
ス4から作動ピン5が抜け出すので、ピンスイッチ15
がON状態となって圧電素子12から警報音が発せら
れ、ケース本体4aの裏面に形成された警報音放射口3
4(図3参照)から警報音は大音量で放散される。
【0029】また、連結紐2の先端に設けられた連結具
8をハンドバッグ等に連結しておくと、ハンドバッグ等
がひったくられたような場合に、まず、紐状体6の短い
側の作動ピン接続紐6aに接続された作動ピン5がケー
ス4から抜け出してピンスイッチ15がON状態とな
り、圧電素子12から警報音が発せられる。更に、ハン
ドバッグ等を持ち去る力によって紐状体6の長い側のケ
ース接続紐6bがケース4に接続されていることによ
り、警報器1がハンドバッグ等と共に手から離れても、
ハンドバッグ等と警報器1はつながった状態で警報音を
発し続ける。従って、犯行者は警報音に驚いてひったく
り行動の最初の段階で犯行を中止する。それでも持ち去
ろうとしても警報音が鳴り続けているのでハンドバッグ
等を離さざるを得ない状態となり、盗難の防止が図られ
ることになる。
【0030】防犯警報装置は常に正常に動作するよう
に、電池の劣化や装置の故障等がないか点検しておく必
要がある。そのために前述したようにテストボタン10
が設けられており、このテストボタン10と押しボタン
7とを警報器1の上下から挟むようにして同時に押す
と、プッシュスイッチ16がON状態となるので、警報
音が正常に発せられるか否かによって動作テストを実行
することができる。
【0031】(2)自転車に取付けホルダー3を固定
し、これに警報器1を装着すると、図2に示したよう
に、テストボタン10は警報器1が取付けホルダー3に
磁気吸着したとき押し上げられて押しボタン7でプッシ
ュスイッチ16をON/OFF操作できるような状態と
なるので、警報器1を自転車ブザーとして使用すること
ができる。図3(a)に示したように、押しボタン7は
押しやすいように大きな表面積に形成されているので、
ハンドルのグリップ寄りに警報器1を装着すると、ハン
ドルグリップを握ったまま指を延ばして操作することも
できる。本実施形態の構成では右手の親指で操作しやす
いように位置設定しているので、ハンドルバーの右グリ
ップに隣接する位置に取付けホルダー3を固定し、警報
器1を装着するようにすると押しボタン7の操作が容易
となる。このケース4上の押しボタン7の設定位置は、
本実施形態の位置に限定されるものでなく、中心線上や
左寄りに設定することもできる。
【0032】(3)自転車に取付けホルダー3を固定
し、これに警報器1を装着した状態で自転車ブザーとし
て使用すると共に、前カゴにハンドバック等の物品を載
せたときには、図1に示したように、連結紐2の先端に
設けた連結具8を物品37に連結すると、物品37がひ
ったくられたり置き引きされたりする盗難を防止するこ
とができる。
【0033】自転車で走行中に前カゴから物品37がひ
ったくられたような場合に、物品37に連結された連結
紐6により警報器1が引っ張られる力は、まず紐状体6
の短い側の作動ピン接続紐6aに加わるので、作動ピン
接続紐6aに接続された作動ピン5がケース4から抜け
出してピンスイッチ15がON状態となり、圧電素子1
2から警報音が発せられる。更に、ハンドバッグ等を持
ち去る力が加わると、紐状体6の長い側のケース接続紐
6bがケース4に接続されていることにより、警報器1
が取付けホルダー3に磁気吸着から離脱して物品37と
警報器1とはつながった状態で警報音を発し続ける。従
って、犯行者は警報音に驚いてひったくり行動の最初の
段階で犯行を中止する。それでも持ち去ろうとしても警
報音が鳴り続けているのでハンドバッグ等を離さざるを
得ない状態となり、盗難の防止が図られることになる。
このように走行中に物品37がひったくられた場合で
も、物品37を持ち去ろうとする引力で警報器1は取付
けホルダー3から離脱するので、自転車に目的方向外の
外力が加わって転倒をまねくことが避けられる。また、
警報器1を取付けホルダー3から離脱させる方向は磁気
吸着によって全方向に可能なので、走行中に加わる外力
方向の変化にも容易に対応できる。このひったくりに対
する作用と同様に、駐車中の置き引きに対しても有効に
作用する。
【0034】自転車に装着した場合の電池の劣化や装置
の故障等の点検は、テストボタン10が装着により押し
込まれた状態になっているので、押しボタン7のみを押
してプッシュスイッチ16をON状態とし、警報音が正
常に発せられるか否かによって動作テストを実行するこ
とができる。
【0035】以上説明した本実施形態の構成において
は、警報器1に押しボタン7を設けて構成されている
が、押しボタン7を設けることなく、自転車ブザーとし
ての用途を除いて構成することもできる。このとき、テ
ストボタン10は取付けホルダー3に警報器1を装着し
たとき押し込まれない位置に配置して、プッシュスイッ
チ16をテストボタン10単独で押すことにより、警報
器1の動作点検ができるようにする。また、警報器1の
取付けホルダー3との間の着脱構造は、磁気吸着による
ことなく、ボールジョイント的な機械的着脱構造に構成
することもできる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、警報
器に連結紐が接続され、自転車に固定した取付けホルダ
ーに警報器を着脱自在に装着することができるので、警
報器に連結紐を接続した状態で危険遭遇時の防犯ブザー
や携帯品のひったくり被害を防止する盗難ブザーとして
使用することができる。また、取付けホルダーに警報器
を装着すると、警報器に押しボタンを設けて自転車ブザ
ーとして使用でき、更に、連結紐を前カゴに載せたハン
ドバック等の物品に連結すると、自転車の走行中や駐車
中のひったくりや置き引きの被害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る防犯警報装置の構成を示す側面
図。
【図2】警報器及び取付けホルダーの構成を示す断面
図。
【図3】警報器の(a)は表面側、(b)は裏面側の構
成を示す平面図。
【図4】警報器の内部構成を示す平面図。
【図5】警報器の警報発生回路の構成を示す回路図。
【符号の説明】
1 警報器(警報発生手段) 2 連結紐(連結手段) 3 取付けホルダー(保持手段) 4 ケース(筐体) 5 作動ピン 6 紐状体 6a 作動ピン接続紐 6b ケース接続紐 7 押しボタン 8 連結具 9 鉄板 10 テストボタン(装着検知手段) 12 圧電素子(警報音発生器) 14a、14b 電池 31 マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/00 - 15/02 B60R 25/00 - 27/00 B62J 1/00 - 39/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に電池及びこの電池を電源として
    動作する警報音発生器を備え、筐体に対して挿脱自在に
    装着された作動ピンの抜き出しにより、前記警報音発生
    器に電池が接続されて警報が発せられるように構成され
    た警報発生手段と、自転車の任意部位に固定されて前記
    警報発生手段を着脱可能に保持する保持手段と、所定長
    さの紐状体の一端側に任意物品に連結するための連結具
    を備え、紐状体の他端側が所定位置から二分された短い
    方の紐状体が前記警報発生手段の作動ピンに接続され、
    二分された長い方の紐状体が警報発生手段の筐体に接続
    された連結手段とを備え、前記保持手段による警報発生
    手段の保持力は、警報発生手段の筐体に対する作動ピン
    の抜き出し力より大とするとともに、前記保持手段の保
    持力より大なる力により、前記警報発生手段が保持手段
    から離脱できるように構成されてなる防犯警報装置。
  2. 【請求項2】 筐体内に電池及びこの電池を電源として
    動作する警報音発生器を備え、筐体に対して挿脱自在に
    装着された作動ピンの抜き出し及び筐体の表面に設けら
    れた押しボタンが押されたときに、前記警報音発生器に
    電池が接続されて警報が発せられるように構成された警
    報発生手段と、自転車に固定されて前記警報発生手段を
    着脱可能に保持する保持手段と、所定長さの紐状体の一
    端側に任意物品に連結するための連結具を備え、紐状体
    の他端側が所定位置から二分された短い方の紐状体が前
    記警報発生手段の作動ピンに接続され、二分された長い
    方の紐状体が警報発生手段の筐体に接続された連結手段
    とを備えるとともに、前記警報発生手段に、前記保持手
    段に装着したときに作動する装着検知手段を設け、警報
    発生手段を保持手段に装着したときに押しボタンによる
    警報発生ができるように構成されてなる防犯警報装置。
  3. 【請求項3】 警報発生手段を保持手段に装着しない状
    態で、装着検知手段を人為的に作動させると同時に押し
    ボタンを押圧したとき、警報音発生器に電池が接続さ
    れ、警報発生のテストが実施できるように構成されてな
    請求項2記載の防犯警報装置。
  4. 【請求項4】 保持手段が磁気吸着により警報発生手段
    を保持するように構成されてなる請求項1記載の防犯警
    報装置。
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